JP3280607B2 - 脱線防止用ガード部材の取付装置 - Google Patents

脱線防止用ガード部材の取付装置

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JP3280607B2
JP3280607B2 JP20710397A JP20710397A JP3280607B2 JP 3280607 B2 JP3280607 B2 JP 3280607B2 JP 20710397 A JP20710397 A JP 20710397A JP 20710397 A JP20710397 A JP 20710397A JP 3280607 B2 JP3280607 B2 JP 3280607B2
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武二 福田
一雄 三宅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道の曲線区間、
勾配変化点等乗上り又はせり上り脱線の虞れがある区間
の本線レールの内軌側に沿って敷設する脱線防止用ガー
ド部材を締結する脱線防止用ガード部材の取付装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道の曲線区間等で本線レールの
内軌側に沿って敷設する脱線防止用ガード部材を締結す
るには、コンクリート枕木では、木枕木のように直接ガ
ード部材を枕木に締結することが困難であるため、該ガ
ード部材を取付金具を介して本線レールに締結するよう
にしている。即ち、図5に示すようにガード部材の取付
装置本体となる取付金具1は、水平部2と垂直部3とで
正面略L字状に形成され、水平部2にレール嵌合部4が
形成され、水平部3上端にガード部材5の取付部5aを
嵌合する嵌合溝6がレール敷設方向と平行になるように
前後方向に貫通して形成されている。そして、該取付金
具1は、枕木7,7間において本線レール8に固定ボル
ト9によって固定した後、前記嵌合溝6にガード部材5
の取付部5a嵌合させて締結ボルト10によって該ガー
ド部材5を締結するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のものでは、前述したように枕木間に取付けるもので
あるため、マルチプルタイタンパー等を使用してバラス
トの突き固め等路線の補修作業の場合には、ガード部材
だけではなく取付金具まで取外さなければならないとい
う煩わしさがあり、作業能率も低下するだけではなく、
取付金具は前後方向の押えがないために本線レールの伸
縮によって前後方向に移動したり傾いたりする虞れがあ
る。
【0004】前記従来の問題点を解消するものとして、
本願出願人はガード部材を取外すだけで容易に路線の補
修作業ができるガード部材の取付装置、即ち、図7に示
すように取付金具11を枕木12に取付けられるように
取付金具11の水平部13を垂直部14の前寄側もしく
は後寄側のいずれか一方に形成し、枕木12の側面と対
向する内側を該側面に当接する当接面15とすると共
に、垂直部14の下面を枕木12の上面に載置する載置
面16としたガード部材の取付装置を提案し、(実開平
4−46103号公報参照)効果を上げているが、作業
時にはガード部材の取外し、復元の作業は必要である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では路線の
補修作業時にガード部材の取付装置のみならず、ガード
部材をも取外す必要のないガード部材の取付装置を提供
することを目的とするものであって、正面略L字状に形
成され、水平部上面に本線レール下面に嵌合するレール
嵌合部が形成され、垂直部上端にガード部材の取付部を
嵌合する嵌合溝が形成され、前記水平部は枕木の側面に
取付けられるように垂直部の前寄側もしくは後寄側のい
ずれか一方に形成され、垂直部の下面を枕木の上面に載
置する載置面とした取付金具によってガード部材を本線
レールに沿って敷設するように成された脱線防止用ガー
ド部材の取付装置において、取付金具の垂直部上端に形
成する嵌合溝を本線レールと直交する方向に切溝すると
共に、ガード部材内側に該嵌合溝に遊嵌する支持片を固
着し、該支持片をヒンジボルトによって前記嵌合溝に回
動可能に枢着し、且つ取付金具にガード部材の固定手段
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に従
って詳細に説明する。Aは本線レールBにガード部材C
を締結するための取付装置本体となる取付金具であっ
て、本線レールB下面に固定する水平部21とガード部
材Cを締結する垂直部22とで正面略L字状に形成され
ている。該取付金具Aの内側コーナー部には、前記水平
部21の上面に向かって平行に開口し、本線レールBの
一側のレール裾部41aを係合する係合部23が形成さ
れ、前記水平部21の上面先端には前後方向に傾斜する
側壁24が形成され、該側壁24と前記係合部23とで
レール嵌合部が構成されている。
【0007】25は前記側壁24と本線レールBの他側
のレール裾部41bとの間に嵌合させるレール押えであ
って楔状に形成され、一側の下部には前記レール裾部4
1bに係合する係合段部25aが形成されている。26
は前記レール押え25を取付金具Aに固定するための固
定ボルトである。
【0008】前記取付金具Aの水平部21の一側面には
枕木Dの側面51に当接する当接面27が該一側面から
一体に延設されて形成され、且つ該水平部21は、前記
垂直部22が枕木Dの上面52に載置されるよう垂直部
22の前寄側もしくは後寄側のいずれか一方に設けら
れ、垂直部22が枕木Dの上面52に載置されたとき、
該当接面27が枕木Dの側面51に当接するようになさ
れている。
【0009】前記取付金具Aの垂直部22の上端には、
本線レールBと直交する方向、即ち左右方向に切溝した
嵌合溝28が形成されている。該垂直部22の下面は枕
木Dの上面に載置する載置面29となっている。
【0010】ガード部材Cは正面L字状に形成され、そ
の内側には前記嵌合溝28に遊嵌する支持片30が固着
され、該支持片30はヒンジボルト31によって前記嵌
合溝28に回動可能に枢着されている。
【0011】32はガード部材Cの転倒を防止する固定
手段としての転倒防止ピンであって、前記取付金具Aの
垂直部22に着脱可能に取付けられ、前記支持片30を
貫通して該支持片30の回動を阻止するようになされて
いる。33は取付金具Aと枕木Dとの間に介装される軌
道パッドである。
【0012】
【実施例】前記取付装置によりガード部材Cを取付ける
には、先ず軌道パッド33を介して取付金具Aの水平部
21の当接面27を枕木Dの側面51に当接させると共
に、取付金具Aの垂直部22の載置面29を枕木Dの上
面52に載置し、取付金具Aに形成した係合部23を本
線レールBの一側のレール裾部41aに係合させ、前記
側壁24と本線レールBの他側のレール裾部41bとの
間にレール押え25を嵌合させた後、固定ボルト26を
螺締して取付金具Aを本線レールBに固定する。然る
後、支持片30を嵌合溝28に遊嵌させヒンジボルト3
1によって回動可能に枢着し、該支持片30を直立させ
た状態で転倒防止ピン32を挿通して該支持片30を固
定させ、その上にガード部材Cを被せるようにして載置
し、点溶接等で該ガード部材Cを支持片30に仮止した
後、転倒防止ピン32を抜いて支持片30を回動させ、
ガード部材Cを転倒状態にして本溶接して固定する。該
作業の後、支持片30を回動させてガード部材Cを起こ
し、転倒防止ピン32を挿通して該ガード部材Cを固定
させる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ガー
ド部材の取付本体となる取付金具の垂直部上端に形成す
る嵌合溝を本線レールと直交する方向に切溝すると共
に、ガード部材内側に該嵌合溝に遊嵌する支持片を固着
し、該支持片をヒンジボルトによって前記嵌合溝に回動
可能に枢着し、且つ取付金具にガード部材の固定手段を
設けたので、マルチプルタイタンパー等の保線機器類を
使用してバラストの突き固め等路線の補修作業の場合に
は、固定手段を開放し、ガード部材を本線レール側に倒
すだけで保線機器類に支障なく該補修作業ができ、該補
修作業終了後はガード部材を起こして固定するだけでよ
いので、該作業能率を一段と向上させることができた。
【0014】又、本発明によれば、固定手段として、取
付金具の垂直部上端に形成した嵌合溝に、ガード部材の
転倒を防止する転倒防止ピンを着脱可能に取付けたの
で、該転倒防止ピンを抜き差しするだけでガード部材の
固定開放が極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による取付装置によりガード部材を本線
レールに取付けた状態を示す斜視図。
【図2】同上の正面図。
【図3】取付装置を枕木の両側に取付けた状態を示す側
面図。
【図4】本発明による取付装置の取付位置を示す軌道の
平面図。
【図5】従来の取付装置によりガード部材を本線レール
に取付けた状態を示す斜視図。
【図6】従来の取付装置の取付位置を示す軌道の平面
図。
【図7】本発明に至る改良された取付装置によりガード
部材を本線レールに取付けた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A 取付金具 B 本線レール C ガード部材 D 枕木 21 水平部 22 垂直部 23 係合部 24 側壁 25 レール押え 26 固定ボルト 27 当接面 28 嵌合溝 29 載置面 30 支持片 31 ヒンジボルト 32 転倒防止ピン 33 軌道パッド 51 枕木Dの側面 52 枕木Dの上面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面略L字状に形成され、水平部上面に本
    線レール下面に嵌合するレール嵌合部が形成され、垂直
    部上端にガード部材の取付部を嵌合する嵌合溝が形成さ
    れ、前記水平部は枕木の側面に取付けられるように垂直
    部の前寄側もしくは後寄側のいずれか一方に形成され、
    垂直部の下面を枕木の上面に載置する載置面とした取付
    金具によってガード部材を本線レールに沿って敷設する
    ように成された脱線防止用ガード部材の取付装置におい
    て、取付金具の垂直部上端に形成する嵌合溝を本線レー
    ルと直交する方向に切溝すると共に、ガード部材内側に
    該嵌合溝に遊嵌する支持片を固着し、該支持片をヒンジ
    ボルトによって前記嵌合溝に回動可能に枢着し、且つ取
    付金具にガード部材の固定手段を設けたことを特徴とす
    る脱線防止用ガード部材の取付装置。
  2. 【請求項2】固定手段として、取付金具の垂直部上端に
    形成した嵌合溝に、ガード部材の転倒を防止する転倒防
    止ピンを着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1
    に記載の脱線防止用ガード部材の取付装置。
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