JPH0832336B2 - 圧延機のロール組替装置 - Google Patents
圧延機のロール組替装置Info
- Publication number
- JPH0832336B2 JPH0832336B2 JP63202032A JP20203288A JPH0832336B2 JP H0832336 B2 JPH0832336 B2 JP H0832336B2 JP 63202032 A JP63202032 A JP 63202032A JP 20203288 A JP20203288 A JP 20203288A JP H0832336 B2 JPH0832336 B2 JP H0832336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rolling mill
- work
- work rolls
- old
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
- B21B31/10—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by horizontally displacing, i.e. horizontal roll changing
- B21B31/103—Manipulators or carriages therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/147—Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、圧延機のワークロールを組替える装置に関
する。
する。
＜従来の技術＞ 例えば、薄板冷間圧延用のクラスタ圧延機では、被圧
延材の表面性状及び板形状を良好にするために、頻繁に
ワークロールの組替えを行っている。第７図及び第８図
はこのような圧延機及びそのワークロールの組替装置の
一例を示すものである。第７図及び第８図において、台
車108は、その上面の圧延機側端部に短いレール108bを
装着した架台108aが装設され、その上面圧延ライン方向
と平行にガイドレール109が装設され、しかも床面のレ
ール111上を、圧延ライン方向Ｘと直角なロール軸心方
向Ｙに自走するようになっている。台車108の上にはベ
ッド105があり、そのベッド105の上面には第１レール10
6と第２レール107とからなる２組のレールが装設され、
ベッド105は油圧シリンダ110によってガイドレール109
上を圧延ライン方向Ｘに移動する。ベッド105上の第１
レール106には第１ポーターカー101があり、第２レール
107には第２ポーターカー102があって、これらポーター
カー101,102の前面には上下２段のロールクランプ穴10
3,104がそれぞれ設けられ、各ポーターカー101,102は各
々のレール106,107上をロール軸心方向Ｙにそれぞれ自
走するようになっている。
延材の表面性状及び板形状を良好にするために、頻繁に
ワークロールの組替えを行っている。第７図及び第８図
はこのような圧延機及びそのワークロールの組替装置の
一例を示すものである。第７図及び第８図において、台
車108は、その上面の圧延機側端部に短いレール108bを
装着した架台108aが装設され、その上面圧延ライン方向
と平行にガイドレール109が装設され、しかも床面のレ
ール111上を、圧延ライン方向Ｘと直角なロール軸心方
向Ｙに自走するようになっている。台車108の上にはベ
ッド105があり、そのベッド105の上面には第１レール10
6と第２レール107とからなる２組のレールが装設され、
ベッド105は油圧シリンダ110によってガイドレール109
上を圧延ライン方向Ｘに移動する。ベッド105上の第１
レール106には第１ポーターカー101があり、第２レール
107には第２ポーターカー102があって、これらポーター
カー101,102の前面には上下２段のロールクランプ穴10
3,104がそれぞれ設けられ、各ポーターカー101,102は各
々のレール106,107上をロール軸心方向Ｙにそれぞれ自
走するようになっている。
ワークロールの組替に際しては、まず、圧延機と離れ
た所にある台車上にて組替用の新上下ワークロール51a,
52aの軸端部を第２ポーターカー102のロールクランプ穴
104に挿入してクランプし、オーバーハングに保持して
待機する。一方、駆動側従動側双方の圧延機ハウジング
60に装設されたワークロール支持装置120によって、使
用済の旧上下ワークロール51,52のネック部をそれぞれ
支持し、上中間ロール53及び上分割補強ロール55を上方
へ移動すると共に下中間ロール54及び下分割補強ロール
56を下方へ移動し、さらに旧上ワークロール51をワーク
ロール支持装置120によって上方へリフトして旧下ワー
クロール52から引離し、旧各ワークロールの軸心とポー
ターカー101,102のロールクランプ穴103,104の軸心とを
同一の高さにする。次いで、台車108を図中左方に移動
して、この架台108a及びレール108bの先端を圧延機ハウ
ジング60内に挿入し、さらに第１ポーターカー101を図
示のように圧延機ハウジング60内に移動してその上下の
ロールクランプ穴103を旧上下ワークロール51,52の軸端
部に挿入してクランプする。そして、ワークロール支持
装置120による支持を解除した後、この第１ポーターカ
ー101を図中右方へ移動して旧上下ワークロール51,52を
圧延機ハウジング60から引出す。次に、ベッド105を第
８図に２点鎖線で示すように圧延ライン方向に移動して
第２レール107を架台108a上のレール108bに接続し、待
機している第２ポーターカー102を図中左方へ移動して
新上下ワークロール51a,52aを圧延機ハウジング60内に
搬入する。そして、ワークロール支持装置120によっ
て、この新上下ワークロール51a,52aを支持すると、第
２ポーターカー102のロールクランプ穴104によるクラン
プを解除して第２ポーターカーのみを図中右方へ移動
し、さらに台車108を２点鎖線で示すように図中右方に
移動して圧延機ハウジング60から引き離す。圧延機ハウ
ジング60内では各ロール51a,52a,53〜56を圧延可能な位
置に復帰させると共に、ベッド105上で第１ポーターカ
ー101に保持されている旧上下ワークロール51,52を図示
しない天井クレーン等の搬送装置によってメンテナンス
場へ搬送する。
た所にある台車上にて組替用の新上下ワークロール51a,
52aの軸端部を第２ポーターカー102のロールクランプ穴
104に挿入してクランプし、オーバーハングに保持して
待機する。一方、駆動側従動側双方の圧延機ハウジング
60に装設されたワークロール支持装置120によって、使
用済の旧上下ワークロール51,52のネック部をそれぞれ
支持し、上中間ロール53及び上分割補強ロール55を上方
へ移動すると共に下中間ロール54及び下分割補強ロール
56を下方へ移動し、さらに旧上ワークロール51をワーク
ロール支持装置120によって上方へリフトして旧下ワー
クロール52から引離し、旧各ワークロールの軸心とポー
ターカー101,102のロールクランプ穴103,104の軸心とを
同一の高さにする。次いで、台車108を図中左方に移動
して、この架台108a及びレール108bの先端を圧延機ハウ
ジング60内に挿入し、さらに第１ポーターカー101を図
示のように圧延機ハウジング60内に移動してその上下の
ロールクランプ穴103を旧上下ワークロール51,52の軸端
部に挿入してクランプする。そして、ワークロール支持
装置120による支持を解除した後、この第１ポーターカ
ー101を図中右方へ移動して旧上下ワークロール51,52を
圧延機ハウジング60から引出す。次に、ベッド105を第
８図に２点鎖線で示すように圧延ライン方向に移動して
第２レール107を架台108a上のレール108bに接続し、待
機している第２ポーターカー102を図中左方へ移動して
新上下ワークロール51a,52aを圧延機ハウジング60内に
搬入する。そして、ワークロール支持装置120によっ
て、この新上下ワークロール51a,52aを支持すると、第
２ポーターカー102のロールクランプ穴104によるクラン
プを解除して第２ポーターカーのみを図中右方へ移動
し、さらに台車108を２点鎖線で示すように図中右方に
移動して圧延機ハウジング60から引き離す。圧延機ハウ
ジング60内では各ロール51a,52a,53〜56を圧延可能な位
置に復帰させると共に、ベッド105上で第１ポーターカ
ー101に保持されている旧上下ワークロール51,52を図示
しない天井クレーン等の搬送装置によってメンテナンス
場へ搬送する。
＜発明が解決しようとする課題＞ ところが従来のロール組替え装置では、旧上下ワーク
ロール引出し用と新上下ワークロール搬入用の２台のポ
ーターカーを配置し、一方の第１ポーターカーによって
旧上下ワークロールを圧延機から引き出し、第１第２双
方のポーターカーを圧延ライン方向と平行な方向に移動
し、他方の第２ポーターカーによって新上下ワークロー
ルを圧延機に搬入する手順をとっているので、その組替
え作業時間を多く費していた。そのため、圧延ラインの
タウンタイムが大きくなり、生産性が低下する。
ロール引出し用と新上下ワークロール搬入用の２台のポ
ーターカーを配置し、一方の第１ポーターカーによって
旧上下ワークロールを圧延機から引き出し、第１第２双
方のポーターカーを圧延ライン方向と平行な方向に移動
し、他方の第２ポーターカーによって新上下ワークロー
ルを圧延機に搬入する手順をとっているので、その組替
え作業時間を多く費していた。そのため、圧延ラインの
タウンタイムが大きくなり、生産性が低下する。
また、２台のポーターカーを要し、このポーターカー
を移動させるベッドと、このベッドを移動させる台車が
大型化して大きな設置スペースを要すると共に、設備費
が増大するという問題がある。
を移動させるベッドと、このベッドを移動させる台車が
大型化して大きな設置スペースを要すると共に、設備費
が増大するという問題がある。
＜課題を解決するための手段＞ 上述の目的を達成する本発明は、圧延機に備えられた
ワークロールをライン内でそのロール軸心方向と直角な
圧延ライン方向に移動させるロールサイドシフト手段
と、 上記圧延機の従動側で上記ロール軸心方向にワークロ
ールを搬送するよう配置されかつ搬入用ロール保持部及
び引出し用ロール保持部を具備したワークロール搬送手
段と、を有し、 圧延機の従動側でロール軸心方向にワークロールを搬
送するよう配置されかつ搬入用ロール保持部及び引出し
用ロール保持部を具備したワークロール搬送手段と、 このワークロール搬送手段に設けられ上記ワークロー
ルをライン内でそのロール軸心方向と直角な圧延ライン
方向に移動させるロールサイドシフト手段と、を有する
ことを特徴とする。
ワークロールをライン内でそのロール軸心方向と直角な
圧延ライン方向に移動させるロールサイドシフト手段
と、 上記圧延機の従動側で上記ロール軸心方向にワークロ
ールを搬送するよう配置されかつ搬入用ロール保持部及
び引出し用ロール保持部を具備したワークロール搬送手
段と、を有し、 圧延機の従動側でロール軸心方向にワークロールを搬
送するよう配置されかつ搬入用ロール保持部及び引出し
用ロール保持部を具備したワークロール搬送手段と、 このワークロール搬送手段に設けられ上記ワークロー
ルをライン内でそのロール軸心方向と直角な圧延ライン
方向に移動させるロールサイドシフト手段と、を有する
ことを特徴とする。
＜作用＞ （１） ロールサイドシフト手段によって使用済みの旧
ワークロールを圧延機内で圧延ライン方向に移動する。
次いで、ワークロール搬送手段の搬入用ロール保持部に
よって組替え用の新ワークロールを保持して圧延機内の
設定位置に搬入して設置すると共に引出し用ロール保持
部によって旧ワークロールを保持し、圧延機から引出
す。
ワークロールを圧延機内で圧延ライン方向に移動する。
次いで、ワークロール搬送手段の搬入用ロール保持部に
よって組替え用の新ワークロールを保持して圧延機内の
設定位置に搬入して設置すると共に引出し用ロール保持
部によって旧ワークロールを保持し、圧延機から引出
す。
（２） ワークロール搬送手段の搬入用ロール保持部に
よって新ワークロールを保持して圧延機に搬入すると共
に引出し用ロール保持部によって圧延機内の設定位置に
ある旧ワークロールを保持する。次いで、ロールサイド
シフト手段によって旧ワークロール及び新ワークロール
を圧延機内で圧延ライン方向に移動して新ワークロール
を設定位置に設置し、ワークロール搬送手段によって旧
ワークロールを圧延機から引き出す。
よって新ワークロールを保持して圧延機に搬入すると共
に引出し用ロール保持部によって圧延機内の設定位置に
ある旧ワークロールを保持する。次いで、ロールサイド
シフト手段によって旧ワークロール及び新ワークロール
を圧延機内で圧延ライン方向に移動して新ワークロール
を設定位置に設置し、ワークロール搬送手段によって旧
ワークロールを圧延機から引き出す。
＜実 施 例＞ ここで、第１図ないし第６図を参照して本発明の実施
例を説明する。第１図〜第４図は本発明の第１実施例で
あり、第１図、第２図において、台車５は圧延ライン方
向Ｘと直角なロール軸心方向Ｙにレール11上を自走し、
その上面には同じロール軸心方向にレール６が配置され
る。
例を説明する。第１図〜第４図は本発明の第１実施例で
あり、第１図、第２図において、台車５は圧延ライン方
向Ｘと直角なロール軸心方向Ｙにレール11上を自走し、
その上面には同じロール軸心方向にレール６が配置され
る。
台車５のレール６上にはポーターカー１が移動自在に
配置され、このポーターカー１の前面には上下２段の引
出し用のロールクランプ穴３と搬入用ロールクランプ穴
3aとが計４個設けられ、台車５のレール６上をロール軸
心方向Ｙに自走する。
配置され、このポーターカー１の前面には上下２段の引
出し用のロールクランプ穴３と搬入用ロールクランプ穴
3aとが計４個設けられ、台車５のレール６上をロール軸
心方向Ｙに自走する。
一方、駆動機側及び従動機側双方の圧延機ハウジング
60それぞれにはロールサイドシフト手段があり、このシ
フト手段の一部は、圧延ライン方向の一方にて、軸（第
３図25）によって上アーム21及び下アーム22が枢着さ
れ、圧延ライン方向の他方にて軸（第３図34）によって
枢着された回動プレート（第２図31）に対して摺動可能
に上下のシフトアーム33が装設された構造となってい
る。
60それぞれにはロールサイドシフト手段があり、このシ
フト手段の一部は、圧延ライン方向の一方にて、軸（第
３図25）によって上アーム21及び下アーム22が枢着さ
れ、圧延ライン方向の他方にて軸（第３図34）によって
枢着された回動プレート（第２図31）に対して摺動可能
に上下のシフトアーム33が装設された構造となってい
る。
第１図、第２図において、51,52は旧上下ワークロー
ル、51a,52aは新ワークロール、53,54は上下中間ロー
ル、55,56は上下分割補強ロールである。
ル、51a,52aは新ワークロール、53,54は上下中間ロー
ル、55,56は上下分割補強ロールである。
圧延機ハウジング60内でのロールサイドシフト手段を
第３図、第４図にて更に詳細に説明する。この第３図、
第４図は台車５が圧延機ハウジング60内に存在する状態
を示しており、第３図はポーターカー１が圧延機ハウジ
ング60内にある状態を示している。
第３図、第４図にて更に詳細に説明する。この第３図、
第４図は台車５が圧延機ハウジング60内に存在する状態
を示しており、第３図はポーターカー１が圧延機ハウジ
ング60内にある状態を示している。
第３図及び第４図において圧延ライン方向の一方に
て、21は上アーム、22は下アームであり、これらアーム
21,22は駆動機側及び従動機側双方の圧延機ハウジング6
0に軸25を介してそれぞれ枢着され、各アーム21,22の端
には各々の油圧シリンダ23,24が装設されている。圧延
ライン方向の他方にて、回動プレート31は双方の圧延機
ハウジング60に軸34を介してそれぞれ枢着され、この回
動プレート31にはガイド32及び油圧シリンダ35,37が装
設されている。上下のシフトアーム33は、リンク36によ
って連結され、各々のガイド32にそれぞれ摺動自在に嵌
挿されている。そして、このリンク36は、油圧シリンダ
35に連結されて駆動されるようになっている。
て、21は上アーム、22は下アームであり、これらアーム
21,22は駆動機側及び従動機側双方の圧延機ハウジング6
0に軸25を介してそれぞれ枢着され、各アーム21,22の端
には各々の油圧シリンダ23,24が装設されている。圧延
ライン方向の他方にて、回動プレート31は双方の圧延機
ハウジング60に軸34を介してそれぞれ枢着され、この回
動プレート31にはガイド32及び油圧シリンダ35,37が装
設されている。上下のシフトアーム33は、リンク36によ
って連結され、各々のガイド32にそれぞれ摺動自在に嵌
挿されている。そして、このリンク36は、油圧シリンダ
35に連結されて駆動されるようになっている。
ワークロールの組替に際しては、まず、圧延機ハウジ
ング60内の旧上下ワークロール51,52の両端ネック部
を、上下アーム21,22の先端を少し上昇することによっ
てそれぞれ支持し、上中間ロール53、上分割補強ロール
55、下中間ロール54、下分割補強ロール56をそれぞれ上
下に移動させ、上アーム21を油圧シリンダ23によって回
動させて旧上ワークロール51を持ち上げる。
ング60内の旧上下ワークロール51,52の両端ネック部
を、上下アーム21,22の先端を少し上昇することによっ
てそれぞれ支持し、上中間ロール53、上分割補強ロール
55、下中間ロール54、下分割補強ロール56をそれぞれ上
下に移動させ、上アーム21を油圧シリンダ23によって回
動させて旧上ワークロール51を持ち上げる。
一方、回動プレート31を油圧シリンダ37によって回動
させてシフトアーム33の先端を少し下降させ、このシフ
トアーム33の先端を上下アーム21,22にて支持された旧
上下ワークロール51,52の両端ネック部の下方に油圧シ
リンダ35にて移動して回動プレート31を元に戻すことに
よって旧上下ワークロール51,52がシフトアーム33で支
持され、その後上下アーム21,22を回動してその支持を
解除する。そして図示のように油圧シリンダ35を作動さ
せてシフトアーム33を水平方向に移動することによって
旧上下ワークロール51,52はサイドシフトされる。こう
して、圧延機ハウジング60内では上下アーム21,22及び
シフトアーム33によって旧上下ワークロールが横方向へ
退けられ（サイドシフトされ）保持される。
させてシフトアーム33の先端を少し下降させ、このシフ
トアーム33の先端を上下アーム21,22にて支持された旧
上下ワークロール51,52の両端ネック部の下方に油圧シ
リンダ35にて移動して回動プレート31を元に戻すことに
よって旧上下ワークロール51,52がシフトアーム33で支
持され、その後上下アーム21,22を回動してその支持を
解除する。そして図示のように油圧シリンダ35を作動さ
せてシフトアーム33を水平方向に移動することによって
旧上下ワークロール51,52はサイドシフトされる。こう
して、圧延機ハウジング60内では上下アーム21,22及び
シフトアーム33によって旧上下ワークロールが横方向へ
退けられ（サイドシフトされ）保持される。
一方、新上下ワークロール51a,52aを搬入用ロールク
ランプ穴3aでクランプして台車５上で待機しているポー
ターカー１を第１図、第２図のように移動し、新上下ワ
ークロール51a,52aを空きとなった圧延機ハウジング60
内に搬入すると共に、引出し用ロールクランプ穴３をサ
イドシフトされている旧上下ワークロール51,52の軸端
部に挿入してクランプし、回動プレート31を回動してシ
フトアーム33による旧上下ワークロール51,52の支持を
解除する。一方、旧上下ワークロール51,52のシフトア
ーム33への移動にて空きとなった上下アーム21,22によ
って、新上下ワークロール51a,52aを支持した後、搬入
用ロールクランプ穴3aによるクランプが解除される。こ
の後、ポーターカー１を第１図、第２図の２点鎖線で示
すように移動して圧延機ハウジング60から引離すことに
よって旧上下ワークロール51,52を圧延機ハウジング60
から引出し、さらに台車５を２点鎖線で示すように移動
して圧延機ハウジング60から引離す。ポーターカー１に
よって引出された旧上下ワークロール51,52は図示省略
の搬送装置によってメインテナンス場へ搬送する。
ランプ穴3aでクランプして台車５上で待機しているポー
ターカー１を第１図、第２図のように移動し、新上下ワ
ークロール51a,52aを空きとなった圧延機ハウジング60
内に搬入すると共に、引出し用ロールクランプ穴３をサ
イドシフトされている旧上下ワークロール51,52の軸端
部に挿入してクランプし、回動プレート31を回動してシ
フトアーム33による旧上下ワークロール51,52の支持を
解除する。一方、旧上下ワークロール51,52のシフトア
ーム33への移動にて空きとなった上下アーム21,22によ
って、新上下ワークロール51a,52aを支持した後、搬入
用ロールクランプ穴3aによるクランプが解除される。こ
の後、ポーターカー１を第１図、第２図の２点鎖線で示
すように移動して圧延機ハウジング60から引離すことに
よって旧上下ワークロール51,52を圧延機ハウジング60
から引出し、さらに台車５を２点鎖線で示すように移動
して圧延機ハウジング60から引離す。ポーターカー１に
よって引出された旧上下ワークロール51,52は図示省略
の搬送装置によってメインテナンス場へ搬送する。
一方、圧延機ハウジング60内では、上アーム21を回動
して新上ワークロール51aを下降させ、上中間ロール5
3、上分割補強ロール55、下中間ロール54、下分割補強
ロール56を圧延可能な位置に復帰させると、上下アーム
21,22の先端を下降し、新上下ワークロール51a,52aの支
持を解除する。
して新上ワークロール51aを下降させ、上中間ロール5
3、上分割補強ロール55、下中間ロール54、下分割補強
ロール56を圧延可能な位置に復帰させると、上下アーム
21,22の先端を下降し、新上下ワークロール51a,52aの支
持を解除する。
第５図及び第６図は第２実施例に係る破断正面図及び
平面断面図である。同図において、46は台車であり、そ
の上面には圧延ライン方向と平行にガイドレール47が装
設され、床面のレール49上をロール軸心方向Ｙに自走す
る。台車46のガイドレール47上にはベッド44があり、そ
の上面にはレール45がロール軸心方向に装設され、この
ベッド44は油圧シリンダ48によってガイドレール47上を
圧延ライン方向Ｘに移動する。ベッド44上のレール45に
はポーターカー41があり、その前面には上下各２段の搬
入用ロールクランプ穴43及び引出し用ロールクランプ穴
43aが計４個設けられ、ポーターカー41はレール45上を
ロール軸心方向Ｙに自走する。
平面断面図である。同図において、46は台車であり、そ
の上面には圧延ライン方向と平行にガイドレール47が装
設され、床面のレール49上をロール軸心方向Ｙに自走す
る。台車46のガイドレール47上にはベッド44があり、そ
の上面にはレール45がロール軸心方向に装設され、この
ベッド44は油圧シリンダ48によってガイドレール47上を
圧延ライン方向Ｘに移動する。ベッド44上のレール45に
はポーターカー41があり、その前面には上下各２段の搬
入用ロールクランプ穴43及び引出し用ロールクランプ穴
43aが計４個設けられ、ポーターカー41はレール45上を
ロール軸心方向Ｙに自走する。
ワークロールの組替に際しては、まず、ワークロール
支持装置120によって旧上下ワークロール51,52をそれぞ
れ支持し、旧上ワークロール51を所定の高さに持ち上げ
る。一方、新上下ワークロール51a,52aを搬入用ロール
クランプ穴43aでクランプしてベッド44上で待機してい
るポーターカー41を図中左方に移動し、新上下ワークロ
ール51a,52aを圧延機ハウジング60内の旧上下ワークロ
ール51,52の横方向空間に搬入すると共に、引出し用ロ
ールクランプ穴43を旧上下ワークロール51,52の軸端部
に挿入してクランプする。次いでワークロール支持装置
120による旧上下ワークロール51,52の支持を解除し、ベ
ッド44を第６図に２点鎖線で示すようにライン進行方向
Ｘに移動すると、旧上下ワークロール51,52及び新上下
ワークロール51a,52aもポーターカー41を介して横に移
動（サイドシフト）し、新上下ワークロール51a,52aが
所定位置に移されると共に旧上下ワークロール51,52が
横方向に退く。そして、ワークロール支持装置120によ
って新上下ワークロール51a,52aを支持して搬入用ロー
ルクランプ穴43aによるクランプを解除し、ポーターカ
ー41を２点鎖線で示すようにロール軸心方向Ｙに移動し
て旧上下ワークロール51,52を引出し、さらに台車46を
２点鎖線で示すようにロール軸心方向Ｙに移動してベッ
ド44を圧延機ハウジング60から引離す。
支持装置120によって旧上下ワークロール51,52をそれぞ
れ支持し、旧上ワークロール51を所定の高さに持ち上げ
る。一方、新上下ワークロール51a,52aを搬入用ロール
クランプ穴43aでクランプしてベッド44上で待機してい
るポーターカー41を図中左方に移動し、新上下ワークロ
ール51a,52aを圧延機ハウジング60内の旧上下ワークロ
ール51,52の横方向空間に搬入すると共に、引出し用ロ
ールクランプ穴43を旧上下ワークロール51,52の軸端部
に挿入してクランプする。次いでワークロール支持装置
120による旧上下ワークロール51,52の支持を解除し、ベ
ッド44を第６図に２点鎖線で示すようにライン進行方向
Ｘに移動すると、旧上下ワークロール51,52及び新上下
ワークロール51a,52aもポーターカー41を介して横に移
動（サイドシフト）し、新上下ワークロール51a,52aが
所定位置に移されると共に旧上下ワークロール51,52が
横方向に退く。そして、ワークロール支持装置120によ
って新上下ワークロール51a,52aを支持して搬入用ロー
ルクランプ穴43aによるクランプを解除し、ポーターカ
ー41を２点鎖線で示すようにロール軸心方向Ｙに移動し
て旧上下ワークロール51,52を引出し、さらに台車46を
２点鎖線で示すようにロール軸心方向Ｙに移動してベッ
ド44を圧延機ハウジング60から引離す。
圧延機ハウジング60内ではワークロール支持装置120
によって新上ワークロール51aを下降すると共に新上下
ワークロール51a,52aの支持を解除し、他のロール53〜5
6を圧延可能な位置に復帰させる。
によって新上ワークロール51aを下降すると共に新上下
ワークロール51a,52aの支持を解除し、他のロール53〜5
6を圧延可能な位置に復帰させる。
なお、第１実施例及び第２実施例共に、ポーターカー
の代りに上下ワークロールを下方からフォークによって
それぞれ保持するフォークカーを用いてもよい。また、
第２実施例では、ベッドを廃止し、ポーターカーにロー
ルサイドシフト装置を設けてもよい。
の代りに上下ワークロールを下方からフォークによって
それぞれ保持するフォークカーを用いてもよい。また、
第２実施例では、ベッドを廃止し、ポーターカーにロー
ルサイドシフト装置を設けてもよい。
＜発明の効果＞ 圧延機内で旧ワークロールをサイドシフトし、新ワー
クロールを搬入して設置すると同時に旧ワークロールを
保持して圧延機から引き出すか、または、新ワークロー
ルを圧延機内に搬入すると同時に旧ワークロールを保持
し、新旧ワークロールをサイドシフトすることによって
新ワークロールを設置し、旧ワークロールを圧延機から
引き出すことにより、その手順が簡略になってロール組
替時間を大幅に短縮することができ、ラインのダウンタ
イムを減少して生産性を向上することができる。また、
ロール組替え装置が簡単になり、設備費を低減すること
ができる。
クロールを搬入して設置すると同時に旧ワークロールを
保持して圧延機から引き出すか、または、新ワークロー
ルを圧延機内に搬入すると同時に旧ワークロールを保持
し、新旧ワークロールをサイドシフトすることによって
新ワークロールを設置し、旧ワークロールを圧延機から
引き出すことにより、その手順が簡略になってロール組
替時間を大幅に短縮することができ、ラインのダウンタ
イムを減少して生産性を向上することができる。また、
ロール組替え装置が簡単になり、設備費を低減すること
ができる。
第１図は本発明の第１実施例に係るクラスタ圧延機の要
部及びそのワークロール組替装置を示す破断正面図、第
２図は第１図のII−II線断面図、第３図はワークロール
をリフト及びサイドシフトする装置を示す破断平面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は本発明の第
２実施例に係る破断正面図、第６図は第５図のVI−VI線
断面図である。 また、第７図は従来装置の一例を示す破断正面図、第８
図は第７図のIIX−IIX線断面図である。 図面中、 １はポーターカー、 ３は引出し用ロールクランプ穴、 3aは搬入用ロールクランプ穴、 ５は台車、 21は上アーム、 22は下アーム、 31は回動プレート、 33はシフトアーム、 41はポーターカー、 43は引出し用ロールクランプ穴、 43aは搬入用ロールクランプ穴、 44はベッド、 46は台車、 51は旧上ワークロール、 52は旧下ワークロール、 51aは新上ワークロール、 52a……新下ワークロール、 60は圧延機ハウジング、 Ｙはロール軸心方向である。
部及びそのワークロール組替装置を示す破断正面図、第
２図は第１図のII−II線断面図、第３図はワークロール
をリフト及びサイドシフトする装置を示す破断平面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は本発明の第
２実施例に係る破断正面図、第６図は第５図のVI−VI線
断面図である。 また、第７図は従来装置の一例を示す破断正面図、第８
図は第７図のIIX−IIX線断面図である。 図面中、 １はポーターカー、 ３は引出し用ロールクランプ穴、 3aは搬入用ロールクランプ穴、 ５は台車、 21は上アーム、 22は下アーム、 31は回動プレート、 33はシフトアーム、 41はポーターカー、 43は引出し用ロールクランプ穴、 43aは搬入用ロールクランプ穴、 44はベッド、 46は台車、 51は旧上ワークロール、 52は旧下ワークロール、 51aは新上ワークロール、 52a……新下ワークロール、 60は圧延機ハウジング、 Ｙはロール軸心方向である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 仁志 山口県新南陽市大字富田4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内 (72)発明者 林 康生 山口県新南陽市大字富田4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内 (72)発明者 佐々木 伸二 山口県新南陽市大字富田4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭47−42551（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−3812（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】圧延機に備えられたワークロールをライン
内でそのロール軸心方向と直角な圧延ライン方向に移動
させるロールサイドシフト手段と、 上記圧延機の従動側で上記ロール軸心方向にワークロー
ルを搬送するよう配置されかつ搬入用ロール保持部及び
引出し用ロール保持部を具備したワークロール搬送手段
と、を有する圧延機のロール組替装置。 - 【請求項２】圧延機の従動側でロール軸心方向にワーク
ロールを搬送するように配置されかつ搬入用ロール保持
部及び引出し用ロール保持部を具備したワークロール搬
送手段と、 このワークロール搬送手段に設けられ上記ワークロール
をライン内でそのロール軸心方向と直角な圧延ライン方
向に移動させるロールサイドシフト手段と、を有する圧
延機のロール組替装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63202032A JPH0832336B2 (ja) | 1988-08-15 | 1988-08-15 | 圧延機のロール組替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63202032A JPH0832336B2 (ja) | 1988-08-15 | 1988-08-15 | 圧延機のロール組替装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0252113A JPH0252113A (ja) | 1990-02-21 |
| JPH0832336B2 true JPH0832336B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=16450800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63202032A Expired - Fee Related JPH0832336B2 (ja) | 1988-08-15 | 1988-08-15 | 圧延機のロール組替装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0832336B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018229960A1 (ja) | 2017-06-16 | 2018-12-20 | Ｐｒｉｍｅｔａｌｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｊａｐａｎ株式会社 | ロール組替装置 |
| FR3095140A1 (fr) * | 2019-04-16 | 2020-10-23 | Redex | Dispositif de manutention d’un cylindre de laminoir |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5835813B2 (ja) * | 2012-12-20 | 2015-12-24 | 大野ロール株式会社 | 薄膜状電極板圧延方法およびこの方法に用いるプレス圧延機 |
| FR3050128B1 (fr) * | 2016-04-18 | 2018-09-07 | Fives Dms | Procede de changement des cylindres d'un laminoir |
| CN112536181B (zh) * | 2020-12-22 | 2024-01-26 | 中冶南方工程技术有限公司 | 卧式辊涂机组及其换辊方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS623812A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-09 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延機のロ−ル交換装置 |
-
1988
- 1988-08-15 JP JP63202032A patent/JPH0832336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018229960A1 (ja) | 2017-06-16 | 2018-12-20 | Ｐｒｉｍｅｔａｌｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｊａｐａｎ株式会社 | ロール組替装置 |
| US11173528B2 (en) | 2017-06-16 | 2021-11-16 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Roll changing device |
| FR3095140A1 (fr) * | 2019-04-16 | 2020-10-23 | Redex | Dispositif de manutention d’un cylindre de laminoir |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0252113A (ja) | 1990-02-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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