JP4355234B2 - 踏切用舗装板及び踏切用舗装構造 - Google Patents

踏切用舗装板及び踏切用舗装構造 Download PDF

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Description

本発明は、踏切用舗装板のうち、特に大型のトラック等が通行することがない、比較的巾狭の踏切に設置される踏切用舗装板に関するものである。
従来、踏切用舗装板においては、踏切の大小に関わらずその殆どが重量の嵩むコンクリート製のブロックを繋ぎ合わせたものを使用している。
特公平8−23122号公報 特許第2887720号公報
従って、踏切内の軌道を補修作業する場合、その重量の嵩むコンクリート製のブロックを一々取外して行わなければならないため、多くの人員を必要とし、且つ復旧作業まで長時間を要し、その間交通を遮断しなければならないと云う問題がある。
そこで本発明は、前記従来の問題点に鑑みて為されたものであって、軽量でありながら耐久性があり、且つ、取付け作業が簡単で、撤去作業、復旧作業が短時間で行える踏切用舗装板を提供することを目的とする。
そのために本発明者等は、強度及び電気絶縁性に優れ、且つ成形が容易な強化繊維プラスチック(以下、FRPと略称する。)に着目し、該FRPと発泡プラスチックを組合せることにより、軽量で、且つ強固な踏切用舗装板を提供するようにしたもので、発泡プラスチックにより形成された適宜な板厚を有する板材を、FRPで包み込んで舗装板を形成すると共に、軌道の内側に配設する内軌側舗装板の両側に押片を固着したガードアングルを取付け、軌道の外側に配設する外軌側舗装板の前後端近傍に、上下方向に貫通するボルト挿通孔を穿設したことを特徴とする。
以上述べたように本発明の請求項1によれば、発泡プラスチックにより形成された適宜な板厚を有する板材を、強化繊維プラスチック材で包み込んで舗装板を形成すると共に、軌道の内側に配設する内軌側舗装板の両側に押片を固着したガードアングルを取付け、軌道の外側に配設する外軌側舗装板の前後端近傍に、上下方向に貫通するボルト挿通孔を穿設したので、構造簡単にして安価に提供することが出来、しかも軽量で持ち運びが容易であるばかりではなく、耐腐蝕性に優れているため繰り返しの使用が可能であり、且つ小型車両の荷重に充分耐えることが出来る強固な舗装板を提供することが出来た。
又、組付け及び取外しが容易で、短時間で作業をすることができるため、路盤の補修に際しても、該舗装板を簡単に撤去及び復旧作業が行えるため、交通の遮断時間を短縮させることが出来、更には、作業人員も少なくて済むため、人件費を削減することが出来た。
又、請求項2によれば、内軌側舗装板の下面前後端近傍に、前記連結部材に当接する移動止片を突設したので、内軌側舗装板の左右方向のずれを確実に防止することができる。
又、請求項3によれば、ガードアングルを取付ける取付ボルトを挿通する内軌側舗装板の四隅下面に凹部を形成したので、取付ボルトの先端が内軌側舗装板の該凹部内に収納され、下面より突出することがないので、該取付ボルトの先端が枕木に当接することがない。従って、内軌側舗装板を安定して設置することができる。
更に、請求項4によれば、ガードアングルを内軌側舗装板に取付ける取付ボルトの先端に割ピンを挿入したので、取付ボルトの先端に螺合したナットの列車走行振動等によって生ずる緩みによる脱落を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図3は本発明による踏切用舗装板の設置状態を示す要部の拡大縦断正面図で、1は軌道を構成する2条のレールR,R間に配設される内軌側舗装板、2,2はレールR,Rの外側に配設される外軌側舗装板であって、発泡プラスチックの1つである発泡ポリプロピレンによって形成された板材101,201,201と該板材101,201,201を包み込んだ薄板状のFRP102,202,202によって構成されている。該FRP102,202,202の板厚は、3mm乃至7mm程度が好ましいが、強度及び加工作業の容易性を考慮すれば5mm程度が最も好ましい。
前記板材101,201,201の板厚は、内軌側舗装板1と外軌側舗装板2,2をそれぞれレールR,Rを締結する枕木M上に載置したとき、その上面がレールR,Rの踏面と同一平面になるように形成されている。又、内軌側舗装板1の巾は、レールR,Rと該内軌側舗装板1との間に列車の車輪のフランジ(図示せず)が通過するに足りる隙間、所謂フランジウエイL,Lが形成されるような巾に形成されている。
内軌側舗装板1と外軌側舗装板2の長さは敷設する踏切の巾に応じて適宜に設定することが可能であるが、実施例では大型のトラックが通らない比較的巾狭の踏切に対応するものを想定しており、その長さを2mとした。尚、該内軌側舗装板1と外軌側舗装板2の長さを規格化することにより、生産性を向上させることが出来るため推奨される。
前記、内軌側舗装板1の両側には、鉤型をなすガードアングル3,3が取付ボルト11によって取付けられている。該ガードアングル3,3にはL字状をなし、その垂直部が内軌側舗装板1の側面に当接する押片4,4が固着されている。又、外軌側舗装板2の前後端近傍には、それぞれ上下方向に貫通するボルト挿通孔203,203,…が穿設されている。内軌側舗装板1の側縁に係合段部103,103を形成することにより、内軌側舗装板1の上面とガードアングル3の水平部301上面とが同一平面となるため推奨される。
尚、図示はしないが、前記内軌側舗装板1と外軌側舗装板2の上面には、滑止めの為の砂撒き加工が施されている。該砂撒き加工は外軌側舗装板2の外側側面にも施すことにより、該外側側面と接合する道路の舗装端部との密着性を向上させることが出来るため推奨される。
ガードアングル3を取付ける取付ボルト11を挿通する内軌側舗装板1の四隅下面に凹部104,104,…が形成されており、取付ボルト11の先端(下端)が内軌側舗装板1の下面より突出しないようになされている。(図5参照)
前記取付ボルト11の先端(下端)には割ピン12が挿入され、該取付ボルト11の先端に螺合したナット13の緩みによる脱落を防止するようになされている。(図5参照)
次に、前記舗装板の設置手順について説明する。
予め軌道パッド(図示せず)を枕木M上に設置しておき、且つレールR,Rの底部に絶縁材5を介して連結部材6,6を取付けておく。次に、外軌側舗装板2,2をレールR,Rの外側に配設し、前記ボルト挿通孔203,203にTボルト7,7を挿入し、その先端の係止部71,71を連結部材6,6に穿設した開口部が長孔状に形成された挿通孔61,61の天井部に係止させ、上端の螺子部72,72にナット14を螺合して固定する。
尚、前記ボルト挿通孔203,203の上端開口部204,204を大径とし、Tボルト7,7の螺子部72,72を該上端開口部204,204内に収納させることは推奨される。又、該上端開口部204,204にキャップ8を被せることは該上端開口部204,204内に埃の侵入を防ぐことが出来るため好ましい。又、Tボルト7,7にリング15及び硬質の塩化ビニール管16を嵌合させることは、ボルト挿通孔203,203との隙間をなくし、ガタツキを防止することが出来るため、推奨される。
更には、外軌側舗装板2,2と連結部材7,7との間にパッド9を介在させることは推奨される。内軌側舗装板1の下面前後端近傍の両側に、前記連結部材6,6の側面62,62に当接する移動止片10,10を突設し該内軌側舗装板1の左右方向のずれを防止するようにすることも推奨される。
次に、内軌側舗装板1を、フランジウエイL,Lが形成されるようにレールR,R間の中央に配設し、予め上端にガードアングル3,3に固着した押片4,4をボルト20,20で連結部材6,6に固定し、内軌側舗装板1を挟持するようにして取付ける。然る後、必要に応じて前記フランジウエイL,Lにゴムシュート30,30を嵌め込む。該ゴムシュート30,30を嵌込むことにより、該踏切を通行する自転車、車椅子等の車輪の落込みを防止することができる。
尚、前記ボルト20の先端(上端)にばねナット21を嵌込み、該ボルト20の先端に螺合したナット22の緩みを防止するようにすることは推奨される。
本発明による舗装板を設置した踏切の全体斜視図 同上の縦断正面図 図1のA−A線拡大縦断正面図 同上の拡大縦断斜視図 図1のB−B線拡大縦断正面図
符号の説明
1 内軌側舗装板
101 板材
102 FRP
104 凹部
2 外軌側舗装板
201 板材
202 FRP
203 ボルト挿通孔
3 ガードアングル
4 押片
5 絶縁材
6 連結部材
7 ボルト
8 キャップ
9 パッド
10 移動止片
11 取付ボルト
12 割ピン
20 ボルト
21 ばねナット
30 ゴムシュート
R レール

Claims (4)

  1. 発泡プラスチックにより形成された適宜な板厚を有する板材を、強化繊維プラスチック材で包み込んで、軌道の内側に配設する内軌側舗装板及び軌道の外側に配設する一対の外軌側舗装板夫々一体形成すると共に、前記内軌側舗装板の両側に、前記内軌側舗装板を挟持すると共に、レールの底部に取付けられた連結部材に固定される押片を固着したガードアングルを取付け、前記外軌側舗装板の前後端近傍に、前記連結部材に前記外軌側舗装板を固定するボルトを挿通するための上下方向に貫通するボルト挿通孔を穿設したことを特徴とする踏切用舗装板。
  2. 前記内軌側舗装板の下面前後端近傍に、前記連結部材に当接する移動止片を突設したことを特徴とする請求項1に記載の踏切舗装板。
  3. 前記ガードアングルを取付ける取付ボルトを挿通する前記内軌側舗装板の四隅下面に凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の踏切舗装板。
  4. 発泡プラスチックにより形成された適宜な板厚を有する板材を、強化繊維プラスチック材で包み込んで、軌道の内側に配設する内軌側舗装板及び軌道の外側に配設する一対の外軌側舗装板を夫々一体形成すると共に、前記内軌側舗装板の両側に押片を固着したガードアングルを取付け、前記外軌側舗装板の前後端近傍に、上下方向に貫通するボルト挿通孔を穿設し、レールの底部に、レールの長手方向と直交する方向に延びる連結部材を取付け、前記押片を前記連結部材に固定して、前記内軌側舗装板を前記連結部材に固定し、前記ボルト挿通孔にボルトを挿通して、前記一対の外軌側舗装板を前記連結部材に固定したことを特徴とする踏切用舗装構造。
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