JPH072248B2 - プレスラインにおけるコイル材等の自動搬送装着脱装置 - Google Patents

プレスラインにおけるコイル材等の自動搬送装着脱装置

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JPH072248B2
JPH072248B2 JP26955890A JP26955890A JPH072248B2 JP H072248 B2 JPH072248 B2 JP H072248B2 JP 26955890 A JP26955890 A JP 26955890A JP 26955890 A JP26955890 A JP 26955890A JP H072248 B2 JPH072248 B2 JP H072248B2
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coil
mandrel
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勝 折井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアンコイラのマンドレルへのコイル材の装着脱
等を自動的に行うことのできるコイル材等の自動搬送装
着脱装置に関する。
〔従来技術及び発明の解決しようとする課題〕
一般にプレスラインでは、コイル材を巻き解すアンコイ
ラと、アンコイラから巻き解されたコイル材を送り出す
レベラーフィードと、レベラーフィードから供給される
コイル材を加工するプレスとから構成されている。そし
てコイル材はアンコイラのマンドレルに装着されてお
り、コイル材が無くなる度に新たなコイル材をマンドレ
ルに補填してやらねばならない。またコイル材を使いき
る前にプレスの加工対象(コイル材の巾や厚さ等)が変
わる場合には、マンドレルから使い残したコイル材を取
り外して、新たなコイル材を装着してやらねばならな
い。このような場合、従来ではマンドレルの前方位置ま
でコイル材をコイルカーに載せて運び、クレーンで吊り
上げかつ移動させてマンドレルに装着脱するようになっ
ており、コイル材が大きくかつ重いため、非常に危険か
つ面倒な作業となっていた。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的はプレスラインにおいてコイル材等の搬送装着
脱を自動的に行なうことのできる装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、請求項(1)に係るプレス
ラインにおけるコイル材等の自動搬送装着脱装置におい
ては、 水平に延出するマンドレルに装着したコイル材を巻き解
してプレス等の金属加工機械に供給するアンコイラの近
傍に設置され、コイル材を収納したパレットが整然と収
容された倉庫と、 空のパレットを担持し、又は前記倉庫からコイル材収納
パレットを引き出して担持し、床に敷設されたレール上
を走行してアンコイラのマンドレルに対峙する位置まで
搬送する第1の台車と、 前記第1の台車の走行用レールのアンコイラに対峙する
領域が分割され、この分割レールを担持するとともに、
前記第1の台車を分割レール上に停車させた状態でマン
ドレルの軸方向に前後走行して、マンドレルへのコイル
材の装着脱を行なう第2の台車と、 を備えるようにしたものである。
また請求項(2)では、請求項(1)における倉庫を複
数階構造とし、倉庫に沿って走行可能なクレーンを設
け、このクレーンによって前記第1の台車を各階層位置
まで昇降動作可能とした。
また請求項(3)では、内蔵する昇降機構によって前記
第2の台車の上下高さを調整可能とした。また請求項
(4)に係るプレスラインにおけるコイル材等の自動搬
送装着脱装置においては、 水平に延出するマンドレルに装着したコイル材を巻き解
してプレス等の金属加工機械に供給するアンコイラの近
傍に設置され、コイル材及び金型をそれぞれ収納したパ
レットが整然と収容された倉庫と、 空のパレットを担持し、又は前記倉庫からコイル材収納
パレット若しくは金型収納パレットを引き出して担持
し、床に敷設されたレール上を走行してアンコイラのマ
ンドレル又はプレスに対峙する位置まで搬送する第1の
台車と、 前記第1の台車の走行用レールのアンコイラに対峙する
領域が分割され、この分割レールを担持するとともに、
前記第1の台車を分割レール上に停車させた状態でマン
ドレルの軸方向に前後走行して、マンドレルへのコイル
材の装着脱を行なう第2の台車と、 プレスの下金型取付台から第1の台車走行用レールに向
かって延設された搬送ローラ機構と、下金型取付台後方
から下金型取付台上を横切って前後に伸縮動作し、プレ
スからの金型搬出時は下金型取付台上の金型を突き押し
し、プレス対峙位置に停止した第1の台車上の空のパレ
ットまで搬送コンベア上をスライドさせ、プレスへの金
型搬入時はプレス対峙位置に停止した第1の台車上のパ
レットから金型を引っ張って下金型取付台まで搬送コン
ベア上をスライドさせる金型突押牽引アームとからなる
金型搬入搬出機構と、 を備えるようにしたものである。
また請求項(5)では、請求項(4)における倉庫は複
数階からなり、倉庫に沿って走行可能なクレーンが設け
られ、前記第1の台車がこのクレーンによって各階層位
置まで昇降動作可能とした。
また請求項(6)では、内蔵する昇降機構によって請求
項(4)における第2の台車の上下高さを調整可能とし
た。
また請求項(7)に係るプレスラインにおけるコイル材
等の自動搬送装着脱装置においては、 水平に延出するマンドレルに装着したコイル材を巻き解
してプレス等の金属加工機械に供給するアンコイラの近
傍に設置され、コイル材を収納したパレットが整然と収
容された複数階からなる倉庫と、 前記倉庫に沿って走行しかつ、上下昇降動作する昇降台
を有したクレーンであって、前記昇降台で空のパレット
を担持し、又は前記倉庫からコイル材収納パレットを引
き出して昇降台で担持して、プレスライン入口まで空の
パレット又はコイル材収納パレットを搬送するクレーン
と、 アンコイラのマンドレル下方位置からプレスライン入口
近傍に延びるレール上を走行し、プレスライン入口にお
いて前記クレーンの昇降台から受け取った空のパレット
又はコイル材収納パレットを担持してアンコイラのマン
ドレルにコイル材の装着脱を行なうコイルカーと、 を備えるようにしたものである。
また請求項(8)では、内蔵する昇降機構によって請求
項(7)におけるコイルカーの上下高さを調整可能とす
るようにした。
また請求項(9)に係るプレスラインにおけるコイル材
等の自動搬送装着脱装置においては、 水平に延出するマンドレルに装置したコイル材を巻き解
してプレス等の金属加工機械に供給するアンコイラの近
傍に設置され、コイル材を収納したパレット及び金型が
整然と収容された複数階からなる倉庫と、 前記倉庫に沿って走行し、かつ上下昇降動作する昇降台
を有したクレーンであって、前記昇降台で空のパレット
を担持し、又は前記倉庫からコイル材収納パレット若し
くは金型を引き出して昇降台で担持して、プレスライン
入口までこれらを搬送するクレーンと、 アンコイラのマンドレル下方位置からプレスライン入口
近傍に延びるレール上を走行し、プレスライン入口にお
いて前記クレーンの昇降台から受け取った空のパレット
又はコイル材収納パレットを担持してアンコイラのマン
ドレルにコイル材の装着脱を行なうコイルカーと、 プレスライン入口からプレスに対峙する位置まで延びる
レール上を走行し、前記クレーンの昇降台から受け取っ
た金型を担持してプレスへの金型導入部に金型を搬送す
る金型台車と、 プレスの下金型取付台から金型台車走行用レールに向か
って延設された搬送ローラ機構と、下金型取付台後方か
ら下金型取付台上を横切って前後に伸縮動作し、プレス
からの金型搬出時は下金型取付台上の金型を突き押し
し、プレス対峙位置に停止した金型台車まで搬送ローラ
機構上をスライドさせ、プレスへの金型搬入時はプレス
対峙位置に停止した金型台車上の金型を引っ張って下金
型取付台まで搬送ローラ機構上をスライドさせる金型突
押牽引アームとからなる金型搬入搬出機構と、 を備えるようにしたものである。
また請求項(10)では、内蔵する昇降機構によって請求
項(9)におけるコイルカーの上下高さを調整可能とし
た。
〔作用〕
請求項(1)に係るコイル材等の自動搬送装着脱装置で
は、コイル材収納パレットを倉庫から引き出して第1の
台車上に載せると、第1の台車はレール上を走行してア
ンコイラのマンドレル前方の第2の台車上に位置する。
すると第2の台車はマンドレル側に走行してマンドレル
にコイル材を装着する。なお、コイル材のマンドレルへ
の装着に先立って、使い残したコイル材をマンドレルか
ら取り外す必要があるが、この場合には、空のパレット
を担持した第1の台車を載せた第2の台車がマンドレル
側に走行し、マンドレルに装着されているコイル材をパ
レットで担持し、第2の台車がマンドレルから離間する
側に走行してコイル材を装脱する。
請求項(2)では、倉庫が複数階構造であり、クレーン
が第1の台車を昇降動作させて、各階層位置に対応した
位置とする。
請求項(3)では、第2の台車に内蔵されている昇降機
構によって、パレット上のコイル材の中空部をマンドレ
ルの高さに一致させる。またこの昇降機構によってマン
ドレル下方からパレットを上昇させて、マンドレルから
取り外すコイル材を担持する。
請求項(4)では、請求項(1)において示したと同様
のコイル材の装着脱作用がある。さらに金型搬入搬出機
構がプレスの金型取付台上の金型をプレス対峙位置に停
止した第1の台車上の空のパレット上に搬出するととも
に、倉庫から引き出して第1の台車,第2の台車によっ
てプレス前方に位置させた金型収納パレット上の金型を
金型搬入搬出機構がプレスの金型取付台に搬入する。
請求項(5)では、請求項(2)の作用と同一の作用が
ある。
請求項(6)では、請求項(3)の作用と同一の作用が
ある。
請求項(7)では、クレーンが空のパレット又は倉庫か
ら取り出したコイル材収納パレットをコイルカーに載せ
ると、コイルカーはレール上を走行し、アンコイラのマ
ンドレルからコイル材を装脱し、又はアンコイラのマン
ドレルにコイル材を装着する。
請求項(8)では、コイルカーに内蔵されている昇降機
構によって、パレット上のコイル材の中空部をマンドレ
ルの高さに一致させる。またこの昇降機構によってマン
ドレル下方からパレットと上昇させてマンドレルから取
り出すコイル材を担持する。
請求項(9)では、請求項(7)の作用と同様の作用に
加え、クレーンが倉庫から取り出した金型を金型台車に
載せると、金型台車はレール上を走行してプレス対峙位
置となる。そして金型搬入搬出機構がプレス内の金型の
金型台車に搬出するとともに、台車上の金型プレス内に
搬入する。
請求項(10)では、請求項(8)の作用と同一の作用が
ある。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第9図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はプレスラインにおけるコイル材及び金型の自動搬送
装着脱装置を示すもので、第1図は同装置の正面図、第
2図は同装置の平面図、第3図は同装置の左側面図、第
4図は第1の台車に内蔵されている台車へのコイル材収
納パレット等の搬入搬出機構の正面図、第5図は同機構
の平面図、第6図は同機構の横断面図(第4図に示す線
VI−VIに沿う断面図)、第7図はプレス前方に設けられ
たプレスへの金型搬入搬出機構の正面図、第8図は同機
構の平面図、第9図は同機構の断面図(第7図に示す線
IX−IXに沿う断面図)を示している。
これらの図において、符号10はコイル材を巻き解すアン
コイラで、コイル材Wの中空部を支持するマンドレル12
がフレーム14に支承されて水平に延びている。符号16は
コイル押えで、マンドレル12の第1図反時計方向の回転
によりコイル材Wは巻き解されて、前方に送り出され
る。符号wは送り出されているコイル材を示す。フレー
ム14はマンドレル12の周辺領域を大きく開口させた門型
形状で、後述する第2の台車90と干渉しないようになっ
ている。
符号20は、アンコイラ10の巻き解したコイル材wの巻き
癖を矯正するとともに、前方のプレス30に一定のタイミ
ングでコイル材wを送出するレベラーフィードである。
符号30は、対向する上下の金型32(上金型32a,下金型32
b)を有し、レベラーフィード20から送出されたコイル
材wにプレス加工を施すプレスで、符号34,35は上下の
金型の固定される上下の金型取付台で、符号36,37は金
型取付台に金型を固定するためのクランプである。そし
てアンコイラ10,レベラーフィード20,プレス30は直列に
配置されて複数のプレスラインL1,L2…が構成されてい
る。
符号40はコイル材Wを縦置状態に収納支持する枠状のコ
イルパレットで、コイル材Wは一対の担持ローラ42,42
に担持されるとともに、巾方向両側面を4本のサイド支
持アーム44によって支持されている。アーム44は両端を
支承された水平支軸45にねじ締結されており、水平支軸
45と一体に回動できるとともに、支承部に作用する内蔵
ブレーキシューの適度の摩擦力によってアーム傾斜位置
(回動位置)を調整できる。さらにアーム44は支軸45に
沿って移動でき、アーム44間距離を調整できる。このた
めアーム44をコイル材Wの巾及び径に応じた位置に調整
して、巾及び径の異なるコイル材であっても収納保持で
きる構造となっている。第3図は、コイルパレット40に
巾の異なるコイル材W1〜W3が収納保持されて、倉庫の隔
室に収容されている状態を示している。なお水平支軸45
には揺動レバー(図示せず)が突出しており、台車80に
設けられたサイド支持アーム開口用の突押部材がこの揺
動レバーを突押ししてサイド支持アームが開口状態とな
る。このコイルパレット40は平成2年9月28日付出願に
係る特許願「コイル材縦置パレット」の中で開示されて
おり、その詳細な説明については省略する。
符号50は金型32(32a,32b)を収納する枠状の金型パレ
ットで、金型32はパレット50上面に設けられた担持ロー
ラ52上に担持されている。
アンコイラ10の近傍には、プレスラインL1,L2延設方向
と直交する方向に延び、多数階からなる倉庫60が設けら
れており、倉庫60の各階には、図に示されるように、隔
壁61に仕切られた多くの隔室62が形成されている。そし
てこれらの各隔室62には、コイル材W((W1〜W3)や金
型32を収納したパレット40,50が収容されている。隔室
床面には担持ローラ64が設けられており、コイル材収納
パレット及び金型収納パレットの倉庫からの搬出及び倉
庫への搬入が容易となっている。また隔室床面の担持ロ
ーラ64,64間には、後述するワーク搬入搬出機構100の移
動体110の侵入を可能とする切欠66が形成されている。
倉庫60とアンコイラ10との間には、倉庫60に沿って一対
のレール72,72が敷設され、矩形フレーム体形状のクレ
ーン70がこのレール72上を走行できるようになってい
る。符号76は倉庫60の天井側壁に沿って延設されている
ガイドレールで、クレーン70の天井にはこのガイドレー
ル76の両側に係合するガイドローラ77,77が設けられて
いる。クレーン70は、後述する第1の台車80を載置でき
る昇降台74を備えており、従ってクレーン70は倉庫60に
沿って任意の位置まで走行し、昇降台74を昇降させるこ
とにより第1の台車80を任意の隔室62に対応する所定の
高さまで上昇させることができる。
またこの第1の台車80は、主として車体フレーム82と車
輪83とからなり、コイル材収納パレットや金型収納パレ
ットや空のパレット(以下、これらを総称してワークと
いう)を載置してアンコイラ10やプレス30の前方所定位
置まで自走する。車体フレーム82内には、倉庫内のワー
クの台車80内への搬入搬出を行なうワーク搬入搬出機構
100が設けられている。
このワーク搬入搬出機構100は、第4図〜第6図にその
詳細が図示されており、対向するガイド側枠102,102間
にラック&ピニオン機構106(符号106aはラック、符号1
06bはピニオンである)によって前後にスライドする移
動体110が設けられた構造である。移動体110は、第1の
台車80の床面に固定されたガイド側枠102,102の内側に
係合する対向側枠112,112と、対向側枠112,112間に架設
された水平横軸113により全体が矩形枠形状に形成され
ている。符号102aはガイド側枠102内側に突設されて水
平に延在するガイドで、このガイド102aに対向側枠112
側のガイド係合部113,114が係合している。ガイド係合
部114の下面にはラック106aが形成されており、移動体
スライド駆動用モータ107の駆動によって移動体110は前
後に移動する。移動体110の前後端部には水平支軸115に
軸着されたそれぞれ一対のチェーンホイール116,116,11
7,117が設けられ、前後のホイール116,117間にはフック
118の設けられたチェーン119が巻装されている。符号12
0はチェーン駆動用のモータで、モータ120の駆動により
チェーン119が走行し、チェーン119に設けられているフ
ック118が移動体110の上方、即ち第1の台車80の床面の
上方に突出して前後方向に走行する。このためこのフッ
ク118がワーク側の係合部(第4図符号Pで示す)に係
合し、ワークを移動させる。また移動体110はガイド側
枠102、即ち第1の台車80に対し前後に移動できるの
で、フック118の前後方向の移動範囲は第4図118A〜118
Bである。そして例えばコイル材収納パレット40を隔室6
2から昇降台74上の第1の台車80に搬入するには、第1
図符号110Aで示されるように、移動体110をコイル材収
納パレット40の下方所定位置まで侵入させ、チェーン11
9を第4図時計方向に走行させてフック118を第7図符号
118Aに示されるように移動体110の上方に移行させ、パ
レット側係合部Pに係合させる。そして移動体110を前
進させるとともに、チェーン119を走行させる。チェー
ン119の走行により、コイル材収納パレット40はフック1
18と一体に前進し、倉庫60の隔室62から搬出されて第1
の台車80上に搬入される。逆にコイル材収納パレットを
第1の台車80から隔室62に搬入するには、チェーン119
及び移動体110を逆方向(第4図反時計方向)に移動さ
せて行なう。なおワーク搬入搬出機構100による倉庫か
らの第1の台車80への金型収納パレット50の搬出入につ
いても、コイル材収納パレット40の搬出入の場合と同様
である。
プレスラインL1,L2…に沿って床面F上には一対のレー
ル94が敷設されているが、クレーン70の走行路であるレ
ール72は床面Fより下方に敷設されており、昇降台74に
はそのレール94に継がり、第1の台車80の走行路である
レール84が形成されている。そして倉庫内のコイル材収
納コイルパレット40又は金型収納金型パレット50を載置
した第1の台車80がクレーン70内から出て、レール94上
をプレスラインL1,L2…に沿って走行できるようになっ
ている。
レール94は、アンコイラ10の前方所定領域において一部
が分割されており、この分割レール94aは第2の台車90
上に敷設されている。即ち、アンコイラ10の前方には凹
部領域100が形成され、ここにレール94,94と直交し、ア
ンコイラ10のマンドレル下方位置に延びるレール104,10
4が敷設され、第2の台車90がこのレール104上を走行で
きるようになっている。この第2の台車90はXリンク式
上下昇降機構102を内蔵し、レール94a,94a上に第1の台
車80を載せた状態で昇降動作でき、これによってアンコ
イラ10のマンドレル12に対し、パレット上のコイル材W
の高さの調整が可能である。
またプレス30には、プレス30内の金型をプレス対応位置
に停車した第1の台車80上の空のパレットに搬出し、又
は第1の台車80上の金型収納パレット50から金型をプレ
ス内に搬入する金型搬入搬出機構130が設けられてい
る。この金型搬入搬出機構130は、第7図〜第9図にそ
の詳細が図示されており、下金型取付台35からレール94
に向かって延びる搬送ローラ機構132と、金型を突押し
又は牽引してこの搬送ローラ機構132上をスライドさせ
る突押牽引アーム機構140とから構成されている。
搬送ローラ機構132は、第8図に示されるように、直列
状態に配設された搬送ローラ機構134,136によって構成
され、下金型取付台35には取付台35を前後に横切って延
びる一対の昇降動作可能な搬送ローラ機構134,134が設
けられ、このローラ機構134の前端部は下金型取付台35
に固定されてレール94の接近位置まで延びた固定搬送ロ
ーラ機構136に接近配置されている。搬送ローラ機構13
4,136はいずれも多数の搬送ローラ135,137が直線状に配
列された構造で、搬送ローラ135,137上を金型がスライ
ド走行できるようになっている。
搬送ローラ機構134のフレームは平行リンク機構138(第
9図参照)に支持されており、エアシリンダ139によっ
て平行リンク機構138を揺動させて搬送ローラ機構134を
昇降動作させ、搬送ローラ135の位置を金型取付台35の
金型担持面より低い位置から金型担持面より高い位置で
あって、固定搬送ローラ機構のローラ137位置と面一の
位置までをとることができる。
突押牽引アーム機構140は、搬送ローラ機構134のフレー
ムに固定されて、金型取付台35の後方位置に水平に前後
に延びる長尺状シリンダ142と、このシリンダのシリン
ダロッド144に連結一体化された矩形枠状の突押牽引枠1
45とからなる。突押牽引枠145の先端側左右両端部には
上方に突出する一対のフック146が設けられており、こ
のフック146が金型側の係合凹部(図示せず)と係合す
るようになっている。突押牽引枠145の左右の側縁部は
一対の搬送ローラ機構134,134,136,136の内側フレーム
にガイドされており、シリンダロッド144の伸縮によ
り、フック146が金型を牽引又は突き押しして搬送ロー
ラ135,137上をスライドさせることができる。即ち突押
牽引アーム機構140は搬送ローラ機構134と一体に昇降動
作でき、搬送ローラ機構134を金型下面より下方に位置
させた状態で、シリンダ142を作動させて突押牽引枠145
のフック146を金型側係合凹部下方に位置させておき、
搬送ローラ機構134を金型下面位置まで上昇させること
によりフック146を金型側係合部に係合させるようにな
っている。また金型取付台34,35に設けられているクラ
ンプ36,37は皿ばね36a,37a(第7図参照)のばね力によ
って金型32a,32bを金型取付台34,35に固定し、油圧力を
作用させて固定を解除するようになっている。従来の金
型の固定は油圧力によって行なっており、油圧配管にお
ける送油圧漏れ等のトラブルの際に、重い金型の固定の
確保に不安があったが、本実施例のように機械的手段
(ばね力)により金型を固定する場合はこのような不安
がないという利点がある。
次にアンコイラ10のマンドレル12にコイル材Wを新たに
装着する手順を説明する。
第1の台車80をクレーンの昇降台74に載せる。クレーン
70を走行させ、昇降台74を上昇させて、取り出そうとす
るコイル材の収容されている階層に昇降台74を一致させ
る。そして第1の台車80に内蔵されているワーク搬入搬
出機構100により、目的のコイル材W1を載置したパレッ
ト40を第1の台車80上に収容する。そして昇降台74を下
降させ、コイル材を装着したいプレスライン対応位置ま
でクレーン70を走行させる。クレーン70が所定の位置と
なると、第1の台車80はレール84から出てレール94上を
自走し、目的のアンコイラ前方位置となる。このとき第
1の台車80は第2の台車90上に位置することとなり、パ
レット40に収納されているコイル材W1は、昇降機構102
が作動してアンコイラ10のマンドレル12の高さに調整さ
れる。さらに第2の台車90がレール104に沿って走行
し、マンドレル12がコイル材W1の中空部に挿入状態とな
る。そしてマンドレル12が外方に拡がり、コイル材W1
中空部を固定する。同時に第1の台車80の床面に設けら
れているサイド支持アーム開口用の突押部材(図示せ
ず)が作動して水平支軸45が回動され、サイド支持アー
ム120が開口状態となる。そして、昇降機構102が作動し
て第1の台車80が下降し、空のパレット40を載せた第2
の台車90は元の位置に復帰し、再び水平支軸45が回動さ
れてサイド支持アーム120が閉口状態となり、第1の台
車80は空のパレットを載せた状態で、例えば次のコイル
材の装着等に備える。
一方、マンドレル12に装着状態のコイル材W1′を取外す
場合には、空のパレット40を載せた第1の台車80を第2
の台車90上に位置させ、第2の台車90をアンコイラ10側
に走行させてマンドレル12の下方にパレット40を位置さ
せる。昇降機構102を作動させて第1の台車80とともに
パレット40を上昇させてパレット40をコイル材W1′に当
接状態とし、この状態でマンドレル12によるコイル材
W1′の固定を解除する。コイル材W1′はパレット40の担
持ローラ42とアーム44に支持され、第2の台車90を元の
位置まで戻すと、レール94aとレール94とが継がり、第
1の台車80を走行させてクレーン70の昇降台74上に位置
させる。クレーン70は目的とする空の隔室62に対応する
位置までレール72上を走行し、昇降台74が上昇して目的
とする隔室62まで第1の台車80を上昇させる。そしてワ
ーク搬入搬出機構100によりコイル材W1′を載置したパ
レットが隔室62にスライド搬出される。
次にプレス30の金型を取替える工程について説明する。
まず空のパレット50を載せた第1の台車80をプレス30に
対応する所定位置に位置させておく。次に上金型32aを
上金型取付台34から外して下金型32b上に載置し、下金
型32bと下金型取付台35間の固定を解除し、搬送ローラ
機構134,134を上昇させて、金型32を搬送ローラ機構13
4,134で担持した状態とする。そして突押牽引アーム機
構140によって金型32を突き押しして搬送ローラ135,137
上をスライドさせてパレット50上に位置させる。すると
金型を収納したパレットを載せた第1の台車80はレール
94上を自走し、クレーン70の昇降台74上に停車する。そ
して以後は前記したコイル材Wの搬出工程の場合と同様
にクレーン70が移動し、昇降台74を所定の隔室62に対応
した位置とする。そして第1の台車80に設けられている
ワーク搬入搬出機構100が金型収納パレット50を突き押
しして所定の隔室62にスライド搬出させる。
またプレス30に新たな金型32を搬入する場合は、コイル
材Wの搬入工程におけると同様にクレーン70及び昇降台
74を作動させて、第1の台車80を目的とする金型の収容
されている隔室に対応する位置とする。台車80に設けら
れているワーク搬入搬出機構100によって金型収納パレ
ット50を台車80上に搬入させる。再び昇降台74,クレー
ン70が作動し、台車80が所定のプレスラインに対応する
位置となる。台車80が自走して所定のプレス30に対応す
る位置となると、金型搬入搬出機構130の金型突押牽引
アーム機構140が金型32を引掛けて、搬送ローラ機構13
4,136上をスライドさせ下金型取付台34上に位置させ
る。するとクランプ37が下金型32bを下金型取付台35に
固定し、その後上金型取付台34が下降し、クランプ36が
上金型32aを上金型取付台34に固定する。
第10図〜第12図は本発明の第2の実施例を示すもので、
第10図はコイル材及び金型の自動搬送装着脱装置の正面
図、第11図は同装置の平面図、第12図は同装置の左側面
図である。
この第2の実施例が前記した第1の実施例と異なる第1
の点は、プレスラインL1に沿って延びる一対のレール94
A,94A上を走行する第1の台車80Aは金型専用台車で、ク
レーン70内には侵入できない。一方、このレール94Aに
直交し、アンコイラ10のマンドレル12の下方位置まで延
びる一対のレール104A,104A上を走行する第2の台車90A
はコイル専用カーとなっている点である。
さらに異なる第2の点は、クレーン70の昇降台74Aにワ
ーク搬入搬出機構100が設けられており、倉庫60の隔室6
2から昇降台74Aへ、逆に昇降台74Aから隔室62内に直接
ワークの搬出入を行なう。さらにこのワーク搬入搬出機
構100が昇降台74Aからコイルカー90A,金型台車80Aにワ
ークの搬出入を行なうようになっている。
またコイルカー80Aの走行するレール104Aは第1の実施
例のような床面下でなく、床面F上にレール94と交差し
て設けられている。また昇降台74A及びコイルカー90Aの
上面には担持ローラ75,91Aがレール94Aと同一方向に配
列されており、昇降台74Aとコイルカー90A間のコイル材
収納パレット40のスムーズなスライド搬入搬出を可能と
している。
レール94A上を走行する金型専用カー80Aはエレベーター
機構により昇降する昇降台86(86a,86b)を有してい
る。昇降台86は金型32を収納できる大きさで、昇降台86
はプレスから取り外した金型と、プレスに新たに装着す
る金型をそれぞれ収納できる二段構造となっている。ま
た昇降台86の金型収納面にはレール94Aと同一方向に延
びる担持ローラ87及びこの担持ローラ87と直交して延び
る搬送ローラ88が設けられており、昇降台86との間及び
搬送ローラ機構136との間の金型のスムーズなスライド
搬入搬出を可能としている。その他は前記第1の実施例
と同一であり、同一の符号を付すことによりその重複し
た説明は省略する。
このように第2の実施例ではコイルカー90Aと金型専用
カー80Aとを独立させた構造であるので、コイル材の装
着脱と金型の装着脱を同時に遂行することができ、コイ
ル材及び金型の装着脱を第1の実施例よりも効率的に行
なうことができる。
第13図は本発明の第3の実施例を示し、コイル材及び金
型の自動搬送装着脱装置の平面図を示している。
この第3の実施例では、プレスラインL1,L2を構成する
アンコイラ10、レベラーフィード20及びプレス30がレー
ル94A,94Aを挾んで対称に配置されている。即ち、プレ
スラインL1,L2におけるそれぞれのアンコイラ10及びプ
レス20が、コイル材装着脱側,金型装着脱側を互いに対
面させて配置されている。そしてコイルカー90A及び金
型台車80AによってプレスラインL1,L2のいずれの側にも
コイル材や金型の装着脱を行うことが可能となってい
る。
前記第1の実施例ではプレスラインL1,L2それぞれに沿
って独自のレールが敷設されていたが、本実施例ではプ
レスラインL1,L2がレール94A,94Aを共有しているため、
プレスラインにおけるコイル材及び金型の自動装着脱シ
ステムとしてのスペースがレール相当分だけ小さくでき
るという効果がある。
〔発明の効果〕
以上の説明から明かなように、本発明に係るプレスライ
ンにおけるコイル材等の自動搬送装着脱装置よれば、コ
イル材のマンドレルへの装着脱や金型のプレスへの装着
脱を自動的に行なうことができ、プレスラインにおける
コイル材や金型の装着脱作業での安全性及び作業性が大
巾に向上する。
特に倉庫が複数階であるときは、クレーンが第1の台車
を昇降動作させて、各階層位置に対応した位置となるの
で、多くのコイル材や金型を倉庫にストックでき、コイ
ル材の保管及び管理が便利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係るプレスラインにお
けるコイル材及び金型の自動搬送装着脱装置の正面図、
第2図は同装置の平面図、第3図は同装置の左側面図、
第4図は第1の台車に内蔵されている台車へのワーク搬
入搬出機構の正面図、第5図は同機構の平面図、第6図
は同機構の横断面図(第4図に示す線VI−VIに沿う断面
図)、第7図はプレス前方に設けられたプレスへの金型
搬入搬出機構の正面図、第8図は同機構の平面図、第9
図は同機構の断面図(第7図に示す線IX−IXに示す断面
図)、第10図は本発明の第2の実施例に係るコイル材及
び金型の自動搬送装着脱装置の正面図、第11図は同装置
の平面図、第12図は同装置の左側面図、第13図は本発明
の第3の実施例に係るコイル材及び金型の自動搬送装着
脱装置の平面図である。 L1,L2……プレスライン、10……アンコイラ、12……マ
ンドレル、30……プレス、32……金型(32a…上金型,32
b下金型)、35……下金型取付台、40……コイルパレッ
ト、50……金型パレット、60……倉庫、70……クレー
ン、74,74A……昇降台、80……第1の台車、80A……金
型専用台車、72,84……レール、90……第2の台車、90A
……コイル専用カー、94,94A……レール、94a……分割
レール、100……ワーク搬入搬出機構、102……第1の台
車に内蔵されている昇降機構、104,104A……レール、13
0……金型搬入搬出機構、132(134,136)……搬送ロー
ラ機構、140……金型牽引突押アーム機構、F……床、
W,W1,W2,W3,W′,W1′……コイル材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に延出するマンドレルに装着したコイ
    ル材を巻き解してプレス等の金属加工機械に供給するア
    ンコイラの近傍に設置され、コイル材を収納したパレッ
    トが整然と収容された倉庫と、 空のパレットを担持し、又は前記倉庫からコイル材収納
    パレットを引き出して担持し、床に敷設されたレール上
    を走行してアンコイラのマンドレルに対峙する位置まで
    搬送する第1の台車と、 前記第1の台車の走行用レールのアンコイラに対峙する
    領域が分割され、この分割レールを担持するとともに、
    前記第1の台車を分割レール上に停車させた状態でマン
    ドレルの軸方向に前後走行して、マンドレルへのコイル
    材の装着脱を行なう第2の台車と、 を備えたことを特徴とするプレスラインにおけるコイル
    材等の自動搬送装着脱装置。
  2. 【請求項2】前記倉庫は複数階からなり、倉庫に沿って
    走行可能なクレーンが設けられ、前記第1の台車がこの
    クレーンによって各階層位置まで昇降動作可能とされた
    ことを特徴とする請求項(1)記載のプレスラインにお
    けるコイル材等の自動搬送装着脱装置。
  3. 【請求項3】前記第2の台車は、内蔵する昇降機構によ
    って上下高さを調整可能とされたことを特徴とする請求
    項(1)記載のプレスラインにおけるコイル材等の自動
    搬送装着脱装置。
  4. 【請求項4】水平に延出するマンドレルに装着したコイ
    ル材を巻き解してプレス等の金属加工機械に供給するア
    ンコイラの近傍に設置され、コイル材及び金型をそれぞ
    れ収納したパレットが整然と収容された倉庫と、 空のパレットを担持し、又は前記倉庫からコイル材収納
    パレット若しくは金型収納パレットを引き出して担持
    し、床に敷設されたレール上を走行してアンコイラのマ
    ンドレル又はプレスに対峙する位置まで搬送する第1の
    台車と、 前記第1の台車の走行用レールのアンコイラに対峙する
    領域が分割され、この分割レールを担持するとともに、
    前記第1の台車を分割レール上に停車させた状態でマン
    ドレルの軸方向に前後走行して、マンドレルへのコイル
    材の装着脱を行なう第2の台車と、 プレスの下金型取付台から第1の台車走行用レールに向
    かって延設された搬送ローラ機構と、下金型取付台後方
    から下金型取付台上を横切って前後に伸縮動作し、プレ
    スからの金型搬出時は下金型取付台上の金型を突き押し
    し、プレス対峙位置に停止した第1の台車上の空のパレ
    ットまで搬送ローラ機構上をスライドさせ、プレスへの
    金型搬入時はプレス対峙位置に停止した第1の台車上の
    パレットから金型を引っ張って下金型取付台まで搬送ロ
    ーラ機構上をスライドさせる金型突押牽引アームとから
    なる金型搬入搬出機構と、 を備えたことを特徴とするプレスラインにおけるコイル
    材等の自動搬送装着脱装置。
  5. 【請求項5】前記倉庫は複数階からなり、倉庫に沿って
    走行可能なクレーンが設けられ、前記第1の台車がこの
    クレーンによって各階層位置まで昇降動作可能とされた
    ことを特徴とする請求項(4)記載のプレスラインにお
    けるコイル材等の自動搬送装着脱装置。
  6. 【請求項6】前記第2の台車は、内蔵する昇降機構によ
    って上下高さを調整可能とされたことを特徴とする請求
    項(4)記載のプレスラインにおけるコイル材等の自動
    搬送装着脱装置。
  7. 【請求項7】水平に延出するマンドレルに装着したコイ
    ル材を巻き解してプレス等の金属加工機械に供給するア
    ンコイラの近傍に設置され、コイル材を収納したパレッ
    トが整然と収容された複数階からなる倉庫と、 前記倉庫に沿って走行しかつ、上下昇降動作する昇降台
    を有したクレーンであって、前記昇降台で空のパレット
    を担持し、又は前記倉庫からコイル材収納パレットを引
    き出して昇降台で担持して、プレスライン入口まで空の
    パレット又はコイル材収納パレットを搬送するクレーン
    と、 アンコイラのマンドレル下方位置からプレスライン入口
    近傍に延びるレール上を走行し、プレスライン入口にお
    いて前記クレーンの昇降台から受け取った空のパレット
    又はコイル材収納パレットを担持してアンコイラのマン
    ドレルにコイル材の装着脱を行なうコイルカーと、 を備えたことを特徴とするプレスラインにおけるコイル
    材等の自動搬送装着脱装置。
  8. 【請求項8】前記コイルカーは、内蔵する昇降機構によ
    って上下高さを調整可能とされたことを特徴とする請求
    項(7)記載のプレスラインにおけるコイル材等の自動
    搬送装着脱装置。
  9. 【請求項9】水平に延出するマンドレルに装着したコイ
    ル材を巻き解してプレス等の金属加工機械に供給するア
    ンコイラの近傍に設置され、コイル材を収納したパレッ
    ト及び金型が整然と収容された複数階からなる倉庫と、 前記倉庫に沿って走行し、かつ上下昇降動作する昇降台
    を有したクレーンであって、前記昇降台で空のパレット
    を担持し、又は前記倉庫からコイル材収納パレット若し
    くは金型を引き出して昇降台で担持して、プレスライン
    入口までこれらを搬送するクレーンと、 アンコイラのマンドレル下方位置からプレスライン入口
    近傍に延びるレール上を走行し、プレスライン入口にお
    いて前記クレーンの昇降台から受け取った空のパレット
    又はコイル材収納パレットを担持してアンコイラのマン
    ドレルにコイル材の装着脱を行なうコイルカーと、 プレスライン入口からプレスに対峙する位置まで延びる
    レール上を走行し、前記クレーンの昇降台から受け取っ
    た金型を担持してプレスへの金型導入部に金型を搬送す
    る金型台車と、 プレスの下金型取付台から金型台車走行用レールに向か
    って延設された搬送ローラ機構と、下金型取付台後方か
    ら下金型取付台上を横切って前後に伸縮動作し、プレス
    からの金型搬出時は下金型取付台上の金型を突き押し
    し、プレス対峙位置に停止した金型台車まで搬送ローラ
    機構上をスライドさせ、プレスへの金型搬入時はプレス
    対峙位置に停止した金型台車上の金型を引っ張って下金
    型取付台まで搬送ローラ機構上をスライドさせる金型突
    押牽引アームとからなる金型搬入搬出機構と、 を備えたことを特徴とするプレスラインにおけるコイル
    材等の自動搬送装着脱装置。
  10. 【請求項10】前記コイルカーは、内蔵する昇降機構に
    よって上下高さを調整可能とされたことを特徴とする請
    求項(9)記載のプレスラインにおけるコイル材等の自
    動搬送装着脱装置。
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