JP2520837Y2 - 車止め - Google Patents

車止め

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JP2520837Y2
JP2520837Y2 JP1991106683U JP10668391U JP2520837Y2 JP 2520837 Y2 JP2520837 Y2 JP 2520837Y2 JP 1991106683 U JP1991106683 U JP 1991106683U JP 10668391 U JP10668391 U JP 10668391U JP 2520837 Y2 JP2520837 Y2 JP 2520837Y2
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JP1991106683U
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Inventor
正 飯沼
Original Assignee
ミサワセラミックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は駐車場等の床面に配置す
る車止めに関する。
【0002】
【従来の技術】駐車状の床面には、駐車車両の位置規制
や移動防止の目的でほとんどの場合、車止めを配置す
る。この車止めは、コンクリート床面に対しては角柱状
あるいは台形状断面のコンクリートブロック製のものを
用い、立体駐車状に多く見られるようなエキスパンドメ
タルや床用鋼板等の鋼製床には、鋼製ブロックのものを
用いることが通例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車止めは、コンクリート製または鋼製であることから重
く、設置時の取扱いに危険を伴う。しかも、ブロック状
であるため、車両の車輪の押圧力に対して十分な剛性を
有するものの、設置作業が非常に煩雑である。例えばコ
ンクリートブロックは、コンクリート床面に埋込み配置
してモルタルて固着する施工が多く、取付け作業が非常
に煩わしい。また鋼製ブロックは、床面に対し溶接固定
するため、この場合も取付けに煩雑な作業を必要とす
る。本考案は、軽量でかつ十分な剛性を有し、しかも取
付けが容易な車止めを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る車止めは、
駐車車両の車輪が当接される上部材と、上部材を着脱可
能に結合するベースプレートとからなるものであって、
上記上部材は、左右に配置された台形状の側板と、これ
ら側板の上辺間に配置されてこれらと一体に連結された
上面板と、側板のそれぞれの手前側斜辺間に配置されて
これら側板と上面板と一体に連結された手前斜面板と、
側板のそれぞれの奥側斜辺間に配置されて上面板と一体
に連結され、かつ側板から切り離された奥側斜面板とか
らなり、手前斜面板と奥側斜面板には、それぞれの下辺
から内方に向けて折曲された上側係止面部分が設けられ
てなるもので、上記ベースプレートは、対象床面に固定
される取付け座面板からなり、取付け座面板には、その
手前側辺と奥側辺とからそれぞれ立ち上げられるととも
に先端が外方に向けて延出され、かつ上側係止面部分に
係合する下側係止面部分が設けられてなる。
【0005】
【作用】本考案の車止めでは、上部材が上面板、側板、
手前斜面板および奥側斜面板の板材で構成されているた
め、軽量となる。また奥側斜面板が左右の側板から切り
離されているため、奥側斜面板と側板との間にバール等
を挿入することで、奥側斜面板を撓ませ、上側係止面部
分を変位させることが可能となる。また上部材では、上
面板が側板と一体に連結されているとともに、手前斜面
板が側板と上面板とに一体に連結されているため、上部
材の車輪が当接する側の車輪の押圧力に対する剛性が十
分に確保される。
【0006】
【実施例】図1は本考案の車止めの一実施例を示す一部
破断面を含む分解斜視図、図2は図1の車止めの組立状
態の一部破断面を含む側面図、図3は別の実施例による
車止めの組立状態の一部破断面を含む側面図である。図
中、1は車止め、2は車輪、3は上部材、31a,31
bは上部材3の側板、32は同じく上面板、33は同じ
く手前斜面板、34は同じく奥側斜面板、35は同じく
上側係止面部分、4はベースプレート、41はベースプ
レート4の取付け座面板、42は同じく手前側辺、43
は同じく奥側辺、44は同じく下側係止面部分、5は床
面、6はU字ボルトである。図1及び図2に示すよう
に、本実施例の車止め1は鋼板製で、駐車する車両の車
輪2が当接される上部材3と、その下に配置されて上部
材3を着脱可能に結合するベースプレート4とからなっ
ている。
【0007】上部材3は、左右に配置された台形状の側
板31a,31bと、これら側板31a,31bの上辺
間に配置された略矩形状の上面板32と、側板31a,
31bのそれぞれの手前側斜辺間に配置された手前斜面
板33と、側板31a,31bのそれぞれの奥側斜辺間
に配置された奥側斜面板34とから構成されている。ま
た手前斜面板33と奥側斜面板34には、それぞれの下
辺をやや延長して、これらの部分を内方側に水平に向け
て折り曲げた上側係止面部分35が設けられている。
【0008】上記の側板31a,31bと上面板32と
手前斜面板33とは、一体に連結されている。ここで
は、側板31a,31bの上辺と上面板32の縦辺とが
なす稜線部分36、側辺31a,31bの手前側斜辺と
手前斜面板33の左右側辺とがなす稜線部分37、手前
斜面板33の上辺と上面板32の横辺とがなす稜線部分
38がそれぞれ例えば溶接固定されて、側板31a,3
1bと上面板32と手前斜面板33とが一体に連結され
ている。さらに、上面板32と奥側斜面板34とは、奥
側斜面板34の上面と上面板32の横辺とがなす稜線部
分39が例えば溶接固定されて、一体に連結されてい
る。一方、奥側斜面板34の左右側辺と側板31a,3
1bの奥側斜辺とは溶接されておらず、奥側斜面板34
と側板31a,31bとが切り離された状態となってい
る。
【0009】従って、奥側斜面板34と側板31a,3
1bとか切り離されていることにより、奥側斜面板34
はある程度撓ませることが可能になっている。そして、
その撓みつまり弾性変形に従って、奥側斜面板34の下
辺、すなわち奥側の上側係止面部分35が外側に向けて
変位するようになっている。この撓みは必要の都度、奥
側斜面板34と側板31a,31bとの間の隙間にバー
ル等を挿入して生じさせる。
【0010】ベースプレート4は、矩形状の鋼板からな
る取付け座面板41から構成されている。この取付け座
面板41には、この対向する二辺、すなわち手前側辺4
2と奥側辺43とからそれぞれ立ち上げられるとともに
先端が若干外側に向けて延出された下側係止面部分44
が設けられている。取付け座面板41と下側係止面部分
44とは一体に成形されたものであり、取付け座面板4
1は、この場合の床面5として使用したエキスパンドメ
タルに対してU字ボルト6により固定される。そして上
記の上部材3の上側係止面部分35とベースプレート4
の下側係止面部分44とは、これらが図2のように上下
に重なって相互に係合するよう、また奥側の上側係止面
部分35を図中に二点鎖線で示すように変位させた場合
に係合が外れるように、寸法、形状と関係配置が予め決
めて構成されている。
【0011】上記のように構成された本実施例の車止め
1では、上部材3が側板31a,31b、上面板32、
手前斜面板33および奥側斜面板34の板材から構成さ
れているので、軽量であり、非常に容易に取り扱うこと
ができる。また、奥側斜面板34と側板31a,31b
とが切り離されているため、奥側斜面板34と側板31
a,31bとの間にバール等を挿入することで奥側斜面
板34を容易に撓ませ、奥側の上側係止面部分35を外
側に向けて変位させることができる。よって、ベースプ
レート4に上部材3を容易に取付けることができる。
【0012】しかも、上部材の側板31a,31b、上
面板32、手前斜面板33が一体に連結されるととも
に、上面板32と奥側斜面板34とか一体に連結されて
いるので、上部材3の車輪が当接する側のその押圧力に
対する剛性を十分に確保することができる。また上部材
3の断面形状が台形であり、車輪2が当接した際にはそ
の押圧力の一部が下向き荷重になって、この分上部材3
に対する水平方向圧力が減少するので、車輪2の押圧力
に対して転倒し難く、車輪2に対してエッジによる損傷
を与えず、かつ駐車車両の車体下面部材に接触する傾向
も少ない。
【0013】さらに、ベースプレート4が上部材3を着
脱可能に結合するため、車止め1の対象床面5に対する
取付け、取外しをベースプレート4単独で行うことがで
きて作業が非常に容易となる。このような特性から、こ
の車止めは各種イベント等における仮設駐車場向けの車
止めにも好適なものと言える。
【0014】またベースプレート4の取付け座面部分4
1を床面5に固定したU字ボルト6の端部は、上部材3
の装着により隠蔽されて外観を損じることがない。また
上記上面板32、手前斜面板33、奥側斜面板34のう
ち少なくとも手前斜面板を凹凸状面に形成すれば、これ
ら凹凸が所謂補強リブとして働き剛性が高められるとと
もに外観上の意匠も向上させることができる。さらに上
面板32に駐車位置番号を付すことで駐車場内の管理を
容易とすることができる。この場合上面板32を手前側
低位に傾斜させることで車内からの番号目視が容易とな
る。
【0015】次に図3に示す別の実施例について述べ
る。これは床面5がコンクリート床の場合であり、ベー
スプレート4の取付け座面板41を床面5に対してアン
カーボルト7で固定する。アンカーボルト7は、床面5
の下穴に打ち込んで下端部を拡張させる形式の市販のア
ンカーボルトを用いている。またアンカーボルト7は下
端をL字状に曲げて床面5に埋め込んだものであっても
よい。その他の構成、作用等については前記実施例と同
様につき説明は省略する。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る車止めによれば、上部材が
上面板、側板、手前斜面板および奥側斜面板の板材で構
成されているので、軽量化を図ることができる。また奥
側斜面板が左右の側板から切り離されているため、奥側
斜面板を撓ませ、上側係止面部分を変位させることがで
きる。よってベースプレートに上部材を容易に取付ける
ことができるので、予め対象床面にベースプレート固定
しておけば、対象床面への車止めの取付けを非常に容易
に行うことができるとなる。しかも、上部材において
は、上面板と側板と手前斜面板とが一体に連結されてい
るため、上部材の車輪が当接する側の車輪の押圧力に対
する剛性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す車止めの配置状況の一
部破断面を含む分解斜視図である。
【図2】図1の一部破断面を含む側面図である。
【図3】他の実施例を示す一部破断面を含む側面図であ
る。
【符号の説明】
1 車止め 2 車輪 3 上部材 4 ベースプレート 5 床面 31a,31b 側板 32 上面板 33 手前斜面板 34 奥側斜面板 35 上側係止面部分 41 取付け座面板 42 手前側辺 43 奥側辺 44 下側係止面部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車車両の車輪が当接される上部材と、 前記上部材を着脱可能に結合するベースプレートとから
    なる車止めであって、 前記上部材は、左右に配置された台形状の側板と、 該左右の側板の上辺間に配置されてこれらと一体に連結
    された上面板と、 前記側板のそれぞれの手前側斜辺間に配置されてこれら
    側板と前記上面板と一体に連結された手前斜面板と、 前記側板のそれぞれの奥側斜辺間に配置されて前記上面
    板と一体に連結され、かつ前記側板から切り離された奥
    側斜面板とからなり、 前記手前斜面板と前記奥側斜面板には、それぞれの下辺
    から内方に向けて折曲された上側係止面部分が設けられ
    てなるもので、 前記ベースプレートは、対象床面に固定される取付け座
    面板からなり、 該取付け座面板には、その手前側辺と奥側辺とからそれ
    ぞれ立ち上げられるとともに先端が外方に向けて延出さ
    れ、かつ前記上側係止面部分に係合する下側係止面部分
    が設けられてなることを特徴とする車止め。
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JPH0547021U JPH0547021U (ja) 1993-06-22
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JP2515143Y2 (ja) * 1993-11-05 1996-10-30 株式会社マルデン 車輪停止具

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