JPH11343675A - 制振装置および制振構造物 - Google Patents

制振装置および制振構造物

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JPH11343675A
JPH11343675A JP10324238A JP32423898A JPH11343675A JP H11343675 A JPH11343675 A JP H11343675A JP 10324238 A JP10324238 A JP 10324238A JP 32423898 A JP32423898 A JP 32423898A JP H11343675 A JPH11343675 A JP H11343675A
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JP
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vibration damping
damping device
sliding
vibration
sliding plate
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JP10324238A
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English (en)
Inventor
Manabu Fujishiro
学 藤城
Motoyoshi Ishii
元悦 石井
Hideaki Harada
秀秋 原田
Jun Hirai
潤 平井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル等の構造物に地震等によって生じる振動
を抑制する制振装置および制振構造物を提供する。 【解決手段】 一方の構造物に取付けた複数の摺動板7
と、他方の構造物に取付けた複数の摺動板8と、摺動板
7と摺動板8をその面方向において任意方向へ相対移動
し得るように積層した状態で支持する締め付けボルト9
とを備える摩擦制動装置5を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等の構造物の
振動を抑制する制振装置および制振構造物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、地震災害に対する関心が高まり、
建物に対するより安全な制振および免震対策が求められ
ている。図12は、建物単体に対する制振および免震対
策を施した例を示したもので、建物の側面図である。図
において、建物41の柱42と梁43とにより構成され
る矩形のスペースには、各種の制振装置44,45,4
6が配設されている。
【0003】図13は、図12における各種制振装置の
構造を示したもので、図13(a)は金属板の摩擦力を利
用した制振装置44を示す側面図、図13(b)は鋼材の
せん断降伏を利用した制振装置45を示す側面図、図1
3(c)はオイルの粘性抵抗力を利用した制振装置46を
示す側面図である。
【0004】図13(a)において、制振装置44は、柱
42、梁43で構成されるフレームの対角方向に設置さ
れるブレースの中央部を分断したブレース44a−1,
44a−2間に、相互に対向して突出重合する多重の金
属板44bを設け、この多重の金属板44bを長孔44
cを通してボルトで締め付け、一定の面圧を加えたいわ
ゆる摩擦ダンパである。
【0005】この制振装置44は、建物1が振動し図中
矢印A方向に向けてブレース44aに引張力または圧縮
力が作用した場合、金属板44b相互の摩擦力で振動エ
ネルギーを吸収し、建物41の振動を抑制するものであ
る。
【0006】図13(b)において、制振装置45は、
ブレース45aの下端と梁43との間に設置した鋼材4
5bのせん断降伏を利用したいわゆる弾塑性ダンパであ
る。この制振装置45は、建物41が振動し図中矢印B
方向にブレース45aが変位した場合、鋼材45bのせ
ん断塑性変形で振動エネルギーを吸収し、建物41の振
動を抑制するものである。
【0007】図13(c)において、制振装置46は、ブ
レース46aの下端と梁43との間に水平方向に作動す
るように設置されたいわゆるオイルダンパである。この
制振装置46は、建物41が振動し図中矢印C方向にブ
レース46aが変位した場合、その粘性抵抗力で振動エ
ネルギーを吸収し、建物41の振動を抑制するものであ
る。
【0008】図14は、二棟の建物間を連結した連結建
物に対する制振および免震対策を施した例を示したもの
で、図14(a)は連結建物の側面図、図14(b)は図1
4(a)に示す連結建物の平面図である。図14(a)、
(b)において、基礎47a上に建設された大型建物47
と、基礎48a上に建設された小型建物48とは隣接設
置され、大型建物47と小型建物48との間には各階に
歩道橋49がそれぞれ架設されている。従来、上記のよ
うな連結建物に生じるそれぞれ異なった水平面内の揺れ
を積極的に利用した制振対策を施した例はなく、それぞ
れに対して個別に上記制振装置44,45,46等の制
震対策が施されているのが現状である。
【0009】図14(a)、(b)においては、大型建物4
7と小型建物48の大きさが異なるため振動特性が異な
る。そのため、振動特性が異なる二棟の建物を歩道橋4
9のように剛性の小さい連結材を介して連結した連結建
物に地震力が作用すると、大型建物47と小型建物48
はそれぞれの振動性状にしたがって水平面内にそれぞれ
異なった振動を生じ、個々に設けられた制振装置により
制振される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の各制
振装置には、以下のような問題点が指摘されている。 1.制振装置44は、中間部で分断されたブレース44
a−1,44a−2間に配設されるため、当該制振装置
44で大きな摩擦力を得ようとするとブレース44a−
1,44a−2が座屈してしまい、大きな摩擦力を得る
ことができない。 2.制振装置45において、建物が大地震に遭遇し損傷
が著しい場合には、当該制振装置を取り替える必要があ
る。 3.制振装置46では、大きな粘性抵抗力を得ようとす
るとオイルシリンダを大型化せざるを得ず、建物の壁面
内部への設置が困難になる。
【0011】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、地震時に構造物の各階層間に生ずる相対変位
を利用して振動エネルギーを吸収することで構造物の振
動を抑制しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構成を有する制振装置およ
び制振構造物を採用する。すなわち、請求項1記載の制
振装置は、一方の構造物要素に取付けた1枚または2枚
以上の第1の摺動板と、他方の構造物要素に取付けた1
枚または2枚以上の第2の摺動板と、前記第1の摺動板
と前記第2の摺動板をその面方向において任意方向へ相
対移動し得るように積層した状態で支持する締め付け具
とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項1記載の制振装置においては、構造
物に地震力が作用して振動を生じると、この振動は制振
装置に伝達され、第1の摺動板と第2の摺動板との間で
発生する摩擦抵抗力によって振動エネルギーが吸収さ
れ、構造物の振動が減衰される。
【0014】請求項2記載の制振装置は、請求項1記載
の前記第1の摺動板および/または前記第2の摺動板の
摺動面が静摩擦係数と動摩擦係数の差が少ない耐摩耗材
料で構成されていることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の制振装置においては、静摩
擦係数と動摩擦係数との差が少ない耐摩耗材料を用いる
ことにより、制振装置が正確な履歴特性動作を行って安
定した制動力が発揮される。
【0016】請求項3記載の制振装置は、請求項1また
は2記載の前記第1の摺動板および前記第2の摺動板
は、皿バネを介して前記締め付け具で支持されているこ
とを特徴とする。
【0017】請求項3記載の制振装置においては、第1
の摺動板と第2の摺動板とを皿バネを介して締め付け具
で締め付けることにより、安定した制動力が得られる。
【0018】請求項4記載の制振装置は、柱と梁とから
なる構造物の架構において、両側に隣接する柱と上下に
隣接する梁とで囲まれた開口部内の上下いずれか一方の
梁に設置される制振装置であって、該制振装置と前記左
右の柱との間にブレースが架設されており、前記制振装
置は、前記開口部の面方向に沿って前記一方の梁に設け
られた1枚または2枚以上の固定板と、前記ブレースの
先端に設けられて前記固定板間に配置される1枚または
2枚以上の摺動板と、前記固定板に対し摺動板をその面
方向に摺動可能に支持する締め付け具とを備えることを
特徴とする。
【0019】請求項4記載の制振装置においては、構造
物に地震力が作用して振動を生じると、この振動は制振
装置に伝達され、固定板と摺動板との間で発生する摩擦
抵抗力によって振動エネルギーが吸収され、構造物の振
動が減衰される。
【0020】請求項5記載の制振装置は、請求項4記載
の前記固定板および/または摺動板の摺動面が静摩擦係
数と動摩擦係数の差が少ない耐摩耗材料で構成されてい
ることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の制振装置においては、静摩
擦係数と動摩擦係数との差が少ない耐摩耗材料を用いる
ことにより、制振装置が正確な履歴特性動作を行って安
定した制動力が発揮される。
【0022】請求項6記載の制振装置は、請求項4また
は5記載の前記締め付け具が、前記固定板および摺動板
を貫通するボルトと、該ボルトの先端に螺合されるナッ
トからなり、前記ボルトには、前記ナットを締結した状
態で所定の付勢力を発揮する皿バネが装着されているこ
とを特徴とする。
【0023】請求項6記載の制振装置においては、摺動
板と固定板とを皿バネを介して締め付け具で締め付ける
ことにより、安定した制動力が得られる。
【0024】請求項7記載の制振構造物は、柱と梁とか
らなるエレベータ塔の架構において、左右の柱と上下の
梁とで囲まれた開口部内の上下いずれか一方の梁に制振
装置が設置されるとともに該制振装置と前記左右の柱と
の間にブレースが架設されてなる制振構造物であって、
前記制振装置は、前記開口部の面方向に沿って前記一方
の梁に設けられた1枚または2枚以上の固定板と、前記
ブレースの先端に設けられて前記固定板間に配置される
1枚または2枚以上の摺動板と、前記固定板に対し摺動
板をその面方向に摺動可能に支持する締め付け具とを備
えることを特徴とする。
【0025】請求項7記載の制振構造物においては、制
振装置をエレベータ塔の壁面に収納できるので、当該制
振構造物の美観が向上するとともに有効容積が拡大され
る。
【0026】請求項8記載の制振構造物は、隣接設置さ
れ、連結材を介して連結された振動特性の異なる二棟の
構造物の間に、一方の構造物側に取付けた1枚または2
枚以上の摺動板と、他方の構造物側に取付けた1枚また
は2枚以上の摺動板を、その面方向において任意方向へ
相対移動し得るように積層、締結した制振装置を装着し
たことを特徴とする。
【0027】請求項8記載の制振構造物においては、隣
接設置され連結材を介して連結された振動特性の異なる
二棟の構造物の間に取り付けられる。なお、三棟以上の
構造物の間を連結材を介して連結した場合であっても、
連結材を介して連結されたそれぞれの構造物間に適用す
ることが可能である。本発明に係る制振構造物は、それ
ぞれ振動特性の異なる構造物により構成される連結構造
物、例えば太い構造物と細長い構造物、コンクリート造
構造物と鉄骨造構造物、ラーメン構造構造物とトラス構
造構造物等から構成される連結構造物への適用が可能で
ある。
【0028】請求項9記載の制振構造物は、請求項8記
載の前記制振装置を、前記両構造物の高さ方向および幅
方向の複数個所に装着したことを特徴とする。
【0029】請求項9記載の制振構造物においては、前
記制振装置を、連結構造物の間に、高さ方向および幅方
向の複数個所に装着することにより、より効果的に振動
の減衰が図れる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る制振装置および制振
構造物の第1実施形態を図1ないし図4に示して説明す
る。図1に、基本振動数の異なる二棟の建物どうしを歩
道橋のような比較的剛性の小さい連結材で連結した建物
(連結建物と称す)に適用される制振装置の例を示す。
図2は、隣接し歩道橋で連結された連結建物の平面図で
あり、隣接設置され歩道橋3で連結された大型建物1と
小型建物2の対向する両側壁にそれぞれ架構4aと4b
を付設し、この架構4aと4bとの間に、1組または複
数組(図では2組)の摩擦制動装置5を建物の幅方向に
配設したものである。
【0031】図1(a)、(b)に示すように、摩擦制動装
置(制振装置)5は大型建物1側の架構4aに取り付け
た取付板10に締め付けボルト13によって固定された
複数の摺動板(第1の摺動板)7と、小型建物2側の架
構4bに取り付けた取付板11に締め付けボルト14に
よって固定された複数の摺動板(第2の摺動板)8の先
端部とを交互に積層し、その両側面に敷いた押さえ板1
8を介して締め付けボルト9によって所定締め付け力で
締め付けた構成である。
【0032】上記大型建物1側の摺動板7の摺動面また
は小型建物2側の摺動板8の摺動面(または両摺動板の
摺動面)には耐摩耗材料15(例えば自動車等のブレー
キ材料、焼結合金材料など)が貼設され、また両摺動板
7,8どうしは押え板18と締め付けボルト9との間に
挿着した皿バネ16を介して締め付けられている。
【0033】さらに、両摺動板7、8に設けられた締め
付けボルト9用のボルト孔19はボルト径に比べて充分
に広く開口されており、したがって両摺動板7,8どう
しは水平面内を任意方向に相対移動しうるようになって
いる。なお、図中17は取付板10、11と摺動板7、
8との間に挿着されたライナーである。摩擦制動装置5
は、建物の高さ方向にも複数個所に適宜配設されること
が望ましい。
【0034】摩擦制動装置5が装備された大型建物1お
よび小型建物2よりなる連結建物に地震力が作用して大
型建物1および小型建物2がそれぞれ独自の水平面内振
動を生じると、この振動は架構4aおよび4bを経て摩
擦制動装置5に伝達される。そして、摩擦制動装置5に
作用する力が大きくなって、以下に説明する摩擦抵抗力
Pを越えると摺動板7と8が水平面内を相対往復移動
し、これによって、その時摺動板7、8の両摺動面間に
生ずる摩擦抵抗力によって振動エネルギーが吸収され、
連結建物双方、すなわち大型建物1と小型建物2の振動
は減衰する。
【0035】締め付けボルト9の締め付け力をW、摺動
板7,8の摺動面間の摩擦係数をμとすると、摩擦抵抗
力Pは P=μW×n と表される。nは摺動しあう摺動面の組の数(図2では
n=6)である。
【0036】図3は摩擦制動装置5の摩擦抵抗力Pが描
く履歴特性曲線を示したもので、縦軸に摩擦抵抗力P
を、横軸に摺動板の相対移動量δをとると、特性曲線は
基準点0を中心とした平行四辺形a−b−c−dを描
き、この平行四辺形で囲まれた図形面積が摩擦制動装置
5の振動エネルギー吸収量の大きさを表す。
【0037】連結建物1,2双方に作用する振動エネル
ギーは摩擦制動装置5の摩擦抵抗エネルギーによって吸
収され振動は減衰する。この際、摺動板7、8の一方ま
たは両方の摺動面に摺動面間の静摩擦係数と動摩擦係数
の差が少ないような耐摩耗材料15を貼設しているの
で、これにより摩擦制動装置5が正確な履歴特性動作を
行うようになって、安定した制動力(摩擦抵抗力)を発
揮することができる。
【0038】図4に皿バネ16の特性を示す。図におい
て、縦軸はバネ反力T(すなわち締め付けボルト9の締
め付け力)を、横軸はその時の変位dをとると、ある変
位領域d1−d2においてバネ反力Tが一定となる性状を
表す。そこで押さえ板18と締め付けボルト9との間に
挿着した皿バネ16をこの領域d1−d2間で使用するこ
とによって安定した制動力を得ることができる。
【0039】さらに、両摺動板7,8に設けたボルト孔
19をボルト径に比べて充分に大きく開口しているので
両摺動板7,8は水平面内を任意方向に相対移動するこ
とができ、したがってあらゆる方向の面内振動に対して
減衰効果を発揮することができ、また摩擦制動装置5を
建物の高さ方向の複数個所に配設することによって、よ
り効果的な減衰を行うことができる。
【0040】次に、本発明に係る制振装置および制振構
造物の第2実施形態を図5ないし図11に示して説明す
る。制振装置20は、図5(a)、(b)に示すように、左
右両側に隣接する柱21,21と上下に隣接する梁2
2,22から成る架構の開口部S内にブレース23を介
して下部の梁22上に設置されている。ブレース23の
下端には、複数枚のスライド板(摺動板)24が結合さ
れ、梁22には、スライド板24と交互に重なり合って
配される複数枚の固定板25が梁22に溶接等に固定さ
れた固定具26を介して結合されている。
【0041】図6(a)、(b)に示すように、複数枚のス
ライド板24(本実施形態では3枚)にはそれぞれスプ
ライスプレート27が配設され、ボルト28によりブレ
ース23に強固に結合されている。また、複数枚の固定
板25(本実施形態では4枚)の間にはそれぞれフィラ
ープレート29が介装され、固定板25を両側から挟む
ように配された固定具26に強固にボルト31により強
固に固定されている。
【0042】さらに、積層配置されたスライド板24お
よび固定板25の中央には貫通孔32が形成されてお
り、貫通孔32にはセンターボルト33が挿通され、セ
ンターボルト33の先端にはナット35が締着されてい
る。ナット35が締着されることによりセンターボルト
33には張力が導入され、交互に積層されたスライド板
24および固定板25は所定の圧力で圧着されている。
【0043】両側に位置する固定板25の両側面には押
圧板36が配され、センターボルト34に導入された張
力によりスライド板24と固定板25との間に作用する
押圧力の配分の均等化が図られている。また、スライド
板24と固定板25との間には、静摩擦係数と動摩擦係
数の差が小さい耐摩耗摺動材37が介装され、固定板2
5側に貼設されている。さらに、ナット35と押圧板3
6の間には所定の付勢力を発揮する皿バネ38が介装さ
れており、スライド板24と固定板25との間に安定し
た押圧力が確保されている。なお、皿バネ38は所望の
押圧力が確保されるように2枚、3枚と重ねて使用して
もよい。
【0044】ところで、貫通孔32の一部をなす固定板
25側の孔25aは円形であるが、貫通孔32の一部を
なすスライド板24側の孔24aはスライド方向に長く
形成されており、センターボルト33が挿通された状態
でも固定板25に対するスライド板24の移動が許容さ
れている。
【0045】制振装置20が装備された構造物に地震力
が作用して水平面内振動を生じると、この振動は架構を
なす柱21、梁22からブレース23を介して制振装置
20に伝達される。そして、制振装置20に作用する力
が大きくなって、センターボルト33により導入された
圧力により設定された所定の摩擦抵抗力Fを越えるとス
ライド板24と固定板25とが相対往復移動を開始し、
スライド板24と固定板25との間に生じる摩擦抵抗力
によって振動エネルギーが吸収され、建物の振動が減衰
される。
【0046】図7(a)、(b)は、構造物が右方向に揺れ
ている状況を示している。このとき、制振装置20を設
置した階層と上の階層との相対変位をδとすると、その
相対変位δはブレース23を介して制振装置20に伝達
され、スライド板24と固定板25との相対変位はδ′
となり、制振装置20は所定の摩擦抵抗力Fを左向きに
発生する。(ブレース23の軸延び、軸縮みにより変位
δ′は相対変位δよりわずかながら小さくなる。)
【0047】図8(a)、(b)は、構造物が左向きに揺れ
ている状況を示している。このとき、制振装置20を設
置した階層と上の階層との相対変位をδとすると、その
相対変位δはブレース23を介して制振装置20に伝達
され、スライド板24と固定板25との相対変位はδ′
となり、制振装置20は上記所定の摩擦抵抗力Fを右向
きに発生する。
【0048】図9は制振装置20の摩擦抵抗力Fが描く
履歴特性曲線を示したもので、縦軸に摩擦抵抗力Fを、
横軸に相対変位δ′をとると、特性曲線は基準点0を中
心とした四角形a−b−c−dを描く。制振装置20
は、相対変位δ′と摩擦抵抗力Fとで囲まれる図形(四
角形a−b−c−d)の面積に相当する振動エネルギー
を吸収することで、地震時等において構造物に発生する
振動を抑制することができる。
【0049】ところで、本実施形態のようにスライド板
24が3枚であれば、摩擦面の数は2×3=6面となる
から、センターボルト33により導入される張力をT0
(ton)、スライド板24と耐摩耗摺動材37との摩擦
係数をμ0とすれば、制振装置20が発生する摩擦抵抗
力Fは、F=2×3×μ0×T0(ton)となる。つま
り、スライド板24の数をn枚、センターボルト33に
より導入される張力をT0(ton)とすると、制振装置
20が発生する摩擦抵抗力Fは、一般に次式のように表
される。 F=2n×μ0×T0(ton) このように、制振装置20では、スライド板24の枚数
(摩擦面の数)、センターボルト33により導入される
張力Tを変えることで所望の摩擦抵抗力を発生すること
が可能である。
【0050】皿バネ38の特性は第1の実施形態におけ
る図4と同様であり、ある変位領域d1〜d2においてバ
ネ反力Tが一定となる領域が存在する。そこで押圧板3
6とナット35との間に介装した皿バネ38をこの領域
間で使用することによって、スライド板24と耐摩耗摺
動材37との間に微少な摩耗が発生したとしても、皿バ
ネ38のバネ反力Tには変動がほとんど見られない。す
わなち、センターボルト33により導入される張力が抜
けることはなく、安定した摩擦抵抗力Fを発生させるこ
とが可能である。
【0051】本実施形態における制振装置20では、あ
らかじめ大地震を想定した地震応答解析等を行って制振
装置20に発生する変位を求めておき、スライド板24
に形成される孔24aの長さをその変位より長くしてお
くことにより、たとえ大地震に遭遇したとしても、制振
装置20の損傷が起きないようにすることが可能であ
る。また、一般の鋼材弾塑性ダンパのような装置の交換
も不要となる。
【0052】なお、上記実施形態においては、制振装置
20を下部の梁22に設置しブレース23を上部に設け
たが、これを図10に示すように上下逆転した配置とし
ても構わない。この配置は、下部の梁22の階に通路P
を確保する場合に有効である。また、制振装置20の構
造物への配置は、図7(a)、図8(a)に示すように構造
物の構造特性に合わせて、複数台を自由に配置すること
が可能である。
【0053】上記実施形態とは別に、図11にエレベー
タ塔Eをなす架構に制振装置20が設置された構造物を
示す。この構造物においては、制振装置20をエレベー
タ塔Eの壁面に設置でき、外壁面をフラットな形状にで
きるので、構造物の美観が向上するとともに構造物の有
効容積が拡大できる等のメリットがある。なお、制振装
置20をエレベータ塔Eに設けない場合は構造物の外壁
構造に組み込むようにする。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の制振装置によれば、構造物に地震力が作用し
て振動を生じると、この振動は制振装置に伝達され、第
1の摺動板と第2の摺動板との間で発生する摩擦抵抗力
によって振動エネルギーが吸収されるので、構造物の振
動を効果的に減衰することができる。
【0055】請求項2記載の制振装置によれば、静摩擦
係数と動摩擦係数との差が少ない耐摩耗材料を用いるこ
とにより、制振装置が正確な履歴特性動作を行って安定
した制動力(摩擦抵抗力)を発揮することができる。
【0056】請求項3記載の制振装置によれば、第1の
摺動板と第2の摺動板とを、ある変位においてバネ反力
が一定となる性状を有する皿バネを介して締め付け具で
締め付けることにより、安定した制動力が得られる。
【0057】請求項4記載の制振装置によれば、構造物
に地震力が作用して振動を生じると、この振動は制振装
置に伝達され、固定板と摺動板との間で発生する摩擦抵
抗力によって振動エネルギーが吸収されるので、構造物
の振動を効果的に減衰することができる。
【0058】請求項5記載の制振装置によれば、静摩擦
係数と動摩擦係数との差が少ない耐摩耗材料を用いるこ
とにより、制振装置が正確な履歴特性動作を行って安定
した制動力を発揮することができる。
【0059】請求項6記載の制振装置によれば、摺動板
と固定板とを、ナットを締結した状態で所定の付勢力を
発揮する皿バネを介して締め付け具で締め付けることに
より、安定した制動力が得られる。
【0060】請求項7記載の制振構造物によれば、制振
装置をエレベータ塔の壁面に収納できるので、当該制振
構造物の美観が向上するとともに有効容積の拡大を図る
ことができる。
【0061】請求項8記載の制振構造物によれば、隣接
設置され連結材を介して連結された振動特性の異なる二
棟の構造物の間に取り付けられる。なお、三棟以上の構
造物の間を連結材を介して連結した場合であっても、連
結材を介して連結されたそれぞれの構造物間に適用する
ことが可能である。本発明に係る制振構造物は、それぞ
れ振動特性の異なる構造物により構成される連結構造
物、例えば太い構造物と細長い構造物、コンクリート造
構造物と鉄骨造構造物、ラーメン構造構造物とトラス構
造構造物等から構成される連結構造物への適用が可能で
ある。
【0062】請求項9記載の制振構造物によれば、前記
制振装置を、連結構造物の間に高さ方向および幅方向の
複数個所に装着することにより、より効果的に振動の減
衰が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る制振装置および制振構造物の第
1実施形態を示す図であって、(a)は摩擦制動装置の
構成図、(b)は(a)におけるA−A線矢視断面図で
ある。
【図2】 摩擦制動装置を示す平面図である。
【図3】 摩擦制動装置の摩擦減衰特性を示す図であ
る。
【図4】 摩擦制動装置の皿バネの特性を示す図であ
る。
【図5】 本発明に係る制振装置および制振構造物の第
2実施形態を示す図であって、(a)は制振装置の斜視
図、(b)は(a)における制振装置の要部を示す拡大
図である。
【図6】 (a)は制振装置の側面図、(b)は(a)
におけるB−B線矢視断面図である。
【図7】 (a)は構造物が右方向に揺れている状況を
示す模式図、(b)は制振装置の作動状態を示す模式図
である。
【図8】 (a)は構造物が左方向に揺れている状況を
示す模式図、(b)は制振装置の作動状態を示す模式図
である。
【図9】 制振装置の摩擦減衰特性を示す図である。
【図10】 本発明に係る制振装置のその他の実施形態
を示す図であって、制振装置を上部の梁に設置した例を
示す側面図である。
【図11】 本発明に係る制振構造物の他の実施形態を
示す図であって、制振装置をエレベータ塔をなす架構に
設置した例を示す斜視図である。
【図12】 建物単体に対する制振および免震対策を施
した例を示す模式図である。
【図13】 図12における各種制振装置の構造を示す
側面図であって、(a)は金属板の摩擦力を利用した制振
装置を示す側面図、(b)は鋼材のせん断降伏を利用した
制振装置を示す側面図、(c)はオイルの粘性抵抗力を利
用した制振装置を示す側面図である。
【図14】 (a)は連結建物の制振構造を示す側面
図、(b)は連結建物の制振構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 大型建物 2 小型建物 4a,4b 架構 5 摩擦制動装置(制振装置) 7 摺動板(第1の摺動板) 8 摺動板(第2の摺動板) 9 締め付けボルト(締め付け具) 16 皿バネ 20 制振装置 21 柱 22 梁 23 ブレース 24 スライド板(摺動板) 25 固定板 32 貫通孔 33 センターボルト(締め付け具) 37 耐摩耗摺動材 38 皿バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 潤 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の構造物要素に取付けた1枚または
    2枚以上の第1の摺動板と、他方の構造物要素に取付け
    た1枚または2枚以上の第2の摺動板と、前記第1の摺
    動板と前記第2の摺動板をその面方向において任意方向
    へ相対移動し得るように積層した状態で支持する締め付
    け具とを備えることを特徴とする制振装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の摺動板および/または前記第
    2の摺動板の摺動面が静摩擦係数と動摩擦係数の差が少
    ない耐摩耗材料で構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の制振装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の摺動板および前記第2の摺動
    板は、皿バネを介して前記締め付け具で支持されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の制振装置。
  4. 【請求項4】 柱と梁とからなる構造物の架構におい
    て、両側に隣接する柱と上下に隣接する梁とで囲まれた
    開口部内の上下いずれか一方の梁に設置される制振装置
    であって、 該制振装置と前記左右の柱との間にブレースが架設され
    ており、前記制振装置は、前記開口部の面方向に沿って
    前記一方の梁に設けられた1枚または2枚以上の固定板
    と、前記ブレースの先端に設けられて前記固定板間に配
    置される1枚または2枚以上の摺動板と、前記固定板に
    対し摺動板をその面方向に摺動可能に支持する締め付け
    具とを備えることを特徴とする制振装置。
  5. 【請求項5】 前記固定板および/または摺動板の摺動
    面が静摩擦係数と動摩擦係数の差が少ない耐摩耗材料で
    構成されていることを特徴とする請求項4記載の制振装
    置。
  6. 【請求項6】 前記締め付け具が、前記固定板および摺
    動板を貫通するボルトと、該ボルトの先端に螺合される
    ナットからなり、前記ボルトには、前記ナットを締結し
    た状態で所定の付勢力を発揮する皿バネが装着されてい
    ることを特徴とする請求項4または5記載の制振装置。
  7. 【請求項7】 柱と梁とからなるエレベータ塔の架構に
    おいて、左右の柱と上下の梁とで囲まれた開口部内の上
    下いずれか一方の梁に制振装置が設置されるとともに該
    制振装置と前記左右の柱との間にブレースが架設されて
    なる制振構造物であって、 前記制振装置は、前記開口部の面方向に沿って前記一方
    の梁に設けられた1枚または2枚以上の固定板と、前記
    ブレースの先端に設けられて前記固定板間に配置される
    1枚または2枚以上の摺動板と、前記固定板に対し摺動
    板をその面方向に摺動可能に支持する締め付け具とを備
    えることを特徴とする制振構造物。
  8. 【請求項8】 隣接設置され、連結材を介して連結され
    た振動特性の異なる二棟の構造物の間に、一方の構造物
    側に取付けた1枚または2枚以上の摺動板と、他方の構
    造物側に取付けた1枚または2枚以上の摺動板を、その
    面方向において任意方向へ相対移動し得るように積層、
    締結した制振装置を装着したことを特徴とする制振構造
    物。
  9. 【請求項9】 前記制振装置を、前記両構造物の高さ方
    向および幅方向の複数個所に装着したことを特徴とする
    請求項8記載の制振構造物。
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