JP2819898B2 - 通信装置のための監視回路 - Google Patents

通信装置のための監視回路

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JP2819898B2
JP2819898B2 JP3306200A JP30620091A JP2819898B2 JP 2819898 B2 JP2819898 B2 JP 2819898B2 JP 3306200 A JP3306200 A JP 3306200A JP 30620091 A JP30620091 A JP 30620091A JP 2819898 B2 JP2819898 B2 JP 2819898B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • H04L1/245Testing correct operation by using the properties of transmission codes
    • H04L1/246Testing correct operation by using the properties of transmission codes two-level transmission codes, e.g. binary

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサな
どのディジタルデータ処理回路を含み、各種メッセージ
をパルス列信号によって他の装置へ転送する通信装置の
ための監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の監視回路としては、
例えば特開平2−181839号公報および特開平2−
184938号公報に示されているように、ウォッチド
ッグタイマと呼ばれるものがよく知られている。このウ
ォッチドッグタイマは、マイクロプロセッサなどの監視
される装置から出力される基準時間毎のパルス信号を入
力し、あるパルス信号を入力してから基準時間以上経過
しても次のパルス信号が入力されないとき、監視される
装置が異常であると判定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、パルス信号の間隔が前記基準時間以上経
過したことを検出するために、前記基準時間以上の周期
を有するパルス列信号を必要とするので、既存回路でこ
の種のパルス列信号が用意されていない場合には、この
パルス列信号を格別に作成しなければならず、製造コス
トが高くなる。また、上記従来の装置は基準時間毎にパ
ルス信号を発生する装置を監視できるのみで、上記監視
される装置が通信系の中間にあり、上流に位置する通信
系に異常が発生して同装置から出力される通信信号に異
常があっても、同通信系の異常を検出できないという問
題がある。本発明は、上記問題に対処するとともに、既
存の通信プロトコルによれば、1群のパルス列信号によ
って各メッセージをそれぞれ表すとともに複数のメッセ
ージからなる通信信号を転送する場合、1メッセージの
最大ビット数と連続するメッセージ間の最小停止時間が
規定されていることに着目してなされたもので、その目
的は、安価な製造コストで上流に位置する通信装置の異
常をも検出できる通信装置のための監視回路を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明の構成上の特徴は、1群のパルス列信号に
よって各メッセージをそれぞれ表すとともに複数のメッ
セージからなる通信信号を順次出力する通信装置であっ
て、1メッセージの最大ビット数と各メッセージ間のパ
ルス列信号の最小停止時間とが規定されている通信装置
に適用されて、通信信号を入力し同通信信号を構成する
各パルス信号を計数して同計数値が前記規定された最大
ビット数を越えたとき通信装置の異常を表す信号を出力
する計数手段と、通信信号を入力し同通信信号中の各メ
ッセージを表すパルス列信号の終了時点から時間計測を
開始するとともに前記パルス列信号が出力されない継続
時間を計測して同計測時間が規定された最小停止時間を
越えた時点で計数手段による計数値をクリアする停止時
間計測手段とを備えたことにある。
【0005】また、第2発明の構成上の特徴は、前記第
1発明と同種の通信装置に適用されて、所定周期の基準
クロック信号を入力し同基準クロック信号を計数して同
計数値が前記規定された最大ビット数を通信するのに必
要な時間に前記最小停止時間を加えた時間に相当する所
定の計数値を越えたとき通信装置の異常を表す信号を出
力する計数手段と、通信信号を入力し同通信信号中の各
メッセージを表すパルス列信号の終了時点から時間計測
を開始するとともに前記パルス列信号が出力されない継
続時間を計測して同計測時間が規定された最小停止時間
を越えた時点から次のメッセージを表すパルス列信号が
出力されるまで計数手段の計数値をクリアする停止時間
計測手段とを備えたことにある。
【0006】
【作用】上記のように構成した第1発明においては、通
信装置が規定どおりの通信信号を出力している場合、各
メッセージ間において、停止時間計測手段は規定された
最小停止時間を必ず検出して計数手段をクリアするの
で、各メッセージの開始時点における計数手段の計数値
は必ず「0」であり、同各メッセージの終了時点におけ
る計数手段の計数値は必ず規定された最大ビット数以下
になる。したがって、この場合には、異常検出信号は出
力されない。一方、あるメッセージのビット数が規定さ
れた最大ビット数を越える場合、各メッセージの開始時
点における計数手段の計数値は「0」であっても、計数
手段は規定された最大ビット数より多くのパルス信号を
計数するので、メッセージの終了時点における計数手段
の計数値は前記最大ビット数より大きなものとなる。し
たがって、この場合には、異常検出信号が出力される。
また、停止時間が規定された最小停止時間未満の場合、
停止時間計測手段は規定された最小停止時間を計測しな
いので、計数手段はこの停止時間内にてクリアされない
で前のメッセージの終了時点における計数値からふたた
び次のメッセージに関するパルス信号を計数し続ける。
したがって、この場合も、計数手段の計数値は前記最大
ビット数より大きなものとなり、異常検出信号が出力さ
れる。
【0007】また、上記のように構成した第2発明にお
いては、通信装置が規定どおりの通信信号を出力してい
る場合、各メッセージ間において、停止時間計測手段は
規定された最小停止時間を必ず検出するとともに同最小
停止時間を越えた時点から次のメッセージを表すパルス
列信号が出力されるまで計数手段の計数値をクリアする
ので、各メッセージの開始時点における計数手段の計数
値は必ず「0」である。そのため、停止時間計測手段に
よってクリアされる直前の計数手段の計数値は、必ず規
定された最大ビット数を通信するのに必要な時間に前記
最小停止時間を加えた時間に相当する所定の計数値以下
になる。したがって、この場合には、異常検出信号は出
力されない。一方、あるメッセージのビット数が規定さ
れた最大ビット数を越える場合、同メッセージの出力時
間が長くなるので、停止時間計測手段によって計測手段
がクリアされる直前の計数手段の計数値は前記所定の計
数値より大きなものとなる。したがって、この場合に
は、異常検出信号が出力される。また、停止時間が規定
された最小停止時間未満の場合、停止時間計測手段は規
定された最小停止時間を計測しないので、計数手段はこ
の停止時間内にてクリアされないで基準クロック信号を
計数し続ける。したがって、この場合も、計数手段の計
数値は前記所定の計数値より大きなものとなり、異常検
出信号が出力される。
【0008】
【発明の効果】上記作用説明からも理解できるとおり、
上記第1及び第2発明によれば、通信信号と通常の基準
クロック信号のみを利用することにより、格別なパルス
列信号を用意することなく、出力される通信信号の異常
を検出して通信装置を監視できるようにしたので、通信
装置のための監視回路を安価に製造できる。また、両発
明によれば、通信信号に基づいて通信装置の異常を検出
するので、上流に位置する通信系の異常も検出でき、多
くの通信装置を直列に接続する通信システムに前記両発
明を利用すれば、監視回路の数を減少させることもでき
る。
【0009】
【実施例】
a.第1実施例 以下、第1発明に係る実施例を図面を用いて説明する
と、図1は同実施例に係る通信システムをブロック図に
より示している。
【0010】この通信システムは通信装置100,20
0を備えていて、通信装置100から1群のパルス列信
号によりそれぞれ表された複数のメッセージが直列的に
通信装置200に転送されるようになっている。そし
て、この通信システムにて扱われる通信信号は、例えば
米国SAE基準J1850通信プロトコルのように、1
メッセージの最大ビット数(パルス数)が最大値N1MAX
以下、かつ各メッセージ間のパルス列信号の停止時間が
最小停止時間TMIN 以上と規定されている。
【0011】通信装置200は本発明に直接関係しない
と同時に公知の回路を利用できるので、その説明を省略
する。通信装置100はクロック発生器10および通信
信号処理回路20を備えている。クロック発生器10は
通信装置100の動作の基準タイミングを規定する基準
クロック信号φを発生するもので、同発生器10はディ
ジタル回路に通常設けられているものである。通信信号
処理回路20はマイクロプロセッサを含むディジタル回
路で構成され、同回路20は外部からの要求に応じて新
たに通信信号DSIGを形成して、または図示しない別の通
信装置からの通信信号DSIGを中継して出力する。通信信
号DSIGは、図3(A)に示すように、各メッセージが1群
のパルス列信号により表されるとともに、各メッセージ
間にはパルス信号のない停止期間を設けたものである。
【0012】これらの基準クロック信号φおよび通信信
号DSIGは監視回路30に供給されるようになっている。
監視回路30は、図2に示すように、カウンタ31とタ
イマ32とにより構成されている。カウンタ31は、そ
のクロック入力CKにて通信信号DSIGを入力して同信号DS
IGの立ち下がりエッジにてカウントアップし、そのカウ
ント値が前記規定された最大値N1MAXを越えるとオーバ
フローして、そのキャリイアウト端子COからハイレベル
の異常信号を出力する。また、このカウンタ31のクリ
ア端子CLはタイマ32の出力端子TOに接続されていて、
同クリア端子CLにハイレベル信号が供給されると、その
カウント値が「0」にクリアされるようになっている。
【0013】タイマ32は通信信号DSIGにおけるパルス
停止時間を計測するもので、クロック入力CKにて基準ク
ロック信号φを入力して同信号φの立ち下がりエッジに
てカウントアップし、そのカウント値が前記規定された
最小停止時間TMIN に対応した値を越えるとその出力端
子TOからハイレベル信号を出力する。また、このタイマ
のクリア端子CLには通信信号DSIGが供給されていて、同
信号DSIGがハイレベルにあるときタイマ32がクリアさ
れるようになっている。
【0014】カウンタ31のキャリイアウト端子COには
異常処理回路40が接続されている。異常処理回路40
はカウンタ31からの前記異常信号を入力して同信号を
記憶するとともに、通信信号処理回路20に対して通信
信号DSIGの出力の禁止を指令する。また、この種の指令
は異常処理回路40から通信装置200および図示しな
い他の通信装置にも供給されて、各通信装置がその作動
を停止するように制御してもよい。なお、この異常処理
回路40にもクロック発生器10からの基準クロック信
号φは供給されている。
【0015】次に、上記のように構成した第1実施例の
動作を図3〜5の信号波形図を参照しながら説明する。
【0016】まず、通信信号処理回路20が規定どおり
の通信信号DSIGを出力している場合について説明する。
この場合、図3(A)に示すパルス発生期間内におけるメ
ッセージを表すパルス列信号のパルス数nは規定された
最大値N1MAX以下であり、かつパルス列信号の停止期間
Tは規定された最小停止時間TMIN 以上である。
【0017】タイマ32は、通信信号DSIGがハイレベル
にあるときクリアされ、それ以外のとき基準クロック信
号φをカウントすることにより時間計測を行うので、
図3(A)に示すように、パルス発生期間の終了時すなわ
ち時刻t1から時間計測を介して、停止期間が終了する
時刻t2 まで前記時間計測を続行する。この場合、停止
期間Tは最小停止時間TMIN 以上であるので、図3(B)
に示すように、時刻t1から最小停止時間TMIN が経過
した時刻t3 になると、タイマ32はハイレベル信号を
出力してカウンタ31をクリアする。
【0018】したがって、図3(C)に示すように、カウ
ンタ31は通信信号DSIGのパルス発生期間の最初のパル
ス信号の立ち下がりタイミングで「0」から「1」にカ
ウントアップされるとともに、その後、引き続く通信信
号DSIGのパルス列信号により順次カウントアップされ、
同カウンタ31のカウント値はパルス発生期間の最後の
パルス(n番目のパルス)の発生終了時にて「n」にな
って、同カウント動作が終了する。この場合、nは最大
値N1MAX以下であって、カウンタ31はオーバフローし
ないので、異常検出信号は出力されない(図3(D)参
照)。その結果、異常処理回路40は通信信号処理回路
20に対して信号出力を許容し、同回路40からは通信
信号DSIGが出力され続ける。
【0019】次に、パルス列信号の停止期間Tは規定さ
れた最小停止時間TMIN 以上であっても、各パルス発生
期間におけるメッセージを表すパルス列信号のパルス数
nが規定された最大値N1MAXより大きい場合について説
明する。この場合も、 図4(A)(B)に示すように、時
刻t1から時刻t2まで停止期間Tは最小停止時間TMIN
以上であるので、タイマ32は時刻t2前の時刻t3にて
ハイレベル信号を出力してカウンタ31をクリアする。
そして、カウンタ31も前記場合と同様にカウント動作
を実行して、そのカウント値はパルス発生期間の最後の
パルス(n番目のパルス)の発生終了時にて「n」にな
る。この場合、nは最大値N1MAXより大きいので、図4
(D)に示すように、カウンタ31は、オーバフローして
ハイレベルの異常検出信号を出力する。その結果、異常
処理回路40は通信信号処理回路20に対して信号出力
の禁止指令を出し、同回路40は通信信号DSIGの出力を
停止する。なお、この場合、値nが最大値N1MAXより
「1」だけ大きい場合の例を図示したが、値nがそれ以
上大きい場合も同じである。
【0020】また、各パルス発生期間内におけるメッセ
ージを表すパルス列信号のパルス数nは規定された最大
値N1MAX以下であるが、パルス列信号の停止期間Tが規
定された最小停止時間TMIN 未満である場合について説
明する。この場合には、図5(A)(B)に示すように、時
刻t1から時刻t2まで停止期間Tが最小停止時間TMIN
未満であるので、タイマ32はパルス発生期間の最後の
パルスの発生終了から時間計測を開始しても、前記最小
停止時間TMIN を計測することなく、ハイレベル信号を
出力しない。したがって、カウンタ31は停止期間にて
クリアされないで、次のパルス発生期間にて前のパルス
発生期間の終了時のカウント値からカウント動作を開始
する。その結果、図5(C)(D)に示すように、カウンタ
31のカウント値は「n」よりも順次大きくなり、カウ
ンタ31は、カウント値が最大値N1MAXより大きくなっ
た時点でオーバフローしてハイレベルの異常検出信号を
出力する。その結果、異常処理回路40は通信信号処理
回路20に対して信号出力の禁止指令を出し、同回路4
0は通信信号DSIGの出力を停止する。なお、この場合、
値nが最大値N1MAXに等しい場合の例を図示したが、値
nがそれより小さくても大きくても同様である。
【0021】以上説明したように、上記第1実施例によ
れば、通信信号DSIGと通常のディジタル回路にて必ず存
在するクロック発生器10からの基準クロック信号φの
みを利用することにより、格別なパルス列信号を用意す
ることなく、出力される通信信号DSIGの異常を判定する
ことによって通信信号処理回路20の異常を監視できる
ようにしたので、通信装置100のための監視回路を安
価に製造できる。また、通信装置100が上流の図示し
ない通信装置からの通信信号を中継している場合には、
同上流の通信装置に異常が発生して異常な通信信号DSIG
が通信装置100を経由して出力されると、この出力さ
れた通信信号DSIGに基づいて前記上流の通信装置の異常
をも検出できる。これにより、多くの通信装置を直列に
接続する通信システムに上記第1実施例に係る発明を利
用すれば、監視回路の数を減少させることができる。
【0022】なお、上記第1実施例においては、カウン
タ31がオーバフローするカウント値を通信プロトコル
などで規定された最大値N1MAXに選定したが、このカウ
ント値を前記最大値N1MAXより大きな値に設定してもよ
い。また、タイマ32がクリアされてからハイレベル信
号を出力するまでの計測時間を上記規定された最小停止
時間TMIN よりも小さな値に設定してもよい。
【0023】b.第2実施例 次に、上記第1実施例の監視回路30を変形した変形例
に相当し、第2発明に係る第2実施例を図面を用いて説
明すると、図6は同実施例に係る監視回路30をブロッ
ク図により示している。
【0024】この監視回路30は、カウンタ33、タイ
マ34および信号保持回路35により構成されている。
カウンタ33は、そのクロック入力CKにてクロック発生
器10(図1参照)から基準クロック信号φを入力して
同信号φの立ち下がりエッジにてカウントアップし、そ
のカウント値が予め規定された最大値N2MAXを越えると
オーバフローしてそのキャリイアウト端子COからハイレ
ベルの異常信号を出力する。また、このカウンタ33の
クリア端子CLは信号保持回路35の出力端QOに接続され
ていて、同クリア端子CLにハイレベル信号が供給される
と、そのカウント値が「0」にクリアされるようになっ
ている。なお、前記最大値N2MAXは、上記第1実施例の
最大値N1MAXに対応したビット数を通信するのに必要な
最大パルス発生時間TMAX 、上記第1実施例の最小停止
時間TMIN および基準クロック信号φの周期ts によ
り、下記数1のように表される。
【0025】
【数1】N2MAX=(TMAX+TMIN)/ts タイマ34は通信信号DSIGにおけるパルス停止時間を計
測するもので、クロック入力CKにて基準クロック信号φ
を入力して同信号φの立ち下がりエッジにてカウントア
ップし、そのカウント値が前記規定された最小停止時間
MIN に対応した値になるとその出力端子TOからハイレ
ベル信号を出力する。また、このタイマのクリア端子CL
には通信信号DSIGが供給されていて、同信号DSIGがハイ
レベルにあるときタイマ34がクリアされるようになっ
ている。
【0026】信号保持回路35は例えばフリップフロッ
プ回路により構成されるもので、タイマ34の出力端子
TOからの信号の立ち上がりエッジによりセットされると
ともに、通信信号DSIGの立ち上がりエッジによりリセッ
トされる。したがって、信号保持回路34は、タイマ3
4がハイレベル信号を出力してから次の通信信号DSIGが
入力されるまでハイレベルを維持した信号を出力端子QO
から出力する。
【0027】次に、上記のように構成した第2実施例の
動作を図7〜9の信号波形図を参照しながら説明する。
【0028】まず、通信信号処理回路20が規定どおり
の通信信号DSIGを出力している場合について説明する。
この場合、図7(A)に示すパルス発生期間内におけるメ
ッセージを表すパルス列信号のパルス数nは規定された
最大値N1MAX以下であって、このパルス数nのメッセー
ジを通信するのに必要なパルス発生時間TPTは前記最大
パルス発生時間TMAX 以下であり、かつパルス列信号の
停止期間Tは規定された最小停止時間TMIN 以上であ
る。
【0029】タイマ34は、通信信号DSIGがハイレベル
にあるときクリアされ、それ以外のとき基準クロック信
号φをカウントすることにより時間計測を行うので、
図7(A)に示すように、パルス発生期間の終了時すなわ
ち時刻t1から時間計測を介して、図7(B)に示す基準
クロック信号φをカウントすることにより、この停止期
間が終了する時刻t2 まで前記時間計測を続行する。こ
の場合、停止期間Tは最小停止時間TMIN 以上であるの
で、図7(C)に示すように、時刻t1 から最小停止時間
MIN が経過した時刻t3 になると、タイマ34はハイ
レベル信号を信号保持回路35に出力する。信号保持回
路35は、このハイレベル信号の立ち上がりに同期して
ハイレベルとなり、次のパルス発生期間の最初の通信信
号DSIGが入力されるまでハイレベルを保つ信号をカウン
タ33に出力して、同信号がハイレベルである期間カウ
ンタ33をクリア状態に維持する。
【0030】したがって、図7(D)に示すように、カウ
ンタ33は、パルス発生期間になった後、基準クロック
信号φの立ち下がりタイミング毎に順次カウントアップ
される。そして、このカウントアップは、停止期間が開
始されてから最小停止時間TMIN が経過するまで続くの
で、最終的なカウンタ33のカウント値mは下記数2の
よう表される。
【0031】
【数2】m=(TPT+TMIN)/ts このパルス発生時間TPTは最大パルス発生時間TMAX
下であるので、カウント値mは最大値N2MAX以下とな
る。したがって、カウンタ33はオーバフローせず、異
常検出信号は出力されない(図7(E)参照)。
【0032】次に、パルス列信号の停止期間Tは規定さ
れた最小停止時間TMIN 以上であっても、各パルス発生
期間におけるメッセージを表すパルス列信号のパルス数
nが規定された最大値N1MAXより大きい、すなわちこの
パルス数nのメッセージを通信するのに必要なパルス発
生時間TPTが前記最大パルス発生時間TMAX より大きい
場合について説明する。この場合も、図8(A)〜(C)に
示すように、 時刻t1から時刻t2までの停止期間Tは
最小停止時間TMIN以上であるので、タイマ34は時刻
2前の時刻t3にてハイレベル信号を出力して、信号保
持回路35との協働によってカウンタ33をクリアす
る。そして、カウンタ33も前記場合と同様にカウント
動作を実行して、そのカウント値は停止期間の最小停止
時間TMIN の終了時にて「m」になる。この場合、パル
ス発生時間TPTが最大パルス発生時間TMAXより長いの
で、前記カウント値mは最大値N2MAXより大きくなり、
図8(E) に示すように、カウンタ33はオーバフロー
して、ハイレベルの異常検出信号が出力される。
【0033】また、各パルス発生期間内におけるメッセ
ージを表すパルス列信号のパルス数nは規定された最大
値N1MAX以下であるが、パルス列信号の停止期間Tが規
定された最小停止時間TMIN 未満である場合について説
明する。この場合には、図9(A)に示すように、時刻t
1から時刻t2までの停止期間Tが最小停止時間TMIN
満であるので、タイマ34はパルス発生期間の最後のパ
ルスの発生終了から時間計測を開始しても、前記最小停
止時間TMIN を計測することなく、ハイレベル信号を出
力しない。したがって、図9(C)(D)に示すように、信
号保持回路35もハイレベル信号をカウンタ33に出力
せず、カウンタ33はクリアされないで基準クロック信
号φをカウントし続ける。その結果、カウンタ33のカ
ウント値は順次大きくなり、同カウント値が最大値N
2MAXより大きくなった時点でオーバフロー信号すなわち
ハイレベルの異常検出信号を出力する。なお、この場
合、カウント値mが最大値N2MAXに等しい場合の例を図
示したが、同値mがそれより小さくても大きくても同様
である。
【0034】そして、前述のようにして異常検出信号が
出力された後の動作は、上記第1実施例の場合と同じで
ある。
【0035】以上説明したように、上記第2実施例おい
ても、通信信号DSIGと基準クロック信号φのみを利用す
ることにより、格別なパルス列信号を用意することな
く、出力される通信信号DSIGの異常を検出するようにし
たので、上記第1実施例と同様な効果を期待できる。
【0036】また、この第2実施例においては、メッセ
ージを表すパルス列信号のパルス数nは上記規定された
最大値N1MAX以下であっても、パルス信号の幅が大き過
ぎて、パルス発生時間TPTが最大パルス発生時間TMAX
より長い場合には、このパルス幅の異常を検出できる。
すなわち、この第2実施例においては、カウンタ33は
基準クロック信号φをカウントするので、図10に示す
ように、カウント33がパルス数とは無関係にオーバフ
ローして異常信号を出力する。
【0037】なお、上記第2実施例においては、カウン
タ33がオーバフローするカウント値を通信プロトコル
などで規定された最大値N2MAXに選定したが、このカウ
ント値を前記最大値N2MAXより大きな値、すなわちN
2MAX*>(TPT+TMIN)/ts の関係を満たす値N2MAX*
に設定してもよい。また、タイマ34がクリアされてか
らハイレベル信号を出力するまでの計測時間を上記規定
された最小停止時間TMIN よりも小さな値に設定しても
よい。
【0038】c.変形例 なお、上記第1および第2実施例においては、通信信号
DSIGのパルス幅(各パルスのハイレベルの長さ)が小さ
すぎたり、大き過ぎたりしても、同信号DSIGの異常とし
て検出するようにしなかった。しかし、このようなパル
ス幅の制限も通信装置には必要であるので、パルス列信
号の各パルス幅を検出して同パルス幅が規定値の範囲内
にない場合に異常検出信号を出力するような監視回路を
上記第1および第2実施例に付加すると、通信信号処理
回路20に対する監視がより完全なものに近づく。
【0039】また、上記実施例においては、カウンタ3
1,33及びタイマ32,34について詳しい説明を省
略したが、同カウンタ31,33及びタイマ32,34
を反転フリップフロップ回路を必要な段数だけ直列に接
続したもので構成しても、集積回路でよく見られるよう
に加算器とレジスタとによっていわゆるアキュレータの
ような構成にしてもよい。さらに、これらの回路をソフ
トプログラムによる処理によって構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る通信装置の全体ブロック図
である。
【図2】 図1の監視回路の詳細ブロック図である。
【図3】 通信信号が正常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図4】 通信信号が異常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図5】 通信信号が異常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図6】 第2実施例に係る監視回路の詳細ブロック図
である。
【図7】 通信信号が正常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図8】 通信信号が異常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図9】 通信信号が異常な場合の同監視回路内の信号
波形図である。
【図10】 通信信号が異常な場合の同監視回路内の信
号波形図である。
【符号の説明】
100,200…通信装置、10…クロック発生器、2
0…通信号処理回路、30…監視回路、31,33…カ
ウンタ、32,34…タイマ、35…信号保持回路、4
0…異常処理回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1群のパルス列信号によって各メッセー
    ジをそれぞれ表すとともに複数のメッセージからなる通
    信信号を順次出力する通信装置であって、1メッセージ
    の最大ビット数と各メッセージ間のパルス列信号の最小
    停止時間とが規定されている通信装置に適用されて、 前記通信信号を入力し同通信信号を構成する各パルス信
    号を計数して同計数値が前記規定された最大ビット数を
    越えたとき通信装置の異常を表す信号を出力する計数手
    段と、 前記通信信号を入力し同通信信号中の各メッセージを表
    すパルス列信号の終了時点から時間計測を開始するとと
    もに前記パルス列信号が出力されない継続時間を計測し
    て同計測時間が前記規定された最小停止時間を越えた時
    点で前記計数手段による計数値をクリアする停止時間計
    測手段とを備えたことを特徴とする通信装置のための監
    視回路。
  2. 【請求項2】 1群のパルス列信号によって各メッセー
    ジをそれぞれ表すとともに複数のメッセージからなる通
    信信号を順次出力する通信装置であって、1メッセージ
    の最大ビット数と各メッセージ間のパルス列信号の最小
    停止時間とが規定されている通信装置に適用されて、 所定周期の基準クロック信号を入力し同基準クロック信
    号を計数して同計数値が前記規定された最大ビット数を
    通信するのに必要な時間に前記最小停止時間を加えた時
    間に相当する所定の計数値を越えたとき通信装置の異常
    を表す信号を出力する計数手段と、 前記通信信号を入力し同通信信号中の各メッセージを表
    すパルス列信号の終了時点から時間計測を開始するとと
    もに前記パルス列信号が出力されない継続時間を計測し
    て同計測時間が前記規定された最小停止時間を越えた時
    点から次のメッセージを表すパルス列信号が出力される
    まで前記計数手段の計数値をクリアする停止時間計測手
    段とを備えたことを特徴とする通信装置のための監視回
    路。
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