JP3644082B2 - ロールショップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧延作業の基本となるロール,チョック等の整備を行うロールショップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロールショップのロール搬送方法としては、例えば、特開平5−111705号公報,特開平5−111706号公報,特開平5−111707号公報に記載されたロールショップが知られている。
これら公報においては、位置決め時間のかかるクレーン搬送によるロール,或いはチョックの搬送を回避するために、ロール,チョック等を車輪が配設された台車に積載し、これをガイドレールに沿って移動させることによって搬送するようにしている。
【0003】
そして、例えば、ミルヤード内ではロール或いはチョックを案内ガイドレールに沿って走行させてミルヤードの搬入出口まで搬送する。そして、予めロールショップ内には、案内ガイドレールと直角な方向に移動可能な横行台車を配置し、さらに、横行台車を挟んで案内ガイドレールと平行に引き込みガイドレールを敷設し、この引き込みガイドレールの脇に、例えば、ロールグラインダ,ロール保管ラック等のメンテナンス装置を配設しておく。そして、ミルヤードの搬入出口まで搬送されたロール,チョック等を台車ごと横行台車上に積載し、横行台車を案内ガイドレールと直角方向に移動させ、所望とするメンテナンス装置に対応する引き込みガイドレールに対向する位置まで、ロール,チョック等を搬送する。
【0004】
そして、所定の位置まで移動したときに、横行台車上のロール,チョック等を引き込みガイドレール上に移動し、メンテナンス装置に積載可能な所定の位置までロール,チョックを引き込みガイドレールに沿って移動させ、その後、所定のメンテナンス装置に載置するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のロールショップにおいては、例えば、ロールグラインダ上のロールに対してメンテナンス処理が終了し、ロールの入れ替えを行う場合等には、ロールグラインダ上のロールを引き込みガイドレール上に載置し、この引き込みガイドレール上の再生処理後のロールを横行台車上に載置して、例えば、ロール保管ラックに対応する引き込みガイドレールに対向する位置まで搬送し、横行台車上のロールをロール保管ラックの引き込みガイドレール上に移動した後、次に再生処理を行う別のロールが載置されている引き込みガイドレールに対向する位置まで横行台車を移動させて、このロールを横行台車上に載置し、再度ロールグラインダに対応する引き込みガイドレールに対向する位置まで横行台車を移動させ、前述と同様に、ロールをロールグラインダに対応する引き込みガイドレール上に引き込んで、ロールをロールグラインダ上に設置するようになっている。
【0006】
そのため、ロールグラインダで再生処理するロールの入れ替えを行うためには、横行台車がロールグラインダとロール保管ラックとの間を往復しなければならず、横行台車の移動時間がかかるため、ロールグラインダでのロールの入れ替えに時間がかかってしまうという問題がある。
また、ロール入れ替えに時間がかかることから、その間、ロールグラインダは空き状態となってしまい、ロールグラインダの稼働効率が悪いという未解決の課題もある。
【0007】
そこで、この発明は上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、ロールグラインダの稼働効率を向上させることのできるロールショップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係るロールショップは、整備部材を所定の載置領域に搬送する搬送手段と、前記載置領域に搬送された整備部材を整備装置に載置する載置装置と、を備えたロールショップにおいて、前記搬送手段及び前記整備装置間の前記整備部材の移動領域外の前記載置領域の隣に、前記整備部材を一時待機可能な待機領域を有すると共に、前記載置領域の隣であり且つ前記待機領域とは別の位置に、前記整備部材を一時待機可能な副待機領域を有することを特徴としている。したがって、予め待機領域に整備部材を待機させておけば、整備装置への整備部材の入れ替え時には、整備装置から載置領域に載置された整備部材を副待機領域に移動し、載置領域が空いた点で、待機領域の整備部材が載置領域に移動されこれが整備装置に載置されて整備処理が開始される。
【0009】
このとき、整備装置から載置領域に載置された整備部材を副待機領域に移動し副待機領域から搬送手段により搬送するから、搬送手段による整備部材の搬送状況に関係なく待機領域の整備部材が載置領域に移動され、これが整備装置へ載置される。また、請求項2に係るロールショップは、整備部材を所定の載置領域に搬送する搬送手段と、前記載置領域に搬送された整備部材を整備装置に載置する載置装置と、を備えたロールショップにおいて、前記搬送手段及び前記整備装置間の前記整備部材の移動領域外に、前記載置領域と隣接し且つ前記搬送手段の移動方向奥側に前記整備部材を一時待機可能な待機領域を有すると共に、前記載置領域と隣接し且つ前記待機領域とは逆側の位置に、前記整備部材を一時待機可能な副待機領域を有することを特徴としている。よって、整備後の整備部材を載置領域から副待機領域に移動し、これによって空いた載置領域に待機領域の整備前の整備部材を移動することにより、搬送手段による整備部材の搬送状況に関係なく待機領域の整備部材を載置領域に移動することができる。また、このとき、載置領域に隣接してその奥側に待機領域、また待機領域とは逆側に副待機領域があり、すなわち、搬送手段の載置領域への整備部材の搬送方向の延長上に待機領域及び副待機領域があるから、整備後の整備部材は、直線移動で副待機領域に移動され且つ、整備前の整備部材は直線移動で待機領域に移動される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明におけるロールショップの実施の形態の一例を示したものであり、このロールショップ1は、ミルヤード2に壁3を隔てて隣接していて、ロールショップ1とミルヤード2とは搬入出口4を介して連通している。
【0011】
そして、ロールショップ1内の壁3と平行な位置には、横行ピット5と、この横行ピット5内に連通するように横行ピット5長手方向と直角な方向へ延びる複数の移載ピット6とが形成され、前記横行ピット5内には横行ガイドレール7が敷設されている。そして、前記各移載ピット6上部には、前記横行ガイドレール7に対して直角方向に延びる引き込みガイドレール8a,8bが敷設され、この引き込みガイドレール8a,8b敷設位置に、例えば、ロール保管ラック9,或いは、整備装置としてのロールグラインダ10等のメンテナンス装置が設置されている。
【0012】
そして、このロール保管ラック9用の引き込みガイドレール8aは、後述の、整備部材としてのロールセット13を1組保管可能な長さに形成され、引き込みガイドレール8a上にロールセット13を保管するようになっている。また、ロールグラインダ10用の引き込みガイドレール8bは、ロールセット13を3組縦列して保管可能な長さに形成されている。
【0013】
ここで、このロールセット13は、図2に示すように、上ロール11a及びこれを回転自在に支持する一対の上ロール用チョック11bからなる上ロールチョック11と、下ロール12a及びこれを回転自在に支持する一対の下ロール用チョック12bからなる下ロールチョック12とから形成され、上ロールチョック11を上段に、下ロールチョック12を下段にして上下に積み重ねて形成されている。そして、下ロールチョック12の下部には、前記引き込みガイドレール8a,8bのレール幅に応じた4つの車輪が配設され、引き込みガイドレール8a,8bを走行可能に形成されている。
【0014】
そして、前記横行ガイドレール7を案内として、搬送手段としての横行台車14が往復動するようになっている。この横行台車14は、例えば、モータ及びベベル減速機等から形成される図示しない駆動装置によって駆動される駆動輪及び従動輪を有し、横行台車14の上面には、前記引き込みガイドレール8a,8bと平行に、且つ、これらガイドレール8a,8bと同一のレール幅に形成された二組の誘導ガイドレール14aが敷設され、この誘導ガイドレール14aは、前記引き込みガイドレール8a,8bと同一平面上に位置するように敷設される。また、横行台車14は、横行台車14とミルヤード2側、或いは、前記引き込みガイドレール8a,8bとの間でロールセット13を移動可能に形成された移載装置15を有している。この移載装置15は後述の引き込み装置17と同一に形成されている。そして、横行台車14は、その上面に移動されたロールセット13を保持した状態で横行ガイドレール7に沿って横行可能に形成されている。
【0015】
一方、前記ロールグラインダ用の引き込みガイドレール8bの下部に形成された前記移載ピット6の延長上の、引き込みガイドレール8bに沿った位置には、引き込みピット16が形成されている。この引き込みピット16には、引き込み装置17が配設され、引き込みガイドレール8b上のロールセット13を、入り側位置A,載置位置B,反入り側位置Cの三つの位置にそれぞれ移動可能に形成されている。
【0016】
ここで、入り側位置Aが副待機領域に対応し、載置位置Bが載置領域に対応し、反入り側位置Cが待機領域に対応している。
そして、引き込みガイドレール8bの載置位置Bに該当する位置の両側に、前述のロールグラインダ10が配設され、片側には、上ロールチョック11用のロールグラインダ10aが配置され、他方には下ロールチョック12用のロールグラインダ10bが配置されている。
【0017】
そして、引き込みガイドレール8bの上部には、横行ガイドレール7平行に、ロールグラインダ10a,10bの上部まで移動可能な載置装置21が配置され、この載置装置21により引き込みガイドレール8b上のロールセット13をそれぞれ所定のロールグラインダ10a,10bに載置するようになっている。一方、ミルヤード2内には、前記横行ピット5内に連通するように横行ピット5長手方向と直角な方向へ延びる複数の移載ピット26が形成され、この移載ピット26は前記移載ピット6と同一に形成されている。そして、この移載ピット26上部には、前記横行ガイドレール7に対して直角方向に延びる案内ガイドレール27が敷設され、この案内ガイドレール27は、ミルヤード2内の各圧延機から搬入出口4を経て移載ピット6と平行になるように敷設され、そのレール幅は、前記ロールセット13に配設された車輪幅と同一に形成され、また、引き込みガイドレール8a,8bと、走行台車14の誘導ガイドレール14aと、案内ガイドレール27とは同一平面上に形成されている。
【0018】
図2は、引き込みピット16に配設された引き込み装置17の概略構成を示したものであり、この引き込み装置17は、前記ロールセット13を引き込む連結装置31を二組有する引き込み台車32と、この引き込み台車32を駆動する駆動装置33とから構成され、前記連結装置31は、前記引き込み台車32の上面に、引き込み台車32の進行方向に前後に所定間隔をおいて配設されている。
【0019】
前記駆動装置33は、モータ34の回転駆動力をベベル減速機35を介して、スクリュー36に伝達し、このスクリュー36回転に伴い、スクリュー36に螺合し、且つ、引き込み台車32に取り付けられたナット36bが移動することによって、引き込み台車32を駆動するようになっている。このスクリュー36は、前記引き込みピット16長手方向と平行に、軸受けユニット37a及び37bによって、その両端が回転自在に支持されている。
【0020】
そして、このスクリュー36と平行に走行レール38が敷設され、この走行レール38上を引き込み台車32が駆動装置33によって駆動されて移動するようになっている。
引き込み台車32の連結装置31は、例えば、前記一対の下ロール用チョック12bの下面にそれぞれ形成された連結穴12cと係合するように形成された連結ピン41と、この連結ピン41を上下駆動する電動シリンダ42とから構成されている。そして、引き込み台車32が駆動装置33により所定の位置まで移動したとき、電動シリンダ42を作動して連結ピン41を上方に突出させて下ロール用チョック12bの下面に形成された連結穴12cに係合させ、この状態で駆動装置33により引き込み台車32を駆動することによって、引き込み台車32の移動と共にロールセット13を前記引き込みガイドレール8bに沿って移動させ、所定の位置に移動するようになっている。
【0021】
次に、図3に基づいて載置装置21の構成を説明する。この図3は、図1のX−X断面の詳細を示したものである。
載置装置21は、引き込みガイドレール8bを含む、ロールグラインダ10a,10bの上部に、横行ガイドレール7と平行に配設された走行フレーム20と、この走行フレーム20に沿って走行する上部台車45とから構成されている。
【0022】
この上部台車45には、モータ46aとベベル減速機46bとが配設され、モータ46aの駆動力が駆動輪46cに伝達されて、走行フレーム20上を走行するようになっている。
また、上部台車45には、走行フレーム20を基準として上下方向に移動可能な昇降アーム48a,48bが固定され、上部台車45に設けられた、昇降アーム用駆動装置49によって駆動されるようになっている。
【0023】
この昇降アーム用駆動装置49は、例えば、モータ50,ベベル減速機51,ピニオン52,昇降アーム48に固定されたラック53から構成され、モータ50を駆動することにより、その駆動力がベベル減速機51,ピニオン52を介してラック53に伝達され、これによって昇降アーム48a及び48bが上下方向に移動するように形成されている。また、昇降アーム48a及び48bのそれぞれの下部には、電動シリンダ54により水平方向に駆動される水平アーム55が配設されている。そして、上部台車45を引き込みガイドレール8b上に位置させた状態で、昇降アーム48a,48bを下降させ、水平アーム55を水平方向に駆動してその先端に固定された係合ピン56を、上ロールチョック11に形成されたフランジ部11aに係合させた状態、または、下ロールチョック12の下面に係合させた状態で、昇降アーム48a,48bを上昇させることによって、上ロールチョック11又は下ロールチョック12を持ち上げるようになっている。
【0024】
そして、この載置装置21が平行に2組配設されて、各載置装置21がロールセット13の各チョック11a,11b又は各ロール12a,12bをそれぞれ同時に支持することによって、上ロールチョック11又は下ロールチョック12を持ち上げて移動するようになっている。次に、上記実施の形態の動作を図4に基づいて説明する。
【0025】
今、例えば、ロールグラインダ10でロールセット13Mに対して、再生処理を行っているものとする(状態1)。この状態で、例えば、ロール保管ラック9に保管されているロールセット13Nに対して次に再生処理を行うものする。まず、横行台車14を移動させて、ロール保管ラック9のロールセット13Nが保管されている引き込みガイドレール8aに対向する位置まで横行台車14を移動させる。そして、所定の位置に横行台車14がきたとき、横行台車14の移載装置15を駆動して、引き込みガイドレール8a上に保管されているロールセット13Nの連結穴12cに移載装置15の連結ピン41を係合させて横行台車14上にロールセット13Nを移動する。そして、この状態で横行台車14を移動させて、ロールグラインダ用引き込みガイドレール8bに対向する位置まで横行台車14を移動させる。
【0026】
そして、再度移載装置15を駆動して、横行台車14上のロールセット13Nを引き込みガイドレール8b上に載置する。これによって、ロールセット13Nが引き込みガイドレール8b上の入り側位置Aに移動される(状態2)。
この状態から、図2に示すように、引き込み装置17を駆動する。そして、引き込み台車32を軸受けユニット37a側まで移動させ、軸受けユニット37a側の電動シリンダ42を駆動して連結ピン41を突出させて、連結ピン41を反入り側位置側の連結穴12cに係合させた状態で、モータ34を逆回転させて引き込み台車32を反入り側位置C方向に移動させて所定位置で停止させる。
【0027】
これによって、連結ピン41aがロールセット13Nの連結穴12cに係合されていることから、引き込み台車32の移動に伴って、ロールセット13Nが引き込みガイドレール8bを案内として反入り側位置C方向に移動し、反入り側位置Cにて停止する(状態3)。
この状態で、ロールグラインダ10でのロールセット13Mに対する再生処理が終了すると、図3に示すように、上部台車45を駆動して、下ロールチョック12が載置されたロールグラインダ10bの上部まで上部台車45を移動させる。次に、昇降アーム駆動装置49を駆動して、昇降アーム48a及び48bを下降させ、これらアーム48a及び48bの下部が下ロールチョック12の下面まできたときに、次に、電動シリンダ54を駆動して水平アーム55を互いに対向する水平方向に突出させ、水平アーム55の先端に固定された係合ピン56で下ロールチョック12の下面の車輪にぶつからない位置を支持し、この状態で、再度昇降アーム48a及び48bを上昇させて下ロールチョック12を持ち上げる。そして、この状態で上部台車45を駆動して、下ロールチョック12を引き込みガイドレール8bの上部まで移動し、再度昇降アーム48a及び48bを下降させて引き込みガイドレール8b上に載置する。同様にして、上ロールチョック11をロールグラインダ10aから引き込みガイドレール8b上の下ロールチョック12上に載置する。これによって、図4の状態4に示すように、ロールグラインダ10は空き状態となり、引き込みガイドレール8b上の載置位置Bに再生処理後のロールセット13Mが位置することになる。このとき、反入り側位置Cには再生処理前のロールセット13Nが位置している。
【0028】
次に、引き込み装置17を駆動して引き込み台車32を、載置位置B及び反入り側位置Cの中間位置まで移動し、この状態で、連結装置31を駆動し、軸受けユニット37a側の連結ピン41をロールセット13Mの反入り側位置側の連結穴12cに係合させ、軸受けユニット37b側の連結ピン42をロールセット13Nの入り側位置側の連結穴12cに係合させる。そして、この状態で、引き込み台車32を軸受けユニット37b方向に移動させる。これによって、引き込み台車32の移動に伴って、ロールセット13M及び13Nが引き込みガイドレール8b上を共に、横行ガイドレール7方向に移動し、再生処理済のロールセット13Mは入り側値Aに、再生処理前のロールセット13Nは載置位置Bに移動される(状態5)。
【0029】
よって、載置装置21を駆動し、上述と同様にして昇降アーム48a及び48bの駆動と上部台車45の移動とを繰り返し行い、載置位置B上のロールセット13Nの上ロールチョック11をロールグラインダ10aの所定位置に載置し、下ロールチョック12をロールグラインダ10bの所定位置に載置する。これによって、ロールグラインダ10での処理が開始される(状態6)。
【0030】
そして、例えば、載置装置21を駆動する一方、横行台車14を駆動して、ロールグラインダ用の引き込みガイドレール8bに対向する位置まで横行台車14を移動させ、所定位置にきたとき横行台車14の移載装置15を駆動して、入り側位置Aにある再生処理済のロールセット13Nを横行台車14上に移動する(状態7)。そして、横行台車14を駆動し、例えば、ミルヤード2側の所定の案内ガイドレール27に対向する位置、或いは、ロール保管ラック9の所定の引き込みガイドレール8aに対向する位置まで、横行台車14を移動させる。そして、所定の位置にきたときに、横行台車14上のロールセット13Nを案内ガイドレール27上又は、引き込みガイドレール8a上に移動する。これによって、ロールセット13Mに対する再生処理が終了する。
【0031】
そして、例えば、新たに再生処理を行う必要があるロールセット13がある場合には、上記と同様にして、このロールセット13を横行台車14上に載置し、横行台車14を駆動して引き込みガイドレール8bに対向する位置まで移動し、引き込みガイドレール8b上にロールセット13を移動する。そして、引き込み装置17を駆動して、ロールセット13を反入り側位置Cまで移動させ、この位置で待機させ、以後上記と同様に処理を行う。
【0032】
よって、上記実施の形態によれば、ロールグラインダ10のロールセットの入れ替えを引き込みガイドレール8b上で行うことができるから、ロールセットの入れ替えに要する時間は、再生処理中のロールセット13を引き込みガイドレール8b上の載置位置Bに移動した時点から、反入り側位置Cで待機中の再生処理前のロールセット13を載置位置Bまで移動し、これをロールグラインダ10の所定位置に載置するまでの間のみとなり、ロールセットの入れ替えに要する時間を大幅に短縮することができる。
【0033】
また、ロールセットの入れ替え時間を短縮することができることから、ロールグラインダ10の稼働効率を向上させることができるため、ロールグラインダ10の数を削減することができる。よって、コスト削減を図ることができると共に、削減されるロールグラインダの分だけロールショップのスペースを小さくすることができる。また、ロールグラインダの稼働効率が向上するから、保持しておくべき予備のロールセットを削減することができ、コスト削減を図ることも可能である。
【0034】
ちなみに、横行台車14がロールグラインダ10と例えばロール保管ラックとの間を往復する従来のロールセット入れ替えの方法と、本発明によるロールセット入れ替え方法とを比較した場合、従来のロールセット入れ替え方法では、入れ替え時間は7分,ロールグラインダ10の稼働率は89%であるのに対し、本発明によるロールセット入れ替え方法では、入れ替え時間は2分,稼働率は96%となり、入れ替え時間を大幅に短縮できると共に、稼働率を大幅に向上させることができることがわかる。
【0035】
なお、上記実施の形態においては、載置位置Bを挟んで、入り側位置A及び反入り側位置Cに再生処理前及び再生処理後のロールセットを待機させるようにした場合について説明したが、例えば、反入り側位置Cのみを設けて再生処理前のロールセットを待機させておき、再生処理後のロールセットが横行台車14の移載装置15によって移動されるのとほぼ同時に、引き込み装置17によって反入り側位置Cのロールセットを載置位置Bに移動させるようにした場合でも、上記と同様に、ロールグラインダ10でのロールセット入れ替えに要する時間を削減することが可能である。しかしながら、上記載置位置Bを挟んで入り側位置A及び反入り側位置Cにロールセットを待機させるようにすると、再生処理後のロールセットの横行台車14への載置状態とは無関係に、ロールグラインダでの処理状態のみに応じてロールセットの入れ替えを行うことができる。
【0036】
また、上記実施の形態においては、引き込みガイドレール8b上の入り側位置A及び反入り側位置Cにそれぞれロールセット13を1組待機させるようにした場合について説明したが、例えば、入り側位置A及び反入り側位置Cにそれぞれ複数組のロールセット13を待機させるようにすることも可能であり、例えば、次に再生処理を行うロールセット13を横行台車14がすぐに搬送できない場合でも、ロールグラインダ10が空き状態となることはなく、より有効にロールグラインダを稼働させることができる。
【0037】
また、上記実施の形態においては、引き込み装置17に、連結装置31を引き込み台車32の進行方向前後に2組配設し、図4の状態4の状態において、載置位置B及び反入り側位置Cにあるロールセットを同時に移動させる場合について説明したが、例えば、載置位置Bのロールセットを入り側位置Aに移動した後、反入り側位置Cのロールセットを載置位置Bに移動させるようにすることも可能であるが、載置位置B及び反入り側位置Cにあるロールセットを同時に移動させるようにすることにより、ロールグラインダにおけるロールセット入れ替えに要する時間をより短縮させることができる。
【0038】
また、上記実施の形態においては、ロールグラインダに対してロールチョックを搬送する場合について説明したが、これに限らず、例えば、チョックリムーバ等、その他のメンテナンス装置に搬送する場合でも上記と同等の効果を得ることができる。さらに、上記実施の形態においては、入り側位置A,載置位置B,反入り側位置Cを直線上に設け、ロールセット13を直線移動させる場合について説明したが、これに限らず、載置位置Bが空き状態となった時点で、反入り側位置Cにあるロールセット13を載置位置Bに移動させることができるように配置されていればよく、例えば、ロールグラインダの横行ガイドレール7とは逆側の隣の位置26を反入り側位置C(待機領域)としてここにロールセット13を待機させるようにしてもよい。また、前記ロールグラインダの隣であり且つ横行ガイドレール7とは逆側の位置(A)を反入り側位置C(待機領域)としてここにロールセット13を待機させるようにしてもよい。また、ロールセット13を引き込みガイドレール8bに対して斜め方向に移動させるようにすることも可能である。また、例えば、ロールグラインダが引き込みガイドレール8bの片側にのみあるような場合には、引き込みガイドレール8bを挟んでロールグラインダの向かい側に反入り側位置C(待機領域)を設定するようにすることも可能である。しかしながら、本実施の形態のように一直線上に設ければ、ロールセット13の移動距離は最短となり引き込みガイドレール8bも最短長でよいから、低コストで実現することができまた、少ないスペースですむから、最適である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係るロールショップによれば、搬送手段及び整備装置間の整備部材の移動領域外の載置領域の隣に、待機領域が形成されているから、処理終了時に整備装置から移動された整備部材が載置領域から副待機領域に移動され、載置領域が空いた時点で待機領域の整備部材を載置領域に移動しこれを整備装置に設置することができる。よって、整備部材の入れ替えを短時間で行うことができ、整備装置の稼働効率を向上させることができる。
【0040】
また、このとき、整備装置での整備終了後の整備部材を副待機領域に待機させることで、載置領域が空き領域となって次の整備部材を整備装置に移動することができるから、搬送手段の搬送状態に関わらず整備部材の入れ替えを行うことができ、搬送手段の搬送を待つ時間を削減することができるから整備装置の稼働効率をより向上させることができる
【0041】
さらに、請求項2に係るロールショップによれば、前記搬送手段及び前記整備装置間の前記整備部材の移動領域外に、前記載置領域と隣接し且つ前記搬送手段の移動方向奥側に前記整備部材を一時待機可能な待機領域を配置し、且つ前記載置領域と隣接し且つ前記待機領域とは逆側の位置に、前記整備部材を一時待機可能な副待機領域を配置するようにしたから、すなわち、搬送手段の載置領域への整備部材の搬送方向の延長上に、載置領域を挟んで副待機領域及び待機領域があるようにしたから、整備部材を直線移動で待機領域或いは副待機領域に移動することができ、より短い移動距離で整備部材を待機領域や副待機領域に移動することができ、より短時間で整備部材の入れ替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロールショップの実施の形態の一例を示す構成図である。
【図2】引き込み装置の概略構成を示す構成図である。
【図3】載置装置の概略構成を示す構成図である。
【図4】本発明の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 ロールショップ
2 ミルヤード
4 搬入出口
7 横行ガイドレール
8 引き込みガイドレール
10 ロールグラインダ
11 上ロールチョック
12 下ロールチョック
13 ロールセット
14 横行台車
17 引き込み装置
21 載置装置
27 案内ガイドレール
31 連結装置
32 引き込み台車
45 上部台車
48 昇降アーム

Claims (2)

  1. 整備部材を所定の載置領域に搬送する搬送手段と、前記載置領域に搬送された整備部材を整備装置に載置する載置装置と、を備えたロールショップにおいて、
    前記搬送手段及び前記整備装置間の前記整備部材の移動領域外の前記載置領域の隣に、前記整備部材を一時待機可能な待機領域を有すると共に、前記載置領域の隣であり且つ前記待機領域とは別の位置に、前記整備部材を一時待機可能な副待機領域を有することを特徴とするロールショップ。
  2. 整備部材を所定の載置領域に搬送する搬送手段と、前記載置領域に搬送された整備部材を整備装置に載置する載置装置と、を備えたロールショップにおいて、
    前記搬送手段及び前記整備装置間の前記整備部材の移動領域外に、前記載置領域と隣接し且つ前記搬送手段の移動方向奥側に前記整備部材を一時待機可能な待機領域を有すると共に、前記載置領域と隣接し且つ前記待機領域とは逆側の位置に、前記整備部材を一時待機可能な副待機領域を有することを特徴とするロールショップ。
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