JP3064007U - 移動車両用車止め - Google Patents

移動車両用車止め

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JP3064007U
JP3064007U JP1999003446U JP344699U JP3064007U JP 3064007 U JP3064007 U JP 3064007U JP 1999003446 U JP1999003446 U JP 1999003446U JP 344699 U JP344699 U JP 344699U JP 3064007 U JP3064007 U JP 3064007U
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光雄 金村
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光雄 金村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、車両が衝突しても転倒ないし移動す
ることがなく車両を完全に阻止し、かつ、据付のための
手間が掛からず一旦設置した後で別の場所に移動するこ
とも容易である車止めを提供することを主な目的とす
る。 【解決手段】略四角形の平板の前方中央部に切欠け部を
有する車輪載置板11の片面に角パイプを移動車両の左
右の車輪に対応するように固着したストッパー部12
a,12bを有し、前記ストッパー部は車輪載置板の後
端縁より幾分前方寄りに設けられ、前記車輪載置板のス
トッパー部の前方には左右の車輪がそれぞれ載置できる
スペースを有することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として駐車場等で使用する移動車両用の車止めに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駐車場等においてコンクリートブロックを単にアスファルト路面等に置 いて車止めとして使用しているケースが多い。しかし、コンクリートブロックは 単にアスファルト路面等に置いておくだけでは、車輪が衝突した時に後方へ転倒 してしまい、車止めの用をなさないばかりではなく、運転操作を誤って器物を損 壊したり事故の原因となることがあり危険である。このような事故を引起さない ように駐車する際には、常に必要以上の神経を使い長時間をかけて操作している のが現状である。 そこで、コンクリートブロックの転倒を防ぐために下方部を地面に埋め込みコ ンクリートで固める方法によれば、以上の欠点は解消されるものの、このための 工事に要する費用が高額であるばかりでなく、一旦設置すると移動するのが困難 であると言う問題点が生ずる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このために駐車場等には車止めが必需品であるにも拘らず、未だ満足し得るも のが提供されていないと言う現状である。そこで、本考案は、上記のような問題 点を改善するためになされたものであって、その目的とするところは、車両が衝 突しても後方に転倒したり、後方にズレ動くことがないので、無駄な神経を使わ ずに安全に駐車できて、また、単に置おくだけでも使えて据付のための手間が掛 からず一旦設置した後で別の場所に移動することも容易であり、構造も比較的簡 単な移動車両用車止めを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本考案は、略四角形の平板の前方中央部に切欠 け部を有する車輪載置板の片面に1ないし2本の中空パイプを移動車両の左右の 車輪に対応するように固着したストッパー部を有する移動車両用車止めであって 、前記ストッパー部は車輪載置板の後端縁より幾分前方寄りに、即ちストッパー 部の後方に車輪載置板の後端部が突出して設けられてなり、前記車輪載置板のス トッパー部の前方には左右の車輪がそれぞれ載置できるスペースを有することを 特徴とする移動車両用車止めとする。
【0005】 また、前記の課題を解決するために、本考案は、2枚の平板を移動車両の左右 の車輪に対応するように間隔をおいて並べて車輪載置板となし、前記車輪載置板 の2枚の平板の表面に1本の中空パイプを架設してストッパー部となした移動車 両用車止めであって、前記ストッパー部は車輪載置板の後端縁より幾分前方寄り に、即ちストッパー部の後方に車輪載置板の後端部が突出して設けられてなり、 前記車輪載置板のストッパー部の前方には左右の車輪がそれぞれ載置できるスペ ースを有することを特徴とする移動車両用車止めとする。
【0006】 また、前記の課題を解決するために、本考案は、前記車輪載置板の表面または /および裏面に凹凸、スパイク、ゴム部材等の何れかの滑り止め部を設けたこと を特徴とする移動車両用車止めとすることが好ましい。
【0007】 また、前記の課題を解決するために、本考案は、前記移動車両用車止めを設置 面に着脱可能に固定できるボルト、その他の固定具を前記車輪載置板に設けたこ とを特徴とする移動車両用車止めとすることが好ましい。
【0008】
【作用】
本考案における移動車両用車止めは、前記のように構成されるので、左右の車 輪がストッパー部に当接する時には既に車輪載置板に車輪が載置されていて、こ の車両の重量によって車輪載置板が設置面に強く押圧されるので、車輪載置板に 固定されたストッパー部は車輪が衝突しても移動することがない。
【0009】 また、ストッパー部の後方に車輪載置板の後端部が突出しているので、車輪が ストッパー部に乗り上げるように作動しても、後方に転倒させるように作用する モーメントに対して、突出部の先端と設置面との間の反力による逆モーメントが 作用して、車止めが後方へ転倒することなく、よって完全に車両の移動を阻止で きる。更に、車輪載置板の表面ないし裏面に滑り止めを設けたものは設置面との 滑り摩擦抵抗が大きく、或いは固定具で設置面と固着することによってより完全 に車両の移動を阻止できる。
【0010】 また、前記車輪載置板は前方に切欠け部を設け、或いは2枚の平板の中間に空 間を設け、更にストッパー部に中空パイプを使用する等によって、材料の節約と 全体の重量の軽量化を図っている。更に、左右の車輪の載置部分が連結している ので、左右の車止めを単独に別々に載置する従来式のものに比較して不意に移動 し難く、車両をより完全に停止することができる。
【0011】
【実施例】
以下に代表的な実施例を図面に基づいて説明する。しかし、本考案はここに示 す実施例によって限定されるものではない。
【0012】 実施例1 図1に示すように、移動車両用車止め1は、四角形の鋼板に切欠け部を有する 凹状の車輪載置板11の後端縁より幾分前方寄りに、断面が直角三角形状をなす 2本の角パイプをその斜辺を前方の車輪側に向けて移動車両の左右の車輪に対応 する位置に溶接15によって固着してストッパー部12a,12bを設け、係る ストッパー部12a,12bの前方には左右の車輪を載置するスペースを設けて なる。ストッパー部は1本の連続した角パイプを用いてもよい。
【0013】 車輪載置板11は移動車両を載置した状態でその重量に充分耐えうる強度を有 することを要し、通常は鋳鉄、炭素鋼、特殊鋼等の鉄金属製の厚板が用いられる 。鉄金属製板以外に例えば、銅合金、ニッケル合金、アルミニウム合金、マグネ シウム合金等の非鉄金属、或いはFRP(繊維強化プラスチック)等のプラスチ ック複合体等からなる平板を用いてもよい。
【0014】 車輪載置板11は前方に切欠け部を有するが、この実施例のように車両の重量 を支える後方部を広くして強度を高め、先端をやや狭いテーパー状に形成しかつ 、先端部は側面から視て、直角よりも、やや勾配をつけた方が、車両の進入に際 し車輪がスムーズに乗り上げる点から好ましい。また、左右に車輪を載置するス ペースを保持するようにして、切欠け部や車輪載置板11の形状はある程度自由 に選択でき、特に限定されるものではない。例えば、意匠性を考慮してプレス法 によって、外形を漫画のキャラクターの形状等に構成してもよい。
【0015】 また、ストッパー部12a,12bは車輪載置板11の後端縁から幾分前方に 設けられる。後端縁からストッパー部までの距離は、車輪がストッパー部に衝突 した際に車止めが後方に転倒することを防止できるように、通常は、ストッパー 部の高さに等しい長さを目安にして且つ車体の後端部より後方に突出しない程度 に任意に設定できる。
【0016】 ストッパー部12a,12bは、車輪載置板11と同様の材料からなる角パイ プをタイヤの幅ないしやや長めに切断したものを車輪載置板11に、例えば溶接 または接着剤によって固着される。角パイプは断面の形状が図1のような直角三 角形の他に図2に示す四角形その他の形状からなる中空柱体が使用される。スト ッパー部の高さは、車輪の直径ないし車体のシャーシーの高さを勘案して容易に 車輪が乗り上げられない高さに設定される。通常は、好ましくはコンクリートブ ロックの高さ位であって、5ないし20cm位に設定される。
【0017】 また、車輪載置板11の表面の少なくとも車輪が載置する部分には、例えば、 図1に示すような織目状の凹凸からなる表面滑り止め部16aを設けることが好 ましい。この滑り止め部を設けることによって、屋外の駐車場等に設置して雨で 濡れた場合であっても安全に停止することが可能である。更に、適宜の位置に貫 通孔18を穿設して、この貫通孔にボルト等の車輪載置板固定具17を差込んで 床面と固定することもできる。高床式の立体駐車場等に設置する場合に、より確 実に固定するために有効な手段となる。
【0018】 実施例2 次に、図2において車輪載置板11a,11bは、2枚の鋼鉄製の平板を移動 車両の左右の車輪に対応するように間隔をおいて並べたものからなり、同じく鋼 鉄製の断面が四角形のパイプを前記の車輪載置板11a,11bの後方部に横方 向に載置して、これらをストッパー部固定具14(リベット等)で固定して2枚 の鋼鉄製の平板をそれぞれ連結すると共にストッパー部12を形成した。その他 は実施例1と同様である。また、必要に応じて、車輪載置板11a,11bの前 方に強度補強杆(図示せず)を架設してもよい。以上のようにして、部品を分解 して輸送先で製品に組み立てる所謂ノックダウン方式に対応することもできる。
【0019】 次に、図3は、実施例1の移動車両用車止め1をボルトとナットによる車輪載 置板固定具17によって薄板状の床面Fに設置し、車輪19が載置された状態を 示し、図4は、実施例2の移動車両用車止め1の車輪載置板11a,11bの裏 面にプレスによって形成したスパイク状の裏面滑り防止部16bを設けた移動車 両用車止め1を地面Eに設置し、同様に車輪19が載置された状態を示す。前記 のスパイク以外に、合成ゴム層、合成ゴムの吸盤等からなる裏面滑り防止部16 bを設置面の種類に応じて適宜設けることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように構成されているので本考案に係る移動車両用車止めは以下に記載 されるような効果を奏する。 車両が衝突ないし長時間停車しても転倒ないし移動することがなく、車両の不 意な移動を完全に阻止でき、決められた位置に停車することができるので、無駄 な気配りをすることがなく安全であり、また、据付のための手間が掛からず一旦 設置した後で別の場所に移動することも容易であり、構造も比較的簡単で通常の 機械加工等によって容易にかつ低コストで製造することができるので故障し難く 経済的で優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る移動車両用車止めの斜視図あ
る。
【図2】実施例2に係る移動車両用車止めの斜視図あ
る。
【図3】実施例1に係る移動車両用車止めを床面に固定
した状態を示す断面図である。
【図4】実施例2に係る移動車両用車止めを地面に設置
した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1:移動車両用車止め、11,11a,11b:車輪載
置板、12,12a,12b:ストッパー部、13:後
端突出部、14:ストッパー部固定具、15:溶接部、
16a:表面滑り防止部、16b:裏面滑り防止部、1
7:車輪載置板固定具、18:貫通孔、19:車輪、
F:床、E:地面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略四角形の平板の前方中央部に切欠け部を
    有する車輪載置板の片面に1ないし2本の中空パイプを
    移動車両の左右の車輪に対応するように固着したストッ
    パー部を有する移動車両用車止めであって、前記ストッ
    パー部は車輪載置板の後端縁より幾分前方寄りに、即ち
    ストッパー部の後方に車輪載置板の後端部が突出して設
    けられてなり、前記車輪載置板のストッパー部の前方に
    は左右の車輪がそれぞれ載置できるスペースを有するこ
    とを特徴とする移動車両用車止め。
  2. 【請求項2】2枚の平板を移動車両の左右の車輪に対応
    するように間隔をおいて並べて車輪載置板となし、前記
    車輪載置板の2枚の平板の表面に1本の中空パイプを架
    設してストッパー部となした移動車両用車止めであっ
    て、前記ストッパー部は車輪載置板の後端縁より幾分前
    方寄りに、即ちストッパー部の後方に車輪載置板の後端
    部が突出して設けられてなり、前記車輪載置板のストッ
    パー部の前方には左右の車輪がそれぞれ載置できるスペ
    ースを有することを特徴とする移動車両用車止め。
  3. 【請求項3】前記車輪載置板の表面または/および裏面
    に凹凸、スパイク、ゴム部材等の何れかの滑り止め部を
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載の移動車
    両用車止め。
  4. 【請求項4】前記移動車両用車止めを設置面に着脱可能
    に固定できるボルト、その他の固定具を前記車輪載置板
    に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の移動
    車両用車止め。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3490623B2 (ja) 1998-12-25 2004-01-26 住友重機械工業株式会社 車輪固定装置

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