JP2804239B2 - キャリヤ部材 - Google Patents

キャリヤ部材

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JP2804239B2
JP2804239B2 JP5604895A JP5604895A JP2804239B2 JP 2804239 B2 JP2804239 B2 JP 2804239B2 JP 5604895 A JP5604895 A JP 5604895A JP 5604895 A JP5604895 A JP 5604895A JP 2804239 B2 JP2804239 B2 JP 2804239B2
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fixing
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潤 井口
誠仁 菊池
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精興工業株式会社
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車ルーフにスキ
ー等の貨物を搭載するためのキャリヤ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ルーフに架設した支杆に前
記キャリヤ部材を固定するための技術はよく知られてい
る。例えば、一対または一枚のスキー板を上下方向から
挟圧できるキャリヤ部材を支杆に沿わせ、該部材の両端
部に配置したボルトを締めて固定することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】支杆は、通常自動車ル
ーフの幅方向に架設されるから、これにキャリヤ部材を
固定する場合、たとい脚立などの踏み台を使用してもキ
ャリヤ部材の自動車中心線寄りの端部には手が届きにく
く、該端部のボルトを締めるのに手間がかかるという問
題がある。
【0004】そこでこの発明は、キャリヤ部材の一端部
に形成した一対の当接部で支杆を上下方向から挟圧する
ことにより、該一端部のボルト締めを不要にすることを
解決課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0006】この発明が前提とするのは、貨物を搭載す
るために自動車ルーフに架設した支杆に着脱可能なキャ
リヤ部材である。
【0007】かかる前提において、前記キャリヤ部材
を、貨物を載置する支持部材と、該支持部材の一端部に
開閉可能に軸支され、閉じたときには前記一端部の対向
端部に着脱可能に係合して載置した前記貨物に上方から
圧接可能なアーム部材と、前記支持部材の前記一端部と
対向端部各々の下面側に位置する前記支杆への一対の固
定手段とにより構成し、前記固定手段の一方が前記支杆
の上下面間寸法より僅かに小さい上下方向の離間距離と
所要の左右方向の離間距離とを有する上下一対の前記支
杆に対する当接部からなり、そのうちの上方当接部が下
方当接部よりも前記固定手段の他方に接近配置してある
ことがこの発明の特徴である。
【0008】この発明の好ましい実施態様においては、
前記他方の固定手段が支杆に固定する力の調節機構を備
えている。また、上下一対の当接部間には支杆を側方か
ら進入させることができる。
【0009】
【作用】このようなキャリヤ部材は、一対の当接部で構
成された一方の固定手段を自動車の中心線寄りに位置さ
せて使用する。固定手段のうち前記一方が下になり、他
方が上になるようにキャリヤ部材を傾けると、上下と左
右方向に離間する当接部間に支杆を側方から進入させる
ことができる。次に、キャリヤ部材を水平にして支杆に
沿わせると、上下の当接部で支杆を挟圧することがで
き、該当接部が固定手段として作用する。
【0010】
【実施例】この発明に係るキャリヤ部材の詳細を添付の
図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
【0011】図1は、主としてスキー板の搭載に使用す
るキャリヤ部材1の使用状態を示す自動車ルーフの斜視
図である。ルーフの左右両側には自動車の前後方向に延
びる一対のルーフレール2があり、それら一対のルーフ
レール2に2本の支杆3が平行に取り付けてある。各支
杆3の左右両端部にはキャリヤ部材1が自動車の前後方
向で整列状態となるように固定してあり、その前後一組
のキャリヤ部材1を使用してスキーを搭載することがで
きる。ルーフレール2と支杆3とは連結具5を介して着
脱可能に取り付けてあり、かかる連結具5の一例が本願
と同一の出願人に係る実開平7−4188号公報に開示
されている。
【0012】図2は、図1のII−II線矢視図であっ
て、キャリヤ部材1の構造の詳細を示している。ただ
し、図2では仮想線で示すスキー板10を挟持するため
に部材1が開放した状態にあり、また、キャリヤ部材1
を支杆3に取り付ける手順を説明するためのキャリヤ部
材1と支杆3の部分図が仮想線で示してある。図におい
て、キャリヤ部材1は、スキー板10を載置するための
パイプ状のゴム製クッション部材11を有する支持部材
12と、部材12の内端(図の右方)部上方に位置する
支軸13に旋回可能に取り付けられ、スキー板10に上
方から圧接可能なパイプ状のゴム製クッション部材15
を有するアーム部材16と、支持部材12の内外端部の
各下面側に位置する内外端固定部20,21とからな
る。
【0013】支持部材12は、金属製角パイプからなる
支持部本体22の内端部にプラスチック成形品の支柱部
材23の下端部26を図の右方から嵌合させ、ビス17
で固定してあり、外端部にプラスチック成形品のフック
部材24の上端部25を左方から嵌合させ、ビス19で
固定してある。フック部材24は、支持部本体22の外
端部から水平方向に延出する下向きのフック24Aと、
下方に延びて外端固定部21の構成部材が直接目に触れ
ることがないようにするためのスカート部24Bとを有
し、スカート部24Bには支杆3の先端部を自動車の側
方に向けて延出させるための下向きに開放した切り欠き
部24C,24Dがある。
【0014】アーム部材16は、金属製角パイプからな
るアーム本体27を有し、支軸13を中心に付勢バネ2
8によって時計方向へ旋回可能である。アーム本体27
の外端部には、支持部材12の支柱部材23とほぼ同じ
外形のフック部材30があって、支軸31を中心に付勢
バネ32により本体27に対し反時計方向へ旋回可能で
ある。フック部材30の下端部内側には上向きのフック
30Aがあり、図のように開いたアーム部材16を反時
計方向へ旋回すると支持部材12の図示しない所定の位
置に衝接して止まり、そのとき、フック30Aが仮想線
で示すようにフック24Aの下に来る。そこで手を離す
と、アーム部材16が付勢バネ13の作用で時計方向へ
旋回し、フック30Aがフック24Aに下方から噛合す
る。この噛合を解くには、アーム部材16を押し下げて
反時計方向へ僅かに旋回させるとともに、フック部材3
0を付勢バネ32に抗して時計方向へ旋回させる。アー
ム部材16はこのように旋回可能であるから、一対また
は一枚のスキー板10を支持部材12に載置したのちア
ーム部材16を押し下げさえすれば、クッション部材1
1,14どうしでそれを挟持することができる。
【0015】図3は、図2のIII−III線矢視図で
あって、内端固定部20の形状を示している。図2から
明らかなように、内端固定部20は、各々がL字型の上
部抑え板35と、下部抑え板36と、これら両者35,
36に対する垂直な連結板37とからなる金属板の曲げ
または溶接加工品であり、その加工品は直接目に触れる
ことがないように支柱部材23を下方へ延長してなるス
カート部23Aでその殆どが覆ってある。図3で見る
と、固定部20とそれを覆うスカート部23Aとはほぼ
C字型をなしている。上下部抑え板35,36の各々
は、支杆3の上下面3A,3Bに対する当接部38,3
9を有し、上方の当接部38が下方の当接部39よりも
外端固定部21寄りに位置している。また、当接部3
8,39は上下方向にd、左右方向にLの離間距離を有
し、距離dが支杆の厚みDより僅かに小さくしてある。
そこで、図2の右方に仮想線で示した部分図のように内
端固定部20を下にして支持部材1を傾けると、当接部
38,39間に支杆3を図3の右方から挿入することが
できる。必要なら、支持部材1を支杆3の所要位置にま
でずらし、それから矢印Xに従ってほぼ水平な状態にす
ると当接部38,39で支杆3を挟圧し、支持部材1の
内端部を支杆3に固定することができる。
【0016】図4は、図2のIV−IV線矢視図であっ
て、固定具50とフック部材24のスカート部24Bと
によって構成される外端固定部21を示している。ただ
し、図4の固定具50は、支杆3の取り付け手順を示す
ために図2の固定具50よりも下がった位置で示してあ
る。図2、4において、固定具50は逆U字型の溝をな
す支持金具51と、両端に小さな折曲部52,53を有
する当接板54と、ボルト55とからなる。支持金具5
1は、左右の側壁56,57の下端部に当接板54の折
曲部52,53を内側から挿抜可能な透孔58,59を
有する。折曲部52が透孔58に掛止し、折曲部53が
透孔59から外れている図4の実線の状態で支持金具5
1の溝に支杆3を挿入し、当接板54の折曲部53を透
孔59に掛止すると、仮想線で示したように支杆3を下
面側から支えることができる。ボルト55は下端部が支
持金具51の上部中央のネジ孔60に螺挿され、上端の
頭部がフック部材24の上面にスプリングワッシャー6
2を介して当接している。ボルト55を時計方向に回す
と支持金具51が上昇し、それに伴い支杆3も上昇して
その上面がスカート部24Bの切り欠き24Dの上縁に
衝接して止まる(図2参照)。そのとき支杆3は当接板
54と、上縁24Dおよびその近傍のリブ24Eとによ
って挟圧されている。なお、支持金具51の側壁56,
57は、スカート部24B内面に当接可能な折曲部56
A,57Aを有するから、ボルト55を回しても金具5
1は図3の左右方向に大きく揺れ動いたり、回転したり
することがない。
【0017】このキャリヤ部材1では、フック部材30
に閉じたアーム部材16をロックするための錠止金具6
5が取り付けてあり、鍵(図示せず)を挿入して所定方
向へ回すとフック部材30内側で錠止爪66が旋回し、
図2に仮想線で示したとおりその先端部がフック部材2
4の突起67上面に当接する。その当接によって、フッ
ク部材30の下方向への動きを阻止し、フック24Aと
30Aとの噛合を維持することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明にかかるキャリヤ部材は、支杆
に対する固定部の一方が上下左右に離間した一対の支持
部からなり、それら支持部間に支杆を側方から挿入する
だけで固定が可能になるから、たといキャリヤ部材が長
尺のものであってもその取付けに手間取ることがない。
かかるキャリヤ部材は、固定部の他方にボルトなどを使
用して支杆に固定するときの締めつけ力の調節を可能に
すると、取付けが簡単でしかも固定状態が堅固なものに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリヤ部材の使用状態を示す自動車ルーフの
斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】図2のIV−IV線断面図。
【符号の説明】
1 キャリヤ部材 3 支杆 12 支持部材 16 アーム部材 20 内端固定部(手段) 21 外端固定部(手段) 38 上方当接部 39 下方当接部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 9/04 B60R 9/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨物を搭載するために自動車ルーフに架設
    した支杆に着脱可能なキャリヤ部材であって、 前記キャリヤ部材を、貨物を載置する支持部材と、該支
    持部材の一端部に開閉可能に軸支され、閉じたときには
    前記一端部の対向端部に着脱可能に係合して載置した前
    記貨物に上方から圧接可能なアーム部材と、前記支持部
    材の前記一端部と対向端部各々の下面側に位置する前記
    支杆への一対の固定手段とにより構成し、前記固定手段
    の一方が前記支杆の上下面間寸法より僅かに小さい上下
    方向の離間距離と所要の左右方向の離間距離とを有する
    上下一対の前記支杆に対する当接部からなり、そのうち
    の上方当接部が下方当接部よりも前記固定手段の他方に
    接近配置してあることを特徴とする前記キャリヤ部材。
  2. 【請求項2】前記他方の固定手段が前記支杆に固定する
    力の調節機構を備えている請求項1記載のキャリヤ部
    材。
  3. 【請求項3】前記上下一対の当接部間に前記支杆を側方
    から進入させることが可能な請求項1記載のキャリヤ部
    材。
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