JP2818147B2 - 荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具 - Google Patents

荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具

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雅彦 袴田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が傾斜地に駐
車する場合などに使用する車止め具に関し、とくに、荷
物の転がり防止具としての使用にも適する車止め具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車が傾斜地に駐車する場合に
は、ハンドブレーキをセットすると共に、車止めを使用
して安全を図ることになっている。この種の車止めとし
て折り畳み式に形成された鋼板製の車止め具が知られて
おり、図8に示すように、使用時に車止め具21を略三
角形に組み立てたうえ斜面21aを車輪Wに当てがう。
この他、図9に示すような木製の車止め具22も利用さ
れている。また、駐車場などでは自動車が所定の位置を
越えないようにするために、図10に示すようなコンク
リート製の縁石23を設置したり、図11に示すような
コンクリートブロック24を地面に置いたりするのが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載タイプ
の車止め具21,22は、十分な荷重がかかっていない
限り何かの拍子、例えば悪戯などで蹴っ飛ばされると簡
単に動いて車輪から外れてしまうという欠点がある。ま
た、縁石23など固定式のものでは固定工事が必要で、
位置を変えたり取り除いたりすることが簡単にはできな
くなる。地面に置いたコンクリートブロック24は動き
易いうえに車載には不適当である。ところで、例えばト
ラックの荷台に荷物を積み込むときに、その荷物の両側
に車止め具21又は22を配置して荷物の転がり防止具
として使用することも考えられるが、この場合には、走
行中の振動や揺れで車止め具21,22自体が動き易い
ので十分な効果が得られない。
【0004】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、車載可能で、荷物の転が
り防止具としての使用にも適する車止め具を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、以下のような荷物の転がり防止具ともなり得る車止
め具を創作した。すなわち、請求項1の発明は、単独で
若しくは複数個を連結した状態で使用される車止め具で
あって、車輪等物体を載せる基部と、該基部に突設され
該車輪等物体が乗り越え難い形状に形成された当接部と
を有し、前記基部の上面と下面には互いに係合可能な形
状に形成された連結部が設けられていることを特徴とす
る。
【0006】上記構成の車止め具は、基部に乗り上げた
車輪を当接部に当接若しくは近接させて使用する。この
とき、車止め具は、基部が車輪で押さえ付けられている
ので何らかの外力が加えられてもその車輪から外れるお
それがない。また、荷物の転がり防止具として使用する
ときには、上記構成の車止め具の複数個を当接部同士が
左右に対向する状態にして連結部で一体に連結し、基部
の上に荷物を載置する。すなわち、基部が荷物にて押し
付けられるから、荷台が揺れても荷物の両側に配置され
た当接部の間隔が開くことがなく、荷物が転がったり位
置がずれたりすることが防がれる。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
車止め具において、前記連結部は前記基部の上面と下面
に複数配設された凹凸部で構成され、該車止め具の複数
個を前記当接部同士が左右に対向するように重ねた状態
に連結して使用するときに、該凹凸部の係合相手を選択
することにより該当接部の間隔を調整できるようにした
ことを特徴とする。
【0008】上記の構成によれば、車止め具を連結する
ときに、凹凸部を選択して係合させることで当接部の間
隔を荷物の幅に応じたものとすることができる。したが
って、より確実に荷物の転がりや位置ずれを防止するこ
とができる。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
車止め具において、前記基部が湾曲又は折曲げ自在に形
成されていることを特徴とする。
【0010】上記の構成によれば、車止め具を重ねたと
きに、上側となる車止め具の基部の先端部を曲げて他方
の車止め具の当接部に沿わせることができる。この結
果、底部あるいは支持部の幅が比較的狭い荷物にも対応
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図7を参照して説明する。図1は第1実施形態に係る車
止め具を示す斜視図、図2はその正面図である。両図に
示すように、車止め具1は、屈曲自在な柔軟材、具体的
には比較的軟質の合成ゴムや合成樹脂を図示形状に成形
したものであり、略板状の基部2と、その基部2の一縁
部に突設され正面形状が略台形の当接部3とからなる。
【0012】前記基部2の上面2aは、当接部3が設け
られている基端部から先端に向かって基部2の厚みを減
ずるように傾斜しており、先端部には傾斜角度がさらに
大きくなった傾斜面2bが形成されている。基部2の上
面2aには基部2の全幅にわたって延びる複数列の平行
溝2d1 と突条部2e1 とからなるラック状の凹凸部が
設けられ、下面2cには、上面2aと同様に、基部2の
全幅にわたって延びる複数列の平行溝2d2 と突条部2
2 とからなるラック状の凹凸部が設けられている。上
下両面の凹凸部は、溝と突条部の断面形状が矩形に形成
されており、寸法的にはどの平行溝と突条部の組み合わ
せでも互いに係合できるようになっている。この場合、
各平行溝2d1 の深さは上面2a側においては一定であ
るが、下面2c側においては平行溝2d2 の溝底面と上
面2aとが略平行で基部2の先端に近いものほど平行溝
2d2 の深さが浅くなっていて、基部2に極端に厚みの
薄い部位ができるのを避けている。なお、基部2の上面
2aと下面2cを平行に形成しても良い。
【0013】上記の凹凸部により本発明でいう連結部が
構成されている。なお、前記平行溝2d1 ,2d2 の溝
幅を突条部2e1 ,2e2 の幅よりわずか広く形成して
係合し易くするのが好ましい。また、平行溝2d1 ,2
2 と突条部2e1 ,2e2の断面形状は矩形に限るも
のではなく、図3に示すような台形やその他の適宜形状
にすることもできる。台形にすれば、突条部2e1 ,2
2 を対応する平行溝2d1 ,2d2 にはめ込み易くな
る。
【0014】さて、車止め具1を使用するときには、傾
斜地や駐車場等の地面の適宜位置に車止め具1を、通常
2個並べて置き、その上に自動車の左右の車輪Wを乗り
上げて当接部3に当接若しくは近接させた状態で駐車す
る。このとき、ドライバーは車輪Wが基部2に乗り上げ
たことを感じるから、直接ブロック等の車止めに当たる
のに比べて心にゆとりが持てる。
【0015】この車止め具1は、基部2が屈曲自在に形
成されているから地面(舗装面を含む)に密着し易く、
安定性が高い。しかも、基部2が車輪Wで押さえ付けら
れるので何らかの外力が加えられても車止め具1が車輪
Wから外れるおそれがなく、車止めが確実なものとな
る。また、基部2の下面2cの凹凸形状は滑り止めとな
り、基部2が摩擦係数の大きな合成ゴム等で形成されて
いることと相まって、車輪Wが車止め具1と共に傾斜面
をずり下がることが防止される。
【0016】また、車止め具1を荷物の転がり防止具と
して使用する場合には、荷台に置いた一対の車止め具
1,1を、図4に示すように、当接部3,3同士が左右
に対向する部分重ね状態にして連結したうえで、基部2
の上に荷物Lを載せる。このとき、凹凸部の係合相手
(平行溝2d1 に対する突条部2e2 、突条部2e1
対する平行溝2d2 )を選択することにより当接部3,
3の間隔を適宜に調整することができる。
【0017】上記のように車止め具1を荷物の転がり防
止具とした場合、当接部3,3の間隔を荷物Lの幅に応
じたものに調整することができ、しかも一体化した車止
め具1,1の基部2,2が荷物Lにて押し付けられるの
で使用中に当接部3,3の間隔が開くことがない。した
がって、荷台が揺れても荷物Lが転がったり位置がずれ
たりすることが確実に防がれる。
【0018】この車止め具1の基部2は柔軟で折り曲げ
易いから、図5に示すように、一方の車止め具1の基部
2の先端をはね上げ、もう一方の車止め具1の当接部3
に沿わせることによって、幅の狭い荷物Lに対応させる
ことができる。その場合、図示は省略したが、当接部3
の下側にも平行溝と突条部が形成されている方が好まし
い。また、図6に示すように、複数の車止め具1’を同
一方向に並べて荷物Lを支持することもできる。なお、
同図に示す車止め具1’は、当接部3の下側にも平行溝
2d2 と突条部2e2 が形成されており、当接部3,3
の間隔の調整幅を前述の車止め具1と比べてさらに広げ
た例である。
【0019】次に、第2実施形態について説明する。図
7に示す車止め具11は、合成ゴムや合成樹脂を図示形
状に成形したものであり、略板状の基部12と、その基
部12の一縁部に突設され正面形状が略台形の当接部1
3とからなる。
【0020】前記基部12の上面12aは、当接部13
が設けられている基端部から先端に向かって基部12の
厚みを減ずるように傾斜しており、先端部には傾斜角度
がさらに大きくなった傾斜面12bが形成されている。
基部12の上面12aには複数個の略半球状の突部12
dが形成され、下面12cには突部12dが嵌まり込む
略半球状の凹部12eが形成されている。したがって、
上下に重ね合わせた車止め具11は前後左右どの方向に
もずれることがない。なお、基部2や基部12の上下両
面に形成する凹凸形状は、上記の他、適宜形状にするこ
とができる。
【0021】この車止め具11は、前述の車止め具1と
同様にして、車止め具あるいは荷物の転がり防止具とし
て使用できる。荷物の転がり防止具として使用する際
は、一対の車止め具11,11を、当接部13,13が
所望の間隔になるように突部12dと凹部12eの係合
相手を選択して連結する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車止め具
は、車止めとして使用するときには車輪から外れるおそ
れが無く、また、荷物の転がり防止具として使用すると
きには連結した車止め具の当接部の間隔を荷物に適合す
るように調整できるので荷物の転がりや位置ずれを確実
に防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車止め具の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る車止め具の正面図である。
【図3】凹凸形状の別例を示す図である。
【図4】第1実施形態に係る2個の車止め具を部分重ね
した状態を示す図である。
【図5】第1実施形態に係る2個の車止め具を部分重ね
した状態を示す図である。
【図6】第1実施形態に係る複数の車止め具を同一方向
に部分重ねした状態を示す図である。
【図7】第2実施形態に係る車止め具を示し、(a)は
その斜視図、(b)はA−A断面図である。
【図8】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【図9】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【図10】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【図11】従来例の車止め具を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 車止め具 2 基部 2d1 ,2d2 平行溝(連結部) 2e1 ,2e2 突条部(連結部) 3 当接部 W 車輪

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単独で若しくは複数個を連結した状態で
    使用される車止め具であって、車輪等物体を載せる基部
    と、該基部に突設され該車輪等物体が乗り越え難い形状
    に形成された当接部とを有し、前記基部の上面と下面に
    は互いに係合可能な形状に形成された連結部が設けられ
    ていることを特徴とする荷物の転がり防止具ともなり得
    る車止め具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車止め具において、前記
    連結部は前記基部の上面と下面に複数配設された凹凸部
    で構成され、該車止め具の複数個を前記当接部同士が左
    右に対向するように重ねた状態に連結して使用するとき
    に、該凹凸部の係合相手を選択することにより該当接部
    の間隔を調整できるようにしたことを特徴とする荷物の
    転がり防止具ともなり得る車止め具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車止め具において、前記
    基部が湾曲又は折曲げ自在に形成されていることを特徴
    とする荷物の転がり防止具ともなり得る車止め具。
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