JP2826034B2 - ロールチョック組替え装置 - Google Patents
ロールチョック組替え装置Info
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Description
チョックを着脱する装置に係り、特にサイズの異なるロ
ールやチョックに対しても対応可能としたロールチョッ
クの組替え装置に関する。
面疵等の研磨補修等のために、定期的に圧延機のハウジ
ングからチョックと共に引き出し、新ロールをハウジン
グに組み込む作業が行われる。このとき、ロールに対し
てチョックの組替えの作業も同時に行われる。
は、所定の位置に保持されたロールに対してチョックを
クレーンによって吊り下げて着脱作業するチョック吊り
組替方式が主流であった。これに対し、要員省力化等を
目的として、専用のチョック組替え装置による機械化が
既に行われている。このような組替えの設備としては、
たとえば実開昭64−38106号公報や実開昭64−
38108号公報に記載のものがある。
用のロールを受載する複数のロール受け台を一定間隔で
直線上に配列し、これらのロール受け台の列を挟んでロ
ールの軸線と直交する方向に移動可能とした2台の走行
台車を備えた設備としたものである。そして、これらの
走行台車のそれぞれには、チョックを受けるための昇降
可能であってロールの軸線と平行方向に移動可能なチョ
ック受け台や、チョック固定のための半割カップリング
組替え装置等が組み込まれる。
ール受け台に圧延機から引き出したロール又は新たに組
み込むロールを載せておき、チョックを着脱するものに
ついてはそのロールの位置に走行台車を移動させ、その
後チョック受け台の昇降動作によってチョックのロール
からの受取りや装着の作業を行う。
ールの支持点は、ロール胴の損傷を無くすことを一つの
目的として、その両端部であってチョックよりも中央側
の部分に限られる。そして、ロール受け台に備える支持
部は固定されたものであって、たとえばロールの軸線方
向に位置を変えることはできない。
使用する圧延機の仕様によって全て異なる。このため、
ロール受け台の支持部は全てのロールやチョックの着脱
に対応できず、ロールの種類毎に専用の組替え装置が必
要となる。したがって、ロールの種類の増加に伴って、
多数の専用組替え装置を設備することになり、設備費及
び設置スペースの増大が避けられない。
グ組替えまで完全自動化を図る場合では、組替え装置は
かなり複雑な構造となる。このため、ロール毎に専用の
組替え装置を備えることは、特に設備投資の面からみる
と問題が大きい。
やチョックの種類やサイズの変更に対応してこれらの着
脱作業を実行できるロールチョックの組替え装置を提供
することにある。
ルを搭載するロール受け台を間隔をおいて直線状に配列
し、これらのロール受け台の列を挟んで搭載したロール
の軸線と直交する方向に移動可能な2台の走行台車を備
え、これらの走行台車に前記ロールに対して着脱するチ
ョックを受けるチョック受けユニットを備えた組替え装
置であって、前記ロール受け台は、搭載するロールを受
ける受けブロックを該ロールの軸線方向に移動可能に備
え、前記チョック受けユニットは、前記チョックを拘束
固定するクランプヘッドを備えてなることを特徴とす
る。
ルの軸線方向に移動可能なので、ロールの軸線長さが異
なる複数の仕様に対応してロールを受載することができ
る。また、チョック受けユニットは単にチョックを載せ
るだけでなく、クランプヘッドによって機械的に拘束保
持するので、チョックの形状や大きさが変わっても確実
にチョックを保持することができる。
クに対して一つの装置で対応することが可能となり、一
つの仕様のロール及びチョック毎の設備とすることが不
要となる。
示す平面図である。
に一定の間隔をおいて直線状に配列し、これらのロール
受け台1の列を挟んで2本ずつのレール2a,2bを列
に平行に設置する。そして、これらのレール2a,2b
上をそれぞれ独立して移動可能な2台の走行台車3,4
を配備する。
とを持ち、走行台車3,4側へ進退動作可能であってロ
ールの両端の軸部を受載する一対の受けブロック1a,
1bを備えたものである。
ターよりも下半分であって走行台車3側を示す平面図、
図3は図2のA−A線矢視であってロール受け1の詳細
を示す図である。
1cの上面にシフタ1dをレール2a,2bと直交する
方向にスライド可能に備えると共に、その駆動のための
シリンダ1eを設け、シフタ1dに受けブロック1aを
一体化したものである。そして、シリンダ1eは、シフ
タ1cとベース1bとの間に連接され、そのストローク
動作によって受けブロック1aの位置を変えることがで
きる。
造であって、図1に示すようにシリンダ1f及びシフタ
1gによってレール2bと直交する向きに進退動作可能
である。
車3をその走行方向に見た正面図、図5は図4の右側面
図である。
3aを備えると共に、この車輪3aを駆動する電動機3
bを設けたものであり、図1においてロール受け台1の
配列方向に走行する。そして、この走行台車3の上に
は、チョックCを受けてこれを保持するためのチョック
受けユニット5を設ける。
動方向と直交する向きに配置したガイド5a上を摺動す
るベース6,このベース6に上下方向に自由度を持つよ
うに連接したサブベース7及びこのサブベース7に対し
て上下に移動可能とした門型の昇降フレーム8を備えた
ものである。
ンダ6aに連接され、このシフトシリンダ6aの作動に
よってベース6はガイド5a上を摺動してロール受け台
1の配列方向と直交する向きに進退動作する。
ス6との間に空気バネを利用したエアマウント7aを介
装してこのベース6に連接したものである。そして、サ
ブベース7の上下方向の移動をガイドするため、ベース
6の側方にはガイドローラ6bを備えると共に、サブベ
ース7にはこのガイドローラ6bが突き当たるブラケッ
ト7bを設ける。
を利用することによって、サブベース7をベース6側に
対して弾性支持し、チョック着脱作業の際のチョックC
に対する芯の調整代を持たせることができるようにした
ものである。
ブベース7に左右に一対配置したガイド7c,7dに摺
動自在に保持されたものである。そして、サブベース7
側に固定した昇降シリンダ8aに連接することによっ
て、昇降フレーム8は上下にレベルを変えることができ
る。
けてこれをクランプするためのクランプヘッド9を設け
る。このクランプヘッド9は、図2に示すように、ロー
ル受け台1に対してその正面及び左右の3面を包囲する
クランパ9a,9b,9cをそれぞれシリンダ9a−
1,9b−1,9c−1に連接したものである。そし
て、正面の固定クランパ9dとこれらのシリンダ9a−
1〜9c−1の作動によってクランパ9a〜9cを進退
動作させることにより、チョックを受けたときの拘束及
びロールへの装着のときの拘束解除を可能とする。
を持つものであり、図1に示すようにチョック受けユニ
ット5には昇降フレーム8を備えると共に、3個のクラ
ンパ9a〜9cを設けてチョックの拘束及びその解除を
可能とする。
ックの着脱作業は、予め圧延機から取り出したロールを
ロール受け台1の上に搭載し、対象となるロールの位置
に走行台車2,3を移動させチョックの着脱を行う。な
お、チョックをロールに固定するための半割りカップリ
ング及びスラストリングは予め手作業によって取り外し
ておくものとする。
受けブロック1aに載せるとき、ロールRの軸線長さに
対応してこの受けブロック1aをシリンダ1eによって
シフトすることができる。このため、ロールRの仕様が
様々であっても、その両端の軸部を受ける受けブロック
1a,1bの距離を変更することができ、数種類のロー
ルRに対する支持が可能となる。
ロールからチョックを取り外すときは、対応するロール
の位置に走行台車2,3を停止させた後、シフトシリン
ダ6aによってチョック受けユニット5をロール側に移
動させる。この後、昇降シリンダ8aによって昇降フレ
ーム8を上昇させ、図4に示すようにクランプヘッド9
をチョックCの下面側に突き当てる。そして、シリンダ
9a−1〜9c−1によってクランパ9a〜9cを進出
動作させ、これらのクランパ9a〜9cによってチョッ
クCを拘束保持する。
ってチョック受けユニット5を後退させれば、ロールR
からチョックCを抜き取ることができる。
作業では、抜き取りの場合と逆に行えばよく、チョック
受けユニット5にセットしたチョックをロールに嵌めた
後、チョック受けユニット5の下降及び後退によってチ
ョックの装着が行われる。
のスラスト方向のずれを防止するスラストリングを組み
込む作業を行う。
ク1a,1bは、ロールの種類によってその位置を変え
て適正なロールの支持が行える。このため、一つの装置
であっても、多種類のロールに対するチョックの組替え
が可能となり、設備費用及び設備の占有面積が大幅に削
減される。
の下面を受けて支持するのではなく、クランプヘッド9
によって拘束固定するので、チョック側にクランプヘッ
ド9に係合するブロック等を設けておけば、寸法や形状
の異なるものであっても、確実にクランプヘッド9によ
って固定保持される。このため、ロールの種類だけでな
く、チョックの大きさや形状に関係なくその着脱が単独
の設備で行うことができ、この点でも設備費用の削減が
図られる。
やチョックに対して、単独の設備でこれらの着脱組替え
を行うことができ、たとえばロールの軸線長さ等によっ
てロール受け台を変更しなければならない従来装置に比
べると、設備に要する費用が大幅に削減される。また、
ロールやチョック毎に対応した装置を配置することも不
要なので、組替えに必要な占有面積も縮小され、レイア
ウトの自由度及び組替え作業の効率の向上が可能とな
る。
す平面図である。
ロール受け台を示す平面図である。
ロールの軸線方向に見た図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧延用のロールを搭載するロール受け台
を間隔をおいて直線状に配列し、これらのロール受け台
の列を挟んで搭載したロールの軸線と直交する方向に移
動可能な2台の走行台車を備え、これらの走行台車に前
記ロールに対して着脱するチョックを受けるチョック受
けユニットを備えた組替え装置であって、前記ロール受
け台は、搭載するロールを受ける受けブロックを該ロー
ルの軸線方向に移動可能に備え、前記チョック受けユニ
ットは、前記チョックを拘束固定するクランプヘッドを
備えてなるロールチョック組替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5749293A JP2826034B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | ロールチョック組替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5749293A JP2826034B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | ロールチョック組替え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269819A JPH06269819A (ja) | 1994-09-27 |
JP2826034B2 true JP2826034B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=13057228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5749293A Expired - Fee Related JP2826034B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | ロールチョック組替え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826034B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19944612C1 (de) * | 1999-09-17 | 2000-11-23 | Sundwig Gmbh | Walzgerüst |
KR100879737B1 (ko) * | 2008-01-18 | 2009-01-23 | (주)삼우기계 | 작업롤용 디쵸킹 장치 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5749293A patent/JP2826034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06269819A (ja) | 1994-09-27 |
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