JPH04194180A - 構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置 - Google Patents
構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置Info
- Publication number
- JPH04194180A JPH04194180A JP32102490A JP32102490A JPH04194180A JP H04194180 A JPH04194180 A JP H04194180A JP 32102490 A JP32102490 A JP 32102490A JP 32102490 A JP32102490 A JP 32102490A JP H04194180 A JPH04194180 A JP H04194180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- vibration
- axial expansion
- contraction
- damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims abstract description 11
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 15
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は建築物、工作物等の構造物の柱の軸伸縮振動に
対する減衰装置に係るものである。
対する減衰装置に係るものである。
（従来の技術）
構造物の地震時や、強風時の揺れは、せん新型変形と、
柱と軸伸縮によって生ずる全体曲げ変形に起因するもの
があり、構造物が高層になる程、後者の全体曲げ変形が
卓越する。
柱と軸伸縮によって生ずる全体曲げ変形に起因するもの
があり、構造物が高層になる程、後者の全体曲げ変形が
卓越する。
従来、前記柱の軸伸縮振動に対する有効な減衰装置は提
案されていなかった。
案されていなかった。
（発明が解決しようとする課題）
柱の軸伸縮は構造物の１層当りでは、大変形時でも０．
２ ａｍ程度に過ぎないが、ｎ層の場合はそのｎ倍とな
り、例えば５０階の高層建造物においては１０ｃｍ程度
となる。
２ ａｍ程度に過ぎないが、ｎ層の場合はそのｎ倍とな
り、例えば５０階の高層建造物においては１０ｃｍ程度
となる。
この変形は第７図の点線に示すように、主として建造物
ａの側柱すに生じ、これが建造物の水平揺れを発生させ
る一因となる。
ａの側柱すに生じ、これが建造物の水平揺れを発生させ
る一因となる。
本発明は、このような構造物の柱の軸伸縮振動に基因す
る揺れを、有効に軽減する減衰装置を提供することを目
的として提案されたものである。
る揺れを、有効に軽減する減衰装置を提供することを目
的として提案されたものである。
（課題を解決するための手段）
前記の目的を達成するため、本発明に係る柱の伸縮振動
に対する減衰装置は、構造物の柱の一端に配置したダン
パーを、繋材を介して前記柱の他端に接続して構成され
ている。
に対する減衰装置は、構造物の柱の一端に配置したダン
パーを、繋材を介して前記柱の他端に接続して構成され
ている。
（作用）
本発明によれば前記したように、構造物の柱の一端の柱
頭、または柱脚に配置したダンパーを、繋材を介して前
記柱の他端の柱脚、または柱頭に接続したので、地震時
や強風時等において柱の軸伸縮の振動変形が生起した場
合、前記繋ぎ材がこれに従動することによって、柱の端
部に配置され、且つ前記繋材が接続されたダンパーが動
作し、振動のエネルギーを吸収し、振動を軽減するもの
である。
頭、または柱脚に配置したダンパーを、繋材を介して前
記柱の他端の柱脚、または柱頭に接続したので、地震時
や強風時等において柱の軸伸縮の振動変形が生起した場
合、前記繋ぎ材がこれに従動することによって、柱の端
部に配置され、且つ前記繋材が接続されたダンパーが動
作し、振動のエネルギーを吸収し、振動を軽減するもの
である。
（実施例）
以下本発明を図示の実施例について説明する。
第１図において、１は建造物の外側の柱、２は梁で、柱
１の不動点となる柱脚部°にオイルダンパー３が枢支さ
れている。（第２図参照）同オイルダンパー３には、鉄
骨またはＰＣ鋼棒等の鋼材より構成された繋材４の下端
が接続され、同繋材４の上端は柱の変形点となる柱頭部
に定着具５を介して定着されている。
１の不動点となる柱脚部°にオイルダンパー３が枢支さ
れている。（第２図参照）同オイルダンパー３には、鉄
骨またはＰＣ鋼棒等の鋼材より構成された繋材４の下端
が接続され、同繋材４の上端は柱の変形点となる柱頭部
に定着具５を介して定着されている。
図中、６はパネルゾーンを示す。
図示の実施例は前記したように構成されているので、地
震時や強風時等において柱ｌに軸伸縮の振動変形が生起
した場合、前記繋材４が柱１の軸伸縮に追従し、これに
伴って同繋材４が接続されたオイルダンパー３が作動し
て前記柱ｌの軸伸縮振動のエネルギーを吸収し、柱の軸
伸縮振動を減衰するものである。
震時や強風時等において柱ｌに軸伸縮の振動変形が生起
した場合、前記繋材４が柱１の軸伸縮に追従し、これに
伴って同繋材４が接続されたオイルダンパー３が作動し
て前記柱ｌの軸伸縮振動のエネルギーを吸収し、柱の軸
伸縮振動を減衰するものである。
第５図は構造物を一質点に等個置換した力学的モデルを
示し、柱バネは柱ｌの断面積によって定まり、繋材のバ
ネは繋材４の材質、断面積によって定まる。
示し、柱バネは柱ｌの断面積によって定まり、繋材のバ
ネは繋材４の材質、断面積によって定まる。
前記減衰装置によれば、必要とする減衰を、柱バネに対
して繋材のバネとダンパーの減衰係数を適切に選定する
ことによって得ることができる。
して繋材のバネとダンパーの減衰係数を適切に選定する
ことによって得ることができる。
第３図及び第４図は本発明の他の実施例を示し、オイル
ダンパー３を柱１の柱頭部に設置し、同オイルダンパー
３に一端を接続して繋材４の他端を、柱脚部に定着具５
を介して定着したものである。
ダンパー３を柱１の柱頭部に設置し、同オイルダンパー
３に一端を接続して繋材４の他端を、柱脚部に定着具５
を介して定着したものである。
第６図は本発明を超高層建物に適用した場合を示し、前
記オイルダンパー３が複数設置されている。
記オイルダンパー３が複数設置されている。
又、第８図は本発明をプレース架構の斜材７の中に適用
することにより、水平荷重時のせん新型変形振動を減衰
せしめることも可能である。
することにより、水平荷重時のせん新型変形振動を減衰
せしめることも可能である。
（発明の効果）
本発明によれば前記したように、構造物の柱の一端に配
置したダンパーを、繋材を介して前記柱の他端に接続し
たことによって、構造物の地震時や強風時において、水
平力によって生起する柱の軸伸縮振動を減衰せしめ、構
造物の振動を軽減するものである。
置したダンパーを、繋材を介して前記柱の他端に接続し
たことによって、構造物の地震時や強風時において、水
平力によって生起する柱の軸伸縮振動を減衰せしめ、構
造物の振動を軽減するものである。
第１図は本発明に係る構造物における柱の軸伸縮振動に
対する減衰装置の一実施例を示す正面図、第２図はその
一部を欠截して示した斜視図、第３図は本発明の他の実
施例を示す正面図、第４図はその一部を欠截して示した
斜視図、第５図は構造物を一質点に等価変換した本発明
の装置の力学的モデル図、第６図は本発明を超高層建物
に適用した実施例を示す正面図、第７図は構造物の曲げ
変形図、第８図は本発明の他の実施例を示す正面図であ
る。 １・・・柱、 ３・・・オイルダンパー、４
・・・繋材、 ５・・・定着具。 代理人 弁理士 岡 本 重 文 外１名 ８５閃 悪Ｏ閃
対する減衰装置の一実施例を示す正面図、第２図はその
一部を欠截して示した斜視図、第３図は本発明の他の実
施例を示す正面図、第４図はその一部を欠截して示した
斜視図、第５図は構造物を一質点に等価変換した本発明
の装置の力学的モデル図、第６図は本発明を超高層建物
に適用した実施例を示す正面図、第７図は構造物の曲げ
変形図、第８図は本発明の他の実施例を示す正面図であ
る。 １・・・柱、 ３・・・オイルダンパー、４
・・・繋材、 ５・・・定着具。 代理人 弁理士 岡 本 重 文 外１名 ８５閃 悪Ｏ閃
Claims (1)
- 構造物の柱の一端に配置したダンパーを、繋材を介して
前記柱の他端に接続してなり、水平力によって生じる構
造物の軸伸縮振動を減衰せしめるように構成されたこと
を特徴とする構造物における柱の軸伸縮振動に対する減
衰装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32102490A JPH04194180A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32102490A JPH04194180A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194180A true JPH04194180A (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=18127945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32102490A Pending JPH04194180A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04194180A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05231028A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Kajima Corp | 柱軸方向変形制御用高減衰構造 |
| JP2011179234A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Ohbayashi Corp | 構造物曲げ変形減衰付与機構 |
| JP2012520954A (ja) * | 2009-03-18 | 2012-09-10 | ファウ・エス・エル・インターナツイオナール・アクチエンゲゼルシヤフト | 高い構造緩衝性を有する支持構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02213539A (ja) * | 1989-02-13 | 1990-08-24 | Nippon Sekkei Jimusho:Kk | 建造物の水平変位自動制御機構 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32102490A patent/JPH04194180A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02213539A (ja) * | 1989-02-13 | 1990-08-24 | Nippon Sekkei Jimusho:Kk | 建造物の水平変位自動制御機構 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05231028A (ja) * | 1992-02-21 | 1993-09-07 | Kajima Corp | 柱軸方向変形制御用高減衰構造 |
| JP2012520954A (ja) * | 2009-03-18 | 2012-09-10 | ファウ・エス・エル・インターナツイオナール・アクチエンゲゼルシヤフト | 高い構造緩衝性を有する支持構造 |
| JP2011179234A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Ohbayashi Corp | 構造物曲げ変形減衰付与機構 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3389521B2 (ja) | 張力構造用振動エネルギー吸収装置及びその施工法 | |
| JP3304060B2 (ja) | 回転剛性調整型柱梁接合構造及び耐震建築物 | |
| JPH04194180A (ja) | 構造物における柱の軸伸縮振動に対する減衰装置 | |
| JPH11343675A (ja) | 制振装置および制振構造物 | |
| JP2669740B2 (ja) | 制振骨組構造 | |
| JP3957890B2 (ja) | 建築物の制震装置 | |
| JP2516576B2 (ja) | 弾塑性ダンパ | |
| JPH05311921A (ja) | 制振装置 | |
| JP2006183324A (ja) | 制振構造 | |
| JPH11223041A (ja) | 中低層建物や構造物の制震構造 | |
| JPH0339575A (ja) | 制振粘弾性壁 | |
| JPH10280725A (ja) | 制振躯体構造 | |
| JPH08277650A (ja) | 曲げ変形制御型制震構造物 | |
| JP2601439Y2 (ja) | ブレース装置 | |
| JPH07252967A (ja) | 振動防止構造 | |
| JPH02300475A (ja) | フレーム組み込み型制振装置 | |
| JPH04309677A (ja) | 構造物における振動制御装置 | |
| JP3116824B2 (ja) | 梁ダンパ構造 | |
| JPH0259262B2 (ja) | ||
| JPH11293948A (ja) | 鉄骨ラーメン構造の制震装置 | |
| JPH06229145A (ja) | 建物架構の震動減衰装置 | |
| JPS63293284A (ja) | 制振建物 | |
| JP3677721B2 (ja) | 制振架構方式 | |
| JP6123014B1 (ja) | エネルギー吸収型支承 | |
| JP2566545B2 (ja) | 弾塑性ダンパ |