JPH0441003Y2 - - Google Patents

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JPH0441003Y2
JPH0441003Y2 JP2642985U JP2642985U JPH0441003Y2 JP H0441003 Y2 JPH0441003 Y2 JP H0441003Y2 JP 2642985 U JP2642985 U JP 2642985U JP 2642985 U JP2642985 U JP 2642985U JP H0441003 Y2 JPH0441003 Y2 JP H0441003Y2
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bracket
horizontal beam
horizontal
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beams
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、鉄道車両構体の台わく構造に係り、
特に薄板を使用し断面形状が箱形である横はりに
よつて構成したものに好適な鉄道車両構体の台わ
く構造に関するものである。
〔考案の背景〕
従来の鉄道車両構体の台わくでは、たとえば文
献車両技術159号(1981年)の43ページ(写真
7.3.11)記載のように、横はりはI形あるいはu
形鋼を使用して形成し、床下に配設される各種機
器を取付けるブラケツトは、前記横はりのフラン
ジに溶接で結合されている。このような従来の台
わく構造を第7図ないし第11図によつて説明す
る。第7図は鉄道車両全体を示す側面図、第8図
は第7面図のA−A断面図、第9図は箱型断の横
はりを用いた台枠の第1図A−A断面に相当する
部分を示す断面図、第10図は第9図のB−B断
面図、第11図は第9図のC部の拡大断面図であ
る。同図において、1は構体、2は台わく、3は
該台わく2の下部すなわち床下に取付けられる各
種の機器、4は床板、5はu形鋼の横はり、6は
ブラケツト、7は溶接部、8は薄板で成形した箱
形断面の横はりである。第7図に示すように、一
般に構体1の台わく2下面には、各種の機器3が
配設されている。これらの機器3は、第8図に示
すように、床板4の下面に配設された横はり5の
下側のフランジ5aに溶接で取付けられたブラケ
ツト6に保持されている。このような構成におい
て横はり5のフランジ5aの板厚は数mmであり、
ブラケツト6は該横はり5のフランジ5aに十分
なのど厚をもつて溶接することができる。しか
し、第9図および第10図に示すように、薄板で
形成した箱形断面の横はり8を使用した場合に
は、前述のようにブラケツトを取付けると、該横
はり8の下面の平板8aが薄板であるため、溶接
部ののど厚を大きくすることが困難である。ま
た、ブラケツト6と横はり8間の溶接部7に応力
集中が発生するという欠点があつた。したがつ
て、ブラケツト6で保持できる最大荷重は小さく
なり、機器3を取付けるために設けるブラケツト
の総数が増加するという欠点があつた。
一方、第11図に示す横はり8の下側平板部8
aとブラケツト6間の溶接部7ののど厚hを可能
な限り大きくすると、横はり8の下側平板部8a
は薄板であるため、溶接変形を生じ、この変形が
全体曲げ剛性の低下あるいは強度上問題となる局
部応力の発生の原因となり、この点においても不
利であつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的とするところは、箱型断面の横は
りによつて構成される台わく構造において、機器
を保持するブラケツト取付部の強度信頼性を向上
させ得る台わく構造を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案は、台わくの幅方向両側位置に車体長手
方向に引き通して配置される側はりと、前記側は
り間であつて床下機器設置位置に対応させて台わ
く幅方向に引き通し各端部を前記側はりに接合し
て配置される横はりを備えた鉄道車両用台わく構
造において、 前記横はりをそれ自体の幅方向断面形状が矩形
であつて上部両側にフランジ部、両側部に前記フ
ランジ部に直行して連続形成されたウエブおよび
下部に前記ウエブに直行して連続形成された平面
状の下面部を有した箱型断面とし、 前記側はりはそれぞれの台わく幅方向中央側側
面に前記横はりの端部を載置して支持するフラン
ジ部を有し、 前記横はりを前記側はりの間で、台わく長手方
向に順次隣接配置しそれぞれのウエブを互いにス
ポツト溶接にて接合し、かつ、各横はりの各端部
を側はりの前記フランジ部に載せて接合し、 平板状に形成された支持金具を、その平面方向
を前記隣接して接合配置された横はりの境界線に
一致させ、かつ、両者の溶接接合部を前記境界線
に沿つて形成して横はりに接合し、 前記支持金具を介して機器を横はりに支持する
ことを特徴としたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第6図に
よつて説明する。
第1図および第2図はは本考案による台わく構
造の一実施例を示したもので、第1図は台わくの
幅方向すなわち車体左右方向の断面図、第2図は
台わくの長手方向である第1図中のD−D部の断
面図である。前記従来例と同一符号は同一部材を
示し、さらに、9は側はり、10はスポツト溶接
部、11はブラケツト6を支える支持金具である
リブ、12は箱形断面の横はり8間の境界線、1
3はリブ11とブラケツト6との溶接部、14は
ブラケツト6と横はり8の下面8aとの溶接部で
ある。前記横はり8は、第2図に示す平面状に形
成された下面8a、該下面8aの幅方向両端に下
面8aに直行して連続形成されたウエブ8bおよ
び該各ウエブ8bに直行し連続形成されたフラン
ジ8cから形成されている。このような箱形断面
の横はり8を第1図に示すように台わく2左右両
側の位置に置かれた側はり9の間に並べて配置す
る。そして、各横はり8は、それぞれその側面の
ウエブ8bを相互に接触させた状態でスポツト溶
接部10を形成することにより結合され台わく2
を構成する。このような構成の台わく2に対して
床下機器3を取付けるブラケツト6は、第2図に
示すようにリブ11を介して支持される。詳述す
ると、箱形断面の横はり8間の境界線12に沿つ
て、床下機器3の設置位置に対して適切な位置と
思われるところに溶接でリブ11を取付け、該リ
ブ11にブラケツト6をその長手方向の端部6a
を接して溶接部13を形成することにより結合す
る。なお、この場合ブラケツト6は、必要に応じ
て横はり8の下面8aの一部とも溶接部14を形
成することにより接合される。ところで、ブラケ
ツト6の取付け方法としては、まず、リブ11を
取付け、その後、該ブラケツト6を取付ける方法
のほかに、前もつて下ごしらえの段階でリブ11
とブラケツト6を溶接した後、リブ11を横はり
8間の境界線12に一致させて取付ける方法があ
り適宜選択する。
一方、ブラケツト6に作用する荷重としては、
取付けた機器3の垂直荷重のほか、走行中および
発車並びに停止時の慣性力による車体の左右方向
および前後方向の荷重がある。前述の構成におい
ては、特に垂直荷重に対して有効である。すなわ
ち、ブラケツト6に作用する垂直荷重はその大部
分がブラケツト6からリブ11と横はり8の境界
線12の溶接部13を介して横はり8に流れるこ
とになり、ブラケツト6に作用する荷重の大きさ
に対応させてリブ11と横はり8の境界線12の
溶接部13の長さを調整することが可能となる。
このため、該ブラケツト6の取付け部の強度信頼
性を著しく向上させることができるとともに1個
のブラケツト6の許容荷重を高くすることができ
る。また、比較的大重量の機器3の支持において
も、ブラケツト6の個数を増加させないで取付け
ることも可能となり、全体のブラケツト6の個数
を低減させることができるという効果もある。一
方、ブラケツト6を取付ける作業性の面では、従
来の横はりを用いた場合と同様に、配設位置を任
意に選定し、その場所に容易に取付けることがで
きる。
次に、本考案による他の実施例を第3図および
第4図によつて説明する。第3図は台車の車体左
右方向断面で第1図のE部に相当する部分の断面
図、第4図は第3図のF−F断面図である。同図
において、本構成は機器3のブラケツト6への取
付け位置が横はり8間の境界線12の直下近傍と
なる場合に適している。すなわち、ブラケツト6
のウエブ6bの外表面で前記横はり8間の境界線
12に対応した位置にリブ11を接合し、該リブ
11を前記横はり8の接合部分に台枠幅方向に伸
びた接合部13を形成することによりブラケツト
6を支持する構成となつている。したがつて、ブ
ラケツト6の機器3を支持する部分にリブ11が
対応して配置されていることから、該ブラケツト
6の剛性が向上するとともに横はり8に掛る荷重
を分散させて該横はり8への応力集中を防止で
き、強度信頼性を確保して確実な機器3の支持が
行なえる。
次に、第5図および第6図によつて別の他の実
施例を説明する第5図は第3図と同一部の断面
図、第6図は第5図のG−G断面図である。同図
において、ブラケツト6は横はり8間の境界線1
2の位置にリブ11を挿入するスリツトを入れた
構成となつており、リブ11と横はり8の溶接線
13を十分に確保した状態でブラケツト6をリブ
11に取付ける構成となつている。本構造は、他
のブラケツト位置との相対関係から、横はり8の
境界線12におけるリブ11との溶接線13がブ
ラケツト6のウエブ6b側のみでは十分に確保で
きない場合に有効である。
また、ブラケツト6の長さが横はり8間の境界
線12の3個所以上にわたる場合は、第1図から
第6図に示したブラケツト6の取付け構造を適宜
組合わせて使用することもできる。さらに、前記
各実施例においては、支持金具すなわちリブ11
にブラケツト6を介して機器3を取付ける構成に
ついて説明したが、機器3の重量あるいは形状に
よつては該リブ11に直接該機器3を取付けても
同様な効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、箱型断面
の横はりによつて構成される台わく構造におい
て、機器取付け部の強度信頼性を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による台わく構造の一実施例を
示す車体左右方向断面図、第2図は第1図のD−
D断面図、第3図および第5図は本考案による台
わく構造の他の実施例を示す車体左右方向の第1
図E部に相当する断面図、第4図は第3図のF−
F部断面図、第6図は第5図のG−G部断面図、
第7図は鉄道車両の側面図、第8図は第7図のA
−A部における従来の台わく構造を示す断面図、
第9図は箱型断面の横はりを用いた従来の台わく
構造を示す断面図、第10図は第9図のB−B部
断面図、第11図は第9図のC部の拡大断面図で
ある。 6……ブラケツト、8……横はり、11……リ
ブ、12……境界線、13,14……溶接部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 台わくの幅方向両側位置に車体長手方向に引き
    通して配置される側はりと、前記側はり間であつ
    て床下機器設置位置に対応させて台わく幅方向に
    引き通し各端部を前記側はりに接合して配置され
    る横はりを備えた鉄道車両用台わく構造におい
    て、 前記横はりをそれ自体の幅方向断面形状が矩形
    であつて上部両側にフランジ部、両側部に前記フ
    ランジ部に直行して連続形成されたウエブおよび
    下部に前記ウエブに直行して連続形成された平面
    状の下面部を有した箱型断面とし、 前記側はりはそれぞれの台わく幅方向中央側側
    面に前記横はりの端部を載置して支持するフラン
    ジ部を有し、 前記横はりを前記側はりの間で、台わく長手方
    向に順次隣接配置しそれぞれのウエブを互いにス
    ポツト溶接にて接合し、かつ、各横はりの各端部
    を側はりの前記フランジ部に載せて接合し、 平板状に形成された支持金具を、その平面方向
    を前記隣接して接合配置された横はりの境界線に
    一致させ、かつ、両者の溶接接合部を前記境界線
    に沿つて形成して横はりに接合し、 前記支持金具を介して機器を横はりに支持する
    ことを特徴とした鉄道車両用台わく構造。
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