JP6133731B2 - 取付金具及び鉄道車両 - Google Patents

取付金具及び鉄道車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6133731B2
JP6133731B2 JP2013182245A JP2013182245A JP6133731B2 JP 6133731 B2 JP6133731 B2 JP 6133731B2 JP 2013182245 A JP2013182245 A JP 2013182245A JP 2013182245 A JP2013182245 A JP 2013182245A JP 6133731 B2 JP6133731 B2 JP 6133731B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting bracket
fixed
underfloor
underframe
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013182245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015048008A (ja
Inventor
利行 平嶋
利行 平嶋
志郎 本間
志郎 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2013182245A priority Critical patent/JP6133731B2/ja
Publication of JP2015048008A publication Critical patent/JP2015048008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6133731B2 publication Critical patent/JP6133731B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

本発明は、鉄道車両の台枠に床下機器を取り付けるための取付金具及びそれを備えた鉄道車両に関する。
鉄道車両の台枠には種々の床下機器が取り付けられる。従来、床下機器の取り付けには、機器ごと及び車種ごとに異なる取付金具が用いられてきた。多種多様な取付金具を用いることは、作業効率及び費用の面で好ましくない。また、ボルトなどの締結具を用いる場合には、締結具に引っ張り方向の力がかからない構造とするのが望ましく、そのような構造とするよう規定を設けている国もある。
一方、特許文献1では、側梁とは別に車両長手方向に延びる梁部材を台枠の車幅方向中央に設け、これらの梁部材と側梁とで床下機器を支持する構造が提案されている。かかる構成によれば、取付金具の種類及び数を減らすことができ、また、床下機器を固定する締結具に引っ張り方向の力が加わることもない。
米国特許第6919428号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、車両長手方向に延びる梁部材を増やすことになるため、台枠の重量が増加するという問題がある。特に、特許文献1に記載の構成は、一般的な台枠と比べて横梁の数を少なくしているが、この場合、床板の強度を大きくする必要がある。そのため、一般的な床板を用いる場合、床板の撓みを防止するため特許文献1に記載の構成よりもさらに横梁の数を増やす必要があり、かかる場合、車両長手方向に延びる梁部材も含めて台枠の重量が大幅に増加するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、作業効率及び費用の面で好ましく、かつ、台枠の重量増加を抑えることができる取付金具を提供することを目的としている。
本発明の一形態に係る取付金具は、複数の梁部材を有する鉄道車両の台枠に床下機器を取り付けるための取付金具であって、梁部材の下面に固定され、水平方向に延びる第1部材と、梁部材の側面に固定され、L字状に形成された第2部材と、を備えている。第1部材は、梁部材の下面に固定される第1固定部と、梁部材からはみ出す第1支持部と、を有している。また、第2部材は、鉛直方向に延びて梁部材の側面に固定される第2固定部と、水平方向に延びて第1支持部に結合される第2支持部と、を有している。そして、第1支持部及び第2支持部は、重なった状態で、それらの上面で床下機器を支持する。
この取付金具であれば、異なる床下機器や車種にも使用することができる。そのため、作業効率及び費用の面で好ましい。また、台枠に梁部材等を増やす必要もないため、台枠の重量増加を抑えることができる。
以上のとおり、上記の取付金具によれば、作業効率及び費用の面で好ましく、かつ、台枠の重量増加を抑えることができる。
図1は、側梁用取付金具の斜視図である。 図2は、側梁用取付金具を側梁に固定した状態の斜視図である。 図3は、横梁用取付金具を横梁に固定した状態の斜視図である。 図4は、床下機器が取り付けられた状態の台枠の概略平面図である。 図5は、床下機器が取り付けられた状態の台枠の概略断面図である。
以下、取付金具の一実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
<取付金具の構成>
本実施形態に係る取付金具は、鉄道車両100の台枠101に床下機器105を取り付けるためのものであり(図4参照)、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30の2種類がある。まず、側梁用取付金具10の構成について説明する。側梁用取付金具10は、側梁102に固定される取付金具である。図1は、側梁用取付金具10の斜視図であり、図2は、側梁用取付金具10を側梁102に固定した状態の斜視図である。なお、図1及び図2では、固定具等は省略している。図1に示すように、側梁用取付金具10は、第1部材11と、第2部材12と、から主に構成されている。
第1部材11は、側梁102の下面に固定される部材である(図2参照)。第1部材11は、全体として水平方向に延びており、側梁102の下面に固定される第1固定部13と、側梁102からはみ出した第1支持部14とを有する。このうち第1固定部13には固定孔15が複数形成されている。第1固定部13は、この固定孔15を貫通する固定リベット50(図5参照)によって側梁102の下面に固定される。一方、第1支持部14は、その中央に、床下機器105を取り付ける締結ボルト51(図5参照)を挿入するための締結孔16が形成されている。また、第1支持部14の幅方向両側には結合孔17が複数形成されている。また、第1部材11は板材から成り、下方に開口する断面C字状に形成されている。第1部材11を断面C字状に形成することで、第1部材11の剛性を高めることができる。
第2部材12は、側梁102の側面に固定される部材である(図2参照)。第2部材12は、鉛直方向に延びる第2固定部18と、水平方向に延びる第2支持部19とを有しており、側面視においてL字状に形成されている。第2固定部18には固定孔20が複数形成されている。第2固定部18は、この固定孔20を貫通する固定リベット53(図5参照)によって、側梁102の側面に固定される。一方、第2支持部19は、その中央に、床下機器105を取り付ける締結ボルト51(図5参照)を挿入するための締結孔21が形成されている。また、第2支持部19の幅方向両側には結合孔22が複数形成されている。また、第2部材12は、板材から成り、第2支持部19の中央部分は上方に凸となるように(第1部材11に対して離間するように)凸部23が形成されている。なお、凸部23は、第2固定部18の中央部分にも、固定孔20の周辺を除いて連続して形成されている。第2部材12をこのように形成することで、第2部材12の剛性を高めることができる。
また、結合孔17と結合孔22は、平面視における中心が一致している。そして、第1支持部14と第2支持部19は、これらの結合孔17、22を貫通する結合リベット52(図5参照)によって、上下に重なった状態で結合される。このようにして結合された第1支持部14及び第2支持部19は、それらの上面で床下機器105(図5参照)を支持する。なお、第1支持部14と第2支持部19は、平面視においてほぼ同じ形状及び同じ大きさであり、締結孔16、21も中心が一致する。
次に、横梁用取付金具30の構成について説明する。横梁用取付金具30は、横梁103に固定される取付金具である。図3は、横梁用取付金具30を横梁103に固定した状態の斜視図である。図3に示すように、横梁用取付金具30は、上述した側梁用取付金具10と基本的な構成は同じであるが、寸法が側梁用取付金具10と一部異なる。具体的には、横梁用取付金具30の突出寸法、すなわち第2支持部19の基端から先端までの寸法及び第1支持部14の長手方向寸法が、側梁用取付金具10のものに比べて大きい。このように横梁用取付金具30の突出寸法を大きくしているのは、後述するように、床下機器105をバランスよく支持するためである。
また、横梁用取付金具30の第2固定部18の上下方向寸法は、側梁用取付金具10のものよりも大きい。これは、上述したように、横梁用取付金具30の突出寸法を大きくした分、床下機器105(図5参照)から受ける荷重が同じであっても、第2支持部19にかかるモーメントが大きくなるからである。つまり、横梁用取付金具30では、大きなモーメントに耐えることができるように、第2固定部18の上下方向寸法を大きくして固定孔20の数を増やし、より多くの固定リベット53(図5参照)で第2固定部18を横梁103に固定できるようにしたのである。
<取付金具の配置>
続いて、取付金具10、30の配置について説明する。図4は、床下機器105が取り付けられた状態の台枠101の概略平面図である。図4において、紙面上下方向が車両長手方向であり、紙面左右方向が車幅方向である。まず、鉄道車両100の台枠101について簡単に説明する。台枠101は、車体の床にあたる部分であって、いくつかの梁部材によって形成されている。図4では台枠101を構成する梁部材のうち、側梁102と横梁103を図示している。側梁102は、車幅方向の両端に位置しており、車両長手方向に延びる梁部材である。なお、本実施形態の側梁102は、断面が矩形枠状に形成されている。また、横梁103は、車両幅方向に延びる梁部材であって、車両長手方向に所定の間隔をおいて複数配置されている。なお、本実施形態の横梁103は、断面C字状に形成されている(横梁は図4の紙面上方に開口している)。
上述した台枠101には大小様々な床下機器105が取り付けられるが、ここでは、図4に示すように、床下機器105の車両長手方向の寸法が、横梁103の間隔よりも大きい比較的大きな床下機器105(例えばインバータ装置や機器箱等)を取り付ける場合について説明する。このような床下機器105を台枠101に取り付けるには、複数の横梁103に横梁用取付金具30を固定する。ここでは、床下機器105の車両長手方向の寸法にあわせて、4本の横梁103に横梁用取付金具30を固定する。また、横梁用取付金具30の車幅方向位置は、床下機器105の車両幅方向寸法に応じて決定する。つまり、横梁用取付金具30の車幅方向位置は、任意に設定することができる。なお、横梁用取付金具30の第2部材12は横梁103の側面に固定するところ、横梁103は断面C字状に形成されているため、開口と反対側の側面(ウエブ側;図4の紙面下方側)に横梁用取付金具30の第2部材12を固定する。
一方、側梁102に固定する側梁用取付金具10は、横梁用取付金具30と同じ数だけ配置する。このとき、側梁用取付金具10は、横梁用取付金具30と車両長手方向位置が一致するように配置する。厳密には、側梁用取付金具10は、締結孔16、21が横梁用取付金具30のものと車両長手方向位置で一致するように配置する。このように配置することで、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30とで床下機器105をバランスよく支持することができる。なお、側梁用取付金具10の第2部材12は、側梁102の側面のうち車両幅方向内側の側面に固定する。
ここで、図4に示すように、本実施形態の側梁102には、横梁103を結合するためのガセット104が設けられている(図2も参照)。そのため、側梁用取付金具10は、このガセット104と干渉しないように、横梁103から車両長手方向に一定距離をおいて配置しなければならない。このような場合、横梁用取付金具30の突出寸法が小さいと、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30の車両長手方向位置を一致させることができない。そこで、本実施形態では、横梁用取付金具30の突出寸法を大きくすることで、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30の車両幅方向位置を一致させているのである。
このように、本実施形態では、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30では突出寸法等が異なるが、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30とを全く同じものとしてもよい。例えば、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30の車両長手方向位置が一致させなくてもよい場合には、両取付金具10、30は同じものを用いることができる。また、例えば、本実施形態において、横梁用取付金具30と同じものをそのまま側梁用取付金具10として使用すれば、両取付金具10、30は同じものとなる。
また、以上では、側梁用取付金具10と横梁用取付金具30の両方を用いて床下機器105を取り付ける場合について説明したが、横梁用取付金具30のみで床下機器105を取り付けてもよく、側梁用取付金具10のみで床下機器105を取り付けてもよい。例えば、台枠101の車両幅方向全体にわたる寸法を有する床下機器105を台枠に取り付ける場合、両側の側梁102に側梁用取付金具10を固定し、これらの側梁用取付金具10によって床下機器105を支持するようにしてもよい。
本実施形態に係る取付金具10、30は、上記のように配置することができるため、床下機器105の支持位置の設定は比較的自由である。例えば、前述した特許文献1に記載の発明では、床下機器の支持位置は、車両長手方向は自由に設定できるが、車幅方向における支持位置は選択の余地がない。一方、本実施形態によれば、車両長手方向においては、横梁103が配置されている間隔単位に取付金具10、30を固定することができ、車幅方向においては、任意の位置に取付金具30を固定することができる。
<床下機器の取付方法>
続いて、床下機器105の取付方法について説明する。図5は、床下機器105が取り付けられた状態の台枠101の概略断面図である。図5において、紙面左右方向が車幅方向である。図5に示すように、床下機器105は、上面から延びる取付アーム106を車両幅方向両端付近に有している。取付アーム106は、断面L字状に形成されており、床下機器本体107の上面から鉛直方向に延びる鉛直部108と、鉛直部108から水平方向に延びる水平部109とを有している。このうち、水平部109には締結孔110が形成されている。各取付アーム106の水平部109は、側梁用取付金具10の第2部材12の上面及び横梁用取付金具30の第2部材12の上面に載置されている。この状態で、締結ボルト51を上から、取付アーム106の締結孔110、第2部材12の締結孔21、第1部材11の締結孔16の順で貫通させる。そして、締結ボルト51の下端から取り付けた締結ナット54を締めつける。これにより、床下機器105は、側梁用取付金具10及び横梁用取付金具30を介して台枠101に取り付けられることになる。なお、本実施形態において取付アーム106は、断面L字状としているが、水平部109を有するような断面Z字状等であってもよく、形状はこれらに限られない。
本実施形態では、上記の方法で床下機器105の取り付けが行われるため、床下機器105の荷重は各取付金具10、30の上面側に加わり、締結ボルト51には引っ張り方向の荷重は加わらない。そのため、締結ボルト51は破損しにくく、また、締結ボルト51が破損したり、あるいは締結ナット54が緩んで脱落したとしても床下機器105は各取付金具10、30に支えられて直ちに脱落することはない。なお、上記のように、取付金具10、30の第2支持部19は凸状に形成されているため(凸部23を有しているため)、第2支持部19と第1支持部14の間には隙間が生じる。そこで、第1支持部14の締結孔16の大きさを、締結ナット54の径よりも大きくして締結ナット54を第2支持部19に直接、接触させる構成としてもよい。これにより、第1支持部14は締結ボルト51と締結ナット54の締め付け力等によって変形することを防止できる。あるいは、第2支持部19と第1支持部14の間にスペーサ等を挿入し、第1支持部14及び第2支持部19が床下機器105から受ける荷重や締結ボルト51と締結ナット54の締め付け力等によって変形しないようにしてもよい。
<効果等>
以上のとおり、本実施形態に係る取付金具10、30は、複数の梁部材102、103を有する鉄道車両100の台枠101に床下機器105を取り付けるためのものである。この取付金具10、30は、梁部材102、103の下面に固定され、水平方向に延びる第1部材11と、梁部材102の側面に固定され、L字状に形成された第2部材12と、を備えている。第1部材11は、梁部材102、103の下面に固定される第1固定部13と、梁部材102、103からはみ出す第1支持部14と、を有している。また、第2部材12は、鉛直方向に延びて梁部材102、103の側面に固定される第2固定部18と、水平方向に延びて第1支持部14に結合される第2支持部19と、を有している。そして、第1支持部14及び第2支持部19は、重なった状態で、それらの上面で床下機器105を支持する。
本実施形態に係る取付金具10、30は以上のように構成されているため、異なる床下機器や車種に使用することができる。そのため、作業効率及び費用の面で好ましい。また、台枠101に梁部材等を増やす必要もないため、台枠101の重量増加を抑えることができる。さらに、床下機器105の支持位置の設定は比較的自由である。
また、本実施形態では、第2部材12は板材から成り、第2支持部19の中央部分が第1部材11に対して離間する凸部23を有している。そのため、第2部材12はプレス絞り加工等により容易に製造することができ、かつ、高い剛性を確保することができる。
また、本実施形態では、第2部材12の第2固定部18は、梁部材102、103の側面に固定するための固定孔20をさらに有し、凸部23は、固定孔20の周辺を除いて、第2固定部18まで連続して形成されている。そのため、第2部材12は、固定孔20の機能を失うことなく、より高い剛性を確保することができる。
また、本実施形態では、第1部材11は板材から成り、下方に開口する断面C字状に形成されている。そのため、第1部材11もプレスブレーキ等により容易に製造することができ、かつ、高い剛性を確保することができる。
また、本実施形態に係る鉄道車両100は、複数の梁部材102、103を有する台枠101と、床下機器105を台枠101に取り付けるための複数の取付金具10、30と、を備えている。そして、上記の取付金具10、30は、梁部材102、103の下面に固定され、水平方向に延びる第1部材11と、梁部材102、103の側面に固定され、L字状に形成された第2部材12と、を備えている。第1部材11は、梁部材102、103の下面に固定される第1固定部13と、梁部材102、103からはみ出す第1支持部14と、を有している。また、第2部材12は、鉛直方向に延びて梁部材102、103の側面に固定される第2固定部18と、水平方向に延びて第1支持部14に結合される第2支持部19と、を有している。そして、第1支持部14及び第2支持部19は、重なった状態で、それらの上面で床下機器105を支持する。
本実施形態に係る鉄道車両100は以上のように構成されているため、床下機器105を台枠101に取り付けに用いる取付金具10、30は、異なる床下機器105にも使用することができる。そのため、作業効率及び費用の面で好ましい。また、台枠101に梁部材等を増やす必要もないため、台枠101の重量増加を抑えることができる。
また、本実施形態では、取付金具10、30が固定される梁部材は側梁102、横梁103、又はその両方である。このように、側梁102又は横梁103だけでなく、側梁102と横梁103の両方に取付金具10、30を固定できるようにすることで、床下機器105を支持する位置の設定が比較的自由となる。
また、本実施形態では、床下機器105は、その車幅方向の一端側が取付金具30により台枠101の横梁103に固定され、他端側が取付金具10により台枠101の側梁102に固定され、側梁102に固定された取付金具10と横梁103に固定された取付金具30とは車両長手方向位置が一致するように配置されている。そのため、各取付金具10、30によって、床下機器105をバランスよく支持することができる。
また、床下機器105は、台枠101の車幅方向略全体にわたる寸法を有し、床下機器105を台枠101に取り付けるための取付金具10は、車幅方向両端に位置する側梁102のそれぞれに固定してもよい。これにより、寸法の大きな床下機器105も上記の取付金具10を用いて台枠101に取り付けることができる。
また、本実施形態では、床下機器105は、水平部109を含む取付アーム106をさらに有し、水平部109は、取付金具10、30の第2部材12の上面に設けられている。そのため、締結ボルト51が破損したり、あるいは締結ナット54が緩んで脱落したとしても床下機器105は各取付金具10、30に支えられて直ちに脱落することはない。
また、本実施形態では、第1部材11と第2部材12とは結合リベット52によって結合されている。そのため、取付金具10、30の構造を簡略化することができるとともに、第1部材11と第2部材12の結合も容易に行うことができる。なお、第1部材11と第2部材12とはリベットに限られず、例えばボルト・ナットやピン等、種々の機械締結手段により結合してもよい。さらに、結合孔17、22を設けず、第1部材11と第2部材12とをスポット溶接やアーク溶接など、溶接により結合してもよい。
以上、本発明に係る実施形態について図を参照して説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明に係る取付金具によれば、作業効率及び費用の面で好ましく、かつ、台枠の重量増加を抑えることができる。そのため、鉄道車両の技術分野において有益である。
10 側梁用取付金具
11 第1部材
12 第2部材
13 第1固定部
14 第1支持部
18 第2固定部
19 第2支持部
23 凸部
30 横梁用取付金具
51 締結ボルト
52 結合リベット
54 締結ナット
100 鉄道車両
101 台枠
102 側梁
103 横梁
105 床下機器

Claims (10)

  1. 複数の梁部材を有する鉄道車両の台枠に床下機器を取り付けるための取付金具であって、
    前記梁部材の下面に固定され、水平方向に延びる第1部材と、
    前記梁部材の側面に固定され、L字状に形成された第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記梁部材の下面に固定される第1固定部と、前記梁部材からはみ出す第1支持部と、を有し、
    前記第2部材は、鉛直方向に延びて前記梁部材の側面に固定される第2固定部と、水平方向に延びて前記第1支持部に結合される第2支持部と、を有し、
    前記第1支持部及び前記第2支持部は、重なった状態で、それらの上面で前記床下機器を支持する、取付金具。
  2. 前記第2部材は板材から成り、前記第2支持部の中央部分が、前記第1部材に対して離間する凸部を有する、請求項1に記載の取付金具。
  3. 前記第2部材の前記第2固定部は、前記梁部材の側面に固定するための固定孔をさらに有し、
    前記凸部は、前記固定孔の周辺を除いて、前記第2固定部まで連続して形成される、請求項2に記載の取付金具。
  4. 前記第1部材は板材から成り、下方に開口する断面C字状に形成されている、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載の取付金具。
  5. 複数の梁部材を有する台枠と、
    床下機器を前記台枠に取り付けるための複数の取付金具と、を備えた鉄道車両であって、
    前記取付金具は、
    前記梁部材の下面に固定され、水平方向に延びる第1部材と、
    前記梁部材の側面に固定され、L字状に形成された第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記梁部材の下面に固定される第1固定部と、前記梁部材からはみ出す第1支持部と、を有し、
    前記第2部材は、鉛直方向に延びて前記梁部材の側面に固定される第2固定部と、水平方向に延びて前記第1支持部に結合される第2支持部と、を有し、
    前記第1支持部及び前記第2支持部は、重なった状態で、それらの上面で前記床下機器を支持する、鉄道車両。
  6. 前記取付金具が固定される梁部材は、側梁、横梁、又はその両方である、請求項5に記載の鉄道車両。
  7. 前記床下機器は、その車幅方向の一端側が前記取付金具により前記台枠の横梁に固定され、他端側が前記取付金具により前記台枠の側梁に固定され、
    前記側梁に固定された取付金具と前記横梁に固定された取付金具とは車両長手方向位置が一致する、請求項5又は6に記載の鉄道車両。
  8. 前記床下機器は、前記台枠の車幅方向略全体にわたる寸法を有し、
    前記床下機器を前記台枠に取り付けるための取付金具は、車幅方向両端に位置する側梁のそれぞれに固定されている、請求項5乃至7のうちいずれか一の項に記載の鉄道車両。
  9. 前記床下機器は、水平部を含む取付アームをさらに有し、
    前記水平部は、前記取付金具の前記第2部材の上面に設けられる、請求項5乃至8のうちいずれか一の項に記載の鉄道車両。
  10. 前記第1部材と前記第2部材とは機械締結手段によって結合されている、請求項5乃至9のうちいずれか一の項に記載の鉄道車両。
JP2013182245A 2013-09-03 2013-09-03 取付金具及び鉄道車両 Active JP6133731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182245A JP6133731B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 取付金具及び鉄道車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013182245A JP6133731B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 取付金具及び鉄道車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015048008A JP2015048008A (ja) 2015-03-16
JP6133731B2 true JP6133731B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=52698376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013182245A Active JP6133731B2 (ja) 2013-09-03 2013-09-03 取付金具及び鉄道車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6133731B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111769U (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 株式会社日立製作所 車両の床下機器支持構造
JPH0441003Y2 (ja) * 1985-02-27 1992-09-25
JP2575733B2 (ja) * 1987-09-18 1997-01-29 財団法人 鉄道総合技術研究所 車両の台枠
JPH04103459A (ja) * 1990-08-23 1992-04-06 Hitachi Ltd 鉄道車両の床下機器吊り構造
JPH0731547U (ja) * 1993-12-02 1995-06-13 日本車輌製造株式会社 車両の床構造
JP2001315642A (ja) * 2000-05-01 2001-11-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両用ボルト締結構造
EP1340662A1 (en) * 2002-03-01 2003-09-03 Bombardier Transportation (Technology) Germany GmbH Undercar assembly for a railcar
JP2004299469A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Toshiba Corp 鉄道車両床下装置
JP4714121B2 (ja) * 2006-10-13 2011-06-29 日本車輌製造株式会社 アクティブ制振装置
US20130180429A1 (en) * 2010-09-20 2013-07-18 Bombardier Transportation Gmbh Carriage body for a rail vehicle and method for producing said carriage body
JP5697953B2 (ja) * 2010-11-08 2015-04-08 川崎重工業株式会社 鉄道車両の床構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015048008A (ja) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6523426B2 (ja) 取付金具、取付ユニット、及び鉄道車両
JP6138258B2 (ja) エレベーター用ガイドレールの固定装置
JP5552533B2 (ja) 車両用バンパー
US20080238152A1 (en) Vehicle body structure
WO2014125739A1 (ja) 車両のフレーム構造
US10538415B2 (en) Ceiling unit and elevator car including ceiling unit
JPWO2018011921A1 (ja) エレベータのドアパネル
US8096596B2 (en) Bumper beam for a vehicle
JP2018192948A (ja) 車体下部構造
JP6133731B2 (ja) 取付金具及び鉄道車両
JP2013049530A (ja) 連結金具およびそれを備えたカウンターウェイト
JP4640418B2 (ja) リーフスプリングの支持構造
JP5253050B2 (ja) トラックのフレーム構造
WO2012065563A1 (zh) 应答器的安装支架和应答器安装组件
JP4244199B2 (ja) ラックのフレーム構造
KR101548583B1 (ko) 하부기기 장착용 브래킷 및 이를 구비한 철도차량
JP2010261266A (ja) 梁の接合構造
CN108909747B (zh) 横梁及具有其的列车
JPH0441003Y2 (ja)
KR102043649B1 (ko) 철도차량용 볼트 캐리어
JP7126449B2 (ja) パネルの固定システムおよびそのようなシステムを備えるターボ機械の囲い
JP2016199110A (ja) 牽引フック取付構造
CN105799519B (zh) 轨道车辆及其受电弓监控装置的安装装置
KR101754764B1 (ko) 카울크로스바 연결구조
JP3865730B2 (ja) 車両用前方シッピング・フック・アセンブリー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6133731

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250