JPS6040645Y2 - 案内軌条用締結装置 - Google Patents

案内軌条用締結装置

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JPS6040645Y2
JPS6040645Y2 JP16301380U JP16301380U JPS6040645Y2 JP S6040645 Y2 JPS6040645 Y2 JP S6040645Y2 JP 16301380 U JP16301380 U JP 16301380U JP 16301380 U JP16301380 U JP 16301380U JP S6040645 Y2 JPS6040645 Y2 JP S6040645Y2
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JP
Japan
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guide rail
tie plate
stepped portion
rail
inclined surface
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JP16301380U
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JPS5785001U (ja
Inventor
徹 藤田
市雄 溝田
昇 川崎
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
興和化成株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5785001U publication Critical patent/JPS5785001U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、専用軌道走行車両を誘導する案内軌条の締結
装置に関するものである。
最近各種の軌道車両が開発されているが、その一つとし
て第1図に示すようにトラフ形状をした鉄筋コンクリー
ト製の軌条支持構造体1の内側面に設けられた案内軌条
2に車輌3の外側に設けられた案内輪4を接することに
よって、誘導されて走行する軌道車が開発されている。
上記案内軌条2としてはH鋼が用いられ、通常このH鋼
が、その一辺に予め穿設された取付は孔を上記軌条支持
構造体1の内側面に水平に突出してとりつけられたボル
トに嵌合し、ナツトによって締結することにより上記構
造体1に取付けられている。
この場合上記ボルトとH鋼の孔の位置が合わない場合が
あり、さらに上記ボルトの軌条支持構造体1への取付位
置精度が要求されていたため、案内軌条の敷設現場の工
事が煩雑となり、迅速な施工作業が出来ない欠点があり
、また、案内軌条2と軌条支持構造体1との間で温度の
変化による相方の伸縮差に対応することが出来ない等の
不都合があつた。
本考案は、上記の事情に鑑み、案内軌条2の取付調整が
簡単で、かつ温度変化による案内軌条の伸縮に対して対
応出来る軌条締結装置を提供するもので、トラフ形状の
構造体側面に設けられた上下締結ボルトに上記構造体側
面との間隔が調節出来るようにタイプレートを取り付け
、このタイプレート13の下部に軌条の縁部を挾持し、
挾持した軌条縁の厚さに合せて挾持する部分の間隔が調
節出来る下部クリップを設け、また、上記軌条を上方に
押上げる楔を設け、さらに軌条の縁を上方より押える上
クリップを設けたものである。
以下図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第2図ないし第7図は、本考案に係る案内軌条締結装置
の一実施例を示すもので、図中11a。
11avllbは軌条支持構造体1の内側面に水平方向
に突出するように取り付けられた上下の締結ボルトであ
る。
これ等の締結ボルトlla、11a、llbには軌条支
持構造体1の側面からの間隔を調節する二重の調整ナツ
ト12・・・・・・が螺合固定されている。
上記締結ポル)lla、11a、llbにはタイプレー
ト13が装着されている。
このタイプレート13は、第4図にその部分図を示すよ
うに、裏面13aは平面となっており、前記13a′の
下方部分は厚く、段状部分13bが形成されている。
この段状部分13bの左右方向の辺13c、13dは、
左辺13cが右辺13dより薄くなっており、表面13
eが上記左辺13cと右辺13dを結ぶ平担な第一傾斜
面となっている。
この表面13eのほぼ中央には下ボルト11bに嵌合さ
れる孔13fが穿設されている。
また上記段状部分13bの上面は、左端辺13m側から
右端辺13nに向って下降する第二傾斜面13gとなっ
ている。
この第二傾斜面13gには、上記裏面13aに垂直な凹
凸13hが設けられている。
またタイプレート13の上部には、上締結ボルトlla
、llaに嵌合される孔が穿設されている。
この上ボルト11a、11aに嵌合される孔のほぼ中間
位置のタイプレート13には、前面13a′側の面に垂
直に植込ボルト13iが螺合されている。
上述のように構成されたタイプレート13は、裏面13
aが上記調整ナツト12・・・・・・に当接されるよう
に上記締結ボルト11at lla、llbに嵌装さ
れている。
上記タイプレート13の植込ボルト13iには、上クリ
ップ14の上部中央に穿設された孔14aが嵌装され、
上クリップの下方先端14bは、タイプレート13の上
下方向中央近くまで延出している。
また、下ボルトllbには下クリップ15が嵌合されて
いる。
この下クリップ15は第5図に示すように、前面15a
が平面となっており、裏面下方部分の面15dは左辺1
5b部分が右辺150部分より厚くなっており、左右に
傾斜している。
この傾斜面15dの傾斜角は、上記タイプレート13の
段状部分13bの第一傾斜面13eの傾斜角と同じとな
っている。
傾斜面15dのほぼ中央には、左右方向に長い孔15e
が穿設されている。
上記傾斜面15dが、上記タイプレート13の第一傾斜
面13eと当接するように上記下クリップ15がタイプ
レート13に向い合わせられ、下クリップ15の長孔1
5eが下締結ボルト11bに嵌合されている。
この際下クリップ15の上端15fは、上記上クリップ
14の先端14bと間隔を設けて対向するようになって
いる。
さらにタイプレート13の段状部分13bの第二傾斜面
13gには、楔16が取り付けられている。
この楔16は、第6図に示すように、下面16aには上
記タイプレートの段状部分13bの上面の第二傾斜面1
3gと噛み合う凹凸16bが形成され、楔上面には、第
7図に示す調節片17が嵌合される切欠き16cが設け
られている。
なお上記各ボルトには、嵌装したタイプレート、上下ク
リップを締付けるナツトllc、11ct 13j?
18が取り付けられている。
次に以上のように構成された本考案に係る案内軌条締結
装置の使用方法を説明する。
軌条を軌条支持構造体1に取り付ける場合には、次の手
順によって行なう。
(1)上下締結ボルト11a* 1lav llb
にそれぞれ調整ナツト12を螺合し、軌条支持構造体1
からの距離を適宜選んで、二重ナツト相互を締付け、二
重ナツト12を締結ボルトの所定の位置に固定する。
(2)タイプレート13の裏面13aが軌条支持構造体
1の内側面と対向するようにタイプレート13を上下締
結ボルトlla、lla、llbに装着する。
以上の操作によって、タイプレート13と軌条支持構造
体1の内側面との間隔は、最適寸法に保持される。
(3)上ボルトlla、llaに締結ナット、11C?
11Cを螺合し、上記調整ナツト12,12との間にタ
イプレート13を挾んで固定する。
(4)下クリップ15の下方傾斜面15dが上記タイプ
レート13の段状部分の第一傾斜面13eに当接するよ
うに、長孔15eを下締結ボルト11bに嵌合し、上部
先端15fを上に向けて、締付ナツト18により下クリ
ップ15を仮止めする。
(5)タイプレート13の段状部分の第二傾斜面13g
上に、楔16をその下面16aが当接するように乗せ、
この楔16の上面切欠き16cに調節片17を嵌合する
(6)H鋼からなる案内軌条の下側の三方の辺2aを、
上記仮止めした下クリップ15とタイプレート13の間
に挾むようにして上記楔16の切欠き16cに嵌合した
調節片17上に乗せる。
(7)楔16を打ち込むことにより案内軌条2の取付は
高さを調節する。
この場合楔16は、下面16aがタイプレート13の段
状部分の第二傾斜面13gと互に凹凸16b、13hに
よって噛み合っているので、抜は落ちることがない。
(8)下クリップ15を長孔15eにそって左右に移動
する。
この際タイプレート13の段状部分13bの表面13e
と下クリップの下方面15dは、同じ角度で傾斜してお
り、下クリップ15を長孔15eにそって左右に移動す
ることによって、下クリップ15の上部先端15fとタ
イプレート13の前面13a′との間隔Aは連続的に変
るので、上記H鋼の一方の辺2aの厚さと合致した位置
で、ナツト18を締付け、案内軌条を固定する。
(9)上クリップ14を上記植込ボルト13iに嵌合し
、案内軌条2の上側の他方の辺2bが先端14b部分で
押えられるように取り付け、植込ボルト13iにナツト
13jを螺合して締付け、案内軌条2を固定する。
したがって、締付ボルト11a、lla、llbと軌条
支持構造体1とはある程度の範囲内で相互の取位置が狂
っていても、左右、上下、前後の設定位置調整に容易に
対応できる。
なお、軌道の左右間隔および案内軌条の通りを調整する
には、調整ナツト12.12を締付ボルトlla、11
a* llb上を移動して位置決めすることによって
行なう。
以上の操作によって案内軌条2が取り付けられるが、案
内軌条を取り外す時は上クリップ14を外し、下クリッ
プ15の締付はナツト18をゆるめれば、案内軌条を容
易にはずすことが出来る。
なお、植込ボルト13iが、下クリップ15と、タイプ
レート13との間に案内軌条を挾設する際邪魔となる場
合には、案内軌条を下クリップ15に挾設した後、タイ
プレート13に植込ボルト13iを螺合し、上クリップ
14を取り付けることも出来る。
また、上記実施例では下クリップ15は、タイプレート
13を軌条支持構造体1に支持するための下締結ボルト
llbと締付ナツト18とを共用して、タイプレート1
3に固定されているが、上記ボルト11b1ナツト18
とは別に設けたボルトないしはボルト、ナツトにより締
結するようにしてもよい。
以上述べたように本考案に係る装置は、タイプレートと
軌条支持構造体側面との間隔を自由に選択出来、また剛
性でありながら、タイプレートと下クリップの間隔が自
由に調節出来るので軌条を確実に挟止出来、又楔によっ
て軌条取付は高さの微調節が可能でかつ該楔は凹凸によ
ってタイプレートとかみ合っているので楔が抜は出すこ
とがない。
さらに楔の上部に調節片が嵌合されているので、この調
節片の高さを変えることによって、案内軌条の高さは、
相当な幅で調節可能となる。
また、温度変化による案内軌条の長さ方向の伸縮に対し
ては、案内軌条の幅方向において上下クリップにより押
えられているので、上下クリップの挟止部分がスリップ
する構造となることから、軌条支持構造体の内側面に水
平方向に突出するように取り付けられた上下の締結ボル
トに力が作用しないため軌条支持構造体にも悪影響を及
ぼすことがない。
この様に本考案に係る締結装置は、案内軌条を左右、前
後、上下に自由に調整取り付けができるので、複雑な路
線型に対応出来、施工が簡単で取り付は作業が安全にで
き保守、交換も容易であるなど多くの長所を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の締結装置を適用する専用軌道走行車両
の説明図、第2図ないし第7図は本考案に係る案内軌条
締結装置の一実施例を示すもので、第2図は、案内軌条
2を締結した装置の側面図、第3図は、第2図1−11
1方向矢視図、第4図はタイプレート13の一部を示す
斜視図、第5図は下クリップ15の斜視図、第6図は楔
の斜視図、第7図は調節片17の斜視図である。 1・・・・・・軌条支持構造体、2・・・・・・案内軌
条(H鋼)、2a・・・・・・H鋼下部の一方の辺、2
b・・・・・・H鋼下部の他方の辺、11a・・・・・
・上締結ボルト、11b・・・・・・下締結ボルト、1
2・・・・・・二重ナツト、13・・・・・・タイプレ
ート、13a・・・・・・裏面、13b・・・・・・下
方段状部、13e・・・・・・段状部分の第一傾斜面、
13f・・・・・・下ボルト嵌合孔、13g・・・・・
・段状部分の第二傾斜面、13h・・・・・・凹凸、1
3i・・・・・・植込ボルト、13j・・・・・・植込
ボルト用ナツト、14・・・・・・上クリップ、14a
・・・・・・植込ボルト嵌合孔、14b・・・・・・上
クリップ下先端、15・・・・・・下クリップ、15a
・・・・・・平な表面、15d・・・・・・下部傾斜面
、15e・・・・・・長孔、15f・・・・・・上部先
端、16・・・・・・楔、16a・・・・・・下面、1
6b・・・・・・凹凸、16c・・・・・・上面切欠き
、17・・・・・・調節片、18・・・・・・下締結ボ
ルトの締付はナツト、A・・・・・・タイプレートと下
クリップ先端の間隔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軌条支持構造体1の内側面に設けられ、この軌条支持構
    造体1内を走行する車両を案内する案内軌条の締結装置
    において、上記軌条支持構造体1の内側面に水平方向に
    突出するように取り付けられた上下の締結ボルト11
    a、 11 a、 11 bと、これ等ボルトにそ
    れぞれ螺合されたナツト12と、裏面が平面で、表面の
    下方部分が厚く段状部分13bとなっており、この段状
    部分13bの表面が左右の辺部分の一方の厚さが他方の
    辺部分の厚さより厚く第一傾斜面13eとなっており、
    かつ段状部分13bの上面が第二傾斜面13gとなった
    形状を有し、上記上下締結ボルト11 a。 11a、llbに嵌装され、上記調整ナツト12に上記
    裏面13aが当接されたタイプレート13と、このタイ
    プレート13の上方に位置し、上端部がボルト13iに
    より該タイプレート13に取り付けられ、先端が下方に
    延出した上クリップ14と、裏面の下部表面15dが、
    傾斜面となっており、この傾斜面15dのほぼ中央に左
    右に長い孔15eが設けられ、上記裏面の下部傾斜面1
    5dが上記タイプレート13の第一傾斜面13eと当接
    するようにされ、上記長孔15eに挿通された締結ボル
    トによってタイプレート13に固定されており、上部先
    端が上記上クリップ14の先端と間隔を設けて対向して
    いる下クリップ15と、上記タイプレート13の段状部
    分13bの上面の第二傾斜面13gに取り付けられた楔
    16とを具備しており、上記タイプレート13と上下ク
    リップ14.15との間に案内軌条を挟止するようにな
    っている案内軌条用締結装置。
JP16301380U 1980-11-14 1980-11-14 案内軌条用締結装置 Expired JPS6040645Y2 (ja)

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JPS5785001U JPS5785001U (ja) 1982-05-26
JPS6040645Y2 true JPS6040645Y2 (ja) 1985-12-09

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JPS5785001U (ja) 1982-05-26

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