JP2014088679A - 脱線防止ガードの施工方法及び脱線防止ガード構造 - Google Patents
脱線防止ガードの施工方法及び脱線防止ガード構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014088679A JP2014088679A JP2012238149A JP2012238149A JP2014088679A JP 2014088679 A JP2014088679 A JP 2014088679A JP 2012238149 A JP2012238149 A JP 2012238149A JP 2012238149 A JP2012238149 A JP 2012238149A JP 2014088679 A JP2014088679 A JP 2014088679A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guard
- derailment prevention
- rail
- temporary
- main rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims abstract description 42
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 20
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 claims description 52
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 3
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Abstract
【解決手段】線路のガード区間における既設のPCまくらぎ18を、仮設まくらぎ20に全て交換することなく、既設のPCまくらぎ18によって本線レール10を固定した状態のまま、仮設まくらぎ20を設置する。そして、仮設まくらぎ20を用いて、ガードアングルより強度の高いガードレール34を固定する。このため、工事期間の前後で、仮設まくらぎ20及びガードレール34の掛け払いと、ガードアングルの復帰作業とが生じるのみとなり、脱線防止ガードの強化のための工程が簡素化される。
【選択図】図1
Description
従来、この交換作業は、PCまくらぎ18等の既設のまくらぎを、木製の仮設まくらぎ20に交換した後、仮設まくらぎ20に対してガードレール16及び覆工板12を固定する手順を踏んでいる。ここで、PCまくらぎ18を仮設まくらぎ20に交換する理由は、PCまくらぎ18に本線レール10を固定する締結装置22(図3参照)と、ガードレール16とが干渉してしまうことによるものである。このため、工事期間中は、図4に示されるように、覆工板12を設置する範囲の全てのPCまくらぎ18を、仮設まくらぎ20へと置換し、ガードレール16と干渉しない仮設用の締結装置を用い、本線レール10を仮設まくらぎ20に対し固定した状態で、ガードレール16を仮設まくらぎ20へと固定していた。
例えば、図5(a)に示されるように、ガードアングル14の変形を防ぐための支持部材としての角材24を、ガードアングル14とPCまくらぎ18との間に挟みこむ手法が検討された。しかしながら、この手法では、工事完了後に角材24の掛け払い作業が必要である上に、ガードアングル14の変形防止効果を確実に得るため、角材24とガードアングル14との間の隙間をなくすための高さ調整を精密に行うことが必要となり、そのための工数が増大してしまうものである。又、別の対策方法として、図5(b)に示されるように、PCまくらぎ18に、ガードアングル14を避けるようにして覆工板12を設置し、更に、必要に応じて覆工板12を土台とし、スペーサー26等を用いて高さ調整しながら合板28を設置することにより、ガードアングル14を覆い隠す手法も検討されている。しかしながら、この手法では、合板28によってガードアングル14と共に本線レール10も覆い隠されてしまうことから、工事期間中、合板28の掛け払い作業を繰り返す必要があり、実質的な作業時間の減少を招いてしまうといった問題がある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。又、各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。よって、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
前記本線レールを固定する既設のまくらぎの間に仮設まくらぎを設置する工程と、ガードアングルからなる既設の脱線防止ガードを取り外す工程と、前記仮設まくらぎに、少なくとも高低二段の取付面を有する段差付きタイプレートを、低段の取付面で前記本線レールを支持するようにして前記仮設まくらぎに設置する工程と、前記段差付きタイプレートの高段の取付面に、前記本線レールよりも小型のレールを設置する工程とを含む脱線防止ガードの施工方法(請求項1)。
すなわち、本工法は、線路のガード区間における既設のまくらぎを、仮設まくらぎに全て交換することなく、既設のまくらぎによって本線レールを固定した状態のまま、仮設まくらぎを用いて、ガードアングルよりも強度の高いガードレールを固定するものである。このため、工事期間の前後で、仮設まくらぎ及びガードレールの掛け払いと、ガードアングルの復帰作業とが生じるのみとなる。
本項に記載の脱線防止ガードの施工方法は、既設のまくらぎの間に設置した仮設まくらぎに、覆工板を設置することで、重機の線路内への乗り入れの際に、覆工板によっても重機の荷重を支え、ガードレールへの負荷を軽減するものである。
前記本線レールを固定する既設のまくらぎの間に設置される仮設まくらぎと、前記仮設まくらぎに設置され、少なくとも高低二段の取付面を有して低段の取付面で前記本線レールを支持する段差付きタイプレートと、前記段差付きタイプレートの高段の取付面に設置される、前記本線レールよりも小型のレールとを含む脱線防止構造(請求項3)。
本構造は、線路のガード区間における既設のまくらぎを、仮設まくらぎに全て交換することなく、既設のまくらぎによって本線レールを固定した状態のまま、仮設まくらぎによって、ガードアングルより強度の高いガードレールを固定するものである。このため、工事期間の前後で、仮設まくらぎ及びガードレールの掛け払いと、ガードアングルの復帰作業が生じるのみとなる。
本項に記載の脱線防止ガードの施工方法は、既設のまくらぎの間に設置した仮設まくらぎに、覆工板を設置することで、重機の線路内への乗り入れの際に、覆工板によっても重機の荷重を支え、ガードレールへの負荷を軽減するものである。
本発明の実施の形態に係る脱線防止ガード構造は、図1に示されるように、本線レール10を固定する既設のまくらぎとしてのPCまくらぎ18の間に、木製の仮設まくらぎ20が設置されるものである。仮設まくらぎ20は、PCまくらぎ18複数本分の間隔を空けて設置され、その設置間隔は、想定される荷重に基づき適宜決定されるものである。
なお、詳しい説明は省略するが、段差付きタイプレート30の本線レール10を取付けるための低段の取付面30Lには、通常のタイプレートと同様に1/40の角度が設けられている。又、低段の取付面30L及び高段の取付面30Hの適所には、犬釘32を貫通させるための長穴(図示の例では矩形断面)が設けられている。
まず、仮設まくらぎ20を設置する。この際、本線レール10を固定するPCまくらぎ18を取り除くことなく、本線レール10の延長方向に、通常はPCまくらぎ18複数本あたり1本の割合で、仮設まくらぎ20を設置する。想定される荷重が大きい場合には、各PCまくらぎ18の間に仮設まくらぎ20を設置する。次に、既設のガードアングル14(図4、図5参照)を取り外す。続いて、図1に示されるように、仮設まくらぎ20に段差付きタイプレート30を、低段の取付面30Lで本線レール10を支持するようにして、仮設まくらぎ20に設置する。そして、段差付きタイプレート30の高段の取付面30Hに、本線レール10よりも小型のガードレール34を設置する。最後に、仮設まくらぎ20に、本線レール10に沿って覆工板12を設置して(図4参照)、脱線防止ガード構造が完成する。
又、既設のPCまくらぎ18の間に設置した仮設まくらぎ20に、覆工板12を設置することで、重機の線路内への乗り入れの際に、覆工板12によっても重機の荷重を支え、ガードレール34への負荷を軽減することが可能となる。
Claims (4)
- 線路のガード区間において、本線レールに沿って工事期間用の脱線防止ガードを施工する方法であって、
前記本線レールを固定する既設のまくらぎの間に仮設まくらぎを設置する工程と、ガードアングルからなる既設の脱線防止ガードを取り外す工程と、前記仮設まくらぎに、少なくとも高低二段の取付面を有する段差付きタイプレートを、低段の取付面で前記本線レールを支持するようにして前記仮設まくらぎに設置する工程と、前記段差付きタイプレートの高段の取付面に、前記本線レールよりも小型のレールを設置する工程とを含むことを特徴とする脱線防止ガードの施工方法。 - 前記仮設まくらぎに、覆工板を設置する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の脱線防止ガードの施工方法。
- 線路のガード区間における、本線レールに沿って工事期間用の脱線防止ガードを備える脱線防止構造であって、
前記本線レールを固定する既設のまくらぎの間に設置される仮設まくらぎと、前記仮設まくらぎに設置され、少なくとも高低二段の取付面を有して低段の取付面で前記本線レールを支持する段差付きタイプレートと、前記段差付きタイプレートの高段の取付面に設置される、前記本線レールよりも小型のレールとを含むことを特徴とする脱線防止構造。 - 前記仮設まくらぎに設置される覆工板を含むことを特徴とする請求項3記載の脱線防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012238149A JP5843742B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 脱線防止ガードの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012238149A JP5843742B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 脱線防止ガードの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014088679A true JP2014088679A (ja) | 2014-05-15 |
JP5843742B2 JP5843742B2 (ja) | 2016-01-13 |
Family
ID=50790782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012238149A Active JP5843742B2 (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 脱線防止ガードの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5843742B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5176318A (en) * | 1992-01-24 | 1993-01-05 | Abc Rail Corporation | Guard rail assembly |
JP2004100301A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 軌道用仮設床 |
JP2008121247A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | East Japan Railway Co | 脱線防止用のガードレールの取付装置および前記ガードレールの取り扱い方法 |
-
2012
- 2012-10-29 JP JP2012238149A patent/JP5843742B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5176318A (en) * | 1992-01-24 | 1993-01-05 | Abc Rail Corporation | Guard rail assembly |
JP2004100301A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 軌道用仮設床 |
JP2008121247A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | East Japan Railway Co | 脱線防止用のガードレールの取付装置および前記ガードレールの取り扱い方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5843742B2 (ja) | 2016-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN205775674U (zh) | 一种跨铁路预制拼装防护棚架 | |
KR101234092B1 (ko) | 피씨 슬래브와 강거더를 포함하는 피씨 합성판형교 및 그 시공방법 | |
EP1873308A1 (en) | Concrete slab railroad track system and method of installing same | |
EP2166150B1 (en) | Safety device for a rail | |
US20140263864A1 (en) | Portable temporary turnout system for rails | |
JP5436358B2 (ja) | 縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法及びそれに用いる軌道位置支持具 | |
KR20130030648A (ko) | 철도레일 보강장치 및 그 시공방법 | |
JP5843742B2 (ja) | 脱線防止ガードの施工方法 | |
JP2019065675A (ja) | Rc床版と鋼床版との接続構造 | |
US8603376B1 (en) | Railroad direct fixation tie covering system | |
KR20120097636A (ko) | 탄성수지 고정방식의 저진동 철도교 | |
RU2576009C2 (ru) | Защитное основание для единицы груза, в частности для секций бетонной башни | |
JP2010163755A (ja) | 車輪逸走防止装置 | |
KR20070010522A (ko) | 교량유지관리용 이동대차 | |
JP6271801B1 (ja) | 道路橋点検デッキ及び道路橋点検デッキの施工方法 | |
JP4937175B2 (ja) | 車両ガード装置 | |
KR102101169B1 (ko) | 철도레일 처짐방지장치 및 그 시공방법 | |
KR101342913B1 (ko) | 차륜 열차용 레일에 자기부상 열차용 레일이 설치된 복합 레일 및 그 설치방법 | |
WO2021082005A1 (zh) | 轨道结构 | |
CN106274556A (zh) | 一种接触网杆改移方法 | |
US9151002B2 (en) | Railroad rail and tie fastener apparatuses and methods thereof | |
KR20170075480A (ko) | 철도용 레일 지지장치 | |
KR200397441Y1 (ko) | 교량유지관리용 이동대차 | |
KR200480228Y1 (ko) | 철주용 자갈막이 | |
JP2021059942A (ja) | ラダーマクラギ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150721 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5843742 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |