JP2759875B2 - スクラップ搬送システム - Google Patents
スクラップ搬送システムInfo
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Description
して使用するスクラップの搬送・保管システムに関し、
特に、スクラップヤード内のスクラップをバスケットに
よって電炉建屋内の電気炉に供給するスクラップ払出し
工程の改良に関するものである。
ヤードにおけるスクラップ搬送システムはスクラップ搬
送クレーンを備えているが、このスクラップ搬送クレー
ンの稼働時間の制約をなくすために、従来から例えば、
次の2つの方式が採用されている。その1つは台車2台
方式、他の1つはホッパー設置方式と呼ばれるものであ
る。
スクラップ搬送システムについて説明する。原料として
のスクラップは、トラック、ダンプトラック又はトレー
ラ等(以下、トラックという)11でスクラップヤード
12近くの受入れヤード13まで運ばれる。スクラップ
ヤード12は、図中の上下方向に2つのゾーン(棟)1
2−1、12−2に分けられており、トラック11に満
載されたスクラップは、リフティングマグネット付の4
台のスクラップ搬送クレーン14−1、14−2、14
−3、14−4によってトラック11からスクラップヤ
ード12に受入れられる。この工程はスクラップ受入れ
工程と呼ばれる。
−1〜14−4によって、スクラップヤード12内のス
クラップはスクラップヤード12の中間部に設けられた
払出し部15において2個のスクラップバスケット16
−1および16−2のいずれかに積み込まれる。この2
個のスクラップバスケット16−1および16−2はそ
れぞれ2台の搬送台車17−1および17−2上に載置
されており、2台の搬送台車17−1および17−2を
それぞれスクラップヤード12の中間部に敷設された2
条のレール18−1および18−2上を走行させること
によって、スクラップは図示しない電炉建屋内の電気炉
に供給される。この工程はスクラップ払出し工程と呼ば
れる。
式のスクラップ搬送システムのスクラップ払出し工程の
動作について説明する。ここでは、搬送台車17−1お
よび17−2をそれぞれNo.1搬送台車およびNo.2搬送台
車と呼ぶことにする。電気炉のヒートサイクルの1サイ
クルが60分であるとし、各サイクルは7.5分の炉手
入れ(以下「炉修」という)・装入工程、18分の初回
装入(以下「初装」という)溶解工程、14分の第1回
追加装入(以下「追1」という)溶解工程、18分の第
2回追加装入(以下「追2」という)精練工程、および
2.5分の出鋼工程から成るとする。
車17−1上に載置されたスクラップバスケット16−
1には既にスクラップが所定量積込まれているが、No.2
搬送台車17−2上に載置されたスクラップバスケット
16−2にはまだスクラップが所定量積込まれておら
ず、No.2搬送台車17−2はスクラップヤード12で追
1用スクラップ積込のために待機している。
所定量積込んだスクラップバスケット16−1を載置し
たNo.1搬送台車17−1がレール18−1上を電気炉へ
向けて4分かけて走行する(往路)。電気炉に到着した
No.1搬送台車17−1上に載置されたスクラップバスケ
ット16−1内のスクラップは電気炉内へ3.5分間装
入される。この装入が終了すると、空のスクラップバス
ケット16−1はNo.1搬送台車17−1上に載置され
て、レール18−1上を電気炉からスクラップヤード1
2まで4分かけて戻ってくる(復路)。そして、空のス
クラップバスケット16−1を載置したNo.1搬送台車1
7−1はスクラップヤード12で追2用スクラップ積込
のために待機する。この間、スクラップバスケット16
−2を載置したNo.2搬送台車17−2はスクラップヤー
ド12で待機し続けており、スクラップバスケット16
−2は追1用のスクラップを積込んでいる。
た時点では、スクラップバスケット16−2はスクラッ
プを所定量積込んでおり、スクラップバスケット16−
2を載置したNo.2搬送台車17−2がレール18−2上
を電気炉へ向けて4分かけて走行する(往路)。電気炉
に到着したNo.2搬送台車17−2上に載置されたスクラ
ップバスケット16−2内のスクラップは電気炉内へ
3.5分間装入される。この装入が終了すると、空のス
クラップバスケット16−2はNo.2搬送台車17−2上
に載置されて、レール18−2上を電気炉からスクラッ
プヤード12まで4分かけても戻ってくる(復路)。そ
して、空のスクラップバスケット16−2を載置したN
o.2搬送台車17−2はスクラップヤード12で次の偶
数サイクルの初装用スクラップ積込のために待機する。
この間、スクラップバスケット16−1を載置したNo.1
搬送台車17−1はスクラップヤード12で待機し続け
ており、スクラップバスケット16−1は追2用のスク
ラップを積込んでいる。
12で20.5分間待機した時点では、その上に載置さ
れたスクラップバスケット16−1はスクラップを所定
量積込んでおり、No.1搬送台車17−1はレール18−
1上を電気炉へ向けて4分かけて走行する(往路)。電
気炉に到着したNo.1搬送台車17−1上に載置されたス
クラップバスケット16−1内のスクラップは電気炉内
へ3.5分間装入される。この装入が終了すると、空の
スクラップバスケット16−1はNo.1搬送台車17−1
上に載置されて、レール18−1上を電気炉からスクラ
ップヤード12まで4分かけて戻ってくる(復路)。そ
して、空のスクラップバスケット16−1を載置したN
o.1搬送台車17−1はスクラップヤード12で次の偶
数サイクルの追1用スクラップ積込のために待機する。
この間、スクラップバスケット16−2を載置したNo.2
搬送台車17−2はスクラップヤード12で待機し続け
ており、スクラップバスケット16−2は次の偶数サイ
クルの初装用スクラップを積込んでいる。
12で30.5分間待機した時点では、その上に載置さ
れたスクラップバスケット16−2はスクラップを所定
量積込んでおり、次の偶数サイクルが始まる。
送システムでは、いつの時点でもスクラップバスケット
16−1または16−2へのスクラップの積込みが可能
な状態となっており、スクラップ搬送クレーン14−1
〜14−4の稼働時間に対する制約はない。
のスクラップ搬送システムについて説明する。これは、
本願出願人が既に平成6年12月5日に出願した特願平
6−301148号に開示されている。
に到着すると、トラック待機場21に入る前に、トラッ
ク11は一台ずつ計量所22のトラックスケール23に
より重量、長さ等が計量される。この計量データは、後
述するスクラップヤード管理用計算機(図示せず)に入
力される。次に、待機中のトラック11は順次移動し
て、通常、トラック搬入レーン24に2台ずつ平行配列
される。
クラップを一時的に保管する為のスクラップ仮置ヤード
25−1、25−2が配置されている。これらのスクラ
ップ仮置ヤード25−1、25−2には当日受入れした
り、払出しするスクラップを一時的にストックする。
−2のトラック搬入レーン24の反対側には少なくとも
1つのスクラップヤード12が設けられている。また、
スクラップ仮置ヤード25−1、25−2間のトラック
搬入レーン24に隣接する位置には電炉建屋(図示せ
ず)へ向けて1条のレール18が敷設されている。この
レール18上に1台の搬送台車17が走行可能に配置さ
れ、搬送台車17上にはスクラップバスケット16が載
置されている。そして、スクラップ仮置ヤード25−
1、25−2間のレール18の上方にはバスケット16
にスクラップを供給するための払出し用のホッパー27
がホッパー架台28上に配置されている。
クラップ計量用のロードセルが設置されており、規定量
のスクラップが投入されると、ホッパー27の底が開
く。この時、ホッパー27の下にはバスケット16が待
機しており、所定量のスクラップがバスケット16に移
載(払出し)される。バスケット16にスクラップが移
載されると、搬送台車17は、バスケット16を図示し
ない電気炉が配置されている製鋼ヤードまで搬送する。
及びスクラップヤード12の上方にはまた、2つのスク
ラップ仮置ヤード25−1、25−2及びスクラップヤ
ード12に跨がって左右に延長された一対のクレーン走
行レール29に沿って移動可能にスクラップ搬送用の自
動天井クレーン(スクラップ搬送クレーン)14が配置
されている。自動天井クレーン14は、独立に巻き上
げ、巻き下げ可能な2つのウインチ30−1、30−2
により昇降すると共に、スクラップを吸引/釈放するリ
フティングマグネット31−1、31−2を備えてい
る。この自動天井クレーン14はスクラップの受入れ/
払出しに兼用される。
ないが、自動天井クレーン14の自動運転コントロー
ル、トラック11の受け入れ管理及びスクラップ仮置ヤ
ード25−1、25−2及びスクラップヤード12に貯
蔵されたスクラップ11の在庫管理を実施する為のスク
ラップヤード管理用計算機が設置されている。
置方式のスクラップ搬送システムのスクラップ払出し工
程の動作について説明する。ここでは、電気炉のヒート
サイクルは図7に示したものと同一であるとする。各サ
イクルの開始時点では、搬送台車17上に載置されたス
クラップバスケット16には既にスクラップが所定量積
込まれており、ホッパー27に対する追1用スクラップ
の投入が開始される。
定量積込んだスクラップバスケット16を載置した搬送
台車17がレール18上を電気炉へ向けて4分かけて走
行する(往路)。電気炉に到着した搬送台車17上に載
置されたスクラップバスケット16内のスクラップは電
気炉内へ3.5分間装入される。この装入が終了する
と、空のスクラップバスケット16は搬送台車17上に
載置されて、レール18上を電気炉からホッパー27ま
で4分かけて戻ってくる(復路)。そして、空のスクラ
ップバスケット16を載置した搬送台車17はスクラッ
プヤード12で追1用スクラップ積込のために6.5分
間待機する。この待機の期間中に、ホッパー27の底が
開き、スクラップバスケット16に追1用のスクラップ
が積込まれる。
バスケット16にはスクラップが所定量積込まれ、スク
ラップバスケット16を載置した搬送台車17がレール
18上を電気炉へ向けて4分かけて走行する(往路)。
電気炉に到着した搬送台車17上に載置されたスクラッ
プバスケット16内のスクラップは電気炉内で3.5分
間装入される。この装入が終了すると、空のスクラップ
バスケット16は搬送台車17上に載置されて、レール
18上を電気炉からホッパー27まで4分かけて戻って
くる(復路)。そして、空のスクラップバスケット16
を載置した搬送台車17はスクラップヤード12で追2
用スクラップ積込のために2.5分間待機する。この待
機の期間中に、ホッパー27の底が開き、スクラップバ
スケット16に追2用のスクラップが積込まれる。
バスケット16にはスクラップが所定量積込まれ、スク
ラップバスケット16を載置した搬送台車17がレール
18上を電気炉へ向けて4分かけて走行する(往路)。
電気炉に到着した搬送台車17上に載置されたスクラッ
プバスケット16内のスクラップは電気炉内へ3.5分
間装入される。この装入が終了すると、空のスクラップ
バスケット16は搬送台車17上に載置されて、レール
18上を電気炉からホッパー27まで4分かけて戻って
くる(復路)。そして、空のスクラップバスケット16
を載置した搬送台車17はスクラップヤード12で次の
サイクルの初装用スクラップ積込のために16.5分間
待機する。この待機の期間中に、ホッパー27の底が開
き、スクラップバスケット16に次のサイクルの初装用
スクラップが積込まれ、次のサイクルが始まる。
プ搬送システムでは、ほぼいつの時点でもスクラップバ
スケット16へのスクラップの積込みが可能な状態とな
っており、スクラップ搬送クレーン14の稼働時間に対
する制約はない。
方式のスクラップ搬送システムでは、バスケット16上
に一時仮置用のホッパー27を設置するため、後述する
図5(B)に示すように、クレーン揚程および建屋高さ
が大略ホッパー27の高さ分だけ高くなる。その結果、
次のような欠点を有している。クレーンサイクルタイ
ムが長くなり、100%の稼働率の緩和とならない。
スクラップ建屋の建築費が高くなる。搬送台車17に
比べてホッパー27が割高なので、十分な投資メリット
を達成することができない。
ステムでも次のような欠点がある。 電炉建屋内およびスクラップヤード12と電炉建屋と
の間に搬送台車2台分、すなわち、2条の搬入・走行路
(レール)18−1および18−2を確保する必要があ
り、スペース上の制約がある。重量物を搬送する搬送
台車17−1および17−2および台車用走行レール1
8−1および18−2、基礎が2台分必要になるので、
コスト的にも割高となる。
レーンの揚程を最小化できるスクラップ搬送システムを
提供することにある。
ーンの稼働時間の制約をなくすことができるスクラップ
搬送システムを提供することにある。
屋高さを低減し、構成機器を小規模化できるスクラップ
搬送システムを提供することにある。
ップヤード内のスクラップを、前記スクラップヤードと
電炉建屋との間に敷設された軌道上を移動するバスケッ
トによって前記電炉建屋内の電気炉に供給するようにし
た、スクラップ搬送システムにおいて、前記バスケット
をN(Nは2以上の整数)個有し、前記軌道は1条だけ
有し、前記スクラップヤード内の前記軌道のヤード停止
点の回りに配置され、前記スクラップヤード内のスクラ
ップを積込む位置である複数のステーションと、前記N
個のバスケットをそれぞれ搭載し、前記複数のステーシ
ョンと前記ヤード停止点との間を移動可能なパレット
と、前記パレットうちの1つの上に搭載されたバスケッ
トを載置し、前記軌道上を走行して搬送するための1台
の搬送台車と、を備えていることを特徴とするスクラッ
プ搬送システムが得られる。
記複数のステーションの各々は、前記パレットのいずれ
か1つを固定するため手段を有することが好ましい。ま
た、前記搬送台車は、前記ヤード停止点において、前記
パレットのいずれか1つを、前記ヤード停止点と前記複
数のステーションのいずれか1つとの間で横送りするた
めの手段を含むことが望ましい。
の形態について詳細に説明する。図1乃至図3は本発明
の一実施形態によるスクラップ搬送システムを示す図
で、図1は平面図、図2は図1のII−II線から見た図、
図3はIII −III 線から見た図である。
ック等によってスクラップが運び込まれる。トラック等
に積載されたスクラップはリフティングマグネット付き
のスクラップ搬送クレーン14によってスクラップヤー
ド12に受入れられる。
間には1条のレール18が敷設されており、このレール
18上を1台の搬送台車17が走行する。スクラップヤ
ード12内のレール18のヤード停止点18aを間に挟
んで、第1および第2のスクラップ積込ステーション3
4−1および34−2が互いに対向して配置されてい
る。第1および第2のスクラップ積込ステーション34
−1および34−2の各々は、実質的に搬送台車17と
同じ高さをもち、スクラップヤード12内のスクラップ
を積込む位置を規定しており、レール18の延在する方
向と直交する方向に沿って両側に例えば4個づつフリー
ローラ35が配置されている。搬送台車17にも同様に
フリーローラ35が配置されている。
6−1および16−2は、それぞれ第1および第2のパ
レット36−1および36−2上に搭載されている。第
1のパレット36−1は第1のスクラップ積込ステーシ
ョン34−1とヤード停止点18aとの間を移動可能で
あり、第2のパレット36−2は第2のスクラップ積込
ステーション34−2とヤード停止点18aとの間を移
動可能である。すなわち、搬送台車17は図示しない横
送り装置(リトラクター装置)を備えており、搬送台車
17がヤード停止点18aで停止しているときに、この
横送り装置によって第1および第2のパレット36−1
および36−2を、それぞれ、ヤード停止点18aと第
1および第2のスクラップ積込ステーション34−1お
よび34−2との間で移動させることができる。これに
より、搬送台車17は、第1および第2のパレット36
−1および36−2のうちの1つの上に搭載されたスク
ラップバスケットを載置し、レール18上を走行して搬
送することができる。
テーション34−1および34−2は、それぞれ、第1
および第2のパレット36−1および36−2を固定す
るための、上下方向に出没する第1および第2のパレッ
トストッパー34−1aおよび34−2aを備えてい
る。同様に、搬送台車17も第1および第2のパレット
36−1および36−2のいずれか一方を固定するため
の、上下方向に出没する第3のパレットストッパー17
aを備えている。
ップ搬送システムのスクラップ払出し工程の動作につい
て説明する。電気炉のヒートサイクル条件は、従来例の
場合(図7または図9)と同様であるとする。
ラップ積込ステーション34−1上で第1のパレットス
トッパー34−1aにより停止している第1のパレット
36−1上に搭載されている第1のスクラップバスケッ
ト16−1には既にスクラップが所定量積込まれている
が、第2のスクラップ積込ステーション34−2上で第
2のパレットストッパー36−2aにより停止している
第2のパレット36−2上に搭載された第2のスクラッ
プバスケット16−2にはまだスクラップが所定量積込
まれておらず、第2のスクラップ積込ステーション34
−2上で追1用スクラップ積込のために待機している。
クラップ供給要求を受けた第1のスクラップ積込ステー
ション34−1は、第1のパレットストッパー34−1
aによる第1のパレット36−1の停止を解除して第1
のパレット36−1を解放し、そのときヤード停止点1
8aで停止している搬送台車17はその横送り装置を使
って第1のスクラップバスケット16−1を搭載した第
1のパレット36−1を受入れ、第3のパレットストッ
パー17aにより固定する。そして、スクラップを所定
量積込んだ第1のスクラップバスケット16−1を搭載
した第1のパレット36−1を載置した搬送台車17が
レール18上を電炉建屋33内の電気炉へ向けて4分か
けて走行する(往路)。電気炉に到着した搬送台車17
上の第1のパレット36−1上に搭載された第1のスク
ラップバスケット16−1は天井クレーン(図示せず)
で電気炉内に運ばれその内部のスクラップが電気炉に供
給(装入)される。この装入時間は3.5分間である。
この装入が終了すると、空の第1のスクラップバスケッ
ト16−1は搬送台車17上の第1のパレット36−1
上に載荷されて、レール18上を電気炉からスクラップ
ヤード12のヤード停止点18aまで4分かけて戻って
くる(復路)。ヤード停止点18aに到着すると、空の
第1のスクラップバスケット16−1を搭載した第1の
パレット36−1の第3のパレットストッパー17aに
よる固定を解除して第1のパレット36−1を解放し、
搬送台車17はその横送り装置を使用して第1のスクラ
ップ積込ステーション34−1に、空の第1のスクラッ
プバスケット16−1を第1のパレット36−1ごと送
り出す。これにより、第1のスクラップバスケット16
−1を搭載した第1のパレット36−1は、第1のスク
ラップ積込ステーション34−1上で第1のパレットス
トッパー34−1aにより停止され、第1のスクラップ
バスケット16−1を追2用スクラップ積込のために待
機する。この間、第2のスクラップバスケット16−2
を搭載した第2のパレット36−2は、第2のスクラッ
プ積込ステーション34−2上で停止し・待機し続けて
おり、第2のスクラップバスケット16−2は追1用の
スクラップを積込んでいる。
た時点では、第2のスクラップバスケット16−2はス
クラップを所定量積込んでいる。この時、電気炉からス
クラップ供給要求を受けた第2のスクラップ積込ステー
ション34−2は第2のパレットストッパー34−2a
による第2のパレット36−2の停止を解除して第2の
パレット36−2を解放した後、搬送台車17の横送り
装置を使って第2のスクラップ積込ステーション34−
2から所定量のスクラップを積込んだ第2のスクラップ
バスケット16−2を第2のパレット36−2ごと受入
れ、第2のスクラップバスケット16−2を搭載した第
2のパレット36−2を載置した搬送台車17がレール
18上を電気炉へ向けて4分かけて走行する(往路)。
電気炉に到着した搬送台車17上の第2のパレット36
−2上に搭載された第2のスクラップバスケット16−
2は天井クレーンで電気炉内に運ばれその内部のスクラ
ップが電気炉に供給(装入)される。この装入時間は
3.5分間である。この装入が終了すると、空の第2の
スクラップバスケット16−2は搬送台車17上に停止
された第2のパレット36−2に載荷されて、レール1
8上を電気炉からスクラップヤード12のヤード停止点
18aまで4分かけて戻ってくる(復路)。ヤード停止
点18aに到着すると、空の第2のスクラップバスケッ
ト16−2を搭載した第2のパレット36−2の第3の
パレットストッパー17aによる固定を解除して第2の
パレット36−2を解放し、搬送台車17はその横送り
装置を使用して第2のスクラップ積込ステーション34
−2に、空の第2のスクラップバスケット16−2を第
2のパレット36−2ごと送り出す。これにより、第2
のスクラップバスケット16−2を搭載した第2のパレ
ット36−2は、第2のスクラップ積込ステーション3
4−2上で第2のパレットストッパー34−2aにより
停止され、第2のスクラップバスケット16−2を次の
偶数サイクルの初装用スクラップ積込のために待機す
る。この間、第1のスクラップバスケット16−1を搭
載した第1のパレット36−1は、第1のスクラップ積
込ステーション34−1上で停止し・待機し続けてお
り、第1のスクラップバスケット16−1は追2用のス
クラップを積込んでいる。
スケット16−1への積込みが終了した後、電気炉から
スクラップ供給要求を受けた第1のスクラップ積込ステ
ーション34−1はその第1のパレットストッパー34
−1aによる第1のパレット36−1の固定を解除した
後、搬送台車17の横送り装置を使って第1のスクラッ
プ積込ステーション34−1から所定量のスクラップを
積込んだ第1のスクラップバスケット16−1を第1の
パレット36−1ごと受入れ、第1のスクラップバスケ
ット16−1を搭載した第1のパレット36−1を載置
した搬送台車17がレール18上を電気炉へ向けて4分
かけて走行する(往路)。電気炉に到着した搬送台車1
7上の第1のパレット36−1上に搭載された第1のス
クラップバスケット16−1は天井クレーンで電気炉内
に運ばれその内部のスクラップが電気炉に供給(装入)
される。この装入時間は3.5分間である。この装入が
終了すると、空の第1のスクラップバスケット16−1
は搬送台車17上に停止された第1のパレット36−1
に載荷されて、レール18上を電気炉からスクラップヤ
ード12のヤード停止点18aまで4分かけて戻ってく
る(復路)。ヤード停止点18aに到着すると、空の第
1のスクラップバスケット16−1を搭載した第1のパ
レット36−1の第3のパレットストッパー17aによ
る固定を解除して第1のパレット36−1を解放し、搬
送台車17はその横送り装置を使用して第1のスクラッ
プ積込ステーション34−1に、空の第1のスクラップ
バスケット16−1を第2のパレット36−1ごと送り
出す。これにより、第1のスクラップバスケット16−
1を搭載した第1のパレット36−1は、第1のスクラ
ップ積込ステーション34−1上で第1のパレットスト
ッパー34−1aにより停止され、第1のスクラップバ
スケット16−1を次の偶数サイクルの追1用スクラッ
プ積込のために待機する。この間、第2のスクラップバ
スケット16−2を搭載した第2のパレット36−2
は、第2のスクラップ積込ステーション34−2上で停
止し・待機し続けており、第2のスクラップバスケット
16−2は次の偶数サイクルの初装用スクラップを積込
んでいる。
初装用スクラップの積込みが終了すると、次の偶数サイ
クルが始まる。
テムでは、いつの時点でもスクラップバスケット16−
1または16−2へのスクラップの積込みが可能な状態
となっており、スクラップ搬送クレーン14の稼働時間
に対する制約はない。
ラップ搬送システムおよび従来のホッパー設置方式のス
クラップ搬送システムにおけるスクラップ建屋の具体的
高さ寸法例について説明する。図5において、(A)は
本発明によるスクラップ搬送システムのスクラップ建屋
の具体的高さ寸法例を示し、(B)はホッパー設置方式
のスクラップ搬送システムのスクラップ建屋の具体的高
さ寸法例を示す。
クラップ搬送システムでは、搬送台車17,パレット3
6およびスクラップバスケット16を含む高さ(地面か
らスクラップバスケット16の頂部までの高さ)は約7
mである。スクラップ山高さは約8mである。また、ス
クラップ山からリフティングマグネット31までの高さ
は約2mである。従って、スクラップバスケット16の
頂部からスクラップ搬送クレーン14のリフティングマ
グネット31までの高さは約3mとなり、結局、地面か
らリフティングマグネット31までの高さは約10mと
なる。
ホッパー設置方式のスクラップ搬送システムでは、搬送
台車17およびスクラップバスケット16を含む高さ
(地面からスクラップバスケット16の頂部までの高
さ)は約7mである。ホッパー高さは約3mであり、ス
クラップバスケット16の頂部からホッパー27の頂部
までの高さは約4mである。したがって、地面からホッ
パー27の頂部までの高さは約11mである。ホッパー
27の頂部からリフティングマグネット31までの高さ
は約2mであるので、結局、地面からリフティングマグ
ネット31までの高さは約13mとなる。
ラップ搬送システムのスクラップ建屋の高さの方が、本
発明によるスクラップ搬送システムのそれよりも約3m
高くなることが分かる。したがって、ホッパー設置方式
のスクラップ搬送システムの方が本発明のものよりもス
クラップ建屋の建築費が高くなる。
よって説明したが、本発明はこの実施形態に限定しない
のは勿論である。例えば、スクラップ積込ステーション
の数は2に限定せず、3以上でも良い。このスクラップ
積込ステーションの数に対応して、スクラップバスケッ
トやパレットの数も増やしても良い。
ールを1条、搬送台車を1台とし、レールのヤード停止
点の回りに複数のステーションを配置し、各々がバスケ
ットを搭載した複数のパレットをステーションとヤード
停止点との間で移動可能にしたので、スクラップ搬送ク
レーンの揚程を最小化でき、スクラップ搬送クレーンの
稼働時間の制約をなくし、スクラップ建屋高さを低減
し、構成機器を小規模化できる。
を示す平面図である。
ップ払出し工程の動作を示す工程図である。
よび従来のホッパー設置方式のスクラップ搬送システム
(B)におけるスクラップ建屋の具体的高さ寸法例を説
明するための部分概略正面図である。
の概略を示す平面図である。
によるスクラップ払出し工程の動作を示す工程図であ
る。
テムの概略を示す斜視図である。
テムによるスクラップ払出し工程の動作を示す工程図で
ある。
ト) 17 搬送台車 17a パレットストッパー 18 レール 18a ヤード停止点 34−1、34−2 スクラップ積込ステーション 34−1a、34−2a パレットストッパー 35 フリーローラ 36−1、36−2 パレット
Claims (3)
- 【請求項1】 スクラップヤード内のスクラップを、前
記スクラップヤードと電炉建屋との間に敷設された軌道
上を移動するバスケットによって前記電炉建屋内の電気
炉に供給するようにした、スクラップ搬送システムにお
いて、 前記バスケットをN(Nは2以上の整数)個有し、前記
軌道は1条だけ有し、 前記スクラップヤード内の前記軌道のヤード停止点の回
りに配置され、前記スクラップヤード内のスクラップを
積込む位置である複数のステーションと、 それぞれ前記N個のバスケットを搭載し、前記複数のス
テーションと前記ヤード停止点との間を移動可能なパレ
ットと、 前記パレットうちの1つの上に搭載されたバスケットを
載置し、前記軌道上を走行して搬送するための1台の搬
送台車と、を備えていることを特徴とするスクラップ搬
送システム。 - 【請求項2】 前記複数のステーションの各々は、前記
パレットのいずれか1つを固定するため手段を有する、
請求項1記載のスクラップ搬送システム。 - 【請求項3】 前記バスケット搬送台車は、前記ヤード
停止点において、前記パレットのいずれか1つを、前記
ヤード停止点と前記複数のステーションのいずれか1つ
との間で横送りするための手段を含む、請求項1又は2
記載のスクラップ搬送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21057795A JP2759875B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | スクラップ搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21057795A JP2759875B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | スクラップ搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958869A JPH0958869A (ja) | 1997-03-04 |
JP2759875B2 true JP2759875B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=16591621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21057795A Expired - Fee Related JP2759875B2 (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | スクラップ搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759875B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5687252B2 (ja) * | 2012-08-03 | 2015-03-18 | 株式会社ナニワ炉機研究所 | 電気炉材料供給システム |
JP5873137B2 (ja) * | 2014-06-23 | 2016-03-01 | 株式会社ナニワ炉機研究所 | 電気炉用材料供給システム |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP21057795A patent/JP2759875B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0958869A (ja) | 1997-03-04 |
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