JPH11241526A - 制震壁、制震壁の取付方法および制震壁を用いる制震構造物 - Google Patents

制震壁、制震壁の取付方法および制震壁を用いる制震構造物

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JPH11241526A
JPH11241526A JP10042221A JP4222198A JPH11241526A JP H11241526 A JPH11241526 A JP H11241526A JP 10042221 A JP10042221 A JP 10042221A JP 4222198 A JP4222198 A JP 4222198A JP H11241526 A JPH11241526 A JP H11241526A
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fixed
outer container
structural member
floor
damping wall
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JP10042221A
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Shinji Sera
信次 世良
Susumu Kawaguchi
晋 川口
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Obayashi Corp
NTT Power and Building Facilities Inc
Sumitomo Construction Co Ltd
Original Assignee
Obayashi Corp
NTT Power and Building Facilities Inc
Sumitomo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制震壁を取り付ける取付ボルトの本数を大幅
に減らすことができ、制震壁の構造物への取付が容易で
あり、取付ボルトの設計が容易となり、断面欠損が少な
く構造部材の強度を増すことができる制震壁、その取付
方法および制震壁を用いる制震構造物を提供する。 【解決手段】 下層階の構造部材11に固定され上方に
開口する外容器12と、上層階の構造部材13より垂下
して固定され外容器12内に非接触状態に位置する内板
14と、外容器12に注入される粘性流体15とを備
え、外容器12の下端部は下層階の構造部材11に固着
された2枚のガセットプレート21、21間に挟持され
水平方向の結合部材22により固定され、内板14の上
端部は上層階の構造部材13に固着された2枚のガセッ
トプレート20、20間に挟持され水平方向の結合部材
22により固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性を利用して地
震等の振動を減衰させる制震装置に関し、特に壁面に取
り付けできる制震壁、その取付方法および制震壁を用い
る制震構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の制震壁1は、図7に示されるよう
に下層階の梁等の構造部材2に取り付けられた外容器3
と、外容器3内に非接触状態に位置し上層階の梁等の構
造部材4に取り付けられた内板5と、外容器3内に収納
された粘性体6とから構成されている。そして、地震等
により上下の構造部材2、4間に振動による変位が生ず
ると、粘性体6内を内板5が移動することによる粘性抵
抗により振動が減衰されるものである。
【0003】この種の制震壁1においては、内板5はそ
の上部に固着されたフランジプレート5aが上部の構造
部材4にねじ止めされ、外容器3も同様にその下部に固
着されたフランジプレート3aが下部の構造部材2にね
じ止めされている。そして、フランジプレートを固定す
る取付ボルトは、図7には概略示されているが実際には
複数列に多数本が配列されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た制震壁1においては、上下の両フランジプレート3
a、5aがねじ止めにより固定され、取付ボルトには引
っ張り荷重と剪断荷重がかかるため、取付ボルトの本数
が多数本必要となり、必然的にフランジプレート3a、
5aが大きくなるという問題がある。また、フランジプ
レート3a、5aを上下の梁等の構造部材2、4に多数
本の取付ボルトにより固定するため、取付が煩雑とな
り、手間を要するとともに、ボルト孔の断面欠損が大き
くなるという問題がある。
【0005】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、取付ボルトの本数を大幅に減らすこ
とができ、制震壁の構造物への取付が容易に行え、取付
ボルトの設計が容易となり、断面欠損が少なく構造部材
の強度を増すことができる制震壁、制震壁の取付方法お
よび制震壁を用いる制震構造物を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る制震壁は、下層階の構造部材に固定さ
れ上方に開口する外容器と、上層階の構造部材より垂下
して固定され前記外容器内に非接触状態に位置する内板
と、前記外容器に注入される粘性流体とを備え、前記外
容器の下端部は下層階の構造部材に固着された2枚のガ
セットプレート間に挟持され水平方向の結合部材により
固定され、前記内板の上端部は上層階の構造部材に固着
された2枚のガセットプレート間に挟持され水平方向の
結合部材により固定されることを特徴とする。
【0007】本発明に係る制震壁の取付方法は、下層階
の構造部材に固定され上方に開口する外容器と、上層階
の構造部材より垂下して固定され前記外容器内に非接触
状態に位置する内板と、前記外容器に注入される粘性流
体とを備える制震壁の前記外容器と内板とを仮止めし、
上層階の構造部材に固着された2枚のガセットプレート
間に前記内板の上端部を水平方向の結合部材により固定
して制震壁を吊り上げ、制震壁を降下させながら下層階
の構造部材に固着された2枚のガセットプレート間に前
記外容器の下端部を挿入し、水平方向の結合部材により
前記外容器の下端部を下層階の構造部材に固定すること
を特徴とする。
【0008】また、本発明に係る制震壁の他の取付方法
は、下層階の構造部材に固定され上方に開口する外容器
と、上層階の構造部材より垂下して固定され前記外容器
内に非接触状態に位置する内板と、前記外容器に注入さ
れる粘性流体とを備える制震壁の前記外容器と内板とを
仮止めし、上層階の構造部材に固着された2枚のガセッ
トプレート間に前記内板の上端部を水平方向の結合部材
により固定して制震壁を吊り上げ、制震壁を降下させな
がら下層階の構造部材に固着された1枚のガセットプレ
ートに前記外容器の下端部の一面を当接し、前記外容器
の下端部の他面に他のガセットプレートを当接させて水
平方向の結合部材により他のガセットプレートを前記外
容器の下端部に固定し、前記他のガセットプレートを下
層階の構造部材に固着することにより前記外容器の下端
部を下層階の構造部材に固定することを特徴とする。
【0009】本発明に係る制震壁を用いる制震構造物
は、上方に開口する外容器と、前記外容器内に非接触状
態に位置する内板と、前記外容器に注入される粘性流体
とから構成される制震壁の上端部を、上層階の構造部材
に固着された2枚のガセットプレート間に水平方向の結
合部材により固定し、前記制震壁の下端部を下層階の構
造部材に固着された2枚のガセットプレート間に水平方
向の結合部材により固定することを特徴とする。
【0010】前記のように構成された、制震壁、制震壁
の取付方法および制震壁を用いる制震構造物によれば、
制震壁を少ない本数の水平方向の結合部材により取り付
けることができるので、取付が極めて容易となる。ま
た、構造部材に取付ボルトの孔が不要となり、断面欠損
がなくなるため構造部材の強度を増すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る制震壁の一実施形態の
一部破断正面図、図2(a)は図1のA−A線拡大断面
図、図2(b)は図1のB−B線拡大断面図である。図
1〜2において、制震壁10は下層階の構造部材11に
固定され上方が開口する外容器12と、上層階の構造部
材13より垂下して固定され外容器12内に非接触状態
に位置する内板14と、外容器12に注入される粘性流
体15とを備える。外容器12は金属板材を溶接等によ
り接合した上方が開口する容器であり、下端部には下フ
ランジプレート16が溶接等により固着されている。外
容器12内には、粘性流体15として例えばポリイソブ
チレン等の高粘度の流体が注入されている。内板14は
金属板材等より構成され上端には上フランジプレート1
7が溶接等により固着されている。上下のフランジプレ
ート16、17には水平方向に複数の結合孔16a、1
7aが穿設されている。
【0012】内板14の両側部には受け部材14a、1
4aが突設されており、この受け部材には通孔が穿設さ
れている。また、外容器12にも同様に両側部に受け部
材12a、12aが突設されており、この受け部材にも
通孔が穿設されている。両受け部材を連結する仮止め板
18、18が仮止めボルト19により固定され、内板1
4と外容器12とは仮止めされて連結される。この仮止
め板18、18は制震壁の取付が完了すると取り外され
るものである。
【0013】上層階の構造部材13には、平行の2枚の
ガセットプレート20、20が溶接により鉛直方向に固
着され、下層階の梁等の構造部材11には、平行の2枚
のガセットプレート21、21が溶接により鉛直方向に
固着されている。上方の2枚のガセットプレート20、
20の間隔は、上フランジプレート17の厚さと略等し
いか、あるいは僅かに大きく設定され、上フランジプレ
ート17が挿入可能である。また、下方の2枚のガセッ
トプレート21、21の間隔は、下フランジプレート1
6の厚さと略等しいか、あるいは僅かに大きく設定さ
れ、下フランジプレート16が挿入可能である。
【0014】上方の2枚のガセットプレート20、20
には、上方のフランジプレート17に穿設された結合孔
17aに対応して、水平方向に取付孔が穿設されてお
り、下方の2枚のガセットプレート21、21には、下
方のフランジプレート16に穿設された結合孔16aに
対応して、水平方向に取付孔が穿設されている。そし
て、この取付孔、結合孔16a、17aを水平方向の結
合部材である取付ボルト22が貫通している。取付ボル
ト22は図示のように中心部の本数が少なく、両側部の
本数が多く設けられており、地震時における振動の抑制
を行うときの応力の分布に対応している。制震壁10は
前記したような構成であり、柱、梁等の構造部材で構成
される建築構造物に設置され、この建築構造物を制震構
造物30(図3参照)とするものである。
【0015】本実施形態の制震壁10は前記構成であ
り、以下にその取付方法について図3〜4を参照して説
明する。図3は本発明に係る制震壁の取付方法を示す動
作説明図、図4(a)、(b)はそれぞれ図3の要部拡
大断面図である。前記したように制震壁10は、上方に
開口する外容器12と、外容器12内に非接触状態に位
置する内板14と、外容器12に注入される粘性流体1
5とを備えるものである。制震壁10を取り付けると
き、まず、外容器12と内板14とを、その両側の受け
部材12a、14aを仮止め板18、18と仮止めボル
ト19により固定することにより仮止めし、両者を連結
する。
【0016】そして、図4(a)に示されるように、上
層階の構造部材13に固着された上方の2枚のガセット
プレート20、20間に内板14の上端部の上フランジ
プレート17を挿入し、水平方向の結合部材である取付
ボルト22により固定する。このあと、図3に示される
ように、柱、梁等により構成される構造物30の所定の
位置に制震壁10を取り付けるべく、制震壁10および
構造部材13をワイヤ40により吊り上げる。なお、下
層階の構造部材11には、下方の2枚のガセットプレー
ト21、21がすでに固着されている。
【0017】制震壁10および構造部材13を徐々に降
下させ、図4(b)に示されるように、下層階の構造部
材11に固着された下方の2枚のガセットプレート2
1、21間に外容器12の下端部の下フランジプレート
16の一部を挿入し、構造部材13を梁材の突出部3
1、31にガセットプレート(図示せず)により固定す
る。そして、仮止め板18、18と仮止めボルト19と
を取り外すと、外容器12は粘性抵抗により徐々に降下
して所定時間(数時間)経過後に下フランジプレート1
6の結合孔16aとガセットプレート21の取付孔とが
一致する。このときに取付ボルト22を挿入して下層階
の構造部材11に外容器12の下端部の下フランジプレ
ート16を固定し、制震壁10が完成する。
【0018】構造部材11と下方のガセットプレート2
1、21とは溶接等により固着され、構造部材13と上
方のガセットプレート20、20とは同様に溶接等によ
り固着されており、上下のガセットプレート間に制震壁
10の上下端部を挿入し、水平方向に取付ボルト22を
挿入して制震壁10を固定できるので、制震壁10の取
付は容易に行える。また、取付ボルト22には引っ張り
方向の荷重が作用することがなく、剪断方向の荷重のみ
が作用するため、取付ボルトの本数を大幅に減少させる
ことができ、ネジ締めの行程も大幅に削減できる。従来
のように引っ張り方向と剪断方向の荷重が作用する場合
と比べ、略同一条件の場合、取付ボルトの本数は50〜
60パーセント減とすることができる。さらに、上下の
構造部材11、13には取付ボルトの孔が不要となるの
で、構造部材である梁等に断面欠損を生じさせない。
【0019】本発明に係る制震構造物30は、前記した
ように上方に開口する外容器12と、外容器12内に非
接触状態に位置する内板14と、外容器12に注入され
る粘性流体15とを備える制震壁10の上端部を、上層
階の構造部材13に固着された2枚のガセットプレート
間に水平方向の結合部材22により固定し、制震壁10
の下端部を下層階の構造部材11に固着された2枚のガ
セットプレート間に水平方向の結合部材22により固定
することにより構成され、制震壁10の取付が容易に行
え、構造部材11、13の強度を低下させず、頑強な制
震構造物30を達成することができる。
【0020】つぎに、本発明の制震壁10の他の取付方
法を図5を参照して説明する。図5は他の取付方法を示
す動作説明図である。この取付方法は、制震壁10の外
容器12と内板14との仮止め、制震壁10の上方のガ
セットプレート20、20への挿入、固定は同様である
ので詳細な説明は省略し、下方のガセットプレートへの
固定について説明する。下層階の構造部材11には1枚
のガセットプレート21のみが溶接等により固着されて
おり、ワイヤで吊り上げられた制震壁10は徐々に降下
され、ガセットプレート21に外容器12の下端部の下
フランジプレート16を当接させる。このあと、仮止め
板、仮止めボルトを取り外すと外容器12は所定時間か
けて徐々に降下し、外容器12の結合孔と下フランジプ
レート16の取付孔とが一致したとき、他のガセットプ
レート21aを下フランジプレート16の他方の面に当
接させて、取付ボルト22により下フランジプレート1
6に固定する。さらに、他のガセットプレート21a
を、矢印xに示すコーナ部分を溶接することにより固着
する。
【0021】このように、下層階は1枚のガセットプレ
ート21のみが固着されているので、前記した取付方法
と同様の効果の他に、制震壁10を下層階のガセットプ
レート21に対応させやすく、また上層階の構造部材1
3と梁材の突出部31との接合が容易に行えるという効
果を奏する。
【0022】本発明の係る制震壁の他の実施形態につい
て図6を参照して説明する。図6はその一部を省略した
断面図である。制震壁10Aは基本的には前記した実施
形態と同等の構成であり、下層階の構造部材に固定され
上方が開口する2つの収容室12A、12Aを有する外
容器12と、上層階の構造部材より垂下して固定され外
容器12の2つの収容室12A、12A内に非接触状態
に間隔を空けて位置する2枚の内板14A、14Aと、
外容器12の2つの収容室12A、12Aに注入される
粘性流体15、15とを備える。外容器12の下端部に
は下フランジプレート16が溶接等により固着されてお
り、下方の2枚のガセットプレート21、21間に取付
ボルト22により固定されている。内板14A、14A
の上端部には上フランジプレート17が溶接等により固
着されており、上方の2枚のガセットプレート20、2
0間に取付ボルト22により固定されている。この場合
は、内板が2枚となり粘性抵抗力が大きくなるため、取
付ボルト22の本数は前記した実施形態と比べて多数必
要となる。
【0023】この実施形態においても、前記した2つの
取付方法により制震壁10Aを建築構造物に取り付ける
ことができ、同様の効果を奏するものである。この実施
形態においては、さらに、2つの収容室を有する外容器
12と、外容器12の2つの収容室内に非接触状態に位
置する2枚の内板14A、14Aと、外容器12の2つ
の収容室に注入される粘性流体15、15から構成され
ているため、地震等の振動に対する減衰性能を高めるこ
とができるという効果を奏する。また、粘性抵抗力が大
きくなり、減衰性能が向上しても取付ボルトには剪断荷
重しか作用しないので、ボルトの設計は容易に行えると
いう効果がある。
【0024】なお、内板として1枚の実施形態と、2枚
の実施形態を示したが、本発明はこれに限らず3枚以上
でも可能であり、内板の枚数に必要な収容室を設ければ
よいことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
取付ボルトの本数を大幅に減らすことができるので構成
を簡単にでき、制震壁の構造物への取付が容易となる。
構造部材への取付ボルトの孔が不要となるので、断面欠
損が生じなくなり、構造部材の強度を増すことができ
る。取付ボルトは剪断荷重のみが作用するので設計が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制震壁の一実施形態の一部破断正
面図である。
【図2】(a)は図1のA−A線拡大断面図、(b)は
図1のB−B線拡大断面図である。
【図3】本発明に係る制震壁の取付方法を示す動作説明
図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ図3の要部拡大断面
図である。
【図5】本発明に係る制震壁の他の取付方法を示す動作
説明図である。
【図6】本発明に係る制震壁の他の実施形態の断面図で
ある。
【図7】従来技術を示し、(a)は一部を破断した状態
の概略正面図、(b)は(a)の中央縦断面図である。
【符号の説明】
10、10A 制震壁 11、13 構造部材 12 外容器 12A、12A 収容室 14、14A 内板 15 粘性流体 16、17 フランジプレート 16a、17a 結合孔 18 仮止め板 19 仮止めボルト 20、21、21a ガセットプレート 22 取付ボルト 30 構造物 31 梁材の突出部 40 ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 世良 信次 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 川口 晋 東京都港区芝浦3丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層階の構造部材に固定され上方に開口
    する外容器と、上層階の構造部材より垂下して固定され
    前記外容器内に非接触状態に位置する内板と、前記外容
    器に注入される粘性流体とを備え、前記外容器の下端部
    は下層階の構造部材に固着された2枚のガセットプレー
    ト間に挟持され水平方向の結合部材により固定され、前
    記内板の上端部は上層階の構造部材に固着された2枚の
    ガセットプレート間に挟持され水平方向の結合部材によ
    り固定されることを特徴とする制震壁。
  2. 【請求項2】 下層階の構造部材に固定され上方に開口
    する外容器と、上層階の構造部材より垂下して固定され
    前記外容器内に非接触状態に位置する内板と、前記外容
    器に注入される粘性流体とを備える制震壁の前記外容器
    と内板とを仮止めし、上層階の構造部材に固着された2
    枚のガセットプレート間に前記内板の上端部を水平方向
    の結合部材により固定して制震壁を吊り上げ、制震壁を
    降下させながら下層階の構造部材に固着された2枚のガ
    セットプレート間に前記外容器の下端部を挿入し、水平
    方向の結合部材により前記外容器の下端部を下層階の構
    造部材に固定することを特徴とする制震壁の取付方法。
  3. 【請求項3】 下層階の構造部材に固定され上方に開口
    する外容器と、上層階の構造部材より垂下して固定され
    前記外容器内に非接触状態に位置する内板と、前記外容
    器に注入される粘性流体とを備える制震壁の前記外容器
    と内板とを仮止めし、上層階の構造部材に固着された2
    枚のガセットプレート間に前記内板の上端部を水平方向
    の結合部材により固定して制震壁を吊り上げ、制震壁を
    降下させながら下層階の構造部材に固着された1枚のガ
    セットプレートに前記外容器の下端部の一面を当接し、
    前記外容器の下端部の他面に他のガセットプレートを当
    接させて水平方向の結合部材により他のガセットプレー
    トを前記外容器の下端部に固定し、前記他のガセットプ
    レートを下層階の構造部材に固着することにより前記外
    容器の下端部を下層階の構造部材に固定することを特徴
    とする制震壁の取付方法。
  4. 【請求項4】 上方に開口する外容器と、前記外容器内
    に非接触状態に位置する内板と、前記外容器に注入され
    る粘性流体とを備える制震壁の上端部を、上層階の構造
    部材に固着された2枚のガセットプレート間に水平方向
    の結合部材により固定し、前記制震壁の下端部を下層階
    の構造部材に固着された2枚のガセットプレート間に水
    平方向の結合部材により固定することを特徴とする制震
    壁を用いる制震構造物。
JP10042221A 1998-02-24 1998-02-24 制震壁、制震壁の取付方法および制震壁を用いる制震構造物 Pending JPH11241526A (ja)

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