JP2942041B2 - バスの床下配線類取付構造物 - Google Patents

バスの床下配線類取付構造物

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JP2942041B2
JP2942041B2 JP3321273A JP32127391A JP2942041B2 JP 2942041 B2 JP2942041 B2 JP 2942041B2 JP 3321273 A JP3321273 A JP 3321273A JP 32127391 A JP32127391 A JP 32127391A JP 2942041 B2 JP2942041 B2 JP 2942041B2
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underfloor
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wiring
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健三 鈴木
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Hino Motors Ltd
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Hino Jidosha Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスの床下配線類取付
構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なバス1の側面図であり、
該バス1には図に示すような位置に乗客用の床2が設け
られている。
【0003】該床2は、図6・図7に示すように、中間
部に両側部よりも一段低くなった通路床3を有してお
り、該通路床3の下部には、床根太4と、バス1の前後
方向へ延びて床根太4を両側部から支持する一対の床下
クロスメンバー5と、床下クロスメンバー5の床根太4
下部間に所要の間隔を置いて配置された補強用の複数本
の横梁6とによって、配線類収容スペース7が形成され
ている。
【0004】そして、配線類収容スペース7に対し、作
業員が下側から横梁6をくぐらせるようにして配線や配
管などの配線類8を通し、配線類8を配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバスの床下配線類取付構造には、以下のような問題
があった。
【0006】即ち、床下クロスメンバー5や床根太4や
横梁6などの床下骨格を構築した上で床2や通路床3を
貼り、最後に、配線類収容スペース7に下側から横梁6
をくぐらせるようにして配線類8を通していたので、配
線類8の設置に対する作業性が悪く、配線類8の設置に
手間が掛かっていた。
【0007】本発明は、上述の実情に鑑み、配線類8の
設置を容易に行い得るようにしたバスの床下配線類取付
構造物を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右の床2の
間に一段低い通路床3が設けられたバス1の床構造に対
して、左右の床2の相対向辺の下部を支持する左右一対
の床下クロスメンバー5の間に、上面に通路床3が取付
けられ下面に配線類8が取付けられ両側部に前記床下ク
ロスメンバー5に対して固定可能な一対の床受けレール
10が取付けられた床受材9を、上方から挿入可能とし
ことを特徴とするバスの床下配線類取付構造物にかか
るものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、床受材9の両側部に床受けレ
ール10を取付けて成る配線類取付部材11を裏返し
て、床受材9の裏面15側を上方に向け開放し、該裏面
15側に配線類8を取付けた後配線類取付部材11をひ
っくり返して一対の床下クロスメンバー5間に挿入固定
することにより、簡単に配線類8の設置が行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1〜図4は、本発明の一実施例である。
【0012】又、図中、図5〜図7と同一の構成部分に
ついては同一の符号を付すことによって説明を省略する
ものとし、以下、本発明に特有の構成について説明す
る。
【0013】バス1の通路床3を支持する床受材9の両
側部に、バス1の前後方向へ延び床受材9の両側部を支
持する一対の床下クロスメンバー5の内面に対して取付
可能な床受けレール10を溶接固定し、前記床受材9と
床受けレール10により配線類取付部材11を構成す
る。
【0014】配線類取付部材11を構成する各床受けレ
ール10の上下端には、床下クロスメンバー5の上端に
係止する外向きのフランジ12と、横梁6に係止する内
向きのフランジ13がそれぞれ形成されている。
【0015】尚、14は床受材9の表面、15は床受材
9の裏面、16は床下クロスメンバー5に床受けレール
10を締結するボルト・ナットである。
【0016】次に、床下配線類の取付工程について説明
する。
【0017】床下クロスメンバー5や横梁6などの床下
骨格の構築作業と並行して、図2に示すように、床受材
9に床受けレール10を溶接固定して配線類取付部材1
1を形成する。
【0018】こうして形成された配線類取付部材11
を、床受材9の裏面15が上になるように置き、図3で
示すように、床受材9の裏面15に配線や配管などの配
線類8を配置し、図示しない固定金具などを用いて、床
受材9の裏面15に予め配線類8を固定する。
【0019】そして、床下クロスメンバー5や横梁6な
どの床下骨格が構築されたら、床受材9の裏面15に予
め配線類8が配置された配線類取付部材11を、図4に
示すように、床受材9の表面14が上となるようにひっ
くり返し、ひっくり返した配線類取付部材11を、図1
に示すように、一対の床下クロスメンバー5間の位置に
挿入し、床下クロスメンバー5と配線類取付部材11の
床受けレール10との間をボルト16、ナット17を用
いて締結する。
【0020】以上によって、面倒な床下作業を行うこと
なく、配線類8の設置が容易に行われる。
【0021】こうして、配線類8の設置と床受材9の設
置ができたら、床下骨格と床受材9の上に床2と通路床
3を貼るようにする。
【0022】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバスの床
下配線類取付構造物によれば、左右の床2の間に一段低
い通路床3が設けられたバス1の床構造に対して、左右
の床2の相対向辺の下部を支持する左右一対の床下クロ
スメンバー5の間に、上面に通路床3が取付けられ下面
に配線類8が取付けられ両側部に前記床下クロスメンバ
ー5に対して固定可能な一対の床受けレール10が取付
けられた床受材9を、上方から挿入可能としたので、配
線類8を取付ける際には床受材9を床2部分の上方へ取
出して床受材9を裏返した状態で作業を行い、配線類8
の取付け作業が終了したら床受材9を表に返して左右一
対の床下クロスメンバー5の間へ上方から挿入して、床
受けレール10の部分を床下クロスメンバー5へ取付け
るようにして固定させるようにすることができるので、
面倒な床下作業を行うことなく、配線類の設置を容易
に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の配線類取付部材の組立て図である。
【図3】図2の配線類取付部材へ配線類を取付けて成る
床下配線類取付構造物を示す図である。
【図4】図3の床下配線類取付構造物をひっくり返した
状態を示す図である。
【図5】一般的なバスの側面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【符号の説明】
1 バス 3 通路床 5 床下クロスメンバー 8 配線類 9 床受材 10 床受けレール 11 配線類取付部材 15 裏面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の床(2)の間に一段低い通路床
    (3)が設けられたバス(1)の床構造に対して、左右
    の床(2)の相対向辺の下部を支持する左右一対の床下
    クロスメンバー(5)の間に、上面に通路床(3)が取
    付けられ下面に配線類(8)が取付けられ両側部に前記
    床下クロスメンバー(5)に対して固定可能な一対の床
    受けレール(10)が取付けられた床受材(9)を、上
    方から挿入可能としたことを特徴とするバスの床下配線
    類取付構造物。
JP3321273A 1991-11-08 1991-11-08 バスの床下配線類取付構造物 Expired - Lifetime JP2942041B2 (ja)

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