JP2018523772A - 平面交差を設置するための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、2本のレールを有する線路区間を横切るための平面交差を設置する装置であって、2本のレールの間に配置される少なくとも1つの中間レール成形品と、第1のレール及び第2のレールそれぞれの外側に隣接する、レールの外側の少なくとも1つの第1の成形品及び第2の成形品と、隣接する成形品のうちの1つの領域における2本のレールのうちの少なくとも一方のレール腹部を通る少なくとも1つの横穴と、線路のレール腹部の横穴を通って延在する少なくとも1つの締結具とを備え、成形品のうちの少なくとも1つは、締結具を用いて横穴によりレールに分離可能に締結できる、装置に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道線路を横切るための鉄道交差を設置するための装置に関する。
鉄道線路の道路、車線又は場所との交差は、平面交差とのオーバーパス又はアンダーパスの建造を不要にすることによって実現することができる。しかしながら、道路に沿った(road-bound)交通のための鉄道交差が通行可能であるためには、道床とレールの走行面との間に、軌道板の高さの差の均一化、すなわち高さの差の均衡化が必要である。この目的で、通常、レールの間の空間内及びレールの外側における領域が、およそレール高さまでのレベル(level:高さ位置)に充填され、その場合、レール頭部に対して横方向のレール領域には、列車車輪の轍車輪フランジが残る。既知の手法は、レールの中間空間内及びレールの外側に、特別に製造された成形品を取り付けることである。
特許文献1は、ゴム材料で作製され、鉄道交差設備のために形成された成形品ユニットについて記載している。この場合、外板は、レール頭部の下で把持するための突起を有し、一方で、中間板はその重量によって適所に保持され、さねはぎ継ぎとセンタリング要素とが相補的に形成されている。路盤又は線路格子に固定するための特別な手段は提供されていない。上記装置は、特に、自転車を配慮して設計されている。しかしながら、例えば人又はトラックによる、より大きい応力の場合、車両の制動若しくは加速中の力の結果として、又は、例えば荷重、経年変化若しくは温度変動による板の変形により、板が滑るという危険がある。更には、板は、無許可の人によって持ち上げられるか、又は片側のみの過度の荷重の場合に上方に跳ね上がる可能性がある。
特許文献2は、比較的剛性がありかつ硬質な弾性材料からなることができ、かつ拡張折目を備える、鉄道交差用の板を開示している。拡張折目は、特に上板表面における溝によって実現される。しかしながら、これらの溝は、道路の望ましくない凹みをなす可能性があり、それは、自転車に乗る人及びかかとの高い靴を履いている歩行者に対して特に危険である可能性があり、また、汚物の収集箇所として作用する可能性もある。さらに、車両の制動及び加速中の大きい力に対して、板の滑りの危険がある。板が無許可の人に上方に持ち上げられる可能性もある。板の下に、枕木取付ユニットを覆う木製ブロック、すなわち充填ブロックから作製された基部があり、その結果、鉄道交差の建造が、全体として比較的高価になる。
特許文献3には、線路遷移構造が示され、それにより、線路の長手方向において機械的接続手段によって互いに接続された、複数の別個の密接な間隔で配置された成形品によって、線路接合点が形成される。機械的接続手段は、ブレースの形態であり、枕木の或る位置で線路の長手方向に互いに調整可能である。好都合には、枕木の上の成形品の列に単一の保持クリップのみが固定される。このように達成される安定性は、頻繁に使用される交差の場合、時に十分ではない可能性がある。別の不都合は、成形品は上方に持ち上げられないように有効に固定されておらず、そのため、無許可の人によって取り外される可能性がある、ということである。
特許文献4は、線路システムの長手方向において連続的にたどって、鉄道交差手段の成形品の位置を固定する装置を記載している。成形品は、線路システムに沿った長手方向に延在する取付ロッドによって互いに結合されて、ユニットを形成する。取付ロッドの端部領域において又はその付近で、端部領域は堅く結合されるか又は堅く結合することができ、長手方向における成形品のそれぞれの端面においてシステムに提供される。さらに、堅く結合される少なくとも1つの中間当接手段が設けられるか、又は、取付ロッドの端部領域の間に堅く結合することができ、成形品のうちの1つの指定された接触面においてシステムに提供することができる。全体で、成形品の位置の固定のために、種々の具体的な構成要素が予期される。したがって、システムは比較的複雑であり、それにより、線路遷移装置の建造が比較的高価であり、対応する人員の訓練にコストがかかる可能性がある。また、取付ロッド締結具の種々の変形が記載されており、それらは、種々のタイプの枕木に対して意図されている。コンクリート又は金属製の敷居(threshold)に対する取付ロッド締結具は、こうした敷居にのみ配置され、したがって、関連する成形品は、上方に持ち上げられた取付ロッドと一緒になる可能性がある。成形品の位置固定もまた、頻繁に使用される線路交差に対して改善が必要とされる可能性がある。
欧州特許第0639670号 欧州特許第0281013号 欧州特許出願公開第1225279号 欧州特許第0904463号
したがって、本発明の目的は、記載した不都合が回避される鉄道交差を設置するための装置であって、特に組付状態で特に堅く取り付けられ、鉄道線路に沿った及び鉄道線路に対して横切る成形品の移動及び上方の持上げを防止し、成形品の間の間隙の発生を防止し、構成要素がわずかであり、及び/又は容易に組み立て及び解体することができる装置を提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。線路区間を横切るための鉄道交差を設置するための装置が構想される。線路区間の交差は、鉄道路自体のレベルで行われ、そのため、アンダーパス又はオーバーパスとは対照的に、線路の平面交差に関する。
交差線路区間が、特に、路面電車又は地下鉄等、列車又はレールに沿った(rail-bound)乗客輸送手段等、レール上を車輪で機械式に案内される車両に対して、道床に沿って延在する、レール車両用の特定の車道を提示する。本装置を用いて鉄道交差を設置することができる線路区間では、それは、特に、鉄道、路面電車軌道又は地下鉄路線に関連する。鉄道線路は、この場合、1つ以上の、特に平行な線路を有することができる。そして、線路は、通常、枕木の上に2本の平行なレールを備える。線路は、時に、三線軌条線路(three-rail track)又は多線軌条線路(multi-rail track)の場合等、3本以上のレールを備える場合があり、それらは、異なる軌間の鉄道車両で、又は鉄道車両に対する鉄道電力供給の場合は追加の母線を用いて、駆動される。通常、レールは、道床において規則的な間隔で位置する、木材、コンクリート、鋼又はプラスチック製の枕木の上に据え付けられる。レール及び枕木によって形成される軌框は、通常、砂利の道床内に格納される。
装置は、特に、動力による道路使用者及び/又は動力によらない道路使用者のための交通領域を含む線路区間を横切るために用意され、それにより、道路使用者は、平面交差を越えて線路区間を渡ることができる。交通領域を横切る鉄道線路の場合、それは、特定の道路使用者に提供される道路、通路若しくは場所又はその一部、例えば、通りの車道、自転車道路又は歩行者道路に関する。平面交差は、動力による通行者(乗用車及びトラック、オートバイ、原付自転車等)及び/又は動力によらない道路使用者(自転車に乗る人、歩行者、乗馬者等)のために考えられる。装置は、平面交差を、運転可能及び/又はアクセス可能である線路を横切って設置することができるように設計され、交差は、種々の道路使用者に対して容易に通行可能である。
装置は、少なくとも2本のレールを備える線路区間を横切るために適合される。これは、通常、線路の一対のレールである。しかしながら、異なる2つの線路、特に隣接する走行線路にも関連することができる。レールは、各々、レール底部、レール頭部、及びレール頭部とレール底部とを相互接続するレール腹部を備える。
好ましくは、装置は、鉄道線路、路面電車軌道、又は地下鉄レールに使用されるヴィニョール(Vignol)レール(平底レール)として使用される。しかしながら、溝付きレール、腹部の厚いレール、クレーンレール、トングレール(switch rails)、フルトラック(full tracks)、ブロックレール、正方形レール(square rails)等、他のタイプのレールも考慮される。
装置は、装置が組み付けられるときに2本のレールの間に配置される、少なくとも1つの繰返し使用可能なかつ修復可能な中間レール成形品を備える。さらに、装置は、少なくともいずれの場合にも、装置が組み付けられるときに第1のレール及び第2のレールの外側に隣接する、複数回配置可能かつ修復可能な第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品を備える。成形品は、組付状態で配置され、それにより、第1のレール外側成形品、中間レール成形品及び第2の線路外側成形品は、合わせて、レールに対して横切って、平面交差の交通領域の一部を、例えば交通領域の水平延長部において形成する。
当業者であれば、交差線路区間は、3本以上のレール、特にいくつかの平行な線路を備える可能性があることが明らかである。一対のレールとして各々設置される、2本のレールの場合、鉄道交差の交通領域は、中間レール成形品が各々、各線路の2本のレールの間に配置され、さらに、第1のレール外側成形品は、レールの間に、すなわち第1のレールの第2の線路の外側でかつ第2のレールの第1の線路の外側で両方に隣接して配置され、さらに第2の線路外側成形品は、第1のレールの第1の線路の外側に隣接し、最後に、第3の線路外側成形品は第2のレールの第2の線路の外側に隣接するように、設置することができる。
運転可能及び/又はアクセス可能な板状成形品によって設置された平面交差の交通領域は、鉄道線路によってもたらされる間隙、線路区間を交差する、例えば道路等、交通領域における間隙を含む。
したがって、成形品によって設置される交通領域は、動力による道路使用者及び/又は動力によらない道路使用者が、交差する交通領域を横方向に、特に鉄道線路のレールの上方を垂直にスムーズに通過するのを可能にするが、レールに沿わない車両に対して、レールに沿って運転するための道路は提供しないように用意される。
さらに、装置は、隣接する成形品のうちの1つの領域に2本のレールのうちの少なくとも一方のレール腹部を通る少なくとも1つの横穴を備える。横穴は、レール腹部にあけられた穴であり、横方向に、好ましくはレール腹部を通ってレールの長手方向に対して垂直に延び、それにより、2つのレールチャンバーはレールの両側で互いに連通する。
最後に、装置は、レールのレール腹部の横穴を通って延在する少なくとも1つの締結具を備え、成形品のうちの1つは、横穴を通る締結手段を用いて、分離可能に固定することができ及び/又は固定される。したがって、締結要素は、横方向に、好ましくは横穴を通ってレールの長手方向に対して垂直に延在する。締結手段を用いて固定することができる成形品は、固定装置が係合する締結手段のための受入れユニットを有する。締結手段により、上記成形品は、堅く、特に遊びなしに、分離可能にレールに接続することができる。したがって、成形品は、締結具により、全ての取付方向に対して、すなわち、レールに沿った方向において、水平レールに対して横切る方向において、かつ垂直に上向きの方向においてレールに取り付けられる。垂直に上向きの方向では、成形品は、好ましくは、少なくとも1つの締結手段により排他的に、すなわち、本発明の例示的な実施形態によれば、成形品がレールチャンバー内に係合することに関するのではなく、固定される。成形品は、好ましくは、レールに対して長手方向にも、少なくとも1つの締結手段を用いて排他的に固定され、すなわち、本発明の例示的な実施形態によれば、成形品が、レールに沿って延在する他の隣接する成形品と共に結合されることに関するものではない。最後に、成形品は、少なくとも1つの締結手段により好ましくは排他的に、水平レールに対して横切る方向に固定される。
したがって、締結具を用いて横穴によって固定される成形品は、レールに直接固定され、したがって、特に、レールに対するいかなる長手方向及び横方向の滑りもないように安定する。
特にゴム弾性成形品を用いる、鉄道交差の建造のために、特に重量のある自動車が横切るために、平面交差の高い安定性を確保するために、成形品のうちの少なくとも1つ又は幾つかをレールの上に直接取り付けることが特に有利であることが分かった。全ての方向の取り付けられた成形品は、固定手段に固定されるが、成形品は、強力に片側に寄った荷重の結果として持ち上げられないように又は上方に跳ね上がらないように着実に固定される。
上述したような据付には、レール腹部を通る横穴が付随する。こうした規則的な横穴は、ヴィニョールレールであってもレールの安定性のいかなる望ましくない劣化も表さないことが分かった。
平面交差を設置するための装置は、平面交差を複数回組み立てて解体することができるように構成される。したがって、締結手段は、レールから分離可能な成形品を緩めるように解除することができる。さらに、関連するレールから全ての成形品を取り除くことができる。
平面交差を単純な方法で数回組み立てかつ解体するというオプションは、特に、枕木に沿った砂利の敷き直しを確保するため、すなわち道床を埋めるために、鉄道線路に対して又は道床に対して保守又は補修作業を行うことができるために有利である。
さらに、装置の利点は、異なる構成要素の数が少ないということでもある。これにより、平面交差の費用効率の高い製造並びに容易な設置及び解体が可能になる。
本発明の実施形態では、締結手段は、締結ボルトとして構成される。締結ボルトは、レール腹部の横穴を通って延在し、レール腹部においてこの成形品を堅く固定するために、成形品本体に締めることができる。
レール腹部を横切る取付ボルトは、成形品の確実であるが分離可能な締結を行う特に容易な方法である。
より好ましくは、締結具成形品によって固定される成形品は、レールに面するその幅狭側にねじ切り挿入体を有することができ、それにより、ねじ切り挿入体に締結ボルトを締めることができる。特に、ゴム弾性材料から作製された成形品において、確実なボルト接合は、横ナット等を用いて、別の方法で確実にすることができる。当然ながら、成形品の材料に応じて、特に木材から作製された成形品では、少なくとも締結ボルトとして設計された締結具は、ねじ切り挿入体があってもなくても合わせて直接締めることができる。
本発明の更なる実施形態では、同じレールの他方の側に締結具によって固定することができる成形品に面する、成形品のうちの少なくとも1つは、この成形品を上方に持ち上げられないように固定するように、垂線に向かって長手方向において締結要素に係止することができる。
したがって、上記成形品は、上方に垂直に移動しないように固定されるように、締結要素に係止される。しかしながら、上記成形品は、特にレールに対して長手方向に移動可能のままである。
本発明の更なる実施形態では、同じレールの他方の側に締結具によって固定することができる成形品に面する、成形品のうちの少なくとも1つは、この成形品を線路から水平に取り除かれないように固定するために、垂線に対して横切りかつ線路に対して横切る方向において、締結要素に対して横切る方向に係止することができる。
したがって、上記成形品は、線路から離れるように水平に移動しないように固定されるように、締結要素に係止される。しかしながら、上記成形品は、この場合もまた、特にレールに沿って長手方向に移動可能のままである。
しかしながら、上記成形品が垂直に上向きの移動、すなわち垂線に沿った移動と、レールから離れる水平の移動、すなわち、垂線に対して横切りかつ線路区間に対して横切る移動との両方に抗するものである場合、望ましい場合は、線路に沿った移動の1次元の自由度のみが残る。レールに沿った自由移動により、対応する成形品は、線路方向に固定された後に依然として再配置することができる。その結果、こうした成形品は、それに面している同じ線路に固定された成形品の位置に対してより正確に移動させることができる。
本発明は、同じ線路の他方の側に、締結具によって固定された成形品に面する、少なくとも1つの成形品が係止される保持手段、特に支持ブロック又は取付ブラケットを更に含むことができ、支持手段は、締結要素に固定される。
したがって、上記成形品は、支持手段に間接的にのみ係止される。しかしながら、それは、支持手段に直接係止され、支持手段はさらに、締結手段に固定される。締結手段が締結ボルトとして設計されている場合、支持手段は、例えば、ボルトが締め付けられるときに取付ボルトのボルト頭部の下に取り付けることができる。支持手段は、その上に細長固定機構を係止するための介在部、溝、穴、フック等を有することができる。
支持手段を用いることにより、締結手段は、例えば、標準ボルト又はねじ切りピンとして、特に単純に構成することができる。さらに、鉄道交差の建造において柔軟性が増大する。望ましい場合は、保持手段及び固定するための機構は、例えば、数個の取付ボルトにのみ取り付けることができる。例えば、同じ線路に面している成形品における取り付けられた成形品は、取り付けられた成形品の幅の整数倍の幅を有することができ、各締結手段に係止されないようにすることができる。
本発明の一実施形態では、同じレールの他方の側において締結具によって固定される成形品に面する、成形品のうちの少なくとも1つは、線路区間に沿って長手方向チャネルを有する。この長手方向チャネルを通って、細長(oblong)固定機構が、線路区間に沿って長手方向に延在し、少なくとも1つの方向において締結手段に係止される。細長固定機構は、特に、ロッド、管、ワイヤ又はロープとすることができる。長手方向チャネルは、それぞれの成形品を通る長手方向穴として設置することができる。
細長固定機構は、垂線に沿った方向において締結要素に係止されて、それによりこの方向における移動を防止し、それぞれの成形品を上方に持ち上げられないように固定することができる。細長固定機構は、垂線に対して横切りかつ鉄道線路区間に対して横切る方向において、更に又は排他的に係止されて、この方向における移動を防止し、それぞれの成形品をレールから離れて水平に移動しないように固定することができる。
細長固定機構は、それにより、締結要素に直接係止することができる。中間固定は、例えば、細長固定機構が、線路区間に沿って長手方向に対応する成形品の長手方向チャネルを通って延在し、締結要素と係合することにより、実施することができる。
締結要素はまた、締結ボルトとして設計することもでき、ボルト頭部を有し、本体又は長手方向チャネルを備えた成形品を、それぞれのレールから水平に取り除かれないように固定するように、ボルト頭部の後方の細長固定機構と係合することができる。ボルト頭部の代わりに、ねじ切りピンの上に締められるナットを用いることができる。
特に、取付ボルトは、溝を備える特別な頭部を有し、長手方向チャネルを備える成形品(複数の場合もあり)をそれぞれのレールから水平に取り除かれないように固定するように、締結ボルトの特別な頭部の溝内に細長固定機構を係合させることができる。
締結ボルトは、リング頭部を備えたアイボルトとして設置され、長手方向チャネルを備えた成形品(複数の場合もあり)を同時に持ち上げられかつそれぞれのレールから水平に取り除かれないように固定するために、リング内に細長固定機構を係合させることも可能である。
細長固定機構はまた、締結手段に間接的に係止することもできる。締結手段に対する1つの唯一の間接的固定、例えば、細長固定機構が支持手段の上に係合し、支持手段が更に締結手段に固定されるということを実施することができる。
さらに、スペーサーを含めることができ、固定ボルトのボルト頭部は、締結ボルトが成形品のねじ切り挿入体の上に締め付けられかつ堅くボルト締めされたとき、締結具を用いてレール腹部から離れるように固定することができる、成形品に面する線路側に合わせてボルト締めされる。支持手段は、レール腹部に接続されたときにスペーサーとして作用することができる。
本発明の更なる実施形態では、同様の第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品の第1のグループ及び第2のグループ、同様の中間レール成形品の第3のグループの各々が含められる。成形品は、各々、それぞれのレールに沿って互いに隣接して並んで延在し、それにより、成形品の第1のグループ、第3のグループ及び第2のグループは、レールを横切る平面交差の交通領域を2次元格子で設置する。鉄道交差の交通領域の幅は、線路の方向に位置する各成形品のグループの幅に対応する。
同様の成形品のグループから構築された鉄道交差は、好ましくは、少数の異なる成形品からの望ましい幅で設置することができる。それにより、工場側から、1つ又は数個の標準幅を有する成形品のみが製造される。好ましくは、これらの幅は、敷居間隔に基づく。特に、幅が敷居間隔の整数倍(n≧1)である成形品を使用することを考えることができる。
したがって、1つのグループの成形品は、線路方向において互いに直接当接して配置され、一方で、成形品の第3のグループ及び第2のグループとともに第1のグループ及び第3のグループは、第1のレール及び第2のレールによって他の成形品の各々から分離される。好ましくは、成形品のグループの各々は、等しい数の成形品を備える。成形品の2次元格子は、特に、2次元マトリックスとすることができる。
本発明のこの実施形態では、グループのうちの1つ又は2つの各成形品に対して、関連するレール腹部を通して少なくとも1つの横穴が考えられ、横穴は、レール腹部(複数の場合もあり)を通して規則的な格子間隔であけられる。さらに、それぞれの成形品をレールに分離可能に取り付けることができる少なくとも1つの締結手段が設けられ、各締結手段は、レール腹部のそれぞれの横穴を通って延在する。
したがって、横穴及び締結要素が予期されるそれらの成形品は、いずれの場合にも、別個の締結手段により、すなわち互いに独立して、関連するレール(複数の場合もあり)に固定することができ、又は固定される。したがって、これらの成形品は、好ましい方法で個々に取り付け、かつこの場合もまた個々に解除することができる。これにより、平面交差の優れた安定性が確保されるだけでなく、特に容易な保守も可能になる。したがって、例えば、道床の特定の領域へのアクセスを可能にするように、成形品の一部のみが取り除かれ、又は、他の取り付けられた成形品を緩める必要なしに、個々の成形品のみを交換することもできる。
好ましくは、関連するレール腹部のそれぞれの横穴を通る締結手段によって取り付けられていない、成形品の単数又は複数のグループの成形品は、同じ長手方向チャネルを有し、それにより、細長固定機構は、このグループの全ての成形品の長手方向チャネルを通って延在し、成形品の上記単数又は複数のグループを上方に持ち上げられないように固定するために、垂線に沿った方向に締結手段に係止される。
言い換えれば、関連するレール腹部のそれぞれの横穴を通る締結手段によって取り付けられていない成形品の単数又は複数のグループは、その単数又は複数のグループの幅にわたって延在する連続した長手方向チャネルを有し、そこを通して、いずれの場合にも、複数の部品からなる単一の又は細長の固定機構が延在し、その長さは、好ましくは、少なくとも関連するグループの幅に対応する。線路の方向において並んで配置された幾つかの成形品を通って延在するこうした細長固定機構、これらの成形品は、垂直に上に移動しないように、かつ好ましくは、レールから離れて水平に移動しないように固定される。しかしながら、これらの成形品は、好ましくは、線路の方向において細長固定機構を通して互いに結合又は接続されないことが留意されるべきである。むしろ、成形品は、糸につないだ玉のように、好ましくは互いに独立して、線路の方向に移動可能なままである。
線路の方向におけるこうした移動の利点は、対応する成形品を、係止した後に、例えば、厳密に同じレールに面している成形品の位置に再配置することができる、ということである。
基本的に、成形品の3つのグループを据え付けるために幾つかの方法がある。1つの可能性は、横穴を通る締結具を用いて、第1のレール及び第2のレールにおいて第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品を取り付けることであり、そこでは、締結具は、横穴を通してレール内側によって線路外側成形品に接続される。そして、中間レール成形品は、2つの細長固定機構によって、上方に持ち上げられないように固定することができる。別の好ましい可能性は、第1のレール及び第2のレールにおいて中間レール成形品を取り付けることであり、そこでは、締結手段は、横穴を通してレール外側によって中間レール成形品に有利に接続される。そして、線路外側成形品は、上方に持ち上げられないようにそれぞれの細長固定機構によって固定することができる。
したがって、好ましくは、取付具を備えた中間レール成形品は、バーレールの横穴を通して一方のレール又は両方のレールに締結され、いずれの場合にも、細長固定機構は、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品の長手方向チャネルを通して延在し、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品をまっすぐ上に持ち上げられることから保護するために、垂線に沿った方向においてそれぞれの締結手段に長手方向に係止される。
本発明の一実施形態では、中間レール成形品又は第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品は、それぞれのレールのレール底部の上に支持される。
したがって、これらの成形品は、好ましくは、レール内においてレール頭部の付近においてレール底部まで延在し、レール底部に直接配置される。これは、レールがレール頭部より広いヴィニョールレールの場合に特に当てはまる。このように、レールに近い領域における交通領域の高い安定性が、特に、成形品の下に追加の構成要素なしに、確保される。
好ましくは、下側において締結具によって取り付けることができる少なくとも1つの成形品は、レール底部固定装置のための凹部を有する。
下部のレール底部固定装置は、レール底部取付ブラケット及びレール底部取付ボルトであると理解され、それにより、レールは枕木の上に据え付けられる。
更に好ましくは、下側に長手方向チャネルを備える少なくとも1つの成形品は、レール底部固定装置のための凹部とともに、少なくとも1つの締結具のための少なくとも1つの凹部を有する。
締結具のための少なくとも1つの凹部は、好ましくは、長手方向チャネルを備えた少なくとも1つの成形品の下側に位置する。特に好ましいのは、レール底部固定装置のための凹部であり、及び/又は少なくとも1つの締結具は、線路区間に沿って連続的ではなく不連続に設計され、それにより、凹部の間の成形品は、一体にレール底部まで達し、関連するレールの上に支持される。
したがって、線路方向に断続的に見ると、凹部は、特に、レール底部固定装置又は締結具の領域において考えられる。これにより、レールの付近における交通領域の高い安定性が確保されることが確実になる。
凹部は、レール方向において互いに間隔を空けて配置され、その上で、間隙は、レール底部固定装置又は締結手段に対応する。したがって、通常、凹部は、等距離に間隔を空けて配置される。
本発明の一実施形態では、中間レール成形品、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品は、レール頭部とレール底部との間に設置されるレールチャンバー内に介在せず、かつレールチャンバーを充填せず、それにより、中間レール成形品、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品は、組付中、レールチャンバー内に配置される必要なしに上方からレール底部まで垂直に降ろすことができる。
好適には、中間レール成形品は、2本のレールの間に中心を置いて配置され、両レールに隣接することができ、したがって、実質的に2本のレールの間の空間を完全に充填する。中間レール成形品はまた、好ましくは、レール底部及びレール頭部においてのみ、特に、好ましくはレール基部において排他的に、2本のレールの内側に接する。レールチャンバー内では、中間レール成形品は、好ましくは、介在せず(又は最小限にのみ介在し)、それにより、上方からレールの間に(ほとんど)変形なしに使用し、かつ上方に取り出すことができる。更に好ましくは、レール頭部に面した線路溝が残り、それは、列車車輪のフランジを受け入れることができる。また、第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品は、第1のレール又は第2のレールの外側と接触するが、好ましくは、それぞれのレール底部及びレール頭部においてのみ接触することができる。線路外側成形品は、好ましくは、レールチャンバー内に介在せず(又は最小限にのみ介在し)、それにより、線路外側成形品は、少なくとも、(ほとんど)変形なしにレールの付近で上方から挿入し、上方に取り出すことができ、成形品は、レールチャンバー内に介在しない(又は最小限にのみ介在し)、比較的堅く剛性がある成形品でさえも、用意に据付及び解体することができる。
本発明の一実施形態では、レール頭部とレール底部との間に設置されるレールチャンバーを充填する、少なくともチャンバー充填要素が含まれる。したがって、充填ブロック要素は、レール腹部とそれぞれの成形品との間に配置される。それにより、中間レール成形品、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品は、チャンバー充填要素においてレールに面する幅狭側に当接する。
レールチャンバーは充填ブロック要素で充填されるが、特に線路方向に対して横切る、隣接する成形品の防音及び取付を更に促進することができる。
少なくとも1つの充填ブロック要素は、好ましくは、ゴム弾性材料、すなわち、結合ゴム顆粒又は加硫ゴムから作製される。さらに、チャンバーは、好ましくは、少なくとも1つの横方向チャネルを備え、それは、レール腹部の1つ以上の横穴によって組付状態で覆われ、それにより、固定装置に取り付けることができる成形品がレールに取り付けられたとき、締結手段は、充填ブロック要素の横方向チャネルを通り、かつレール腹部の横穴を通って延在する。
充填ブロック要素は、特に、レールに沿って配置された、互いに隣接する成形品のグループの幅に対応する長さを有することができる。好ましくは、それにより、充填ブロック要素は、対応する数の横方向チャネルを有し、それにより、グループの各成形品を締結手段によって固定することができる。
本発明の一実施形態では、長手方向チャネルを備えた成形品は、特にその下側に、少なくとも1つの締結手段のための少なくとも1つの凹部を有し、長手方向チャネルを備える成形品は、長手方向チャネルを備える成形品を、その成形品がレールの長手方向チャネルと組み立てられるときに、線路区間に対して横切る方向に固定手段に係止するために、締結手段の隆起部分、例えばボルト頭部の後方に係合する。
本発明の更なる実施形態では、長手方向チャネルを備える成形品は、特にその下側に、少なくとも1つの締結手段のための少なくとも1つの凹部を有し、少なくとも1つの凹部は、長手方向チャネルを備える成形品を、その成形品がレールの上に長手方向チャネルとともに据え付けられるとき、レール軌道に沿って長手方向に締結手段において係止するために、少なくとも1つの締結手段に対して特別に適合されて構成される。
少なくとも支持手段が含まれる場合、少なくとも1つの凹部は、少なくとも1つの締結手段及び少なくとも1つの保持手段のために同時に考えることができる。また、長手方向チャネルを備える成形品は、保持手段と特別に適合するように構成される、少なくとも1つの支持手段のための追加の凹部を有することも想定することができる。
長手方向チャネルを備える複数の成形品を、締結手段及び/又は支持手段に対して特別に適合された凹部を用いて、線路区間に沿って長手方向に固定することにより、これらの成形品の各々は、好ましい方法で互いに独立して係止される。これにより、平面交差の高い安定性が確保される。
好ましくは、中間レール成形品、第1の線路外側成形品及び/又は第2の線路外側成形品は、ゴム弾性材料、すなわち、結合ゴム顆粒、加硫ゴム、木材、コンクリート、アスファルト又はそれらから作製される組合せから製造される。
特に好ましいのはポリウレタン結合ゴム顆粒である。成形品は、好ましくは、暗色、特に暗灰色又は黒色を有する。
材料に応じて、ねじ切り挿入体は、好ましくは、中間レール成形品の材料にねじ込まれるか、又は製造中に、例えば、結合ゴム顆粒の材料への圧入中に、成形される。
さらに、平面交差を設置するために中間レール成形品又は線路外側成形品が提供され、それらの成形品は、中間レール成形品又は線路外側成形品がレール腹部のそれぞれの横穴において堅くボルト締めされるように、その幅狭側に面する側にねじ切り挿入体を備える。
さらに、記載したような装置を組み込むことにより鉄道交差を構築するために、方法が提供される。ここでは、少なくとも1つの中間レール成形品、少なくとも1つの第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品並びに少なくとも1つの締結要素が準備される。さらに、組み込まれたレールにおいて2本のレールうちの少なくとも一方のレール腹部によって、少なくとも1つの横穴が現場で設置される。中間レール成形品は、2本のレールの間に配置され、第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品は、第1のレール又は第2のレールの外側に隣接して配置され、成形品のうちの少なくとも1つは、レールのレール腹部の横穴を通る締結手段を用いて、関連するレールに分離可能に締結される。成形品は、第1の線路外側成形品、中間レール成形品及び第2の線路外側成形品が、レールを横切る平面交差の交通領域又はその一部を形成するように配置される。
本方法の一実施形態では、少なくとも2つの締結手段が準備され、2本のレールの各々のレール腹部を通る少なくとも1つの横穴から作製される。
第1の変形では、2つの横穴の製造の後、中間レール成形品が2本のレールの間に配置され、それぞれのレールのレール腹部の横穴を通る締結要素のうちの1つを用いて両レールに分離可能に固定される。そして、第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品が、第1のレール及び第2のレールの外側に隣接して配置される。
第2の変形では、それぞれの横穴の製造の後、第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品が、第1のレール又は第2のレールの外側に隣接して配置され、いずれの場合にも、それぞれのレールのレール腹部の横穴を通る締結手段のうちの1つを用いて第1のレール及び第2のレールに分離可能に固定される。そして、中間レール成形品が、2本のレールの間に配置される。
両変形において、第1の線路外側成形品、中間レール成形品及び第2の線路外側成形品は、レールを横切る平面交差の交通領域の一部を形成する。
第1の変形では、各々が長手方向チャネルを備えた、少なくとも第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品が提供されることを予期することができる。これらの成形品は、第1のレール又は第2のレールの外側に隣接して配置され、それにより、長手方向チャネルは、それぞれ、鉄道線路に沿って長手方向に延び、その後、いかなる上方の持上げもなされないように固定され、長手方向チャネル内に、線路区間に沿って長手方向に細長固定機構が導入され、それに、それぞれの保持手段が係合する。第2の変形では、2つの平行な長手方向チャネルを備えた少なくとも1つの中間レール成形品を利用可能とすることを考えることができる。この成形品は、2つの長手方向チャネルが鉄道線路に沿って長手方向に延びるように、2本のレールの間に配置され、その後、いかなる上方の持上げもなされないように固定され、そこでは、鉄道線路に沿って長手方向に、2つの長手方向チャネル内に細長固定機構が挿入され、それにそれぞれの保持手段が係合する。
本方法の一実施形態では、いずれの場合にも、同様の第1の線路外側成形品及び第2の線路外側成形品の第1のグループ及び第2のグループ並びに同様の中間レール成形品の第3のグループと、それらのグループのうちの1つ又は2つの各成形品のための少なくとも1つの締結手段とが、準備される。さらに、関連するレール腹部によってグループのうちの1つ又は2つから構成された各成形品に対して、少なくとも1つの横穴が生成され、横穴は、レール腹部(複数の場合もあり)を通る規則的な格子間隔であけられる。
第1のグループ、第3のグループ及び第2のグループの成形品は、いずれの場合にも、それぞれのレールに沿って互いに隣接して並んで配置され、それにより、レールを横切る平面交差の交通領域に2次元格子を設置する。交通領域の幅は、いずれの場合にも線路方向に並んで位置する成形品のグループの幅に対応する。
さらに、各成形品は、レール腹部のそれぞれの横穴を通るそれぞれの締結手段を用いて、関連するレールにグループのうちの1つ又は2つによって分離可能に固定される。
レール腹部(複数の場合もあり)を通る規則的な格子間隔で横穴をあけるように、テンプレートの使用を予期することができる。
鉄道交差の領域における鉄道線路の保守方法が更に提供され、それにより、平面交差が、上述したような装置によって設置され、及び/又は上記方法によって確立される。
鉄道線路の保守方法では、1つ以上の固定された成形品が、上方に持ち上げられないように作用するように存在する場合、上方に持ち上げられないように作用する固定された成形品(複数の場合もあり)は、それぞれの細長固定機構を取り除くことによって係止解除され、レールから取り除かれ、好ましくはレールから隔離される。さらに、分離可能に締結された成形品(複数の場合もあり)は、それぞれの締結手段を取り除くことによって関連するレールから係合解除され、同様に、レールから取り除かれ、好ましくはレールから離れて保管される。
その後、例えば、平面交差の領域において、特に線路突き固め機を用いて、道床を詰め込むことにより、道床の保守が行われる。最後に、上述したような方法によって平面交差が再度構築され、一方で、その場合、横穴(複数の場合もあり)の製造はなくすことができる。したがって、既存の横穴(複数の場合もあり)を再使用することができる。
概して、本発明が着手した上記目的を解決するために、又はすでに記載した利点を達成するために、1つ又は複数の成形品が横穴を用いてレール腹部によって固定されることは、絶対的に必要ではない。
例えば、成形品は、レールに取り付けられた成形品ホルダーを用いて、レールに直接、したがって特に枕木にのみではなく、取り付けられることを考えることができる。概して、好適な追加の構成要素で固定された成形品のレールへの直接の取付を用いることにより、交通領域の特に高い安定性を確保することができる。その結果、特にレールに近い領域において、極度の荷重が発生する可能性がある場合であっても、成形品の上方の持上げ又は跳上りを防止することができる。
したがって、平面交差を設置するための装置を利用することができ、それは、少なくとも成形品を備え、少なくとも2本のレールのうちの一方に成形品ホルダーによって締結することができ、又は2本のレールのうちの少なくとも一方のレール腹部を通る少なくとも1つの横穴を含み、成形品ホルダーを用いるか又は横穴を用いて、成形品2本のレールのうちの少なくとも一方をレールに分離可能に取り付けることができる。したがって、成形品は、特に、レールのうちの一方に取り付けるか又は係止することができる。当業者であれば、成形品をレールに取り付ける手段として、横穴を用いて成形品をレールに取り付けることができる場合と、成形品ホルダーが含まれる場合との両方に含まれるこの装置は、取換え可能な特徴を有することができ、組み合わせることができることが理解可能である。
したがって、特に、成形品を上方に持ち上げられないように固定するために、垂線に沿った方向に、すなわち垂直な方向に、成形品を成形品ホルダーにおいて係止することができる。代替的に又はさらに、成形品をレールから水平に取り除かれないように固定するように、垂線に対して横切りかつ鉄道線路に対して横切る方向に、成形品本体を係止することができる。
この目的で、例えば、成形品は、鉄道線路に沿って長手方向チャネルを有することを予期することができ、それにより、細長固定機構が、鉄道線路に沿って長手方向に長手方向チャネルを通って延在し、特に成形品ホルダーに細長固定機構を係合させることにより、垂線に沿った方向に、及び/又は垂線に対して横切りかつ線路区間に対して横切る方向に、成形品ホルダーにおいて係止される。成形品ホルダーは、好ましくは、2つの保持クランプを備え、それらは、レールの両側において互いに並置してレールに取り付けることができる。そうする際、成形品は各々、成形品ホルダーを用いて、より具体的にはそれぞれの保持クランプを用いて、レールの両側に取り付けることができる。言い換えれば、レールの外側に1つの保持クランプを固定することができ、レールの内側に他方の保持クランプを固定することができる。したがって、成形品は各々、外側保持クランプ及び内側保持クランプに取り付け及び/又は係止することができ、それにより、1つの成形品は、レールの外側に隣接しかつそこに取り付けられ、他方の成形品は、内側に隣接しかつそこに取り付けられる。
成形部品ホルダーの2つの保持クランプ、すなわち外側保持クランプ及び内側保持クランプは、好ましくは、レール底部を囲むように設置される。保持クランプはまた、互いに及び/又はレール、特にレール底部に固定することができる。例えば、保持クランプは、互いにクランプ状に取り付けることができ、それにより、成形品ホルダーがレールに取り付けられるとき、レール、特にレール底部は、2つの保持クランプの間に締め付けられる。保持クランプの締付けのために、締付けボルトを設けることができ、それは、適切にレール軌道に対して横切ってレール底部の下に延び、2つの保持クランプを互いに接続し、締め付けられる。
成形品ホルダーは、ボルト締め、くさび止め又は締付けにより、特にレール底部に据え付けることができる、レールアンカークランプとして設計することができる。
一実施形態では、装置は、合計して少なくとも2つの成形品ホルダーを備え、両レールにおいて、2つの成形品ホルダーのうちの各1つが取り付けられる。成形品ホルダーは、各々2つの保持クランプを備える。さらに、合計して少なくとも3つの成形品が含まれる。成形品のうちの1つは、2本のレールの間に配置され、すなわち、中間レール成形品として構成され、両成形品ホルダー、特に2つの成形品の2つの内側保持クランプを用いて、両レールに取り付けられ、すなわち、取り付けられるか又は係止される。成形品のうちの他の2つは、それぞれ、2本のレールの外側のうちの1つに隣接し、すなわち、線路外側成形品として設計され、2本のレールのうちの一方のみに、いずれの場合にも2つの成形品ホルダーのうちの一方のみ、特にそれぞれの外側保持クランプを用いて取り付けられる。
好ましくは、いずれの場合にも2本のレールの外側のうちの1つに隣接する成形品、すなわち線路外側成形品の第1のグループ及び第2のグループと、レールの間に配置される成形品、すなわち中間レール成形品の第3のグループとが含まれ、それらは、それぞれのレールに沿って並んで延在し、それにより、成形品の第1のグループ、第3のグループ及び第2のグループは、レールを横切る平面交差の交通領域を2次元格子で設置し、平面交差の交通領域の幅は、それぞれ隣接する成形品のグループの幅に対応することができる。
そして、成形品は、同じ長手方向チャネルを有するグループのうちの少なくとも1つを有し、それにより、細長固定機構は、このグループの全ての成形品の長手方向チャネルを通って延在し、成形品のこのグループが上方に持ち上げられないように、垂線に沿った方向に成形品ホルダーに係止される、ということを予期することができる。
特に、レールの付近において高い安定性を達成するために、成形品(複数の場合もあり)が、それぞれのレールのレール底部に組付状態で支持されることを考えることができる。成形品(複数の場合もあり)がその下側に、レール底部固定装置のための凹部及び/又は成形品ホルダーのための少なくとも1つの凹部を有することを更に可能にすることができる。
レール底部固定装置及び/又は成形品ホルダーのための凹部は、線路経路に沿って連続的に設置される必要はない。特に安定性を向上させるため、又は好適な長手方向チャネルを提供するために、成形品(複数の場合もあり)がレール底部まで単一ブロックとして凹部の間に適切であり、関連するレールの上に支持されるように、線路区間に沿って不連続に凹部が設置されることを予期することができる。
特に、成形品ホルダーのための凹部は、それぞれの成形品がレールに取り付けられるとき、それぞれの成形品を線路区間に沿って長手方向に成形品ホルダーに係止するように、成形品ホルダーに特別に適合するように設置することができる。
さらに、以下のステップを含む鉄道交差を建造する方法が利用可能である。すなわち、
−少なくとも1つの成形品及び少なくとも1つの成形品ホルダーを準備し、成形品ホルダーを2本のレールのうちの一方に取り付けるステップと、
−2本のレールの間に又は2本のレールの外側のうちの1つに隣接して成形品を配置して、レールを横切る平面交差の交通領域の少なくとも一部を形成するステップと、
−成形品ホルダーを用いて成形品をレールに分離可能に取り付けるステップと、
である。本方法の一実施形態では、以下のステップが提供される。すなわち、
−少なくとも3つの成形品、及び特に2つの保持クランプを備える少なくとも2つの成形品ホルダーを準備するステップと、
−2本のレールのうちの一方において2つの成形品ホルダーをそれぞれ補強するステップと、
−2本のレールの間に成形品のうちの1つを配置し、2つの成形品ホルダー、特に2つの内側保持ブラケットを用いてこの成形品を両レールに分離可能に取り付けるステップと、
−いずれの場合にも2本のレールの外側のうちの1つに隣接して成形品のうちの2つを配置し、2つの成形品ホルダーのうちの一方のみ、特にそれぞれの外側保持クランプを用いて、2つの成形品をそれぞれ2本のレールのうちの一方に分離可能に固定するステップと、
である。
以下は、実施形態を用いて、図を参照してより詳細に説明される、本発明について記載し、図において、同一の又は同様の要素には、部分的に同じ参照符号が与えられ、様々な実施形態の特徴は互いに組み合わせることができる。
部分的に設置された鉄道交差を含む線路区間の斜視図である。 レールの領域における鉄道交差の詳細な斜視図である。 レールの領域における鉄道交差の2つの断面図である。 中間レール成形品の様々な図である。図4aは斜視図であり、図4bは幅狭側20aの側面図であり、図4cは端面20bの側面図であり、図4dは平面図であり、図4e及び図4fは断面図であり、図4dは標識された平面C−C又はG−Gである。 レール外側成形品の様々な図である。図5aは斜視図であり、図5bは幅狭側30aの側面図であり、図5cは端面30bの側面図であり、図5dは平面図であり、図5eは図5dにおいて標識された平面D−Dの断面図であり、図5fは図5dにおいて標識された平面F−Fの断面図である。 充填ブロック要素の様々な図である。図6aは斜視図であり、図6bは側部22cから離れる方向に面するレールの側面図であり、図6cは端面22bの側面図であり、図6dは図6bにおいてEの符号が付された平面E−Eの断面図である。 支持ブロックの様々な図である。図7aは斜視図であり、図7b及び図7cは側面図であり、図7dは平面図である。 ねじ切り挿入体の様々な図である。図8aは斜視図であり、図8b、図8c、及び図8dは側面図である。 更なる実施形態における鉄道交差の組立分解図である。 レールの領域における図9の実施形態の鉄道交差の断面図である。 図9の実施形態の中間レール成形品の斜視図である。 図9の実施形態の線路外側成形品の斜視図である。 図9の実施形態の2つの充填ブロック要素の斜視図である。 取付ブラケットの様々な図である。 組み立てられた鉄道交差を含む線路区間の斜視図である。 スペーサーウェブが組付状態にある支持ブロックの斜視図である。 スペーサーウェブを含む支持ブロックの様々な図である。図17aは斜視図であり、図17b及び図17cは側面図であり、図17dは平面図である。 間隔空けウェブを含む支持ブロックに適合された実施形態の充填ブロック要素の様々な図である。図18aは斜視図であり、図18bはレールから離れる側部22c’’’の側面図であり、図18cは端面22b’’’の側面図であり、図18dは図18bにおいて符号が付された平面E−Eの断面図である。 スペーサーウェブを含む支持ブロックを備えたレールの領域における鉄道交差の断面図である。 滑り止め面20を含む成形品の2つの概略図である。図20aは斜視図であり、図20bは平面図である。 ベースプレート成形品及びカバープレート成形品を備えた実施形態における部分的に組み立てられた平面交差を含む線路区間の斜視図である。 図21の実施形態の部分的に組み立てられた平面交差を含む線路区間の斜視図であり、上記成形品は成形部品ホルダーを用いてレールに取り付けられている。 図22の成形品ホルダーの詳細図である。 成形品ホルダーの領域における図22の断面図である。 レールに取り付けられた成形品ホルダーの下からの斜視図である。 図26aは成形部品ホルダーの側面図であり、図26bは成形部品ホルダーの斜視図である。 図21の実施形態の鉄道交差の線路区間の斜視図である。 成形品ホルダーの領域における図27の断面図である。 ベースプレート成形品を有するカバープレート成形品のボルトの領域における図27の断面図である。 ベースプレート成形品のみが組み付けられている、図27からの線路区間の斜視図である。 図30の組込みベースプレート成形品に適合されたカバープレート成形品の配置の底面斜視図である。
図1、図2及び図3は、鉄道線路を横切るための部分的に組み立てられた鉄道交差を示す。鉄道線路は、第1のレール2及び第2のレール2’を含む一対のレールを含み、それらは各々、レール底部4、レール頭部6、レール頭部6とレール底部4とを相互接続するレール腹部8を有する。2本のレール2、2’は、レール底部取付ボルト10及びレール底部据付ブラケット12、例えばVosslohブラケットにより、コンクリート製枕木の本例では、枕木14の上に締結される。
図1に示すように、2本のレール2、2’の間に、2つの同様の板状の中間レール成形品20が配置され、それらは、レール2、2’に沿って互いに並んで接触して置かれる。中間レール成形品20は、線路に対して横切る方向に各々第1のレール2から第2のレール2’まで延在し、2本のレールの間の線路幅に対応する空間を実質的に完全に充填するが、レール頭部6の領域では、列車車輪の車輪フランジを受け入れるレーン溝24が利用可能である。レーン溝24は、この実施形態では、中間レール成形品20内で対向して位置する上側と幅狭側20aとの間の縁における折目又は溝として設計されている。図3bに見ることができるように、中間レール成形品20は両レール2、2’の上に載り、そこで、レール底部4の上に支持され、かつレール頭部6と直線状に接触する。中間レール成形品20は、したがって、両レール2、2’のレール底部4の上に支持される。中間レール成形品20自体は、レール腹部8の横方向にレール頭部6とレール底部との間に形成されたレールチャンバーを充填せず、レール腹部8に当接しない。したがって、中間レール成形品20は、略歪みなしに上から挿入し、解体中に再度引き上げることができる。
レールチャンバーは、図示する実施形態では、特別に適合された充填ブロック要素22で充填される。中間レール成形品20は、それらの幅狭側20aがレール2、2’に面した状態で、それぞれの充填ブロック要素20に当接する(図4を参照)。
図2は、レール2の外側3に接する、第1の板状の線路外側成形品30(図1には図示せず)を更に示す。図1及び図3は、線路2’の外側3’に隣接する第2の板状の線路外側成形品32を示す。レール外側成形品30、32は、それぞれのレール2又は2’に当接し、そこでは、これらは、レール底部4の上に支持され(その部分は図3a及び図3bには見ることができない)、外面からレール頭部6の上に接触する。線路外側成形品30、32は、隣接するレールのレール底部4に基礎が置かれる。レールチャンバーは、この場合もまた、線路外側成形品30、32によって充填されないが、充填ブロック要素22によって充填される。図示する例では、充填ブロック要素22は、レールの内側及び外側に対して同一の部品である。しかしながら、異なる充填ブロック要素を設けることができる。
図3bの断面図から、レール腹部8を通して横穴26が存在することを推論することができる。図1の例では、複数の横穴26が、2本のレール2、2’の各々のレール腹部8を通して位置し、それらは、レールの長手方向に対して、枕木又はレール底部固定装置の間に配置されている。2本のレール2、2’のレール腹部8の各々において、横穴26は、線路の方向に同じ場所に位置している。したがって、2つのレール腹部8の各々における交差に対して、等しい数の横穴26が予期される。
横穴26を通して、締結ボルト27がレール方向に対して垂直に延在している。締結ボルト27は、水平ねじ切り挿入体28(図8も参照)内に組付状態で堅く締め付けられ、挿入体28は、中間レール成形品20内の幅狭側20aに組み込まれ、したがって、レール2、2’の内側に面している。そうするために、中間レール成形品20は、各々、2本のレール2、2’に分離可能にただし堅くボルト締めされる。したがって、中間レール成形品は、レールに沿った方向に、垂線に沿った方向に、及び線路に対して横切り垂線に対して横切る方向に、レール2;2において遊びなしに、取り付けられる。したがって、中間レール成形品20は、締結ボルト27を用いて、特に、レールチャンバー内に深く介在するか又はレール頭部6の下に係合するという点において、レール2、2’に固定される。このように、中間レール成形品は、枕木への固定により間接的にではなく、レール2、2’に直接締結される。
図示する実施形態では、ボルト頭部の下で、支持ブロック横穴41及び支持ブロック長手方向穴42を備える金属製支持ブロック40(図7も参照)が、取付ボルト27の上に締結され、締結ボルト27は、支持ブロック横穴41を通って延在する。支持ブロック40は、レール2、2’の外側レールチャンバー内に配置される充填ブロック要素22に対して、レールを横切る方向に水平に固定される。
支持ブロック40において、線路外側成形品30、32は、締結ボルト27に間接的に係止することができる。この目的で、図3bにおいて明らかであるように、固定バー44が、鉄道線路に沿って支持ブロック長手方向穴42を通して長手方向に延在する。さらに、固定バー44は、図3aに示すように、線路区間に沿って長手方向にレール外側成形品30、32の長手方向チャネル34(図5も参照)を通して延在している。図3aを参照すると、線路外側成形品30、32の長手方向チャネル34内に、固定バー44に対する正確なガイドを確保するために、中空管36が入れられている。このように、線路外側成形品30、32は、支持ブロック40に直接係止される。したがって、線路外側成形品30、32は、成形品30、32を上方に持ち上げられないように固定するように、垂線に沿った方向に締結ボルト27に間接的に係止される。したがって、線路外側成形品30、32は、レールから水平方向に取り外されないように固定するために、垂直面に対して横切りかつ鉄道線路区間に対して横切る方向に、それぞれの締結要素27に間接的に係止される。線路外側成形品30、32は、この例では、線路経路に対して長手方向ではなく、固定バー44によって係止される。
図3bに示すように、横穴26は、レール2’の高さに対して、レール腹部8の下部領域において延在する。図示するような実施形態では、これにより、固定ロッド44、したがって成形品30、32の長手方向チャネル34は、成形品30、32の底部及び頂部から、好ましくは概して、成形品30、32の高さに対して中央3分の1の範囲に間隔を空けて配置され、したがって、必要な安定性を確保するように下部に十分な成形部材料を有することになる。図示する実施形態では、固定バー44は、すなわち、横穴44を通って延在する締結ボルト27の上方に延びる。
しかしながら、他の変形形態も可能である。したがって、横穴26は、例えば、締結ボルト27の下方のレール腹部8及び固定バー44の中間又は上方領域を通って延在することができる。この場合、線路外側成形品30、32を締結ボルト27に直接固定することが容易になり、すなわち、支持ブロック40なしに行われ、すなわち、固定バー44はボルト頭部の下及び/又は後方に係合する。
図1に示すような部分的に建造された線路交差が設置され、そこでは、レールの長手方向に間隔を空けて配置された複数の規則的な横穴26が、2本のレール2、2’の各々のレール腹部8を通してあけられている。レール腹部8における横穴26の位置は、好ましくは、バーレール8に特別な穴あけテンプレート(図示せず)を用いて穴をあける前にマーキングされる。その後、レール2、2’の内側及び外側に充填ブロック要素22が据え付けられ、それにより、横方向チャネル220は横穴26を覆う。
次のステップで、2本のレール2、2’の間に、(第3のグループの)同様の中間レール成形品20が配置され、そこでは、例えば、中間レール成形品20は、開口部23においてロープ又は等価物によって引き上げられ、レール2、2’の間に降ろされる。それにより、中間レール成形品20は、レール2、2’の間に配置され、それにより、幅狭側20aに位置するねじ切り挿入体28は、横穴26で覆われ、2つの成形品20は、レール2、2’に沿って互いに隣接して位置する。
横穴26の各々に対して、以下のプロセスが続く。すなわち、外側充填ブロック要素22に支持ブロック40が据え付けられ、それにより、その支持ブロック横穴41は、充填ブロック要素22の横方向チャネル220と一致する。そして、それぞれの締結ボルト27は、支持ブロック横穴41を通して、外側充填ブロック要素の横方向チャネル220を通して、レール腹部8の横穴26を通して、内側充填ブロック要素の横方向チャネル220を通して、中間レール成形品20のねじ切り挿入体28内に挿入され、中間レール成形品は、堅く固定され、同時に、支持ブロック40は、外側充填ブロック要素の上に固定される。
次のステップでは、第2のレール2’の外側に隣接して同様の線路外側成形品32(第2のグループ)が配置され、その際、成形品32は、レール2’に沿って互いに隣接して並んで位置し、長手方向チャネル34は、レール2’に面してこれらの成形品内に延び、レール2’に沿って長手方向に延在する(図1には、1つの成形品32のみが示されている)。そして、線路外側成形品32は、垂線に沿って移動しないように、かつレール2’を横切る方向に移動しないように係止され、そこでは、固定バー44が、レール軌道に沿って長手方向に2つの成形品32の長手方向チャネル34内に、かつ2つの関連する支持ブロック40の保持ブロック長手方向穴42内に、侵入するように挿入される。平面交差の幅より短い長さを有する複数の固定バー44を、周辺成形品の長手方向チャネル34内に逐次挿入することができ、それにより、先に導入された固定バーが長手方向チャネル34内に更に押し込まれる。それにより、2つの線路外側レール成形品32は、上方に持ち上げられないように、かつ線路2’から水平に取り外されないように固定される。
最後に、類似した方法で、(第1のグループの)同様の線路外側成形品30が、第1のレール2(図2に示す)の外側に隣接して配置され、係止され、それにより、成形品の第1のグループ、第3のグループ及び第2のグループが、レール2、2’を横切っておよそレール2、2’の走行面の高さに2次元格子で平坦な交通領域を形成する。交通領域の幅は、線路方向に隣接して位置する成形品のグループの幅に対応する。
組み立てられた鉄道交差は、再度単純な方法で解体することができる。図1〜図3の図示する実施形態では、線路外側成形品30、32は、固定バー44を抜き取るために係止解除される。そして、線路から成形品30、32を取り除くことができる。そして、締結ボルト27を外すことにより、分離可能に固定された中間レール成形品20を緩めることができ、中間レール成形品20は、線路から取り除かれる。平面交差を解体することができることは、平面交差の部品、例えば、個々の成形品を交換するために、又は平面交差の領域において道床に対して保守作業を行うため、特に、道床を埋めるために有利である。こうした作業の後、鉄道交差を再建することができ、その場合、レールバー8にすでに存在する横穴26が再使用される。
図4に示すように、中間レール成形品20は、組み込まれたときにレール2、2’に面する、2つの幅狭側20aを有する。成形品は、組み込まれたときに隣接する成形品に近接する2つの端面20bを更に含む。成形品20は、その底部に、据付中にレール底部取付器具(図3aも参照)の上に上方から伏せて置かれる凹部29を有する。
凹部は、組付状態で成形品20の幅に沿って、すなわちレールに沿って、連続的に延在しない。凹部の間で、成形品20は、組付状態で、レール底部4の上に一体的に延在し、その上に支持される。
レールに面する幅狭側20aにおいて、各々、水平受入れ機構(receiving device)21を有し、それは特に、締結手段27及び/又はねじ切り挿入体のためのチャネルとして設置される。特にエラストマー成形品では、ねじ切り挿入体は、受入れ機構21に工場で設置される。ねじ切り挿入体は、例えば、受入れ機構21内にボルト締めすることができ、又は、成形品内での製造中にすでに形成することができる(同様に図3bを参照)。
成形品20bの幅は、2つの端面の間の距離に対応する。中間レール成形品20の幅を通して、位置する開口部23が延在することができ、開口部23に対して、成形品20を、持ち上げるためにロープ又は鎖で締め付けることができる。開口部23内では、図3bに見ることができるように、中空管25を包囲することができる。好ましい方法で、成形品20は、ロープ又は鎖により、持ち上げられるとき、損傷しないように保護され、さらに、成形品は、例えば重量のあるトラックによる運転のとき、その耐荷重能力を強化する、安定性の向上が得られる。
図5に示すように、線路外側成形品30は、2つの幅狭側30c及び30aを含み、そこでは、成形品が組み込まれるとき、幅狭側30aはそれぞれのレール2又は2’に面する。成形品は、組み付けられるときに隣接する成形品に接する2つの端面30bを更に含む。
成形品30は、その下側に、レール底部取付器具のための凹部39と、支持ブロック40及び締結ボルト27のための凹部37とを有する(図3a及び図3bも参照)。この場合、凹部37は、支持ブロック40に対応し、締結ボルト27に対して寸法がとられる。線路方向において、凹部37は、支持ブロック40に特別に適合するように設置される。それにより、線路外側成形品30は、線路経路に沿って長手方向に組付状態で係止される。
さらに、線路外側成形品30を通して長手方向チャネル34が延在し、そこには、線路外側成形品30を支持ブロック40に係止するために、安全バー44が挿入される。
図6は、ヴィニョールレール2又は2’の外側チャンバー及び内側チャンバーの両方に設けられる充填ブロック要素22を示す。充填ブロック要素22は、そのレールに面する曲線状側22aによってレールチャンバー内に挿入される。
レールから離れる方に面する側22cは、本質的に直線状であり、それぞれの中間レール成形品30又は線路外側成形品30及び32それぞれに面する。組み込まれた充填ブロック要素22のレールから離れる方に面する側22cは、レール頭部6の側面と実質的に同一平面に延在する。レールから離れる方に面する側22cはまた、支持ブロック40のための凹部221も有する。レールチャンバーに対して2つ以上の充填ブロック要素が使用される場合、充填ブロック要素は、それらの端面22bが互いに当接して連続ウェブを形成する。
本例では、充填ブロック要素22は、図示するように、成形品より長く、特に、レールに沿って長手方向に並んで配置された2つの成形品20の幅に対応する長さを有する。したがって、充填ブロック要素22は、締結ボルト27のために複数、ここでは2つの横方向チャネル220を有する。
図7は、締結ボルト27のための支持ブロック横穴41と固定バー44のための直交支持ブロック長手方向穴42とを有する、ブロック状の支持ブロック40を示す。支持ブロック横穴41は、側面40bを通って、側面40a及び40cに対して平行に延び、一方で、支持ブロック長手方向穴42は、側面40aを通って側面40b及び40cに対して平行に延びる。
図7b及び図7cから見ることができるように、両穴41及び42は、互いに側面40cに対する垂線に沿って間隔を空けて配置され、したがって、同一平面上にはない。したがって、両穴41及び42は、互いにずらされており、それにより、両穴に対して、取付ボルト27及び/又は固定ロッド44を同時に貫通することができる。
組付状態で垂直に延びる2平面の平行な側面40aを有する矩形固体として設計された支持ブロック40は、支持ブロック40の頂部から取り付けるための立方体状凹部37によって線路外側成形品30を通過させることができ、線路外側成形品30が最終的に、組付状態で、支持ブロック40に対して凹部37の対応する内面がレールに沿った両方向にある状態で係止されるため、特に有利である。したがって、レールの長手方向において、線路外側成形品37の凹部37は、2つの側面40aの距離によって規定される支持ブロック40の長さに対して特別に適合するように設置される。図8は、ねじ切り挿入体28を示す。図3bを参照すると、ねじ切り挿入体28は、工場においてゴム弾性中間レール成形品20に組み込まれる。ねじ切り挿入体28は、締結ボルト27が締められる雌ねじ280を有する。さらに、ねじ切り挿入体28は、ねじ切りスリーブ281と、この例ではクロスバ−の形態で設置されるアンカー要素282とを有する。アンカー要素282は、締結ボルト27が締め付けられるときに、成形品内でねじ切り挿入体28を保持し、同時に、成形品内でのねじ切り挿入体28の回転を防止する。
図9〜図14は、鉄道交差の更なる実施形態に関する。図9及び図10に示すように、平面交差は、枕木14’に据え付けられた2本のレール2、2’を有する鉄道線路を介してもたらされる。
この実施形態では、レールの内側及び/又は外側3、3’のレールチャンバーは、それぞれ、異なる充填ブロック要素22’及び22’’によって充填される(図13も参照)。特に、レール内側のためのフランジ側充填ブロック要素22’は、レールチャンバーより幅が広く、したがって、レールチャンバーから出て水平に延在する。
図1の実施形態と同様に、中間レール成形品20’及び線路外側成形品30’、32’は、充填ブロック要素に隣接するレール2、2’の上に配置される。図1の実施形態とは対照的に、フランジ側充填ブロック要素22’に接する中間レール成形品20’は、レール2、2’のそれらのレベル全体にわたって間隔を空けて配置される。したがって、線路溝24は、この実施形態では、レール内側の充填ブロック要素22’の上方でレール頭部6と並んで延びる自由空間を通して設置される。したがって、中間レール成形品20’は、レール頭部に影響を与えず、かつレールチャンバー内に係合しない。
図10に見ることができるように、この場合もまた、レール2、2’のレール腹部8を通して、横穴26が設けられている。横穴26を通して、中間レール成形品20’の受入れ機構21’内に、締結ボルト27が締められる。好ましくは、受入れ機構21’内でねじ切り挿入体が使用されることが考えられる。
この実施形態では、締結ボルト27を用いる組付状態では、L字型ブラケット50(図14も参照)が、線路外側充填ブロック要素22’’に対してブラケット50の脚部50aの穴51を通して固定される。ブラケット50を用いて、線路外側成形品30’、32’は、取付ボルト27に間接的に固定される。この目的で、線路外側成形品30’、32’は垂直穴35を有し、それにより、垂直穴35を通して、取付ブラケット50の脚部50bの穴52内に上方からこれらの成形品をボルトで固定する。このように、線路外側成形品30’、32’は、ブラケット50に直接、かつ締結ボルト27に間接的に固定される。したがって、図1の実施形態とは対照的に、線路外側成形品30’、32’は、支持手段により、全ての方向に、すなわち、レールに対して長手方向の方向に、垂線に沿った方向に、及び線路に対して横切り垂線に対して横切る方向に、遊びなしにレール2、2’に固定される。
図11を参照すると、中間レール成形品20’は、2つの幅狭側20a’及び2つの端面20b’を有する。幅狭側20a’は、成形品20’が据え付けられるときにレール2、2’に面する。端面20b’は、レールの長手方向における線路交差が複数の成形品を備える場合、他の成形品20’の側面に位置することができる。成形品20’の下側に、レール底部取付器具のための凹部29’が位置している。幅狭側20a’には、いずれの場合にも、締結ボルト27のための受入れ機構21’が存在する。図1の実施形態におけるように、受入れ機構21’において、ねじ切り挿入体又はだぼが組み込まれるか又は取り付けられると考えることができる。
図12を参照すると、線路外側成形品32’は、2つの幅狭側32c’及び32a’を有し、それにより、成形品が組み込まれるとき、幅狭側32a’はそれぞれのレール仕上げ面2又は2’に面する。成形品は2つの端面32b’を更に備え、それらは、成形品が組み付けられる場合、隣接する成形品に隣接して位置するか又は密接して取り付けられる。成形品32’は、その下側に、レール底部取付器具のための凹部39’を有する。
さらに、取付ブラケット50に成形品をボルトで固定するために、線路外側成形品32’を通して、1つ以上、図示する例では4つの垂直穴35が延在する。
図13は、2つの充填ブロック要素22’及び22’’を示し、それらは、レール2、2’の内側又は外側3、3’のレールチャンバーのために設けられる。この実施形態では、充填ブロック要素22’、22’’は、隣接する成形品の幅に対応する長さを有する。したがって、充填ブロック要素22’、22’’は、横方向チャネル220’及び/又は220’’のみを有し、それらを通して、締結ボルト27は延在することができる。
この例から見ることができるように、曲線状の、充填ブロック要素22’、22’’のレールに面する側22a’、22a’’は、レールチャンバーに対して特別に適合するように設計するか、又はレールチャンバーの形状に近似した多角形とすることができる。線路から遠い側22c’、22c’’は、それぞれの中間レール成形品又は線路外側成形品に向けられ、両方の場合において実質的に直線状である。
レールの内側のための充填ブロック要素22’は、レール頭部6に隣接する線路溝24を形成するために、レールチャンバーから十分遠くに突出するように幅が広く構成されている。その幅がより大きいため、充填ブロック要素22’は、レール底部取付固定装置のための更なる凹部229を有する。
図14を参照すると、取付ブラケット50は、各々、締結ボルト27のボルト頭部の下にブラケット50を固定するように、穴51を備えた脚部50aを有する。脚部50bには、ブラケット50の垂直穴35を通してレール外側成形品30’、32’を下方にねじ込むための1つ以上、例えば4つの穴52が位置している。
図15を参照すると、線路の方向に対して長手方向に、同様の成形品のグループが据え付けられることを予期することができる。それぞれ同様の線路外側成形品30の第1のグループ及び線路外側成形品32の第2のグループと、同様の中間レール成形品20の第3のグループとが示されている。したがって、組み立てられた線路交差は、線路方向に複数の成形品を備えることができ、それにより、平面交差の幅は、鉄道線路を横切る交通領域60、60’の幅に一致する。図15の例では、グループ毎に8つの成形品が含まれ、それらは、線路方向において互いに対して直接当接している。したがって、第1のグループの線路外側成形品30と、第3のグループの中間レール成形品20と、第2のグループの線路外側成形品32とは、レールを横切る平面交差の交通領域を2次元格子で設置する。
したがって、線路方向に対して横切る方向に、一対のレール軌道として構成された線路は、3つのプレート、すなわち、交通領域60に隣接する第1の線路外側成形品30、中間レール成形品20、及び交通領域60に隣接する第2の線路外側成形物32を通して通行可能とすることができる。
線路外側成形品30、32は、特に、レール網を横切る交通領域60のアスファルトの上でそれらの線路から遠い幅狭側に閉鎖される。成形品によって設置される平面交差本体の表面は、その領域と交差する交通領域60に対して本質的に同じ高さであり、そのため、道路使用者は、平面交差を容易に通過することができる。
図1を参照すると、中間レール成形品20は、図15に示すように、対応する横穴26を通して各2つの締結ボルト27によって固定される。したがって、各中間レール成形品20に対して、2本のレール2及び2’の各レール腹部8において、横穴が利用可能である。
図5を参照すると、図15に示すような第1のグループの線路外側成形品30と、第2のグループのレール外側成形品32とは、同じ長手方向チャネル34を有する。据え付けられると、平面交差の幅に長さが適合されている安全バー44が、成形品グループの長手方向チャネル34を通って延在することができる。しかしながら、平面交差の幅より短い、幾つかの、特に同様の固定バー44が、長手方向チャネル34を通って延在することができることも予期することができる。いくつかのより短い固定バーの使用には、特に、ロッドを容易に運んで組み立てることができるという利点がある。
線路外側成形品30は、レールに沿って互いに締め付けられていないが、各々独立して、レールに沿ったいかなる変位もないように、それらの凹部37によって支持ブロック40に係止される。同じことは、線路外側成形品32にも適用される。中間レール成形品20もまた、互いに締め付けられないが、各々独立して、締結ボルト27によってレール2、2’に締結される。
図16、図17及び図19を参照すると、支持ブロック40は、レール腹部8に隣接して、スペーサーとして機能するスペーサーウェブ43を含むことができる。このように、締結ボルトが締め付けられるときに、保持ブラケット40が配置される充填ブロック要素22が圧縮されて変形することを防止することができる。これはまた、支持ブロック40の長手方向穴42がレール2’から規定された距離を有することも確実にする。これは特に有利であり、それにより、線路外側成形品32内に封入された中空管36の内径が、支持ブロック40の長手方向穴42に厳密にわたり、それによって、固定ロッド44を容易に挿入することができる。
レールチャンバーの湾曲が異なる可能性があるため、幅狭の間隔空けウェブ43は、支持ブロック40に特に適合する。このように、スペーサーウェブ43は、わずかな面積で、密接して、かつレール腹部8の本質的に直線状の中心部におけるレールの高さに対しておよそ中心に適合する。
図16、図18及び図19を参照すると、この場合、充填ブロック要素22’’’が使用され、それは、支持ブロック40のスペーサーウェブ43及び締結ボルト27のための凹部223を有する。代替的に、充填ブロック要素が、間隔空けウェブ43に一致するスロットと、締結ボルトのための横方向チャネルとを備えることが可能である。
図20を参照すると、鉄道交差を横切る交通領域を形成する成形品の表面は、特に濡れているとき、安全な運転及び鉄道交差への進入を確実にするために、滑り止め形態で構成されることを予期することができる。成形品70に対応して、図20においてその外側形状に関して概略的に示すように、溝付きの表面70cを設けることができる。表面70cのハッチングは、ここでは、菱形状のコルゲーションを示す。さらに、交通領域としての役割を果たす成形品の表面の滑り抵抗は、鉱物混合物、コランダムサンド又は等価物によって表面をコーティングすることによって増大させることができる。
図21を参照すると、中間レール成形品20及び/又はレール外側成形品30、32は、各々、ベースプレート成形品18として設置することができ、そこでは、ベースプレート成形品18の上にカバープレート成形品19が載っている。この垂直に2部品の実施形態では、特に、下部のベースプレート成形品18は、締結ボルト27、支持ブロック40及び固定バー44によって、上述した実施形態と同様に取り付けるか又は係止することができる。
図22及び図23は、垂直2部品設計であるが、この構成に限定されない、別のタイプの取付の例を示す。ベースプレート成形品18、又は図1若しくは図9による実施形態の場合は中間レール成形品20、20’及び/又はレール外側成形品30、32、30’、32’(以下、全体として成形品と呼ぶ)は、この場合、成形品ホルダー80を用いてそれぞれのレール2、2’に取り付けられる。成形品ホルダー80は、レールに直接固定される。したがって、レール腹部8を通る横穴は、この場合は必要ではない。
2本のレール2、2’の外側のうちの各々1つに隣接する成形品は、各々、成形品ホルダー80を用いてレールに取り付けられ、一方で、2本のレール2、2’の間に位置する成形品は、それぞれの成形品ホルダー80を用いて両レール2、2’に取り付けられる。したがって、レールチャンバー内での成形品の操作は不要である。成形品ホルダー80によって又は横穴26によって(上述したように)成形品をレール2、2’に取り付けることは、レールチャンバー内での成形品の操作による取付より安全であり、かつより安定しており、また、成形品がレールチャンバー内に配置される必要がないため、組立も容易にする。
十分な幅を有する鉄道交差を構築するために、線路区間に沿って幾つかの成形品は通常並んで配置され、それにより、多くの場合、すでに上述したように、成形品の3つのグループが配置される。複数の成形品ホルダー80に成形品のグループを取り付けるために、それぞれのレール2、2’に沿って規則的な間隔で、複数の成形品ホルダー80を取り付けることができる。この場合、成形品ホルダー80は、適切なレール2において、他方のレール2’における成形品ホルダー80のように線路方向に沿って同じ位置に配置される。
図示するような図では、いずれの場合にも成形品に対して、少なくとも1つの成形品ホルダー80が設けられる。しかしながら、線路方向において隣接して配置される複数の成形品(すなわち、グループの成形品)を成形品ホルダー80において合わせて取り付けることができる。これは、成形品ホルダー80の数を低減させるのに特に有利であり得る。
好ましくは金属製の成形品ホルダー80は、枕木14を含む既存の線路格子に組み込み、線路格子の上に鉄道交差を設置するように、固定されたレール2、2’に取り付けることができる。図示するように、成形品ホルダー80は、好ましくは、枕木14の間に、及び/又はレール2、2’におけるレール底部取付装置10、12の間に固定される。したがって、成形品は、成形品ホルダー80を用いてレール2、2’の上に直接取り付けることができる。これにより、特に線路に近い領域において、線路格子における本体の特に確実かつ安定した取付が可能になる。したがって、成形品ホルダー80における成形品の係止は、支持ブロック40に関して上述したように行うことができる。上記設計は、成形品ホルダー80に同様に適用される。
したがって、安全バー44を有する関連する成形品ホルダー80に成形品を係止し、したがって、上方に持ち上げられないようにかつレールから横方向に取り外されないように固定することができる。係止状態では、安全バー44は、成形品ホルダー80の長手方向穴42’を通って線路区間に沿って長手方向に延在する。安全バー44はまた、成形品の長手方向チャネルを通って線路区間に沿って長手方向に延在し、それにより、成形品ホルダー80に成形品が取り付けられる。
図24、図25及び図26を参照すると、成形品ホルダー80は、レールに締め付けることができるクランプとして設計されている。この例では、成形品ホルダー80は、図示する例では対称的に設置されている2つの保持クランプ82、82’を有する。保持クリップとして設置されている2つの保持クランプ82、82’は、それぞれレール底部4を包囲し、互いに並置してレール2’の両側に配置される。
保持クランプ82、82’は、各々、レール底部4の下側に載るレール底部基部把持部84、84’を有する。成形品ホルダー80の保持クランプ82、82’は、締付けボルト86によって互いに締め付けられる。この目的で、保持クランプ82、82’は、各々、緊張ボルトガイド88、88’を有し、締付けボルト86は、合わせて、両保持クランプ82、82’の締付けボルトガイド88、88’を通って延在する。締付けボルトガイド88、88’及び締付けボルト86は、レール底部4の下を通る。図示する例では、締付けボルトガイド88、88’は、レール底部基部把持部84、84’の上にそれぞれ配置される。締付けボルト86は、2つのねじ切り端部86a及び86bを有し、保持クランプ82、82’を互いにかつレール底部4に対して固定するために、それらの各々に、締付けナット90、90’が締められる。したがって、固定状態では、レール底部4は、クランプと同様に成形品ホルダー80の2つの保持クランプ82、82’の間に締め付けられる。
図示しない更なる実施形態では、成形品ホルダー80の対向する保持クランプ82、82’は、横穴26を通してレール上で互いに締め付けることができる。同じ原理に従って、2つの支持ブロック40は、互いに並置されて、横穴26を通してレールにボルトで固定することができる。
全ての実施形態に対して、好ましくは、成形品、例えば、中間レール成形品20、20’、線路外側成形品30、32、30’、32’、ベースプレート成形品18又はカバープレート成形品19は、組込み状態に関して垂直方向に或る特定の最小の厚さを有するものとされる。これにより、特に、ゴム弾性材料、特に結合ゴム顆粒又は加硫ゴムから作製された成形品において、平面交差の及び/又は個々の成形品の十分な安定性が確保される。したがって、水平方向の広がりの少なくとも大部分において、成形品は、レール頭部の少なくとも半分、好ましくは少なくとも全高に対応する厚さ、例えば、少なくとも25mm又は少なくとも50mmの厚さを有する。具体的には、1つ以上の成形品20、20’、30、32、30’、32’18、19は、側部にフランジ取付された、固定ブロックを備えた薄い剛性金属板のみから構成されるものではない。図27は、下部ベースプレート成形品18及び上に重なるカバープレート成形品19を含む交差を示す。ベースプレート成形品18は、少なくとも部分的に、枕木14及びレール底部4の上に載り、平面交差の交通領域の支持部を形成するが、上部カバープレート成形品19は、レール2、2’の走行面の高さに達し、平面交差の交通領域の表面を形成する。これらの垂直2部品設計の利点は、特に交通領域の表面のみが一新される場合に、上部カバープレートを比較的容易に交換することができるということと、カバープレート及びベースプレートを各々十分に低く、したがって実際的により扱いやすい重量で製造することができるということである。これにより、特に、建設機械を用いることなく、建造物の成形品を敷設することができる、ということが可能になる。
トッププレート成形品19及びベースプレート成形品18の両方が、エラストマー又はエラストマーブレンドからなり、好ましくは、各々、100kg未満、好ましくは90kg未満、より好ましくは85kg未満の質量を有する。
ベースプレート成形品18は、線路の方向において、敷居間隔に対応する広がりを有し、それにより、それらは、2つの隣接する枕木14の上に線路方向に沿って並んで位置することができる。したがって、ベースプレート成形品18は、敷居間隔によって求められる、ベースプレート格子に従って配置された線路の方向に配置される。カバープレート成形品19は、対照的に、線路方向において逸れているか又はずれているカバープレート格子に従って配置することができる。図示する例では、カバープレート成形品19は、各々、ベースプレート成形品に対してずらして配置され、レール間に位置する成形品に対して、トッププレート格子は、枕木の間隔の半分、ベースプレート格子からずれている。概して、格子間隔は異なる可能性があり、この例では、線路の方向において外側に位置するカバープレート成形品19は、ベースプレート成形品18とは異なる寸法を有する。ベースプレートに対するカバープレートの変位、すなわち、正面衝突のずれの間、平面交差の安定性は向上し、可撓性カバープレート格子は、要求通りに、成形品の重量を必要な大きさにする役割を果たすことができる。
ベースプレート成形品18は、各々、レール2、2’に分離可能であるが堅く直接取り付けられ、それにより、概して、ベースプレート成形品18は、いずれの場合にも、線路システムと分離可能にただし堅く固定され、特にボルトで固定される。カバープレート成形品19は、対照的に、レール頭部6の下に締め付けられる。しかしながら、カバープレート成形品19は、下にあるベースプレート成形品18とともに、好ましくはボルトによる固定により、線路システムに分離可能にただし堅く接続され、すなわち取り付けられる。
図28及び図29を参照すると、上部カバープレート成形品19は、線路溝24及び縁ビード80を有し、縁ビード80は、レールチャンバー内でレール頭部6の下に介在し、少なくとも部分的に充填する。線路に近い領域における線路溝24を除いて、カバープレート成形品19は平坦であり、特に更なる溝なしに設置される。しかしながら、カラープレート成形品19の通行可能又はアクセス可能な表面は、滑る危険性を低減させるように粗く設計するか又は構造化することができる。
レール2、2’とカバープレート成形品19との間に位置するベースプレート成形品18は、第1のレール2から第2のレール2’まで線路区間に対して横切って延在し、2本のレールのうちの一方の外面のうちの1つに隣接するベースプレート成形品18及びカバープレート成形品19は、それぞれのレールから、後続するがここには示さない交通領域まで延在する。
下部ベースプレート成形品18は、いずれの場合にも、それぞれのレール2、2’のレール底部4の上に載り、それを基礎とし、それにより、成形品ホルダー80又は(横穴26を用いて取り付けるために)支持手段40及び/又は締結手段27のための凹部37’’とともに、レール底部固定装置10、12(図27を参照)のための上記凹部29’’、30’’が予期される。この例では、凹部は、線路方向に沿って連続してではなく不連続に設置され、各々、成形品がそれにより線路方向に沿って長手方向に係止されるように、特別に適合するように構成することができる。
レールの間に配置されるベースプレート成形品18は、好ましくは、レールチャンバー内に介在せず、レールチャンバーを充填せず、それにより、レールの間に配置されるベースプレート成形品18は、据付中、レールチャンバー内に配置する必要なしに、上方からレール底部4まで垂直に降ろすことができる。むしろ、レールチャンバーは、レール2、2の内側で充填ブロック要素22’’’’によって充填される。対照的に、レールの外側に接するベースプレート成形品18は、レールチャンバー内に介在しかつそれらを充填し、それは、これらの成形品は、隣接する交通領域への接続が行われる前にレールチャンバー内に横方向に挿入することができるためである。したがって、レールの外側の充填ブロック要素をなくすことができる。これは、中間レール成形品20及び/又は線路外側成形品30、32の垂直1部品設計と同様に提供することができる。
ボルト102を用いて、ベースプレート成形品18にトッププレート成形品19を固定することができ、ボルト102は、ここでは、外側成形品に対してのみ示されている。例えば、レールの間のカバープレートに対して各々4つのボルト、外側カバープレートに対して2つのボルトを設けることができる。
図30及び図31を参照すると、ねじ取付のために線路方向における公差を確保するために、2つの方法が示されている。一方では、カバープレートに楕円形の孔106を導入することができる。そして、楕円形の孔106を通して、例えば、ベースプレートのねじ切り挿入体104内に、ボルト102をねじ込むことができる。他方では、線路方向に沿って長手方向にベースプレートにCレール挿入体108を組み込むことができる。そして、Cレール挿入体108においてカバープレートに、例えば丸い穴107を通して、ボルト102を取り付けることができる。カバープレートをベースプレートにボルトで固定することにより、特に、カバープレートの垂直取付が確実になる。
ベースプレート成形品に対してカバープレート成形品19の水平取付を更に強化するために、成形突起110の成形凹部112内への確実な係合が好都合であると考えられる。図示する例では、カバープレート成形品19は凸状の(positive)突起110を有し、これらの突起は、ベースプレート成形品18には凹状の(negative)凹部112として見出される。成形突起110及び成形凹部112は、好ましくは、カバープレートの固定が、レール経路に対して長手方向及び横方向に行われるように設置される。当業者であれば、上述した実施形態は例示的であると理解されるべきであり、本発明はそれらに限定されず、請求項の範囲から逸脱することなく多くの方法で変更することができることが明らかとなる。さらに、本明細書に開示されているか、特許請求の範囲に開示されているか、図に開示されているか、又は他の方法で開示されているかに関わらず、特徴は、他の特徴とともに記載されている場合であっても、本発明の個々の本質的な構成要素を定義することが明らかである。

Claims (61)

  1. 特に動力による道路使用者及び/又は動力によらない道路使用者のための交通領域を含む、鉄道線路を横切るための鉄道交差を設置し、それにより前記道路使用者が前記鉄道交差を越えて前記線路区間を渡ることができるようにする装置であって、前記線路は、各々がレール底部(4)と、レール頭部(6)と、該レール頭部(6)及び該レール底部(4)及び前記相互接続するレール腹部(8)と、を有する2本のレール(2、2’)を備え、前記装置は、
    前記2本のレール(2、2’)の間に配置される少なくとも1つの中間レール成形品(18、20、20’)、及び少なくともそれぞれの第1及び第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)であって、前記第1及び第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)は、前記第1のレール外側成形品(18、30、30’)と、前記中間レール成形品(18、20、20’)と、前記第2のレール外側成形品(18、32、32’)とが、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域又はその一部を形成するように、前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)に当接する、中間レール成形品(18、20、20’)及び第1第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)と、
    隣接する前記成形品の領域において前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方の前記レール腹部(8)を通る少なくとも1つの横穴(26)と、
    前記レールの前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通って延在する少なくとも1つの締結具(27)であって、それにより、前記成形品のうちの少なくとも1つは、前記横穴(26)を通る締結具(27)を用いて前記レールに分離可能に締結される、締結具(27)と、
    を備える、装置。
  2. 前記締結具(27)は、締結ねじとして設計され、該締結具(27)を用いて取付可能な前記成形品は、前記レールに面するその幅狭側にねじ切り挿入体(28)を有し、それにより、前記横穴(26)を通って、前記レール腹部(8)内と、前記締結具(27)を用いて締結される前記成形品の前記ねじ切り挿入体(28)内と、に延在する前記締結ねじは、これらの成形品を前記レール腹部(8)に堅く締め付けるように締結できる、請求項1に記載の装置。
  3. 同じレールの他方の側に前記締結具(27)を用いて締結できる前記成形品とは反対側の、前記成形品のうちの少なくとも1つは、この成形品を持ち上げられないように固定するように、垂直方向に前記締結具(27)において係止される、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 同じレールの他方の側に前記締結具(27)を用いて締結できる前記成形品とは反対側の、前記成形品のうちの少なくとも1つは、この成形品を前記線路から水平に取り除かれないように固定するように、前記垂直方向を横切りかつ前記線路区間に対して横切る方向に係止される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 保持手段(40、50)であって、同じレールの他方の側に前記締結具を用いて締結できる前記成形品とは反対側の少なくとも1つの成形品が係止され、それにより、該保持手段(40、50)は前記締結具(27)に締結される、保持手段(40、50)を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 同じレールの他方の側の前記成形品に前記締結具(27)を用いて締結できる少なくとも1つの成形品は、前記線路区間に沿って長手方向チャネル(34)を有し、それにより、細長固定機構(44)が前記線路区間に沿って前記長手方向チャネル(34)を通って延在し、特に前記細長固定機構(44)を前記保持手段(40)に係合させることにより、垂直方向に及び/又は前記垂線を横切りかつ前記線路を横切って、前記締結具(27)において係止される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. いずれの場合にも前記それぞれのレール(2、2’)に沿って互いに隣接して延在し、それにより、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域を2次元格子で形成する、同様の第1のレール外側成形品及び第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)の1つの第1のグループ及び第2のグループと、同様の中間レール成形品(18、20、22)の第3のグループとが含まれ、
    前記平面交差の前記交通領域の幅は、前記それぞれの隣接する成形品の前記グループの幅に対応し、
    前記グループのうちの1つ又は2つの各成形品に対して、前記関連するレール腹部を通る少なくとも1つの横穴(26)及び少なくとも1つの締結具(27)が設けられ、それを用いて、前記それぞれの成形品を前記レールに分離可能に締結することができ、
    各締結具(27)は、前記レール腹部(8)の前記それぞれの横穴(26)を通って延在し、
    前記横穴(26)は、1つ又は複数の前記レール腹部(8)を通して規則的な格子間隔であけられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記関連するレール腹部(8)の前記それぞれの横穴(26)を通して前記締結具によって締結することができない、前記成形品の1つ又は複数のグループの前記成形品は、同じ長手方向チャネル(34)を有し、それにより、前記細長固定機構(44)は、このグループの全ての成形品の前記長手方向チャネル(34)を通って延在し、前記成形品の1つ又は複数のグループを持ち上げられないように固定するように、前記垂直方向に沿った方向に前記締結具(27)において係止される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記中間レール成形品(20)は、一方のレール又は両方のレール(2、2’)のいずれかにおいて、前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通して前記締結具(27)によって締結され、いずれの場合にも、細長固定機構(44)が、前記第1のレール外側成形品及び/又は前記第2のレール外側成形品(18、30、32)の前記長手方向チャネル(34)を通って延在し、前記第1のレール外側成形品及び/又は前記第2のレール外側成形品を上方に持ち上げられないように固定するように、前記垂直方向に沿った方向に前記それぞれの締結具(27)に係止される、請求項8に記載の装置。
  10. 1つ又は複数の前記中間レール成形品(18、20、20’)は、前記それぞれのレールの前記レール底部(4)の上に、1つ又は複数の前記第1のレール外側成形品及び/又は1つ又は複数の前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)を支持する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 締結具(27)を用いて取付可能な前記成形品は、その底側に前記レール底部締結具(10、12)のための凹部(29、29’)を示す、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記長手方向チャネル(34)を備えた前記成形品は、その下側に、前記レール底部締結具(10、12)のための凹部(39)と、少なくとも1つの締結具のための少なくとも1つの凹部(37)とを示す、請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記レール底部締結具のため及び/又は少なくとも1つの締結具(37)のための前記凹部(29、29’、39、39’)は、前記線路区間に沿って連続しておらず、不連続に形成されており、それにより、前記成形品は、一体の凹部の間を前記レール底部(4)まで延在し、かつ前記関連するレール底部(4)の上に支持される、請求項11又は12に記載の装置。
  14. 前記中間レール成形品(20、20’)、前記第1のレール外側成形品及び/又は前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)は、前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバーと係合せず、該レールチャンバーを充填せず、それにより、前記中間レール成形品(18、20、20’)、前記第1のレール外側成形品及び/又は前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)は、据付中に、前記レールチャンバー内にねじ込む必要なしに、上から前記レール底部(4)まで垂直に降ろすことができる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバーを充填する、少なくとも1つの充填ブロック要素(22、22’、22’’、22’’’、22’’’’)を備え、
    レールに面する幅狭側を含む、前記中間レール成形品(18、20、20’)、前記第1のレール外側成形品又は前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)は、前記充填ブロック要素(22、22’、22’’、22’’’、22’’’’)に当接する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記長手方向チャネル(34)を備えた前記成形品は、前記少なくとも1つの締結具(27)及び/又は保持機構(40)のための少なくとも1つの凹部(37)を示し、
    前記成形品が前記長手方向チャネル(34)とともに前記レールに取り付けられた場合、前記少なくとも1つの締結具(27)及び前記保持機構(40)のための前記少なくとも1つの凹部(37)は、前記長手方向チャネル(34)を備えた前記成形品を前記線路区間に沿って前記締結具(27)及び前記保持機構(40)に係止するために、適合された前記締結具(27)又は前記保持機構(40)に取り付けられる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記中間レール成形品(18、20、20’)、前記第1のレール外側成形品及び/又は前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)は、ゴム弾性材料、特に、複合ゴム顆粒若しくは加硫ゴム、木材、コンクリート、アスファルト、又はそれらの組合せから作製されている、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記ねじ切り挿入体(28)は、前記中間レール成形品(18、20)の前記材料にねじ込まれるか、又は該材料の製造中に成形される、請求項17に記載の装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項に記載の鉄道交差を形成するための中間レール成形品(18、20、20’)又はレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)であって、該中間レール成形品(18、20、20’)及び該レール外側成形品(18、30、32、30’、32’)を前記レール腹部(8)の横穴(26)に締結するために、前記レールに面する幅狭側(20a、30a、20a’、32a’)にねじ切り挿入体(28)を備える、中間レール成形品又はレール外側成形品。
  20. 特に請求項1〜18のいずれか一項に記載の装置を組み込むことにより鉄道交差を建造する方法であって、
    少なくとも1つの中間レール成形品(18、20、20’)並びに少なくとも1つの第1のレール外側成形品及び第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)と、
    少なくとも1つの締結具(27)と、
    前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方の前記レール腹部(8)を通る少なくとも1つの横穴(26)と、を備え、
    前記2本のレール(2、2’)の間に前記中間レール成形品(18、20、20’)を配置し、前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)に隣接して前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側生成物(18、30、32、30’、32’)の各々を配置し、それにより、前記第1のレール外側成形品(18、30、30’)と、前記中間レール成形品(18、20、20’)と、前記第2のレール外側成形品(18、32、32’)とが、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域又はその一部を形成することと、
    前記レールの前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通る前記締結具(27)を用いて、前記レールに前記成形品のうちの少なくとも1つを分離可能に締結することと、
    を含む、方法。
  21. 少なくとも2つの締結具(27)と、
    前記2本のレール(2、2’)それぞれの前記レール腹部(8)を通る少なくとも1つの横穴(26)と、を備え
    (a)前記2本のレール(2、2’)の間に前記中間レール成形品(18、20、20’)を配置し、該2本のレール(2、2’)それぞれの前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通る前記締結具(27)のうちの1つを用いて前記2本のレール(2、2’)に前記中間レール成形品(18、20、20’)を分離可能に締結し、前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)に隣接して前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)の各々を配置し、それにより、前記第1のレール外側成形品(18、30、30’)と、前記中間レール成形品(18、20、20’)と、前記第2のレール外側成形品(18、32、32’)とが、前記レール(2、2’)の上に前記平面交差の前記交通領域又はその一部を形成すること、又は、
    (b)前記第1のレール又は前記第2のレールの前記外側(3、3’)に隣接して前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)の各々を配置し、前記2本のレール(2、2’)それぞれの前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通る前記締結具(27)のうちの1つを用いて前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)に前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)を分離可能に締結し、前記2本のレール(2、2’)の間に前記中間レール成形品(18、20、20’)を配置し、それにより、前記第1のレール外側成形品(18、30、30’)と、前記中間レール成形品(18、20、20’)と、前記第2のレール外側成形品(18、32、32’)とが、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域又はその一部を形成すること、
    のいずれかを含む、請求項20に記載の方法。
  22. (a)の場合において、
    前記2本のレール(2、2’)それぞれの前記レール腹部(8)を通る前記横穴(26)の製造は、前記中間レール成形品(18、20、20’)の配置の前に行われ、前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)への前記中間レール成形品(18、20、20’)の分離可能な締結は、いずれの場合にも、前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)を配置する前に行われ、又は、
    (b)の場合において、
    前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記レール腹部(8)を通る前記横穴(26)の製造は、いずれの場合にも、前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)を配置する前に行われ、前記2つのレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)の分離可能な締結は、前記中間レール成形品(18、20、20’)の配置の前に行われる、請求項21に記載の方法。
  23. (a)の場合において、
    各々が長手方向チャネル(34)を有する、少なくとも1つの第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32)を準備し、前記長手方向チャネル(34)が前記鉄道線路経路に沿って延びるように、前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)に隣接して前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32)の各々を配置し、その後、前記線路区間に沿って前記長手方向チャネル(34)内に係合しかつそれぞれの保持機構(40)の上に係合する細長固定機構(44)を導入することにより、前記第1のレール外側成形品及び前記第2のレール外側成形品(18、30、32)の各々を持ち上げられないように固定することを含み、又は、
    (b)の場合において、
    2つの長手方向チャネルを有する少なくとも1つの中間レール成形品を準備し、前記2つの長手方向チャネルが前記線路区間に沿って延在するように、前記2本のレールの間に前記中間レール成形品を配置し、その後、前記線路区間に沿って前記2つの長手方向チャネル内に係合しかつ前記それぞれの保持機構の上に係合するそれぞれの細長固定機構を挿入することにより、前記中間レール成形品を持ち上げられないように固定することを含む、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 同様の第1のレール外側成形品及び第2のレール外側成形品(18、30、32、30’、32’)の第1のグループ及び第2のグループと、同様の中間レール成形品(18、20、20’)の第3のグループを準備することと、
    前記グループのうちの1つ又は2つの各成形品のための少なくとも1つの締結具(27)を準備することと、
    前記関連するレール腹部(8)による、前記グループのうちの1つ又は2つの各成形品に対する少なくとも1つの横穴(26)の製造であって、該横穴(26)は1つ又は複数の前記レール腹部(8)を通して規則的な格子間隔であけられる、製造と、
    前記それぞれのレールに沿ってそれぞれ互いに隣接して前記第1のグループ、前記第3のグループ及び前記第2のグループの前記成形品を配置し、それにより、これらが、前記隣接する成形品のグループの幅に対応する、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域を2次元格子で形成することと、
    前記レール腹部の前記それぞれの横穴(26)を通るそれぞれの締結具(27)を用いて、前記関連するレールにおいて前記グループのうちの1つ又は2つの各成形品を分離可能に固定することと、
    を含む、請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記横穴(26)は、1つ又は複数の前記レール腹部(8)を通して規則的な格子間隔を有するテンプレートを用いてあけられる、請求項24に記載の方法。
  26. 特に、請求項1〜18のいずれか一項に記載の装置によって形成された及び/又は請求項20〜25のいずれか一項に記載の方法によって組み立てられた、鉄道交差の領域における鉄道線路の保守方法であって、
    任意選択的に、前記それぞれの細長固定機構(44)を取り除くことにより持ち上げられないように固定された前記成形品を係止解除し、かつ該係止解除された成形品を取り除くことと、
    1つ又は複数の前記それぞれの締結具(27)を取り除くことにより前記関連するレールから前記分離可能な固定された成形品を解除し、かつ該分離された成形品を取り除くことと、
    特に、突き固め機を用いて、前記平面交差の前記領域に前記道床を埋めることと、請求項19〜25のいずれか一項に記載の鉄道交差を再度確立することと、を含み、
    前記横穴(26)の製造は省略される、保守方法。
  27. 鉄道線路を横切るための鉄道交差、特に、動力による道路使用者及び/又は動力によらない道路使用者のための交通面を設置し、それにより前記道路使用者が前記鉄道交差を越えて前記線路区間を渡ることができるようにする装置であって、前記滑る線路は、レール底部(4)、レール頭部(6)、及び該レール頭部(6)と該レール底部(4)とを相互接続するレール腹部(8)を、それぞれ有する2本のレール(2、2’)を備え、前記装置は、
    前記レール(2、2’)を横切る前記平面交差の前記交通領域の少なくとも一部を形成する少なくとも1つの成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)と、
    前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に取り付けることができる少なくとも1つの成形品ホルダー(80)、又は前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方の前記レール腹部(8)を通る少なくとも1つの横穴(26)のいずれかと、を備え、
    前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、前記成形品ホルダー(80)を用いて又は前記横穴(26)を用いて、前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方に分離可能に取り付けられている、装置。
  28. 前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、該成形品を上方に持ち上げられないように固定するために、前記垂直方向に沿った方向に前記成形品ホルダー(80)に係止されている、請求項27に記載の装置。
  29. 前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、該成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)を前記レール(2、2’)から水平に取り外されないように固定するために、前記垂直方向を横切りかつ前記線路区間を横切る方向に前記成形品ホルダー(80)において係止されている、請求項27又は28に記載の装置。
  30. 前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、前記線路区間に沿って長手方向チャネル(34)を有し、
    細長固定機構(44)が、前記線路区間に沿って前記長手方向チャネル(34)を通って延在し、前記垂線に沿った方向に及び/又は該垂線を横切りかつ前記線路区間を横切る方向に、特に前記細長固定機構(44)を前記成形品ホルダー(80)に係合させることにより、前記成形品ホルダー(80)に係止されている、請求項27〜29のいずれか一項に記載の装置。
  31. 前記成形品ホルダー(80)は、前記レール(2、2’)上で互いに対向する該レール(2、2’)の両側に締結される2つの保持クランプ(82、82’)を備え、
    成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、前記成形品ホルダー(80)の前記それぞれの保持クランプ(82、82’)を用いて、前記レール(2、2’)の両側で該レール(2、2’)に取り付けることができる、請求項27〜30のいずれか一項に記載の装置。
  32. 前記成形品ホルダー(80)の前記2つの保持クランプ(82、82’)は、前記レール(2、2’)の前記レール底部(4)を留め、互いに固定することができ、それにより、前記レール(2、2’)は、前記2つの保持クランプ(82、82’)の間で前記成形品ホルダー(80)の据付状態で締め付けられる、請求項31に記載の装置。
  33. 合計して少なくとも3つの成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)と2つの成形品ホルダー(80)とが含まれ、
    前記2つの成形品ホルダー(80)のうちの一方は両レール(2、2’)に締結され、
    前記成形品(18、20、20’)のうちの1つは、前記2本のレール(2,2’)の間に配置され、かつ両レール(2、2’)に前記2つの成形品ホルダー(80)を用いて取り付けられ、
    前記成形品(18、30、32、30’、32’)のうちの2つは、前記2本のレール(2、2’)の前記外面(3、3’)のうちの1つに当接し、かつ前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に前記2つの成形品ホルダー(80)のうちの一方を用いて取り付けられている、請求項27〜32のいずれか一項に記載の装置。
  34. 前記それぞれのレール(2、2’)に沿って互いに当接して延在する、前記2本のレール(2、2’)のうちの一方の前記外面(3、3’)のうちの1つに当接する成形品(18、30、32、30’、32’)の第1のグループ及び第2のグループと、前記レール(2、2’)の間に配置される成形品(18、20、20’)の第3のグループとが含まれ、それにより、前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)の前記第1のグループ、前記第3のグループ及び前記第2のグループは、前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域を2次元格子間隔で形成する、請求項27〜33のいずれか一項に記載の装置。
  35. 前記グループのうちの少なくとも1つの前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、同じ長手方向チャネル(34)を示し、それにより、前記細長固定機構(44)は、このグループの全ての成形品の前記長手方向チャネル(34)を通って延在し、成形品のこのグループを上方に持ち上げられないように固定するために、前記垂直方向に沿った方向に前記成形品ホルダー(80)において係止されている、請求項34に記載の装置。
  36. 1つ又は複数の前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、前記それぞれのレール(2、2’)の前記レール底部(4)の上に支持される、請求項27〜35のいずれか一項に記載の装置。
  37. 1つ又は複数の前記成形品は、底部に前記レール底部締結具(10、12)のための凹部(29、29’、29’’、39、39’、39’’)と、前記成形品ホルダー(80)のための少なくとも1つの凹部(37’’)とを有する、請求項27〜36のいずれか一項に記載の装置。
  38. 前記レール底部締結具(10、12)のための前記凹部(29、29’、29’’、39、39’、39’’)及び/又は前記成形品ホルダー(80)のための前記少なくとも1つの凹部(37’’)は、前記線路区間に沿って連続しておらず、不連続に形成されており、それにより、1つ又は複数の前記成形品は、一体の前記凹部の間を前記レール底部(4)まで延在し、前記関連するレール(4)の上で支持される、請求項37に記載の装置。
  39. 少なくとも1つの凹部(37’’)は、前記成形品ホルダー(80)に対して、前記それぞれの成形品が前記レール(2、2’)に取り付けられたとき、該それぞれの成形品を前記線路区間に沿って前記成形品ホルダー(80)に係止するために、該成形品ホルダー(80)の形状に厳密に適合して設計されている、請求項37又は38に記載の装置。
  40. 1つ又は複数の前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバーと係合せず、かつ該レールチャンバーを充填せず、それにより、1つ又は複数の前記成形品は、組付中に、前記レールチャンバー内にねじ込む必要なしに上から前記レール底部(4)まで垂直に降ろすことができる、請求項27〜39のいずれか一項に記載の装置。
  41. 前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成されたレールチャンバーを充填する、少なくとも1つの充填ブロック要素(22、22’、22’’、22’’’、22’’’’)が含まれ、
    前記レールに面する幅狭側を含む前記成形品は、前記充填ブロック要素(22、22’、22’’、22’’’、22’’’’)において支持される、請求項27〜40のいずれか一項に記載の装置。
  42. 1つ又は複数の前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)は、ゴム弾性材料、特に、結合ゴム顆粒若しくは加硫ゴム、木材、コンクリート、アスファルト、又はそれらの組合せから製造されている、請求項27〜41のいずれか一項に記載の装置。
  43. 特に、請求項27〜42のいずれか一項に記載の装置を組み込むことにより鉄道交差を建造する方法であって、
    少なくとも1つの成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)と少なくとも1つの成形品ホルダー(80)とを準備することと、
    前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に前記成形品ホルダー(80)を取り付けることと、
    前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域の少なくとも一部を形成するために、前記2本のレールの間に又は該2本のレールの前記外側のうちの1つに当接して前記成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)を配置することと、
    前記成形品ホルダー(80)を用いて前記レールに前記成形品(18)を分離可能に取り付けることと、
    を含む、方法。
  44. 少なくとも3つの成形品(18、20、30、32、20’、30’、32’)と少なくとも2つの成形品ホルダー(80)とを準備することと、
    前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に前記2つの成形品ホルダー(80)をそれぞれ締結することと、
    前記2本のレール(2、2’)の間に前記成形品(18、20、20’)のうちの1つを配置し、この成形品を2本のレールに前記2つの成形品ホルダー(80)を用いて解除可能に取り付けることと、
    前記成形品(18、30、32、30’、32’)のうちの2つを各々、前記2本のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)のうちの1つに当接して配置し、いずれの場合にも、前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に前記2つの成形品ホルダー(80)のうちの一方を用いて、前記2つの成形品(18、30、32、30’、32’)を分離可能に取り付けることと、
    を含む、請求項43に記載の方法。
  45. 前記装置は、前記レールの前記レール腹部(8)の前記横穴(26)を通って延在する締結具(27)を備え、
    少なくとも1つの取付可能な成形品(20、30、32、20’、30’、32’)は、前記レールの前記横穴(26)を通る前記締結具(27)を用いて分離可能に締結することができ、
    合計して少なくとも3つの成形品(20、30、32、20’、30’、32’)が含まれ、
    前記成形品のうちの少なくとも1つは、中間レール成形品(20、20’)として形成され、かつ前記2本のレール(2、2’)の間に配置され、前記成形品のうちの少なくとも2つは、レール外側成形品(30、32、30’、32’)として形成され、かつ前記第1のレール及び前記第2のレール(2、2’)の前記外側(3、3’)に当接し、それにより、前記第1のレール外側成形品(30、30’)と、前記中間レール成形品(20、20’)と、前記第2のレール外側成形品(32、32’)とは、前記線路(2、2’)を横方向に横切って前記平面交差の前記交通領域又はその一部を形成する、請求項27に記載の装置。
  46. 鉄道線路を横切るための鉄道交差、特に、動力による道路使用者及び/又は動力によらない道路使用者のための交通面を設置し、それにより前記道路使用者が前記鉄道交差を越えて前記線路区間を渡ることができるようにする装置であって、前記線路区間は、各々がレール底部(4)と、レール頭部(6)と、該レール頭部(6)及び該レール底部(4)を接合するレール腹部(8)とを有する2本のレール(2、2’)を備え、前記装置は、
    前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域の下方部分を形成する、少なくとも1つのベースプレート成形品(18)と、
    前記レール(2、2’)を横切って前記平面交差の前記交通領域の通行可能面を含む上部を形成する、前記ベースプレート成形品(18)の上方に位置する少なくとも1つのカバープレート成形品(19)と、
    を備える、鉄道交差を設置するための装置。
  47. 前記カバープレート成形品(19)は、前記ベースプレート成形品にはめ込み状態(18)で取り付けられている、請求項46に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  48. 横切られる前記鉄道線路は、枕木を含む軌框と前記2本のレールとを備え、
    前記ベースプレート成形品(18)は、前記軌框の上に取り付けられた状態で分離可能に取り付けられている、請求項46又は47に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  49. 前記2本のレール(2、2’)のうちの一方に取り付けることができる少なくとも1つの成形品ホルダー(80)、又は前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方の前記レール腹部(8)を通る少なくとも1つの横穴(26)のいずれかを備え、
    前記ベースプレート成形品(18)は、前記成形品ホルダー(80)を用いて又は前記レール(2、2’)に対する前記横穴(26)を用いて、前記2本のレール(2、2’)のうちの少なくとも一方に取り付けられた状態で分離可能に取り付けられている、請求項46〜48のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  50. 前記カバープレート成形品(19)は、前記ベースプレート成形品(18)の上に載り、前記鉄道線路に対して横切る方向において及び/又は前記線路区間に沿って変位しないように、成形凹部(112)内における成形突起(110)の確実な係合によって係止されている、請求項46〜49のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  51. 前記ベースプレート成形品(18)は、前記それぞれのレール(2、2’)の前記レール底部(4)の上に支持されている、請求項46〜50のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  52. 前記ベースプレート成形品(18)は、底側に、前記レール底部締結具(10、12)のための凹部(29’’、39’’)を示す、請求項46〜51のいずれか一項に記載の装置。
  53. 前記凹部(29’’、39’’)は、前記レール底部締結具(10、12)に対して連続的ではなく、前記線路区間に沿って不連続に形成されており、それにより、前記ベースプレート成形品(18)は、一体の前記凹部の間を前記レール底部(4)まで延在し、該関連するレール底部(4)において支持されている、請求項52に記載の装置。
  54. 前記装置は、上に重なるトッププレート成形品(19)とともに前記レール(2、2’)の間に配置される少なくとも1つのベースプレート成形品(18)、及び/又は上に重なるトッププレート成形品(19)とともに前記2本のレール(2、2’)のうちの一方の前記外側に当接するベースプレート成形品(18)を備える、請求項46〜53のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  55. 前記レールの間に配置される前記ベースプレート成形品(18)は、前記第1のレールから前記第2のレールまで前記鉄道線路を横切る方向に延在し、及び/又は前記2本のレールのうちの一方の前記外側(3、3’)に当接する前記ベースプレート成形品(18)は、隣接する輸送領域まで延在する、請求項54に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  56. 前記レールの間に配置される前記ベースプレート成形品(18)は、前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバー内に係合せず、かつ該レールチャンバーを充填せず、それにより、前記レールの間に配置される前記ベースプレート成形品(18)は、据付中、前記レールチャンバー内にねじ込む必要なしに上から前記レール底部(4)まで垂直に降ろすことができる、請求項54又は55に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  57. 前記レール(2、2’)のうちの一方の内側の前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバーを充填する、少なくとも1つの充填ブロック要素(22’’’’)が含まれ、
    前記レールに面する幅狭側を含み、前記レール(2、2’)の間に配置される前記ベースベースプレート成形品(18)は、前記充填ブロック要素(22’’’’)に当接する、請求項54〜56のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  58. 前記2本のレール(2、2’)のうちの一方の前記外側のうちの1つに当接する前記ベースプレート成形品(18)は、前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成された前記レールチャンバー内に係合し、かつ該レールチャンバーを少なくとも部分的に充填する、請求項54又は57に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  59. 前記レールの間に配置される前記ベースプレート成形品(18)は、少なくとも1つの線路溝(24)と、前記レール頭部(6)と前記レール底部(4)との間に形成されたレールチャンバーと係合する少なくとも1つの周辺ビード(100)とを示す、請求項46〜58のいずれか一項に記載の鉄道交差を設置するための装置。
  60. 1つ又は複数の前記ベースプレート成形品(18)及び/又は1つ又は複数の前記カバープレート成形品(19)は、ゴム弾性材料から、特に、結合ゴム顆粒若しくは加硫ゴム、木材、コンクリート、アスファルト、又はそれらの組合せから作製されている、請求項46〜59のいずれか一項に記載の装置。
  61. 前記装置は、前記線路の方向に沿って互いに隣接して延在する、ベースプレート成形品(18)の下方のグループと、カバープレート成形品(19)の上に重なる上方のグループとを備え、
    前記ベースプレート成形品(18)の下方のグループは、敷居間隔において位置合わせされたベースプレート格子間隔を規定し、前記カバープレート成形品の上方のグループは、前記ベースプレート格子間隔から逸れている及び/又はずれているカバープレート格子間隔を規定する、請求項46〜60のいずれか一項に記載の装置。
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