JP3075032U - 仮設踏切板 - Google Patents

仮設踏切板

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JP3075032U
JP3075032U JP2000005175U JP2000005175U JP3075032U JP 3075032 U JP3075032 U JP 3075032U JP 2000005175 U JP2000005175 U JP 2000005175U JP 2000005175 U JP2000005175 U JP 2000005175U JP 3075032 U JP3075032 U JP 3075032U
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孝 石田
勝男 岡本
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宮坂ゴム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道の内外に容易に敷設でき且つ容易に撤去
できるように、軽量で且つ重量及び形状が揃った仮設踏
切板を提供する。 【解決手段】 鉄道用の軌道が敷設された領域内の工事
等の際に、前記領域内を工事用車両等が通過し得るよう
に仮設される仮設踏切板10であって、該仮設踏切板1
0の両面が、車両等の通過に対して耐久性を有するゴム
板12によって形成され、且つ仮設踏切板10が所定の
高さとなるように、板状体12,12の間に発泡ポリス
チレン板14が挟まれて一体化されていることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は仮設踏切板に関し、更に詳細には鉄道用の軌道が敷設された領域内の 工事等の際に、前記領域内を工事用車両等が通過し得るように仮設される仮設踏 切板に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道用の軌道が敷設された領域内の工事の際には、軌道を横切って工事用車両 を通過させることが必要となる場合がある。このような場合、近くに踏切が設置 されていれば、車両は踏切を通過することで足りるが、近くに踏切が設置されて いない場合、仮設踏切を設置することが必要となる。 従来、仮設踏切は、角材や使用済の枕木等を軌道の内外に敷設して設置し、工 事終了後に直ちに角材等を撤去している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様な従来の仮設踏切は、角材等を軌道の内外に敷設するため、簡単に設置 できる。 しかし、仮設踏切を形成する角材等は、その重量及び形状が不揃いであるため 、仮設踏切の設置・撤去の作業時間が予想以上に掛かる。また、角材等も重く、 仮設踏切の設置・撤去の労働負担も高い。 一方、軌道が敷設された領域内の工事は、電車等の通過を縫って行われること が多く、仮設踏切の設置・撤去に必要以上に時間が掛かると、工事時間を短縮せ ざる得ない。 そこで、本考案の課題は、軌道の内外に容易に敷設でき且つ容易に撤去できる ように、軽量で且つ重量及び形状が揃った仮設踏切板を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は、前記課題を達成すべく検討した結果、ゴム板の間に発泡ポリス チレン板を挟み込み一体化することによって、軽量で且つ容易に持ち運びができ ることを知り、本考案に到達した。 すなわち、本考案は、鉄道用の軌道が敷設された領域内の工事等の際に、前記 領域内を工事用車両等が通過し得るように仮設される仮設踏切板であって、該仮 設踏切板を形成する発泡プラスチック板の少なくとも車両等が通過する面が、前 記車両等の通過に対して耐久性を有する板状体によって形成され、且つ前記発泡 プラスチック板が、前記仮設踏切板が所定の高さとなるように、所定の厚さに形 成されていることを特徴とする仮設踏切板にある。
【0005】 かかる本考案において、仮設踏切板を形成する発泡プラスチック板の両面を、 車両等の通過に対して耐久性を有する板状体によって形成することにより、仮設 踏切板の強度等を向上できる。 更に、鉄道用の軌道が敷設された領域内に仮設踏切板を仮設したとき、前記軌 道から張り出して設けた軌道固着具等の部材を収容するように、前記仮設踏切板 の軌道側の端部に軌道に沿って切欠部を形成することによって、仮設踏切板の端 面を可及的に軌道に近接して仮設踏切板を敷設できる。 また、板状体の車両等の通過する面を、車両等のスリップを防止し得るように 、凹凸面に形成することによって、車両等の通行の安全を保持できる。 かかる仮設踏切板の表側に、前記仮設踏切板の運搬等に用いる持ち手を設ける ことにより、仮設踏切板を更に容易に運搬できる。 この様な仮設踏切板を形成する板状体と発泡プラスチック板とを接着剤によっ て接合することにより、板状体と発泡プラスチック板とを容易に一体化できる。 この際、板状体としてゴム板を用い、接着剤としてゴム系接着剤を用いることが 好ましい。 また、発泡プラスチック板としては、発泡ポリスチレン板を用いることによっ て、仮設踏切板の製造コスト等の観点から好ましい。
【0006】 本考案に係る仮設踏切板は、車両等が通過する面を車両等の通過に対して耐久 性を有する板状体によって形成し、且つ仮設踏切板が所定の高さとなるように、 発泡プラスチック板を所定の厚さに形成しているため、軽量とすることができ、 しかも重量及び形状が揃った複数個の仮設踏切板を容易に形成できる。 また、鉄道用の軌道は、その間隙幅が一定しているため、予め所定幅の仮設踏 切板を準備しておけば、仮設踏切板が軽量であることと相俟って、仮設踏切の設 置及び撤去を容易に行うことができる。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案に係る仮設踏切板の一例を図1に示す。図1に示す仮設踏切板10は、 二枚の板状体としてのゴム板12,12の間に、発泡プラスチック板としての発 泡ポリスチレン板14が挟み込まれて一体化されている。 このゴム板12は、通過する車両等に対して耐久性を有するものであればよく 、その厚さは、硬質ゴムから成るゴム板12の場合、3〜15mm程度でよい。 また、発泡ポリスチレン板14は、市販されている発泡ポリスチレンを板状に 成形したものを用いることができる。この発泡ポリスチレン板14の厚さは、仮 設踏切板10の厚さを所望の厚さとするためである。かかる仮設踏切板10の厚 さは、仮設踏切板10を敷設する軌道の高さに応じた厚さとすればよく、130 〜160mm程度とすることが好ましい。 ここで、発泡ポリスチレン板14を単独で用いた仮設踏切板では、工事用車両 に対する耐久性が劣るため、実用に供し得ない。
【0008】 かかるゴム板12,12と発泡ポリスチレン板14とは、接着剤を用いること によって容易に一体化できる。この接着剤としては、ゴム系接着剤を用いること が、ゴム板12,12と接着剤との馴染みを良好とすることができ好ましい。 この様に、ゴム板12,12と発泡ポリスチレン板14とを一体化して形成し た仮設踏切板10のサイズは、仮設踏切板10を敷設する軌道間の間隙や運搬の し易さ等を考慮して適宜決定することができるが、図1に示す様に、長方形の仮 設踏切板10では、横幅450〜600mmで長さ1800mm程度とすること が好ましい。
【0009】 図1に示す長方形の仮設踏切板10には、仮設踏切板10の運搬を容易にすべ く、その短辺側の端部に持ち手16,16が形成されている。この持ち手16, 16は、合成繊維又は天然繊維から成るロープをコ字状とした持ち手であって、 仮設踏切板10の表面から突出している。この様に、仮設踏切板10の表面から 持ち手12が突出していても、トラック等の工事用車両のタイヤ径は大径であり 、工事用車両の通行の邪魔にはならない。 勿論、持ち手16,16を、仮設踏切10内に収納可能の構造とし、運搬の際 に、持ち手16,16を仮設踏切板10から突出するようにしてもよい。
【0010】 更に、図1に示す長方形の仮設踏切板10には、その長辺側の下端部に切欠部 18が形成されている。この切欠部18は、仮設踏切板10を軌道に敷設したと き、図2に示す様に、軌道20から張り出して設けられた部材、例えば軌道20 を枕木等に固着する螺子等の軌道固着具22を切欠部18内に収容することがで き、仮設踏切板10の端面を軌道20に可及的に近接させて仮設踏切板10を敷 設できる。 この様に、仮設踏切板10の端面を軌道20に可及的に近接して仮設踏切板1 0を敷設することによって、工事用車両をスムーズに通すことができる。
【0011】 図1に示す仮設踏切板10によれば、ゴム体12,12の間に発泡ポリスチレ ン板14を挟み込んで一体化されているため、軽量とすることができ、仮設踏切 板10から突出する持ち手16,16と相俟って、仮設踏切板10の運搬を容易 とすることができる。 更に、図1に示す仮設踏切板10は、重量及び形状が揃った複数個の仮設踏切 板10,10・・を容易に形成できるため、仮設踏切の敷設・撤去を短時間で且 つ容易に行うことができる。 この様に、図1に示す仮設踏切板10を用いることによって、仮設踏切の敷設 ・撤去を短時間で且つ容易に行うことができる結果、電車等の通過を縫って行わ れることが多い、軌道が敷設された領域内の工事であっても、工事時間を充分に 確保できる。
【0012】 図1に示す仮設踏切板10は、その両面を通過する車両等に対して耐久性を有 するゴム板12,12によって形成しているが、図3に示す様に、車両等が通過 する面のみを、車両等に対して耐久性を有するゴム板12によって形成してもよ い。 更に、ゴム板12の車両等が通過する面を、車両等のスリップを防止すべく、 凹凸面に形成することも、車両等の通過の安全を確保する上で好ましい。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る仮設踏切板によれば、軽量で且つ重量の揃った複数個の仮設踏切 板を形成できる。このため、仮設踏切板の敷設・撤去を容易に行うことができ、 仮設踏切の敷設・撤去を容易に且つ短時間で行うことができる。その結果、電車 等の通過を縫って行われることが多い、軌道が敷設された領域内の工事であって も、工事時間を充分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る仮設踏切板の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す仮設踏切板10を敷設した状態を説
明する部分断面図である。
【図3】本考案に係る仮設踏切板の他の例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 仮設踏切板 12 ゴム板(板状体) 14 発泡ポリスチレン板(発泡プラスチック板) 16 持ち手 18 切欠部 20 軌道 22 固定治具

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道用の軌道が敷設された領域内の工事
    等の際に、前記領域内を工事用車両等が通過し得るよう
    に仮設される仮設踏切板であって、 該仮設踏切板を形成する発泡プラスチック板の少なくと
    も車両等が通過する面が、前記車両等の通過に対して耐
    久性を有する板状体によって形成され、 且つ前記発泡プラスチック板が、前記仮設踏切板が所定
    の高さとなるように、所定の厚さに形成されていること
    を特徴とする仮設踏切板。
  2. 【請求項2】 仮設踏切板を形成する発泡プラスチック
    板の両面が、車両等の通過に対して耐久性を有する板状
    体によって形成されている請求項1記載の仮設踏切板。
  3. 【請求項3】 鉄道用の軌道が敷設された領域内に仮設
    踏切板が仮設されたとき、前記軌道から張り出して設け
    られた軌道固着具等の部材が収容されるように、前記仮
    設踏切板の軌道側の端部に軌道に沿って切欠部が形成さ
    れている請求項1又は請求項2記載の仮設踏切板。
  4. 【請求項4】 板状体の車両等の通過する面が、車両等
    のスリップを防止し得るように凹凸面に形成されている
    請求項1〜3のいずれか一項記載の仮設踏切板。
  5. 【請求項5】 仮設踏切板の表側に、前記仮設踏切板の
    運搬等に用いられる持ち手が設けられている請求項1〜
    4のいずれか一項記載の仮設踏切板。
  6. 【請求項6】 板状体と発泡プラスチック板とが、接着
    剤によって接合されている請求項1〜5のいずれか一項
    記載の仮設踏切板。
  7. 【請求項7】 板状体が、ゴム板である請求項1〜6の
    いずれか一項記載の仮設踏切板。
  8. 【請求項8】 ゴム板である板状体と発泡プラスチック
    板とが、ゴム系接着剤によって接合されている請求項1
    〜7のいずれか一項記載の仮設踏切板。
  9. 【請求項9】 発泡プラスチック板が、発泡ポリスチレ
    ン板である請求項1〜8のいずれか一項記載の仮設踏切
    板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071867A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 鹿島建設株式会社 仮張
JP2018188881A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 サコス株式会社 踏切マット

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JP2015071867A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 鹿島建設株式会社 仮張
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