JP3107013B2 - Pll回路のデッドロック防止回路及びその方法 - Google Patents

Pll回路のデッドロック防止回路及びその方法

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JP3107013B2 JP09261216A JP26121697A JP3107013B2 JP 3107013 B2 JP3107013 B2 JP 3107013B2 JP 09261216 A JP09261216 A JP 09261216A JP 26121697 A JP26121697 A JP 26121697A JP 3107013 B2 JP3107013 B2 JP 3107013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL回路のデッド
ロック防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路(以下、LS
I)、特にマイクロコンピュータ(以下、マイコン)で
は高速化が進み、従来の原発発振に用いられてきた水
晶、セラミック等の共振子では追従できなくなってきて
いる。そこで、電圧制御発振器を含むPLL(Phase Lo
cked Loop )回路を内蔵し、外部より供給されるクロッ
クに対してPLL回路により逓倍し高速クロックによっ
て動作するLSIが開発されている。
【0003】図4に従来のPLL回路を示す。PLL回
路は、位相比較器11、充放電回路12、電圧制御発振
回路13(以下、VCO回路)、分周回路14により構
成され、VCO回路13により発生したクロックを分周
回路14にて分周し、位相比較器11及び充放電回路1
2により、分周回路14の分周クロックと外部より供給
されるクロックとの位相、周波数が一致するよう帰還制
御することによりVCO回路13のクロック周波数を制
御する。よって、VCOクロックは、外部クロックに対
して逓倍されたクロックとなり、高速なマイコン動作を
実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯機器等の分野では
低消費電力化のためマイコンの電源を停止するモードが
あるが、外部クロック供給を停止しないケースやマイコ
ンの電源の供給前に外部クロック供給が開始されるケー
スがある。前述した従来のPLL回路では位相比較器及
びその出力信号で充放電回路は電源投入時から稼働する
ため分周回路が動作しない低電圧状態では位相比較器に
対して分周クロックは停止状態、外部クロックが動作状
態として入力されるため、過充電状態となりVCOは高
速クロック発振となる。従って、電源電圧が上昇し、分
周回路が稼働する電圧レベルに到達してもクロックが高
速化しているため分周回路はクロック周波数に追従でき
ず動作しないデッドロック状態を起こす場合がある。ま
た、高速クロック状態に入るとマイコンシステム自体が
動作不安定で消費電流が異常に増加する場合があり、携
帯機器のような高出力の電源が得られないシステムで
は、十分な電源電圧を供給できなくなることによりやは
りデッドロックを招くことになる。
【0005】一方、充放電回路の出力電圧をAD変換器
等でモニターし所定電圧以上検出時もしくはリセット信
号により強制放電させデッドロック状態を回避する方法
が、特願平6−338786号公報に示されている。し
かし、リセット信号で強制放電させることは、PLL回
路によってマイコンの動作クロックを生成する場合には
適用できない。特にリセット解除後にクロックをロック
状態に引き込まなければならないため不安定なクロック
で動作することになる。また、充放電電圧をモニターす
る制御では集積化には不適なアナログ回路を用いる必要
があり、実施が困難であるという欠点を有している。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
を改良し、特に電源投入時等の低電圧状態におけるPL
L回路のデッドロックを防止すると共に、分周回路が電
圧制御発振器のクロックに追従することを確認した後、
自動的にロック動作に入るようにした新規なPLL回路
のデッドロック防止回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため基本的には、以下に記載されたような技術
構成を採用するものである。即ち、本発明の第1の態様
としては、制御電圧に応じた発振周波数の発振クロック
を発生する電圧制御発振器と、第1及び第2電源間に直
列接続された相補的に導通する第1及び第2トランジス
タと、前記第1及び第2トランジスタの接続点と第2電
源間に設けられた抵抗器とコンデンサとからなり、前記
コンデンサの充放電を行い、前記コンデンサの電圧を前
記電圧制御発振器の制御電圧とする充放電回路と、前記
電圧制御発振器の発振クロックを分周し、分周クロック
を発生する分周回路と、外部クロック及び前記分周クロ
ックを位相比較し、前記分周クロックの位相遅れ、位相
進みに応じて前記第1及び第2トランジスタの導通制御
を行う電圧を発生する位相比較器と、前記第2電源と前
記充放電回路の制御電圧信号ライン間に接続された第3
のトランジスタと、第1及び第2電源間の電圧差を監視
することによって、電源投入時にパワーオンリセット信
号を発生するパワーオンリセット回路と、前記パワーオ
ンリセット信号により電源投入時には強制的に前記充放
電回路のコンデンサの電荷を前記第3トランジスタを導
通状態にして放電すると共に、前記分周回路のクロック
送出開始により前記第3トランジスタを遮断状態とする
初期化回路とを備えたことを特徴とするPLL回路のデ
ッドロック防止回路であり、第2の態様としては上記構
成に加えて前記初期化回路は、前記パワーオンリセット
回路によりセットされ、前記分周回路の分周クロックで
リセットされるフリップフロップ回路を有することを特
徴とするものであり、第3の態様としては、制御電圧に
応じた発振周波数の発振クロックを発生する電圧制御発
振器と、第1及び第2電源間に直列接続された相補的に
導通する第1及び第2トランジスタと、前記第1及び第
2トランジスタの接続点と第2電源間に設けられた抵抗
器とコンデンサとからなり、前記コンデンサの充放電を
行い、前記コンデンサの電圧を前記電圧制御発振器の制
御電圧とする充放電回路と、前記電圧制御発振器の発振
クロックを分周し、分周クロックを発生する分周回路
と、外部クロック及び前記分周クロックを位相比較し、
前記分周クロックの位相遅れ、位相進みに応じて前記第
1及び第2トランジスタの導通制御を行う電圧を発生す
る位相比較器と、第1及び第2電源間の電圧差を監視す
ることによって、電源投入時にパワーオンリセット信号
を発生するパワーオンリセット回路と、前記第1及び第
2電源間電圧差が小さい時、前記パワーオンリセット信
号により、前記第1のトランジスタを遮断状態にすると
共に、第2のトランジスタを導通状態にせしめる制御信
号を出力する初期化回路と、前記制御信号を第1のトラ
ンジスタ及び第2のトランジスタに導くゲート回路を設
けたことを特徴とするPLL回路のデッドロック防止回
路である。
【0008】更に、本発明のPLL回路のデッドロック
防止方法は、制御電圧に応じた発振周波数の発振クロッ
クを発生する電圧制御発振器と、第1及び第2電源間に
直列接続された相補的に導通する第1及び第2トランジ
スタと、前記第1及び第2トランジスタの接続点と第2
電源間に設けられた抵抗器とコンデンサとからなり、前
記コンデンサの充放電を行い、前記コンデンサの電圧を
前記電圧制御発振器の制御電圧とする充放電回路と、前
記電圧制御発振器の発振クロックを分周し、分周クロッ
クを発生する分周回路と、外部クロック及び前記分周ク
ロックを位相比較し、前記分周クロックの位相遅れ、位
相進みに応じて前記第1及び第2トランジスタの導通制
御を行う電圧を発生する位相比較器とからなるPLL回
路において、パワーオンリセット回路が、第1及び第2
電源間の電位差を監視することによって電源投入時にパ
ワーオンリセット信号を出力し、このパワーオンリセッ
ト信号により電源投入時には前記充放電回路のコンデン
サを放電させ、前記分周回路のクロック送出開始により
前記コンデンサの放電を停止させることでデッドロック
を防止することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るPLL回路のデッド
ロック防止回路は、上記したような技術構成を採用して
いるから、パワーオン時に、電圧制御発振器の発振周波
数が高周波状態で分周器出力が出ないような場合、パワ
ーオンリセット回路が分周器をリセットすると共に、初
期化回路のフリップフロップ回路をセット状態にし、こ
れにより第3のトランジスタを導通させて充放電回路を
放電状態にし、電圧制御発振器の発振周波数を下げる。
【0010】やがて電源が正常になり、又、分周器が分
周動作をはじめると初期化回路のフリップフロップ回路
をリセットするから、これにより、第3のトランジスタ
を遮断状態にして、PLL回路はロック動作に入ると共
に所定の発振周波数で通常動作を開始する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るPLL回路のデッドロ
ック防止回路の具体例を図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は本発明に係るPLL回路のデッドロック防
止回路の具体例を示すブロック図であって、図に示すよ
うに、制御電圧に応じた発振周波数の発振クロックを発
生する電圧制御発振器13と、第1電源P及び第2電源
E間に直列接続され相補的に導通するPチャンネルの第
1トランジスタ1及びNチャンネルの第2トランジスタ
2と、前記第1及び第2トランジスタ1,2の接続点と
第2電源E間に設けられた抵抗器12aとコンデンサ1
2bとからなり、コンデンサ12bの充放電を行い、こ
のコンデンサ12bの電圧を前記電圧制御発振器13の
制御電圧とする充放電回路12と、前記電圧制御発振器
13の発振クロックを分周し、分周クロックを発生する
分周回路24と、外部クロック及び前記分周クロックを
位相比較し、前記分周クロックの位相遅れ、位相進みに
応じて前記第1及び第2トランジスタ1,2の導通制御
を行う電圧を発生する位相比較器11と、前記第2電源
Eと前記充放電回路12の制御電圧信号ライン12c間
に接続された第3のトランジスタ3と、第1電源P及び
第2電源E間の電圧差を監視することによって、電源投
入時にパワーオンリセット信号25aを発生するパワー
オンリセット回路25と、前記パワーオンリセット信号
25aにより電源投入時には強制的に前記充放電回路1
2のコンデンサ12bの電荷を第3トランジスタ3を介
して放電すると共に、前記分周回路24のクロック送出
開始により前記第3トランジスタ3を遮断状態とする初
期化回路26とを備えたPLL回路のデッドロック防止
回路が示されている。
【0012】なお、26aはフリップフロップ回路26
の出力する第3のトランジスタ3への制御信号である。
上記した回路では、電源投入時、パワーオンリセット回
路25により電源電圧が所定の電圧レベルに達するまで
の低電圧状態においてパワーオンリセット信号25aが
アクティブとなり分周回路24をリセット状態とし、同
時に初期化回路26のRSフリップフロップをセット状
態とする。RSフリップフロップがセット状態のため、
初期放電用トランジスタである第3のトランジスタ3が
導通し充放電回路12の出力信号は放電され、即ちコン
デンサ12bの電荷が放電し、外部ロックが動作してい
てもコンデンサ12bが過充電状態にならず低電圧とな
り電圧制御発振器13は低周波数で発振する。次に、電
源電圧が上昇し、パワーオンリセット回路25のパワー
オンリセット信号25aがインアクティブとなると、分
周回路24のリセットが解除され、分周回路24は電圧
制御発振器13の発振クロックを分周し、分周クロック
を発生する。分周クロックが発生すると、分周回路24
の分周クロックがRSフリップフロップをリセットし、
第3のトランジスタ3を遮断状態とするため、本発明の
PLL回路は外部クロックに位相を合わせるクロック制
御を開始する。
【0013】RSフリップフロップは、分周回路が動作
しない場合は、コンデンサ12bの放電状態を維持す
る。従って、外部クロックによる過充電や低電圧による
分周回路停止状態での起動によるデッドロックを回避で
きる。図2は、図1の充放電回路部分を改良した実施例
を示し、図2に示すように、制御電圧に応じた発振周波
数の発振クロックを発生する電圧制御発振器13と、第
1及び第2電源間に直列接続され相補的に導通する第1
及び第2トランジスタ1、2と、前記第1及び第2トラ
ンジスタ1、2の接続点と第2電源間に設けられた抵抗
器12aとコンデンサ12bとからなり前記コンデンサ
12bの充放電を行い、このコンデンサ12bの電圧を
前記電圧制御発振器13の制御電圧とする充放電回路1
2と、前記電圧制御発振器13の発振クロックを分周
し、分周クロックを発生する分周回路24と、外部クロ
ック及び前記分周クロックを位相比較し、前記分周クロ
ックの位相遅れ、位相進みに応じて前記第1及び第2ト
ランジスタ1、2の導通制御を行う電圧を発生する位相
比較器11と、前記第2電源と前記充放電回路12の制
御電圧信号ライン12c間に接続された第3のトランジ
スタ3と、第1及び第2の電源P、E間の電圧差を監視
することによって、電源投入時にパワーオンリセット信
号25aを発生するパワーオンリセット回路25と、前
記パワーオンリセット信号25aにより電源投入時には
強制的に前記充放電回路12の制御電圧信号ライン12
cの出力電圧を第3トランジスタ3を介して放電すると
共に、前記分周回路24のクロック送出開始により前記
第3トランジスタ3を遮断状態とする初期化回路26
と、前記初期化回路26の制御信号26aに基づき前記
第1のトランジスタ1の充電状態を停止させるためのオ
アゲート回路12dからなる第1のゲート回路と、初期
化回路26の制御信号26aに基づき前記第2のトラン
ジスタ2を遮断状態(OFF)に制御するためのアンド
ゲート回路12eからなる第2のゲート回路とが示され
ている。
【0014】この実施例によれば、低電圧状態では、初
期化回路26の出力する“H”レベルの制御信号26a
により第1及び第2のトランジスタ1,2が共に遮断状
態になるためコンデンサ12bへの充電が行われず、し
かも第3のトランジスタ3がオンし、放電状態になる。
本例では、上述のようにマスク論理ゲートを追加し、位
相比較器11の充放電制御信号に対して制御信号26a
により第3のトランジスタ3が放電状態の時、外部クロ
ックに対する位相制御のための充電を防止している。こ
れにより、第3のトランジスタ3の電流能力を落とすこ
とが出来、また、不要な貫通電流も防ぐ効果がある。
【0015】図3は本発明に係るPLL回路のデッドロ
ック防止回路の他の実施例を示すブロック図であり、図
に示すように、制御電圧に応じた発振周波数の発振クロ
ックを発生する電圧制御発振器13と、第1及び第2電
源間に直列接続され相補的に導通する第1及び第2トラ
ンジスタ1、2と、前記第1及び第2トランジスタ1、
2の接続点と第2電源間に設けられた抵抗器32aとコ
ンデンサ32bとからなり前記コンデンサ32bの充放
電を行い、このコンデンサ32bの電圧を前記電圧制御
発振器13の制御電圧とする充放電回路32と、前記電
圧制御発振器32の発振クロックを分周し、分周クロッ
クを発生する分周回路24と、外部クロック及び前記分
周クロックを位相比較し、前記分周クロックの位相遅
れ、位相進みに応じて前記第1及び第2トランジスタ
1、2の導通制御を行う電圧を発生する位相比較器11
と、第1及び第2の電源P,E間の電圧差を監視するこ
とによって、電源投入時にパワーオンリセット信号25
aを発生するパワーオンリセット回路25と、前記パワ
ーオンリセット信号25aにより、電源投入時等の低電
圧状態では前記第1のトランジスタ1を遮断状態にする
と共に、第2のトランジスタ2を導通状態にせしめる制
御信号26aを出力する初期化回路26と、前記制御信
号26aを第1のトランジスタ1及び第2のトランジス
タ2に導くオアゲート32d、32eからなるゲート回
路32cを設けたPLL回路のデッドロック防止回路が
示されている。
【0016】更に、前記コンデンサ32bを充電するた
めの位相比較器11からの信号11aと前記初期化回路
26の制御信号26aとは前記ゲート回路32cを構成
する第1のオアゲート回路32dを介して第1のトラン
ジスタ1の制御端子であるゲートに導かれ、前記コンデ
ンサ32bを放電するための位相比較器からの信号11
bと前記初期化回路26の制御信号26aとは前記ゲー
ト回路32cを構成する第2のオアゲート回路32eを
介して第2のトランジスタ2の制御端子であるゲートに
導かれるPLL回路のデッドロック防止回路が示されて
いる。
【0017】図3は、図2の実施例において、さらに進
歩させ第3のトランジスタ3を充放電回路32の第2の
トランジスタ2と兼用し、構成素子数を削減した例であ
り、パワーオンリセット回路25がパワーオンリセット
信号25aを出力すると、制御信号26aが“H”レベ
ルになり第1のトランジスタ1が遮断状態になると共
に、第2のトランジスタ2が導通し、このトランジスタ
によりコンデンサ32bの電荷を放電する。そして、分
周回路24がカウント動作を開始すると初期化回路26
の出力する制御信号26aが“L”レベルになり、PL
L回路はロック動作を開始する。
【0018】この実施例においても、当然のことながら
不要な貫通電流も防ぐ効果がある。但し、充放電回路3
2でのトランジスタ1、2の電流能力はPLL回路のジ
ッタ等の特性を決めるため、不用意に大きくできないた
め放電に時間を要する場合がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のPLL回
路のデッドロック防止回路は、電源投入時に電圧制御発
振回路の制御電圧を、分周回路が発振するまで放電状態
とするため過充電による電圧制御発振回路の高速発振も
しくは低電圧等による分周回路の異常停止によって発生
するデッドロックを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるPLL回路のデッドロ
ック防止回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す要部のブロック図
である。
【図3】本発明の第三の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来のPLL回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のトランジスタ(充電用トランジスタ) 2 第2のトランジスタ(放電用トランジスタ) 3 第3のトランジスタ(初期放電用トランジス
タ) 11 位相比較器 12、22、32 充放電回路 13 電圧制御発振回路 14 分周回路 24 リセット付き分周回路 25 パワーオンリセット回路 26 初期化回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧に応じた発振周波数の発振クロ
    ックを発生する電圧制御発振器と、 第1及び第2電源間に直列接続された相補的に導通する
    第1及び第2トランジスタと、 前記第1及び第2トランジスタの接続点と第2電源間に
    設けられた抵抗器とコンデンサとからなり、前記コンデ
    ンサの充放電を行い、前記コンデンサの電圧を前記電圧
    制御発振器の制御電圧とする充放電回路と、 前記電圧制御発振器の発振クロックを分周し、分周クロ
    ックを発生する分周回路と、 外部クロック及び前記分周クロックを位相比較し、前記
    分周クロックの位相遅れ、位相進みに応じて前記第1及
    び第2トランジスタの導通制御を行う電圧を発生する位
    相比較器と、 前記第2電源と前記充放電回路の制御電圧信号ライン間
    に接続された第3のトランジスタと、 第1及び第2電源間の電圧差を監視することによって、
    電源投入時にパワーオンリセット信号を発生するパワー
    オンリセット回路と、 前記パワーオンリセット信号により電源投入時には強制
    的に前記充放電回路のコンデンサの電荷を前記第3トラ
    ンジスタを導通状態にして放電すると共に、前記分周回
    路のクロック送出開始により前記第3トランジスタを遮
    断状態とする初期化回路とを備えたことを特徴とするP
    LL回路のデッドロック防止回路。
  2. 【請求項2】 前記初期化回路は、前記パワーオンリセ
    ット回路によりセットされ、前記分周回路の分周クロッ
    クでリセットされるフリップフロップ回路を含むことを
    特徴とする請求項1記載のPLL回路のデッドロック防
    止回路。
  3. 【請求項3】 前記初期化回路の出力する制御信号に基
    づき前記第1のトランジスタを遮断状態に制御するため
    の第1のゲート回路を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のPLL回路のデッドロック防止回路。
  4. 【請求項4】 前記初期化回路の出力する制御信号に基
    づき前記第2のトランジスタを遮断状態に制御するため
    の第2のゲート回路を設けたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載のPLL回路のデッドロック防止回
    路。
  5. 【請求項5】 制御電圧に応じた発振周波数の発振クロ
    ックを発生する電圧制御発振器と、第1及び第2電源間
    に直列接続された相補的に導通する第1及び第2トラン
    ジスタと、 前記第1及び第2トランジスタの接続点と第2電源間に
    設けられた抵抗器とコンデンサとからなり、前記コンデ
    ンサの充放電を行い、前記コンデンサの電圧を前記電圧
    制御発振器の制御電圧とする充放電回路と、 前記電圧制御発振器の発振クロックを分周し、分周クロ
    ックを発生する分周回路と、 外部クロック及び前記分周クロックを位相比較し、前記
    分周クロックの位相遅れ、位相進みに応じて前記第1及
    び第2トランジスタの導通制御を行う電圧を発生する位
    相比較器と、 第1及び第2電源間の電圧差を監視することによって、
    電源投入時にパワーオンリセット信号を発生するパワー
    オンリセット回路と、 前記第1及び第2電源間電圧差が小さい時、前記パワー
    オンリセット信号により、前記第1のトランジスタを遮
    断状態にすると共に、第2のトランジスタを導通状態に
    せしめる制御信号を出力する初期化回路と、 前記制御信号を第1のトランジスタ及び第2のトランジ
    スタに導くゲート回路を設けたことを特徴とするPLL
    回路のデッドロック防止回路。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサを充電するための位相比
    較器から信号と前記初期化回路の制御信号とは第1のオ
    アゲートに入力され、このゲートの出力が第1のトラン
    ジスタを制御し、前記コンデンサを放電するための位相
    比較器から信号と前記初期化回路の信号とは第2のオア
    ゲートに入力され、このゲートの出力が第2のトランジ
    スタを制御するように構成したことを特徴とする請求項
    5記載のPLL回路のデッドロック防止回路。
  7. 【請求項7】 制御電圧に応じた発振周波数の発振クロ
    ックを発生する電圧制御発振器と、 第1及び第2電源間に直列接続された相補的に導通する
    第1及び第2トランジスタと、 前記第1及び第2トランジスタの接続点と第2電源間に
    設けられた抵抗器とコンデンサとからなり、前記コンデ
    ンサの充放電を行い、前記コンデンサの電圧を前記電圧
    制御発振器の制御電圧とする充放電回路と、 前記電圧制御発振器の発振クロックを分周し、分周クロ
    ックを発生する分周回路と、 外部クロック及び前記分周クロックを位相比較し、前記
    分周クロックの位相遅れ、位相進みに応じて前記第1及
    び第2トランジスタの導通制御を行う電圧を発生する位
    相比較器とからなるPLL回路において、 パワーオンリセット回路が、第1及び第2電源間の電位
    差を監視することによって電源投入時にパワーオンリセ
    ット信号を出力し、 このパワーオンリセット信号により電源投入時には前記
    充放電回路のコンデンサを放電させ、前記分周回路のク
    ロック送出開始により前記コンデンサの放電を停止させ
    ることでデッドロックを防止することを特徴とするPL
    L回路のデッドロック防止方法。
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