JP3619646B2 - 車両搬送ラインの車両再投入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の製造工場において車両を搬送するライン(ボデーライン)の車両再投入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の製造においてボデーラインで組付られた車両を塗装ラインに搬送するため、台車に搭載されて縦列搬送される車両を1階フロアからリフターによって2階フロアに上昇し、2階フロアからハンガーコンベアによって車両を搬送し空になった台車を前記リフターによって下降している。
【0003】
ところで、前記ボデーラインでは手直し等の理由で抜き出した車両(以下下車車両という)を再度ボデーラインに戻し(以下再投入という)ている。従来の再投入は図3で示すように下車車両Wをホイストに20によって図略のリフターの近傍に配置された空台車21に2人の作業者で搭載し、空台車21に搭載した下車車両Wをリフターで1階フロアから2階フロアに上昇させ、2階フロアからハンガーコンベアによって塗装ラインに搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記下車車両Wの再投入は図4で示すように、車両が搭載された縦列台車22のリフターZの位置で空台車21に割り込み投入Yしており、空台車21は前記2階フロアからハンガーコンベアによって塗装ラインに車両を搬送した後の空台車をリフターで下降し、これを図4で示す縦列台車22の最前列に投入Xしている。
従って、縦列台車22の最前列に投入Xした空台車21がリフターZの近傍の割り込み投入Y位置に移動してくるまで手待ち工数が発生し、また、割り込み投入作業時には搬送ラインを停止するため作業効率に影響を及ぼしている問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、手直し等によってボデーラインより抜き出した車両を再度ボデーラインに戻す再投入作業を効率的に対応できるようにした車両搬送ラインの車両再投入装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の要旨は、台車に搭載されて縦列搬送される車両を1階フロアからリフターによって2階フロアに上昇し、2階フロアからハンガーコンベアによって車両を搬送し空になった台車を前記リフターによって下降するようにした車両の搬送装置において、前記下降した空台車を前記搬送ラインから抜き出して再び搬送ラインに割り込みする車両の搭載位置に戻し、かつこの空台車に搭載した前記割り込み車両を前記リフターに投入する再投入リフターを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は1階フロアであり、2は2階フロアである。前記1階フロア1には2階フロア2と連絡したリフター6が設置されており、2階フロア2には前記リフター6を挾んで右側にはハンガーコンベア4に車両の受け渡し台3が、また、左側には空になった台車12の受け渡し台5が配置されている。
【0008】
さらに、前記リフター6の下方には台車12に搭載された車両を台車12と共にリフター6に積み込むための搬送台7が設置されている。
【0009】
上記の構成は従来から配設されている構成であり、従来では前記搬送台7の側方に図3で示すホイスト20が設置されていた。本発明は、このホイスト20に代えて車両再投入装置を設けたものである。
【0010】
すなわち、2階フロア2の下面にリフター6に対し接近及び離間する方向のガイドレール9を設け、これに再投入リフター8を左右走行装置10と上下昇降装置11を介して懸架した構成である。
【0011】
上記の構成による本発明装置の動作を図2によって説明する。図2(a)において、ボデーライン(B/L)から搬送台7上に搬送された車両を台車12と共にリフター6ですくい揚げAして2階フロア2に上昇Bする。このとき、手直し等の理由でボデーライン(B/L)から抜き出して再投入する下車車両Wは、待機台24上に搭載されて待機している。また、再投入リフター8も原位置に後退して待機している。
【0012】
図2(b)で示すように、前記リフター6で上昇した車両は受け渡し台3上の塗装台車23に載せ換えCし、空になった台車12はリフター6によって下降して搬送台7上のボデーライン(B/L)まで戻す。この空になった台車12が搬送台7上のボデーライン(B/L)まで戻されると同時に再投入リフター8が前進Fする。
【0013】
前記前進した再投入リフター8は図2(c)で示すように、下車車両Wを待機台24からすくい揚げGして前記搬送台7上のボデーライン(B/L)まで戻されている空の台車12上に搭載Hする。
【0014】
前記台車12上に下車車両Wを搭載Hした後は図2(d)で示すように、再投入リフター8を後退Iして原位置に戻し、台車12上に搭載した下車車両Wをリフター6によって上昇Jさせ、図2(e)で示すように、塗装台車23に載せ換えKしてハンガーコンベア4によって塗装ラインに搬送する。
【0015】
一方、前記下車車両Wを塗装台車23に載せ換えて空になった台車12は受け渡し台5に置かれ、その後ストレージ移動する。また、リフター6は下降Mして原位置に戻る。
【0016】
尚、通常の車両の場合のリフター6の動きは、前記動作のA→B→C→L→Mの順序で行われる。
【0017】
上記のように、割り込み投入する下車車両Wを搭載するための空の台車12は、前回リフター6で車両を上昇した台車を再投入部位に戻して用いるため、図4で示す従来の縦列台車22の最前列に投入Xした空台車21がリフターZの近傍の割り込み投入Y位置に移動してくるまでの時間が省略され、手待ち工数の発生がなくなる。
【0018】
また、下車車両Wは再投入リフター8によって台車12に迅速に搭載するため、再投入作業による搬送ラインの停止時間及び下車滞留時間を低減する。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、既存のリフターに再投入リフターを追加併設することにより、車両を搬送するボデーラインにおいて手直し等によってボデーラインより抜き出した車両を再度ボデーラインに戻す再投入作業を効率的に対応すると共に、作業者の省力化が得られる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図
【図2】本発明装置の再投入動作順序の説明図
【図3】従来の再投入装置の正面図
【図4】ボデーラインにおける従来の空台車の投入及び車両再投入を示す図
【符号の説明】
1 1階フロア
2 2階フロア
3 車両の受け渡し台
4 ハンガーコンベア
5 台車の受け渡し台
6 リフター
7 搬送台
8 再投入リフター
9 ガイドレール
10 左右走行装置
11 上下昇降装置
12 台車
23 塗装台車
24 待機台
Claims (1)
- 台車に搭載されて縦列搬送される車両を1階フロアからリフターによって2階フロアに上昇し、2階フロアからハンガーコンベアによって車両を搬送し空になった台車を前記リフターによって下降するようにした車両の搬送装置において、
前記下降した空台車を前記搬送ラインから抜き出して再びた搬送ラインに割り込みする車両の搭載位置に戻し、かつこの空台車に搭載した前記割り込み車両を前記リフターに投入する再投入リフターを備えたことを特徴とする車両搬送ラインの車両再投入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31919297A JP3619646B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 車両搬送ラインの車両再投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31919297A JP3619646B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 車両搬送ラインの車両再投入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139364A JPH11139364A (ja) | 1999-05-25 |
JP3619646B2 true JP3619646B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=18107446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31919297A Expired - Fee Related JP3619646B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 車両搬送ラインの車両再投入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3619646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP4020768B2 (ja) * | 2002-11-28 | 2007-12-12 | 本田技研工業株式会社 | 車体下廻り部品の組付装置および組付方法 |
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1997
- 1997-11-06 JP JP31919297A patent/JP3619646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11139364A (ja) | 1999-05-25 |
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