JP5436358B2 - 縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法及びそれに用いる軌道位置支持具 - Google Patents

縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法及びそれに用いる軌道位置支持具 Download PDF

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本発明は、縦型マクラギ(以下、ラダー型マクラギを含むものとする)を使用した車両用軌道の支持方法及びそれに用いる軌道位置支持具に関するものであり、より詳細には、縦型マクラギを使用した鉄道車両用軌道において、該軌道にかかる水平列車荷重を受け、該軌道のレールの長さ方向及びそれに直交する方向への水平移動を抑止するように支持するための、縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法及びそれに用いる軌道位置支持具に関するものである。
従来の鉄道車両用軌道は、一般に、マクラギを横置き、即ち、レールに直交する方向に所定間隔置きに配置し、各マクラギの両端部をコンクリート中に埋設することにより、レールがその長さ方向及びそれに直交する方向に水平移動することを抑止している。この抑止部分におけるコンクリートの施工は、レールの位置保持及び間隔保持のための治具が輻輳する狭隘な環境下において行わなければならないため、難作業となる。
この横置きマクラギによる軌道の場合は施工が困難であり、また、レールを間欠的に支持する構造であるために、軌道に狂いが生じやすいという欠点がある。そこでその後、縦マクラギを使用したラダー型マクラギが開発され、広く使用されるようになってきている(特許文献1:特開平9−268504号公報)。
このラダー型マクラギを使用したラダー軌道は、左右一対の縦梁と、この左右の縦梁を定間隔置きに連結する複数の横梁とから成る、梯子形状のラダー型マクラギ(縦型マクラギ)を、次々と突き合わせて連結していくことにより構成されるものである。このラダー型マクラギの場合は、横置きマクラギの場合と異なり、鉛直荷重を連続的に支持するものであって、車両荷重が特定個所にかかることがないために、軌道狂いが起こりにくく、また、騒音や振動が少ないという利点を有している。
上記ラダー型マクラギを使用したラダー軌道には、バラストを使用するバラスト・ラダー軌道と、バラストを使用せずにコンクリート路盤上にラダー型マクラギを敷設するフローティング・ラダー軌道とがある。フローティング・ラダー軌道は、主に、高架橋や地下鉄等の経年沈下しにくい構造物上に採用されるものであり、防振材を用いて支持する防振材式のものが多く用いられている。
この防振材式のフローティング・ラダー軌道は、例えば、コンクリート路盤上に水平部と垂直壁から成る断面L字型のコンクリート台座を、その垂直壁を外側にしてレールの長さ方向に延びるように並設し、その水平部上に所定間隔置きにゴムやポリウレタン等から成る防振材を配置し、その上にラダー型マクラギを敷設するものである。この場合、ラダー型マクラギの縦梁は、各防振材間においてコンクリート台座から防振材の厚さ分浮いた状態となる。
ラダー型マクラギにはレールから、その長さ方向及び長さ方向に直交する方向の力がかかり、そのうちレール直交方向の力はコンクリート台座の垂直壁が受け止めることになる。換言すれば、ラダー型マクラギにおいては、コンクリート台座の垂直壁によってそのレール直交方向の位置規制がなされる。その場合、垂直壁と縦梁の側面との間に、所定間隔置きに緩衝材が配備される。
また、防振材式のフローティング・ラダー軌道においては、ラダー型マクラギのレールの長さ方向への移動防止のために、換言すれば、レールの長さ方向の位置規制のために、各縦梁の外側面に突部が突設されると共に、コンクリート台座の垂直壁に、その突部係合用の切欠が形成される。突部は、緩衝材を介して切欠内に収められる。
かかる構成の防振材式フローティング・ラダー軌道においては、コンクリート路盤上にコンクリート台座を、レール延設方向に沿って連続的に設けることが必要となる。しかし、その作業は、現場で型枠を組んでコンクリートを打ち込むことにより行うものであり、しかも、強度保持の関係上鉄筋を密に配する必要があるために作業負担が大きく、工期が長引いてコストも嵩むという問題があった。そこで、このような問題を解決すべく、特許文献2(特願2005−2781号公報)に記載のラダー型マクラギを使用した車両用軌道が提案された。
それは、レールをその上面で支持する左右一対の縦梁と該縦梁同士を連結する横梁とを有するラダー型マクラギがコンクリート路盤に敷設されて成る車両用軌道であって、金属製のマクラギ規制具がコンクリート路盤に固定され、該マクラギ規制具でラダー型マクラギが所定位置に位置規制されていることを特徴とするものである。
しかし、この提案において用いられる金属製のマクラギ位置規制具は、その下面に、コンクリート路盤400のコンクリート台400aに埋設される金属製のリブ状突起17及び小突起20を突設したものであるため、重量が嵩むだけでなく、そのリブ状突起17及び小突起20があるためにレール面位置を決める際の高さ調整に支障をきたすという問題がある。例えば、既成の高架橋等コンクリート構造物上に設置する場合のように、レール高さに制限があるような場合に、規制具下面の金属製突起が邪魔になる可能性があるのである。
更に、この提案において用いられる金属製マクラギ規制具の場合は、レール直角方向と鉛直方向を支持する規制具と、鉛直方向のみを支持する規制具と、レール方向を支持する規制具の3種が用意され、それぞれ、使用位置に応じて使い分けるようになっている。このように、数種類の規制具を用意して使い分ける方法の場合は、資材コストが嵩むだけでなく、使い分けする手間がかかり、誤使用の問題も起こってくる。
特開平9−268504号公報 特開2005−2781号公報
バラスト構造の鉄道車両用軌道からラダー型マクラギ軌道に変更する場合、その作業は、縦梁の位置保持や間隔保持のための治具が輻輳する狭隘な環境下で、しかも、夜間に行われるため、当該工事は危険を伴う難作業とならざるを得ないので、重量物の運搬等を極力避けたいところである。しかし、上記金属製マクラギ規制具の場合は、下面に突起があるために重量が嵩むので、この要請に応えることがない。それだけでなく、上記金属製マクラギ規制具の場合は、レール面位置を決める際の高さ調整に支障を来たすという大きな問題があり、また、複数種用意する関係上コスト高になり、誤使用のおそれがあるといった問題がある。
本発明は、上記金属製マクラギ規制具の種々の問題点をすべて解決するためになされたもので、よりシンプルな構成にて重量を軽減化し、且つ、種類の削減を図ることでコストの軽減と選択使用等の作業上の手間を省き、しかも、レール高さに対する制限がない軌道位置支持具を提供すること、並びに、この軌道位置支持具を用いることで、バラスト構造の鉄道車両用軌道からラダー型マクラギ軌道への変更作業等の作業負担の軽減化、並びに、工期の短縮化を実現することができる、縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明は、縦型マクラギを使用した車両用軌道を単一構成の軌道位置支持具を複数用いて支持する方法であって、 前記軌道位置支持具として、少なくともコンクリート路盤と前記縦型マクラギとの間に配設される支持台上に固定される固定板と、前記固定板の一端部から垂直に立ち上がる支持板とから成るものを用い、前記軌道位置支持具の支持板を前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に当接させることにより、レールの長さ方向に直交する方向への動きを抑止させ、前記支持板を前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に突設した突部の、前記レールの長さ方向各側面に当接させることにより、前記レールの長さ方向への動きを抑止させることを特徴とする縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法である。
好ましい実施形態においては、前記支持板とそれが当接する前記縦型マクラギの支持板当接部との間に、緩衝材を介在させる
上記課題を解決するための請求項3に係る発明は、少なくともコンクリート路盤と縦型マクラギとの間に配設される支持台上に固定される固定板と、前記固定板の一端部から垂直に立ち上がる支持板とから成る縦型マクラギを使用した車両用軌道を支持するための軌道位置支持具であって、前記支持板は、前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に当接することにより、レールの長さ方向に直交する方向への動きを抑止すると共に、前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に突設される突部の前記レールの長さ方向各側面に当接することにより、前記レールの長さ方向への動きを抑止することが可能であることを特徴とする軌道位置支持具である。
好ましい実施形態においては、前記固定板から前記支持板にかけて形成される補強用リブを備える。そして、前記補強用リブは複数設けられて、下辺が前記固定板の両側に位置するものと中間部に位置するものとを含み、そのうち前記中間部に配置され、ないし、偶数列めに配置される補強用リブは、その下辺の長さが前記両側に配置される補強用リブの下辺の長さよりも短く形成される。
また、好ましい実施形態においては、前記支持板の前記縦型マクラギ当接する面に、緩衝材を収める凹陥部が形成される。また更に、前記固定板に、前記支持台上に固定するためのボルトを挿通するボルト孔が形成され、前記ボルト孔は小判状等の長孔とされる。
本発明は上記のとおりであって、本発明に係る軌道位置支持具は、シンプルな構成で重量が軽減化され、しかも、単一の構成にて、縦型マクラギの異なる個所への使用が可能であり、また、従来のマクラギ規制具におけるような突出物がないため、レール高さに対する制限を受けることなく利用することができる効果がある。
また、本発明に係る車両用軌道の支持方法は、上記重量が押さえられた単一構成の軌道位置支持具を使用するために、資材コストを抑えることができ、また、重量物の搬送等の手間が軽減される。従って、バラスト構造の鉄道車両用軌道からラダー型マクラギ軌道に変更する作業のように、レールの位置保持や間隔保持のための治具が輻輳する狭隘な環境下で夜間に行われる難工事を、従来のような危険を伴うことなく迅速に実施することが可能となり、殊に、単一構成で突出部がない軌道位置支持具を使用するために、レール面位置を決める際の高さ調整が容易で、誤使用のおそれもないといった効果がある。
本発明に係る方法を実施した車両用軌道の一部を示す平面図である。 図1におけるA−A線断面拡大図である。 本発明に係る軌道位置支持具の構成を示す、(A)平面図、(B)正面図及び(C)側面図である。 本発明に係る軌道位置支持具の使用例(第2の用法)を示す図である((A)は軌道外側使用状況を示し、(B)は軌道内側使用状況を示す。)。
本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して説明する。 図1は、本発明に係る方法を実施した縦型マクラギを使用した車両用軌道の一部の平面図であり、図2は、図1におけるA−A線断面拡大図である。図示した例においては、縦型マクラギは、縦梁61と左右の縦梁61を連結する繋材62から成る、弾性直結ラダー型マクラギである。レール63は、常法により、縦梁61上に敷設される。
図中1は、本発明に係る軌道位置支持具を示している。軌道位置支持具1は、少なくともコンクリート路盤70と縦梁61との間に配設される支持台(調整コンクリート)71上に固定される固定板2と、固定板2の一端部から垂直に立ち上がる支持板3とから成る(図3参照)。支持板3の鉛直方向の高さは、縦梁61の上面位置を最大とし、縦梁61の高さの3/4程度を最少とする。
通例、固定板2から支持板3にかけて、三角形状の補強用リブ4、4aが複数列(通例3又は5列)、例えば、その下辺が固定板2の両側縁と中間部に沿って延びるようにして配置される。その際、中間部に配置される(又は偶数列目の)補強用リブ4aは、その下辺の長さが両側縁に配置される補強用リブ4の下辺の長さよりも短くなるように形成される。
本発明においては、固定板2を、ボルトを用いて支持台71上にボルト止めすることとし、また、支持板3も同様に、縦梁61の側面又は突部64の側面にプラスチックボルト等によりボルト止めすることとし、あるいは、他の金具を用いて取り付けることとする。そのため、固定板2及び支持板3にボルト孔5が、例えば、4個ずつ形成される(添付図面ではボルト孔5は、固定板2の方にのみ示されている)。上述したように中間部に配置される補強用リブ4aが短く形成されるのは、これらのボルト止め操作の際に邪魔にならないようにするためである。
殊に、固定板2に形成されるボルト孔5は、小判型等の長孔とすることが好ましい。そのようにしておけば、軌道を支持する構造物に水平方向の平行移動による変位が生じたとしても、容易に対応可能となる。軌道位置支持具1の固定をボルト止めとしたのは、このように軌道を支持する構造物に平行移動や目違いが生じた場合に容易に対応できるようにするためである。ボルト止めする場合においてその締付力の減少に懸念のあるときは、ボルトに緩み止めを取り付ける等の工夫をすればよく、あるいは、緩み防止ナットを使用すればよい。
なお、軌道を支持する構造物に鉛直方向に沈下する変位が生ずることが想定されるので、その対策として、軌道位置支持具1の下にシム(図示してない)が挿入される。また、軌道位置支持具1の支持板3は、縦型マクラギ(縦梁61)の内外側面等に当接することになるので、緩衝のためにその当接面に、ポリウレタン製やゴム製等の緩衝材11が配備される(通例緩衝材11は、予め縦梁61の製造に際してその側部に設置される。)。そこで、この緩衝材11を収まりよく安定状態に保持するために、支持板3の縦型マクラギ当接面に、緩衝材11を嵌装するための凹陥部6が形成される。
本発明に係る車両用軌道の支持方法は、上記構成の軌道位置支持具1を用いて実施するものである。上述した従来の金属製規制具の場合は、レール直角方向と鉛直方向を支持する規制具、鉛直方向のみを支持する規制具及びレール方向を支持する規制具の3種が用意され、それぞれ使い分けられていた。しかし、本方法において用いる軌道位置支持具1は、上記構成のもの1種のみであるために、誤選択や誤配置によって作業の手戻りがなくなり、適正配置か否かの確認作業を行う必要もない。
軌道位置支持具1は、その一機能(第1の用法)として、その支持板3を縦梁61の外側面(通例、外側面のみであるが、内側面又は内外両側面に用いることも考えられる。)に当接させることにより、縦梁61がレール63の長さ方向に直交する方向への動きを抑止する。また、他の機能(第2の用法)として、上記第1の用法に対して90度回転させ、支持板3を、縦梁61の外側面に突設される突部64の、レールの長さ方向各側面(前後両側面)に当接させることにより、縦梁61のレール63の長さ方向への動きを抑止する。
本方法による施工方法につきより詳細に説明すると、先ず、コンクリート路盤70上の所定位置に、レール方向に適宜長さ延びる支持台(調整コンクリート)71を設ける。そして、その上に、常法によりレール63を設置した縦梁61と繋材62とから成るラダー型マクラギを配置する。次いで、複数の軌道位置支持具1を、各レール63の外軌側(又は内軌側)において、その支持板3が縦梁61の外側面に対向するように配置する。
そして、それぞれ縦梁61の外側面と支持板3との間に緩衝材11を介在させた後、ボルトを、支持板3のボルト孔5を通して縦梁61の外側面に埋設されているインサートにねじ込むことにより、各軌道位置支持具1を縦梁61にボルト止めする。軌道位置支持具1は、予めこのようにして縦梁61にボルト止めしておいてもよいし、現場でボルト止めすることとしてもよい。
次いで、ボルトを、固定板2のボルト孔5を通して支持台71に埋設されているインサートにねじ込んで固定板2を支持台71にボルト止めすることにより、各軌道位置支持具1を支持台71上に固定する。その際、必要に応じ、レール63の高さ調整のために、高さ調整コンクリートを打ち込む。かくして、縦梁61は、複数の軌道位置支持具1によってレール方向と直交する側面を押えられ、その方向への動きを抑止される(上記第1の用法)。
また、軌道位置支持具1を上記第1の用法における向きから90度回転させ、支持板3を、縦梁61の外側面に突設される突部64の、レールの長さ方向各側面(前後両側面)に対向させて配置する。そして、それぞれ縦梁61の外側面と支持板3との間に緩衝材11を介在させた後、ボルトを、支持板3のボルト孔5を通して突部64に埋設されているインサートにねじ込むことにより、各軌道位置支持具1を突部64にボルト止めする。軌道位置支持具1は、予めこのようにして突部64にボルト止めしておいてもよいし、現場でボルト止めすることとしてもよい。
次いで、ボルトを、固定板2のボルト孔5を通して支持台71に埋設されているインサートにねじ込んで固定板2を支持台71にボルト止めすることにより、各軌道位置支持具1を支持台71上に固定する。かくして、突部64が、軌道位置支持具1によってレール方向と直交する両側面を押止され、以て縦梁61のレール63の長さ方向への動きが抑止される(上記第2の用法)。
なお、上記ボルトねじ込み用インサートは、軌道位置支持具1にそれを固定するためのボルトで仮装着しておき、縦梁61等を所定位置に設置し、支持台(調整コンクリート)71やコンクリート路盤70の施工を行う際に支持台71に埋入させることとしてもよい。
このように本発明に係る方法においては、軌道位置支持具1を縦梁(縦型マクラギ)61の側面、並びに、突部64の所定位置にボルト止めし、レール63の鉛直方向位置を調整した後、縦梁61をコンクリート路盤70上の所定位置に配置し、コンクリート路盤70上に部分的に配備される矩形状の支持台(調整コンクリート)71を施工すれば、車両用軌道の敷設は完了する。この結果、重量物の運搬・据付は省略され、危険の回避、材料費の縮減、工期の短縮と施工費の低減化が図られる。また、軌道位置支持具1は、ボルトあるいはナットで確固と固定されるため、使用開始後の車両用軌道に生ずる水平方向、あるいは、鉛直方向の変位に対して、容易且つ確実に対処することが可能となる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 軌道位置支持具
2 固定板
3 支持板
4 補強用リブ
5 ボルト孔
6 凹陥部
10 防振材
11 緩衝材
61 縦梁
62 繋材
63 レール
70 コンクリート路盤
71 支持台

Claims (8)

  1. 縦型マクラギを使用した車両用軌道を単一構成の軌道位置支持具を複数用いて支持する方法であって、
    前記軌道位置支持具として、少なくともコンクリート路盤と前記縦型マクラギとの間に配設される支持台上に固定される固定板と、前記固定板の一端部から垂直に立ち上がる支持板とから成るものを用い、
    前記軌道位置支持具の支持板を前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に当接させることにより、レールの長さ方向に直交する方向への動きを抑止させ、前記支持板を前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に突設した突部の、前記レールの長さ方向各側面に当接させることにより、前記レールの長さ方向への動きを抑止させることを特徴とする縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法。
  2. 前記支持板とそれが当接する前記縦型マクラギの支持板当接部との間に、緩衝材を介在させる、請求項1に記載の縦型マクラギを使用した車両用軌道の支持方法。
  3. 少なくともコンクリート路盤と縦型マクラギとの間に配設される支持台上に固定される固定板と、前記固定板の一端部から垂直に立ち上がる支持板とから成る縦型マクラギを使用した車両用軌道を支持するための軌道位置支持具であって、
    前記支持板は、前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に当接することにより、レールの長さ方向に直交する方向への動きを抑止すると共に、前記縦型マクラギの外側面及び/又は内側面に突設される突部の前記レールの長さ方向各側面に当接することにより、前記レールの長さ方向への動きを抑止することが可能であることを特徴とする軌道位置支持具。
  4. 前記固定板から前記支持板にかけて形成される補強用リブを備えた、請求項3に記載の軌道位置支持具。
  5. 前記補強用リブは複数設けられて、下辺が前記固定板の両側に位置するものと中間部に位置するものとを含み、そのうち前記中間部に配置され、ないし、偶数列めに配置される補強用リブは、その下辺の長さが前記両側に配置される補強用リブの下辺の長さよりも短く形成されている、請求項4に記載の軌道位置支持具。
  6. 前記支持板の前記縦型マクラギ当接する面に、緩衝材を収める凹陥部が形成されている、請求項3乃至5のいずれかに記載の軌道位置支持具。
  7. 前記固定板に、前記支持台上に固定するためのボルトを挿通するボルト孔が形成されている、請求項3乃至6のいずれかに記載の軌道位置支持具。
  8. 前記ボルト孔は長孔である、請求項7に記載の軌道位置支持具。
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