JP2002295053A - 制振間柱とその構築方法 - Google Patents

制振間柱とその構築方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動エネルギー吸収部の減衰性能に著しく影
響するばね剛性、つまり主体構造の梁の不明瞭な梁剛性
の影響を受けない制振間柱を提供する。 【解決手段】 柱1と梁3で構成される建築構造物の制
振間柱14であって、H形鋼製の一方の間柱部材14b
に固定された内鋼板27bと、他方の間柱部材14aに
固定された外鋼板14aが交互に単層又は複層に積層し
て配置され、これらの間に粘弾性体15を挟持して粘弾
性ダンパー17が形成され、前記間柱部材14a、14
bの両方又は一方が剛性調整梁13に固定され、剛性調
整梁13は主体梁構造の梁3の両端部付近に固定部12
を介して支持されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の構造骨組
み、その他各種建設物の構造体において、入力振動エネ
ルギー、特に水平力を吸収することを目的とした制振構
造物における制振間柱とその構築方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、次の〜が
あり、その技術内容は次のとおりである。
【0003】特開平2000−274108は、上下
階梁に直接連結される粘弾性ダンパーの構造に関する。
特開平2000−54680は、粘弾性ダンパーの上
下階梁への詳細な設置構造に関する。特開平2000
−73605は、粘弾性ダンパーの積層鋼板表面形状に
関する。特開平2000−73608は、粘弾性ダン
パーの連結手法に関する。特開平2000−7360
9は、粘弾性ダンパーの連結手法に関する。特開平2
000−73610は、粘弾性ダンパーの連結手法に関
する。特開平2000−73611は、粘弾性ダンパ
ーの周辺の補強に関する。
【0004】前記〜の従来技術は、何れも上下階床
の梁に粘弾性ダンパーを直接連結することを前提として
いる。
【0005】前記と関連する従来例として、粘弾性ダン
パーを建築物の構造骨組みである間柱に設置し、上下階
の梁に作用する水平方向の振動を間柱を介して粘弾性ダ
ンパーに伝えて減衰させる例を、図20によって説明す
る。同図において、上下階の梁3a、3bと柱1が柱・
梁接合部2で接合されていると共に、上下階の梁3a、
3b間を粘弾性ダンパー6を中間に設けた間柱4で連結
して建築物の構造骨組みが構築されている。
【0006】すなわち、間柱4の中間部は上下に分断さ
れて、上階の梁3aに上端が固定された上部間柱4aと
下階の梁3bに下端が固定された下部間柱4aとからな
っており、かつ、上下部の間柱4a、4bにはそれぞれ
内外鋼板5a、5bが固着されていて、互いに平行間隔
をあけて重なり合っており、この重なり合った平行間隔
部に所定厚の板状の粘弾性体5が配置され、上下部の間
柱4a、4bで挟持され、接着材で固着することで粘弾
性ダンパー6を構成している。
【0007】前記の制振間柱4によると、地震により建
築物の構造骨組みが振動し、梁3a、3bに図20
(B)の矢印の水平力が作用したとき、その水平力は梁
3から上下の間柱4a、4bを介して粘弾性体5に伝わ
り、この粘弾性体5で水平力が減衰されながら、柱1
と、上下の梁3a、3bと、制振間柱4は図20の点線
のように変形することで徐々に振動が減衰される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】間柱に粘弾性ダンパー
を組み込んで建築物の構造骨組みを設計するときは、想
定した所定規模の地震による水平力の大きさと、その
際、建築物の制振能力を計算して決め、その条件に見合
うよう、粘弾性体の材質、大きさ、厚み(断面積)等で
決まる所期値の減衰能力を有する粘弾性ダンパーを製作
し、前記間柱に組み込むのである。しかし、従来の制振
間柱では次の問題があった。
【0009】図20において、粘弾性ダンパー6による
制振作用は、間柱4→梁3a、3b→柱・梁接合部2の
経路で伝わって建築物の揺れを制振するものであるが、
この制振間柱4の設置構造では、柱・梁接合部2で期待
される粘弾性ダンパー6の減衰性能につき、梁3a,3
bの剛性に著しく影響され、建築物に所期の制振性能を
付加させるのが難しい構造であった。その理由は次のと
おりである。
【0010】すなわち、粘弾性体ダンパー6の減衰性能
に影響を及ぼすところの、当該ダンパー6と柱・梁接合
部2間のばね剛性、つまり、主体構造の梁3の剛性は、
梁3a及び3bの支える床などの鉛直荷重と、間柱4に
よる水平荷重や曲げモーメントの2箇所からの作用荷重
で決定される必要があり、従って、減衰性能だけに着目
してこれを最適にするように決定することが困難であっ
た。また、梁3の剛性は、設計時における計算値と、現
実に施工されたときの梁剛性の大きさに大きな開きがあ
るのが通常である。それは、梁には現場作業での組み立
て、溶接による設置作業の条件や、梁上に施工する、R
C、SRC等の床コンクリートの厚みや重み、ひび割
れ、その他の梁剛性の大きさを変化させる諸条件が不可
避的に存在し、しかも、これらの条件は計算が出来ない
ため、結果として、梁剛性が不明瞭となっていたためで
ある。
【0011】前記のとおり剛性が不明瞭な梁に対し、図
20の従来構造では、制振間柱4を梁3の中間部に直接
支持させる構造であって、実際の構築時の梁剛性の大き
さを正確に求められない主体構造の梁3の全長部分を粘
弾性ダンパーの直列ばねとして利用している。このた
め、減衰性能を正確に計算し製作した粘弾性ダンパー6
を制振間柱4に用いても、所期の減衰能力を持つ建築物
の構造骨組を構築できなかったのである。
【0012】本発明は、前記従来の問題点を解決した新
規な制振間柱と、その構築方法を提供するものである。
【0013】
【問題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明に係る制振間柱は、次のように構成す
る。
【0014】第1の発明は、柱、梁で構成される建築構
造物の制振間柱であって、H形鋼製の一方の間柱部材に
固定された内鋼板と、他方の間柱部材に固定された外鋼
板が交互に単層又は複層に積層して配置され、これらの
間に粘弾性体を挟持して振動エネルギー吸収部が形成さ
れ、前記間柱部材の両方又は一方は剛性調整梁に固定さ
れ、当該剛性調整梁は主体梁構造の梁の両端部付近に支
持されたことを特徴とする。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、前記
内鋼板または外鋼板の側面に補剛リブを固着したことを
特徴とする。
【0016】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記主体構造の梁に固定された剛性調整梁と間柱
のうち、片方または両方の合計した水平剛性が振動エネ
ルギー吸収部の水平剛性に対し、0.5倍以上4.0以
下の剛性を保持していることを特徴とする。
【0017】第4の発明は、第1〜第3の何れかの発明
において、前記間柱と、剛性調整梁の主体構造梁との支
持部との間を方杖で連結したことを特徴とする。
【0018】第5の発明は、第1〜第4の何れかの発明
において、剛性調整梁はH形鋼材であることを特徴とす
る。
【0019】第6の発明は、第1,第3,第4,第5の
何れかの発明において、柱、梁で構成される建築構造物
の制振間柱であって、一方の間柱部材を構成する制振ボ
ックスに粘性流体が封入されていると共に、この制振ボ
ックスに他方の間柱部材を構成する制振鋼材が挿入され
て振動エネルギー吸収部が構成されたことを特徴とす
る。
【0020】第7の発明は、第1〜第6の何れかの発明
における制振間柱と剛性調整梁を予め工場にて組立てて
なる制振間柱枠組みセットを、現場にて建築物の構造骨
組に組み込み、前記剛性調整梁を主体構造の梁の両端部
付近に固着することを特徴とする。
【0021】
【作用】振動エネルギー吸収部(粘弾性体のダンパー)
の減衰性能は、ダンパーと柱・梁接合部間のばね剛性、
具体的には、梁剛性が不明瞭な主体構造の梁に著しく影
響される。この点に関し、本発明では、主体構造の梁剛
性の影響を回避する構成としたことで、従来の問題点が
解決され、次の顕著な作用が奏される。
【0022】 床荷重や地震力を負担する主体構造の
梁と、ダンパーを支える剛性調整梁を分離して梁両端部
で支持することで、直列ばね剛性を自由に設定でき、ダ
ンパーの減衰性能も明確に規定できる。
【0023】 主体構造の梁については、ダンパーの
力が直接伝達しないため、ダンパー取付けによるサイズ
アップを防止でき、また、通常の床荷重や地震荷重など
でサイズを決定できる。
【0024】 ダンパーおよびその周辺が破損した時
に取替えが容易である。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図を参
照して詳細に説明する。
【0026】図1(A)、(B)は、本発明に係る粘弾
性ダンパーを組み込んだ制振間柱の配置構造の概要と、
建築物の構造骨組の減衰作用の説明図で、従来例として
示す図20(A)、(B)に対応するものである。
【0027】図1において、建築物の構造骨組は、角鋼
管1aにコンクリート1b(図10、図12に示す)を
充填してなる柱1と、H形鋼製の梁3とが柱・梁接合部
2で接合され構成される。具体的には、柱1に固着した
外ダイアフラム19(図8、図9に示す)に梁3の端部
を溶接することで、柱・梁接合部2が構成されている。
また、上下階の梁3a、3bの間に粘弾性ダンパー17
を中間に設けた制振間柱14が配設されられており、こ
の制振間柱14の固定構造が従来技術と異なっている。
【0028】本発明では、上下部の間柱14a、14b
のそれぞれの上下端を、従来のように上下階の梁3a、
3bの中間部に直接固着せず、梁3a、3bと平行にか
つ所定の間隔Sをあけて剛性調整梁13を設け、間柱1
4a、14bを上下の剛性調整梁13a、13bに固定
し、この剛性調整梁13の両端部を、固定部12を介し
て上下階の梁3a、3bの両端部近傍に固定している。
【0029】したがって本発明では、地震で建築物の構
造骨組みに水平力が作用したときの粘弾性ダンパー17
の減衰作用は、上下部の間柱14a、14bから剛性調
整梁13を介して、主体構造の梁両端部に伝わり、さら
に柱・梁接合部2に伝達される。このように、粘弾性ダ
ンパー17の減衰作用は、剛性調整梁13の固定部12
を介して梁3の両端部に伝達され、粘弾性ダンパー17
と柱・梁接合部2との直列ばね剛性に著しく影響する、
剛性が不明瞭な梁3の中間部の伝達経路を回避すること
で、粘弾性ダンパー17の減衰能力を設計値どおりに柱
・梁接合部2に伝達するよう構成している。図1(B)
は、梁3に水平力が作用した場合における、柱1と、梁
3と、制振間柱14と、剛性調整梁13の変形形態を点
線で示す。図2以下で、具体的構造を説明する。
【0030】図2〜図5は、本発明の実施形態1を示
し、図2は、粘弾性ダンパーの取付け態様を示す正面
図、図3は、図2のA−A断面図、図4は粘弾性ダンパ
ーの取付け部の拡大図、図5は、図4のB−B断面図で
ある。
【0031】各図において、H形鋼材からなる制振間柱
14における分断された上部間柱14aと下部間柱14
bのそれぞれの上端と下端は、H形鋼材からなる剛性調
整梁13の内側フランジ10に溶接9で固着されてい
る。制振間柱14の長手方向延長線上において、上下の
剛性調整梁13a、13bのそれぞれの内外フランジ1
0、10a間には、補強プレート8が溶接されている。
【0032】上下に分断された上部間柱14aと下部間
柱14bのそれぞれの先端部16は図示の位置で接近し
ている。上部間柱14aと下部間柱14bの両側面に
は、その上下部の間柱14a、14bの先端から突出す
るようにそれぞれ内外鋼板7a、7bが、制振間柱14
のウェブと平行に設けられ、かつ固定ボルト18で固着
されている。上下から伸びる各内外鋼板7a、7bは、
間隙を介して櫛歯状に噛合っていて、各外鋼板7aと7
b間に形成される複数層の間隙には、矩形で所定の板
厚、例えば、2.0m2、厚さ5mmの固形体からなる複
数の粘弾性体15が挟持され、その両側面が内外鋼板7
a、7bの側面に固着されている。上下の各内外鋼板7
a、7bを交互に間隙を介して積層するため、下側の内
鋼板7bは下部間柱14bの両側面に直に固着している
のに対し、上側の外鋼板7aは上部間柱14aの両側面
にスペーサ26を介して固着されている。
【0033】矩形の粘弾性体15および内外鋼板7a、
7bの幅は、H形鋼製の上部間柱14aの両側のフラン
ジ21間の寸法よりも小さく、両フランジ21間に納ま
る大きさでる。また、矩形の粘弾性体15は、外側に位
置する外鋼板7aで被覆されており、この外鋼板7aが
被覆鋼板として内側層の粘弾性体15を保護している。
なお、外鋼板7aには、補剛リブ20を設けてもよい。
【0034】前記の構成において、地震発生時には、主
構造体の上下部の梁3a、3bに作用する水平力が、当
該梁3a、3bの両端部から固定部12(詳細は図19
以下で後述する)を介して上下部の剛性調整梁13a、
13bに伝達され、上下の間柱14a、14bを介して
粘弾性体15にせん断力が作用して変形し、その減衰作
用は粘弾性体15→上下の間柱14a、14b→剛性調
整梁13a、13b→梁3a、3bの両端部→柱・梁接
合部2へと伝達されて建物の振動が減衰される。つま
り、実施形態1では、粘弾性体15のせん断力は、剛性
が不明瞭な主体構造の梁3の中間部を回避して、剛性が
正確に計算された剛性調整梁13a、13bから梁3
a、3bの両端部へ入り、柱・梁接合部2へと伝達され
るので、設計値と実際に地震時に発揮する粘弾性ダンパ
ー17の減衰性能との誤差を殆どなくすることが出来
る。
【0035】次に、図6、図7は、本発明の実施形態2
を示し、図6は、粘弾性ダンパー17の取付け態様を示
す正面図、図7は、図6のC−C断面図である。この実
施形態2が実施形態1と相違するのは、上下部の制振間
柱14a、14bと上下部の剛性調整梁13a、13b
との固定構造である。すなわち、実施形態2では、上部
間柱14aと下部間柱14bの外端に補強リブ29を介
して溶接されている上下の端部接合プレート23を、H
形鋼からなる上下部の剛性調整梁13a、13bの内側
フランジ10に当てがい、その当接した各部材を挿通す
る固定ボルト24にナットを締結することで、上下部の
間柱14a、14bをそれぞれ上下部の剛性調整梁13
a、13bに固定している。他の構成は実施形態1と同
じである。
【0036】制振間柱14は、主体構造である上下梁3
a、3bの間に設けられているが、その主たる機能は、
地震時に建物制振機能を発揮させることである。この場
合、地震発生時に、制振間柱14の粘弾性体15による
制振機能を所期設定値で発揮させるには、既述のとお
り、建築物完成時における梁3の剛性強度の不明瞭性に
よる制振性能への影響を取り除くため、構造骨組みの柱
・梁接合部2に近い部位で制振間柱14を支持させるの
がよく、そのために剛性調整梁13が設けられている。
したがって、剛性調整梁13はその剛性を計算でき、か
つ低コストで製作できるものが好ましく、この観点か
ら、実施例の剛性調整梁3はH形鋼製であって、所定の
長さを有しており、その両端が、固定部12のスペーサ
26a(図8以下に示す)を介して梁3の端部に近い位
置に固定される。
【0037】次に剛性調整梁13と梁3との固定構造の
一例を図8〜図13を参照して説明する。
【0038】図8は、制振間柱14と剛性調整梁13を
予め工場で溶接して制振間柱枠組みセット25を製作
し、この制振間柱枠組みセット25を現場にて構築中の
構造骨組みの柱1と梁3で囲まれた枠内に組み込む前の
状態を示す。図9、図10は、制振間柱枠組みセット2
5を組み込んだ後の状態を示している。図9、図10に
示すように、制振間柱枠組みセット25は、剛性調整梁
13a、13bを、上下部の梁部材3a、3bの柱1に
近い部位に、内側フランジ11に設けられたスペーサ2
6aを介して、当該梁部材3a、3bとの間に平行間隔
Sをあけて支持させ、かつ梁3と剛性調整梁13の各フ
ランジ10、10a、11にアンカーボルト30を挿通
することで、梁3に固定している。
【0039】図11、図12は、主体構造の梁3(図で
は、下部の梁部材3bを示す)が鉄骨造の場合の剛性調
整梁13との固定構造を示し、図13、図14は、主体
構造の梁3がRC造(鉄筋コンクリート)の場合の固定
構造を示している。図11、図12において、下部剛性
調整梁13bのフランジ10aの下面を平面が略長方形
のスペーサ26aのフラットな上面で支持している。ス
ペーサ26aの下面には、剛性調整梁13の配置平面に
沿って、下に凸の所定の曲率Rを付形した曲面31が形
成されていて、この曲面31が下階梁3bの上フランジ
11の上面で支持されている。下階梁3bの上フランジ
11の上面で、スペーサ26aの両側部位にストッパー
33が溶接されており、このストッパー33によってス
ペーサ26aに作用する下階梁3bの長手方向の動きを
制限している。
【0040】アンカーボルト30は、前記の各部材を固
定するために設けられる。すなわち、アンカーボルト3
0は、主体構造の梁3と剛性調整梁13のウェブの両側
において、スペーサ26aとストッパー33および各梁
3、13の上下のフランジ11、10、10aを挿通し
て設けられ、端部にナット34を締結することで剛性調
整梁13の端部が下階梁3bに若干の可動範囲を許容し
て固定されている。
【0041】また図13に示す、主体構造の梁3がRC
造(鉄筋コンクリート)の場合の固定構造においても、
スペーサ26aとストッパー33自体の構造は、図1
1、図12と同じである。なお、図13では、梁3がR
C造であるので、ストッパー33の梁3への固定構造が
図11、図12と少し異なっている。
【0042】図13では、RC造の梁3の上下面に、内
面に固着したスタッド35がコンクリート中に埋設され
た態様で補強プレート36が配置されていて、図におい
て上側の補強プレート36にストッパー33が溶接され
ている。また、スペーサ26aを挿通して上下に伸長す
るアンカーボルト30は、RC造の梁3に形成したボル
ト挿通孔37を挿通して下側に突出している。固定部1
2におけるその他の構造は、図11、図12と同じであ
る。
【0043】上階梁3aと上部の剛性調整梁13aとの
固定構造も、図11〜図13に示す固定構造と同じであ
るので重複説明を省略する。また、上下階の各梁3a、
3bには床板38を敷設して、その上にコンクリートの
床スラブ39が打設される。この場合、下階の床スラブ
39にあっては、下部剛性調整梁13bがこの床スラブ
39に埋設されないよう、下部剛性調整梁13bの部位
を避けて床コンクリートが打設される。
【0044】前記の固定構造によって、地震発生時、梁
3に水平力が作用したとき、制振間柱14の粘弾性体1
5にせん断力が作用して変形すると共に、梁3の両端部
において、当該梁3と剛性調整梁13との固定部12を
介して剛性調整梁13a、13bに伝達され、このと
き、剛性調整梁13が粘弾性ダンパー17に対して直列
ばねとなって、その減衰作用は直列的に主体構造の梁3
の端部から柱・梁接合部2に伝達され、建物の減衰作用
が奏される。つまり、本発明では、剛性調整梁13a、
13bを設けたことで、主体構造の梁3の梁剛性の不明
瞭性、つまり、粘弾性体ダンパー17の減衰性能に影響
を与える種々の外乱要因を回避でき、所期の設計値どお
りの粘弾性体ダンパー17の減衰性能を引き出すことが
可能となっている。
【0045】図14は、本発明の実施形態3として、制
振間柱14と剛性調整梁13との結合の補強構造を示
す。すなわち、実施形態3では、上下部の間柱14a、
14bを上下部の剛性調整梁13a、13bに溶接又は
ボルトで固定するのに加えて、上下部の間柱14a、1
4bの両側と、上下部の剛性調整梁13a、13bとの
間をそれぞれ「八」または「逆八」の字に配置した方杖
(傾斜補強梁)40で結合した例を示す。方杖40と制
振間柱14および剛性調整梁13との接合手段は任意で
よく、例えば、H形鋼製の制振間柱14と剛性調整梁1
3の両端部にガッセットプレートを溶接し、方杖40と
ガッセットプレートに固定ボルト41を挿通したボルト
接合でもよい。
【0046】実施形態3によると次のメリットがある。
すなわち、既述の実施形態1、2の制振間柱枠組みセッ
ト25は、通常規模の建築物に用いることを予定してお
り、大形の高層建築物に適用するときは、剛性調整梁1
3の断面構造が大きいものを用いる必要が生じる場合が
ある。これに比し、本実施形態3では、制振間柱14と
剛性調整梁13の結合を方杖40で補強したことによ
り、H形鋼製の剛性調整梁13自体の断面構造を大形に
しなくとも、大規模高層建築物の制振機構に適用でき
る。
【0047】図15は、本発明の実施形態4を示す。こ
の実施形態4では、実施形態1、2における固形の粘弾
性体15に代えて半液状の粘性体43を用いた例が示さ
れている。すなわち、実施形態4では、下部の間柱14
bを兼ねる制振ボックス42に半液状の粘性体43が収
容されており、この半液状の粘性体43の中に上部の間
柱14aを兼ねる制振鋼材44が水平方向に可動的に上
方から挿入されており、これにより、粘弾性ダンパー1
7付きの間柱14を構成した例が示されている。
【0048】制振ボックス42は扁平な矩形状であり、
上端は開放されていて、かつ補強つば46が固着されて
いると共に、底板45は下部剛性調整梁13bの内側フ
ランジ10に固定ボルト47で固定されている。他方、
制振鋼材44に固定された取付け板48は、上部剛性調
整梁13bの内側フランジ10に固定ボルト47で固定
されている。他の構成は、実施形態1、2と同じであ
る。
【0049】実施形態4の構成においても、地震発生
時、梁3に水平力が作用したとき、梁3の両端部におい
て、当該梁3と剛性調整梁13との固定部12を介して
剛性調整梁13a、13bに伝達されたとき、制振鋼材
44は制振ボックス42内で、半液状の粘性体43に抵
抗されながら水平方向に可動することで制振作用が奏さ
れる。
【0050】[実施形態の作用]本発明の実施形態によ
ると、例えば振動数f=0.5Hzの地震等の外力が作
用した場合、図16〜図19に示すように、粘弾性ダン
パー(振動エネルギー吸収体)17の剛性をKd、直列
に接合された剛性調整梁(金属ばね)13と間柱4a、
4bの結合体としての剛性をKcとすると、図17に示
すようにKc/Kdが温度20℃で0.5から4となる
制振間柱14の最大せん断力を図16に示す。また、制
振間柱14(粘弾性ダンパー17+制振間柱14)と剛
性調整梁13の結合体としての剛性を図18に、さら
に、制振間柱14(粘弾性ダンパー17+制振間柱1
4)と剛性調整梁13の結合体としての減衰係数を図1
9に示す。
【0051】図16から、制振間柱14のせん断力は、
剛性調整梁13と間柱4a、4bの結合体としての剛性
が極めて大きい場合(Kc=Rigid、制振間柱14
が剛性調整梁13に接合されず、直接構造体の柱・梁接
合部2に接合された場合に相当する)には、温度が低く
なるにしたがって急激に増大することが分かる(なお、
層間変位の部位につき図1に示す)。この急増するせん
断力により粘弾性ダンパー17が破壊される恐れがあ
る。図16において、剛性(Kc)が温度20℃で14
5KN/mm(Kc/Kd=3.73)、108KN/
mm(Kc/Kd=2.72)、73KN/mm(Kc
/Kd=1.76)、36KN/mm(Kc/Kd=
0.8)である。すなわち、Kc/Kdが0.5〜4と
なるような剛性調整梁13を粘弾性ダンパー(振動エネ
ルギー吸収体)17に直列に接合することにより、低温
度、例えば、10℃において急激な軸力の増大を抑制す
ることができる。また、温度が高くなると直列に接合さ
れる剛性調整梁13(金属ばね)の影響は低温度に比べ
小さくなり、結果として粘弾性の温度依存性を緩和させ
る作用、効果がある。また、このような調整は、剛性調
整梁13を使用することで、直列ばね剛性を自由に、か
つ明確に設定できることによる。
【0052】図18及び図19において、剛性調整梁1
3(金属ばね)と制振間柱14の結合体としての剛性や
減衰係数についてもせん断力の場合と同様に、剛性調整
梁13を粘弾性ダンパー(振動エネルギー吸収体)17
に直列に接合することにより、低温度で過大になること
を防止することができる。また高温度での金属ばねの影
響は小さくなり、温度依存性が緩和される。
【0053】以上の粘弾性ダンパー17の温度依存性が
緩和されることにより、剛性調整梁13付きの制振間柱
14を建物に適用した場合、構造体の振動特性を安定さ
せることができ、一定の振動減衰効果を期待できるよう
になり、一方で、制振間柱14自身も作用せん断力が軽
減されることでコスト的に経済的な制振間柱を実現でき
る。
【0054】なお、本発明において重要なことは、粘弾
性ダンパー17組み込みの制振間柱14を直接主体構造
の梁3に固定しないで、梁3と平行に配置した剛性調整
梁13に支持させる点であり、剛性調整梁13と梁3と
の固定構造や固定部位、さらに、制振間柱14と剛性調
整梁13との補強結合構造などは設計に応じて変更して
構わない。
【0055】
【発明の効果】本発明は、振動エネルギー吸収部(粘弾
性体のダンパー)の減衰性能は、ダンパーと柱・梁接合
部間のばね剛性、つまり、両部材間を結合している、梁
剛性が不明瞭な主体構造の梁に著しく影響される。この
点に関し、本発明では、主体構造の梁剛性の影響を回避
する構成としたので、次の効果を有している。
【0056】 主体構造の梁サイズによらず、制振間
柱と組み合わせた剛性調整梁によって直列ばねを決定で
きるので、直列ばね剛性を自在に調整でき、性能曲線に
見るように、温度が変化することによる振動エネルギー
吸収部(粘弾性体のダンパー)の減衰力、減衰係数、剛
性を性能目標に合わせて設定できるようになった。
【0057】 想定外の大規模な地震力が作用して振
動エネルギー吸収部(粘弾性体のダンパー)あるいはそ
の周辺が破損した場合に、取替えが主要構造部とは独立
に行えるため、修繕が容易である。この点、従来構造で
は、主体構造の梁の取替えは、コスト的にも技術的にも
極めて困難であったが、本発明では、この点が改良され
ている。
【0058】 振動エネルギー吸収部(粘弾性体のダ
ンパー)の減衰力が主体構造の梁に伝達されないため、
この主体構造梁はダンパー減衰力を考慮する必要なく設
計でき、設計取扱上においても容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は、本発明に係る粘弾性ダンパ
ーを組み込んだ制振間柱の配置構造の概要図と、これに
よる地震発生時の建築物の構造骨組の減衰作用の説明図
である。
【図2】本発明の実施形態1を示し、粘弾性ダンパーの
取付け態様を示す正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】粘弾性ダンパーの取付け部の拡大図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】(A)、(B)は、本発明の実施形態2を示
し、粘弾性ダンパーを組み込んだ制振間柱の配置構造を
示す拡大正面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】制振間柱と剛性調整梁を組立て製作した制振間
柱枠組みセットを、構築中の構造骨組みに組み込む前の
状態を示す説明図である。
【図9】制振間柱と剛性調整梁を組立て製作した制振間
柱枠組みセットを、構築中の構造骨組みに組み込だ後の
状態を示す説明図である。
【図10】図9のD−D断面図である。
【図11】鉄骨造の主体構造梁と剛性調整梁の端部との
固定構造を示す拡大図である。
【図12】図11のE−E断面図である。
【図13】RC造の主体構造梁と剛性調整梁の端部との
固定構造を示す拡大図である。
【図14】本発明の実施形態3として、制振間柱と剛性
調整梁との補強固定構造を示す正面図である。
【図15】(A)、(B)は、本発明の実施形態4とし
て示す、粘弾性ダンパーの拡大図と側面図、(C)、
(D)は、図(B)の部分拡大図である。
【図16】本発明における制振間柱のせん断力と温度と
の関係を示す説明図である。
【図17】本発明における粘弾性ダンパーの剛性(K
d)と剛性調整梁と間柱4a、4bの結合体としての剛
性(Kc)との割合と温度との関係を示す説明図であ
る。
【図18】本発明における制振間柱と剛性調整梁の結合
体としての等価剛性と温度との関係を示す説明図であ
る。
【図19】本発明における制振間柱と剛性調整梁の結合
体としての減衰係数と温度との関係を示す説明図であ
る。
【図20】(A)、(B)は、従来例に係る粘弾性ダン
パーを組み込んだ制振間柱の配置構造の概要図と、これ
による地震発生時の建築構造骨組の減衰作用の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 柱 2 柱・梁接合部 3 梁 3a 上階梁 3b 下階梁 4 間柱 4a 上部間柱 4b 下部間柱 5 粘弾性体 5a 外鋼板 5b 内鋼板 6 粘弾性ダンパー 7 接合プレート 8 補強プレート 9 溶接 10 内側フランジ 10a 外側フランジ 11 内側フランジ 12 固定部 13 剛性調整梁 13a 上部剛性調整梁 13b 下部剛性調整梁 14 間柱 14a 上部間柱 14b 下部間柱 15 粘弾性体 16 先端部 17 粘弾性ダンパー(振動エネルギー吸収部) 18 固定ボルト 19 外ダイアフラム 20 補剛リブ 21 フランジ 22 ウェブ 23 端部接合プレート 24 固定ボルト 25 制振間柱枠組セット 26 スペーサ 26a スペーサ 27 端部接合プレート 28 固定ボルト 29 補強リブ 30 アンカーボルト 31 曲面 33 ストッパー 34 ナット 35 スタッド 36 補強プレート 37 ボルト挿通孔 38 床板 39 コンクリート床スラブ 40 方杖 41 固定ボルト 42 制振ボックス 43 半液状の粘性体 44 制振鋼材 45 底板 46 補強つば 47 固定ボルト 48 取付け板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/04 F16F 15/04 A (72)発明者 白井 貴志 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 中村 博志 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA06 BD08 BE04 EA38 3J069 AA35 AA40 BB01 BB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱、梁で構成される建築構造物の制振間
    柱であって、H形鋼製の一方の間柱部材に固定された内
    鋼板と、他方の間柱部材に固定された外鋼板が交互に単
    層又は複層に積層して配置され、これらの間に粘弾性体
    を挟持して振動エネルギー吸収部が形成され、前記間柱
    部材の両方又は一方は剛性調整梁に固定され、当該剛性
    調整梁は主体梁構造の梁の両端部付近に支持されたこと
    を特徴とする制振間柱。
  2. 【請求項2】 前記内鋼板または外鋼板の側面に補剛リ
    ブを固着したことを特徴とする請求項1記載の制振間
    柱。
  3. 【請求項3】 前記主体構造の梁に固定された剛性調整
    梁と間柱のうち、片方または両方の合計した水平剛性が
    振動エネルギー吸収部の水平剛性に対し、0.5倍以上
    4.0以下の剛性を保持していることを特徴とする請求
    項1または2記載の制振間柱。
  4. 【請求項4】 前記間柱と、剛性調整梁の主体構造梁と
    の支持部との間を方杖で連結したことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載の制振間柱。
  5. 【請求項5】 剛性調整梁はH形鋼材であることを特徴
    とする請求項1〜4の何れか1項に記載の制振間柱。
  6. 【請求項6】 柱、梁で構成される建築構造物の制振間
    柱であって、一方の間柱部材を構成する制振ボックスに
    粘性流体が封入されていると共に、この制振ボックスに
    他方の間柱部材を構成する制振鋼材が挿入されて振動エ
    ネルギー吸収部が構成されたことを特徴とする請求項
    1,3,4,5の何れか1項に記載の制振間柱。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項に記載の制振
    間柱と剛性調整梁を予め工場にて組立ててなる制振間柱
    枠組みセットを、現場にて建築物の構造骨組に組み込
    み、前記剛性調整梁を主体構造の梁の両端部付近に固着
    することを特徴とする制振間柱の構築方法。
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