JPH0538081Y2 - - Google Patents

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JPH0538081Y2
JPH0538081Y2 JP291089U JP291089U JPH0538081Y2 JP H0538081 Y2 JPH0538081 Y2 JP H0538081Y2 JP 291089 U JP291089 U JP 291089U JP 291089 U JP291089 U JP 291089U JP H0538081 Y2 JPH0538081 Y2 JP H0538081Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鉄道車両の脱線防止ガードの取付
装置に関し、特にスラブ軌道部、橋上軌道部、そ
の他に使用し得る脱線防止ガードの取付装置に関
するものである。ここにいう脱線防止ガードとは
安全レール、安全ガードをも広義に含むものとす
る。
(従来の技術) 鉄道車両においては、車輪が鉄道軌道を脱線す
るのを防止し、あるいはたとえ脱線しても、脱線
した車輪を本線レールに沿つて案内し、重大な事
故になるのを防止するために、脱線防止ガード、
安全レール、安全ガード等を設けるのが一般的で
ある。
従来、この種の脱線防止ガードの1例として
は、木マクラギ上に釘部材を用いてブロツク部材
を取付け、該ブロツク部材にガード部材、例えば
山形鋼を固定するようにしたものがある。
また、他の脱線防止ガードとして、例えば第3
図に示されるように、鉄道軌道を構成する本線レ
ール30の締結装置間においてブロツク基部31
を本線レール30下側に挿通させるとともに、該
ブロツク基部31の本線レール30反対側部分に
係止片32をボルト33で固定し、該係止片32
とブロツク基部31の係止部31a間でブロツク
部材34を本線レール30のベース部30aに抱
き付かせ、上記ブロツク基部31にガード部材3
5を固定するようにしたものがある。
さらに、橋上軌道部に適用される脱線防止ガー
ドとして、例えば第4図に示されるように、受台
40をボルト41、ナツト42によつて直接架橋
側部材43に固定し、この受台40にガード部材
44を取付けるようにした鋼橋直結タイプがあ
る。
(考案が解決しようとする課題) 一方、最近の鉄道軌道においては、道床にスラ
ブ盤を敷設し、該スラブ盤に締結装置によつて本
線レールを締結固定するようにした方式が採用さ
れる傾向にある。
特に、豪雪地方において雪害の問題が生じる場
合には、高架上に敷設されるスラブ盤に雪落とし
用の穴を形成し、軌道上の雪を雪落とし用の穴か
ら廃棄するという技術が提案されている。
しかるに、第3図に示す従来の脱線防止ガード
の取付装置では、本線レール30のベース部30
a下面と道床バラストとの間の比較的大きな空間
を利用して、ブロツク基部34を本線レールベー
ス部30aに抱き付き固定するようにしており、
スラブ軌道の場合には本線レールベース部30a
とスラブ盤間の隙間が小さく、そのままでは適用
できないという問題があつた。また、橋上軌道に
上記従来の脱線防止ガードを設ける場合にも同様
の問題があつた。
このような問題を解決する方法としては、ブロ
ツク基部の本線レール下側挿通部分を薄肉に形成
することが考えられるが、この方法では係止片の
取付強度が確保できないという問題が生じる。
また、従来の脱線防止ガードの取付装置では、
ブロツク部材34を大形のブロツク基部31に小
形の係止片32をボルト33によつて取付固定し
て構成するようにしていたので、係止片31の位
置決めおよび取付け作業が煩雑であつた。特に、
上述のようにブロツク基部の本線レール下側挿通
部分を薄肉にした場合にはこの問題が顕著にな
る。
さらに、第4図に示す脱線防止ガードの取付装
置では、いわゆる鋼橋直結タイプであるため、ス
ラブ盤に対しては適用できないものである。
この考案は、かかる従来の問題点に鑑み、スラ
ブ軌道部や橋上軌道部にも容易に取付けることが
でき、しかも位置決めおよび取付けの作業性を向
上できる脱線防止ガードの取付装置を提供するこ
とを課題とする。
(課題を解決するための手段) そこでこの考案に係る脱線防止ガードの取付装
置は、 「鉄道軌道を構成する本線レールの締結装置と
締結装置の中間の空間を利用し、本線レールのベ
ース部に取付固定される脱線防止ガードの締結装
置において、 片端に突起部を有し且つ反対側端部に凹溝を有
する略平板状をなし本線レールのベース部下面に
挿入して上記突起部を本線レールベース部の片側
に係止可能な第1のブロツク半部と、 下部片端に凸突起を有するとともに反対側端部
にレールベース係合突起部を有し、且つガード部
材の取付を可能にするつい立て部を有するL字状
をなし、上記第1のブロツク半部上に重ね、両ブ
ロツク半部の凹溝と凸突起とを係合させ、上記係
合突起部を本線レールベース部に係止可能な第2
のブロツク半部と、 両ブロツク半部を結合するボルト、ナツトとか
らなり、 本線レールにガード部材の取付を可能とする」
ことを要旨とするものである。
ここで、本考案に係る脱線防止ガードとは、車
輪の脱線自体を防止する、いわゆる従来の狭義の
脱線防止ガード、および脱線した車輪が軌道外に
逸走するのを防止する、いわゆる安全レール及び
安全ガードを含むものである。
また、本考案に係る脱線防止ガードの取付装置
はスラブ軌道部、橋上軌道部に適用すれば、その
効果は大きいが、勿論他の箇所にも適用できるこ
とは当然である。
(作用) この考案においては、ブロツク部材を組立構成
するようにし、第1のブロツク半部を略平板状に
形成したことから、スラブ軌道部や橋上軌道部に
おいても締結装置間で本線レール下側を挿通させ
てブロツク部材を抱き付き固定することが可能で
あり、また、第1のブロツク半部に本線レールベ
ース部に係止される突起部を一体形成したことか
ら、従来の煩雑な係止片取付け作業が省略される
ばかりでなく、その剛性が確保され、さらには第
1のブロツク半部の凹溝と第2のブロツク半部の
凸突起とを係合させて両ブロツク半部をボルト、
ナツトで結合するようにしたことから、位置決め
および取付けが極めて容易である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例による
脱線防止ガードの取付装置を示す。図において、
1は鉄道軌道を構成する本線レールで、該本線レ
ール1は従来公知の締結装置(図示せず)によつ
て所定間隔毎に道床のスラブ盤(図示せず)に固
定されている。
そして、上記本線レール1の側方には本実施例
の脱線防止ガード2が設けられている。この脱線
防止ガード2において、ブロツク部材3は第1、
第2のブロツク半部4,5を平座金6、ばね座金
7を介在させたTボルト8とナツト9とによつて
相互に結合して組立構成され、上記第1のブロツ
ク半部4は本線レールベース部10とスラブ盤間
を挿通し得るように略平板状に形成され、また、
第1のブロツク半部4の片端には本線レールベー
ス部10の片側に係止される側面逆L字状の突起
部11が一体的に形成され、、また、その反対側
端部には凹溝12が形成されている。
一方、上記第2のブロツク半部5が側面略逆L
字状に形成されており、第2のブロツク半部5の
下部片端には上記凹溝12と係合する凸突起13
が形成され、また、その反対側端部には上記本線
レールベース部10の片側に係止されるレールベ
ース係合突起部14が形成され、また、第2のブ
ロツク半部5のついたて部15には座金16が平
座金17、ばね座金18を介在させた六角ボルト
19とナツト20とによつて結合され、該ついた
て部15と座金16との間にはガードレール材
(ガード部材)21が挟持されている。
次に、本脱線防止ガードの組付方法について説
明する。
本脱線防止ガードを組付ける場合、まず第1の
ブロツク半部4を締結装置間において本線レール
ベース部10とスラブ盤間に第1図左側より挿通
させ、その突起部11を本線レールベース部10
の片側に係止させる。次に、この第1のブロツク
半部4上に第2のブロツク半部5を重ね、両ブロ
ツク半部4,5の凹溝12と凸突起13とを相互
に係合させた後、平座金6、ばね座金7を介在さ
せてTボルト8とナツト9とによつて第1、第2
のブロツク半部4,5を相互に結合し、第2のブ
ロツク半部5の係合突起部14と第1のブロツク
半部4間に本線レールベース部10の片側を挟み
込んで上記係合突起部14を上記レールベース部
10の片側に係止させ、こうしてブロツク部材3
を本線レールベース部10に抱き付かせて固定す
る。
こうしてブロツク部材3が本線レールベース部
10に固定されると、第2のブロツク半部5のつ
いたて部15に座金16を平座金17、ばね座金
18を介在させた六角ボルト19とナツト20と
を用いて結合し、該ついたて部15と座金16間
にガードレール材21を挟持させればよい。
以上のような本実施例の脱線防止ガードの取付
装置では、ブロツク部材3を組立構成するように
し、第1のブロツク半部4を略平板状に形成する
ようにしたので、スラブ軌道部や橋上軌道部にお
いても締結装置間で本線レール1下側を挿通させ
てブロツク部材3を抱き付かせて脱線防止ガード
2を固定することができる。
また、本脱線防止ガードの取付装置では、第1
のブロツク半部4に本線レールベース部10に係
止される突起部11を一体形成したので、従来の
煩雑な係止片取付作業を省略できるばかりでな
く、その剛性を確保できる。
さらに本脱線防止ガードの取付装置では、第1
のブロツク半部4の凹溝12と第2のブロツク半
部5の凸突起13とを係合させて両ブロツク半部
4,5をボルト8、ナツト9で結合するようにし
たので、位置決めおよび取付を極めて容易にでき
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、 鉄道軌道を構成する本線レールの締結装置と締
結装置の中間の空間を利用し、本線レールのベー
ス部に取付固定される脱線防止ガードの取付装置
において、 片端に突起部を有し且つ反対側端部に凹溝を有
する略平板状をなし本線レールのベース部下面に
挿入して上記突起部を本線レールベース部の片側
に係止可能な第1のブロツク半部と、 下部片端に凸突起を有するとともに反対側端部
にレールベース係合突起部を有し、且つガード部
材の取付を可能にするつい立て部を有するL字状
をなし、上記第1のブロツク半部上に重ね、両ブ
ロツク半部の凹溝と凸突起とを係合させ、上記係
合突起部を本線レールベース部に係止可能な第2
のブロツク半部と、 両ブロツク半部を結合するボルト、ナツトとか
らなり、 本線レールにガード部材の取付を可能とするよ
うにしたので、 スラブ軌道部、橋上軌道部にも容易に取付ける
ことができ、しかも、位置決めおよび取付けの作
業性を向上できる効果がある。
また、雪害対策として、高架上に敷設されるス
ラブ盤を、雪落とし用の穴を設けたものを使用す
る場合にも本考案品は取付可能であり、有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による脱線防止ガー
ドの取付装置の側面図、第2図は上記脱線防止ガ
ードの取付装置の平面図、第3図および第4図は
各々従来の脱線防止ガードの側面図である。 1……本線レール、2……脱線防止ガード、4
……第1のブロツク半部、5……第2のブロツク
半部、10……ベース部、11……突起部、12
……凹溝、13……凸突起、14……係合突起
部、15……ついたて部、21……ガイド部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉄道軌道を構成する本線レール1の締結装置と
    締結装置の中間の空間を利用し、本線レール1の
    ベース部10に取付固定される脱線防止ガード2
    の取付装置において、 片端に突起部11を有し且つ反対側端部に凹溝
    12を有する略平板状をなし、本線レール1のベ
    ース部10下面に挿入して上記突起部11を本線
    レールベース部10の片側に係止可能な第1のブ
    ロツク半部4と、 下部片端に凸突起13を有するとともに反対側
    端部にレールベース係合突起部14を有し、且つ
    ガード部材21の取付を可能にするつい立て部1
    5を有するL字状をなし、上記第1のブロツク半
    部4上に重ね、両ブロツク半部の凹溝12と凸突
    起13とを係合させ、上記係合突起部14を本線
    レールベース部10に係止可能な第2ブロツク半
    部5と 両ブロツク半部4,5を結合するボルト8,ナ
    ツト9とからなり、 本線レール1にガード部材21の取付を可能と
    することを特徴とする脱線防止ガードの取付装
    置。
JP291089U 1989-01-12 1989-01-12 Expired - Lifetime JPH0538081Y2 (ja)

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