JP2525398Y2 - 脱線防止用ガード部材の取付装置 - Google Patents

脱線防止用ガード部材の取付装置

Info

Publication number
JP2525398Y2
JP2525398Y2 JP8563090U JP8563090U JP2525398Y2 JP 2525398 Y2 JP2525398 Y2 JP 2525398Y2 JP 8563090 U JP8563090 U JP 8563090U JP 8563090 U JP8563090 U JP 8563090U JP 2525398 Y2 JP2525398 Y2 JP 2525398Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
mounting bracket
mounting
guard member
sleeper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8563090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0446103U (ja
Inventor
光廣 葭谷
一雄 三宅
啓介 切敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Japan Railway Co
Original Assignee
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by West Japan Railway Co filed Critical West Japan Railway Co
Priority to JP8563090U priority Critical patent/JP2525398Y2/ja
Publication of JPH0446103U publication Critical patent/JPH0446103U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2525398Y2 publication Critical patent/JP2525398Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軌道の曲線区間勾配変化点等上り又はせり
上り脱線の虞れがある区間の本線レールの内軌側に沿っ
て敷設する脱線防止用ガード部材を締結する脱線防止用
ガード部材の取付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、本線レールの内軌側に沿って敷設する脱線防止
用ガード部材を締結するには、木枕木の場合には、ガー
ド部材として本線レールと同様のレールをガードレール
として使用し、いぬ釘等等によって枕木に締結してい
た。しかしながら近年においては、乗り心地を向上させ
るため木枕木に換えてコンクリート枕木を使用すること
が多くなってきている。
しかしながらこのコンクリート枕木では、木枕木のよ
うに枕木に直接ガード部材を締結することが困難である
ため、従来該ガード部材を取付金具を介して本線レール
に締結するようにしている。すなわち、第6図に示すよ
うに従来の脱線防止用ガード部材の取付装置本体となる
取付金具1は、水平部2と垂直部3とで正面略L字状に
形成され、該取付金具1の内側コーナー部に本線レール
4の一側のレール裾部4aを係合する係合部5が形成さ
れ、前記水平部2の先端に上方に、鈎状に弯曲した本線
レール4の他側のレール裾部4bを嵌合する嵌合部6が形
成され、該嵌合部6と前記係合部5とでレール嵌合部が
構成されている。又、前記垂直部3の上端には、ガード
部材7の取付部7aを嵌合する嵌合溝8が前後方向に貫通
して形成されている。
図中9a,9bは補強用フランジである。
前記のようにして構成された取付金具1は、第7図に
示すように枕木10,10間において本線レール4にボルト1
1とナット12によって固定した後、前記嵌合溝8にガー
ド部材7の取付部7aを嵌合させ、ボルト13によってガー
ド部材7を締結するようになされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来のものでは、前述したように
枕木間に取付金具を取付けるため、マルチプルタイタン
パー等を使用してバラストの突固め等路線の補修作業の
場合にはガード部材だけではなく、該取付金具まで取外
さなくてはならないという煩わしさがあり作業能率も低
下する。このため、列車の通行の合間を縫って迅速に行
わなければならない該作業には多くの作業員と工費を必
要とするという問題がある。
又、該取付金具は前後方向の押えがないため、本線レ
ールの伸縮によって前後方向に移動したり傾いたりする
虞れがある。
そこで本考案は、前記従来の問題点に鑑みて成された
ものであって、ガード部材を取外すだけで容易に路線の
補修作業ができるガード部材の取付装置を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのため本考案は、ガード部材の取付装置本体を構成
する取付金具を、枕木部分に取付けられるように前記水
平部を垂直部の前寄側もしくは後寄側のいずれか一方に
形成し、枕木の側面と対向する内側に軌道パッドを介し
て該側面に当接する当接面を形成すると共に、前記垂直
部の下面を軌道パッドを介して枕木の上面に載置する載
置面とした構造とすることによって、所期の目的を達成
するようにしたものである。
〔作用〕
前記取付金具を本線レールに取付けるには、先ず取付
金具の水平部を本線レールの内軌側から本線レールの下
面に挿入し、取付金具の内側コーナー部に形成した係合
部に本線レールのレール裾部の一側、すなわち、内軌側
のレール裾部に係合させると共に、水平部の当接面を軌
道パッドを介して枕木の側面に当接させ、かつ、垂直部
の下面の載置面を枕木の上面に載置した後、水平部の先
端レール押えを介して、あるいは直接固定ボルト等によ
って固定する。然る後、ガード部材の取付部を取付金具
の垂直部上端に形成した該嵌合溝に嵌合させてボルト・
ナットによって締結する。
これにより、枕木と枕木の間には、ガード部材の取付
装置が存在しないので、ガード部材を取外すだけでバラ
ストの突固め等路線の補修作業ができる。又、取付金具
の水平部に形成した当接面が枕木の側面に当接し、垂直
部の下面の載置面が枕木の上面に載置されているので、
本線レールの伸縮等によって該取付金具が移動したり傾
いたりすることがない。
〔実施例〕
以下、本考案を図示せる実施例に随って説明する。
Aは本線レールBに脱落防止のためのガード部材Cを
締結するための取付装置本体となる取付金具であって、
本線レールB下面に固定する水平部21とガード部材Cを
上端に締結する垂直部22とで正面略L字状に形成されて
いる。そして、該取付金具Aの内側コーナー部には、前
記水平部21の上面に向かって並行に開口し、本線レール
Bの一側のレール裾部31aを係合する係合部23が形成さ
れている。又、前記水平部21の上面先端には前後方向に
傾斜する側壁24が形成されている。
25は前記側壁24と本線レールBの他側のレール裾部31
bとの間に嵌合させるレール押えであって、くさび状に
形成され、一側の下部には前記レール裾部31bに係合す
る係合段部25aが形成されている。26は前記レール押え2
5を取付金具Aに固定するための固定ボルトであって、
該固定ボルト26を螺締することによって取付金具Aをレ
ール本体Bに固定することができるようになされてい
る。
すなわち、取付金具Aに形成した係合部23を本線レー
ルBの一側のレール裾部31aに係合させ、前記側壁24と
本線レールBの他側のレール裾部31bとの間にレール押
え25を嵌合させた後、固定ボルト26を螺締することによ
って取付金具Aをレール本体に固定することができる。
又、前記水平部21の一側面には枕木Dの側面41に当接
する当接面27が該一側面から一体に延設されて形成さ
れ、該水平部21は垂直部22が枕木Dの上面42に載置され
るよう該垂直部22の前寄側もしくは後寄側のいずれか一
方に設けられていると共に、垂直部22が枕木Dの上面42
に載置されたとき当接面27が枕木Dの側面41に当接する
ようになされている。尚、前記当接面27が枕木Dの側面
41に当接したときには、前記水平部21の一側面も枕木D
の側面41に当接する。
又、前記水平部21の外側面の端部近傍には端部に向か
って漸次幅狭になるテーパー状の切欠き21aが形成され
ている。
尚、前記水平部21の当接面27は当該取付金具Aの補強
も兼ねている。
垂直部22の上端には横断面L字状に折曲されたガード
部材Cの取付部51を嵌合する嵌合溝28が前後方向に貫通
して形成されている。又、該垂直部22の下面は枕木Dの
上面42に載置される載置面29となっている。又、該垂直
部22の外側面には下端に向かって漸次幅狭になるテーパ
ー状の切欠き22aが形成されている。
30はガード部材Cを取付金具Aに締結する締結ボルト
であって、ガード部材Cの取付部51を取付金具Aの嵌合
溝28に嵌合させ、該締結ボルト30によって締結すること
は従来と同様である。
前記のようにして構成された取付金具Aは枕木Dの一
側に軌道パッド61を介して配置され、本線レールBに固
定されている。
尚、該取付金具Aを設置したとき、その垂直部22はレ
ール締結装置(図示せず)に接触しないように設計され
ている。又、該取付金具Aは水平部21の当接面27が枕木
Dの側面41に当接し、垂直部22の載置面29が枕木Dの上
面42に載置されるので前後方向の傾倒が防止できるため
第1図に示すように枕木Dのいずれか一側に設置すれば
足りるのであるが、場合により第3図に示すように枕木
Dの両側に設置することもある。
軌道パッド61は本考案に対応させるため、従来の軌道
パッドを改良したものであって、第5図(イ)は取付金
具Aを枕木Dの一側に設置する場合の軌道パッド、第5
図(ロ)は取付金具Aを枕木Dの両側に設置する場合の
軌道パッドを示したものである。
該軌道パッド61を使用することにより、軌道の弾性と
短絡防止を図ることができる。
〔本考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ガード部材の取付
装置本体を構成する取付金具を、枕木部分に取付けられ
るように前記水平部を垂直部の前寄側もしくは後寄側の
いずれか一方に形成し、枕木の側面と対向する内側に軌
道パッドを介して該側面に当接する当接面を形成すると
共に、前記垂直部の下面を軌道パッドを介して枕木の上
面に載置する載置面としたので、枕木と枕木の間には、
ガード部材の取付装置が存在しないので、ガード部材を
取外すだけでバラストの突固め等路線の補修作業ができ
る。したがって、該作業能率を大幅に向上させることが
できるので、作業員の人数を削減できるだけではなく工
費も大幅に低減させることができる。
又、本考案によれば、取付金具の水平部に形成した当
接面が枕木の側面に当接し、垂直部の下面の載置面が枕
木の上面に載置されているので、本線レールの伸縮等の
押圧力が加わっても該取付金具が移動したり傾いたりす
ることがない。
又、本考案によれば、取付金具の垂直部外側面にテー
パー状の切欠きを形成すると共に、水平部外側面の端部
近傍にもテーパー状の切欠きを形成したので、マルチプ
ルタイタンパー等の保線機器類と該取付金具とが接触す
ることがないので突固め等路線の補修作業が極めて容易
に行える。
さらに、本考案によれば、取付金具を枕木に当接させ
るようにしたので、軌框の剛性が大きくなるので、軌道
の挫屈を防止することができる。又、取付金具を枕木の
両側に設置したものにおいては、アンチクリーパの役目
を果たし本線レールのふく進防止及び枕木の直角狂いを
防止することができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の取付金具を本線レールに固定した状態
を示す斜視図、第2図は同上の正面図、第3図は取付金
具を枕木の両側に取付けた状態を示す正面図、第4図は
本考案の取付装置の取付位置を示す軌道の平面図、第5
図(イ),(ロ)は軌道パッドの形状を示す斜視図、第
6図は従来の取付金具を本線レールに固定した状態を示
す斜視図、第7図は従来の取付装置の取付位置を示す軌
道の平面図である。 Aは取付金具、Bは本線レール、Cはガード部材、Dは
枕木、21は水平部、22は垂直部、23は係合部、24は側
壁、25はレール押え、26は固定ボルト、27は当接面、28
は嵌合溝、29は載置面、30は締結ボルト。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面略L字状に形成され、水平部上面に本
    線レール下面に嵌合するレール嵌合部が形成され、垂直
    部上端にガード部材の取付部を嵌合する嵌合溝が形成さ
    れた取付金具と、該取付金具をレールに固定する固定ボ
    ルトと、取付金具にガード部材を締結する締結ボルトと
    で構成された脱線防止用ガード部材の取付装置におい
    て、前記取付金具を枕木に取付けられるように前記水平
    部を垂直部の前寄側もしくは後寄側のいずれか一方に形
    成し、枕木の側面と対向する内側に軌道パッドを介して
    該側面に当接する当接面を形成すると共に、前記垂直部
    の下面を軌道パッドを介して枕木の上面に載置する載置
    面としたことを特徴とする脱線防止用ガード部材の取付
    装置。
  2. 【請求項2】取付金具の内側コーナー部にレール裾部の
    一側を係合する係合部を形成し、取付金具の水平部の上
    面先端に前後方向に傾斜する側壁を形成すると共に、該
    側壁とレール裾部の他側との間に、レール裾部に係合す
    る係合段部を有するくさび状のレール押えを嵌合させ固
    定ボルトを螺締することによって取付金具をレールに固
    定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の脱
    線防止用ガード部材の取付装置。
  3. 【請求項3】取付金具の垂直部外側面にテーパー状の切
    欠きを形成すると共に、水平部外側面の端部近傍にもテ
    ーパー状の切欠きを形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の脱線防止用ガード部材の取付装置。
JP8563090U 1990-08-13 1990-08-13 脱線防止用ガード部材の取付装置 Expired - Lifetime JP2525398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8563090U JP2525398Y2 (ja) 1990-08-13 1990-08-13 脱線防止用ガード部材の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8563090U JP2525398Y2 (ja) 1990-08-13 1990-08-13 脱線防止用ガード部材の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0446103U JPH0446103U (ja) 1992-04-20
JP2525398Y2 true JP2525398Y2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=31816956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8563090U Expired - Lifetime JP2525398Y2 (ja) 1990-08-13 1990-08-13 脱線防止用ガード部材の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2525398Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100708484B1 (ko) * 2005-12-07 2007-04-18 한국철도기술연구원 프리캐스트 플로팅 슬래브궤도 구조 및 그의 시공방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0446103U (ja) 1992-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2525398Y2 (ja) 脱線防止用ガード部材の取付装置
JP3280607B2 (ja) 脱線防止用ガード部材の取付装置
CA1206938A (en) Highway railway crossing and cap therefor
US11236474B2 (en) Railway fastener for use with crossties
JPH083441Y2 (ja) 軌道の座屈防止装置
JPS6241042Y2 (ja)
JP3830004B2 (ja) 分岐用まくらぎ直角間隔狂い防止装置
JPH04126901U (ja) レール締結装置
JP2550785B2 (ja) レール敷設構造
JPH0647923Y2 (ja) 踏切端部における車輪ガイド装置
KR200168731Y1 (ko) 철도선로에서 궤도의 좌굴방지장치
JPH0715841Y2 (ja) レール固定装置
JP2596394Y2 (ja) レール弾性締結用線ばねクリップの係止金具
CA3028413C (en) Railway fastener for use with crossties
JP3048329B2 (ja) レール高さ調整方法
JP2887720B2 (ja) 踏切舗装板
JP4116746B2 (ja) 踏切道
JPH0538081Y2 (ja)
KR930004952Y1 (ko) 철도레일 조인트 장치
KR860001900Y1 (ko) 철도용콘크리트 침목을 재활용하는 레일 결속구
JPH1082407A (ja) 橋マクラギフックボルト回転止
KR100453985B1 (ko) 피씨티용 가드레일 체결장치
JP3345112B2 (ja) 座屈防止板
JPH046802B2 (ja)
RU2038440C1 (ru) Устройство для крепления рельса к шпале