JP2515143Y2 - 車輪停止具 - Google Patents

車輪停止具

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JP2515143Y2
JP2515143Y2 JP1993059521U JP5952193U JP2515143Y2 JP 2515143 Y2 JP2515143 Y2 JP 2515143Y2 JP 1993059521 U JP1993059521 U JP 1993059521U JP 5952193 U JP5952193 U JP 5952193U JP 2515143 Y2 JP2515143 Y2 JP 2515143Y2
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stopper
base metal
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metal fitting
fitting
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Inventor
精三 田村
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株式会社マルデン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の駐車場におい
て、車輪を所定位置に停止させる車輪停止具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の駐車場において、自動車
を前進又は後退して駐車する場合、自動車が駐車すべき
所定の位置よりも行きすぎて他の自動車や塀等に当接し
ないように、また路肩から落ちないように、車輪を所定
位置に停止させる車輪停止具(カーストッパ)が地表に
設置されている。
【0003】このようなカーストッパとして従来、図1
0に示すようにコンクリート製ブロック1を使用して地
表に接着剤2で固定したものや、図11に示すように縦
断面が三角形の金属製型材3を使用し、その表面からボ
トル4を貫通して地中へ打ち込み、ナット5で固定する
もの等がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来における前者
のコンクリート製ブロックにおいてはブロック自体が破
損しやすい上に車輪がブロックの上角部を後方へ押圧す
ることから、ブロックの接地部にテコの原理による破壊
力が大きく作用し、ブロックが破壊したり、取れたりす
る。また、外観上見栄えが悪く、更に、角ブロックであ
ることから車輪の当接時に運転者への衝撃が強い問題も
ある。
【0005】また、上記後者のものにおいては、表面に
ボルト及びナットが突出して見栄えが悪い上にボルトを
長くして接地面から離れた状態で固定するので、ボルト
に作用する剪断力が大きくなり、長年月の使用に耐えな
い難点があった。又ナットが露出している為にゆるんだ
り、盗難されやすい問題がある。
【0006】そこで本考案は、上記の問題を解決する車
輪停止具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記の課題を解
決するためのもので、第1の考案は、前後方向と左右方
向に所定の長さを有する金属製で平板状のベース金具
(10)と、前後方向と左右方向が上記ベース金具の長
さと同等で上面が突出した金属製のストッパー本体(1
7)と、該ストッパー本体の両小口を閉塞する金属製の
小口カバー(31)とからなり、上記ストッパー本
は、その上面が、前端側が低く後方側が高く、かつ上向
きの円弧面に形成した乗り上げ部(18)と、この乗り
上げ部の後端から後方が高い傾斜した平面部(20)
と、該平面部の後端から鉛直に近い前壁(22)で立ち
上がったストッパー部(23)とで形成されていること
を特徴とするものである。
【0008】
【0009】第の考案は、上記ベース金具の下面が前
後方向に凹凸に形成されているものである。
【0010】
【作用】地表に設置するには、先ずベース金具(10)
をアンカーホール(16)を通じてオールアンカー等に
より地表へ固定する。次で、予め小口面に小口カバー
(31)をビスで固着したストッパー本体(17)を、
係止爪(19),(12)及び嵌合溝(13)と嵌合部
(25)からなる係止部分によりベース金具(10)に
嵌合止着する。
【0011】接地固定の状態においては、オールアンカ
ー等の固定金具が、外部に露出しない上に地表からの突
出長も短い。そのため、該固定金具の緩みや折損、剪断
破壊力の作用も少なくなる。
【0012】また、の考案においては、上面が、乗り
上げ部(18)と平面部(20)とストッパー部(2
3)とで形成されているので、車輪を止める場合には、
乗り上げ部(18)に車輪が乗り上げたことを感知して
から車輪がストッパー部(23)に当るまでのタイムラ
グが長いため、自動車のブレーキを若干踏み遅れても車
輪を停止できる。
【0013】更に乗り上げ面(18)が曲面であるから
車輪の押し力による水平分力が小さくなり、オールアン
カー等に作用する剪断力が小さくなる。
【0014】更に、第2の考案においてはベース金具
(17)の下面を凹凸面(11)に形成したことによ
り、地表面との滑り抵抗を高め、車輪の回転力によって
車輪停止具がズレることを一層阻止できる。
【0015】
【実施例】次に図1乃至図9に示す本考案の実施例につ
いて説明する。図1は車輪停止具の全体形状を示す斜視
図で、イーロ方向を前後方向とし、ハーニ方向を左右方
向として以下説明する。
【0016】図2は前後方向の組立断面図で、10はベ
ース金具である。該ベース金具10の下面には前後方向
に凹凸面11が形成されている。また、該ベース金具1
0の前端には、若干立上って前方へ突出した係止爪12
が一体形成され、後端には、後方が開口した半円形の嵌
合溝13が形成されている。更にベース金具10の上面
中間部には、前後方向に所定の間隔を存して2個の嵌合
用突部14,15が一体形成されている。該ベース金具
10は押出成形によるアルミ型材で形成されており、上
記各部分が左右方向の全長に亘って形成されている。
【0017】16はベース金具10に穿設したアンカー
ホールで、図4に示すように、前後方向に2個、左右方
向に2個、計4個形成されている。17はストッパー本
体で、前後方向の断面形状は図2に示すように形成され
ている。該ストッパー本体17において、18は乗り上
げ部で、前端側が低く、後方側が高く、かつ上向きの円
弧面に形成されている。
【0018】該乗り上げ部18の前端には、内側へ折曲
した係止爪19が一体成形され、該係止爪19を上記ベ
ース金具10における係止爪12の下面に係止するよう
になっている。乗り上げ部18の後端から更に後方へ
は、後方が高い傾斜した平面部20に形成され、該面2
0はネームプレート設置部を兼用している。該平面部2
0の前後にはプレート挿通用溝21が形成されている。
【0019】上記平面部20の後部には鉛直に近い前壁
22で立上ったストッパー部23が形成され、その後方
は上向きの円弧からなる後壁部24で下降している。後
壁部24の下端は上記前端の係止爪19と略同一面上に
位置し、その下端には嵌合部25が一体形成されてい
る。該嵌合部25は、内側へ折曲した若干可撓性のある
下壁25aの下端に一体形成されており、上記ベース金
具10における嵌合溝13に後方から嵌入するように形
成されている。
【0020】上記係止爪19と嵌合部25との間の長さ
は、図2に示すように、両係止爪12,19を係止した
状態において、嵌合部25が嵌合溝13内に収まる長さ
に設定されている。
【0021】上記乗り上げ部18の後端部及びストッパ
ー部23の前壁22部の各裏面には補強壁26a,26
bが一体形成され、かつこれら両補強壁26a,26b
の下端間に水平壁27が一体に連結されて補強脚28が
形成されている。該水平壁27の前後方向の長さは、図
2のようにベース金具10にストッパー本体17を嵌着
した場合に、ベース金具10に形成した嵌合用突部14
と15間に嵌合するように設定されている。
【0022】29は水平の補強壁である。30はビスホ
ールで、図2のように4箇所形成されている。尚、上記
乗り上げ部18と後壁部24の表面は、夫々前後方向へ
の波面18a,24aに形成されて滑り止め作用をする
ようになっている。
【0023】上記ストッパー本体17は押出成形による
アルミ型材で形成されており、上記各部分が左右方向の
全長に亘って形成されている。該ストッパー本体17の
左右方向の長さは、ベース金具10の左右方向の長と同
一長か若干長く形成されている。
【0024】31はアルミ板で形成された小口カバー
で、その側面形状が図8に示すように、上記ベース金具
10にストッパー本体17を嵌合連結した状態における
小口面の外縁形状に形成されている。また、プレート挿
通用溝21の小口側も閉塞する形状になっている。該小
口カバー31には、図8に示すように上記ストッパー本
体17に形成したビスホール30に合致する部分にビス
穴32が形成されている。
【0025】次に本車輪停止具を地表へ設置する作業に
ついて説明する。先ず、設置に先だち、図3に示すよう
に、ストッパー本体17の両小口面に小口カバー31
を、ビス穴32及びビスホール30を通じてビス33に
より固着する。
【0026】次で、ベース金具10を地表の所定位置に
置き、図2に示すように、そのアンカーホール16を通
じてオールアンカー34を地中へ打ち込み、その突出部
にナット35を螺挿し、そのナット35を締め付けてベ
ース金具10を地表へ固定する。
【0027】次で、上記ストッパー本体17の後端側の
嵌合部25を、ベース金具10の後端側の嵌合溝13に
嵌合し、この嵌合部25を軸としてストッパー本体17
の前部を下方へ回動してベース金具10側へ押し付け
る。すると、ストッパー本体17の前端に形成した係止
爪19が、ストッパー本体10の乗り上げ部の弾性によ
り、ベース金具10の前端に形成した係止爪12の前面
を乗り越える。その後、復元力によって係止爪12に係
止し、その状態が保持され、図2に示すようにベース金
具10にストッパー本体17が連結される。また、スト
ッパー本体17に形成された補強脚28の水平壁27が
ベース金具10に形成した嵌合用突部14,15間に嵌
合する。
【0028】また、この連結により、ストッパー本体1
7の両小口面に固着されている両小口カバー31が図1
及び図3に示すように設置され、その下端がベース金具
10の下面部まで達する。
【0029】尚、必要によりプレート挿通用溝21,2
1に左右の開口端からネームプレートを挿通する。
【0030】また、上記オールアンカー34は地表部が
コンクリートの場合に使用するが、地表部がアスアルト
の場合は鉄筋等を使用する。次に本実施例の作用につい
て説明する。
【0031】上記のように地表に設置された状態におい
て、自動車の車輪が図2の右方向Rから微速進行してき
たとすると、先ず、車輪が乗り上げ部18に乗り上げる
ことにより運転者は車輪停止具に接触したことを感知で
きる。この感知後更に車輪が進行すると、その車輪がほ
ぼ鉛直面で立上ったストッパー部23に当り車輪の進行
を阻止する。この乗り上げ部18に車輪が乗り上げたこ
とを感知してから車輪がストッパー部23に当るまでの
タイムラグが長いため、自動車のブレーキを若干踏み遅
れても車輪を停止することができる。
【0032】また、車輪の乗り上げ時には、曲面状の乗
り上げ面18に、図2の矢印Wのように荷重が作用する
ため、水平方向の分力は、前記従来のコンクリートブロ
ックのものに比べて小さくなる。そのため、オールアン
カー34への剪断力も小さくなり、破壊が少なくなる。
特に、オールアンカー34はベース金具10に取付けら
れるため、そのオールアンカー34の接地部から上方へ
の突出長が、前記図11に示すものに比べて短尺で、か
つ該オールアンカー34への力点も接地部に近いため、
オールアンカーの折損や剪断破壊がより少なくなり、か
つ、その緩みも防止される。
【0033】また、補強脚28を有することにより、ス
トッパー本体17の剛性を高くして車輪からの重量に十
分耐え得ることができ、かつ車輪からの前後方向への力
によってストッパー本体17が変形したりズレたりする
ことを防止できる。
【0034】また、ベース金具10の下面が凹凸面11
になっているので、前後方向のズルも防止される。ま
た、上記のように設置された状態においては、小口カバ
ー31により、ベース金具10とストッパー本体17の
小口面が被覆され、オールアンカー34等の止金具も外
視されないので、外観が良くなる。また、同時に、小口
カバー31の下端部がベース金具10の小口面に位置す
るため、ストッパー本体17がベース金具10に対して
左右方向に位置ずれすることも防止される。
【0035】次に、上記のように設置された車輪停止具
を除去したり、或いは部品を交換するために分解する場
合について説明する。先ず片方の小口カバー31のビス
33を緩めてその小口カバー31をストッパー本体17
から取り外す。次で、その小口カバー31が取り外され
た小口側からストッパー本体17をゴムハンマー等によ
って叩き、ベース金具10上をスライドさせて引き抜
く。そして、オールアンカー34を引き抜いてベース金
具10を地表から外す。
【0036】
【0037】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、地表へ固
着するためのオールアンカー等の固定部材がストッパー
本体及び小口カバーにより被覆されるため外観が損なわ
れない上に、固定方法が外部から分りにくいため盗難の
おそれも少ない。
【0038】更に、車輪が本停止具に当接してからスト
ッパー部に係合するまでの衝撃が少く運転車に不快感を
与えない。
【0039】また、乗り上げ部に車輪が乗り上げたこと
を感知してから車輪がストッパー部に当るまでのタイム
ラグが長いため、自動車のブレーキを若干踏み遅れても
車輪を停止できる。
【0040】更に、ベース金具の下面に凹凸面を形成す
ることにより、車輪停止具のズレを一層阻止でき、接地
力及び耐用年数をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す斜視図。
【図2】 同設置状態を示す縦断面図。
【図3】 図2におけるA−A線断面図。
【図4】 ベース金具の平面図。
【図5】 図4におけるB−B線拡大断面図。
【図6】 ストッパー本体の平面図。
【図7】 図6におけるC−C線拡大断面図。
【図8】 小口カバーの側面図。
【図9】 図9におけるD−D線断面図。
【図10】 従来構造を示す斜視図。
【図11】 従来構造の他の例を示す断面斜視図。
【符号の説明】
10…ベース金具 11…凹凸面 12,13,19,
25…係止部分 16…アンカーホール 17…ストッ
パー本体 18…乗り上げ部 20…平面部 23…ストッパー部 31…小口カバー 30,32…
ビス止め手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向と左右方向に所定の長さを有す
    る金属製で平板状のベース金具(10)と、前後方向と
    左右方向が上記ベース金具の長さと同等で上面が突出し
    た金属製のストッパー本体(17)と、該ストッパー本
    体の両小口を閉塞する金属製の小口カバー(31)とか
    らなり、上記ストッパー本体は、その上面が、前端側が
    低く後方側が高く、かつ上向きの円弧面に形成した乗り
    上げ部(18)と、この乗り上げ部の後端から後方が高
    い傾斜した平面部(20)と、該平面部の後端から鉛直
    に近い前壁(22)で立ち上がったストッパー部(2
    3)とで形成されている車輪停止具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベース金具の下面が前
    後方向に凹凸に形成されている車輪停止具。
JP1993059521U 1993-11-05 1993-11-05 車輪停止具 Expired - Lifetime JP2515143Y2 (ja)

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JPH0728766U JPH0728766U (ja) 1995-05-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2520837Y2 (ja) * 1991-11-29 1996-12-18 ミサワセラミックス株式会社 車止め

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