JP2507870Y2 - 圧延機のロ―ルチョック着脱装置 - Google Patents

圧延機のロ―ルチョック着脱装置

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JP2507870Y2
JP2507870Y2 JP1992025591U JP2559192U JP2507870Y2 JP 2507870 Y2 JP2507870 Y2 JP 2507870Y2 JP 1992025591 U JP1992025591 U JP 1992025591U JP 2559192 U JP2559192 U JP 2559192U JP 2507870 Y2 JP2507870 Y2 JP 2507870Y2
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群司 鏡内
泰造 筒井
勝夫 公田
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧延機のロールチョッ
クの着脱を迅速に行い、圧延機のロール組替作業を能率
的に行うことができる圧延機のロールチョック着脱装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ストリップミル等の各種圧延機
においては、圧延ロールはロールネック部をころがり軸
受等を内蔵したロールチョックにより回転自在に支承さ
れ、その圧延ロールを保持したロールチョックは圧延機
スタンドに支持されている。また、ロール軸と軸受内輪
との間にはチョック着脱容易性等を考慮して適切なクリ
アランスが設けられている。
【0003】そして、係る構成を有する圧延機のロール
が摩耗したり、圧延する鋼材のサイズ等が変わったりし
てロール交換を行う場合、交換ロール間でロールチョッ
ク(以下「チョック」ともいう)の組み替えがされる。
ロール交換頻度が高くなるにつれて、チョック組替作業
時間が生産能率に影響してくるため、この作業時間はで
きる限り短くする必要がある。そこで、従来よりライン
停止時間の節約と省力化のために機械的手段によるチョ
ック着脱装置が数多く提案されている(例えば、特開昭
63−220913号公報、特開昭64−53709号
公報、特公昭59−13285号公報、特公昭52−4
7414号公報、実公昭59−27926号公報参
照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】圧延機のロール交換は
ロールが摩耗した場合や、圧延する鋼材のサイズが変わ
る場合など頻繁に行われるが、この場合ロールチョック
そのものは共用であるためチョックの着脱も頻繁に行わ
れる。ところで、上記公報にも記載されているように、
従来のチョック着脱装置は、床面上を走行する台車にチ
ョック受台の昇降装置を搭載した子台車を装備している
ものが多い。この場合、ミルスタンドに組み込まれてい
る旧ロールは引出台車等により取り出された後、天井ク
レーンにより固定スタンドに搭載されチョック着脱装置
によりチョックを抜き取った後、チョック着脱装置の台
車が横行し、並んで置かれている新ロールに装着する。
チョックが装着された新ロールは天井クレーン等にてス
タンド前まで搬送され組立された後組込まれる。
【0005】このように、従来のロールチョックの着脱
は、ロールの搬送を行うためのクレーン等の搬送手段と
チョック着脱装置の2種類の装置により行われており、
ロール搬送とチョック着脱の各作業も個々にシリーズに
行われるため(並行作業がされないため)、長時間にな
る場合が多い。
【0006】本考案は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、圧延
機のロールチョックの着脱ならびにロール交換をスムー
ズに効率的に行うことができる圧延機のロールチョック
着脱装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の要旨は、ロールチョックの着脱とロールの搬
送が可能な圧延機のロールチョック着脱装置であって、
圧延機の設置方向と平行な方向に走行自在である天井走
行台車または門形状走行台車に、ロールを吊り下げ可能
な昇降自在のロールクランプ装置と、該ロールクランプ
装置と連携してロール軸方向に自在に移動するロールチ
ョッククランプ装置とを備えたことを特徴とする圧延機
のロールチョック着脱装置にある。
【0008】本願考案において、天井走行台車とは、
「床面上に立設した支柱上に取り付けたレール上を走行
する台車」をいい、門形状走行台車とは、「レール上を
走行する2本の脚が門形状の台車」をいう。
【0009】
【作用】圧延機からチョック付き上・下ロールをロール
引抜台車等により引き出し、ロールの組替を行った後、
ロールチョック着脱装置まで移送する(一般に、上・下
ロールを同時に交換することが多い)。そして、昇降自
在のロールクランプ装置によりロール台車上にある上ロ
ールをクランプして持ち上げ、チョッククランプ装置に
よりチョックを抜き取りつつロールをクランプした状態
で圧延機の設置方向と平行な方向に天井走行台車または
門形状走行台車を走行させ、チョックを抜き取った後の
上ロール(旧いロール)を所定の場所に置いた後、ロー
ルショップから搬送されて所定場所に待機している新し
い上ロールをクランプして持ち上げ、新しい上ロールを
圧延機の設置方向と平行な方向に搬送しつつチョックク
ランプ装置に保持されている旧い上ロールから抜き取っ
たチョックを新しい上ロールに装着し、適切な場所に仮
置きする。同様にして、圧延機から引き出した下ロール
からチョックを抜き取り、このチョックを所定場所に待
機している新しい下ロールに装着し、ロール台車に積載
する。そして、適切な場所に仮置きされている、チョッ
ク付きの新しい上ロールをロール台車上の新しい下ロー
ルの上に積み重ね、ロール台車により圧延機まで移送し
て所定のスタンドに組み込む。
【0010】
【実施例】以下に本考案の実施例を説明する。
【0011】図1は本考案に係る一部を切り欠いたロー
ルチョック着脱装置と付属設備の側面図である。図1に
は示されていないが、図1の左方には紙面に対して直角
方向に圧延機が設置されている。図1において、1はい
わゆるパワーシリンダ等の昇降装置であり、天井走行台
車2に付属するブラケット3にピン4により固定されて
いる。昇降装置1の先端は昇降アーム5に固着されてい
る。6はロール7をクランプするロールクランプアーム
で、圧延機側・反圧延機側のロールクランプアーム6、
6はスライダー8に連結され、スライダー8は昇降アー
ム5に内装されているので、ロールクランプアーム6は
昇降アーム5とともに自在に昇降する。また、このロー
ルクランプアーム6は図2に示すようにロール7の周縁
曲面に沿った凹部6aを有しており、駆動装置9により
両スライダー8が接近あるいは離間することにより、ロ
ール7をクランプあるいは脱クランプすることができ
る。10はボールジャッキ11等によりロール7の軸方
向に移動自在のチョック着脱台車である。12はボール
ジャッキ11を駆動するためのモータである。13はチ
ョック着脱台車10に装着されたチョッククランプアー
ムで、図3に示すようにロールチョック14の凹部15
に係合可能な凸部16を有しており、駆動装置17によ
り両チョッククランプアーム13が接近あるいは離間す
ることにより、チョッククランプアーム13はロールチ
ョック14をクランプあるいは脱クランプすることがで
きる。
【0012】これらロールをクランプする装置とロール
チョックをクランプする装置を収納した天井走行台車2
は図1の紙面直角方向に所定間隔毎に立設された支柱1
8上に敷設されたレール19に沿って圧延機の設置方向
と平行な方向に自在に走行する。20は床面21上を左
方にある図示しない圧延機と現位置との間を往復するロ
ール台車である。このロール台車20により、圧延機の
当該スタンド内にあった交換されるべき旧ロールまたは
この旧ロールから取り外したチョックを装着した新ロー
ルが搬送される。22はこのロール台車20を牽引する
ための引出台車である。
【0013】23はロール保管場所(図示せず)と走行
台車2との間を走行する搬送台車であり、この搬送台車
23によりチョックを取り外した旧ロールを保管場所へ
収納するとともに新ロールを搬送してくるのである。
【0014】図4は本考案のロールチョック着脱装置、
圧延機および搬送台車の全体配置を示す平面図であり、
圧延方向は右から左である。図において、24、25、
26、27はそれぞれ、第一スタンド、第二スタンド、
第三スタンド、第四スタンドであり、24a、25a、
26a、27aはそれらの駆動モータおよび減速機を示
す。そして、天井走行台車2は圧延機の設置方向と平行
な方向(矢印B−B)に走行し、ロール台車20とこの
台車を牽引する引出台車22は上記各スタンドと天井走
行台車2の走行する範囲(一点鎖線で囲まれた部分)と
の間を往復する。28は天井走行台車の走行する範囲の
床面上に多数設置されたロール仮置スタンドである。ま
た、搬送台車23は図示された現位置とロール保管場所
との間をチョックを抜き取った旧ロールまたは新ロール
を複数個積載して往復する。これらの説明から明らかな
ように、本考案に係るロールチョック着脱装置において
は、いわゆるロールショップ内での天井クレーンはメン
テナンス用として使用され、通常のロール交換作業では
必要としない。
【0015】次に、図1および図4に基づいてロールを
交換する手順について説明する。
【0016】いま、第一スタンド24の上下の圧延ロー
ルを交換するものとする。 (1) ミルの圧延を停止し、引出台車22で空のロール台
車20を第一スタンド24まで押動する。 (2) スタンド24内の上下のロールをロール台車20に
積載して引出台車22により位置Aまで牽引する。 (3) ロールクランプアーム6で上ロール7aをクランプ
して所定高さまで持ち上げる。 (4) チョッククランプアーム13で左右のロールチョッ
ク14aをクランプしてロール7aから引き抜きつつ天
井走行台車2を図4の左方向に走行させる。この場合、
チョック付き上ロール7aを持ち上げると同時に天井走
行台車2を走行させることもできる。 (5) チョック14aを抜き取った旧い上ロール7aを搬
送台車23まで搬送し、台車上のスタンド29に搭載す
る。 (6) 天井走行台車2は搬送台車23上にある新しい上ロ
ールをロールクランプアーム6でクランプして持ち上
げ、旧い上ロールから引き抜いたチョック14aを装着
する。 (7) 天井走行台車2を図4の右方に走行させ、チョック
を装着した新しい上ロール7aを空のロール仮置スタン
ド28aに仮置きする。
【0017】(8) 同上方法で旧い下ロール7bを搬送台
車23上のスタンド29に搭載する。なお、上記(7) 項
の作業工程の間に搬送台車23は旧い上ロールをロール
保管場所まで搬送し、新しい下ロールを搭載してくるこ
とが必要となる。 (9) 同上方法で旧い下ロール7bから引き抜いたチョッ
ク14bを新しい下ロール7bに装着した後、ロール台
車20上に載置する。 (10)ロール台車20上に載置した新しい下ロール7bの
上に、仮置されている新しい上ロール7aを積み上げ
る。
【0018】(11)引出台車22でロール台車20を第一
スタンド24まで押動して、上下の新しいロールをスタ
ンド内に組み込む。
【0019】以下、同様の方法で各スタンド内のロール
を交換することができる。なお、チョック着脱装置と圧
延機の間にロール交換シフト台車30を設置し、スタン
ドへのロールの組替時間を短縮する方式も一般的に行わ
れている。本実施例においては、走行レール19が床面
に立設した支柱上にあるので、走行台車2の走行が床面
に敷設されたものによって妨げられることはない。
【0020】図5、図6は本考案の別の実施例を示す図
で、図5は走行台車の一方のレール31が床面と同一面
上にあり、他方のレール32が床面に立設した支柱33
上にある場合を示し、図6は走行台車の両レールが共に
床面上にある場合を示す。図6の走行台車は門形状の一
例を示し、図5の走行台車は半門形状の一例を示す。ま
た、上記実施例においてはチョック着脱台車10は昇降
しないが、チョック着脱台車10に昇降機能を備えるこ
ともできる。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る圧延機のロールチョック着
脱装置によれば、天井クレーン等の他の搬送手段を必要
とせずにロールチョックの着脱に並行して同時にロール
の搬送も行うことができるため、ロールの組替作業の時
間短縮が可能になるだけでなく、クレーン設備数の減少
に伴う大幅な設備費の低減ならびに省力化による人件費
の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一部を切欠いた圧延機のロールチ
ョック着脱装置と付属設備の側面図である。
【図2】ロールクランプ機構を説明する図である。
【図3】ロールチョッククランプ機構を説明する図であ
る。
【図4】本考案に係る圧延機のロールチョック着脱装
置、圧延機および搬送台車の全体配置を示す平面図であ
る。
【図5】本考案に係る圧延機のロールチョック着脱装置
の別の実施例を示す側面図である。
【図6】本考案に係る圧延機のロールチョック着脱装置
のさらに別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
2…天井走行台車 5…昇降アーム 6…ロールクランプアーム 13…チョッククランプアーム 20…ロール台車 23…搬送台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−23721(JP,A) 特開 平4−9203(JP,A) 特開 昭62−292207(JP,A) 特開 昭63−93414(JP,A) 特開 昭63−43715(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールチョックの着脱とロールの搬送が
    可能な圧延機のロールチョック着脱装置であって、圧延
    機の設置方向と平行な方向に走行自在である天井走行台
    車または門形状走行台車に、ロールを吊り下げ可能な昇
    降自在のロールクランプ装置と、該ロールクランプ装置
    と連携してロール軸方向に自在に移動するロールチョッ
    ククランプ装置とを備えたことを特徴とする圧延機のロ
    ールチョック着脱装置。
JP1992025591U 1992-04-21 1992-04-21 圧延機のロ―ルチョック着脱装置 Expired - Fee Related JP2507870Y2 (ja)

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