JP5234800B2 - 建物用パネルダンパ装置 - Google Patents

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本発明は、建物の制振に用いられる建物用パネルダンパ装置に関する。
建物の制振に用いられるダンパ装置として、極低降伏点鋼などからから成る鋼製パネルを備えた建物用パネルダンパ装置が知られている。この種のパネルダンパ装置は、例えば間柱を上下に分割してその間に取付けるなどの方法によって建物の主架構に取付けられ、地震によって建物が振動して主架構が変形した際に、鋼製パネルが塑性変形することで振動エネルギを吸収し、もってダンパとして機能するものである。このようなパネルダンパ装置は、他の建物用ダンパ装置と比べてコンパクトであり、建物の主架構に容易に組込むことができる。この種のパネルダンパ装置を開示した先行技術文献には、例えば以下に列挙するものなどがある。
特開平8−93263号公報 特開2004−300782号公報 特開2004−19157号公報
この種の建物用パネルダンパ装置を建物の間柱などの主架構に組込む場合には、その建物の主架構を構築する時点で組込むようにすれば、パネルダンパ装置を建物に組込む作業が容易となり、コスト面でも有利となる。ただしそうした場合には、パネルダンパ装置を組込んだ後に、その建物の外壁、床、屋根部などが構築されるにつれて、それらによる常時荷重が建物の主架構に加わってくるため、先に組込んだパネルダンパ装置に過大な鉛直力が作用するようになり、それによって、パネルダンパ装置の性能が低下するおそれがある。そのため従来、パネルダンパ装置にそのような常時荷重による鉛直力が作用するのを回避するためには、パネルダンパ装置を骨組に組付ける部分に、鉛直力がパネルダンパ装置に作用するのを回避するための複雑な取付構造を介在させるか、或いは、建物の外壁、床、屋根部などの構築が完了して殆どの常時荷重が主架構に作用するようになった後に、パネルダンパ装置を主架構に取付けるようにするかの、いずれかの方式を採用せざるを得なかった。しかしながら、これら2つの方式のいずれも、作業効率上及び/またはコスト上の不利を伴うものであった。
本発明は上記課題を解決するべくなされたものであり、本発明の目的は、簡明でコンパクトな構成によって、建物の主架構を構築する時点で組込んだパネルダンパ装置に、その建物の完成後に過大な鉛直力が作用するのを回避できるようにし、もって、パネルダンパ装置の組込みに関する作業効率及びコストを改善することにある。
本発明に係る建物用ダンパ装置は、軸方向を有する建物用パネルダンパ装置であって、軸方向に延展する鋼板から成る鋼製パネルと、該鋼製パネルの周囲を囲繞して該鋼製パネルに接合された鋼製の枠構造体と、軸方向の第1端を建物の主架構の第1部分に結合するための第1結合部と、軸方向の第2端を建物の主架構の第2部分に結合するための第2結合部とを備え、建物の主架構の前記第1部分と前記第2部分とが相対的に変位することで前記鋼製パネルが塑性剪断変形するように構成された建物用パネルダンパ装置において、前記第1端と前記第2端との少なくとも一方に鋼板から成る軸方向変形吸収機構を備えており、該軸方向変形吸収機構は、前記第1結合部と前記第2結合部との間の相対的な軸方向の変位を、該軸方向変形吸収機構を形成している鋼板が面外変形することで吸収し、もって前記鋼製パネルの軸方向の変形を抑制し、且つ、該パネルダンパ装置への軸方向力の入力を低減するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る建物用ダンパ装置によれば、建物の主架構を構築する時点でパネルダンパ装置を組込んだ場合に、その建物の外壁、床、屋根部などが構築されるにつれて、それらによる常時荷重が建物の主架構に加わってきても、そのような常時荷重によって生じるパネルダンパ装置の軸方向第1端の第1結合部と軸方向第2端の第2結合部との間の相対的な軸方向の変位が、軸方向変形吸収機構を形成している鋼板が面外変形することで吸収され、それによって鋼製パネルの軸方向の変形が抑制され、且つ、過大な鉛直力がパネルダンパ装置に作用することが回避されるため、パネルダンパ装置の性能が低下するおそれがない。それゆえ、なんら支障を生じることなく建物の主架構を構築する時点でパネルダンパ装置の組込みを行えるため、パネルダンパ装置の組込みに関する作業効率及びコストが改善される。
(A)及び(B)は、本発明の第1の実施の形態に係る建物用パネルダンパ装置10が取付けられた建物の主架構12を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 (A)及び(B)は、図1のパネルダンパ装置を拡大して示した、夫々が図1の(A)及び(B)に対応した図である。 鋼板製の箱形構造体のウェブ板及び接続板の面外変形を示した図である。 (A)及び(B)は、建物の主架構に取付けられた本発明の第2の実施の形態に係るパネルダンパ装置を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 円形鋼管を形成している鋼板の面外変形を示した図である。 (A)及び(B)は、建物の主架構に取付けられた本発明の第3の実施の形態に係るパネルダンパ装置を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 上部フランジを形成している鋼板の面外変形を示した図である。 (A)及び(B)は、建物の主架構に取付けられた本発明の第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。 T型鋼のフランジの面外変形を示した図である。 (A)及び(B)は、建物の主架構に取付けられた本発明の第5の実施の形態に係るパネルダンパ装置を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。
図1の(A)及び(B)は、本発明の第1の実施の形態に係る建物用パネルダンパ装置10が取付けられた建物の主架構12を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。図示した主架構12は、H型鋼から成る梁14、同じくH型鋼から成る間柱16、それに床スラブ18を備えている。間柱16は、間柱下半部16aと間柱上半部16bとに分割されており、それらの間にパネルダンパ装置10が取付けられている。
図1では、図の上下方向が鉛直方向を表している。パネルダンパ装置10は軸方向を有するものであり、図示例ではその軸方向を鉛直方向としてパネルダンパ装置10が建物の主架構12に取付けられている。
図2の(A)及び(B)は、図1のパネルダンパ装置10を拡大して示した、夫々が図1の(A)及び(B)に対応した図である。図示の如く、パネルダンパ装置10は、極低降伏点鋼の鋼板、低降伏点鋼の鋼板、或いは板厚の薄い従来鋼の鋼板などで形成される、鋼板から成る矩形の鋼製パネル20を備えている。この鋼製パネル20は、パネルダンパ装置10の軸方向に延展しており、従って、パネルダンパ装置10が図示した姿勢で間柱16に取付けられているときには鉛直方向に延展している。パネルダンパ装置10は更に、このパネルダンパ装置10の軸方向の第1端(図示例では下端)を主架構12の第1部分(図示例では間柱下半部16a)に結合するための第1結合部と、このパネルダンパ装置10の軸方向の第2端(図示例では上端)を主架構12の第2部分(図示例では間柱上半部16b)に結合するための第2結合部とを備えている。
パネルダンパ装置10の第1結合部は、鋼製パネル20の下端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延展する鋼板製の下部フランジ22により構成されている。この下部フランジ22が高力ボルト24を介して間柱下半部16aの上端に結合されることによって、このパネルダンパ装置10の第1結合部が主架構12に結合されている。
パネルダンパ装置10の第2結合部は、鋼製パネル20の上端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延在する鋼板製の箱形構造体26と、この箱形構造体26の上面に溶接により接合されて鉛直方向に延展するガセットプレート28とで構成されている。このガセットプレート28が高力ボルト30を介して間柱上半部16bの下端に結合されることで、パネルダンパ装置10の第2結合部が主架構12に結合されている。
箱形構造体26は、水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延在して長手方向の両端が開放した角形鋼管の形状に形成されている。より詳しくは、この箱形構造体26の底板部は、鋼製パネル20の上端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延展する鋼板製の上部フランジ32により構成されており、この箱形構造体26の両側の側板部は2枚の鋼板製のウェブ板34、36により構成されており、この箱形構造体26の上板部は上部フランジ32と対向して水平方向に延展する鋼板製の接続板38により構成されている。そして、それら上部フランジ32、ウェブ板34、36、及び接続板38が溶接により互いに接合されて、長手方向の両端が開放した角形鋼管の形状の箱形構造体26が形成されている。
箱形構造体26を形成しているウェブ板34、36及び接続板38の板厚は、ガセットプレート28と上部フランジ32との間に鉛直方向の圧縮軸力または引張軸力が作用したときに、ウェブ板34、36及び接続板38が面外変形するような板厚としてあり、例えばそれが圧縮軸力である場合には、それらは図3に破線で示したように面外変形する。それゆえ換言するならば、箱形構造体26は、複数枚の鋼板を一体に接合して成る半剛機構であって、主架構12に鉛直方向の軸力が作用してパネルダンパ装置10の第2結合部であるガセットプレート28がパネルダンパ装置10の第1結合部である下部フランジ20に対して相対的に軸方向に変位させられるときに、この箱形構造体26を形成している鋼板が面外変形してその軸方向の変位Δを吸収することによって、鋼製パネル20の軸方向の変形を抑制し、且つ、このパネルダンパ装置10への軸方向力の入力を低減する、軸方向変形吸収機構として機能するものである。
鋼製パネル20の両側端には夫々、鋼板製の側部フランジ42、44が溶接により接合されている。下部フランジ22と、箱形構造体26と、側部フランジ42、44とによって、鋼製パネル20の周囲を囲繞してこの鋼製パネル20に接合された、鋼製の矩形の枠構造体が構成されている。地震が発生して建物の主架構12が振動する際には、間柱下半部16aと間柱上半部16bとが相対的に水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)変位することにより、パネルダンパ装置10が作動する。その際に、鋼製の枠構造体がパンタグラフのように変形し、それに伴って鋼製パネル20が面内において塑性剪断変形する。この塑性剪断変形によって機械的エネルギが熱エネルギに変換されるより、振動エネルギの吸収が行われる。鋼製パネル20の両側面には、鋼板製のリブプレート46、48が鉛直方向及び水平方向に十文字を成すように配設されて溶接により鋼製パネル20に接合されている。それらリブプレート46、48は、極低降伏点鋼などから成る鋼製パネル20が塑性剪断変形する際に面外に座屈変形するのを抑制する機能を果たすものである。
以上の構成によれば、パネルダンパ装置10を間柱下半部16aと間柱上半部16bとの間に取付けて主架構を構築した後に、建物の外壁、床、屋根部などを構築することができ、しかもパネルダンパ装置10の取付けるための複雑な取付構造を備える必要がない。即ち、このような手順で建物を構築する場合には、主架構の構築後に構築する外壁、床、屋根部などの部分の重量によって間柱下半部16aと間柱上半部16bとの間の間隔が狭まるが、その際に、鋼板製の箱形構造体26の上板部及びウェブ板部が図3に破線で示したように面外変形することにより、パネルダンパ装置の機能部分である鋼製パネル20に大きな軸力が作用することが回避される。一方、地震発生時には、間柱下半部16aと幅下上半部16bとの間に水平方向の相対変移が発生することによって、箱形構造体26の長手方向に剪断荷重が加わるが、この箱形構造体26の当該方向の剪断剛性は大きいため、パネルダンパ装置10の機能部分である鋼製パネル20は円滑に塑性変形し、良好なダンパ機能が発揮される。
図4の(A)及び(B)は、建物の主架構12に取付けられた本発明の第2の実施の形態に係るパネルダンパ装置60を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。図示した主架構12は、図1に示した主架構12と同様の構成であり、H型鋼から成る間柱を備え、この間柱は間柱下半部16aと間柱上半部16bとに分割され、それらの間にパネルダンパ装置60が取付けられている。この第2の実施の形態に係るパネルダンパ装置60は、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10において、その第2結合部の構成を変更したものであり、極低降伏点鋼の鋼板、低降伏点鋼の鋼板、或いは板厚の薄い従来鋼の鋼板などで形成される、鋼板から成る矩形の鋼製パネル20や、鋼板製の下部フランジ22から成る第1結合部は、第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10のものと同一構成であり、また、側部フランジ42、44や、十文字を成すように配設されたリブプレート46、48も、第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10のものと同様の構成である。
パネルダンパ装置60の第2結合部は、鋼製パネル20の上端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延在する円形鋼管62と、この円形鋼管62の外周の上面に溶接により接合されて鉛直方向に延展するガセットプレート64とで構成されている。このガセットプレート60が高力ボルト30を介して間柱上半部16aの下端に結合されることで、パネルダンパ装置60の第2結合部が主架構12に結合されている。
円形鋼管62はその両端が開放しており、この円形鋼管62を形成している管状の鋼板の板厚は、ガセットプレート60と鋼製パネル20との間に鉛直方向の圧縮軸力または引張軸力が作用したときに、この円形鋼管62の上半部の鋼板が面外変形するような板厚としてあり、例えばそれが圧縮軸力である場合には、その部分の鋼板は図5に破線で示したように面外変形する。それゆえ換言するならば、円形鋼管62は、管状の鋼板から成る半剛機構であって、主架構12に鉛直方向の軸力が作用してパネルダンパ装置60の第2結合部であるガセットプレート64がパネルダンパ装置60の第1結合部である下部フランジ22に対して相対的に軸方向に変位させられるときに、この円形鋼管62を形成している管状の鋼板が面外変形してその軸方向の変位Δを吸収することによって、鋼製パネル20の軸方向の変形を抑制し、且つ、このパネルダンパ装置60への軸方向力の入力を低減する、軸方向変形吸収機構として機能するものである。
以上の構成を有するパネルダンパ装置60によっても、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10と同様の作用及び効果が得られる。
図6の(A)及び(B)は、建物の主架構12に取付けられた本発明の第3の実施の形態に係るパネルダンパ装置70を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。図示した主架構12は、図1に示した主架構12と同様の構成であり、H型鋼から成る間柱を備え、この間柱は間柱下半部16aと間柱上半部16bとに分割され、それらの間にパネルダンパ装置70が取付けられている。この第3の実施の形態に係るパネルダンパ装置70は、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10において、極低降伏点鋼の鋼板、低降伏点鋼の鋼板、或いは板厚の薄い従来鋼の鋼板などで形成される、鋼板から成る矩形の鋼製パネルの装備枚数を2枚にすると共に、第2結合部の構成を変更したものであり、鋼板製の下部フランジ22から成る第1結合部は第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10のものと同一構成であり、また、側部フランジ42、44や、十文字を成すように配設されたリブプレート46、48も、同様の構成である。
パネルダンパ装置70に装備された2枚の鋼製パネル20a、20bは、互いの間に間隔Lを空けて互いに平行に延展しており、またそれら2枚の鋼製パネル20a、20bは、パネルダンパ装置70の軸方向に延展しており、従って、パネルダンパ装置70が図示した姿勢で間柱に取付けられているときには鉛直方向に延展している。このパネルダンパ装置70の第2結合部は、それら2枚の鋼製パネル20a、20bの上端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延展する鋼板製の上部フランジ72と、この上部フランジ72の上面に、即ち、2枚の鋼製パネル20a、20bが接合されている面とは反対側の面に、2枚の鋼製パネル20a、20bが接合されている夫々の接合位置の間に溶接により接合されたガセットプレート74とで構成されており、このガセットプレート74が高力ボルト30を介して間柱上半部16bの下端に結合されることで、このパネルダンパ装置70の第2結合部が主架構12に結合されている。
上部フランジ72を形成している平板状の鋼板の板厚は、ガセットプレート74と2枚の鋼製パネル20a、20bとの間に鉛直方向の圧縮軸力または引張軸力が作用したときに、この鋼板のうちの2枚の鋼製パネル20aと20bとの間の部分が面外変形するような板厚としてあり、例えばそれが圧縮軸力である場合には、その部分の鋼板は図7に破線で示したように面外変形する。それゆえ換言するならば、上部フランジ72は、平板状の鋼板から成る半剛機構であって、主架構12に鉛直方向の軸力が作用してパネルダンパ装置70の第2結合部であるガセットプレート74がパネルダンパ装置70の第1結合部である下部フランジ22に対して相対的に軸方向に変位させられるときに、この上部フランジ72を形成している平板状の鋼板が面外変形してその軸方向の変位Δを吸収することによって、2枚の鋼製パネル20a、20bの軸方向の変形を抑制し、且つ、このパネルダンパ装置70への軸方向力の入力を低減する、軸方向変形吸収機構として機能するものである。
以上の構成を有するパネルダンパ装置70によっても、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10と同様の作用及び効果が得られる。
図8の(A)及び(B)は、建物の主架構12に取付けられた本発明の第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置80を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。図示した主架構12は、図1に示した主架構12と同様の構成であり、H型鋼から成る間柱を備え、この間柱は間柱下半部16aと間柱上半部16bとに分割され、それらの間にパネルダンパ装置80が取付けられている。
上で説明した第1、第2、及び第3の実施の形態に係るパネルダンパ装置10、60、70はいずれも、そのパネルダンパ装置の全体を1個のユニットとして構成したものであるが、この第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置80は、このパネルダンパ装置の全体のうちから、このパネルダンパ装置を主架構12の第2部分に結合するための第2結合部だけを分離することによって、パネルダンパ装置の全体を互いに分離可能な2個のセクション・ユニットから成る構成としたものである。
パネルダンパ装置80は、第1セクション・ユニット82と、第2セクション・ユニット84とから成る。第1セクション・ユニット82は、極低降伏点鋼の鋼板、低降伏点鋼の鋼板、或いは板厚の薄い従来鋼の鋼板などで形成される、鋼板から成る矩形の鋼製パネル20を備えている。この鋼製パネル20は、パネルダンパ装置80の軸方向に延展しており、従って、パネルダンパ装置80が図示した姿勢で間柱に取付けられているときには鉛直方向に延展している。第1セクション・ユニット82は更に、このパネルダンパ装置80の軸方向の第1端(図示例では下端)を主架構12の第1部分(図示例では間柱下半部16a)に結合するための第1結合部を備えている。
パネルダンパ装置80の第1結合部は、鋼製パネル20の下端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延展する鋼板製の下部フランジ22により構成されており、この下部フランジ22が高力ボルト24を介して間柱下半部16aの上端に結合されることによって、このパネルダンパ装置80の第1結合部が主架構12に結合されている。
第1セクション・ユニット82は更に、鋼製パネル20の上端に溶接により接合され水平方向に(即ち軸方向と直交する方向に)延展する鋼板製の上部フランジ32と、鋼製パネル20の両側端に夫々溶接により接合された鋼板製の側部フランジ42、44とを備えている。下部フランジ22と、上部フランジ32と、側部フランジ42、44とによって、鋼製パネル20の周囲を囲繞してこの鋼製パネル20に接合された、鋼製の矩形の枠構造体が構成されている。更に、鋼製パネル20の両側面には、鋼板製のリブプレート46、48が鉛直方向及び水平方向に十文字を成すように配設されて溶接により鋼製パネル20に接合されている。この第1セクション・ユニット82は、第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10のうちの第2結合部を除いた部分の構成に対応した構成を有するものであり、それゆえ、第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10の対応部分の作用及び効果と同様の作用及び効果を提供するものである。
パネルダンパ装置80の第2セクション・ユニット84は、ウェブ86とフランジ88とを有するT型鋼により構成されている。ここで、T型鋼のウェブ86は、このパネルダンパ装置80の軸方向の第2端(図示例では上端)を主架構12の第2部分(図示例では間柱上半部16b)に結合するための第2結合部を構成しており、このT型鋼のウェブ86が高力ボルト30を介して間柱上半部16bの下端に結合されることで、このパネルダンパ装置80の第2結合部が主架構12に結合されている。
T型鋼のフランジ88と、第1セクション・ユニット82の上部フランジ32とは、互いに対向するように配置され、それらの間にスペーサ90が介装され、そして、高力ボルト92を介して互いに結合されている。従って、高力ボルト92を取外すことで、第1セクション・ユニット82と第2セクション・ユニット84とは分離可能となっている。
スペーサ90は、互いに対向したT型鋼のフランジ88及び第1セクション・ユニット82の上部フランジ32の両側縁に沿って配設されており、そのためT型鋼のウェブ86の直下に空隙が形成されている。また、T型鋼のフランジ88を形成している鋼板の板厚は、T型鋼のウェブ86と第1セクション・ユニット82の下部フランジ22との間に鉛直方向の圧縮軸力または引張軸力が作用したときに、この鋼板のうちの幅方向の中間部分が面外変形するような板厚としてあり、例えばそれが圧縮軸力である場合には、その部分の鋼板は図9に破線で示したように面外変形する。それゆえ換言するならば、第2セクション・ユニット82を構成しているT型鋼のフランジ88は、平板状の鋼板から成る半剛機構であって、主架構12に鉛直方向の軸力が作用してパネルダンパ装置80の第2結合部であるT型鋼のウェブ86がパネルダンパ装置80の第1結合部である第1セクション・ユニット82の下部フランジ22に対して相対的に軸方向に変位させられるときに、このフランジ88を形成している平板状の鋼板が面外変形してその軸方向の変位Δを吸収することによって、鋼製パネル20の軸方向の変形を抑制し、且つ、このパネルダンパ装置80への軸方向力の入力を低減する、軸方向変形吸収機構として機能するものである。
以上の構成を有するパネルダンパ装置80によれば、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10と同様の作用及び効果が得られることに加えて、鋼製パネル20を含む第1セクション・ユニット82と、軸方向変形吸収機構を含む第2セクション・ユニット84とが分離可能であることによる利点も得られる。即ち、パネルダンパ装置は非常に大きな地震を経験すると性能限界に達し、鋼製パネル20のエネルギ吸収能力が低下するが、そのような場合に、この構成によれば鋼製パネル20を含む第1セクション・ユニット82だけを交換することができ、コスト的に有利なものとなる。
図10の(A)及び(B)は、建物の主架構12に取付けられた本発明の第5の実施の形態に係るパネルダンパ装置100を示しており、(A)は側面図、(B)は(A)のB−B線に沿った断面図である。図示した主架構12は、図1に示した主架構12と同様の構成であり、H型鋼から成る間柱を備え、この間柱は間柱下半部16aと間柱上半部16bとに分割され、それらの間にパネルダンパ装置100が取付けられている。
上で説明した第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置80と同様に、この第5の実施の形態に係るパネルダンパ装置100も、第1セクション・ユニット102と、第2セクション・ユニット104とから成る。第1セクション・ユニット102は、極低降伏点鋼の鋼板、低降伏点鋼の鋼板、或いは板厚の薄い従来鋼の鋼板などで形成される、鋼板から成る矩形の鋼製パネル20と、いずれも鋼板製の下部フランジ22、上部フランジ32、側部フランジ42、44とを備えている。それらフランジ22、32、42、44は溶接により鋼製パネル20の四辺の端縁に夫々接合されており、それらフランジによって、鋼製パネル20の周囲を囲繞して鋼製パネル20に接合された、構成の矩形の枠構造体が構成されている。鋼製パネル20の両側面には、鋼板製のリブプレート46、48が鉛直方向及び水平方向に十文字を成すように配設されて溶接により鋼製パネル20に接合されている。この第1セクション・ユニット102は、第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置80の第1セクション・ユニット82の作用及び効果と同様の作用及び効果を提供するものである。
第1セクション・ユニット102は更に、下部フランジ22の下面及び側部フランジ42、44の下端部分に溶接により接合された鋼板製の下部ガセットプレート106と、上部フランジ32の上面及び側部フランジ42、44の上端部分に溶接により接合された鋼板製の上部ガセットプレート108とを備えている。下部ガセットプレート106と側部フランジ42、44の下端部分とで、このパネルダンパ装置100の軸方向の第1端(図示例では下端)を主架構12の第1部分(図示例では間柱下半部16a)に結合するための第1結合部が構成されており、この第1結合部は、当て板110及び高力ボルト112を介して主架構12の第1部分に結合されている。
パネルダンパ装置100の第2セクション・ユニット104は、上で説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10の第2結合部の箱形構造体26と同様に構成された鋼板製の箱形構造体114を備えている。この箱形構造体114の下面には、鋼板製の下部ガセットプレート116が溶接により接合されている。この下部ガセットプレート116は当て板118及び高力ボルト120を介して第1セクション・ユニット102の上部ガセットプレート108に結合されており、それにより第1セクション・ユニット102と第2セクション・ユニット104とが互いに結合されている。従って、高力ボルト120を取外すことで、第1セクション・ユニット102と第2セクション・ユニット104とは分離可能となっている。
箱形構造体114の上面には、鋼板製の上部ガセットプレート122が溶接により接合されている。この上部ガセットプレート122は、このパネルダンパ装置100の軸方向の第2端(図示例では上端)を主架構12の第2部分(図示例では間柱上半部16b)に結合するための第2結合部を構成しており、この上部ガセットプレート122が当て板124及び高力ボルト126を介して間柱上半部16bの下端に結合されることで、このパネルダンパ装置80の第2結合部が主架構12に結合されている。
箱形構造体114は、先に説明した第1の実施の形態に係るパネルダンパ装置10における箱形構造体26と同じく、複数枚の鋼板を一体に接合して成る半剛機構であって、主架構12に鉛直方向の軸力が作用して、パネルダンパ装置100の第2結合部である第2セクション・ユニット104の上部ガセットプレート122が、パネルダンパ装置100の第1結合部である第1セクション・ユニット102の下部ガセットプレート106に対して相対的に軸方向に変位させられるときに、この箱形構造体114を形成している鋼板が面外変形してその軸方向の変位を吸収することによって、鋼製パネル20の軸方向の変形を抑制し、且つ、このパネルダンパ装置100への軸方向力の入力を低減する、軸方向変形吸収機構として機能するものである。
以上の構成を有するパネルダンパ装置100によっても、上で説明した第4の実施の形態に係るパネルダンパ装置80と同様の作用及び効果が得られる。
以上に説明したパネルダンパ装置10、60、70、80、100はいずれも、図面に示した姿勢に限られず、その他の様々な姿勢で建物の主架構に取付けられ、また、図面に示したような分割した間柱の間に限られず、建物のその他の様々な箇所に取付けられるものである。従って、以上の説明で用いた「上部」、「下部」、「水平」、「鉛直」などの用語は、具体例を説明するためのものであって本発明を限定するものではない。また、以上に説明した軸方向変形吸収機構は、パネルダンパ装置の軸方向の第1端と第2端との少なくとも一方に設けるようにすればよく、通常はどちらか一方に設けるだけで十分であるが、両方に設けるようにしてもよい。
本発明に係る建物用パネルダンパ装置は、建物に制振機能を付与するために、建物の主架構に組込んで用いるものであり、なんら支障を生じることなく建物の主架構を構築する時点でパネルダンパ装置の組込みを行えるため、パネルダンパ装置の組込みに関する作業効率及びコストが改善される。
10 パネルダンパ装置
12 建物の主架構
14 梁
16 間柱
16a 間柱下半部
16b 間柱上半部
18 床スラブ
20 鋼製パネル
20a 鋼製パネル
20b 鋼製パネル
22 下部フランジ
26 鋼板製の箱形構造体
42 側部フランジ
44 側部フランジ
60 パネルダンパ装置
62 円形鋼管
70 パネルダンパ相違
80 パネルダンパ装置
82 第1セクション・ユニット
84 第2セクション・ユニット(T型鋼)
86 T型鋼のウェブ
88 T型鋼のフランジ
100 パネルダンパ装置
102 第1セクション・ユニット
104 第2セクション・ユニット
114 鋼板製の箱形構造体

Claims (6)

  1. 軸方向を有する建物用パネルダンパ装置であって、軸方向に延展する鋼板から成る鋼製パネルと、該鋼製パネルの周囲を囲繞して該鋼製パネルに接合された鋼製の枠構造体と、軸方向の第1端を建物の主架構の第1部分に結合するための第1結合部と、軸方向の第2端を建物の主架構の第2部分に結合するための第2結合部とを備え、建物の主架構の前記第1部分と前記第2部分とが相対的に変位することで前記鋼製パネルが塑性剪断変形するように構成された建物用パネルダンパ装置において、
    前記第1端と前記第2端との少なくとも一方に鋼板から成る軸方向変形吸収機構を備えており、該軸方向変形吸収機構は、前記第1結合部と前記第2結合部との間の相対的な軸方向の変位を、該軸方向変形吸収機構を形成している鋼板が面外変形することで吸収し、もって前記鋼製パネルの軸方向の変形を抑制し、且つ、該パネルダンパ装置への軸方向力の入力を低減するように構成されている、
    ことを特徴とする建物用パネルダンパ装置。
  2. 前記軸方向変形吸収機構は、前記鋼製パネルの軸方向の一端に接合され軸方向と直交する方向に延展する鋼板製のフランジと、2枚のウェブ板と、前記フランジと対向して延展する鋼板製の接続板とが互いに接合されて、軸方向と直交する方向に延在して長手方向の両端が開放した角形鋼管の形状の構造体として形成された、鋼板製の箱形構造体から成る、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物用パネルダンパ装置。
  3. 前記軸方向変形吸収機構は、前記鋼製パネルの軸方向の一端に接合され軸方向と直交する方向に延在する円形鋼管から成る、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物用パネルダンパ装置。
  4. 互いの間に間隔を空けて互いに平行に延展する2枚の前記鋼製パネルと、それら2枚の鋼製パネルの軸方向の一端に接合され軸方向と直交する方向に延展する鋼板製のフランジと、該フランジの前記2枚のパネルが接合されている面とは反対側の面に、前記2枚の鋼製パネルが接合されている夫々の接合位置の間に接合されたガセットプレートとを備え、
    前記軸方向変形吸収機構は、前記フランジにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物用パネルダンパ装置。
  5. 前記鋼製パネルの軸方向の一端に接合され軸方向と直交する方向に延展する鋼板製のフランジと、ウェブとフランジとを有するT型鋼とを備え、
    前記T型鋼の前記フランジと、前記鋼製パネルに接合された前記鋼板製のフランジとは、互いに対向するように配置され、それらの間にスペーサが介装されて互いに結合されており、
    前記軸方向変形吸収機構は、前記T型鋼の前記フランジにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物用パネルダンパ装置。
  6. 前記鋼製パネルを含む第1セクション・ユニットと、前記軸方向変形吸収機構を含む第2セクション・ユニットとを、互いに分離可能に結合して構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の建物用パネルダンパ装置。
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