JP2835882B2 - 制振装置を備えた架構 - Google Patents

制振装置を備えた架構

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JP2835882B2 JP2415505A JP41550590A JP2835882B2 JP 2835882 B2 JP2835882 B2 JP 2835882B2 JP 2415505 A JP2415505 A JP 2415505A JP 41550590 A JP41550590 A JP 41550590A JP 2835882 B2 JP2835882 B2 JP 2835882B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制振装置を備えた架
構、特に、水平荷重が作用した時に大きな変形を示す鉄
骨造の架構における制振装置の梃子、ダンパー等の配置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の架構の変形を抑制する装置には、
ダンパーと梃子との組み合わせによる制振装置、チュー
ンドマスダンパー等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の梃子とダンパー
との組み合わせによる制振装置は、水平変位および運動
速度を梃子比倍させ、それにより減衰抵抗の増幅を図る
ものであるが、ダンパーと梃子との組み合わせの採用
は、ダンパー、梃子等を支持する支持構造が大形化し、
有効な室空間を狭めてしまう欠点がある。また、チュー
ンドマスダンパーの採用は、定常的な水平力、あるいは
地震による架構の後揺れを抑制するには非常に有効であ
るが、設備が大型化し、大きな収容空間が必要である。
そのうえ、地震動の比較的初期に存在するパルス的な最
大波に対しては決して有効とはいえない。特に、25c
m/secを超えるレベルの地震に対しては、架構が塑
性変形領域まで変形することになり、ダンパーのチュー
ニングが著しくずれ、ダンパー採用の効果の低減は避け
られない。この発明の解決しようとする課題は、上記従
来技術が具有していた欠点を有しない制振装置を備えた
架構を提供すること、換言すると、ダンパー、梃子等か
らなる制振装置をコンパクトに組み着けた制振装置を備
えた架構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は前記課
題を解決するための手段として、次の構成を採用する。
この発明の制振装置を備えた架構は、鉄骨造の柱と鉄骨
造の梁とを梁の端部を柱に結合して構成した架構におい
て、柱の側面の柱と梁との結合部の近傍の部分に支持腕
の一方の端部を固定し、柱の前記結合部から前記支持腕
の他方の端部よりも離れた柱の部分にわたる柱の側面に
面して梃子を配し、梃子の一方の端部を支持腕の他方の
端部よりも前記結合部から離れた柱の部分の側面に軸支
し、梃子の中間部を支持腕の他方の端部に軸支し、梁の
前記結合部よりの部分の側面に面してダンパーを配し、
ダンパーの一方の端部を梁に連結し、ダンパーの他方の
端部と前記梃子の他方の端部とを連結したことを特徴と
するものである。そして、支持腕の一方の端部の柱の側
面への固定および梃子の一方の端部の柱への軸支は柱の
側面に溶接等により固定した支持突片および軸支用支持
突片を介して行い、ダンパーの一方の端部の梁への連結
は梁の側面に溶接等により固定した支持片を介して行
う。
【0005】鉄骨造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱
に結合して構成した架構において、柱と梁との結合部の
近傍に架構面に対して直角な方向に延びる部材が存在す
る場合は、たとえば、略垂直方向に延びる垂直部分と、
略水平方向に延びる水平部分と、垂直部分と水平部分と
を結ぶ斜めに延びる斜部分とからなり、垂直部分の中間
部および下部に軸支部があり、水平部分の端部にダンパ
ーとの連結部がある梃子を使う。この発明の好適な実施
形態においては、ダンパーとして、ダンパーの発生する
抵抗力がそのストロークあるいは変形の開始位置等によ
り殆ど変わらない、いわゆる摩擦型のヒステリシスを有
するダンパーを使う。たとえば、鉛押出しダンパーを使
う。外部からの振動エネルギを材料の塑性変形の型で吸
収するダンパーにおいて、塑性材料として鉛を用いる理
由は、再結晶あるいは結晶粒の回復が常温で起こるこ
と、回復時間が極めて短いこと(数秒以下)、および金
属疲労現象を示さないことにあり、安定したエネルギ吸
収能力が得られることにある。この明細書においては、
鉄骨造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱に結合して構
成した架構の架構面に考え、架構面に平行な柱の面をそ
の「側面」といい、架構面に平行な梁の面をその「側
面」という。また、この明細書において使う「梁」とい
う語はトラス梁を包含するものとする。
【0006】
【作 用】この発明の制振装置を備えた架構は、鉄骨造
の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱に結合して構成した
架構において、柱の側面の柱と梁との結合部の近傍の部
分に支持腕の一方の端部を固定し、柱の前記結合部から
前記支持腕の他方の端部よりも離れた柱の部分にわたる
柱の側面に面して梃子を配し、梃子の一方の端部を支持
腕の他方の端部よりも前記結合部から離れた村の部分の
側面に軸支し、梃子の中間部を支持腕の他方の端部に軸
支し、梁の前記結合部よりの部分の側面に面してダンパ
ーを配し、ダンパーの一方の端部を梁に連結し、ダンパ
ーの他方の端部と前記梃子の他方の端部とを連結したか
ら、挺子とダンパーとからなる制振装置を柱と梁からな
る架構の側面内にコンパクトに収容することができる。
なお、ダンパーとして、摩擦型のヒステリシスを有する
ダンパー、たとえば、鉛押出しダンパーを使うことによ
り、25cm/secを超えるレベルの地震動に対して
も、架構変形を有効に抑制することができる。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を、水平荷重が作用した時
に大きな変形を示す鉄骨構造物として、図1ないし図3
に示すような、大スパンの屋根トラスを備え、かつ建物
の桁行方向の両側壁の上部にクレーンガーダーCGを備
えた工場等として使われる鉄骨造の建物10を例に挙げ
て説明する。建物10は、通常、その桁行方向の長さが
大きく梁間方向の長さが比較的に短い矩形の平面形状に
造られ、その長い桁行方向の両側壁は、建物の桁行方向
に所定の間隔をおいて建てた多数の大型の鉄骨柱11を
含み、各鉄骨柱11は桁材、ブレース等により桁行方向
に連結されている。H型の鋼材からなる小型の鉄骨柱1
2がそれぞれの鉄骨柱11の上端の外側の部分に立設さ
れ、H型断面の成の高い鋼材からなるクレーンガーダー
CGが各鉄骨柱11の内側の上端に桁行方向に配設され
ている。建物10の側壁の互いに対向する鉄骨柱12の
間に、それぞれ上弦材13、下弦材14、斜材15aお
よびつか材15b等からなる大スパンの屋根トラス16
が架渡され、屋根トラス16の両端が鉄骨柱12に固定
されている。各鉄骨柱12は上弦材17、下弦材18、
斜材等からなるトラス梁19で桁行方向にも連結されて
いる。ところが、建物10は、桁行方向には多数の鉄骨
柱11、12、トラス梁19等があるため、地震発生時
等に桁行方向に水平荷重が作用しても変形する恐れは殆
どない。これに対して、建物10は、その梁間方向には
2本の鉄骨柱12と屋根トラス16しか存在しないか
ら、地震発生時等に梁間方向に水平荷重が作用すると、
大きく変形する恐れがある。
【0008】そのため、鉄骨柱12と屋根トラス16と
からなる架構に制振装置20を取付け、建物(架構)1
0の変形を抑制する。図2および図3に示すように、下
弦材18の下方の鉄骨柱12の部分の桁行方向の両側面
に、それぞれ支持突片21を溶接等により固定し、下部
に支軸23を設けた支持腕22の上端を前記支持突片2
1に溶接等により固定する。鉄骨柱11の上端に近い鉄
骨柱12の下部の桁行方向の両側面にも支持突片24を
溶接等により固定し、この支持突片24に支持軸25を
突設する。梃子26は、図1および図4に示すように、
垂直部分26aと水平部分26bとこれらを結ぶ斜部分
26cとからなり、垂直部分26aの中央部と下部にそ
れぞれ軸孔26d、26eがあり、水平部分26bの端
部には縦溝26fが形成され、縦溝26fに対応する部
分に軸孔26gが形成されている。屋根トラス16の一
部を構成するH形断面の下弦材14の鉄骨柱12から所
定距離はなれた部分の桁行方向の両側面に、図4に示す
ように、それぞれH型断面の鋼材からなる支持片27を
溶接等により固定し、支持片27および下弦材14の下
面に固定したガセットプレート28aに斜部材28bの
両端を固定する。支持片27は、その端部の鉄骨柱12
側の面に軸孔のある支片29が溶接等により固定してあ
る。
【0009】ダンパー30は、図5に示すように、シリ
ンダ31、押し棒32、ベアリング片等で構成され、シ
リンダ31には途中に段31aのある円筒状の開口31
b、31cがあり、その端部31dに軸支体31eが溶
接等により固定され、この軸支体31eには軸孔31f
がある。押し棒32は円柱状の棒体32aの略中央に球
状に膨出させた膨出部分32bを備え、膨出部分32b
を含む棒体32aの周囲に前記開口31bの内径に等し
い径の鉛の層33を形成する。鉛の層33の左側の棒体
32aの部分にベアリング片34Aの孔を嵌め、棒体3
2aの左側の端に近い部分に形成したねじ部を、軸支体
32cに形成したねじ孔にねじ込み、棒体32aにその
長手方向に沿って位置調整可能に軸支体32cを取付け
る。調整位置はロックナットにて固定する。軸支体32
cには軸孔32dが形成してある。ベアリング片34B
の開口を鉛の層33の右側の棒体32aの部分に通し、
棒体32aの右側の端部に案内リング32fを固定す
る。ベアリング片34A、34B、鉛の層33、案内リ
ング32f等を取付けた棒体32aをシリンダ31の開
口31b、31c中に挿入し、ベアリング片34Aをシ
リンダ31の端部にねじ、溶接等の適宜の固定手段によ
り固定して、ダンパー30を構成する。
【0010】上端に鉄骨柱12が取付けてある多数の鉄
骨柱11を所定位置に建て、対向する鉄骨柱12の上部
に屋根トラス16の両端を固定してから、梃子26の垂
直部分26aの中央部の軸孔26dを、鉄骨柱12に固
定した支持腕22の支持軸23に嵌めて、支持軸23を
中心にして回動し得るように挺子26を支持する。同時
に、梃子26の垂直部分26aの下部の軸孔26eを鉄
骨柱12に固定した支持突片24の支持軸25に嵌め
て、支持軸25を中心にして回動し得るように挺子26
を支持する。ダンパー30の軸支体31eの軸孔31f
のある部分を支持片27の先端の支片29間に差し込
み、支片29の軸孔および軸支体の軸孔31fに軸を通
して連結し、かつダンパー30の軸支体32cの軸孔3
2dのある部分を梃子26の水平部分26bの端部の縦
溝25fに嵌め、各軸孔25g、32dに軸を通して連
結する。
【0011】地震発生時等に、建物10に水平荷重が作
用すると、建物10自体の構成により、梁間方向に大き
く揺れる。すなわち、鉄骨柱12と屋根トラス16とか
らなる架構が第6図に示す状態から第7図に示す状態に
変形する。支持腕22は、その上部が下弦材18の鉄骨
柱12への結合部分の下方に支持突片21を介して固定
され、その下部が自由端になっているから、鉄骨柱12
と屋根トラス16とからなる架構が変形しても、支持腕
22自体は変形せず、支持腕22の支持軸23の下弦材
14に対する位置の変化は小さい。これに対して、支持
軸25は支持突片24を介して鉄骨柱12に固定されて
いて、鉄骨柱12と屋根トラス16とからなる架構の変
形に応じて、鉄骨柱12自体が変形するから、下弦材1
4から離れて定置する支持軸25の下弦材14に対する
位置の変化は、支持腕22の支持軸23の下弦材14に
対する位置の変化に比して、大きくなる。そのため、支
持軸23、25に取付けられている梃子26は、その上
部が水平方向に移動する。梃子26の水平部分にはダン
パー30の軸支体32cが連結されているから、ダンパ
ー30の押し棒32が水平方向に移動し、押し棒32の
膨出部分32bは鉛の層33を押して変形させながら移
動することになるから、鉄骨柱12と屋根トラス16と
からなる架構の変形を抑えることができる。ダンパー3
0は鉛の層33の変形を使っているから、地震動の比較
的初期に存在するパルス的な最大波に対しても有効に作
用する。特に、25cm/secを超えるレベルの地震
に対しても充分に対応することができる。梃子26は、
その上方の部分に斜部分26cがあり、く字状になって
いるから、屋根トラス16の下弦材14の鉄骨柱12へ
の連結部の近傍に桁行方向のトラス梁19の下弦材18
が結合されていても、前記下弦材18が邪魔になること
がなく、クレーンガーダーCGのレールR上を移動する
クレーンの上限Lが、梃子26やダンパー30により狭
められることがない。
【0012】
【発明の効果】この出願の請求項1に係る発明は、鉄骨
造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱に結合して構成し
た架構において、柱の側面の柱と梁との結合部の近傍の
部分に支持腕の一方の端部を固定し、柱の前記結合部か
ら前記支持腕の他方の端部よりも離れた柱の部分にわた
る柱の側面に面して梃子を配し、梃子の一方の端部を支
持腕の他方の端部よりも前記結合部から離れた柱の部分
の側面に軸支し、梃子の中間部を支持腕の他方の端部に
軸支し、梁の前記結合部よりの部分の側面に面してダン
パーを配し、ダンパーの一方の端部を梁に連結し、ダン
パーの他方の端部と前記梃子の他方の端部とを連結した
から、梃子とダンパーとからなる制振装置を柱と梁から
なる架構の側面内にコンパクトに収容することができ、
架構によって囲まれる有効な空間を狭めることなく、そ
れを有効に活用することができる。この出願の請求項2
に係る発明は、鉄骨造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を
柱に結合して構成した架構において、支持腕の上部を柱
の側面の柱と梁との結合部の近傍の部分に支持突片を介
して固定し、柱の側面の支持腕の下端よりも下方の柱の
側面に軸支用支持突片を固定し、梃子の一方の端部を前
記軸支用支持突片に軸支させ、梃子の中間部を支持腕の
下部に軸支させ、梁の前記結合部よりの部分に支持片を
固定し、前記結合部と支持片との間の梁の側面に面して
ダンパーを配し、ダンパーの一方の端部を前記支持片に
連結し、ダンパーの他方の端部を梃子の他方の端部に連
結したから、請求項1に係る発明の前記の効果を奏し得
るだけでなく、制振装置を構成する梃子の柱への取付が
容易になり、制振装置を構成するダンパーの梁への取付
が容易になる。この出願の請求項3に係る発明のよう
に、梃子として、略垂直方向に延びる垂直部分と、略水
平方向に延びる水平部分と、垂直部分と水平部分とを結
ぶ斜めに延びる斜部分とからなり、垂直部分の中間部お
よび下部に軸支部があり、水平部分の端部にダンパーと
の連結部があるものを使うと、柱と梁との結合部の近傍
に、架構面に対して直角な方向に延びる部材が存在する
架構においても、柱と梁からなる架構により囲まれる有
効な空間を大幅に狭めることなく、挺子とダンパーとか
らなる制振装置を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の架構を含む建物の要部の側
面図
【図2】図1のものの端面図
【図3】図1の建物の要部から梃子等を除いた側面図
【図4】図1の建物の要部の一部の平面図
【図5】シリンダーの部分のみを断面したダンパーの側
面図
【図6】実施例の架構の作用等を概略的に示す側面図
【図7】実施例の架構の作用等を概略的に示す側面図
【符号の説明】
10 鉄骨造の建物 12 柱鉄骨 13 上弦材 14 下弦材 16 屋根トラス 19 トラス梁 20 制振装置 21 支持突片 24 支持突片 22 支持腕 23 支持軸 25 支持軸 26 挺子 26a 垂直部分 26b 水平部分 26c 斜部分 26d 軸孔 26e 軸孔 26f 縦溝 26g 軸孔 27 支持片 30 ダンパー 31 シリンダ 31e 軸支体 32c 軸支体 32 押し棒 32a 棒体 32b 膨出部分 33 鉛の層 34A ベアリング片 34B ベアリング片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱
    結合して構成した架構において、柱側面の柱と梁と
    結合部の近傍の部分に支持腕の一方の端部を固定し、
    前記結合部から前記支持腕の他方の端部よりも離れ
    た柱部分にわたる柱側面に面して梃子を配し、梃子
    一方の端部を支持腕の他方の端部よりも前記結合部か
    ら離れた柱部分の側面に軸支し、梃子の中間部を支持
    腕の他方の端部に軸支し、梁前記結合部よりの部分の
    側面に面してダンパーを配し、ダンパーの一方の端部
    連結し、ダンパーの他方の端部と前記梃子の他方の
    端部とを連結したことを特徴とする制振装置を備えた架
    構。
  2. 【請求項2】鉄骨造の柱と鉄骨造の梁とを梁の端部を柱
    結合して構成した架構において、支持腕の上部を柱
    側面の柱と梁との結合部の近傍の部分に支持突片を介し
    て固定し、柱側面の支持腕の下端よりも下方の柱
    面に軸支用支持突片を固定し、梃子の一方の端部を前記
    軸支用支持突片に軸支させ、梃子の中間部を支持腕の下
    部に軸支させ、梁前記結合部よりの部分支持片を固
    定し、前記結合部と支持片との間の梁側面に面してダ
    ンパーを配し、ダンパーの一方の端部を前記支持片に連
    結し、ダンパーの他方の端部を梃子の他方の端部に連結
    したことを特徴とする制振装置を備えた架構。
  3. 【請求項3】梃子として、略垂直方向に延びる垂直部分
    と、略水平方向に延びる水平部分と、垂直部分と水平部
    分とを結ぶ斜めに延びる斜部分とからなり、垂直部分の
    中間部および下部に軸支部があり、水平部分の端部にダ
    ンパーとの連結部があるものを使うことを特徴とする請
    求項1又は2記載の制振装置を備えた架構。
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