JP7103894B2 - 位相同期回路 - Google Patents

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Description

本発明は、位相同期回路(又は周波数負帰還回路(PLL:Phase-Locked Loop))回路に関する。
特許文献1には低ノイズ及び低電力ループフィルタを備えた面積効率が良いPLL回路が開示されている。PLL回路は、位相比較器(PFD:Phase Frequency Detector)、チャージポンプ(Charge Pump)、ループフィルタ(Loop Filter)、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)及び周波数分周器(Frequency Divider)を備えている。
ところで、前述のPLL回路では、ループフィルタが、複数のスイッチと複数のキャパシタとを組み合わせたスイッチドキャパシタを用いて構築されている。PLL回路を安定させるループフィルタを実現するために、複数のキャパシタのスイッチング動作が行われる。
このため、ループフィルタを含めてPLL回路の構造が複雑になるばかりか、PLL回路の動作制御が複雑になるので、改善の余地があった。
米国特許出願公開第2014/0266343号明細書
本発明は、上記の事実を考慮し、回路構造並びに動作制御を簡素化することができる位相同期回路を提供する。
上記課題を解決するため、本発明の一実施態様に係る位相同期回路は、リファレンスクロック入力信号とフィードバック信号との位相差を検出する位相比較器と、位相差に基づいて発振器制御信号を生成する発振器制御手段と、発振器制御信号に基づいて出力信号の周波数を制御する電圧制御発振器と、出力信号に同期して動作するカウンタを有し、カウンタのカウント値が逓倍率制御信号と等しくなったときにフィードバック信号を出力する制御ロジック回路と、を備えている。
本発明によれば、回路構造及び動作制御を簡素化することができる位相同期回路を提供することができる。
本発明の第1実施の形態に係る位相同期回路のブロック構成図である。 図1に示される位相同期回路の制御ロジック回路のブロック構成図である。 図1に示される位相同期回路の回路動作を説明するフローチャートである。 図3に示される位相同期回路の回路動作を説明するサブフローチャートである。 (A)~(D)は第1実施の形態に係る位相同期回路のリファレンスクロック入力信号の位相及び位相同期回路の電圧制御発振器の出力信号の位相の時間経過に伴う変化を示す図であり、(A)は0~1周期の期間における位相の変化を示す図、(B)は1周期~2周期の期間における位相の変化を示す図、(C)は2周期~3周期の期間における位相の変化を示す図、(D)は3~4周期の期間における位相の変化を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る位相同期回路のブロック構成図である。 図6に示される位相同期回路の回路動作を説明するフローチャートである。 図7に示される位相同期回路の回路動作を説明するサブフローチャートである。
[第1実施の形態]
以下、図1~図5を用いて、本発明の第1実施の形態に係る位相同期回路について説明する。なお、図面に記載される記号であって、図面ではアンダーバーが付されていても、実施の形態の説明ではアンダーバーの記載は省略されている。
(位相同期回路1の回路構成)
図1に示されるように、本実施の形態に係る位相同期回路(PLL回路)1は、位相比較器(PFD)2と、ループフィルタ(LF)3と、電圧制御発振器(VCO)4と、制御ロジック回路(Control Logic)5とを含んで構成されている。
位相比較器2では、リファレンスクロック入力信号Ckinと、制御ロジック回路5から出力されるフィードバック信号Sig ckoutとの位相差が検出される。後者のフィードバック信号Sig ckoutは、電圧制御発振器4の出力信号(VCO出力信号)Ckoutを制御ロジック回路5に通して得られる信号である。
ループフィルタ3は発振器制御手段として構成されている。ここでは、ループフィルタ3は、チャージポンプ(CP:Charge Pump)31と、抵抗(R)31と、容量(C)32とを含み、簡素化された回路構造により構成されている。詳しく説明すると、チャージポンプ30は、電源Vccと基準電源Vssとの間に直列に接続されたスイッチング素子301及び302により構成されている。
ここで、スイッチング素子301にはpチャネル導電型の絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGFET:Insulated Gate Field Effect Transistor )が使用されている。スイッチング素子302にはnチャネル導電型のIGFETが使用されている。なお、IGFETはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)、MISFET(Metal Insulator Semiconductor FET)の双方を含む意味において使用されている。
スイッチング素子301の一方の主電極(ソース電極)が電源Vccに接続され、他方の主電極(ドレイン電極)がスイッチング素子302の一方の主電極(ドレイン電極)に接続されている。スイッチング素子301の制御電極(ゲート電極)には位相比較器2から出力される制御信号Sig allonが入力される。一方、スイッチング素子302の他方の主電極(ソース電極)は基準電源Vssに接続され、制御電極には位相比較器2から出力される制御信号Sig vcoが入力される。
抵抗31の一端はスイッチング素子301の他方の主電極及びスイッチング素子302の一方の主電極に接続され、抵抗31の他端は電圧制御発振器4の入力に接続されている。容量32の一方の電極は抵抗31の他端と電圧制御発振器4の入力との中間に接続され、容量32の他方の電極は基準電源Vssに接続されている。ここで、容量32の一方の電極と抵抗31の他端との中間接続部はループフィルタ3の出力(ノード)Vbとされている。
ループフィルタ3では、容量32をチャージ又はディスチャージすることによって、出力Vbが制御されている。ループフィルタ3において、容量32のチャージ又はディスチャージは、スイッチング素子301及びスイッチング素子302のオン、オフ制御により選択される。容量32のチャージ量は、スイッチング素子301のオン期間と、抵抗31と容量32との時定数回路により決定される。これにより、出力Vbには、電圧制御発振器4の周波数を制御する発振器制御信号を発生させることができる。
電圧制御発振器4では、ループフィルタ3の出力Vbが入力され、VCO出力信号Ckoutの周波数が制御されている。電圧制御発振器4の有効(Enable)か無効(Disable)かの選択は、位相比較器2から出力される制御信号Sig vcoにより行われる。
制御ロジック回路5は複数の第1カウンタとしてのカウンタ(Counter 1)51及び第2カウンタとしてのカウンタ(Counter 2)52を含んで構成されている。本実施の形態では、2個のカウンタ51及びカウンタ52が制御ロジック回路5に組み込まれている。制御ロジック回路5は、電圧制御発振器4から出力されるVCO出力信号Ckoutに同期してカウンタ51、カウンタ52を動作させる。カウンタ51、カウンタ52のカウント値が逓倍率制御信号Mp<x:0>と等しくなったときに、制御ロジック回路5から位相比較器2へフィードバック信号Sig ckoutが出力される。
また、制御ロジック回路5は、制御信号Sig logicを用い、使用するカウンタ51又はカウンタ52が選択される。制御信号Sig logicは制御信号Sig allon及び制御信号Sig selが含まれている。
制御ロジック回路5は、図2に示されるように、複数の論理ゲート501~506と、複数のカウンタ51及びカウンタ52と、複数の第1コンパレータとしてのコンパレータ(Comparator 1)53及び第2コンパレータとしてのコンパレータ(Comparator 2)54と、マルチプレクサ(MUX)55と、データラッチ回路(D-Latch)56とを含んで構成されている。
論理ゲート501~論理ゲート506は、VCO出力信号Ckoutと、制御信号Sig sel、制御信号Sig allon又はフィードバック信号Sig ckoutとに基づいて、カウンタ51かカウンタ52を選択する。
詳しく説明すると、論理ゲート501の一方の入力端子には制御信号Sig selが入力され、他方の入力端子には制御信号Sig allonが入力される。論理ゲート501の出力端子は論理ゲート505の他方の入力端子に接続されている。
論理ゲート502の一方の入力端子には制御信号Sig allonが入力され、他方の入力端子には制御信号Sig selが入力される。論理ゲート502の出力端子は論理ゲート506の他方の入力端子に接続されている。
論理ゲート503の一方の入力端子には制御信号Sig selが入力され、他方の入力端子にはデータラッチ回路56の出力端子が接続されている。論理ゲート503の出力端子はカウンタ51の入力端子に接続されている。
論理ゲート504の一方の入力端子には制御信号Sig selが入力され、他方の入力端子にはデータラッチ回路56の出力端子が接続されている。論理ゲート504の出力端子はカウンタ52の入力端子に接続されている。
論理ゲート505の一方の入力端子は、電圧制御発振器4の出力端子に接続され、電圧制御発振器4から出力されるVCO出力信号Ckoutを入力する。論理ゲート505の出力端子はカウンタ51の入力端子に接続されている。
論理ゲート506の一方の入力端子は、論理ゲート505と同様に、電圧制御発振器4の出力端子に接続され、電圧制御発振器4から出力されるVCO出力信号Ckoutを入力する。論理ゲート506の出力端子はカウンタ52の入力端子に接続されている。
カウンタ51の入力端子は論理ゲート503、論理ゲート505のそれぞれの出力端子に接続されている。カウンタ51の出力端子はコンパレータ53の入力端子に接続されている。
一方、カウンタ52の入力端子は論理ゲート504、論理ゲート506のそれぞれの出力端子に接続されている。カウンタ52の出力端子はコンパレータ54の入力端子に接続されている。
コンパレータ53の一方の入力端子はカウンタ51の出力端子に接続され、他方の入力端子には逓倍率制御信号Mp<x:0>が入力される。コンパレータ53の出力端子はマルチプレクサ55の一方の入力端子に接続されている。
コンパレータ54の一方の入力端子はカウンタ52の出力端子に接続され、他方の入力端子には、コンパレータ53と同様に、逓倍率制御信号Mp<x:0>が入力される。コンパレータ53の出力端子はマルチプレクサ55の他方の入力端子に接続されている。
マルチプレクサ55の入力端子はコンパレータ53、コンパレータ54のそれぞれの出力端子に接続され、マルチプレクサ55には選択信号としての制御信号Sig selが入力される。マルチプレクサ55の出力端子はデータラッチ回路56の一方の入力端子に接続されている。
データラッチ回路56の一方の入力端子はマルチプレクサ55の出力端子に接続され、他方の入力端子には電圧制御発振器4から出力されるVCO出力信号Ckoutの反転信号が入力される。データラッチ回路56の出力端子からはフィードバック信号Sig ckoutが出力される。
(位相同期回路1の回路動作)
本実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作は、図3及び図4に示す通りである。
まず最初に、位相同期回路1の回路動作が開始されると、位相同期回路1は、リファレンスクロック入力信号Ckin又はVCO出力信号Ckoutが立ち上がるまで待機する。
図3に示されるように、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる(S1)と、制御信号Sig vcoの状態、つまりフィードバック信号Sig ckoutが既に立ち上がっている(制御信号Sig vco=「1」)か否か(制御信号Sig vco=「0」)が判定される(S2)。制御信号Sig vcoが「0」のとき、制御信号Sig allonが「1」に立ち上がる(S3)。これにより、図1に示されるループフィルタ3のチャージポンプ30がチャージ状態とされ(S4)、出力Vbが上昇する。つまり、ループフィルタ3では、チャージポンプ30のスイッチング素子301がオン状態となり、抵抗31を通して容量32がチャージされることにより、出力Vb(のノード電圧)を上昇させることができる。
ここで、図1及び図2に示される制御ロジック回路5のすべてのカウンタ51及びカウンタ52が有効(Enable)とされる(S5)。これにより、制御信号Sig allonが立ち上がってから制御信号Sig vcoが立ち上がるまでの時間がカウンタ51及びカウンタ52に保持される。そして、ステップS2に戻る。
一方、ステップS2において、制御信号Sig vcoが「1」になると、制御信号Sig selが反転し、制御信号Sig vco及び制御信号Sig allonが「0」にリセットされる(S6)。これにより、処理が完了する。
また、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる前に制御信号Sig vcoが「1」に立ち上がった場合、制御信号Sig selが反転し、制御信号Sig vco及び制御信号Sig allonが「0」にリセットされ、処理が完了する。
また、リファレンスクロック入力信号Ckinではなく、VCO出力信号Ckoutが立ち上がると、図3に示されるフローチャートから図4に示されるサブフローチャートへ移行する(S10)。図4に示されるように、VCO出力信号Ckoutが立ち上がる(S101)と、制御信号Sig allonの状態、つまりリファレンスクロック入力信号Ckinが既に立ち上がっている(制御信号Sig allon=「1」)か否か(制御信号Sig allon=「0」)が判定される(102S)。
制御信号Sig allonが「0」又は「1」のとき、カウンタ51又はカウンタ52に「+1」がカウントされる(S103)。カウンタ51、カウンタ52のいずれかへのカウントは制御信号Sig selの状態による。制御信号Sig selが「0」のときには、カウンタ51に「+1」がカウントされる(S104)。また、制御信号Sig selが「1」のときには、カウンタ52に「+1」がカウントされる(S109)。
ステップS104においてカウンタ51にカウントされたカウント値は、逓倍率制御信号Mp<x:0>に対して比較される(S105)。カウント値が逓倍率制御信号Mp<x:0>よりも低いとき、ステップS101へ戻る。一方、カウント値が逓倍率制御信号Mp<x:0>と等しくなったとき及びそれ以上のとき、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がり、更に制御信号Sig selにより選択されたカウンタ51がリセットされる(S106)。
リセット後、制御信号Sig ckout は「0」に立ち下がる(S112)。
また、ステップS109においてカウンタ52にカウントされたカウント値は、逓倍率制御信号Mp<x:0>に対して比較される(S110)。ステップS105と同様に、カウント値が逓倍率制御信号Mp<x:0>よりも低いとき、ステップS101へ戻る。一方、カウント値が逓倍率制御信号Mp<x:0>と等しくなったとき及びそれ以上のとき、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がり、更に制御信号Sig selにより選択されたカウンタ52がリセットされる(S111)。
リセット後、制御信号Sig ckout は「0」に立ち下がる(S112)。
図4に示されるサブフローチャートを抜けると、図3に示されるように、制御信号Sig allonの状態が判定される(S11)。
制御信号Sig allonが「0」のとき、制御信号Sig vcoが「1」に立ち上がり、図1に示されるループフィルタ3において、チャージポンプ30がディスチャージ状態とされ(S13)、出力Vbが下降する。つまり、ループフィルタ3では、チャージポンプ30のスイッチング素子302がオン状態となり、容量32から抵抗31を通してディスチャージされることにより、出力Vb(のノード電圧)を下降させることができる。
ここで、図1及び図2に示される電圧制御発振器4が無効(Disable)とされる(S14)。これにより、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がるまでの期間、電圧制御発振器4の動作が待機状態と、VCO出力信号Ckoutの位相は進まない。
そして、ステップS11に戻り、制御信号Sig allonが「1」になると、制御信号Sig selが反転し、制御信号Sig vco及び制御信号Sig allonが「0」にリセットされる(S6)。これにより、処理が完了する。
また、図4に示されるサブフローチャートのステップS102において、制御信号Sig ckoutが立ち上がる前に、制御信号Sig allonが「1」に立ち上がるとき、制御信号Sig selにより選択及び非選択の両方のカウンタ51及びカウンタ52にVCO出力信号Ckoutの立ち上がりにより「+1」がカウントされる(S107)。この後、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がると、制御信号Sig selにより選択されたカウンタ52がリセットされる(S111)。非選択されたカウンタ51は現状のカウンタ値を維持する。
リセット後、フィードバック信号Sig ckout は「0」に立ち下がる(S112)。これにより、制御信号Sig_selにより非選択とされたカウンタ51において、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がってからフィードバック信号Sig_ckoutが立ち上がるまでの期間(カウント値)を保持させることができる。
そして、図3に示されるフローチャートのステップS6において、制御信号Sig selが反転し、制御信号Sig vco及び制御信号Sig allonが「0」にリセットされる。これにより、処理が完了する。
以上が位相同期回路1の一連の回路動作である。この回路動作は、1つの処理の完了直後に、繰り返し行われる。つまり、位相同期回路1では、1つの処理が1周期Tfとされ、この処理が繰り返し行われる。
図5(A)~図5(D)には、位相同期回路1において、リファレンスクロック入力信号Ckinの位相θin及びVCO出力信号Ckoutの位相θoutの時間経過に伴う変化が示されている。
図5(A)には、0~1周期Tfの期間の時間経過に伴う位相の変化が示されている。位相θin及び位相θoutの双方が0度の位置から処理が開始される(a)。この処理が開始されると、位相θin及び位相θoutが回り始め、一定時間の経過後にフィードバック信号Sig ckoutが立ち上がる(b)。このとき、位相θinは135度であり、位相θoutはおおよそ0度である。この状態は、位相θoutが位相θinよりも245度進んでいることになる。
また、このような位相ずれはVCO出力信号Ckoutの周波数を遅くすることにより補正され、この補正は図5(B)に示される次の1周期Tf~2周期Tfの期間に反映される。
図5(A)に戻って、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がってからある一定時間の経過後にリファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる(c)。このとき、位相θin及び位相θoutの双方が0度になる。ここで、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がってからリファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がるまでの間、位相θoutが進まない(d)。
本実施の形態に係る位相同期回路1では、フィードバック信号Sig ckoutがリファレンスクロック入力信号Ckinよりも先に立ち上がると、電圧制御発振器4が無効(Disable)状態となる。このため、位相θoutは0度に固定される。但し、電圧制御発振器4が無効状態とされるので、電圧制御発振器4からVCO出力信号Ckout は出力されず、電圧制御発振器4は待機状態(又は停止状態)とされる。
図5(B)には、1周期Tf~2周期Tfの期間の時間経過に伴う位相の変化が示されている。位相θin及び位相θoutの双方が0度の位置から処理が開始される(a)。この処理が開始されると、位相θin及び位相θoutが回り始め、一定時間の経過後にリファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる(b)。このとき、位相θinは0度であり、位相θoutはおおよそ315度である。この状態は、位相θinが位相θoutよりも45度進んでいることになる。
このような位相ずれはVCO出力信号Ckoutの周波数を速くすることにより補正され、この補正は図5(C)に示される次の2周期Tf~3周期Tfの期間に反映される。
図5(B)に戻って、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がってからある一定時間の経過後にフィードバック信号Sig ckoutが立ち上がる(c)。このときは、位相θinは45度になり、位相θoutは0度になる。この位相ずれは次の2周期Tf~3周期Tfの期間に引き継がれる。
ここで、リファレンスクロック入力信号Ckinがフィードバック信号Sig ckoutよりも先に立ち上がると、次の2周期Tf~3周期Tfの期間において使用されるカウンタ51又はカウンタ52にVCO出力信号Ckoutとリファレンスクロック入力信号Ckinとの立ち上がり時間差(位相差)が保持される(d)。つまり、次の2周期Tf~3周期Tfの期間の位相θoutは、ほぼ45度のオフセットを持った状態において開始される。オフセットの精度は逓倍率mに依存し、オフセットは(45~45+360/m)度の間において変動する。
図5(C)には、2周期Tf~3周期Tfの期間の時間経過に伴う位相の変化が示されている。位相θin及び位相θoutの双方が45度の位置から処理が開始される(a)。この処理が開始されると、位相θin及び位相θoutが回り始め、一定時間の経過後にフィードバック信号Sig ckoutが立ち上がる(b)。このとき、位相θinはおおよそ340度であり、位相θoutは0度である。この状態は、位相θoutが位相θinよりも20度進んでいることになる。
また、このような位相ずれはVCO出力信号Ckoutの周波数を遅くすることにより補正され、この補正は図5(D)に示される次の3周期Tf~4周期Tfの期間に反映される。
図5(C)に戻って、フィードバック信号Sig ckoutが立ち上がってからある一定時間の経過後にリファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる(c)。このときは、位相θin及び位相θoutの双方が0度になる。
図5(D)には、3周期Tf~4周期Tfの期間の時間経過に伴う位相の変化が示されている。位相θin及び位相θoutの双方が0度の位置から処理が開始される(a)。この処理が開始されると、位相θin及び位相θoutが回り始め、一定時間の経過後にリファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がる(b)。このとき、位相θinはほぼ0度であり、位相θoutは同様にほぼ0度である。この状態は、位相がロックされた状態にある。
そして、リファレンスクロック入力信号Ckinが立ち上がってから即座にフィードバック信号Sig ckoutが立ち上がる(c)。この状態の電圧制御発振器4の周波数は、逓倍率制御信号Mp<x:0>により規定される逓倍率を乗算した値となる(d)。
以上の説明は、位相にロックが掛かるまでの回路動作の一例である。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る位相同期回路1は、図1及び図2に示されるように、制御ロジック回路5を備える。制御ロジック回路5は、カウンタ51及びカウンタ52と、論理ゲート501~506等のロジック部を含んで構成され、電圧制御発振器4の動作を一時的に無効状態として位相を合わせる。
このため、位相がデジタル制御により補償されるので、従前の位相補償用ループフィルタを廃止して、電圧制御発振器4の周波数を安定させる、抵抗31及び容量32を主体とするRCフィルタによる簡素な構造のループフィルタ3を使用することができる。このループフィルタ3はチャージ及びディスチャージによる簡素な回路動作によって、位相同期回路1に位相ロックを掛けることができる。
従って、回路構造を簡素化し、更に回路動作の制御を簡素化することができる位相同期回路1を提供することができる。しかも、位相同期回路1では、アクティブ状態でも逓倍率を柔軟に変更することができる。
また、通常の位相補償用ループフィルタは、PVT(Process Voltage Temperature)ばらつきの影響を受け易く、PVTばらつきを考慮して設計されている。これに対して、本実施の形態に係る位相同期回路1は、位相がデジタル的に補正されるので、PVTばらつきに対して頑健である。このため、位相同期回路1の設計を容易に行うことができる。
さらに、本実施の形態に係る位相同期回路1では、位相ロック条件に電圧制御発振器4の動作領域に関する制限がない。つまり、電圧制御発振器4をサブスレッショルド領域において動作させることができる。このため、1種類の位相同期回路1を用いて、幅広い周波数のVCO出力信号Ckoutを得ることができ、加えて位相同期回路1の動作電流を大幅に削減し、消費電力を減少させることができる。
[第2実施の形態]
次に、図6~図8を用いて、本発明の第2実施の形態に係る位相同期回路1について説明する。なお、本実施の形態において、前述の第1実施の形態に係る位相同期回路1の構成要素と同一の構成要素、又は実質的に同一の構成要素には同一符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(位相同期回路1の回路構成)
図6に示されるように、本実施の形態に係る位相同期回路1は、第1実施の形態に係る位相同期回路1のループフィルタ3及び電圧制御発振器4に代えて、デジタル電圧制御発振器(DVCO:Digital VCO)6及びその制御回路を備えている。
デジタル電圧制御発振器6は、第1実施の形態に係る位相同期回路1とは異なり、電圧値ではなく、コード値Vco<y:0>により周波数を変化させている。コード値Vco<y:0>は、位相比較器2に入力端子が接続され、デジタル電圧制御発振器6に出力端子が接続されたアップダウンカウンタ(Up/Down Counter)7に生成されている。アップダウンカウンタ7は制御回路を構築する1つの回路として組み込まれている。
詳しく説明すると、アップダウンカウンタ7は、位相比較器2から出力される制御信号Sig vco及び制御信号Sig allonに基づいてコード値Vco<y:0>をアップするかダウンするかを選択する。このアップダウンカウンタ7は、デジタル電圧制御発振器6のレプリカ回路(DVCO Replica)8に接続されている。レプリカ回路8では、位相比較器2から論理ゲート9を通して入力される制御信号Sig repにより有効(Enable)及び無効(Disable)が制御される。
(位相同期回路1の回路動作)
本実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作は、第1実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作に対して、デジタル電圧制御発振器6から出力されるVCO出力信号Ckoutの周波数の制御方法に違いを持っている。つまり、図1に示される第1実施の形態に係る位相同期回路1では、ループフィルタ3において出力Vbを制御することにより、VCO出力信号Ckoutの周波数が制御される。これに対して、本実施の形態に係る位相同期回路1では、アップダウンカウンタ7においてコード値Vco<y:0>を制御することにより、デジタル電圧制御発振器6のVCO出力信号Ckoutの周波数が制御される。
本実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作は、図7及び図8に示す通りである。ここでは、第1実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作と異なるステップを重点的に説明する。
まず、図7に示されるリファレンスクロック入力信号Ckin、又は図8に示されるフィードバック信号Sig ckoutが立ち上がる(S1又はS101)と、制御信号Sig allon又は制御信号Sig vcoが「1」となる(S21又はS24)。なお、図8に示されるサブフローチャートの処理内容は、第1実施の形態に係る位相同期回路1の図4に示されるサブフローチャートの処理内容と同一であるので、ここでの説明は省略する。
また、制御信号Sig repは、リファレンスクロック入力信号Ckin又はフィードバック信号Sig ckoutのどちらか一方が立ち上がると「1」となり、レプリカ回路8が有効(Enable)とされる(S22又はS25)。
これにより、図7に示される周波数制御フローの実行が開始される(S200)。この周波数制御フローでは、まず最初に、レプリカ回路8が有効(Enable)であるか、無効(Disable)であるかが判定される(S201)。有効であると判定されると、レプリカ回路8からアップダウンカウンタ7へ出力信号Ckrepが出力される。
この出力信号Ckrepの立ち下がり(S202)により、アップダウンカウンタ7のカウント値が「+1」又は「-1」とされる。アップダウンカウンタ7において、カウンタ値が「+1」とされるとき、制御信号Sig allonが「1」の状態である(S205及びS206)。また、アップダウンカウンタ7において、カウント値が「-1」とされるとき、制御信号Sig vcoが「1」の状態である(S203及びS204)。
アップダウンカウンタ7において、カウント値がアップすると、デジタル電圧制御発振器6、レプリカ回路8のそれぞれの周波数が1段階アップする(S208)。また、アップダウンカウンタ7において、カウント値がダウンすると、デジタル電圧制御発振器6、レプリカ回路8のそれぞれの周波数が1段階ダウンする(S207)。
最終的には、デジタル電圧制御発振器6及びレプリカ回路8の周波数は、リファレンスクロック入力信号Ckinに逓倍率制御信号Mp<x:0>により規定される逓倍率が乗算された値に制御される。
図7に示されるステップS22以降は、前述の第1実施の形態に係る位相同期回路1の回路動作と同様に、ステップS5を経てステップS2の処理が実行される。このステップS2において、制御信号Sig vcoが「1」になると、制御信号Sig selが反転すると共に、制御信号Sig vco、制御信号Sig rep及び制御信号Sig allonが「0」にリセットされる(S23)。これにより、処理が完了する。
一方、図7に示されるステップS25が終了すると、次にデジタル電圧制御発振器6が無効(Disable)とされる(S26)。この後、ステップS11に戻り、ステップS23を経て処理が完了する。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る位相同期回路1では、図6に示されるように、デジタル電圧制御発振器6とその制御回路とを備え、アナログ回路ブロックを含まないオールデジタル回路ブロックにより構築することができる。このため、ループフィルタの構築に必要とされる受動素子である抵抗や容量を削減することができ、位相同期回路1の回路構造をより一層簡素化することができる。
しかも、位相同期回路1では、アクティブ状態でも逓倍率を柔軟に変更することができる。
[他の実施の形態]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能である。
1…位相同期回路、2…位相比較器、3…ループフィルタ(発振器制御手段)、30…チャージポンプ、31…抵抗、32…容量、4…電圧制御発振器、5…制御ロジック回路、51、52…カウンタ、53、54…コンパレータ、55…マルチプレクサ、56…データラッチ回路、501~506、9…論理ゲート、6…デジタル電圧制御発振器、7…アップダウンカウンタ(発振器制御手段)、8…レプリカ回路。

Claims (4)

  1. リファレンスクロック入力信号とフィードバック信号との位相差を検出する位相比較器と、
    前記位相差に基づいて発振器制御信号を生成する発振器制御手段と、
    前記発振器制御信号に基づいて出力信号の周波数を制御する電圧制御発振器と、
    前記出力信号に同期して動作する第1カウンタ及び第2カウンタを含むカウンタを有し、当該カウンタのカウント値が逓倍率制御信号と等しくなったときに前記フィードバック信号を出力する制御ロジック回路と、
    を備え、
    前記制御ロジック回路は、
    前記出力信号と制御信号とに基づいて前記第1カウンタ、前記第2カウンタのいずれかを選択する論理ゲートと、
    前記第1カウンタ又は前記第2カウンタのカウント値と前記逓倍率制御信号とを比較する第1コンパレータ及び第2コンパレータと、
    前記第1コンパレータ、前記第2コンパレータのいずれかの比較結果を選択するマルチプレクサと、
    当該マルチプレクサの比較結果と前記出力信号とに基づいて前記フィードバック信号を出力するデータラッチ回路と、
    を含んで構成される、
    位相同期回路。
  2. 前記制御ロジック回路は、
    前記電圧制御発振器の動作を待機状態として、前記リファレンスクロック入力信号の位相と前記フィードバック信号の位相とを合わせる制御を行う
    請求項1に記載の位相同期回路。
  3. 前記発振器制御手段は、
    抵抗及び容量を含んで構成され、前記抵抗と前記容量との中間の接続部に前記発振器制御信号としての出力を有する時定数回路と、
    前記容量へのチャージ又は前記容量からのディスチャージが可能とされるチャージポンプと、
    を有するループフィルタにより構成されている
    請求項1又は請求項2に記載の位相同期回路。
  4. 前記発振器制御手段は、
    前記位相差に基づいて前記電圧制御発振器へコード値を前記発振器制御信号として出力するアップダウンカウンタを含んで構成され、
    前記電圧制御発振器は、
    デジタル電圧制御発振器を含んで構成されている
    請求項1又は請求項2に記載の位相同期回路。
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