JP2550785B2 - レール敷設構造 - Google Patents

レール敷設構造

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JP2550785B2
JP2550785B2 JP3016710A JP1671091A JP2550785B2 JP 2550785 B2 JP2550785 B2 JP 2550785B2 JP 3016710 A JP3016710 A JP 3016710A JP 1671091 A JP1671091 A JP 1671091A JP 2550785 B2 JP2550785 B2 JP 2550785B2
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rail
support plate
rails
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悟吉 波戸内
純 飯田
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床上に移動棚や小型ク
レーン、台車などの移動体を設置する際、この移動体を
車輪を介して支持案内するためのレールの敷設構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレール敷設構造として
は、図5に示すものがある。すなわち、25は移動棚を示
し、つば付き車輪26とつば無し車輪27とを有している。
これら車輪26,27 を介して移動棚25を支持案内する複数
条のレール28,29 が配設されている。
【0003】このうち、つば無し車輪27側のレール29は
レール29の長さ方向に所定間隔をおいて配設された複数
の支持板30に溶接で一体に固定されて支持され、これら
支持板30は既設床31に打設されたアンカーボルト32によ
って架設されている。また、つば付き車輪26側のレール
28は凹形状に折り曲げられた板材33の内部に設けられて
いる。この板材33はレール28の長さ方向に所定間隔をお
いて配設された複数の支持板30に溶接で一体に固定され
て支持され、これら支持板30は既設床31に打設されたア
ンカーボルト32によって架設されている。上記アンカー
ボルト32および支持板30はコンクリート層34に埋設さ
れ、レール28,29 の上面と板材33の上端面とはコンクリ
ート層34の上面と面一である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、各レール28,29の長さ方向(前後方向)における支
持板30のピッチをアンカーボルト32のピッチに合わせて
各支持板30をレール28,29に取付けなければならず、万
一、アンカーボルト32の前後ピッチと支持板30の前後ピ
ッチとに誤差が生じた場合、各レール28,29の取付けが
困難になるといった問題があった。
【0005】本発明の目的とするところは、レールの取
付けが容易に行えるレール敷設構造を提供する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるレール敷設構造は、床上に、車輪を
介して走行自在な移動体を支持案内するレールが配設さ
れ、このレールの両側端部に薄肉部が形成され、上記レ
ールはレールの長さ方向に所定間隔をおいて複数設けら
れた門型状の支持板に載置され、これら支持板に、一端
がレールの薄肉部の上面に当て付けられかつ他端が上記
支持板に当て付けられる固定具を設け、これら固定具を
上下方向から締め付けて支持板に連結する締付具が設け
られ、上記床に、上記各支持板の両側端部に挿通されて
各支持板を架設するアンカーボルトが打設され、上記床
にコンクリート層を形成して、このコンクリート層に上
記支持板と固定具と締付具とレールとを埋設し、上記コ
ンクリート層の上面に上記レールの上面を露出させた
のである。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、レールを複数の
支持板に載置して固定具を締付具で締め付けることによ
り、レールは固定具により支持板に押し付けられて固定
される。万一、レールの長さ方向において、既設床に打
設されたアンカーボルトのピッチと支持板のピッチとに
誤差が生じた場合、締付具を緩めて支持板をレールの長
さ方向にずらし、支持板のピッチをアンカーボルトのピ
ッチに合わせることができる。このように、支持板をレ
ールの長さ方向にずらしてピッチを調節することが可能
なため、レールの取付けが容易に行える。
【0008】レール取付後、床にコンクリート層を形成
して、上記支持板と固定具と締付具とレールとをコンク
リート層に埋設し、コンクリート層の上面に上記レール
の上面を露出させることにより、コンクリート層の上面
とレールの上面との段差を解消することができる。した
がって、コンクリート層の上面を走行するフォークリフ
ト等の運搬車両や歩行者がレール上を円滑に横断でき、
さらに、レールをより一層強固に固定することができ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1、図2に示すように、既設床1上に
アンカーボルト2および支持板3から成る複数の架設具
4が前後方向に適当な間隔で直線状に設けられている。
【0010】上記アンカーボルト2は左右一対で既設床
1に打設され、これらアンカーボルト2の上部間には、
上,下ナット5を介して支持板3が架設されている。こ
れにより、上,下ナット5を回転させることで、施工時
の支持板3の高さ調整が可能となる。
【0011】支持板3の中央部は両端部よりも上方に凸
設したレール取付面3aが形成されている。このレール
取付面3aにレール6,7が前後方向に敷設され、固定
具の一例であるクランプ材8によって固定されている。
すなわち、上記レール6,7は凸形状をしており、左右
両端部に薄肉のクランプ係止部6a,7aが形成されて
いる。
【0012】上記クランプ材8は、断面L形の板材であ
り、上下方向に挿通されたボルト9、ナット10(締付具
の一例)を介してレール取付面3aの左右両端部に取付
けられており、クランプ材8の一端部はクランプ係止部
6a,7aの上面に当接し、クランプ材8の他端の垂直
部はレール取付面3aに支持されている。上記ボルト
9、ナット10を締め付けることで、クランプ係止部6
a,7aがクランプ材8によって下方に押し付けられる
ため、レール6,7はレール取付面3aに強固に固定さ
れる。
【0013】レール6,7のうち、側レール6の上面の
左右両端部には溝12がそれぞれ前後方向に直線状に形成
されており、これら溝12にはつば付き車輪13(後述す
る)の両側部に設けられたつば部13aがはめ込まれ、こ
れらつば部13aは溝12の内側面に案内されて走行自在と
なっている。上記側レール6および中レール7は引抜き
成形されるため、溝12は側レール6に一体成形される。
【0014】上記架設具4およびクランプ材8とボルト
9とナット10はコンクリート層14に埋設され、このコン
クリート層14の上面は側レール6および中レール7の上
面に対して面一またはわずかに低位になるように設けら
れており、これにより、コンクリート層14の上面には上
記側レール6の上面と中レール7の上面とが露出してい
る。
【0015】図3、図4に示すように、側レール6およ
び中レール7は所定位置に複数条並設され、側レール6
にはつば付き車輪13そして中レール7にはつば無し車輪
15とを介して、複数の移動棚16(移動体の一例)が載置
されている。したがって、各移動棚16は一定経路17上で
各別に各レール6,7に支持案内されて往復移動自在と
なる。尚、18はひび割れ防止用の金網である。
【0016】以下に上記実施例における作用を説明す
る。各レール6,7を複数の支持板3のレール取付面3
aに載置してクランプ材8をボルト9およびナット10で
締め付けることにより、各レール6,7はクランプ材8
により支持板3に押し付けられて固定される。万一、既
設床1に打設されたアンカーボルト2の前後方向(レー
ル6,7の長さ方向)のピッチと支持板3の前後方向
(レール6,7の長さ方向)のピッチとに誤差が生じた
場合、ボルト9およびナット10を緩めて支持板3を前後
方向(レール6,7の長さ方向)にずらし、支持板3の
前後ピッチをアンカーボルト2の前後ピッチに合わせる
ことができる。このように、支持板3を前後方向(レー
ル6,7の長さ方向)にずらしてピッチを調節すること
が可能なため、レール6,7の取付けが容易に行える。
【0017】また、上記ボルト9およびナット10を緩め
てレール6,7を左右方向(幅方向)にずらすことによ
り、各レール6,7の左右方向(幅方向)の芯出しを行
える。上記実施例では、支持板3の中央部に、両端部よ
りも上方に凸設したレール取付面3aを形成し、アンカ
ーボルト2を支持板3の両端部に挿通しているため、コ
ンクリート層14をレール6,7の上面に対して面一に形
成した場合、上記アンカーボルト2の上端および上,下
ナット5はコンクリート層14内に十分に埋設される。
【0018】また、上記コンクリート層14に架設具4と
クランプ材8とボルト9とナット10とを埋設し、コンク
リート層14の上面に上記各レール6,7の上面を露出さ
せることにより、コンクリート層14の上面と上記各レー
ル6,7の上面との段差を解消することができる。した
がって、コンクリート層14の上面を走行するフォークリ
フト等の運搬車両や歩行者が各レール6,7上を円滑に
横断でき、さらに、各レール6,7をより一層強固に固
定することができる。
【0019】レール6,7を敷設した後、複数の移動棚
16を据え付ける。これら移動棚16は、つば付き車輪13お
よびつば無し車輪15を介して、側レール6および中レー
ル7に支持されて一定経路17上を往復移動する。このと
き、つば付き車輪13が側レール6の上面を走行するのに
ともない、つば部13aは溝12の内側面に案内されて溝12
に沿って走行する。尚、上記溝12は、側レール6を引抜
き成形することによって、一体に設けられるため、溶接
は不要となる。したがって、溶接作業や溶接後のスパッ
タ清掃作業といった手間が省け、溝12を容易かつ短時間
で形成することができる。
【0020】上記実施例では既設床1上にレール6,7
を敷設しているが、既設床1に限らず、新設床の第1次
コンクリート上にレール6,7を敷設してもよい。ま
た、クランプ材8は、断面L形に限らず、クランプ係止
部6a,7aの上面に当接する上部水平板部と、レール
取付面3aに当接する下部水平板部と、これら上部水平
板部と下部水平板部との間に連設する縦板部とにより断
面Z形に形成され、下部水平板部とレール取付面3aと
をボルトで連結してもよい。
【0021】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、レールを複
数の支持板に載置して固定具を締付具で締め付けること
により、レールは固定具により支持板に押し付けられて
固定される。万一、レールの長さ方向において、床に打
設されたアンカーボルトのピッチと支持板のピッチとに
誤差が生じた場合、締付具を緩めて支持板をレールの長
さ方向にずらし、支持板のピッチをアンカーボルトのピ
ッチに合わせることができる。このように、支持板をレ
ールの長さ方向にずらしてピッチを調節することが可能
なため、レールの取付けが容易に行える。
【0022】レール取付後、床にコンクリート層を形成
して、上記支持板と固定具と締付具とレールとをコンク
リート層に埋設し、コンクリート層の上面に上記レール
の上面を露出させることにより、コンクリート層の上面
とレールの上面との段差を解消することができる。した
がって、コンクリート層の上面を走行するフォークリフ
ト等の運搬車両や歩行者がレール上を円滑に横断でき、
さらに、レールをより一層強固に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレール敷設構造の一部
拡大縦断面図である。
【図2】同レール敷設構造の一部拡大平面図である。
【図3】レール上に支持された移動棚を示す概略側面図
である。
【図4】同移動棚を示す概略平面図である。
【図5】従来例を示すレール敷設構造の一部拡大縦断面
図である。
【符号の説明】
1 床 2 アンカーボルト 3 支持板 6 側レール 7 中レール 8 クランプ材(固定具) 9 ボルト(締付具) 10 ナット(締付具) 13 つば付き車輪 15 つば無し車輪 16 移動棚(移動体)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上に、車輪を介して走行自在な移動体
    を支持案内するレールが配設され、このレールの両側端
    部に薄肉部が形成され、上記レールはレールの長さ方向
    に所定間隔をおいて複数設けられた門型状の支持板に載
    置され、これら支持板に、一端がレールの薄肉部の上面
    に当て付けられかつ他端が上記支持板に当て付けられる
    固定具を設け、これら固定具を上下方向から締め付けて
    支持板に連結する締付具が設けられ、上記床に、上記各
    支持板の両側端部に挿通されて各支持板を架設するアン
    カーボルトが打設され、上記床にコンクリート層を形成
    して、このコンクリート層に上記支持板と固定具と締付
    具とレールとを埋設し、上記コンクリート層の上面に上
    記レールの上面を露出させたことを特徴とするレール敷
    設構造。
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JP4816503B2 (ja) * 2007-02-27 2011-11-16 株式会社ダイフク 埋設レール装置
JP6425296B1 (ja) * 2018-07-25 2018-11-21 株式会社ヤクテツ レールの敷設構造およびレールの敷設方法

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GB1391292A (en) * 1971-08-03 1975-04-23 Polaroid Corp Photographic exposure control systems
JPS6198214A (ja) * 1984-10-19 1986-05-16 松下電工株式会社 冷却枕

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