JP2993234B2 - ロールショップ - Google Patents

ロールショップ

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JP2993234B2
JP2993234B2 JP3301031A JP30103191A JP2993234B2 JP 2993234 B2 JP2993234 B2 JP 2993234B2 JP 3301031 A JP3301031 A JP 3301031A JP 30103191 A JP30103191 A JP 30103191A JP 2993234 B2 JP2993234 B2 JP 2993234B2
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールショップに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧延機のロールやチョック等
は、定期的な各種メンテナンス、或いは交換等を行うた
めに、ハウジングから取外されてミルヤードからロール
ショップへ送られる。
【0003】従来においては、圧延機の上下のロールを
回転自在に支承する上下のチョックはロールショップへ
搬入された後、クレーンにより所定の作業場所に送られ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如くクレーンによりチョックを所定の作業場所に送るの
では、クレーンを作業員が目視しつつマニュアル操作し
なければならず、作業が面倒であると共に、時間もかか
り効率が悪かった。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、クレーンの
マニュアル操作をなくし、作業効率の向上を図り得ると
共に、作業の自動化を図り得るロールショップを提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミルヤードに
隣接して設置され且つ搬入出口を介して連通されるロー
ルショップにおいて、該ロールショップ内に設置される
保管装置、メンテナンス装置、或いは再生装置にロール
又はチョックを搬送し得るロールチョック移動装置を前
記ロールショップ内に横行可能に配設すると共に、ロー
ル又はチョックを載置可能な種々の型式の車輪付スキッ
ドを保管するための複数のラック部と、該複数のラック
部を移動せしめ所望のラック部をスキッド用入出庫位置
に移動せしめ得るラック部駆動装置と、スキッド用入出
庫位置に移動された所望のラック部から車輪付スキッド
を出入れ可能な補助装置とを備えてなるオートマティッ
クスキッドラックを前記ロールショップ内に設置したこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】従って、ミルヤード内の圧延機からロールショ
ップ内に搬入されたロールやチョックはロールチョック
移動装置によって保管装置、メンテナンス装置、或いは
再生装置に搬送されるが、その際、車輪がなくそれ自体
では走行できないロールやチョック等については、オー
トマティックスキッドラックにおいて、チョック等を載
置可能な型式の車輪付スキッドを乗せたラック部が、ラ
ック部駆動装置の駆動によりスキッド用入出庫位置に移
動し、前記車輪付スキッドが補助装置によりラック部か
ら出され、該車輪付スキッド上に前記チョック等が載置
され、該チョック等が車輪付スキッド上に載置された状
態で前記ロールチョック移動装置に乗せられ、所定の装
置へ送り込まれ、メンテナンスや再生作業が行われる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1〜7は本発明の一実施例であり、ミル
ヤード12に壁13を隔てて隣接し且つ搬入出口14を
介して連通されるロールショップ1内に、横行ピット2
と該横行ピット2内に連通するよう横行ピット2長手方
向と直角な方向へ延びる複数の誘導ピット4とを形成
し、前記横行ピット2内に横行ガイドレール3を敷設
し、前記各誘導ピット4内に横行ガイドレール3と直角
な方向へ延びる誘導ガイドレール5を敷設すると共に、
前記各誘導ピット4上縁部に誘導ガイドレール5と平行
に延びる引込ガイドレール7を敷設し、該各引込ガイド
レール7敷設位置に夫々、保管装置としてのラック6、
メンテナンス装置としてのロールセパレータ33やチョ
ックリムーバ34、或いは再生装置としてのグラインダ
35を設置し、更に、前記ミルヤード12から送られて
くる上下のロール25,26用のチョック27,28を
前記ラック6等に送り込んだり、或いは、前記ラック6
等から前記チョック27,28をミルヤード12へ送り
返したりするためのロールチョック移動装置36を前記
横行ピット2内に配設し、又、前記ロールセパレータ3
3等によって分割されそれ自体ではガイドレール上を走
行できないロール25,26又はチョック27,28を
載置可能な種々の型式の車輪付スキッド39を保管し且
つ出入れ可能なオートマティックスキッドラック(Au
tomaticSkid Rack)40を、ロールシ
ョップ1内の前記ロールセパレータ33の反横行ピット
2側に設置する。尚、図1中、37はミルヤード12内
の各圧延機から搬入出口14を経て前記誘導ピット4と
平行となるようロールショップ1内の横行ピット2上縁
部へ延びる搬入出ガイドレール、38はミルヤード12
内における前記各搬入出ガイドレール37途中に設けら
れ前記チョック27,28を一時退避させ得るターンテ
ーブルである。
【0010】以下に前記ロールチョック移動装置36に
ついて図1〜4を用い詳述する。
【0011】前記横行ガイドレール3上に、モータ及び
ベベル減速機等の駆動装置8によって駆動される駆動輪
9及び従動輪10を有した横行台車11を走行可能に設
け、該横行台車11に、前記誘導ガイドレール5に対し
接続可能な走行誘導ガイドレール15を敷設すると共
に、前記搬入出ガイドレール37及び引込ガイドレール
7に対し接続可能な移載ガイドレール16を敷設する。
【0012】前記横行台車11の走行誘導ガイドレール
15上に、車輪17を有した誘導台車18を駆動装置1
9の作動により移動可能に配設する。前記駆動装置19
は、横行台車11に設置されたモータ32によりベベル
減速機20を介して駆動されるピニオン21と、該ピニ
オン21に噛合するよう誘導台車18下面に取付けたラ
ック22とから構成してある。
【0013】前記誘導台車18に、前記搬入出ガイドレ
ール37、移載ガイドレール16及び引込ガイドレール
7に沿って移動自在な車輪24を有した上下のロール2
5,26用のチョック27,28を前記誘導台車18に
対し連結解除するための固定装置29を設ける。前記固
定装置29は、誘導台車18に取付けられたモータ30
と、該モータ30によって回動可能に配設され前記チョ
ック28の前端下部並びに後端下部に係合離脱可能なス
トッパ31とから構成してある。
【0014】又、前記オートマティックスキッドラック
40について図5〜7を用い以下に詳述する。
【0015】オートマティックスキッドラック40は、
ロール25,26又はチョック27,28を載置可能な
種々の型式の車輪付スキッド39を保管するための複数
のラック部41と、該複数のラック部41を移動せしめ
所望のラック部41をスキッド用入出庫位置42に移動
せしめ得るラック部駆動装置43と、スキッド用入出庫
位置42に移動された所望のラック部41から車輪付ス
キッド39を出入れ可能な補助装置44とから構成して
ある。
【0016】前記各ラック部41には、車輪付スキッド
39が走行し得るスキッド用ガイドレール45を設けて
ある。
【0017】前記ラック部駆動装置43は、モータ46
により減速機47を介して回転駆動される駆動スプロケ
ット48と従動スプロケット49との間にチェーン50
を無端状に掛け回して構成してあり、前記ラック部41
をチェーン50に所要ピッチで吊下げ、該ラック部41
が最下部に来た際に前記スキッド用入出庫位置42と一
致するようにしてある。
【0018】又、前記補助装置44は、スキッド用入出
庫位置42にあるラック部41内或いはロールセパレー
タ33内の車輪付スキッド39をフック装置51を介し
て連結解除可能な出入れ台車52と、該出入れ台車52
を押引き可能なシリンダ53とから構成してある。
【0019】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0020】例えば、チョック27,28を所定のラッ
ク6に格納する場合には、ミルヤード12内の圧延機か
ら搬入出ガイドレール37を介してロールショップ1内
に搬入されたチョック27,28を車輪24を介してロ
ールチョック移動装置36の移載ガイドレール16上に
載置し且つ固定装置29のストッパ31を前記チョック
28の前端下部並びに後端下部に係合させた状態で、ロ
ールチョック移動装置36の横行台車11が駆動装置8
の作動により横行ガイドレール3に沿って走行し、チョ
ック27,28を格納すべきラック6の引込ガイドレー
ル7に移載ガイドレール16が、誘導ピット4内の誘導
ガイドレール5に走行誘導ガイドレール15が夫々一致
する位置で停止する。
【0021】前記横行台車11が停止すると、モータ3
2によりベベル減速機20を介してピニオン21が回転
駆動され、該ピニオン21と噛合するラック22が取付
けられた誘導台車18が走行誘導ガイドレール15上を
移動して誘導ガイドレール5に乗移ると共に、チョック
27,28が誘導台車18の動きに連動して移載ガイド
レール16から引込ガイドレール7へ乗移り、チョック
27,28が図4中仮想線で示す如くラック6内に完全
に納ると、前記モータ32が停止すると共に、固定装置
29のモータ30の作動によりストッパ31が回動して
チョック28の前端下部並びに後端下部から離脱し、こ
の後、前記モータ32によりピニオン21が逆方向に回
転駆動され、前記誘導台車18が誘導ガイドレール5か
ら走行誘導ガイドレール15上に復帰し、ラック6への
チョック27,28の格納作業が完了する。
【0022】又、ロール25,26及びチョック27,
28をロールセパレータ33へ送って上下に分割した
後、チョックリムーバ34、或いはグラインダ35へ搬
送し所定の作業を行う際には、車輪24を有する下側の
チョック28等については前記ロールチョック移動装置
36により所定の装置へ送り込まれる一方、車輪がなく
それ自体ではガイドレール上を走行できないチョック2
7等については、該チョック27等を載置可能な型式の
車輪付スキッド39を乗せたラック部41が、ラック部
駆動装置43の駆動スプロケット48の回転駆動により
スキッド用入出庫位置42に移動し、前記車輪付スキッ
ド39に出入れ台車52がフック装置51を介して連結
された後、シリンダ53が伸長し、前記車輪付スキッド
39がロールセパレータ33内に供給され、該車輪付ス
キッド39上に前記チョック27等が載置され、該チョ
ック27等が車輪付スキッド39上に載置された状態で
前記ロールチョック移動装置36により所定の装置へ送
り込まれ、メンテナンスや再生作業が行われる。
【0023】こうして、クレーンのマニュアル操作なし
にロール25,26やチョック27,28の搬送を行う
ことができ、作業効率の向上を図れると共に、ロールシ
ョップ全体の自動化が可能となる。
【0024】図8、9はオートマティックスキッドラッ
ク40の他の例を示すものであり、ラック部41を左右
方向に複数列並設し且つ上下方向に複数段設けてラック
フレーム本体54を構成し、シリンダ57の伸縮により
ラックピット55内のレール56に沿って左右方向に横
行可能なラック台車58上に前記ラックフレーム本体5
4を、該ラックフレーム本体54側に取付けられたラッ
ク62と噛合し且つモータ59によりベベル減速機6
0,61を介して回転駆動されるピニオン63の駆動に
よりガイドブロック64に沿って昇降可能に配設し、前
記シリンダ57、ラック台車58、モータ59、ベベル
減速機60,61、ラック62、及びピニオン63によ
り所望のラック部41をスキッド用入出庫位置42に移
動せしめ得るラック部駆動装置43を構成し、更に、フ
ック装置51を備えた出入れ台車52とシリンダ53と
からなりスキッド用入出庫位置42に移動された所望の
ラック部41から車輪付スキッド39を出入れ可能な補
助装置44を配設したものである。
【0025】図8、9に示すオートマティックスキッド
ラック40を用いた場合、ロール25,26及びチョッ
ク27,28をロールセパレータ33へ送って上下に分
割した後、チョックリムーバ34、或いはグラインダ3
5へ搬送し所定の作業を行う際には、車輪がなくそれ自
体ではガイドレール上を走行できないチョック27等を
載置可能な型式の車輪付スキッド39を乗せたラック部
41が、ラック部駆動装置43のシリンダ57並びにモ
ータ59の駆動によるラックフレーム本体54の左右、
上下方向への移動によりスキッド用入出庫位置42に移
動し、前記車輪付スキッド39に出入れ台車52がフッ
ク装置51を介して連結された後、シリンダ53が伸長
し、前記車輪付スキッド39がロールセパレータ33内
に供給され、該車輪付スキッド39上に前記チョック2
7等が載置され、該チョック27等が車輪付スキッド3
9上に載置された状態で前記ロールチョック移動装置3
6により所定の装置へ送り込まれ、メンテナンスや再生
作業が行われる。
【0026】こうして、図8、9に示すオートマティッ
クスキッドラック40を用いても、図5〜7に示すオー
トマティックスキッドラック40を用いた場合と同様、
ロールチョック移動装置36との組合せにより、クレー
ンのマニュアル操作なしにロール25,26やチョック
27,28の搬送を行うことができ、作業効率の向上を
図れると共に、ロールショップ1全体の自動化が可能と
なる。
【0027】尚、本発明のロールショップは、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、横行ピットを設け
ずにロールチョック移動装置をロールショップ内の床面
上を横行させるようにし、横行通路の両側にフレーム等
を設けてチョック等を走行させるようにしてもよいこ
と、車輪とガイドレールを使用する代わりに摺動面を利
用するガイド等を用いてもよいこと等、その他、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のロールシ
ョップによれば、クレーンのマニュアル操作をなくし、
作業効率の向上を図り得ると共に、作業の自動化を図り
得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要平面図である。
【図2】図1のII部詳細図であり、本発明の一実施例
におけるロールチョック移動装置の平面図である。
【図3】図2のIII−III方向矢視断面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視断面図である。
【図5】図1のV部詳細図であり、本発明の一実施例に
おけるオートマティックスキッドラックの一例を示す平
断面図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視断面図である。
【図7】図6のVII−VII方向矢視断面図である。
【図8】オートマティックスキッドラックの他の例を示
す平面図である。
【図9】図8のIX−IX方向矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ロールショップ 6 ラック(保管装置) 7 引込ガイドレール 12 ミルヤード 14 搬入出口 25 ロール 26 ロール 27 チョック 28 チョック 33 ロールセパレータ(メンテナンス装置) 34 チョックリムーバ(メンテナンス装置) 35 グラインダ(再生装置) 36 ロールチョック移動装置 39 車輪付スキッド 40 オートマティックスキッドラック 41 ラック部 42 スキッド用入出庫位置 43 ラック部駆動装置 44 補助装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−111705(JP,A) 特開 平5−111706(JP,A) 特開 平4−284906(JP,A) 特開 平4−9203(JP,A) 特開 平2−200309(JP,A) 特開 昭63−84705(JP,A) 特開 昭51−81769(JP,A) 特開 昭51−114363(JP,A) 特開 昭50−146558(JP,A) 実開 昭58−143002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 28/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミルヤードに隣接して設置され且つ搬入
    出口を介して連通されるロールショップにおいて、該ロ
    ールショップ内に設置される保管装置、メンテナンス装
    置、或いは再生装置にロール又はチョックを搬送し得る
    ロールチョック移動装置を前記ロールショップ内に横行
    可能に配設すると共に、ロール又はチョックを載置可能
    な種々の型式の車輪付スキッドを保管するための複数の
    ラック部と、該複数のラック部を移動せしめ所望のラッ
    ク部をスキッド用入出庫位置に移動せしめ得るラック部
    駆動装置と、スキッド用入出庫位置に移動された所望の
    ラック部から車輪付スキッドを出入れ可能な補助装置と
    を備えてなるオートマティックスキッドラックを前記ロ
    ールショップ内に設置したことを特徴とするロールショ
    ップ。
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