JP2828807B2 - Pll回路のデッドロック防止回路 - Google Patents
Pll回路のデッドロック防止回路Info
- Publication number
- JP2828807B2 JP2828807B2 JP3283105A JP28310591A JP2828807B2 JP 2828807 B2 JP2828807 B2 JP 2828807B2 JP 3283105 A JP3283105 A JP 3283105A JP 28310591 A JP28310591 A JP 28310591A JP 2828807 B2 JP2828807 B2 JP 2828807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- output
- frequency
- voltage
- dividing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話や携帯
電話等の移動体無線通信機器分野あるいは放送受信機器
分野に使用されるPLL周波数シンセサイザ回路に関す
る。
電話等の移動体無線通信機器分野あるいは放送受信機器
分野に使用されるPLL周波数シンセサイザ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線通信機器あるいは放送受信
機器に使用されるPLL周波数シンセサイザ集積回路
は、外部接続された水晶振動子によって基準発振信号を
発生する水晶発振回路と、水晶発振回路の発振出力を分
周して基準信号を生成する基準分周回路と、外部に設け
られた電圧制御発振回路(VCO)の発振出力を増幅す
る増幅回路と、該増幅回路によって増幅されたVCOの
発振信号を分周する可変分周回路と、基準分周回路の分
周出力周波数fRと可変分周回路の分周出力周波数fPの
位相比較を行いその位相差に応じた電圧をVCOに印加
する位相比較回路と、基準分周回路の分周数を設定する
第1のラッチ回路と、可変分周回路の分周数を設定する
第2のラッチ回路と、第1及び第2のラッチ回路に分周
データをセットするために外部の制御装置、例えば、マ
イクロコンピュータからのデータを受け取るシフトレジ
スタとから構成されている。
機器に使用されるPLL周波数シンセサイザ集積回路
は、外部接続された水晶振動子によって基準発振信号を
発生する水晶発振回路と、水晶発振回路の発振出力を分
周して基準信号を生成する基準分周回路と、外部に設け
られた電圧制御発振回路(VCO)の発振出力を増幅す
る増幅回路と、該増幅回路によって増幅されたVCOの
発振信号を分周する可変分周回路と、基準分周回路の分
周出力周波数fRと可変分周回路の分周出力周波数fPの
位相比較を行いその位相差に応じた電圧をVCOに印加
する位相比較回路と、基準分周回路の分周数を設定する
第1のラッチ回路と、可変分周回路の分周数を設定する
第2のラッチ回路と、第1及び第2のラッチ回路に分周
データをセットするために外部の制御装置、例えば、マ
イクロコンピュータからのデータを受け取るシフトレジ
スタとから構成されている。
【0003】このようなPLL周波数シンセサイザ集積
回路を使用したシステムでは、電源の投入時及び周波数
の切り替え時にマイクロコンピュータから受信あるいは
送信周波数に応じた分周数データをシフトレジスタに転
送していた。
回路を使用したシステムでは、電源の投入時及び周波数
の切り替え時にマイクロコンピュータから受信あるいは
送信周波数に応じた分周数データをシフトレジスタに転
送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PLL周波数シンセサイザ集積回路では、VCOからの
高周波信号が印加されて動作するため、高感度な増幅回
路が内蔵されている。そのために、増幅回路の入力信号
がない場合でも集積回路の内部で発生する電源ノイズ等
により増幅回路が動作し、あたかも入力信号があるよう
にある周波数で発振する場合がある。この発振を自励発
振(フリーラン)と呼ぶ。
PLL周波数シンセサイザ集積回路では、VCOからの
高周波信号が印加されて動作するため、高感度な増幅回
路が内蔵されている。そのために、増幅回路の入力信号
がない場合でも集積回路の内部で発生する電源ノイズ等
により増幅回路が動作し、あたかも入力信号があるよう
にある周波数で発振する場合がある。この発振を自励発
振(フリーラン)と呼ぶ。
【0005】一方、外部接続されるVCOにおいて、制
御電圧が0ボルトであると発振を開始しないものがあ
る。このようなVCOを用いた場合、電源投入直後はV
COが発振しないにも係わらず、増幅回路の自励発振に
より可変分周回路の分周動作が開始される。そして、増
幅回路のフリーラン周波数が可変分周回路及び基準分周
回路に設定された分周数によって定まるロック周波数よ
り高い場合には、位相比較回路の出力はVCOの制御電
圧を下げるように作用する。従って、この場合には、V
COの制御電圧が0ボルトに固定されてしまいVCOの
発振が開始しないという誤動作となる。この状態をPL
Lのデッドロックと呼ぶ。
御電圧が0ボルトであると発振を開始しないものがあ
る。このようなVCOを用いた場合、電源投入直後はV
COが発振しないにも係わらず、増幅回路の自励発振に
より可変分周回路の分周動作が開始される。そして、増
幅回路のフリーラン周波数が可変分周回路及び基準分周
回路に設定された分周数によって定まるロック周波数よ
り高い場合には、位相比較回路の出力はVCOの制御電
圧を下げるように作用する。従って、この場合には、V
COの制御電圧が0ボルトに固定されてしまいVCOの
発振が開始しないという誤動作となる。この状態をPL
Lのデッドロックと呼ぶ。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、基準発振信号を発生する
水晶発振回路と、該水晶発振回路の出力を分周しPLL
の基準周波数を生成する基準分周回路と、印加される電
圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路
(VCO)と、該電圧制御発振回路の出力を増幅する増
幅回路と、該増幅回路で増幅された前記電圧制御発振回
路の出力を分周する可変分周回路と、該可変分周回路の
分周出力と前記基準分周回路の分周出力の位相を比較し
位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振回路に印加する
位相比較回路と、電源電圧の印加時に初期設定パルスを
発生する電源電圧検出回路と、前記初期設定パルスによ
ってセットされるフリップフロップと、前記可変分周回
路の出力と前記位相比較回路の入力の間に設けられ、前
記フリップフロップの出力によって制御されるゲート回
路とを備え、電源投入時に前記フリップフロップがセッ
トされることにより前記ゲート回路が前記可変分周回路
の出力を遮断し、PLL回路のデッドロックを防止する
ことを特徴とする。
鑑みて創作されたものであり、基準発振信号を発生する
水晶発振回路と、該水晶発振回路の出力を分周しPLL
の基準周波数を生成する基準分周回路と、印加される電
圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路
(VCO)と、該電圧制御発振回路の出力を増幅する増
幅回路と、該増幅回路で増幅された前記電圧制御発振回
路の出力を分周する可変分周回路と、該可変分周回路の
分周出力と前記基準分周回路の分周出力の位相を比較し
位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振回路に印加する
位相比較回路と、電源電圧の印加時に初期設定パルスを
発生する電源電圧検出回路と、前記初期設定パルスによ
ってセットされるフリップフロップと、前記可変分周回
路の出力と前記位相比較回路の入力の間に設けられ、前
記フリップフロップの出力によって制御されるゲート回
路とを備え、電源投入時に前記フリップフロップがセッ
トされることにより前記ゲート回路が前記可変分周回路
の出力を遮断し、PLL回路のデッドロックを防止する
ことを特徴とする。
【0007】また、前記電圧制御発振回路の出力と前記
増幅回路の入力の間に設けられ、前記フリップフロップ
の出力によって制御される遮断回路とを備え、電源投入
時に前記フリップフロップがセットされることにより前
記遮断回路が前記電圧制御発振回路の出力を遮断し、P
LL回路のデッドロックを防止することを特徴とするも
のである。
増幅回路の入力の間に設けられ、前記フリップフロップ
の出力によって制御される遮断回路とを備え、電源投入
時に前記フリップフロップがセットされることにより前
記遮断回路が前記電圧制御発振回路の出力を遮断し、P
LL回路のデッドロックを防止することを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、電源投入時に電源電圧検
出回路から出力される初期設定パルスによって、フリッ
プフロップがセットされ、このセット出力により、ゲー
ト回路あるいは遮断回路が動作し、可変分周回路から位
相比較回路への出力が停止される。従って、位相比較回
路の出力はVCOの周波数を高くするように作用し、V
COの制御電圧を上昇する。これにより、発振を停止し
ていたVCOの発振が開始される。
出回路から出力される初期設定パルスによって、フリッ
プフロップがセットされ、このセット出力により、ゲー
ト回路あるいは遮断回路が動作し、可変分周回路から位
相比較回路への出力が停止される。従って、位相比較回
路の出力はVCOの周波数を高くするように作用し、V
COの制御電圧を上昇する。これにより、発振を停止し
ていたVCOの発振が開始される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すブロック図で
ある。破線で示される部分はPLL周波数シンセサイザ
集積回路1であり、PLL周波数シンセサイザ集積回路
1には、電圧制御発振回路(VCO)2、水晶振動子
3、及び、マイクロコンピュータ4が接続されて、通信
機器あるいは放送受信機器のPLL周波数シンセサイザ
回路が構成される。PLL周波数シンセサイザ集積回路
1は、VCO2の発信信号fVを増幅する高感度な増幅
回路5と、増幅回路5によって増幅されたVCO2の発
信信号fVを設定された分周数で分周する可変分周回路
6と、接続された水晶振動子3によって発振周波数が決
定される水晶発振回路7と、水晶発振回路7の発振出力
を設定された分周数で分周する基準分周回路8と、可変
分周回路6の分周出力fPと基準分周回路8の分周出力
である基準周波数信号fRの位相差を検出しその位相差
に応じた電圧をVCO2に印加する位相比較回路9と、
可変分周回路6及び基準分周回路8の分周数を保持する
ラッチ回路10と、マイクロコンピュータ4から可変分
周回路6及び基準分周回路8の分周数データを受け取る
ためのシフトレジスタ11と、電源がPLL周波数シン
セサイザ集積回路1に印加されたことを検出しセットパ
ルスPSをR−SFF13に供給する電源電圧検出回路
14と、可変分周回路6の分周出力と位相比較回路9の
間にR−SFF13の出力GCで制御されるゲート回路
12が設けられて構成される。
ある。破線で示される部分はPLL周波数シンセサイザ
集積回路1であり、PLL周波数シンセサイザ集積回路
1には、電圧制御発振回路(VCO)2、水晶振動子
3、及び、マイクロコンピュータ4が接続されて、通信
機器あるいは放送受信機器のPLL周波数シンセサイザ
回路が構成される。PLL周波数シンセサイザ集積回路
1は、VCO2の発信信号fVを増幅する高感度な増幅
回路5と、増幅回路5によって増幅されたVCO2の発
信信号fVを設定された分周数で分周する可変分周回路
6と、接続された水晶振動子3によって発振周波数が決
定される水晶発振回路7と、水晶発振回路7の発振出力
を設定された分周数で分周する基準分周回路8と、可変
分周回路6の分周出力fPと基準分周回路8の分周出力
である基準周波数信号fRの位相差を検出しその位相差
に応じた電圧をVCO2に印加する位相比較回路9と、
可変分周回路6及び基準分周回路8の分周数を保持する
ラッチ回路10と、マイクロコンピュータ4から可変分
周回路6及び基準分周回路8の分周数データを受け取る
ためのシフトレジスタ11と、電源がPLL周波数シン
セサイザ集積回路1に印加されたことを検出しセットパ
ルスPSをR−SFF13に供給する電源電圧検出回路
14と、可変分周回路6の分周出力と位相比較回路9の
間にR−SFF13の出力GCで制御されるゲート回路
12が設けられて構成される。
【0010】PLL周波数シンセサイザ集積回路1にお
いて、ラッチ回路10は、可変分周回路6の分周数デー
タを保持する第1のラッチ回路10aと基準分周回路8
の分周数を保持する第2のラッチ回路10bとから構成
され、マイクロコンピュータ4からデータDIと同期ク
ロックCLによってシフトレジスタ11に分周数データ
が転送された後、マイクロコンピュータ4から出力され
るラッチパルスCEにより、シフトレジスタ11の分周
数データがラッチ回路10に保持される。可変分周回路
6において、分周出力fPはプリセット制御端子PEに
も印加されているため、分周出力fPが出力されるたび
に、第1のラッチ回路10aに保持されている分周数デ
ータが可変分周回路6にセットされる。一方、基準分周
回路8では、第2のラッチ回路10bに保持されている
データに基づき基準分周回路8の複数の分周段の出力か
ら1つを選択出力している。
いて、ラッチ回路10は、可変分周回路6の分周数デー
タを保持する第1のラッチ回路10aと基準分周回路8
の分周数を保持する第2のラッチ回路10bとから構成
され、マイクロコンピュータ4からデータDIと同期ク
ロックCLによってシフトレジスタ11に分周数データ
が転送された後、マイクロコンピュータ4から出力され
るラッチパルスCEにより、シフトレジスタ11の分周
数データがラッチ回路10に保持される。可変分周回路
6において、分周出力fPはプリセット制御端子PEに
も印加されているため、分周出力fPが出力されるたび
に、第1のラッチ回路10aに保持されている分周数デ
ータが可変分周回路6にセットされる。一方、基準分周
回路8では、第2のラッチ回路10bに保持されている
データに基づき基準分周回路8の複数の分周段の出力か
ら1つを選択出力している。
【0011】図1において、電源電圧が投入されると、
電源電圧検出回路14から発生されるセットパルスPS
によりR−SFF13がセットされる。このR−SFF
13のセット出力GCによりゲート回路12が制御さ
れ、可変分周回路6の分周出力fPが遮断され、位相比
較回路9への供給が停止される。これにより位相比較回
路9から出力される制御電圧は最大電圧となり、VCO
2の発振が開始される。これにより、PLL回路のデッ
ドロックが防止される。
電源電圧検出回路14から発生されるセットパルスPS
によりR−SFF13がセットされる。このR−SFF
13のセット出力GCによりゲート回路12が制御さ
れ、可変分周回路6の分周出力fPが遮断され、位相比
較回路9への供給が停止される。これにより位相比較回
路9から出力される制御電圧は最大電圧となり、VCO
2の発振が開始される。これにより、PLL回路のデッ
ドロックが防止される。
【0012】電源投入から所定時間後、マイクロコンピ
ュータ4は、可変分周回路6の分周数及び基準分周回路
8の分周数を設定するデータをシフトレジスタ11に供
給し、ラッチ回路10にセットすると共に、リセット信
号RSを出力してR−SFF13をリセットする。これ
により、ゲート回路12は可変分周回路の分周出力f P
を位相比較回路9に供給するので、設定された分周数に
基づく動作が行われる。
ュータ4は、可変分周回路6の分周数及び基準分周回路
8の分周数を設定するデータをシフトレジスタ11に供
給し、ラッチ回路10にセットすると共に、リセット信
号RSを出力してR−SFF13をリセットする。これ
により、ゲート回路12は可変分周回路の分周出力f P
を位相比較回路9に供給するので、設定された分周数に
基づく動作が行われる。
【0013】図2は、本発明の他の実施例を示す回路図
であり、図1に示された可変分周回路6の出力を直接位
相比較回路9に供給するようにし、ゲート回路12の代
わりに増幅回路5の入力に遮断回路を設けたものであ
る。増幅回路5は、入出力に帰還抵抗15が設けられた
インバータ16とインバータ16の入力にVCO2から
の発振出力を印加する入力コンデンサ17と、インバー
タ16の出力を可変分周回路6に出力するインバータ1
8とから構成され、このインバータ16の入力と接地間
に遮断回路を構成するNチャネルMOS19が設けられ
る。このMOS19のゲート電極には図1に示されたR
−SFF13の出力信号GCが印加される。従って、電
源が投入されてR−SFF13がセットされると、その
出力によりMOS19がオンし、インバータ16の入力
が接地電圧に固定される。従って、増幅回路5はフリー
ラン周波数による自励発振が起こらず、可変分周回路6
に印加される信号は、接地電圧に固定されるので、可変
分周回路6の出力は発生しなくなる。よって、位相比較
回路9から出力される制御電圧は最大となり、VCO2
の発振が開始される。そして、所定時間後、R−SFF
13がリセットされると、MOS19がオフし、VCO
2の発信信号fVが可変分周回路6に供給され、通常の
動作状態になる。これにより、PLL回路のデッドロッ
クが防止される。
であり、図1に示された可変分周回路6の出力を直接位
相比較回路9に供給するようにし、ゲート回路12の代
わりに増幅回路5の入力に遮断回路を設けたものであ
る。増幅回路5は、入出力に帰還抵抗15が設けられた
インバータ16とインバータ16の入力にVCO2から
の発振出力を印加する入力コンデンサ17と、インバー
タ16の出力を可変分周回路6に出力するインバータ1
8とから構成され、このインバータ16の入力と接地間
に遮断回路を構成するNチャネルMOS19が設けられ
る。このMOS19のゲート電極には図1に示されたR
−SFF13の出力信号GCが印加される。従って、電
源が投入されてR−SFF13がセットされると、その
出力によりMOS19がオンし、インバータ16の入力
が接地電圧に固定される。従って、増幅回路5はフリー
ラン周波数による自励発振が起こらず、可変分周回路6
に印加される信号は、接地電圧に固定されるので、可変
分周回路6の出力は発生しなくなる。よって、位相比較
回路9から出力される制御電圧は最大となり、VCO2
の発振が開始される。そして、所定時間後、R−SFF
13がリセットされると、MOS19がオフし、VCO
2の発信信号fVが可変分周回路6に供給され、通常の
動作状態になる。これにより、PLL回路のデッドロッ
クが防止される。
【0014】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、PLLのデ
ッドロックを電源投入時に防止できるので、PLL周波
数シンセサイザ回路の誤動作を防止できるとともに、電
源投入時からマイクロコンピュータが希望のチャンネル
周波数を設定するための周波数データを転送するまでの
時間が短縮され、動作開始の高速化が図れる利点を有す
る。
ッドロックを電源投入時に防止できるので、PLL周波
数シンセサイザ回路の誤動作を防止できるとともに、電
源投入時からマイクロコンピュータが希望のチャンネル
周波数を設定するための周波数データを転送するまでの
時間が短縮され、動作開始の高速化が図れる利点を有す
る。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図である。
1 PLL周波数シンセサイザ集積回路 2 電圧制御発振回路 3 水晶振動子 4 マイクロコンピュータ 5 増幅回路 6 可変分周回路 7 水晶発振回路 8 基準分周回路 9 位相比較回路 10 ラッチ回路 11 シフトレジスタ 12 ゲート回路 13 R−SFF 14 電圧検出回路 15 帰還抵抗 16、18 インバータ 17 コンデンサ 19 NチャネルMOS
Claims (3)
- 【請求項1】 基準発振信号を発生する水晶発振回路
と、該水晶発振回路の出力を分周しPLLの基準周波数
を生成する基準分周回路と、印加される電圧によって発
振周波数が制御される電圧制御発振回路(VCO)と、
該電圧制御発振回路の出力を増幅する増幅回路と、該増
幅回路で増幅された前記電圧制御発振回路の出力を分周
する可変分周回路と、該可変分周回路の分周出力と前記
基準分周回路の分周出力の位相を比較し、位相差に応じ
た電圧を前記電圧制御発振回路に印加する位相比較回路
と、電源電圧の印加時に初期設定パルスを発生する電源
電圧検出回路と、前記初期設定パルスによってセットさ
れ、前記基準分周回路または前記可変分周回路の分周数
を設定するデータの転送終了に応じてリセットされるフ
リップフロップと、前記可変分周回路の出力と前記位相
比較回路の入力の間に設けられ、前記フリップフロップ
の出力によって制御されるゲート回路とを備え、電源投
入時に前記フリップフロップがセットされることにより
前記ゲート回路が前記可変分周回路の出力を遮断し、P
LL回路のデッドロックを防止することを特徴とするP
LL回路のデッドロック防止回路。 - 【請求項2】 基準発振信号を発生する水晶発振回路
と、該水晶発振回路の出力を分周しPLLの基準周波数
を生成する基準分周回路と、印加される電圧によって発
振周波数が制御される電圧制御発振回路(VCO)と、
該電圧制御発振回路の出力を増幅する増幅回路と、該増
幅回路で増幅された前記電圧制御発振回路の出力を分周
する可変分周回路と、該可変分周回路の分周出力と前記
基準分周回路の分周出力の位相を比較し、位相差に応じ
た電圧を前記電圧制御発振回路に印加する位相比較回路
と、電源電圧の印加時に初期設定パルスを発生する電源
電圧検出回路と、前記初期設定パルスによってセットさ
れ、前記基準分周回路または前記可変分周回路の分周数
を設定するデータの転送終了に応じてリセットされるフ
リップフロップと、前記可変分周回路の出力と前記位相
比較回路の入力の間に設けられ、前記フリップフロップ
の出力によって制御される遮断回路とを備え、電源投入
時に前記フリップフロップがセットされることにより前
記遮断回路が前記可変分周回路の出力を遮断し、PLL
回路のデッドロックを防止することを特徴とするPLL
回路のデッドロック防止回路。 - 【請求項3】 前記電圧制御発振回路の出力と前記増幅
回路の入力の間に設けられた遮断回路は、前記増幅回路
の入力を所定電圧に固定するスイッチ手段であることを
特徴とする請求項2記載のPLL回路のデッドロック回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3283105A JP2828807B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | Pll回路のデッドロック防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3283105A JP2828807B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | Pll回路のデッドロック防止回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122059A JPH05122059A (ja) | 1993-05-18 |
JP2828807B2 true JP2828807B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17661285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3283105A Expired - Fee Related JP2828807B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | Pll回路のデッドロック防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828807B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52124110U (ja) * | 1976-03-16 | 1977-09-21 | ||
JPH02166833A (ja) * | 1988-12-20 | 1990-06-27 | Fujitsu Ltd | 位相同期回路 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP3283105A patent/JP2828807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05122059A (ja) | 1993-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940005934B1 (ko) | 위상차 검출회로 | |
JPH0879074A (ja) | フェーズ・ロックド・ループ回路 | |
JPH06216767A (ja) | 安定化位相弁別器を備えるフェーズロックドループ用回路 | |
JP2816038B2 (ja) | Pll周波数シンセサイザ回路 | |
JP3107013B2 (ja) | Pll回路のデッドロック防止回路及びその方法 | |
JP2828807B2 (ja) | Pll回路のデッドロック防止回路 | |
US6430244B1 (en) | Digital phase-locked loop apparatus with enhanced phase error compensating circuit | |
JP2841989B2 (ja) | 周波数合成器を待機モードにする方法およびその装置 | |
US7103132B1 (en) | Phase comparator and method of controlling power saving operation of the same, and semiconductor integrated circuit | |
JPH0563518A (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH05122060A (ja) | Pll回路のデツドロツク防止回路 | |
JP3295777B2 (ja) | Pll回路 | |
JPH06303134A (ja) | Pll回路 | |
JP2976723B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH1065525A (ja) | Pll回路 | |
JP3118356B2 (ja) | Pll回路 | |
JPH05304469A (ja) | Pll周波数シンセサイザ回路 | |
JP2828811B2 (ja) | Pll集積回路 | |
JPH07273643A (ja) | 位相同期回路 | |
JP2002124874A (ja) | 半導体装置 | |
JPH10289032A (ja) | 半導体集積回路のクロック回路 | |
JP2924846B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JP3316905B2 (ja) | データ中継装置 | |
JPH05227052A (ja) | シンセサイザ受信機 | |
JPH0818448A (ja) | 位相同期式周波数シンセサイザ用制御回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070918 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |