JP2000220318A - 制震壁 - Google Patents

制震壁

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JP2000220318A
JP2000220318A JP11020845A JP2084599A JP2000220318A JP 2000220318 A JP2000220318 A JP 2000220318A JP 11020845 A JP11020845 A JP 11020845A JP 2084599 A JP2084599 A JP 2084599A JP 2000220318 A JP2000220318 A JP 2000220318A
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明雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な耐力をもって箱体又は抵抗板を下梁又
は上梁に固定でき、作業工数の低減とコストダウンを図
り得、しかも、箱体及び抵抗板からなる組み合わせ体を
下梁及び上梁間に複数個並設する際にも、これらのうち
の隣接する箱体又は抵抗板を互いに相互に簡単に強固に
連結できる制震壁を提供すること。 【解決手段】 制震壁1は、建物の一対の柱2及び3間
に形成されており、建物壁における下支持手段4及び上
支持手段5と、上部に開口6を有して、下部で下支持手
段4に下部固定手段7を介して固定された箱体8と、箱
体8に対して隙間9をもって当該箱体8内に配されてお
り、上部で上支持手段5に上部固定手段10を介して固
定された抵抗板11と、箱体8と当該箱体8内に配され
た抵抗板11との間の隙間に充填された粘性体12とを
具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所用のビル、
集合住宅、戸建住宅の建物の壁、特にこれらの建物に加
わる地震等の振動を減衰させる制震壁に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】制震壁として、下梁及
び上梁と、上部に開口を有して、下部で下梁に固定され
た箱体と、この箱体に対して隙間をもって当該箱体内に
配されており、上部で上梁に固定された抵抗板と、箱体
と当該各箱体内に配された抵抗板との間の隙間に充填さ
れた粘性体とを具備し、地震等の振動に際して、下梁に
対する上梁の相対的水平変位に基づく箱体と抵抗板との
間の同じく相対的水平変位において箱体内に収容された
粘性体に粘性剪断を生じさせて、この粘性剪断による減
衰力により地震等の振動を減衰させるものが提案されて
いる。
【0003】斯かる制震壁においては、箱体及び抵抗板
を夫々下梁及び上梁に固定する必要があるが、この固定
手段としては、特開平10−46865号公報に記載さ
れているようなものがあるが、この公報に記載の固定手
段によれば、箱体又は箱体及び抵抗板からなる組み合わ
せ体を自立構造とすることが困難であり、これらの運
搬、保管、設置作業における取り扱いが面倒となる上
に、安全性に特別の配慮が必要となる虞がある。
【0004】また、地震等に起因する箱体と抵抗板との
間の相対的水平変位においては、箱体及び抵抗板には大
きな水平力と曲げモーメントとが加わることになるが、
公報に記載の固定手段では、この水平力と曲げモーメン
トとに基づく剪断力と引っ張り力とに耐え得るために、
多数のボルトと、相当の厚みの固定用の鋼板とを用いな
ければならず、作業工数の増大とコストアップを招来す
る虞がある。
【0005】加えて、箱体及び抵抗板からなる組み合わ
せ体を複数個並設してこれらのうちの隣接する箱体又は
抵抗板を互いに相互に連結する場合には、公報に記載の
固定手段では、これに容易に直ちに対処できず、他の連
結手段を新たに必要として、多くの部品を準備する必要
があり、これによっても、作業工数の増大とコストアッ
プを招来する虞がある。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、十分な耐力をもっ
て箱体又は抵抗板を下梁又は上梁に固定でき、作業工数
の低減とコストダウンを図り得、しかも、箱体及び抵抗
板からなる組み合わせ体を下梁及び上梁間に複数個並設
する際にも、これらのうちの隣接する箱体又は抵抗板を
互いに相互に簡単に強固に連結できる制震壁を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の制
震壁は、建物壁における下支持手段及び上支持手段と、
上部に開口を有して、下部で下支持手段に下部固定手段
を介して固定された少なくとも一つの箱体と、この箱体
に対して隙間をもって当該箱体内に配されており、上部
で上支持手段に上部固定手段を介して固定された抵抗板
と、箱体と当該箱体内に配された抵抗板との間の隙間に
充填された粘性体とを具備しており、箱体は、互いに対
向して配された一対の狭幅側壁板と、互いに対向して配
された一対の幅広側壁板と、これら狭幅側壁板及び幅広
側壁板の下端に固着された底壁板とを一体的に具備して
おり、下部固定手段は、下支持手段の横方向の一方の側
端の側端フランジプレートに固着された一方の下梁側ガ
セットプレートと、下支持手段の横方向の他方の側端の
側端フランジプレートに固着された他方の下梁側ガセッ
トプレートと、横方向の一方の最縁部に位置した箱体の
狭幅側壁に固着された一方の箱体側ガセットプレート
と、横方向の他方の最縁部に位置した箱体の狭幅側壁に
固着された他方の箱体側ガセットプレートと、一方の下
梁側ガセットプレートと一方の箱体側ガセットプレート
とをその両側面から挟持した一方の側部スプライスプレ
ートと、他方の下梁側ガセットプレートと他方の箱体側
ガセットプレートとをその両側面から挟持した他方の側
部スプライスプレートと、一方の下梁側ガセットプレー
ト、箱体側ガセットプレート及び側部スプライスプレー
トを共締めした一方の高力ボルトと、他方の下梁側ガセ
ットプレート、箱体側ガセットプレート及び側部スプラ
イスプレートを共締めした他方の高力ボルトとを具備し
ている。
【0008】第一の態様の制震壁によれば、一方の下梁
側ガセットプレートと側部スプライスプレートとを、ま
た一方の箱体側ガセットプレートと側部スプライスプレ
ートとを、夫々高力ボルトにより二面摩擦接合させ、同
じく、他方の下梁側ガセットプレートと側部スプライス
プレートとを、また他方の箱体側ガセットプレートと側
部スプライスプレートとを、夫々高力ボルトにより二面
摩擦接合させ、しかも、箱体の横方向の両最縁部で当該
箱体を下部固定手段に固定しているために、高力ボルト
に加わる剪断力を低減でき、地震等に際する箱体と抵抗
板との間の相対的水平変位において、箱体及び抵抗板に
大きな水平力と曲げモーメントとが加わっても、それに
基づく剪断力と引っ張り力とに十分耐えることができ、
而して、高力ボルトの個数を削減できる上に、ガセット
プレート並びにスプライスプレートにそれほど厚肉の鋼
板を用いる必要がなく、大幅な作業工数の低減及びコス
トダウンを図ることができる。
【0009】本発明の第二の態様の制震壁では、第一の
態様の制震壁において、一方及び他方の下梁側ガセット
プレートと一方及び他方の箱体側ガセットプレートと
は、その互いに対面する上部及び下部縁部に、箱体の底
壁板と下支持手段の上端との重ね合わせ面近傍に空間を
形成すべく、切欠きを具備している。
【0010】第二の態様の制震壁によれば、一方及び他
方の下梁側ガセットプレートと同じく一方及び他方の箱
体側ガセットプレートとが切欠きを具備しているため
に、底壁板及び下支持手段の上端の横方向外側への多少
の突出を許容でき、また、支持手段の上端への箱体の載
置後に、底壁板と下支持手段の上端との重ね合わせ面が
多少横方向に突出しても、この突出を許容でき、更に、
当該載置後に、切欠きによって形成される空間を利用し
て、重ね合わせ面に溶接を施すことができ、而して、底
壁板と下支持手段の上端とを、高力ボルトに加えて、こ
の溶接によっても相互にしっかりと固着できるようにな
る。
【0011】本発明の第三の態様の制震壁では、第一又
は第二の態様の制震壁において、下支持手段は、上端フ
ランジプレートを具備しており、箱体の底壁板は、下支
持手段の上端フランジプレートに重ね合わされており、
下部固定手段は、箱体の底壁板と下支持手段の上端フラ
ンジプレートとを共締めした高力ボルトを更に具備して
いる。
【0012】第三の態様の制震壁によれば、箱体の底壁
板と支持手段の上端フランジプレートとが高力ボルトに
より互いに一面摩擦接合をもって固着されているため
に、箱体の支持手段への固定を更に強固なものとでき
る。
【0013】本発明の第四の態様の制震壁では、第一か
ら第三の態様のいずれかの制震壁において、下支持手段
は、下大梁と、この下大梁に固着された嵩上げ金物板と
を具備しており、両側端フランジプレートの夫々は、嵩
上げ金物板に固着されている。
【0014】第四の態様の制震壁によれば、嵩上げ金物
板を介して箱体を下大梁に固定できるために、下大梁に
ボルト孔等を穿孔して、下大梁の強度を劣化させること
がなく、しかも、箱体の取り替えの際には、容易にその
作業を行い得る。
【0015】本発明の第五の態様の制震壁では、第一か
ら第四の態様のいずれかの制震壁において、一方及び他
方の下梁側ガセットプレート及び箱体側ガセットプレー
トのうちの少なくとも一つのガセットプレートにおい
て、高力ボルトが挿通されるその貫通孔は、当該ガセッ
トプレートに対してこれに共締めされるスプライスプレ
ートを位置決め調節できるように、高力ボルトに対して
若干クリアランスをもった径を有して形成されている。
【0016】第五の態様の制震壁によれば、ガセットプ
レートにおいて高力ボルトが挿通されるその貫通孔が、
当該高力ボルトに対して若干クリアランスをもった径を
有して形成されているので、ガセットプレートに対して
これに共締めされるスプライスプレートを位置決め調節
でき、而して、製作誤差などを吸収して、ガセットプレ
ートとスプライスプレートとを設置作業中に問題なしに
共締めすることができる。
【0017】本発明の第六の態様の制震壁では、第一か
ら第五の態様のいずれかの制震壁において、上部固定手
段は、上支持手段の下端フランジプレートに固着された
上梁側ガセットプレートと、この上梁側ガセットプレー
トと抵抗板の上部とをその両側面から挟持した上部スプ
ライスプレートと、上梁側ガセットプレート及び上部ス
プライスプレートを共締めした高力ボルトとを具備して
いる。
【0018】第六の態様の制震壁によれば、抵抗板の上
部を上梁側ガセットプレートと一対の上部スプライスプ
レートとにより二面摩擦接合をもって固定できるため
に、抵抗板を上部支持手段にしっかりと固定できる。
【0019】本発明の第七の態様の制震壁では、第一か
ら第六の態様のいずれかの制震壁において、前記の箱
体、抵抗板及び粘性体の組を横方向に並置して複数個具
備しており、隣接する箱体同志は、連結手段により相互
に連結されている
【0020】第七の態様の制震壁によれば、箱体、抵抗
板及び粘性体の組を複数個具備するために、制震効果が
増大し、しかも、夫々が連結手段により相互に連結され
ているために、これらをしっかりと上下支持手段間に固
定できる。
【0021】本発明の第八の態様の制震壁では、第七の
態様の制震壁において、連結手段は、隣接する箱体の対
面する狭幅側壁板に夫々固着された連結ガセットプレー
トと、この連結ガセットプレートをその両側面から挟持
した連結スプライスプレートと、これら連結ガセットプ
レート及び連結スプライスプレートを共締めした高力ボ
ルトとを具備している。
【0022】第八の態様の制震壁によれば、連結ガセッ
トプレートと一対の連結スプライスプレートとを二面摩
擦接合により固定しているために、箱体相互の連結が強
固となる。
【0023】本発明の第九の態様の制震壁では、第八の
態様の制震壁において、連結ガセットプレートにおい
て、高力ボルトが挿通されるその貫通孔は、当該連結ガ
セットプレートに対してこれに共締めされる連結スプラ
イスプレートを位置決め調節できるように、高力ボルト
に対して若干クリアランスをもった径を有して形成され
ている。
【0024】第九の態様の制震壁によれば、連結ガセッ
トプレートにおいて高力ボルトが挿通されるその貫通孔
が、当該高力ボルトに対して若干クリアランスをもった
径を有して形成されているので、連結ガセットプレート
に対してこれに共締めされる連結スプライスプレートを
位置決め調節でき、而して、製作誤差などを吸収して、
連結ガセットプレートと連結スプライスプレートとを連
結作業中に問題なしに共締めすることができる。
【0025】本発明の第十の態様の制震壁では、第七か
ら第九の態様のいずれかの制震壁において、連結手段
は、隣接する箱体間において少なくともその二個が縦方
向に並置されて配されている。
【0026】第十の態様の制震壁によれば、連結手段を
箱体間に複数個併置するために、箱体同士の連結を更に
強固なものとでき、而して、箱体を下支持手段にしっか
りと固定できる。
【0027】本発明の第十一の態様の制震壁は、建物壁
における下支持手段及び上支持手段と、上部に開口を有
して、下部で下支持手段に下部固定手段を介して固定さ
れた少なくとも一つの箱体と、この箱体に対して隙間を
もって当該箱体内に配されており、上部で上支持手段に
上部固定手段を介して固定された抵抗板と、箱体と当該
箱体内に配された抵抗板との間の隙間に充填された粘性
体とを具備しており、箱体は、互いに対向して配された
一対の狭幅側壁板と、互いに対向して配された一対の幅
広側壁板と、これら狭幅側壁板及び幅広側壁板の下端に
固着された底壁板とを一体的に具備しており、上部固定
手段は、上支持手段の横方向の一方の側端の側端フラン
ジプレートに固着された一方の上梁側ガセットプレート
と、上支持手段の横方向の他方の側端の側端フランジプ
レートに固着された他方の上梁側ガセットプレートと、
横方向の一方の最縁部に位置した抵抗板の側端フランジ
プレートに固着された一方の抵抗板側ガセットプレート
と、横方向の他方の最縁部に位置した抵抗板の側端フラ
ンジプレートに固着された他方の抵抗板側ガセットプレ
ートと、一方の上梁側ガセットプレートと一方の抵抗板
側ガセットプレートとをその両側面から挟持した一方の
側部スプライスプレートと、他方の上梁側ガセットプレ
ートと他方の抵抗板側ガセットプレートとをその両側面
から挟持した他方の側部スプライスプレートと、一方の
上梁側ガセットプレート、抵抗板側ガセットプレート及
び側部スプライスプレートを共締めした一方の高力ボル
トと、他方の上梁側ガセットプレート、抵抗板側ガセッ
トプレート及び側部スプライスプレートを共締めした他
方の高力ボルトとを具備している。
【0028】本発明の第十二の態様の制震壁では、第十
一の制震壁において、一方及び他方の上梁側ガセットプ
レートと一方及び他方の抵抗板側ガセットプレートと
は、その互いに対面する下部及び上部縁部に、協同して
空間を形成すべく、切欠きを具備している。
【0029】本発明の第十三の態様の制震壁では、第十
一又は第十二の態様の制震壁において、上支持手段は、
下端フランジプレートを具備しており、抵抗板は、上端
フランジプレートを具備しており、抵抗板の上端フラン
ジプレートは、上支持手段の下端フランジプレートに重
ね合わされており、上部固定手段は、抵抗板の上端フラ
ンジプレートと上支持手段の下端フランジプレートとを
共締めした高力ボルトを更に具備している。
【0030】本発明の第十四の態様の制震壁では、第十
一から第十三の態様のいずれかの制震壁において、上支
持手段は、上大梁と、この上大梁に固着された嵩下げ金
物板とを具備しており、上支持手段の下端フランジプレ
ート及び両側端フランジプレートの夫々は、嵩下げ金物
板に固着されている。
【0031】本発明の第十五の態様の制震壁では、第十
一から第十四の態様のいずれかの制震壁において、一方
及び他方の上梁側ガセットプレート及び抵抗板側ガセッ
トプレートのうちの少なくとも一つのガセットプレート
において、高力ボルトが挿通されるその貫通孔は、当該
ガセットプレートに対してこれに共締めされるスプライ
スプレートを位置決め調節できるように、高力ボルトに
対して若干クリアランスをもった径を有して形成されて
いる。
【0032】本発明の第十六の態様の制震壁では、第十
一から第十五の態様のいずれかの制震壁において、下部
固定手段は、下支持手段の上端フランジプレートに固着
された下梁側ガセットプレートと、箱体の底壁板に固着
された箱体側ガセットプレートと、この箱体側ガセット
プレートと下梁側ガセットプレートとをその両側面から
挟持した下部スプライスプレートと、箱体側ガセットプ
レート、下梁側ガセットプレート及び下部スプライスプ
レートを共締めした高力ボルトとを具備している。
【0033】本発明の第十七の態様の制震壁では、第十
一から第十六の態様のいずれかの制震壁において、前記
の箱体、抵抗板及び粘性体の組を横方向に並置して複数
個具備しており、隣接する抵抗板同志は、連結手段によ
り相互に連結されている。
【0034】本発明の第十八の態様の制震壁では、第十
七の態様の制震壁において、連結手段は、隣接する抵抗
板の対面する側端フランジプレートに夫々固着された連
結ガセットプレートと、この連結ガセットプレートをそ
の両側面から挟持した連結スプライスプレートと、これ
ら連結ガセットプレート及び連結スプライスプレートを
共締めした高力ボルトとを具備している。
【0035】本発明の第十九の態様の制震壁では、第十
八の態様の制震壁において、連結ガセットプレートにお
いて、高力ボルトが挿通されるその貫通孔は、当該連結
ガセットプレートに対してこれに共締めされる連結スプ
ライスプレートを位置決め調節できるように、高力ボル
トに対して若干クリアランスをもった径を有して形成さ
れている。
【0036】以上の第十一から第十九の態様の制震壁
は、抵抗板に関して、先に述べた第一から第十の制震壁
と同等の効果を得ることができる。
【0037】本発明の制震壁を適用し得る建物として、
事務所用のビル、集合住宅、戸建住宅を好ましい例とし
て挙げることができるが、特にこれに限定されない。
【0038】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を、図に
示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、
本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0039】図1から図11において、本例の制震壁1
は、建物の一対の柱2及び3間に形成されており、建物
壁における下支持手段4及び上支持手段5と、上部に開
口6を有して、下部で下支持手段4に下部固定手段7を
介して固定された箱体8と、箱体8に対して隙間9をも
って当該箱体8内に配されており、上部で上支持手段5
に上部固定手段10を介して固定された抵抗板11と、
箱体8と当該箱体8内に配された抵抗板11との間の隙
間に充填された粘性体12とを具備している。
【0040】箱体8は、互いに対向して配された一対の
狭幅側壁板15及び16と、狭幅側壁板15及び16を
橋絡して当該狭幅側壁板15及び16に溶接固着されて
おり、互いに対向して配された一対の幅広側壁板17及
び18と、狭幅側壁板15及び16を橋絡して、当該狭
幅側壁板15及び16並びに幅広側壁板17及び18の
上端に溶接固着されたL型鋼からなる開口形成部材19
及び20と、これら狭幅側壁板15及び16並びに幅広
側壁板17及び18の下端に溶接固着された底壁板21
と、狭幅側壁板15及び16を橋絡し、狭幅側壁板15
及び16並びに幅広側壁板17及び18に溶接固着さ
れ、縦方向に所定間隔をもって配されて、当該幅広側壁
板17及び18の夫々を補強したU型鋼からなる複数の
補強部材22と、幅広側壁板17及び18間の所定間隔
を保持する複数の間隔保持手段23と、底壁板21並び
に幅広側壁板17及び18に溶接固着されて、横方向に
所定間隔をもって配された複数の補強リブ24とを一体
的に具備している。
【0041】箱体8は、その底壁板21が下支持手段4
の上端としての後述の上端フランジプレート25に重ね
合わされ、しかも、複数の高力ボルト26により当該上
端フランジプレート25に固着されて、下支持手段4と
上支持手段5との間に配されている。
【0042】間隔保持手段23の夫々は、特に図8に詳
細に示すように、幅広側壁板17及び18を貫通したボ
ルト31と、ボルト31に螺着されたナット32と、ボ
ルト31が挿通されて幅広側壁板17と18との間に配
された円筒カラー33とを具備しており、円筒カラー3
3によって幅広側壁板17及び18間の所定間隔を保持
するようになっている。
【0043】抵抗板11は、幅広の抵抗板本体35と、
抵抗板本体35の箱体8外に位置した上部側縁に溶接固
着されたフランジ片36及び37と、箱体8の幅広側壁
板17及び18に対して所定の隙間9を保持する複数個
の隙間保持手段38とを具備しており、幅広側壁板17
及び18に対して抵抗板本体35が相対的に移動できる
ように、円筒カラー33の夫々を取り囲んで抵抗板本体
35には、楕円形の貫通孔34が穿孔されている。
【0044】隙間保持手段38の夫々は、特に図9に示
すように、抵抗板本体35を貫通して当該抵抗板本体3
5に取り付けられた両鍔39及び40付き隙間保持部材
41からなり、隙間保持部材41は、鍔39及び40に
おいて幅広側壁板17及び18に摺動自在に接触して、
抵抗板本体35と幅広側壁板17及び18との間の隙間
9を保持している。
【0045】箱体8又は箱体8及び抵抗板11からなる
組み合わせ体45では、特に図11に示すように、箱体
8が底壁板21を具備して形成されているために自立構
造となり、これらの運搬、保管、設置作業における取り
扱いが容易となり、安全性に極めてすぐれたものとな
る。
【0046】下支持手段4は、本例では、補強リブ51
が溶接固着されたH型鋼からなり、建物の所定階の床側
の下大梁52と、下大梁52上に配された嵩上げ金物5
3とを具備しており、嵩上げ金物53は、下大梁52の
上部のフランジ部54に溶接固着された嵩上げ金物板5
5と、嵩上げ金物板55の上縁に溶接固着された上端フ
ランジプレート25と、嵩上げ金物板55の両側端に溶
接固着された側端フランジプレート56及び57と、上
端フランジプレート25、嵩上げ金物板55及びフラン
ジ部54に溶接固着された補強リブ58とを具備してい
る。
【0047】下支持手段4において嵩上げ金物53を具
備していると、下大梁52にボルト孔等を穿孔して、下
大梁52の強度を劣化させることがなく、しかも、箱体
8の取り替えの際には、容易にその作業を行い得るの
で、好ましいが、このような嵩上げ金物53を具備しな
いで、下大梁52のみをもって下支持手段4を構成して
もよい。
【0048】上支持手段5は、補強リブ61が溶接固着
されたH型鋼からなり、建物の所定階の天井側の上大梁
62を具備しており、上大梁62は、下端フランジプレ
ートとしての下部のフランジ部63を有している。
【0049】下部固定手段7は、下支持手段4の横方向
の一方の側端の側端フランジプレート56に溶接固着さ
れた一方の下梁側ガセットプレート71と、下支持手段
4の横方向の他方の側端の側端フランジプレート57に
溶接固着された他方の下梁側ガセットプレート72と、
横方向の一方の最縁部に位置した箱体8の狭幅側壁、本
例では狭幅側壁15に溶接固着された一方の箱体側ガセ
ットプレート73と、横方向の他方の最縁部に位置した
箱体8の狭幅側壁、本例では狭幅側壁16に溶接固着さ
れた他方の箱体側ガセットプレート74と、下梁側ガセ
ットプレート71と箱体側ガセットプレート73とをそ
の両側面から挟持した一対の一方の側部スプライスプレ
ート75と、下梁側ガセットプレート72と箱体側ガセ
ットプレート74とをその両側面から挟持した一対の他
方の側部スプライスプレート77と、下梁側ガセットプ
レート71、箱体側ガセットプレート73及び側部スプ
ライスプレート75を共締めした複数個の一方の高力ボ
ルト79と、下梁側ガセットプレート72、箱体側ガセ
ットプレート74及び側部スプライスプレート77を共
締めした複数個の他方の高力ボルト80と、箱体8の底
壁板21と下支持手段4の上端フランジプレート25と
を共締めした複数個の高力ボルト81とを具備してい
る。
【0050】下梁側ガセットプレート71と箱体側ガセ
ットプレート73とは夫々、その互いに対面する上部及
び下部縁部91及び92に、箱体8の底壁板21と下支
持手段4の上端フランジプレート25との重ね合わせ面
93近傍に空間94を形成すべく、切欠き95を具備し
ており、同じく、下梁側ガセットプレート72と箱体側
ガセットプレート74とは夫々、その互いに対面する上
部及び下部縁部96及び97に、箱体8の底壁板21と
下支持手段4の上端フランジプレート25との重ね合わ
せ面93近傍に空間98を形成すべく、切欠き99を具
備している。
【0051】下梁側ガセットプレート71、72及び箱
体側ガセットプレート73、74において、高力ボルト
79及び80が挿通されるその貫通孔は、当該ガセット
プレート71、72、73及び74に対してこれに共締
めされるスプライスプレート75及び77を位置決め調
節できるように、高力ボルト79及び80に対して若干
クリアランスをもった径を有して形成されている。この
ような貫通孔の形状としては、本例では、縦方向に伸び
た長孔が好ましいが、必ずしもこれに限定されない。ま
た、位置決め調節のために、高力ボルト79及び80に
対して若干クリアランスをもった径を有した斯かる貫通
孔を、ガセットプレート71、72、73及び74に穿
孔する代わりに又はそれと共に、スプライスプレート7
5及び77に穿孔してもよいのは勿論である。
【0052】下部固定手段7においては、下梁側ガセッ
トプレート71と側部スプライスプレート75とを、ま
た箱体側ガセットプレート73と側部スプライスプレー
ト75及び76とを、夫々高力ボルト79により二面摩
擦接合させ、同じく、下梁側ガセットプレート72と側
部スプライスプレート77とを、また箱体側ガセットプ
レート74と側部スプライスプレート77とを、夫々高
力ボルト80により二面摩擦接合させ、しかも、箱体8
の横方向の両最縁部で当該箱体8を下支持手段4に固定
しているために、高力ボルト79、80及び81に加わ
る剪断力を低減でき、地震等に際する箱体8と抵抗板1
1との間の相対的水平変位において、箱体8及び抵抗板
11に大きな水平力と曲げモーメントとが加わっても、
それに基づく剪断力と引っ張り力とに十分耐えることが
でき、而して、高力ボルト79、80及び81の個数を
削減できる上に、ガセットプレート71、72、73及
び74並びにスプライスプレート75及び77にそれほ
ど厚肉の鋼板を用いる必要がなく、作業工数の大幅な低
減及びコストダウンを図ることができる。
【0053】また下部固定手段7においては、下梁側ガ
セットプレート71と箱体側ガセットプレート73との
夫々が切欠き95を具備し、下梁側ガセットプレート7
2と箱体側ガセットプレート74との夫々が切欠き99
を具備しているために、底壁板21及び上端フランジプ
レート25の横方向外側への多少の突出を許容でき、ま
た、支持手段4の上端フランジプレート25への箱体8
の載置後に、重ね合わせ面93が多少横方向に突出して
も、この突出を許容でき、更に、当該載置後に、切欠き
95及び切欠き99によって形成される空間94及び9
8を利用して、重ね合わせ面93に溶接を施すことがで
き、而して、底壁板21と上端フランジプレート25と
を、高力ボルト81に加えて、この溶接によっても相互
にしっかりと固着できるようになる。
【0054】上部固定手段10は、上支持手段5のフラ
ンジ部63に溶接固着された上梁側ガセットプレート1
11と、上梁側ガセットプレート111と抵抗板本体3
5の上部とをその両側面から挟持した三対の上部スプラ
イスプレート112、113及び114と、上梁側ガセ
ットプレート111及び上部スプライスプレート11
2、113及び114の夫々を共締めした夫々複数個の
高力ボルト115、116及び117と、上梁側ガセッ
トプレート111及びフランジ部63の夫々に溶接固着
された複数の補強リブ118と、上梁側ガセットプレー
ト111の横方向の一端及びフランジ部63に夫々溶接
固着された一方の側端フランジプレート120と、上梁
側ガセットプレート111の横方向の他端及びフランジ
部63に夫々溶接固着された他方の側端フランジプレー
ト121とを具備している。
【0055】上部固定手段10においては、上梁側ガセ
ットプレート111と上部スプライスプレート112、
113及び114とを、また、抵抗板本体35の上部と
上部スプライスプレート112、113及び114と
を、夫々高力ボルト115、116及び117により二
面摩擦接合させているために、高力ボルト115、11
6及び117に加わる剪断力を低減でき、高力ボルト1
15、116及び117の個数を低減できる。
【0056】なお上部固定手段10において、上部スプ
ライスプレート112、113及び114を用いること
なしに、上梁側ガセットプレート111に抵抗板本体3
5の上部を重ね合わせて、この重ね合わせ部に高力ボル
ト115、116及び117を適用して、一面摩擦接合
させてもよい。
【0057】以上の制震壁1は、地震等の振動に際し
て、箱体8と抵抗板11との間の相対的水平変位におい
て箱体8内に収容された粘性体12に粘性剪断を生じさ
せて、この粘性剪断による減衰力により地震等の振動を
減衰させる。
【0058】上部固定手段10は、下部固定手段7と同
様に、図12及び図13に示すように、上梁側ガセット
プレート131、132及び抵抗板側ガセットプレート
133、134を、フランジ部63及び側端フランジプ
レート120、121並びにフランジ片36及び37に
夫々溶接固着し、上梁側ガセットプレート131、13
2及び抵抗板側ガセットプレート133、134をその
両側面から挟持するようにして側部スプライスプレート
135及び136を夫々配して、これらを夫々複数の高
力ボルト137及び138により共締めするようにして
構成されていてもよい。
【0059】また、上支持手段5を、図14及び図15
に示すように、上大梁62と、上大梁62下に配された
嵩下げ金物板151とを具備して構成してもよい。本例
の嵩下げ金物板151は、上大梁62の下部のフランジ
部56に溶接固着された嵩下げ金物板152と、嵩下げ
金物板152の下縁に溶接固着された下端フランジプレ
ート153と、嵩下げ金物板152の両側端に溶接固着
された側端フランジプレート154及び155と、下端
フランジプレート153、嵩下げ金物板152及びフラ
ンジ部56に溶接固着された補強リブ156とを具備し
ている。
【0060】図14及び図15に示す上支持手段5を用
いる際には、抵抗板11は、抵抗板本体35の上縁に溶
接固着されたフランジプレート161を具備して構成
し、下端フランジプレート153とこれに重ね合わされ
たフランジプレート161とを複数の高力ボルト162
により固着するように上部固定手段10を構成してもよ
い。
【0061】更に図12及び図13又は図14及び図1
5に示す上部固定手段10において、上梁側ガセットプ
レート131及び132並びに抵抗板側ガセットプレー
ト133及び134とは夫々、下梁側ガセットプレート
71及び72並びに箱体側ガセットプレート73及び7
4と同様に、その互いに対面する下部及び上部縁部に、
空間165及び166を形成すべく、切欠き(図示せ
ず)を具備してもよく、また、上梁側ガセットプレート
131及び132及び抵抗板側ガセットプレート133
及び134において、高力ボルト137及び138が挿
通されるその貫通孔は、当該ガセットプレートに対して
これに共締めされるスプライスプレート135及び13
6を位置決め調節できるように、高力ボルト137及び
138に対して若干クリアランスをもった径を有して形
成されていてもよい。
【0062】上記では、柱2及び3間に箱体8、抵抗板
11及び粘性体12の組み合わせ体45を一組設けた例
であるが、このような組を横方向に並置して複数個、例
えば図16に示すように三組設け、隣接する箱体8同志
を、連結手段171により相互に連結して制震壁1を形
成してもよい。
【0063】図16に示す制震壁1における各連結手段
171は、隣接する箱体8の対面する狭幅側壁板15及
び16に夫々固着された連結ガセットプレート172及
び173と、連結ガセットプレート172及び173を
その両側面から挟持した一対の連結スプライスプレート
174と、これら連結ガセットプレート172及び17
3並びに連結スプライスプレート174を共締めした複
数個の高力ボルト176とを具備している。
【0064】連結ガセットプレート172及び173に
おいてもまた、高力ボルト176が挿通されるその貫通
孔が、当該連結ガセットプレート172及び173に対
してこれに共締めされる連結スプライスプレート174
を位置決め調節できるように、高力ボルト176に対し
て若干クリアランスをもった径を有して形成されていて
もよく、また、連結手段171は、隣接する箱体8間に
おいて少なくともその二個が縦方向に並置されて配され
ていてもよい。
【0065】図16に示す制震壁1においては、各連結
手段171の高力ボルト176のボルト締め作業を片面
から行うことができ、連結作業が極めて簡単になる。
【0066】連結ガセットプレート172及び173と
しては、箱体側ガセットプレート74及び73をそのま
ま用いることができる。
【0067】上記では一枚の抵抗板本体35を有した抵
抗板11の例であるが、図17、図18及び図19に示
すように、複数枚、本例では二枚の抵抗板本体201及
び202を有した抵抗板11でもよく、これらの例の場
合、箱体8は、抵抗板本体201及び202の間に隙間
もって配された幅広中間壁板203を更に具備して形成
され、幅広中間壁板203は、幅広側壁板17及び18
と同様に、狭幅側壁板15及び16を橋絡して、両側で
は当該狭幅側壁板15及び16に、下端では底壁板21
に夫々溶接固着されており、抵抗板本体201及び20
2と幅広中間壁板203との間の両隙間にも粘性体12
が充填されている。
【0068】図17の例においては、抵抗板本体201
及び202は、その上端部で上梁側ガセットプレート1
11を直接挟持するように配されて、高力ボルト116
により当該上梁側ガセットプレート111に固着されて
おり、図18の例においては、抵抗板本体201及び2
02は、当該抵抗板本体201及び202の上端部の間
にスペーサ204が配されて、上部スプライスプレート
113により若干厚肉の上梁側ガセットプレート111
と共に上端部で挟持されて高力ボルト116により当該
上部スプライスプレート113に共締め固着されてお
り、上梁側ガセットプレート111もまた、高力ボルト
116により当該上部スプライスプレート113に共締
め固着されており、図19の例においては、抵抗板本体
201及び202は、当該抵抗板本体201及び202
の上端部の間にスペーサ204が配されて、上部スプラ
イスプレート113により一対の上梁側ガセットプレー
ト111と共に上端部で挟持されて高力ボルト116に
より当該上部スプライスプレート113に共締め固着さ
れており、一対の上梁側ガセットプレート111もま
た、当該一対の上梁側ガセットプレート111の下端部
の間にスペーサ205が配されて、高力ボルト116に
より上部スプライスプレート113に共締め固着されて
いる。
【0069】図17、図18及び図19に示すように構
成しても、上記と同様の効果を得ることができる上に、
更に、地震等の振動に際し、箱体8と抵抗板11との間
の相対的水平変位での箱体8内に収容された粘性体12
の粘性剪断において、先の例と比較して更に大きな粘性
剪断による減衰力を生じさせることができ、而して、地
震等の振動を更に効果的に減衰させることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、十分な耐力をもって箱
体又は抵抗板を下梁又は上梁に固定でき、作業工数の低
減とコストダウンを図り得、しかも、箱体及び抵抗板か
らなる組み合わせ体を下梁及び上梁間に複数個並設する
際にも、これらのうちの隣接する箱体又は抵抗板を互い
に相互に簡単に強固に連結できる制震壁を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例を示す正面
図である。
【図2】図1に示す例のII−II及び(II)−(I
I)線断面図である。
【図3】図1に示す例の一部拡大正面図である。
【図4】図2の一部拡大図である。
【図5】図1に示す例のV−V線断面図である。
【図6】図5の上部一部拡大図である。
【図7】図5の下部一部拡大図である。
【図8】図1に示す例のVIII−VIII線断面図で
ある。
【図9】図1に示す例のIX−IX線断面図である。
【図10】図1に示す例の一部拡大正面図である。
【図11】図1に示す例の箱体等の組み合わせ体の斜視
図である。
【図12】本発明の好ましい実施の形態の他の例の一部
の正面図である。
【図13】図12に示す例のXIII−XIII及び
(XIII)−(XIII)線断面図である。
【図14】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の
一部の正面図である。
【図15】図14に示す例のXV−XV線断面図であ
る。
【図16】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の
正面図である。
【図17】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の
一部の断面図である。
【図18】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の
一部の断面図である。
【図19】本発明の好ましい実施の形態の更に他の例の
一部の断面図である。
【符号の説明】
1 制震壁 4 下支持手段 5 上支持手段 6 開口 7 下部固定手段 8 箱体 9 隙間 10 上部固定手段 11 抵抗板 12 粘性体 15、16 狭幅側壁板 17、18 幅広側壁板 21 底壁板 56、57 側端フランジプレート 71、72 下梁側ガセットプレート 73、74 箱体側ガセットプレート 75、76、77、78 側部スプライスプレート 80、81 高力ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 明雄 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 (72)発明者 山本 良隆 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 Fターム(参考) 2E002 EA01 EB13 FA02 FB08 FB12 FB25 GA01 GA02 JA01 JA02 JB01 JB02 JB14 JB16 MA12 3J048 AA06 AC05 BE04 EA38 3J069 AA40 DD48

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物壁における下支持手段及び上支持手
    段と、上部に開口を有して、下部で下支持手段に下部固
    定手段を介して固定された少なくとも一つの箱体と、こ
    の箱体に対して隙間をもって当該箱体内に配されてお
    り、上部で上支持手段に上部固定手段を介して固定され
    た抵抗板と、箱体と当該箱体内に配された抵抗板との間
    の隙間に充填された粘性体とを具備しており、箱体は、
    互いに対向して配された一対の狭幅側壁板と、互いに対
    向して配された一対の幅広側壁板と、これら狭幅側壁板
    及び幅広側壁板の下端に固着された底壁板とを一体的に
    具備しており、下部固定手段は、下支持手段の横方向の
    一方の側端の側端フランジプレートに固着された一方の
    下梁側ガセットプレートと、下支持手段の横方向の他方
    の側端の側端フランジプレートに固着された他方の下梁
    側ガセットプレートと、横方向の一方の最縁部に位置し
    た箱体の狭幅側壁に固着された一方の箱体側ガセットプ
    レートと、横方向の他方の最縁部に位置した箱体の狭幅
    側壁に固着された他方の箱体側ガセットプレートと、一
    方の下梁側ガセットプレートと一方の箱体側ガセットプ
    レートとをその両側面から挟持した一方の側部スプライ
    スプレートと、他方の下梁側ガセットプレートと他方の
    箱体側ガセットプレートとをその両側面から挟持した他
    方の側部スプライスプレートと、一方の下梁側ガセット
    プレート、箱体側ガセットプレート及び側部スプライス
    プレートを共締めした一方の高力ボルトと、他方の下梁
    側ガセットプレート、箱体側ガセットプレート及び側部
    スプライスプレートを共締めした他方の高力ボルトとを
    具備している制震壁。
  2. 【請求項2】 一方及び他方の下梁側ガセットプレート
    と一方及び他方の箱体側ガセットプレートとは、その互
    いに対面する上部及び下部縁部に、箱体の底壁板と下支
    持手段の上端との重ね合わせ面近傍に空間を形成すべ
    く、切欠きを具備している請求項1に記載の制震壁。
  3. 【請求項3】 下支持手段は、上端フランジプレートを
    具備しており、箱体の底壁板は、下支持手段の上端フラ
    ンジプレートに重ね合わされており、下部固定手段は、
    箱体の底壁板と下支持手段の上端フランジプレートとを
    共締めした高力ボルトを更に具備している請求項1又は
    2に記載の制震壁。
  4. 【請求項4】 下支持手段は、下大梁と、この下大梁に
    固着された嵩上げ金物板とを具備しており、両側端フラ
    ンジプレートの夫々は、嵩上げ金物板に固着されている
    請求項1から3のいずれか一項に記載の制震壁。
  5. 【請求項5】 一方及び他方の下梁側ガセットプレート
    及び箱体側ガセットプレートのうちの少なくとも一つの
    ガセットプレートにおいて、高力ボルトが挿通されるそ
    の貫通孔は、当該ガセットプレートに対してこれに共締
    めされるスプライスプレートを位置決め調節できるよう
    に、高力ボルトに対して若干クリアランスをもった径を
    有して形成されている請求項1から4のいずれか一項に
    記載の制震壁。
  6. 【請求項6】 上部固定手段は、上支持手段の下端フラ
    ンジプレートに固着された上梁側ガセットプレートと、
    この上梁側ガセットプレートと抵抗板の上部とをその両
    側面から挟持した上部スプライスプレートと、上梁側ガ
    セットプレート及び上部スプライスプレートを共締めし
    た高力ボルトとを具備している請求項1から5のいずれ
    か一項に記載の制震壁。
  7. 【請求項7】 前記の箱体、抵抗板及び粘性体の組を横
    方向に並置して複数個具備しており、隣接する箱体同志
    は、連結手段により相互に連結されている請求項1から
    6のいずれか一項に記載の制震壁。
  8. 【請求項8】 連結手段は、隣接する箱体の対面する狭
    幅側壁板に夫々固着された連結ガセットプレートと、こ
    の連結ガセットプレートをその両側面から挟持した連結
    スプライスプレートと、これら連結ガセットプレート及
    び連結スプライスプレートを共締めした高力ボルトとを
    具備している請求項7に記載の制震壁。
  9. 【請求項9】 連結ガセットプレートにおいて、高力ボ
    ルトが挿通されるその貫通孔は、当該連結ガセットプレ
    ートに対してこれに共締めされる連結スプライスプレー
    トを位置決め調節できるように、高力ボルトに対して若
    干クリアランスをもった径を有して形成されている請求
    項8に記載の制震壁。
  10. 【請求項10】 連結手段は、隣接する箱体間において
    少なくともその二個が縦方向に並置されて配されている
    請求項7から9のいずれか一項に記載の制震壁。
  11. 【請求項11】 建物壁における下支持手段及び上支持
    手段と、上部に開口を有して、下部で下支持手段に下部
    固定手段を介して固定された少なくとも一つの箱体と、
    この箱体に対して隙間をもって当該箱体内に配されてお
    り、上部で上支持手段に上部固定手段を介して固定され
    た抵抗板と、箱体と当該箱体内に配された抵抗板との間
    の隙間に充填された粘性体とを具備しており、箱体は、
    互いに対向して配された一対の狭幅側壁板と、互いに対
    向して配された一対の幅広側壁板と、これら狭幅側壁板
    及び幅広側壁板の下端に固着された底壁板とを一体的に
    具備しており、上部固定手段は、上支持手段の横方向の
    一方の側端の側端フランジプレートに固着された一方の
    上梁側ガセットプレートと、上支持手段の横方向の他方
    の側端の側端フランジプレートに固着された他方の上梁
    側ガセットプレートと、横方向の一方の最縁部に位置し
    た抵抗板の側端フランジプレートに固着された一方の抵
    抗板側ガセットプレートと、横方向の他方の最縁部に位
    置した抵抗板の側端フランジプレートに固着された他方
    の抵抗板側ガセットプレートと、一方の上梁側ガセット
    プレートと一方の抵抗板側ガセットプレートとをその両
    側面から挟持した一方の側部スプライスプレートと、他
    方の上梁側ガセットプレートと他方の抵抗板側ガセット
    プレートとをその両側面から挟持した他方の側部スプラ
    イスプレートと、一方の上梁側ガセットプレート、抵抗
    板側ガセットプレート及び側部スプライスプレートを共
    締めした一方の高力ボルトと、他方の上梁側ガセットプ
    レート、抵抗板側ガセットプレート及び側部スプライス
    プレートを共締めした他方の高力ボルトとを具備してい
    る制震壁。
  12. 【請求項12】 一方及び他方の上梁側ガセットプレー
    トと一方及び他方の抵抗板側ガセットプレートとは、そ
    の互いに対面する下部及び上部縁部に、協同して空間を
    形成すべく、切欠きを具備している請求項11に記載の
    制震壁。
  13. 【請求項13】 上支持手段は、下端フランジプレート
    を具備しており、抵抗板は、上端フランジプレートを具
    備しており、抵抗板の上端フランジプレートは、上支持
    手段の下端フランジプレートに重ね合わされており、上
    部固定手段は、抵抗板の上端フランジプレートと上支持
    手段の下端フランジプレートとを共締めした高力ボルト
    を更に具備している請求項11又は12に記載の制震
    壁。
  14. 【請求項14】 上支持手段は、上大梁と、この上大梁
    に固着された嵩下げ金物板とを具備しており、上支持手
    段の下端フランジプレート及び両側端フランジプレート
    の夫々は、嵩下げ金物板に固着されている請求項11か
    ら13のいずれか一項に記載の制震壁。
  15. 【請求項15】 一方及び他方の上梁側ガセットプレー
    ト及び抵抗板側ガセットプレートのうちの少なくとも一
    つのガセットプレートにおいて、高力ボルトが挿通され
    るその貫通孔は、当該ガセットプレートに対してこれに
    共締めされるスプライスプレートを位置決め調節できる
    ように、高力ボルトに対して若干クリアランスをもった
    径を有して形成されている請求項11から14のいずれ
    か一項に記載の制震壁。
  16. 【請求項16】 下部固定手段は、下支持手段の上端フ
    ランジプレートに固着された下梁側ガセットプレート
    と、箱体の底壁板に固着された箱体側ガセットプレート
    と、この箱体側ガセットプレートと下梁側ガセットプレ
    ートとをその両側面から挟持した下部スプライスプレー
    トと、箱体側ガセットプレート、下梁側ガセットプレー
    ト及び下部スプライスプレートを共締めした高力ボルト
    とを具備している請求項11から15のいずれか一項に
    記載の制震壁。
  17. 【請求項17】 前記の箱体、抵抗板及び粘性体の組を
    横方向に並置して複数個具備しており、隣接する抵抗板
    同志は、連結手段により相互に連結されている請求項1
    1から16のいずれか一項に記載の制震壁。
  18. 【請求項18】 連結手段は、隣接する抵抗板の対面す
    る側端フランジプレートに夫々固着された連結ガセット
    プレートと、この連結ガセットプレートをその両側面か
    ら挟持した連結スプライスプレートと、これら連結ガセ
    ットプレート及び連結スプライスプレートを共締めした
    高力ボルトとを具備している請求項17に記載の制震
    壁。
  19. 【請求項19】 連結ガセットプレートにおいて、高力
    ボルトが挿通されるその貫通孔は、当該連結ガセットプ
    レートに対してこれに共締めされる連結スプライスプレ
    ートを位置決め調節できるように、高力ボルトに対して
    若干クリアランスをもった径を有して形成されている請
    求項18に記載の制震壁。
  20. 【請求項20】 請求項1から19のいずれか一項に記
    載の制震壁に用いられる上下支持手段、上下固定手段、
    箱体、抵抗板、粘性体、上下梁側ガセットプレート、箱
    体側ガセットプレート、側部スプライスプレート、嵩上
    げ、嵩下げ金物板、上下部スプライスプレート、連結手
    段、連結ガセットプレート、連結スプライスプレート、
    抵抗板側ガセットプレート。
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