JP3889621B2 - タイバーボルトの脱落防止構造 - Google Patents

タイバーボルトの脱落防止構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道軌道の分岐部トングレールを連結板あるいは取付金具を介して転てつ棒に締結するタイバーボルト(転てつ棒取付けボルト)の脱落を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道軌道の分岐器では、転てつ棒によって一対のトングレールを相互に連結し、スイッチアジャスタロッドで転てつ棒を軌間方向にスライドさせ、一対のトングレールを転換してポイントを本線側軌道と分岐線側軌道との間で切り換えるのが一般的である。その仕組みを具体的に説明すると、図10に示すように、軌道分岐器のポイント部では、本線側軌道レール41および分岐器側軌道レール42の間に一対のトングレール43、43が配置され、トングレール43、43は転てつ棒44によって相互に連結され、転てつ棒44はスイッチアジャスタロッド45に連結されており、モータ46によって駆動されるスイッチアジャスタロッド45によって転てつ棒44が軌間方向にスライドされることにより、トングレール43を本線側軌道と分岐線側軌道との間で切り換えるようになっている。
【0003】
従来のトングレールと転てつ棒の連結構造は、例えば、図11に示すように、トングレール43に対して連結板47をボルト48とナット49で固定し、連結板47の挿通孔にカラー50を挿入した状態で、連結板47の先端部分にU字形金具51を嵌め込み、転てつ棒44、カラー50およびU字形金具51に連結ボルト52を差し込んでナット53に螺合する構造が採用されていた。
【0004】
この場合、連結部位と道床の砕石等との間の距離が短いので、連結ボルト52を上方から挿通させると、ナットとの螺合作業が煩雑となることから、連結ボルト52を下方から挿通させて上方でナット53に螺合させることが行われるが、連結板47の回転を容易すべく、下方のナット53は緩締結し、スプリングワッシャ54を介してロックナット55でロックする構造が採用されている。
【0005】
しかし、列車走行による振動等に起因してナット53、55が弛緩したり、あるいは連結ボルト52に折損が発生した場合に、連結ボルト52が落下すると、転てつ棒44とトングレール43との連結が外れてしまい、ポイントの切り換えができずに列車事故等が懸念される。
【0006】
そこで、従来は、図12(a)(b)に示すように、U字形状部56の下方に受け板部57を形成した脱落防止金具58を用い、図12(a)の想像線で示すように、U字形状部56の先端側を拡げて、図11に示すように、U字形状部56が側方から転てつ棒44とU字形金具51の下辺部分51bを挟み込み、受け板部57で連結ボルト52の頭部を受け、連結ボルト52の脱落を防止する構造が採用されていた。
【0007】
しかし、従来の転てつ棒の連結構造は、脱落防止金具58の装着作業が非常に煩雑であった。というのは、図10に示すように、転てつ棒44とスイッチアジャスタロッド45は並列して配置されているので、スイッチアジャスタロッド45側から脱落防止金具58を挿入しないと、装着後にスイッチアジャスタロッド45とくびれ部59(図12(a)参照)の先端とが接触しやすくなる。しかし、スイッチアジャスタロッド45側から脱落防止金具58を着脱する場合、作業スペースが狭く、スイッチアジャスタロッド45が損傷する恐れもある。しかも、脱落防止金具58の先端には図12(a)に示すように、くびれ部59が形成されているので、挿入に際してはスムーズに挿入できるように、図12(a)の想像線で示すように、くびれ部59が拡げられるが、くびれ部59を拡げすぎると、くびれ部59が永久変形してしまうことがある。その結果、本来なら、図13に示すように、脱落防止金具58で転てつ棒44とU字形金具の下辺部分51bを挟み込み、受け板部57で連結ボルト52の頭部を受け、連結ボルト52の脱落を防止することができるのに、くびれ部59が永久変形した場合には、列車通過に伴う振動等により、図14に示すように、脱落防止金具58が飛び出してスイッチアジャスタロッド45と接触して軌道短絡を招来し、信号系統の障害が発生する恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、装着が容易で、信号障害の恐れもなく、トングレールを連結板あるいは取付金具を介して転てつ棒に締結するタイバーボルトの脱落を確実に防止しうる、タイバーボルトの脱落防止構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、左右の段付き部を備え、上記各段付き部に上向きに転てつ棒把持部と転てつ棒押圧部を順次形成するとともに段付き部の前部にボルト頭受板を一体的に設けた構成の脱落防止金具を採用したことにより、転てつ棒に並列に配置されたスイッチアジャスタロッドの反対側から転てつ棒の周りに沿って回転させるようにして脱落防止金具を装着できるので、装着が容易で脱落防止金具の変形もなく、ボルト頭受板でタイバーボルトの脱落を確実に防止しうる。
【0010】
【発明の実施の形態】
即ち、本発明の要旨は、鉄道軌道の分岐部トングレールを取付金具と連結板又は取付金具を介してタイバーボルトにより転てつ棒に締結する機構の該タイバーボルトの脱落を脱落防止金具により防止する構造であって、上記脱落防止金具は左右の段付き部を備え、上記各段付き部に上向きに転てつ棒把持部と転てつ棒押圧部を形成するとともに段付き部の前部にボルト頭受板を一体的に設けた構成を有し、転てつ棒と直交する方向から上記脱落防止金具の先端を取付金具と転てつ棒の隙間に差し込み、転てつ棒の周りに沿って脱落防止金具を鋭角度だけ回転させ、転てつ棒押圧部で転てつ棒を押圧し、ボルト頭受板でタイバーボルトを支承するようにしたタイバーボルトの脱落防止構造にある。
【0011】
また、上記脱落防止金具に代えて、脱落防止金具は左右の水平方向に第一辺を備え、上記第一辺に対して上向きに第二辺を設けるとともに第二辺の先端部を斜め下方に傾斜するように鉤形状に形成し、第一辺の前部にボルト頭受板を一体的に設けた構成を採用すれば、転てつ棒の下方から上記脱落防止金具の第二辺の先端の鉤形状部を転てつ棒側面に当接させつつ上方に押し上げて第二辺の先端の鉤形状部で転てつ棒を押圧し、ボルト頭受板でタイバーボルトを支承することができる。
【0012】
タイバーボルトの脱落防止金具は、装着を容易にするために、バネ鋼製とするのが好ましい。
【0013】
また、脱落防止金具が転てつ棒の長手方向に沿ってタイバーボルトから離間しようとしても、ボルト頭受板でタイバーボルトを確実に支承できるようにするために、少なくともボルト頭受板の前端部に縦辺部分を設けるのが好ましい。
【0014】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1において、1は鉄道軌道の分岐部トングレール、2は転てつ棒3から延設された取付金具である。分岐部トングレール1は、取付金具2と転てつ棒3に挟持させた連結板4を介してタイバーボルト5により転てつ棒3に締結する。連結板4と分岐部トングレール1は、ボルト6、ワッシャ7およびナット8により締結されている。
【0016】
タイバーボルト5の脱落は、脱落防止金具9により防止することができる。図2に示すように、脱落防止金具9は左右の段付き部10、10を備え、各段付き部10から上向きに、下部は転てつ棒把持部11に、上部は転てつ棒押圧部12に形成されている。左右の転てつ棒押圧部12、12は、上方に向かって互いに接近する傾斜面13を有しており、この傾斜面13が転てつ棒を押圧する。
【0017】
段付き部10の前部を段階的に下降させて、ボルト頭受板14が一体的に設けられている。また、ボルト頭受板14の前端部と後端部には、それぞれ縦辺部分15と16が設けられている。タイバーボルト5を、連結板4を介して取付金具2と転てつ棒3に固定するボルト−ナット締結構造は図11で説明したものと同じである。
【0018】
以上のように構成される脱落防止金具9によりタイバーボルト5の脱落を防止するためには、次のように当該金具を転てつ棒に装着する。
【0019】
図1において、転てつ棒3と直交する方向から脱落防止金具9の転てつ棒押圧部12の先端を、取付金具2と転てつ棒3の隙間に差し込む(図5(a)参照)。そして、必要に応じて打撃具による補助的な力を得ながら、脱落防止金具9を転てつ棒の周りに沿って鋭角度だけ回転させて(図5(b)参照)、図5(c)または図3に示すように、転てつ棒押圧部12の傾斜面13で転てつ棒3を押圧し、転てつ棒把持部11で転てつ棒3を把持し、転てつ棒3の下側に左右の段付き部10を密着させ、ボルト頭受板14でタイバーボルト5の頭部を支承する。
【0020】
以上のように、本発明によれば、転てつ棒に並列に配置されたスイッチアジャスタロッドの反対側で転てつ棒3と直交する方向から転てつ棒の周りに沿って回転させるようにして脱落防止金具9を装着しうるので、図10に示すスイッチアジャスタロッド45が装着の障害になることはなく、脱落防止金具9とスイッチアジャスタロッド45が接触することもなく、図5(c)に示すように、押圧部12の傾斜面13で転てつ棒3を下方に押圧して段付き部10で転てつ棒3の下側に密着することにより脱落防止金具9を固定し、ボルト頭受板14でタイバーボルト5の脱落を確実に防止しうる。
【0021】
また、ボルト頭受板14の前端部と後端部には縦辺部分15と16が設けられているので、脱落防止金具9が転てつ棒の長手方向に移動しようとしても、前端部に設けられた縦辺部分15に遮られてボルト頭受板14がタイバーボルト5の下面から外れることはなく、ボルト頭受板でタイバーボルトを確実に支承することができる。
【0022】
図3はタイバーボルトの脱落防止金具9の正面図であり、図4はタイバーボルトの脱落防止金具9の平面図である。
【0023】
本発明の脱落防止金具9には左右の段付き部10があり、段付き部10、10を接続する部分は外方に突出しているので、このような段付き部がない場合に比べて脱落防止金具を転てつ棒に装着する際の脱落防止金具の変形量が少なく、脱落防止金具を転てつ棒に装着しやすくなる。すなわち、図5(a)に示すように、脱落防止金具9を転てつ棒3に装着するときに、脱落防止金具9の一方の先端9aは内部深くまで進入し、脱落防止金具9の他方の先端9aは転てつ棒3の側面3aの近くまで達する。一方、図15(a)に示すように、脱落防止金具60に段付き部がない場合、底部61が転てつ棒3に阻止されて脱落防止金具60の一方の先端60aの内部への進入距離は図5(a)の場合より短く、脱落防止金具60の他方の先端60bと転てつ棒3の側面3aとの距離は図5(a)の9bと3a間の距離より長い。その結果、図5(a)の脱落防止金具9の両先端部9a、9b間の距離Lと図15(a)の脱落防止金具60の両先端部60a、60b間の距離Lが等しくても、図5(b)に示すように、脱落防止金具9を転てつ棒3の周りに沿って回転させるときの最大変形量L1 は、図15(b)に示すように、脱落防止金具60を転てつ棒3の周りに沿って回転させるときの最大変形量L2 より小さくて済むのである。図15(c)は脱落防止金具60のボルト頭受板62でタイバーボルト5の脱落を防止する構造を示す図である。
(タイバーボルトの脱落防止金具の他の実施例)
上記脱落防止金具9に代えて、次に説明するような脱落防止金具を採用することもできる。すなわち、図6(c)に示すように、脱落防止金具21は左右の水平方向に第一辺22を備え、第一辺22に対して上向きに第二辺23を設けるとともに第二辺23の先端部を斜め下方に傾斜するように鉤形状24に形成し、第一辺22の前部にボルト頭受板14を一体的に設けた構成を採用することもできる。ボルト頭受板14は、上記のものと同じ構成である。
【0024】
以上のように構成される脱落防止金具21によりタイバーボルトの脱落を防止するためには、次のように当該金具を転てつ棒または取付金具に装着する。
【0025】
すなわち、図6(a)に示すように、転てつ棒3の下方から脱落防止金具21の第二辺23先端の鉤形状部24を転てつ棒3の側面に当接させつつ上方に押し上げて図6(b)に示す状態にし、図6(c)に示すように、第二辺23先端の鉤形状部24で転てつ棒3を押圧し、転てつ棒3の下側に第一辺22を密着させ、ボルト頭受板14でタイバーボルトを支承することができる。
【0026】
図7は、タイバーボルトの脱落防止金具21の斜視図である。
(取付金具の他の実施例)
さらに、取付金具として、図1に示すように、転てつ棒から延設して転てつ棒と一体に取付金具を設けなくても、例えば、図8(a)に示すように、上辺部分31aと下辺部分31bを有するU字形金具31を取付金具として採用することもできる。この場合、分岐部トングレールは、U字形金具31に挟持させた連結板4を介してタイバーボルト5により転てつ棒3に締結される。タイバーボルト5の脱落防止金具32は、図8(b)に示すように、左右の段付き部33、33を備え、各段付き部33から上向きに、下部は転てつ棒把持部34に、上部はU字形金具押圧部35に形成されている。左右のU字形金具押圧部35、35は、上方に向かって互いに接近する傾斜面36を有しており、この傾斜面36がU字形金具の下辺部分31bを介して間接的に転てつ棒3を押圧する。段付き部33の前部を段階的に下降させて、ボルト頭受板37が一体的に設けられている。
【0027】
この脱落防止金具32を転てつ棒に装着する方法は基本的に上記実施例と同じであり、転てつ棒の周りに沿って回転させるようにして装着することができる。すなわち、転てつ棒3と直交する方向から脱落防止金具32のU字形金具押圧部35の先端を、U字形金具31の上辺部分31aと下辺部分31bの隙間に差し込む。そして、必要に応じて打撃具による補助的な力を得ながら、脱落防止金具32を転てつ棒3の周りに沿って鋭角度だけ回転させて、U字形金具押圧部35の傾斜面36でU字形金具31の下辺部分31bを介して間接的に転てつ棒3を押圧し、転てつ棒把持部34で転てつ棒3を把持し、転てつ棒3の下側に左右の段付き部33を密着させ、ボルト頭受板37でタイバーボルト5の頭部を支承する。
(分岐トングレールを取付金具だけで転てつ棒に締結する実施例)
分岐トングレールを転てつ棒に締結する機構として、連結板を介さずに、取付金具だけで分岐トングレールを転てつ棒に締結することもできる。すなわち、図9(a)に示すように、分岐トングレール1aを取付金具38を介してタイバーボルト5により転てつ棒3に締結する機構のタイバーボルト5の脱落を脱落防止金具9により防止することができる。脱落防止金具9は上記したものと同じ構造である。本例の脱落防止金具9によりタイバーボルト5の脱落を防止するために、当該金具を転てつ棒3に装着する方法は上記したとおりである。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、次の効果を奏する。
(1)請求項1記載の発明によれば、脱落防止金具を転てつ棒の周りに沿って回転させるだけで容易に転てつ棒に装着することができ、脱落防止金具は転てつ棒を上下方向に抱え込むのでスイッチアジャスタロッドとの干渉はなく、信号障害の恐れはない。かくして、トングレールの連結板あるいは取付金具を転てつ棒に締結するタイバーボルトの脱落を確実に防止することができる。さらに、脱落防止金具が段付き部を有することにより、転てつ棒への装着時の脱落防止金具の変形量が少なく、装着しやすいという効果がある。
(2)請求項2記載の発明によれば、脱落防止金具を転てつ棒に沿って上方に押し上げるだけで容易に転てつ棒に装着することができ、脱落防止金具は転てつ棒を上下方向に抱え込むのでスイッチアジャスタロッドとの干渉はなく、信号障害の恐れはない。かくして、トングレールの連結板あるいは取付金具を転てつ棒に締結するタイバーボルトの脱落を確実に防止することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、タイバーボルトの脱落をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイバーボルトの脱落防止金具を使用して、鉄道軌道の分岐部トングレールを、連結板を介してタイバーボルトにより転てつ棒に締結する構造の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明のタイバーボルトの脱落防止金具の一実施例の斜視図である。
【図3】図2のタイバーボルトの脱落防止金具の正面図である。
【図4】図2のタイバーボルトの脱落防止金具の平面図である。
【図5】図5(a)〜(c)は、図2のタイバーボルトの脱落防止金具を転てつ棒に装着する方法を説明する図である。
【図6】図6(a)〜(c)は、別のタイバーボルトの脱落防止金具を転てつ棒に装着する方法を説明する図である。
【図7】図6のタイバーボルトの脱落防止金具の斜視図である。
【図8】図8(a)は本発明のタイバーボルトの脱落防止構造の別の実施例の側面図、図8(b)はそのタイバーボルトの脱落防止金具の正面図である。
【図9】図9(a)は本発明のタイバーボルトの脱落防止構造のさらに別の実施例の側面図、図9(b)はそのタイバーボルトの脱落防止金具の正面図である。
【図10】分岐器ポイント部の先端側部分を示す平面図である。
【図11】従来のタイバーボルトの脱落防止金具を使用して、鉄道軌道の分岐部トングレールを、連結板を介してタイバーボルトにより転てつ棒に締結する構造を示す側面図である。
【図12】図12(a)は従来のタイバーボルトの脱落防止金具の側面図であり、図12(b)はその平面図である。
【図13】従来のタイバーボルトの脱落防止金具により、タイバーボルトの脱落を防止する状態を示す図である。
【図14】従来のタイバーボルトの脱落防止金具が永久変形して外側に飛び出し、スイッチアジャスタロッドに接触する状態を示す図である。
【図15】図15(a)〜(c)は、段付き部を有しないタイバーボルトの脱落防止金具を転てつ棒に装着する方法を説明する図である。
【符号の説明】
1、1a…分岐部トングレール
2、31、38…取付金具
3…転てつ棒
4…連結板
5…タイバーボルト
6…ボルト
7…ワッシャ
8…ナット
9、21、32…脱落防止金具
10、33、…段付き部
11、34…転てつ棒把持部
12…転てつ棒押圧部
13、36…傾斜面
14、37…ボルト頭受板
15、16…縦辺部分
22…第一辺
23…第二辺
24…鉤形状部
35…U字形金具押圧部

Claims (3)

  1. 鉄道軌道の分岐部トングレールを取付金具と連結板又は取付金具を介してタイバーボルトにより転てつ棒に締結する機構の該タイバーボルトの脱落を脱落防止金具により防止する構造であって、上記脱落防止金具は左右の段付き部を備え、上記各段付き部に上向きに転てつ棒把持部と転てつ棒押圧部を形成するとともに段付き部の前部にボルト頭受板を一体的に設けた構成を有し、転てつ棒と直交する方向から上記脱落防止金具の先端を取付金具と転てつ棒の隙間に差し込み、転てつ棒の周りに沿って脱落防止金具を鋭角度だけ回転させ、転てつ棒押圧部で転てつ棒を押圧し、ボルト頭受板でタイバーボルトを支承するようにしたタイバーボルトの脱落防止構造。
  2. 請求項1の脱落防止金具に代えて、脱落防止金具は左右の水平方向に第一辺を備え、上記第一辺に対して上向きに第二辺を設けるとともに第二辺の先端部を斜め下方に傾斜するように鉤形状に形成し、第一辺の前部にボルト頭受板を一体的に設けた構成を有し、転てつ棒の下方から上記脱落防止金具の第二辺の先端の鉤形状部を転てつ棒側面に当接させつつ上方に押し上げて第二辺の先端の鉤形状部で転てつ棒を押圧し、ボルト頭受板でタイバーボルトを支承するようにした請求項1記載のタイバーボルトの脱落防止構造。
  3. ボルト頭受板の前端部に縦辺部分を設けた請求項1または2記載のタイバーボルトの脱落防止構造。
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