JP2004100301A - 軌道用仮設床 - Google Patents

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JP2004100301A JP2002264394A JP2002264394A JP2004100301A JP 2004100301 A JP2004100301 A JP 2004100301A JP 2002264394 A JP2002264394 A JP 2002264394A JP 2002264394 A JP2002264394 A JP 2002264394A JP 2004100301 A JP2004100301 A JP 2004100301A
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Kuniaki Onishi
大西 国昭
Yasushi Ito
伊東 恭嗣
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】まくら木同士の隙間が狭く、根太材201を入れる幅がない場合でも設置可能であり、踏み板の上下方向に貫通孔を設けなくても、設置することの出来る軌道用仮設床の提供。
【解決手段】軌道用仮設床1は、軌間外17と軌間内18に、踏み板11と、前記踏み板11を固定する固定部材10a,10bを有し、固定部材10a,10bは踏み板11の端部を上から押さえる踏み板押さえ部と、レール側面の凹部やレールの下側で接続するレール接続部が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軌道上に一時的に設けられる仮設の床であり、列車の走行を可能にしつつ、工事用の自動車などが軌道付近を走行できる軌道用の仮設床に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道などに敷設されているレールやレール周辺の設備の工事、修理、点検などの際に、軌道内に一時的に工事用の自動車などを走行させる場合がある。
しかしながらレールは、まくら木などの上に設けられており、レールの部分とレール以外の部分の高さに差があり、また、まくら木などの段差やバラストの凹凸などがあるので、そのままでは自動車などの走行が困難である。そこで従来より、図28に示されるような軌道用仮設床200が設けられている。
【0003】
従来技術における軌道用仮設床200は、根太材201と踏み板202を有している。そして、根太材201はレール20の下側であって、まくら木21同士の間に設けられる。そして、踏み板202が根太材201の上に載せられる。踏み板202は長尺の板材であり、高さはレールの高さにほぼ等しいものである。踏み板202は、長尺方向がレールの長手方向と平行となるように、列車の車輪が接触するレール20の内側の隙間23を除いて、レール20の間(軌間内)及びレール20の外側(軌間外)に敷き詰められる。さらに、ボルトなどの締結部材203により、踏み板202を根太材201に固定する。
【0004】
軌道用仮設床200を設けた状態でも、レール20の内側には隙間23が設けられているので、列車の車輪のフランジ部が接触することが無く、列車はレール20上を走行することできる。また、踏み板202は根太材201により固定され、根太材201はレール20の下に設けられているので、列車の通過時の風圧などの外力によって、踏み板202が外れることが無い。また、工事などの際には、レール20と踏み板202の高さがほぼ等しいので、軌道用仮設床200の上を自動車などが走行することができる。
そして、仮設床を設置したままの状態で工事を行い、工事が終わると軌道用仮設床200を取り外す。軌道用仮設床200を取り外す作業には、上記した手順の逆の手順で行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の軌道用仮設床200には以下のような問題があった。
即ちバラスト上に設置されたレール20の場合、上記の根太材201を設置するため、設置する位置のバラストを取り除く必要があり、また、軌道用仮設床200を取り外した後には、元の状態にバラストを戻さなければならなかった。また、軌道用仮設床200を設置した後、及び、軌道用仮設床200を取り外した後には、バラストを押し固める必要があった。これらの作業は、重労働であり且つ手間がかかり、嫌われる仕事である。
【0006】
また、まくら木21同士の隙間が狭く、根太材201を入れる幅がない場合には、軌道用仮設床200が設置できなかった。
さらに従来技術では、締結部材203を踏み板202に挿通するために、踏み板202の上下方向に貫通孔を設けなければならない。一方、踏み板202は相当の厚さがあるので、締結部材203を挿通する貫通孔は長いものとなる。そのため踏み板202の孔開け作業が面倒である。さらに締結部材203自体が相当に長いものとなり、締結部材203によって踏み板202を根太材201に固定する作業が行ないにくいものであった。
【0007】
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、設置しやすい軌道用の仮設床を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そして、上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、軌間内又は軌間外に敷設される踏み板部材と、前記踏み板部材を固定する固定部材を有し、固定部材には踏み板押さえ部とレール接続部が設けられ、前記踏み板押さえ部は前記踏み板部材の端部を上から押さえて踏み板部材を固定し、前記レール接続部は凸状部を有し、当該凸状部がレール側面の凹部に嵌合してレールに固定されるものであることを特徴とする軌道用仮設床である。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、軌道用仮設床は、踏み板部材と、前記踏み板部材を固定する固定部材を有している。また固定部材はレール接続部を有し、当該レール接続部は凸状部を備えるものであって、レール側面の凹部と嵌合し、固定部材自体をレールに固定することができる。即ち固定部材は、レール接続部がレール側面の凹部に嵌合してレールに固定される。また踏み板部材は、固定部材に設けられた踏み板押さえ部によって端部を上から押さえて固定されるので、踏み板部材に固定のための貫通孔を設ける必要がなく、容易に設置可能である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、軌間内又は軌間外に敷設される踏み板部材と、前記踏み板部材を固定する固定部材を有し、固定部材には踏み板押さえ部とレール接続部が設けられ、前記踏み板押さえ部は前記踏み板部材の端部を上から押さえて踏み板部材を固定し、前記レール接続部は、レールの下側に位置していることを特徴とする軌道用仮設床である。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、レール接続部はレールの下側に位置しているので、確実にレールと固定でき、また、踏み板部材は、端部を上から押さえて固定されるので、踏み板部材を固定するための貫通孔を踏み板部材に開ける必要がなく、容易に設置可能である。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記固定部材のレール接続部と踏み板押さえ部は分割可能であり、レール接続部をレールに固定した後に、踏み板押さえ部をレール接続部に連結することが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の軌道用仮設床である。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、レール接続部と踏み板押さえ部は分割可能であるので、固定部材を無理なく設置できる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、レール接続部には係合部が設けられ、前記踏み板押さえ部の一部がレール接続部の係合部と係合してレール接続部からの離脱が阻止されることを特徴とする請求項3に記載の軌道用仮設床である。
【0015】
請求項4に記載の発明では、レール接続部には係合部が設けられている。係合部にはたとえば水平方向に延びるフランジ状のものが考えられる。そして本発明では、踏み板押さえ部の一部がレール接続部の係合部と係合し、レール接続部からの離脱が阻止される。そのため本発明によると、踏み板押さえ部が外れない。
【0016】
請求項5に記載の発明は、2カ所のレール接続部が設けられた固定部材を有し、前記固定部材はレールの間に位置して、前記レール接続部は両側のレールに固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の軌道用仮設床である。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、2カ所のレール接続部が設けられた固定部材を有し、前記固定部材はレールの間に位置してレールの両側に固定されるので、固定部材をレール横断方向に対しても確実に固定することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、前記固定部材の一方のレール接続部と他方のレール接続部との間は、電気絶縁性を有することを特徴とする請求項5に記載の軌道用仮設床である。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、前記固定部材の一方のレール接続部と他方のレール接続部との間は、電気絶縁性を有するので、固定部材を通じて電気が流れることが無く、2本のレールの間に流れている列車検知のための信号電流が、固定部材に流れて誤作動をするおそれがない。
【0020】
請求項7に記載の発明は、軌間の内外に踏み板部材が設けられ、当該踏み板部材を固定する固定部材がレールを挟んで設けられており、レールを挟んで設けられた固定部材同士がレールの下側で連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の軌道用仮設床である。
【0021】
請求項7に記載の発明によれば、固定部材はレールを挟んで設けられており、レールの下側で連結するので、固定部材とレールとの密着性を大きくすることができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、踏み板中間固定部材を有し、踏み板中間固定部材には踏み板連結部とレール接続部が設けられ、前記踏み板連結部は前記踏み板部材の中間部と連結するものであり、前記レール接続部はレールに固定されるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の軌道用仮設床である。
【0023】
請求項8に記載の発明によれば、踏み板連結部及びレール接続部が設けられた踏み板中間固定部材を有して、前記踏み板部材の中間部と連結するので、踏み板部材のレールとの固定がより強固となり、軌道用仮設床の安定した敷設を行うことが出来る。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。図2は、図1に示した軌道用仮設床の敷設途中の状態を示した斜視図である。図3は、第1の実施形態における軌間内の固定部材を拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。図4は、第1の実施形態における固定部材の形状を変更した固定部材の拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。図5は、第1の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。図6〜図11は、第2〜7実施形態における固定部材示した斜視図である。図12〜図23は、第8〜19の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した斜視図である。図24は、第20の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。図25は、第20の実施形態における固定部材示した斜視図である。図26は、第21の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。図27は、第21の実施形態における踏み板中間固定部材示した図であり、(a)は踏み板連結部を示した斜視図であり、(b)はレールに固定された状態での踏み板中間固定部材示した斜視図である。
【0025】
本発明の第1の実施形態における軌道用仮設床1は、図1,図2に示され、固定部材10と踏み板11が設けられている。なお、軌道用仮設床1が設置される軌道には、図示しないバラストやコンクリートの道床が設けられ、道床にまくら木21を設け、さらにまくら木21の上にレール20が固定されている。本願の図面においては、道床を省略して図示する。
【0026】
軌道用仮設床1は、従来技術と同様に、レール20付近に設置され、まくら木21の上側に踏み板11が位置している。
【0027】
踏み板11は長尺状の板であり、踏み板11の長尺方向をレール長手方向と平行にして設置されるものである。踏み板11の長尺方向の両端には、切り欠き部13が設けられている。切り欠き部13は上側に位置して、その形状は後述する固定部材10の上側突部15に合わせられて噛み合うような形状となっている。踏み板11は、従来技術の踏み板202と同様の材質であり、具体的には樹脂、金属、木材などが用いられる。後記するガラス長繊維強化硬質ウレタン発泡体(例えば、積水化学工業株式会社製、商品名「エスロンネオランバーFFU」など)は、踏み板11の素材として最適である。
踏み板11は、軌道用仮設床1が使用されたときに、軌道用仮設床1上を自動車などが走行しても破壊しない程度の強度を有するものであればよい。
【0028】
固定部材10は長尺状の部材であり、固定部材10の長尺方向がレール横断方向と平行になるように設置される。即ち固定部材10はレール20に対して直交する方向に配置されている。
固定部材10の横断面形状は、図3(b)の様に略「T」字状である。即ち固定部材10の上端部には断面形状(図3b)で見て横方向に上側突部15が張り出している。上側突部15は踏み板11を上から押さえる機能を果たすものである。
上側突部15を長手方向に観察すると、上側突部15は図3(a)の様に固定部材10の上端に庇状に延びるものであり、上側突部15は固定部材10の長手方向略全域(両端部には上側突部15は無い)に渡って形成されている。上側突部15はフランジ状であるとも言える。
【0029】
固定部材10にはレール20の内側のものと、レール20の外側のものがあり、両者の形状は異なるが、前記した様に、横断面形状が略「T」字状をしているという点では、両者共通する。
【0030】
レール20の内側である軌間内18に設けられる軌間内固定部材10aは図3に示されている。軌間内固定部材10aは長尺状であり、両端にはレール接続部16が設けられている。レール接続部16は凸状であり、レール20の側面の凹部22の形状に合わせた形状をしている。即ちレール接続部16は、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16dを有する。なおレール接続部16の上部には前記した上側突部15は無い。
【0031】
前記したレール接続部16はレール20の側面の凹部22に嵌合することができる。また、軌間内固定部材10aの長尺方向の長さは、2本のレール20の内側の凹部22同士の距離にほぼ等しい。したがって、軌間内固定部材10aをレール20の間に設置すると、両端のレール接続部16が2本のレール20の内側の凹部22に嵌って、軌間内固定部材10aがレール20に密着して固定される。即ち軌間内固定部材10aは、その両端に設けられたレール接続部16が左右のレール20の側面と嵌合することによってレール20に固定される。前記したレール接続部16がレール20の凹部22に嵌合すると、軌間内固定部材10aを少なくとも引き抜くことができない。
【0032】
レール20の外側に設けられ、軌間外17に位置する軌間外固定部材10bは、図5に示され、踏み板押さえ部27とまくら木固定部材26を有している。踏み板押さえ部27は長尺状であり、上側突部15を有している。踏み板押さえ部27の一方の端部には、軌間内固定部材10aと同様にレール接続部16が設けられ、レール20の凹部22に嵌合することができる。また、踏み板押さえ部27の他方の端部には上下に貫通する貫通孔29aが設けられ、後述するように、まくら木固定部材26を介してまくら木21と連結される。
【0033】
まくら木固定部材26は、断面形状が略「L」字状の長尺状の部材(具体的にはL形鋼)である。設置した状態を基準として説明すると、まくら木固定部材26の水平面には3つの貫通孔28がレール長手方向に並べて設けられている。そして両側に位置する貫通孔28にボルトを挿通し、まくら木固定部材26が隣接する2カ所のまくら木21と固定される。また、中央に位置する貫通孔28と踏み板押さえ部27に設けられた貫通孔29aにボルトを挿通して踏み板押さえ部27がまくら木固定部材26と固定され、踏み板押さえ部27の外側端がまくら木固定部材26を介してまくら木21に固定される。
【0034】
次に、軌道用仮設床1を敷設する手順について説明する。
軌道用仮設床1は、レール20の軌間内18とレール20の外側の軌間外17に、それぞれ踏み板11が設置されて構成されたものである。
【0035】
本実施形態では、最初に軌間内18に踏み板11を固定する。即ち、まず軌間内固定部材10aをレール20に固定する。軌間内固定部材10aの固定は、軌間内固定部材10aのレール接続部16をレール20の凹部22に嵌合して行う。このとき、軌間内固定部材10aを傾斜させながら上側からレール20の間に移動させ、その後、軌間内固定部材10aをレール20と垂直となるように回転させて入れる。このように行うことにより、容易に軌間内固定部材10aをレール20に固定することができる。軌間内固定部材10aは、レール横断方向及び上下方向にはレール20により固定されているが、レール長手方向には凹部22とレール接続部16の摩擦だけによって結合されている。したがって、軌道用仮設床1の端部の軌間内固定部材10aがレール長手方向にずれるおそれがあるので、これを防止するため、軌間内固定部材10aをまくら木21などと締結して固定するのが望ましい。
【0036】
そして複数の踏み板11をレール横断方向に敷き詰める。即ち踏み板11の長尺方向をレール長手方向と平行に配置し、一方のレール側から他方のレール側に向かって順番に敷設してゆく。
【0037】
図1においては、レール20の間に4本の踏み板11が敷きつめられている状態を示している。複数の踏み板11は、同じ長さのものを用いる。このとき、踏み板11の端部に設けられた切り欠き部13が、軌間内固定部材10aの上側突部15に位置し、踏み板11の一方の端部が上側突部15の下側となるようにしながら踏み板11の敷きつめ作業を行う。すなわち踏み板11を敷設する際に、踏み板11の各端部に設けられた切り欠き部13を、軌間内固定部材10aの上側突部15とそれぞれ係合させる。なお複数の踏み板11の幅の合計は、レール20間の幅に対応させる。そうして、複数の踏み板11をレール20内側全体に密着させて敷き詰める。レール20間の軌道用仮設床1の設置状態は、図2のような状態となる。このとき、従来技術の軌道用仮設床200と同様に、レール20の内側には隙間23を設けるようにする。その結果、軌道用仮設床1を設置した場合でも、列車がレール20上を走行可能となる。
【0038】
図2に示す様に、踏み板11をレール20内側に4本敷きつめた後、その端部に新たにもう一つの軌間内固定部材10aを取り付ける。
軌間内固定部材10aの取付方法は、先に説明した通りである。具体的には、軌間内固定部材10aを傾斜させて回転させ、軌間内固定部材10aのレール接続部16をレール20の凹部22に嵌合して行う。
軌間内固定部材10aを取り付ける際に、軌間内固定部材10aの上側突部15を各踏み板11の切り欠き部13と係合させる。
【0039】
上記した様にさらに軌間内固定部材10aをレール20に固定し、前記軌間内固定部材10aによって踏み板11の他方の端部を固定する。
この様に踏み板11が敷きつめられ、且つその端部に二本目に軌間内固定部材10aが設けられた状態では、踏み板11は移動しない。即ち、踏み板11は、その両端部において、レール接続部16によりレール20と固定された軌間内固定部材10aによって上側から押さえられているので、上側には移動しない。また、レール横断方向には、踏み板11同士が密着しており移動しない。
【0040】
さらに、軌道用仮設床1が所定の長さ(レール長手方向の長さ)になるまで、踏み板11の設置と、軌間内固定部材10aの固定とを繰り返す。軌道用仮設床1の一番最後に位置する軌間内固定部材10aは、まくら木21などに固定される。
【0041】
次に、レール20の外側に踏み板11を設置する方法を説明する。基本的にはレール20の内側に踏み板11を設置する場合と同様であるが、固定部材10の固定方法が異なる。
即ち前記した様に、軌間外固定部材10bは、踏み板押さえ部27とまくら木固定部材26によって構成されている。
そして軌間外固定部材10bの取付は、まくら木固定部材26をネジなどによってまくら木21に固定することから始まる。即ちまくら木固定部材26にはその長手方向に、3つの貫通孔28が設けられているので、その内の両端の貫通孔28を利用し、隣接するまくら木21間に橋架けする如くにまくら木固定部材26をネジ止めする。
そして、踏み板押さえ部27をまくら木固定部材26とレール20との間に配置させ、踏み板押さえ部27のレール接続部16をレール20の外側の凹部22に嵌合させて固定する。
さらにまくら木固定部材26の中央の孔28を利用して踏み板押さえ部27の他端側を固定する。まくら木21とまくら木固定部材26との固定及びまくら木固定部材26と踏み板押さえ部27の固定は、上記のように行われる。
【0042】
そして同じ長さであって複数の踏む板11を長尺方向をレール長手方向に揃え、レール横断方向に順次敷き詰めていく。設置方法は、レール20の間に踏み板11を設置するのと同様である。
【0043】
踏み板11をレール20に近接した位置からまくら木21の端部近傍まで敷き詰め終わると、これらの端部にもう一つの踏み板押さえ部27を取り付ける。即ち上記した方法と同様に、軌間外固定部材10bのまくら木固定部材26をまくら木21に固定し、踏み板押さえ部27をまくら木固定部材26とレール20の外側の凹部22により固定して、前記軌間外固定部材10bにより踏み板11の他方の端部を固定する。
そして軌道用仮設床1が所定の長さ(レール長手方向の長さ)になるまで、踏み板11の設置と、軌間外固定部材10bの固定とを繰り返す。
【0044】
上記のように軌道用仮設床1を組み立てることができるので、バラスト上に設置されたレール20の場合でもバラストの取り除きや、バラストを押し固める必要がない。また、まくら木21同士の隙間が狭い場合にも敷設が可能である。
軌道用仮設床1においても従来技術の軌道用仮設床200と同様に、レール上を列車は通過でき、踏み板11が外れることが無く、軌道用仮設床1の上を自動車などの通行が可能となる。
【0045】
また、固定部材10の材質は、金属、樹脂、木材などの踏み板11を押さえることが可能な程度に強度を有するものが用いられるが、さらに電気絶縁性を有する材料が望ましい。かかる材質の場合、固定部材10の両端のレール接続部16の間には電気絶縁性を有するので、2本のレール20の間に流れている列車検知のための信号電流が、固定部材10に流れて誤作動をするおそれがない。また、固定部材10が電気絶縁性を有しない材料の場合には、電気絶縁性を有する材料で被覆されていることが望ましい。さらに、後述するように、固定部材10が2以上の部材により構成される場合には、電気絶縁性を有する材料又は電気絶縁性を有する材料で被覆された部材を一部の部材に用いて、固定部材10の両端間を電気的に絶縁することが望ましい。
【0046】
固定部材10及び踏み板11の材質について付言すると、これら固定部材10及び踏み板11は軽量且つ加工容易であることが望ましいので、発泡樹脂の採用が推奨される。即ち発泡樹脂は、比重が小さく軽量であり、強度が高いので固定部材10や踏み板11の素材として好適である。
また単なる発泡樹脂では一般に強度が不足するので、繊維で強化された発泡樹脂を採用することが望ましい。
発泡樹脂の種類としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂であって硬質のものが好適に使用される。なお、発泡樹脂中に、圧縮強度の向上や低コスト化を図るために、炭酸カルシウム、石膏、タルク、水酸化アルミニウム、クレーなどの無機充填材や、シラスバルーン、パーライト、ガラスバルーンなどの軽量骨材が添加されていてもよい。
また、発泡体を補強する繊維としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維などの無機質繊維、天然繊維、合成繊維などの有機質繊維のいずれであってもよいが、強度や経済性の面からガラス繊維が適している。ガラス繊維としては、ガラスロービング、ガラスロービングクロス、ガラスマット、コンティニュアスストランドマットなどの形態のものが挙げられる。この繊維は単独で使用してもよいし、二層以上積層してもよく、また、長繊維と短繊維を混ぜて使用してもよい。なお、ガラス長繊維を長手方向に引き揃えて補強繊維とした、ガラス長繊維強化硬質ウレタン発泡体(例えば、積水化学工業株式会社製、商品名「エスロンネオランバーFFU」など)を採用するのが、軽量化、耐久性および加工性の確保のために最も好ましい。
【0047】
また、図4に示されるように、固定部材10の形状を変更し、下側突部15aを設けた固定部材50を用いても良い。下側突部15aは、固定部材50の下側に有り、上側突部15と同様の形状をしている。即ち図4に示す固定部材50では、下部部にも断面形状(図4b)で見て横方向に下側突部15aが張り出しているので、固定部材50の断面形状は、略「H」状である。言い換えると、上側突部15と下側突部15aとの間には、溝部15cが設けられている。
【0048】
下側突部15aを長手方向に観察すると、下側突部15aは図4(a)の様に固定部材10の下端に沿って延びるものであり、下側突部15aは固定部材50の長手方向略全域(両端部には上側突部15は無い)に渡って形成されている。
【0049】
固定部材50を用いることにより、踏み板11を上側だけでなく下側も押さえることができるので、踏み板11をより確実に固定することができる。なお、この場合に用いられる踏み板11は、両端に設けられている切り欠き13が上下に設けられ、その形状は固定部材50の溝部15cに対応させたものであることが望ましい。
【0050】
固定部材10,50は、断面が角状である長尺体の側面を削ることにより形成しても良く、また、複数の断面が角状である長尺体を接着接合することにより形成しても良い。さらに固定部材10,50を複数の長尺体などのパーツによって構成し、これらをネジによって分割・一体化自在にしてもよい。
【0051】
例えば固定部材10,50の上側突部15を構成する部材をネジ止等によって固定する構成を採用する場合には、軌道用仮設床1を設置する際の手順として、先に踏み板11を設置し、その後に上側突部15を固定する工程を採用することもできる。
【0052】
また、以下に示す本発明の第2〜7の実施形態における固定部材は、レール20との接続の構造が異なるものであり、軌間内18及び軌間外17のいずれの固定部材に用いても良い。
【0053】
本発明の第2の実施形態における軌道用仮設床1の固定部材51は、図6に示されている。そして、固定部材51は、上側突部15を有する踏み板押さえ部材51aと、レール接続部16を有するレール接続部材51bの2つの部材から成り、両者をボルトによって一体化するものである。
【0054】
レール接続部材51bは板状の素材を曲げることにより形成した部材であり、レール接続部16は、レール20側面の凹部22の形状に合わせて曲げられて凸部を設けている。即ちレール接続部16は、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16d及び底板部16eを有する。
レール接続部材51bの内側であって、上部垂直部16aと上端部16dの境界部分には、連結部55が設けられている。連結部55は水平壁状である。連結部55には貫通孔43が設けられている。
【0055】
踏み板押さえ部材51aは、前述した実施形態の固定部材10とほぼ同様の形状で、長尺状であって長尺方向の両端は凸状であり、さらにレール接続部材51bと連結するための固定穴45が設けられている。そして踏み板押さえ部材51aの両端をレール接続部材51bの内側に装着し、固定穴45と貫通孔43にボルトやタッピンスクリュー等を連通して、踏み板押さえ部材51aとレール接続部材51bを連結する。
【0056】
固定部材51を用いて、軌道用設置床1を設置する際には、より設置が容易となり、より確実にレール20に固定することができる。即ち、本実施形態では踏み板押さえ部材51aとレール接続部材51bが分割できるので、レール接続部材51bを固定部材51の固定位置に位置決めした後に、踏み板押さえ部材51aを所定の位置まで移動し、さらに踏み板押さえ部材51aとレール接続部材51bを固定することができる。
【0057】
またレール接続部材51bのレール接続部16の幅を長くすることにより、レール20との接触面積を大きくすることが可能となって固定部材51とレール20との密着性を高めることができる。さらに、踏み板押さえ部材51aの端部の幅を小さくすることにより、レール20の間で回転させて踏み板押さえ部材51aの設置を容易にすることができる。
また連結部55に設けた貫通孔43を長孔とし、踏み板押さえ部材51aの長尺方向の長さを短めに設計し、ボルト等の挿通位置を長孔たる貫通孔43で調節し、踏み板押さえ部材51aとレール接続部材51bとを連結した状態で所定の長さとなるようにすることにより、固定部材51の設置を容易にすることもできる。
【0058】
次に説明する本発明の第3,第4の実施形態に用いられる固定部材52,54は、本発明の第2の実施形態と同様に、分割が可能であり、図7,図8に示されている。
【0059】
図7に示される固定部材52は、踏み板押さえ部材52aとレール接続部材52bからなり、これらを連結して用いられる。
固定部材52の踏み板押さえ部材52aの形状は、長尺状であり、端部が凸状である。さらに、踏み板押さえ部材52aの横断面が略「H」状であり、上側突部15と下側突部15aが設けられ、それらの間には溝部15cが設けられている。さらに踏み板押さえ部材52aの両端には上下方向に固定穴45が設けられている。
【0060】
固定部材52のレール接続部材52bは、板材を加工して作られたものであり、レール接続部材52bの外側の面がレール20の側面に沿ように、レール20側面の凹部22の形状に合わせて加工されている。
そしてレール接続部材52bについても、先の実施形態と同様に、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16d及び底板部16eを有する。
【0061】
さらにレール接続部材52bには補強部53が設けられている。補強部53は、レール接続部材52bの両側部に設けられ、レール接続部材52bは箱状となっている。補強部53は、上下方向の変形を軽減して、強度を大きくする機能を持つ。
固定部材52においても、踏み板押さえ部材52aとレール接続部材52bに設けられた固定穴45と貫通孔43にボルトやタッピンスクリューを連通することにより、踏み板押さえ部材52aとレール接続部材52bを連結する。
【0062】
また、上記した構成をさらに改良したものとして図8に示される固定部材54がある。図8に示される固定部材54についても踏み板押さえ部材54aとレール接続部材54bからなり、これらを連結して用いられる。
踏み板押さえ部材54aは長尺状であり、また、長尺方向の両端の形状は、前記した踏み板押さえ部材51a,52aとは異なり、凸状ではなく平面状である。また、長尺方向の両端の上面には、固定穴45が設けられている。
レール接続部材54bは、レール接続部16、補強部53、連結部55が設けられ、これらが溶接などによって一体化されたものである。レール接続部16は、第2の実施形態におけるレール接続部材51bと同様な形状である。即ちレール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16d及び底板部16eを有する。
【0063】
補強部53は、レール接続部16の内側に設けられ、レール長手方向に垂直となる面に設けられた板状の部分であり、上下方向の変形を軽減して、強度を大きくする。連結部55は、上面80、下面81、垂直面82を有して、略「コ」字状の断面の部材である。上面80には貫通孔43が設けられている。そして、垂直面82はレール接続部16と補強部53とに接続している。
本実施形態では、連結部55の上面80と下面81との間に踏み板押さえ部材54aの端部を挿入して、固定穴45と貫通孔43にボルトを挿通し、レール接続部材54bと踏み板押さえ部材54aが固定される。
【0064】
固定部材54をレール20に固定する際には、踏み板押さえ部材54a及びレール接続部材54bはレール長手方向に平行移動することにより、所定の位置に移動することができるので、レール接続部材54bと踏み板押さえ部材54aの固定が容易である。また、レールの内側に固定部材54を設置する場合、踏み板押さえ部材54aの長尺方向の長さは、レール20の距離よりも小さいものを用いることができる。したがって、固定部材54を用いて、レール20の内側に設置するときには、レール接続部材54bを所定の位置に設置し、踏み板押さえ部材54aを上から下に移動してレール接続部材54bの横に位置させ、さらに、踏み板押さえ部材54aをレール長手方向に移動してレール接続部材54bと合致させることができる。したがって、本実施形態では、踏み板押さえ部材54aを回転することなく所定の位置に設置でき、踏み板押さえ部材54aを回転するための隙間を要しないので、レール20との密着性を高くして、固定部材54とレール20との密着力をより大きくすることができる。
【0065】
上記した本発明の実施形態における固定部材は、踏み板押さえ部材51a,52a,54aとレール接続部材51b,52b,54bを直接連結するものであったが、以下に示す本発明の第5〜7の実施形態のように他の部材を介して連結しても良い。
【0066】
本発明の第5の実施形態における固定部材56は、図9に示されている。そして、固定部材56は、上側突部15及び下側突部15aを有して断面形状がH形をした踏み板押さえ部材56aと、レール接続部16を有するレール接続部材56bと、連結部材56cとの3つの部材から成る。
すなわち前記した第4の実施形態における固定部材54では、レール接続部16と連結部55が溶接などによって一体化されていたが、本実施形態では、連結部材56cがレール接続部材56bとは別のパーツとなっている。
【0067】
踏み板押さえ部材56aは、第4の実施形態における固定部材54の踏み板押さえ部材54aと同様の形状であり、さらに、踏み板押さえ部材56aの長尺方向の端部には上下方向に向くスリット57が設けられている。
レール接続部材56bは、第4の実施形態における固定部材54のレール接続部材54bから接続部55を除いた形状をしている。即ちレール接続部材56bは、レール接続部16と補強部53から成り、これらが溶接などによって一体化されたものである。レール接続部16は、第2の実施形態におけるレール接続部材51bと同様な形状である。即ちレール接続部16は、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16d及び底板部16eを有する。またレール接続部16の底板部16eには貫通孔48が設けられている。
【0068】
連結部材56cは、上面80、下面81、垂直面82を有し、断面がクランク状の部材である。そして、上面80と垂直面82を繋ぐように上下方向に補強部53が設けられている。また上面80及び下面81には、貫通孔43が設けられている。
【0069】
上面80側の貫通孔43と踏み板押さえ部材56aの固定穴45に締結部材(図示せず)を挿入して、連結部材56cと踏み板押さえ部材56aを接続する。このとき、踏み板押さえ部材56aのスリット57に、連結部材56cの補強部53が挿入される。また、下面81側の貫通孔43とレール接続部材56bの貫通孔48に締結部材(図示せず)を挿入して、連結部材56cとレール接続部材56bとを接続する。このとき、連結部材56cの下面81に有しているスリット61に、レール接続部材56bの補強部53を挿入する。
【0070】
第5の実施形態における固定部材56は、このように構成されているので、レール接続部材56bを所定の位置に移動し、踏み板押さえ部材56aと連結部材56cを締結部材により固定した状態で移動させ、レール接続部材56bと連結部材56cを固定して行うことができ、容易に取り付けることができる。
【0071】
次に本発明の第6,第7の実施形態について説明する。本発明の第6,第7の実施形態における固定部材58,63も、前記した第5の実施形態同様に、連結部材58c,63cを有している。連結部材58c,63cは、レール接続部材58b,63bと踏み板押さえ部材58a,63aを連結するものである。
【0072】
そして、第6の実施形態における固定部材58は図10に示される。固定部材58が採用する連結部材58cは、上面80と垂直面82を有し、垂直面82の外側に連結部材58cの補強板62が設けられている。そして補強板62に貫通孔43aを有し、レール接続部材56bの補強板53にも貫通孔43bが設けられている。連結部材58cとレール接続部材56bの連結は、前記貫通孔43a,43bに締結部材(図示せず)を挿入して行われる。また、連結部材58cの上面80には貫通孔43cが設けられ、踏み板押さえ部材58aの固定穴45と連結する。
固定部材58が設置されると、レール接続部材58bの補強板53は、連結部材58cの垂直面82に設けられたスリット60と、踏み板押さえ部材58aに設けられたスリット57に挿入される。したがって、踏み板押さえ部材58a、レール接続部材56b及び連結部材58cはより一層確実に連結することができる。
【0073】
また、第7の実施形態における固定部材63は、図11に示されている。固定部材63は、第6の実施形態における固定部材58と同様に、補強板53,62に設けられた貫通孔により、連結部材63cとレール接続部材63bの連結されるが、スリット57,60が設けられていない。
【0074】
本発明の第8の実施形態における固定部材70は、図12に示されている。固定部材70は、レール20外側の固定部材であり、第1の実施形態の軌間外固定部材10bと比べて、レール接続部71の構造が異なるものである。
即ちレール接続部71には、凸状部72とレール下面保持部材73が設けられている。凸状部72の形状は、レール20側面の凹部22の形状に合わせて作られている。即ち凸状部72は、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16dを有する。
【0075】
また、レール下面保持部材73は板状の部材であり、下面接触部76が設けられている。下面接触部76は、レールの下側に設けられるものである。また、固定部材70のに設けられた貫通孔29aと、レール下面保持部材73に設けられた貫通孔69にボルトなどを連通して、レール下面保持部材73の下面接触部76と踏み板押さえ部材70aとを連結することができる。
踏み板押さえ部材70aが、レール下面保持部材73及びまくら木固定部材26と連結すると、図12(c)に示される状態となる。
【0076】
固定部材70を使用した場合、より確実に踏み板11を固定することできる。即ち、固定部材70のレール下面保持部材73はレール20の下側に位置しているので、固定部材70に上向きの力が加わっても外れることがない。
【0077】
本発明の第9の実施形態における固定部材75は、図13に示されている。固定部材75は、第8の実施形態と比べて、レール接続部材77の構造が異なるものである。
レール接続部材77は、上側接触部78とレール下面保持部材79が設けられている。上側接触部78はレール20側面の凹部22の形状に合わせて曲げられた板状である。即ち上側接触部78は、レール20の垂直部と当接する上部垂直部16aと、レール20の下辺の上面と接する下部傾斜部16bと、レール20の下辺の側面と接する下部垂直部16cと、車両走行部20aの下面と接する上端部16d及び底板部16eを有する。
また、レール下面保持部材79は、前記した第8の実施形態の固定部材70のレール下面保持部材73と同様であり、レール20の下側で接触する。そして、上側接触部78とレール下面保持部材79はボルト130で連結されており、レール20のフランジ部19を挟むことができる。
【0078】
固定部材75を使用した場合には、レール接続部材77を、レール20のフランジ部19を挟むことにより、踏み板押さえ部材70aを設置する前に仮固定することが可能であるので、仮固定により、踏み板押さえ部材70aとレール接続部材77の連結が容易となるので、設置が容易である。
【0079】
前記した本発明の第8,9の実施形態では、固定部材70,75がレール下面保持部材73,79を備え、当該レール下面保持部材73,79をレール20の下側に配置した。しかしこれを更に改良してレール下面保持部材73,79を他の部材と一体化してもよい。例えば、まくら木21の端部に設けられるまくら木固定部材26と前記したレール下面保持部材73,79を一体化させてもよい。この様な例として図14,図15に示されるような、本発明の第10,11の実施形態における固定部材90,91を採用することができる。
【0080】
図14に示す固定部材90では、レール接続部材77の上側接触部78の底面部分16eが、まくら木固定部材26に向かって延び、踏み板押さえ部材70aの下側を通り、まくら木固定部材26と突き合わせ溶接によって接続されている。
【0081】
一方、図15に示す固定部材91は、第9の実施形態におけるレール接続部材77のレール下面保持部材79が、まくら木固定部材26に向かって延び、踏み板押さえ部材70aの下側を通り、まくら木固定部材26とボルト130によって連結される。
【0082】
図15,16に示す固定部材90,91を使用した場合には、レール接続部材77とまくら木固定部材26が連結されているので、位置決め作業がしやすく設置が容易である。
【0083】
上記した図12〜15に示す実施形態では、踏み板押さえ部材70aの端部が、レール20の凹部22に合わせた凸状であったが、凸状でなくても良い。即ち、図16,図17に示される本発明の第12,13の実施形態における固定部材94,97では、踏み板押さえ部材96のレール20側の端部は凸状でなく、固定部材94,97のレール接続部材94b,97bには下面接触部76が設けられて、踏み板押さえ部材96と固定される。そして踏み板押さえ部材96が下面接触部76と固定されると、固定部材94,97が上側に移動することが阻止される。
【0084】
なお、踏み板押さえ部材96の様に端部が平坦な形状をした踏み板押さえ部材と組み合わされるレール接続部材は、本発明の第12の実施形態のレール接続部材94bのように下面接触部76だけを有するものでもよく、本発明の第13の実施形態のレール接続部材97bように、上側接触部78及び下面接触部76の両方が設けられていても良い。
【0085】
上記の実施形態では、固定部材の踏み板押さえ部材と、レール接続部材又はまくら木固定部材26とをボルトなどで連結して、踏み板押さえ部材が上側に移動するのを防止していたが、後記する第14,15,16の実施形態のように、レール接続部材及びまくら木固定部材26の上側にフランジ状の係合部を設け、踏み板押さえ部材が上側に移動しない構造としても良い。
【0086】
本発明の第14の実施形態における固定部材98は、図18に示されている。固定部材98の、レール接続部材98b及びまくら木固定部材26の上側にはフランジ部(係合部)101が設けられており、フランジ部101は踏み板押さえ部材70a側を向く方向に向いている。すなわち二つのフランジ部101は、互いに向き合っている。
【0087】
そして、踏み板押さえ部材70aをまくら木固定部材26とレール接続部材98bの間に設置すると、踏み板押さえ部材70aはフランジ部101に押さえられて上側に移動しないので、踏み板11は上側に移動しない。また、踏み板押さえ部材70aを設置する際には、レール接続部材98b及びまくら木固定部材26を設置した後、踏み板押さえ部材70aをレール長手方向に移動させるだけで設置することができるので、容易に行うことができる。
なお、本実施形態の様にフランジ部101を設ける場合は、図18(c)に示される様な断面形状が略「H」状である踏み板押さえ部材96を用いることもできる。
【0088】
また更に改良を進めて、図19に示される本発明の第15の実施形態の固定部材105のように、レール接続部材105bとまくら木固定部材26を連結してもよい。
さらに、図20に示される本発明の第16の実施形態における固定部材106のように、まくら木固定部材26側のフランジ部101を有する部分を別部材としてボルトなどにより固定しても良く、また、フランジ部101に貫通孔102を設けて、踏み板押さえ部材96に設けられた貫通孔102とボルトなどを挿通して固定しても良い。
【0089】
上記した固定部材は、レール20を挟む両側では別の固定部材が用いられていたが、本発明の第17,18,19の実施形態のように、これらを一体としてもよい。
【0090】
また次に、さらに異なる態様の実施形態について説明する。
本発明の第17の実施形態における固定部材110は、図21に示されている。本実施形態では、固定部材110のレール接続部材111は、下面接触部76と、レール20を挟む両側に設けられている2カ所の上側接触部78を有している。さらにレール接続部材111には、レール20を挟む両側に連結部112が設けられて、踏み板押さえ部材96と連結することができる。
レール接続部材111は、下面接触部76、一方の上側接触部78及び一方の連結部112が1つの部材となり、また、他方の上側接触部78及び他方の連結部112が1つの部材となって、これらの部材を組み合わせてレール20と接続する。さらに、上側接触部78に補強板113を設けることもできる。
【0091】
本実施形態は、軌間の内外に踏み板部材が設けられた構成の軌道用仮設床に適するものであり、踏み板11を固定する固定部材がレール20を挟んで設けられており、レール20を挟んで設けられた固定部材同士がレールの下側で下面接触部76によって連結されたものである。
【0092】
また、図22に示される本発明の第18の実施形態における固定部材115のように、レール20を挟む両側の部材を1つの部材として、さらに、レール接続部材116にフランジ部101を設けて、踏み板押さえ部材96をフランジ部101によって上から押さえても良い。
【0093】
さらに、図23に示される本発明の第19の実施形態における固定部材117のように、レールの下側に連結板135を設けることもできる。連結板135は、レール20を挟む両側の上側接触部78とまくら木固定部材26とを連結するものであり、連結板135が下面接触部76となる。
【0094】
複線レールの様に2以上の軌道を有している複線軌道の場合には、図24に示されている本発明の第20の実施形態における軌道用仮設床2のようにして踏み板11を設置することができる。軌道用仮設床2には、一方の軌間内18と他の軌間内18との間である軌間外レール間部17aに、踏み板11が設けられている。軌道外レール間17aにおける踏み板11は、図25に示されている踏み板押さえ部材120によって上から押さえられている。踏み板押さえ部材120は、前記した踏み板押さえ部材54aのように長尺状であって同様の断面形状であり、長さは、軌道外レール間17aの幅に合わせられている。
【0095】
踏み板押さえ部材120は、レール20に固定されているレール接続部材116と接続している。レール接続部材116は、本発明の第18の実施形態に用いられているものと同様なものが用いられる。
また、まくら木固定部材26により、踏み板押さえ部材120とまくら木21とを連結している。軌道外レール間17aに踏み板押さえ部材120を設ける場合には、踏み板押さえ部材120の両端で、レール接続部材116によってレール20と固定されるので、まくら木固定部材26を有しなくても良い。
【0096】
また、踏み板11の長さが長い場合などには、図26に示される本発明の第21の実施形態の軌道用仮設床3のように、固定部材10同士の間に踏み板中間固定部材131を設けて、踏み板11の固定をより安定させることができる。踏み板中間固定部材131は、踏み板11の中間部分に位置しており、踏み板11に上下に貫通する貫通孔132が設けられて、貫通孔132にボルトを挿通して、踏み板中間固定部材131と踏み板11とが連結されている。
【0097】
図27に、踏み板中間固定部材131が図示されている。踏み板中間固定部材131には踏み板連結部135、レール接続部80及びまくら木固定部材138が設けられている。前記踏み板連結部135は前記踏み板11の中間部と連結するものである。
レール接続部80はレール20に固定されるものであり、まくら木固定部材138は、上記した実施形態のまくら木固定部材26と同様にまくら木21に固定される。そして、踏み板連結部135は、レール接続部80又はまくら木固定部材138と連結し、具体的には、軌間内18では、2つのレール接続部80と固定され、軌間外17では、レール接続部80とまくら木固定部材138とによって連結している。
レール接続部80は、上面接触部78と下面接触部76が設けられており、上面接触部78と下面接触部76との間に挟むことによりレール20に固定される。この構造は、上記し、図21〜23に示される第17及び第18の実施形態のレール接続部材111,116と同様な構造を用いることが出来る。
【0098】
また、踏み板連結部135の構造は、図27(a)に示されており、ナット140を上側に溶接して、前記貫通孔132に挿通されるボルトと固定することが出来る。また、踏み板連結部135の材質は、金属やFRP(繊維強化樹脂)等の樹脂や金属を用いることができるが、強度的に金属製が望ましい。また、踏み板連結部135の材質が、樹脂などの非磁性・絶縁性材料の場合には、レール21間の絶縁は特に不要であるが、金属製の場合には、レール20と、上面接触部78及び下面接触部76との間に、ゴム板などの絶縁部材を介在させて、絶縁状態とする。
なお、踏み板連結部135の上面とまくら木21の上面の高さは、ほぼ同じであり、踏み板11を設置する際に容易に設置することが出来る。
【0099】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので、軌道用仮設床を設置する際には容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。
【図2】図1に示した軌道用仮設床の敷設途中の状態を示した斜視図である。
【図3】第1の実施形態における軌間内の固定部材を拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。
【図4】第1の実施形態における固定部材の形状を変更した固定部材の拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。
【図5】第1の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した斜視図およびそのA平面における横断面図である。
【図6】第2の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)はレール接続部材を示した図であり、(b)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(c)は結合状態を示した斜視図である。
【図7】第3の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)はレール接続部材を示した斜視図であり、(b)は踏み板押さえ部材を示した斜視図である。
【図8】第4の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はレール接続部材を示した斜視図であり、(c)は結合状態を示した断面図である。
【図9】第5の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)はレール接続部材を示した斜視図であり、(b)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(c)は連結部材を示した斜視図である。
【図10】第6の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)はレール接続部材を示した斜視図であり、(b)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(c)は連結部材を示した斜視図である。
【図11】第7の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)はレール接続部材を示した斜視図であり、(b)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(c)は連結部材を示した斜視図である。
【図12】第8の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図であり、(c)は固定状態を示した斜視図である。
【図13】第9の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図14】第10の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図15】第11の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図16】第12の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図17】第13の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図18】第14の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材とレール周辺を示した斜視図であり、(c)は他の踏み板押さえ部材を示した斜視図である。
【図19】第15の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図20】第16の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図21】第17の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図であり、(c)はレール接続部材を固定した状態での斜視図である。
【図22】第18の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図であり、(c)はレール接続部材を固定した状態での斜視図である。
【図23】第19の実施形態における軌間外の固定部材を拡大した図であり、(a)は踏み板押さえ部材を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図24】第20の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。
【図25】第20の実施形態における固定部材を示した図であり、(a)は踏み板固定部を示した斜視図であり、(b)はまくら木固定部材及びレール接続部材を示した斜視図である。
【図26】第21の実施形態における軌道用仮設床を示した斜視図である。
【図27】第21の実施形態における踏み板中間固定部材示した図であり、(a)は踏み板連結部を示した斜視図であり、(b)は取り付け状態を示した斜視図である。
【図28】従来技術における軌道用仮設床を示した斜視図である。
【図29】従来技術における軌道用仮設床の根太材の位置を示した図である。
【符号の説明】
1,2,3 軌道用仮設床
10,50,51,52,54,56,58,63,70,75 固定部材
90,91,94,97,98,105,106,110 固定部材
115,117 固定部材
10a 軌間内固定部材
10b 軌間外固定部材
11 踏み板
16,71 レール接続部
17 軌間外
18 軌間内
20 レール
22 凹部
27 踏み板押さえ部
51a,52a,54a,56a,58a,63a 踏み板押さえ部材
70a,96,120 踏み板押さえ部材
51b,52b,54b,56b,58b,63b レール接続部材
73,79 レール下面保持部材
77,94b,98b,105b,111,116 レール接続部材
101 フランジ部
131 踏み板中間固定部材
135 踏み板連結部

Claims (8)

  1. 軌間内又は軌間外に敷設される踏み板部材と、前記踏み板部材を固定する固定部材を有し、固定部材には踏み板押さえ部とレール接続部が設けられ、前記踏み板押さえ部は前記踏み板部材の端部を上から押さえて踏み板部材を固定し、前記レール接続部は凸状部を有し、当該凸状部がレール側面の凹部に嵌合してレールに固定されるものであることを特徴とする軌道用仮設床。
  2. 軌間内又は軌間外に敷設される踏み板部材と、前記踏み板部材を固定する固定部材を有し、固定部材には踏み板押さえ部とレール接続部が設けられ、前記踏み板押さえ部は前記踏み板部材の端部を上から押さえて踏み板部材を固定し、前記レール接続部は、レールの下側に位置していることを特徴とする軌道用仮設床。
  3. 前記固定部材のレール接続部と踏み板押さえ部は分割可能であり、レール接続部をレールに固定した後に、踏み板押さえ部をレール接続部に連結することが可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の軌道用仮設床。
  4. レール接続部には係合部が設けられ、前記踏み板押さえ部の一部がレール接続部の係合部と係合してレール接続部からの離脱が阻止されることを特徴とする請求項3に記載の軌道用仮設床。
  5. 2カ所のレール接続部が設けられた固定部材を有し、前記固定部材はレールの間に位置して、前記レール接続部は両側のレールに固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の軌道用仮設床。
  6. 前記固定部材の一方のレール接続部と他方のレール接続部との間は、電気絶縁性を有することを特徴とする請求項5に記載の軌道用仮設床。
  7. 軌間の内外に踏み板部材が設けられ、当該踏み板部材を固定する固定部材がレールを挟んで設けられており、レールを挟んで設けられた固定部材同士がレールの下側で連結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の軌道用仮設床。
  8. 踏み板中間固定部材を有し、踏み板中間固定部材には踏み板連結部とレール接続部が設けられ、前記踏み板連結部は前記踏み板部材の中間部と連結するものであり、前記レール接続部はレールに固定されるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の軌道用仮設床。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014088679A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Tokyu Corp 脱線防止ガードの施工方法及び脱線防止ガード構造
WO2023284885A1 (zh) * 2021-07-13 2023-01-19 隆链智能科技(上海)有限公司 一种四向车铺地轨道用翻转板调节支撑结构

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