JP3118356B2 - Pll回路 - Google Patents
Pll回路Info
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Description
ド及びTVバンド等を受信できるラジオ受信機に用いて
好適なPLL回路に関する。
数のバンドを受信することができる受信機が知られてい
る。このような受信機において、局発信号を発生するP
LL回路は、例えば図2の如く構成されている。図2に
おいて、第1VCO(電圧制御型発振器)(2)の出力
信号を用いる場合、切換回路(7)が第1アンプ(3)
の出力を選択する様に切り換わり、第1LPF(ローパ
スフィルタ)(1)、第1VCO(2)及び第1アンプ
(3)が動作し、第2LPF(4)、第2VCO(5)
及び第2アンプ(6)は不動作となる。第1VCO
(2)の出力は第1アンプ(3)で増幅された後、切換
回路(7)を介して可変分周回路(8)に印加される。
可変分周回路(8)の出力は、位相比較回路(9)にお
いて、基準分周回路(10)から発生する基準信号と比
較され、誤差出力を発生する。前記誤差出力に応じた出
力がチャージポンプ回路(11)から発生し、第1LP
F(1)で平滑された後、制御電圧として第1VCO
(2)に印加される。
る場合、切換回路(7)が第2アンプ(6)の出力を選
択するように切り換わり、第2LPF(4)、第2VC
O(5)及び第2アンプ(6)が動作する。第2VCO
(5)の出力は第2アンプ(6)で増幅され、可変分周
回路(8)に印加される。可変分周回路(8)の出力
は、位相比較回路(9)で基準信号と比較され、比較結
果に応じてチャージポンプ回路(11)から出力が発生
する。前記出力は、第2LPF(4)で平滑された後、
第2VCO(5)に印加される。
射等の問題によりVCOの出力の振幅はできるだけ小さ
くしなければならず、振幅を小さくすると制御電圧が0
Vであると発振しない特性をもつこともあり、また、可
変分周回路が動作できる振幅を確保するには、アンプの
ゲインを十分に大きくする必要がある。更に、素子の改
良によりアンプの周波数特性は改良され、高い周波数特
性を持つようになった。その為、アンプは、ノイズ等に
より発振しやすい状態になっている。このようなアンプ
の状態において、例えば、電源を投入したり、受信バン
ドに応じてVCOを切り換え、一方のVCOが動作しよ
うとするときには、前記VCOの制御電圧は0Vであ
り、まだ発振はしていない。その状態で、ノイズ等によ
りアンプが発振し始めると、アンプの出力は可変分周回
路により分周され、位相比較回路に印加される。アンプ
から発生する出力の周波数が基準信号より高い場合に
は、VCOの制御電圧は低くなるように制御される。よ
って、VCOの制御電圧は0Vから上昇することができ
ず、VCOは発振を開始せず、PLL回路はデッドロッ
ク状態になる。
て成されたものであり、少なくとも一個のVCOと、位
相比較回路とを有するPLL回路において、計数期間中
出力信号を発生するタイマー回路と、該タイマー回路の
出力信号の発生期間中、前記位相比較器への入力を遮断
する遮断回路とを備えることを特徴とするPLL回路。
と、第2VCOを有する第2PLL回路と、前記第1V
COと第2VCOとの出力を切り換える切換回路と、該
切換回路を制御する制御信号を発生する制御回路とを備
え、前記制御信号に応じて前記タイマー回路が動作し始
めることを特徴とする。
可変分周回路から位相比較回路への入力は遮断回路によ
って遮断され、VCOの制御電圧は電圧が上昇する方向
に制御される。タイマー回路の動作が停止すると、可変
分周回路の出力は位相比較回路に印加され、制御電圧が
高い状態からロックアップ動作が開始する。
(13)は切換回路(7)を制御する制御信号を発生す
る制御回路、(14)は制御信号の変化に応じて動作を
開始するタイマー回路と、(15)は位相比較器(9)
の一方の入力を遮断する遮断回路である。尚、従来と同
一の回路については従来と同一の符号を付し説明を省略
する。
回路(7)と、第1LPF(1)、第1VCO(2)及
び第1アンプ(3)から成る第1出力部(16)と、第
2LPF(4)、第2VCO(5)及び第2アンプ
(6)から成る第2出力部(17)とに、“0”又は
“1”の制御信号を印加する。切換回路(7)に印加さ
れる制御信号が“0”の場合第1出力部(16)の出力
が選択され、“1”の場合第2出力部(17)の出力が
選択される。また、第1出力部(16)又は第2出力部
(17)は、印加される制御信号が“0”の時動作し、
“1”の時不動作となる。
(8)に印加する場合、切換回路(7)に“0”の制御
信号を印加し、第1出力部(16)に“1”の制御信号
を印加して動作させ、第2出力部(17)に“0”の制
御信号を印加し不動作にさせる。第1VCO(2)の出
力は、第1アンプ(3)で増幅された後、切換回路
(7)を介して可変分周回路(8)に印加され、分周さ
れる。また、発振回路(12)の出力は基準分周回路
(10)で分周され、基準分周回路(10)から基準信
号が発生する。位相比較回路(9)において、基準信号
と可変分周回路(8)の出力とが比較され、位相比較回
路(9)から誤差出力が発生する。チャージポンプ回路
(11)の出力は2つの前記誤差出力に応じて発生した
後、第1LPF(1)に印加され、平滑される。そし
て、制御電圧が第1LPF(1)から第1VCO(2)
に印加され、制御電圧に応じて出力が発生する。
路(8)の出力と基準信号との周波数が一致している
と、チャージポンプ回路(11)の出力はフローティン
グ状態となり、第1VCO(2)の制御電圧は保持され
る。可変分周回路(8)の出力周波数が基準信号の周波
数より高いと、チャージポンプ回路(11)から位相差
に応じた“H”レベルの出力パルスが発生する。前記出
力パルスによって、制御電圧は小さくなり、第1VCO
(2)の出力周波数は低くなる。また、可変分周回路
(8)の出力周波数が基準信号の周波数より低いと、チ
ャージポンプ回路(11)から位相差に応じた“L”レ
ベルの出力パルスが発生する。前記“L”レベルの出力
パルスにより、制御電圧は大きくなり、第1VCO
(2)の出力周波数は高くなる。このようにして、第1
VCO(2)の出力周波数が調整され、ロック周波数に
一致したところで、PLL回路はロックされる。
回路(8)に印加する場合、切換回路(7)に“1”の
制御信号を印加し、第2出力部(17)に“1”の制御
信号を印加して動作させ、第1出力部(16)に“0”
の制御信号を印加し、不動作にさせる。第2VCO
(5)の出力は、第2アンプ(6)で増幅された後、切
換回路(7)を介して可変分周回路(8)に印加され、
分周される。可変分周回路(8)の出力は、位相比較回
路(11)において、基準信号と比較され、比較結果に
応じた誤差出力が位相比較回路(8)から発生する。前
記誤差出力に応じてチャージポンプ回路(11)から出
力が発生し、前記出力は第2LPF(4)で平滑され
て、制御電圧として第2VCO(5)に印加される。第
2VCO(5)の出力周波数は制御電圧により調整さ
れ、PLL回路はロック周波数にロックする。
加される制御信号は、タイマー回路(14)にも印加さ
れる。ここで、第1出力部(16)を不動作にして、第
2出力部(17)を動作させる時、前記制御信号は
“0”から“1”に変化する。タイマー回路(14)は
制御信号の変化を検出して、基準分周回路(10)の出
力信号を計数し始める。計数が開始されると同時に、タ
イマー回路(14)の出力が遮断回路(15)に印加さ
れ、遮断回路(15)は可変分周回路(8)の出力を遮
断する。
る間は、基準分周回路(10)の出力のみが位相比較回
路(9)に印加される。その為、チャージポンプ回路
(11)の出力が、動作している第2VCO(5)の制
御電圧を上昇する方向に制御する。そして、遮断回路
(15)の遮断動作が停止し、再び可変分周回路(8)
の出力が位相比較回路(9)に印加されるまで、チャー
ジポンプ回路(11)から“L”レベルの出力が発生し
ているので、前記制御電圧は上昇し続ける。
(8)の出力が位相比較回路(9)に印加され、位相比
較回路(9)において前記出力と基準信号との比較が再
開される。そして、第2出力部(17)を含むPLL回
路はロック周波数にロックする。尚、第1出力部(1
6)を動作させ、第2出力部(17)を不動作にする
時、即ち、切換回路(7)に印加される制御信号が
“1”から“0”になる時も、所定期間だけ可変分周回
路(8)の出力が遮断される。よって、第1出力部(1
6)を含むPLL回路がロックアップ動作を再開すると
きには、第1VCO(2)の制御電圧は高い値になって
いる。
力を遮断する方法は、可変分周回路(8)と位相比較回
路(9)との間に遮断回路(15)を挿入する方法だけ
でなく、遮断中に可変分周回路(8)の動作を停止させ
ることによって、可変分周回路(8)の出力が位相比較
回路(9)に印加されないようにしてもよい。尚、電源
投入時においても、VCOの切り換え時と同時に、アン
プが発振をしてデッドロック状態になる危険性がある
が、上述の説明と同様に、遮断回路を設けることによ
り、前記デッドロック状態を防止できる。
ら、または、VCOを切り換えてから、所定期間中可変
分周回路の出力を遮断することにより、動作しようとす
るVCOに印加される制御電圧を上昇させているので、
PLL回路がデッドロック状態になることを防止でき
る。また、発振強度の弱いVCOを用いても、それを含
むPLL回路がデッドロック状態になることを防ぐこと
ができるので、発振強度の強いVCOを用いなくてもよ
く、不要輻射の発生を低減できる。
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも位相比較器を含む回路の一部を
共用した第1と第2のPLL回路と、 前記第1PLL回路を構成する第1VCO及び前記第2
PLL回路を構成する第2VCOと、 前記第1VCOの出力と前記第2VCOの出力を切り替
えてどちらか一方を可変分周回路へ出力する切替回路
と、 基準信号を発生する基準分周回路と、 前記可変分周回路の出力と前記基準分周回路の出力とを
比較する位相比較器と、 前記切替回路を制御する制御信号を発生する制御回路と
を具備し、 前記制御信号に応じて一定期間、前記可変分周回路側か
らの前記位相比較回路への入力を遮断する遮断回路と、
を具備する事を特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】 計数期間中出力信号を出力するタイマー
回路を備え、前記制御信号に応じてタイマー回路が動作
を開始すると共に、前記出力信号の発生期間中、前記遮
断回路が前記可変分周回路側からの前記位相比較回路へ
の入力を遮断する事を特徴とする請求項1記載のPLL
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05298227A JP3118356B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05298227A JP3118356B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | Pll回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154285A JPH07154285A (ja) | 1995-06-16 |
JP3118356B2 true JP3118356B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=17856881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05298227A Expired - Fee Related JP3118356B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118356B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6002449A (en) * | 1997-10-15 | 1999-12-14 | Zilog, Inc. | Integrated television processor |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP05298227A patent/JP3118356B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07154285A (ja) | 1995-06-16 |
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