JP2816038B2 - Pll周波数シンセサイザ回路 - Google Patents

Pll周波数シンセサイザ回路

Info

Publication number
JP2816038B2
JP2816038B2 JP3281556A JP28155691A JP2816038B2 JP 2816038 B2 JP2816038 B2 JP 2816038B2 JP 3281556 A JP3281556 A JP 3281556A JP 28155691 A JP28155691 A JP 28155691A JP 2816038 B2 JP2816038 B2 JP 2816038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
frequency
oscillation
output
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3281556A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05122064A (ja
Inventor
弘 金子
浩佳 金山
和広 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3281556A priority Critical patent/JP2816038B2/ja
Publication of JPH05122064A publication Critical patent/JPH05122064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2816038B2 publication Critical patent/JP2816038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話や携帯
電話等の移動体無線通信機器分野あるいは放送受信機器
分野に使用されるPLL周波数シンセサイザ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線通信機器あるいは放送受信
機器に使用されるPLL周波数シンセサイザ集積回路
は、外部接続された水晶振動子によって基準発振信号を
発生する水晶発振回路と、水晶発振回路の発振出力を分
周して基準信号を生成する基準分周回路と、外部に設け
られた電圧制御発振回路(VCO)の発振出力を増幅す
る増幅回路と、該増幅回路によって増幅されたVCOの
発振信号を分周する可変分周回路と、基準分周回路の分
周出力周波数fRと可変分周回路の分周出力周波数fP
位相比較を行いその位相差に応じた電圧をVCOに印加
する位相比較回路と、基準分周回路の分周数を設定する
第1のラッチ回路と、可変分周回路の分周数を設定する
第2のラッチ回路と、第1及び第2のラッチ回路に分周
データをセットするために外部の制御装置、例えば、マ
イクロコンピュータからのデータを受け取るシフトレジ
スタとから構成されている。
【0003】このようなPLL周波数シンセサイザ集積
回路を使用したシステムでは、電源の投入時及び周波数
の切り替え時にマイクロコンピュータから受信あるいは
送信周波数に応じた分周数データをシフトレジスタに転
送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PLL周波数シンセサイザ集積回路では、VCOからの
高周波信号が印加されて動作するため、高感度な増幅回
路が内蔵されている。そのために、増幅回路の入力信号
がない場合でも集積回路の内部で発生する電源ノイズ等
により増幅回路が動作し、あたかも入力信号があるよう
にある周波数で発振する場合がある。この発振を自励発
振(フリーラン)と呼ぶ。
【0005】一方、外部接続されるVCOにおいて、制
御電圧が0ボルトであると発振を開始しないものがあ
る。このようなVCOを用いた場合、電源投入直後はV
COが発振しないにも係わらず、増幅回路の自励発振に
より可変分周回路の分周動作が開始される。そして、増
幅回路のフリーラン周波数が可変分周回路及び基準分周
回路に設定された分周数によって定まるロック周波数よ
り高い場合には、位相比較回路の出力はVCOの制御電
圧を下げるように作用する。従って、この場合には、V
COの制御電圧が0ボルトに固定されてしまいVCOの
発振が開始しないという誤動作となる。この状態をPL
Lのデッドロックと呼ぶ。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、基準発振信号を発生する
水晶発振回路と、該水晶発振回路の出力を分周しPLL
の基準周波数を生成する基準分周回路と、印加される電
圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路
(VCO)と、該電圧制御発振回路の出力を増幅する増
幅回路と、該増幅回路で増幅された前記電圧制御発振回
路の出力を分周する可変分周回路と、該可変分周回路の
分周出力と前記基準分周回路の分周出力の位相を比較し
位相差に応じた電圧を前記電圧制御発振回路に印加する
位相比較回路と、前記基準分周回路の分周数を設定する
第1のラッチ回路と、前記可変分周回路の分周数を設定
する第2のラッチ回路と、電源電圧の印加時に初期設定
パルスを発生する電源電圧検出回路とを備え、前記増幅
回路の自励発振周波数より前記電圧制御発振回路の発振
周波数が大きくなるように、前記第1のラッチ回路及び
第2のラッチ回路を前記初期設定信号により設定するこ
とによりPLLのデッドロックを防止するものである。
【0007】
【作用】上述の手段によれば、電源投入時に電源電圧検
出回路から出力される初期設定パルスによって、第1の
ラッチ回路と第2のラッチ回路に基準分周回路と可変分
周回路の分周数が設定されるが、この分周数は、増幅回
路のフリーラン周波数よりVCOのロック周波数が高く
なるように設定されるため、PLLが動作を開始する
と、位相比較回路の出力はVCOの周波数を高くするよ
うに作用し、VCOの制御電圧を上昇する。これによ
り、発振を停止していたVCOの発振が開始される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すブロック図で
ある。破線で示される部分はPLL周波数シンセサイザ
集積回路1であり、PLL周波数シンセサイザ集積回路
1には、電圧制御発振回路(VCO)2、水晶振動子
3、及び、マイクロコンピュータ4が接続されて、通信
機器あるいは放送受信機器のPLL周波数シンセサイザ
回路が構成される。PLL周波数シンセサイザ集積回路
1は、VCO2の発信信号fVを増幅する高感度な増幅
回路5と、増幅回路5によって増幅されたVCO2の発
信信号fVを設定された分周数で分周する可変分周回路
6と、接続された水晶振動子3によって発振周波数が決
定される水晶発振回路7と、水晶発振回路7の発振出力
を設定された分周数で分周する基準分周回路8と、可変
分周回路6の分周出力fPと基準分周回路8の分周出力
である基準周波数信号fRの位相差を検出しその位相差
に応じた電圧をVCO2に印加する位相比較回路9と、
可変分周回路6及び基準分周回路8の分周数を保持する
ラッチ回路10と、マイクロコンピュータ4から可変分
周回路6及び基準分周回路8の分周数データを受け取る
ためのシフトレジスタ11と、電源がPLL周波数シン
セサイザ集積回路1に印加されたことを検出し初期設定
パルスPSをラッチ回路10に供給する電源電圧検出回
路12とから構成される。
【0009】PLL周波数シンセサイザ集積回路1にお
いて、ラッチ回路10は、可変分周回路6の分周数デー
タを保持する第1のラッチ回路10aと基準分周回路8
の分周数を保持する第2のラッチ回路10bとから構成
され、マイクロコンピュータ4からデータDIと同期ク
ロックCLによってシフトレジスタ11に分周数データ
が転送された後、マイクロコンピュータ4から出力され
るラッチパルスCEにより、シフトレジスタ11の分周
数データがラッチ回路10に保持される。可変分周回路
6において、分周出力fPはプリセット制御端子PEに
も印加されているため、分周出力fPが出力されるたび
に、第1のラッチ回路10aに保持されている分周数デ
ータが可変分周回路6にセットされる。一方、基準分周
回路8では、第2のラッチ回路10bに保持されている
データに基づき基準分周回路8の複数の分周段の出力か
ら1つを選択出力している。
【0010】図2は、図1に示された可変分周回路6、
ラッチ回路10、及び、シフトレジスタ11の具体的回
路図を示すものである。可変分周回路6は、継続接続さ
れた16個のT−FF13と、各T−FF13の出力が
印加されたANDゲート14と、ANDゲート14と、
ANDゲート14の出力が印加されたD−FF15とか
ら構成されており、T−FF13のJ入力に第1のラッ
チ回路10aの出力が印加されている。この可変分周回
路6は、セットされた16ビットの2進データから計数
を開始し、16ビット全てが“1”となったことをAN
Dゲート14が検出している。従って、可変分周回路6
の分周数は、216−設定値となる。
【0011】第1のラッチ回路10aは16個のラッチ
FF17からなり、第2のラッチ回路10bは2個のラ
ッチFF18から構成され、ラッチFF18の出力
17、Q 18は、基準分周回路8に供給される。また、シ
フトレジスタ11は、18個の継続接続されたD−FF
19から構成され、前段の16ビットの出力が第1のラ
ッチ回路10aの各ラッチFF17のラッチ入力Lに印
加され、後段の2ビットの出力は第2のラッチ回路10
bのラッチFF18のラッチ入力Lに印加されている。
【0012】ところで第1のラッチ回路10aの16個
目のラッチFF17のリセット入力Rには、電源電圧検
出回路12からの初期設定パルスPSが印加されてい
る。即ち、電源投入時には16ビット目のデータが必ず
“0”となる分周数データが可変分周回路6にセットさ
れることになり、この時の可変分周回路6の分周数N
は、216−215=32768以上となる。
【0013】また、第2のラッチ回路10bの2個のラ
ッチFF18のセット入力Sには、電源電圧検出回路1
2からの初期設定パルスPSが印加されている。従っ
て、電源投入時には出力Q17及びQ18は“1”となる。
一方、図3は図1に示された基準分周回路8の具体的回
路図である。基準分周回路8に印加される水晶発振回路
7の発振周波数は7.2MHZであり、この周波数信号
は基準分周回路8に印加される。基準分周回路8は、1
/8分周回路20と、1/9分周回路21と、1/2分
周回路22と、1/5分周回路23と、1/10分周回
路24とから構成され、各分周回路21、22、23、
24の出力、即ち、100KHZ、50KHZ、10KH
Z、1KHZの信号が、ANDゲート25に各々印加され
る。また、ANDゲート25の各入力には第2のラッチ
回路10bの出力Q17、Q18が印加されたデコーダ26
の出力が印加され、ANDゲート25の出力はORゲー
ト27を介して基準信号fRとして出力される。従っ
て、第2のラッチ回路10bに保持された分周数データ
により、4つの分周出力の中から選択して出力するもの
である。この基準信号fRは受信あるいは送信周波数の
チャンネルステップ周波数となる。
【0014】ところで、電源電圧投入時には第2のラッ
チ回路10bの出力Q17、Q18はともに“1”となるた
め、デコーダ26の出力は100KHZの分周出力を選
択する。従って、電源投入時のVCO2のロック周波数
は、N×fR=32768×100KHZ=3276.8
MHZとなる。ここで、MOSFETで構成された集積
回路の場合、増幅回路5のフリーラン周波数はたかだか
1000MHZ程度である。従って、フリーラン周波数
が基準分周回路8で分周されて位相比較回路9に印加さ
れる周波数は、基準周波数より大幅に小さくなるため、
位相比較回路9の出力は、VCO2の周波数を高くする
ように制御電圧を上昇させる。よって、停止していたV
CO2は発振を開始する。そして、VCO2の発振開始
後は、希望のチャンネル周波数にロックするようにシフ
トレジスタ11に分周数データを転送することにより、
希望のチャンネル周波数にPLLがロックするのであ
る。
【0015】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、PLLのデ
ッドロックを電源投入時に防止できるので、PLL周波
数シンセサイザ回路の誤動作を防止できるとともに、電
源投入時からマイクロコンピュータが希望のチャンネル
周波数を設定するための周波数データを転送するまでの
時間が短縮され、動作開始の高速化が図れる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示されたブロックの具体的回路を示す回
路図である。
【図3】図1に示されたブロックの具体的回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 PLL周波数シンセサイザ集積回路 2 電圧制御発振回路 3 水晶振動子 4 マイクロコンピュータ 5 増幅回路 6 可変分周回路 7 水晶発振回路 8 基準分周回路 9 位相比較回路 10 ラッチ回路 11 シフトレジスタ 12 電源電圧検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−260320(JP,A) 特開 昭63−260321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03L 7/06 - 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準発振信号を発生する水晶発振回路
    と、該水晶発振回路の出力を分周しPLLの基準周波数
    を生成する基準分周回路と、印加される電圧によって発
    振周波数が制御される電圧制御発振回路(VCO)と、
    該電圧制御発振回路の出力を増幅する増幅回路と、該増
    幅回路で増幅された前記電圧制御発振回路の出力を分周
    する可変分周回路と、該可変分周回路の分周出力と前記
    基準分周回路の分周出力の位相を比較し位相差に応じた
    電圧を前記電圧制御発振回路に印加する位相比較回路
    と、前記基準分周回路の分周数を設定する第1のラッチ
    回路と、前記可変分周回路の分周数を設定する第2のラ
    ッチ回路と、電源電圧の印加時に初期設定パルスを発生
    する電源電圧検出回路とを備え、前記増幅回路の自励発
    振周波数より前記電圧制御発振回路の発振周波数が大き
    くなるように、前記第1のラッチ回路及び第2のラッチ
    回路を前記初期設定信号により設定することを特徴とす
    るPLL周波数シンセサイザ回路。
JP3281556A 1991-10-28 1991-10-28 Pll周波数シンセサイザ回路 Expired - Fee Related JP2816038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3281556A JP2816038B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 Pll周波数シンセサイザ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3281556A JP2816038B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 Pll周波数シンセサイザ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05122064A JPH05122064A (ja) 1993-05-18
JP2816038B2 true JP2816038B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=17640834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3281556A Expired - Fee Related JP2816038B2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 Pll周波数シンセサイザ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2816038B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002217725A (ja) * 2001-01-19 2002-08-02 Fujitsu Ltd Pll周波数シンセサイザ回路
JP4289507B2 (ja) 2006-11-08 2009-07-01 日本電波工業株式会社 シンセサイザモジュール
US8248104B2 (en) 2007-09-14 2012-08-21 Nec Corporation Phase comparator and phase-locked loop
US8384449B2 (en) 2008-02-12 2013-02-26 Panasonic Corporation Synthesizer and reception device using the same
JP2009194428A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Panasonic Corp シンセサイザと、これを用いた受信装置、および電子機器
JP5787849B2 (ja) * 2012-08-29 2015-09-30 三菱電機株式会社 周波数シンセサイザ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05122064A (ja) 1993-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000174616A (ja) 半導体集積回路
US9673827B2 (en) Injection locked digital frequency synthesizer circuit
US7323942B2 (en) Dual loop PLL, and multiplication clock generator using dual loop PLL
JP2816038B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ回路
JP3080805B2 (ja) デジタル・フェイズ・ロックド・ループ回路
KR960036338A (ko) 가변 분주비를 설정하는 장치 및 방법과 이를 활용한 장치
US6466065B1 (en) Prescaler and PLL circuit
JP2841989B2 (ja) 周波数合成器を待機モードにする方法およびその装置
US7103132B1 (en) Phase comparator and method of controlling power saving operation of the same, and semiconductor integrated circuit
US6885253B2 (en) Low-power phase-locked-loop and method using quadrature phase-signals at one-half the output frequency
JP2828807B2 (ja) Pll回路のデッドロック防止回路
JP3295777B2 (ja) Pll回路
JPH09270706A (ja) Pll回路
JP2877185B2 (ja) クロック発生器
KR100536937B1 (ko) 주파수 합성기
JPH06338791A (ja) Pll周波数シンセサイザ回路
JPH05304469A (ja) Pll周波数シンセサイザ回路
JPH05122060A (ja) Pll回路のデツドロツク防止回路
JP2976723B2 (ja) 半導体装置
JP3037147B2 (ja) Pll型周波数シンセサイザ
JP3267945B2 (ja) 周波数シンセサイザ装置と周波数生成方法
JP2911276B2 (ja) Pll周波数シンセサイザ回路
JPH0897717A (ja) 位相同期ループのロック検出回路
JPH05227052A (ja) シンセサイザ受信機
JP2004201169A (ja) 可変分周回路及びpll回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees