JP2595431Y2 - 床用目地カバー装置 - Google Patents

床用目地カバー装置

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JP2595431Y2
JP2595431Y2 JP1993012574U JP1257493U JP2595431Y2 JP 2595431 Y2 JP2595431 Y2 JP 2595431Y2 JP 1993012574 U JP1993012574 U JP 1993012574U JP 1257493 U JP1257493 U JP 1257493U JP 2595431 Y2 JP2595431 Y2 JP 2595431Y2
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JP
Japan
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joint
floor
fixed
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sliding
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JP1993012574U
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JPH0665504U (ja
Inventor
昭三 小林
Original Assignee
カネソウ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、隣接する床間に生じる
目地を被覆するものであって、床間の左右方向及び前後
方向の相対変位に追従することができ、特に大荷重に耐
えられる床用目地カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床用目地カバー装置としては、隣
接する床間の相対移動を吸収するために、一枚のカバー
板を片側のみを床に固定し、他端を他側の床に差し渡す
構造のものが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで上述の構造の
ものはカバー板のみを床間に差し渡すものであり、大荷
重に耐えることができない。従って、目地の上にフォ−
クリフトなどの重量車両が通行すると破損してしまうお
それがある。本考案は、大荷重に耐え得る構造を持ち、
かつ所要の追従性能を備えた床用目地カバー装置の提供
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、目地を介して
隣接する左右の床の一方に固定される断面略L形の保持
受枠と、他方の床に固定される断面略L形で、底辺部を
幅方向に長く形成して、その上面を摺動面とする摺動受
枠とを備え、さらに前記両受枠間に生ずる被着空隙の深
さと略等しい厚さを有し、かつ該被着空隙の幅よりも小
さな幅を有する剛性基蓋の、その上面に前記目地を覆う
カバー板を固着してなり、一端部を前記保持受枠に固定
され、他端部を自由端として、該カバー板の自由端を摺
動受枠側の床上に被着するようにしてなるカバー体を備
えてなるものである。前記剛性基蓋としては、ステンレ
ス,鉄,鋳物等からなる金属製格子蓋、金属受蓋内にコ
ンクリート,合成樹脂,石材等を充填した充填蓋または
コンクリート板,金属板等の剛性のある平板状蓋等が適
用される。
【0005】
【作用】カバー体の下底部となる剛性基蓋は、左右の受
枠間に生ずる被着空隙に被着され、一端部を保持受枠に
固定され、他端部を摺動受枠の摺動面上に支持される。
そして、該剛性基蓋上に固着したカバー板の自由端は摺
動受枠側の床上に被着される。このため、カバー板上か
ら大荷重がかかった場合にも、剛性基蓋がこの荷重を支
えることとなり、耐えることができる。また隣接する床
が左右及び前後方向へ相対移動した場合には、前記カバ
ー体の他端は自由端となっているため、剛性基蓋の自由
端側が摺動受枠の摺動面上を摺動し、かつカバー板の自
由端が一方の床面上を摺動して、目地の遮蔽状態を維持
しながら、該相対移動を吸収することとなる。
【0006】
【実施例】添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。図1,2において床f,fは、目地sを介して隣接
している。そしてこの目地sには本考案に係る床用目地
カバー装置1が付装され、該目地sを遮蔽している。こ
の目地カバー装置1の構成について詳細に説明する。
【0007】床f,fの端部の基盤B,B上には夫々断
面L形の保持受枠2及び摺動受枠10が夫々固結され
る。
【0008】前記保持受枠2は、その立上壁3の背面に
L形の固着片6が固着されており、該固着片6を一方の
基盤Bに植設されたアンカーボルト7に溶接することに
より支持されている。またこの保持受枠2の底辺部4に
は、適宜間隔で固定螺子8が上方へ突出している。該固
定螺子8は底辺部4に透孔を形成し、該底辺部4の下面
にボルトを固着して、その螺子を透孔から上方へ突出す
ることにより設けられる。
【0009】前記摺動受枠10は、底辺部12を前記保
持受枠2の底辺部4に比して長くし、その上面を摺動面
13としている。この摺動受枠10は、立上壁11に溶
接したL形固定片14を他方の基盤B上に固着し、さら
に底辺部12の内端部下面に固着したL形片15を基盤
Bの内隅に固着したL形金属片に溶接することにより所
定高さで、基盤B上に保持される。
【0010】そして、保持受枠2及び摺動受枠10の周
囲にモルタルmが打込まれて床f,fが構成され、該受
枠2,10間に、目地を介して被着空隙18が形成され
る。
【0011】前記被着空隙18には、カバー体20が被
着される。このカバー体20は、剛性基蓋21の上面に
カバー板25を被着して構成される。この剛性基蓋21
は、ステンレス製の金属製格子蓋からなり、グレーチン
グとして一般に用いられるものであり、図3で示すよう
に、ベアリングバー22を定間隔で平行に配置して、こ
れを連結杆23で連結し、さらに端部にエンドバー24
を固着して方形状に構成されるものである。この剛性基
蓋21は被着空隙18の深さと略等しい厚さを有し、か
つ該被着空隙18の幅よりも小さな幅を有するようにし
ている。
【0012】この剛性基蓋21としては、上述のよう
に、グレーチングからなるステンレス製格子蓋の外に、
鉄,鋳物等からなる金属製格子蓋又はコンクリート製基
蓋,金属受蓋内にコンクリート,合成樹脂,石材等を充
填した充填蓋や、その他、コンクリート板,金属板等の
剛性のある平板状蓋等が適用される。
【0013】またカバー板25は、一端を剛性基蓋21
の端部とほぼ一致させ、その一部を前記固定螺子8への
袋状ナット9の螺着操作が可能となるように、該固定螺
子8と一致する位置に開口部26を形成して、これを固
定側としている。そして、他端部を延出し、これを自由
端としている。また前記剛性基蓋21にも開口部26の
直下で、固定螺子8を挿通する透孔が形成された連結板
27が固着される。
【0014】かかる構成のカバー体20は、前記被着空
隙18に被着され、保持受枠2の底辺部4と、摺動受枠
10の底辺部12の摺動面13上に両端支持される。そ
して、前記固定螺子8をゴムクッション28を介して剛
性基蓋21の連結板27の透孔に挿通し、開口部26か
ら固定螺子8に袋状ナット9を螺着する。これにより、
カバー体20の一端部を保持受枠2側に固定する。この
状態で、カバー板25の自由端は一方の床f上に被着さ
れる。また剛性基蓋21の自由端と、摺動受枠10の立
上壁11間には、その相対移動を可能とする摺動間隙が
形成される。
【0015】かかる構成にあって、カバー板25は剛性
基蓋21を介して、保持受枠2及び摺動受枠10に支持
される。このため、カバー板25上に大荷重がかかって
も、剛性基蓋21によって、荷重を支えることができ、
カバー板25の破損、湾曲を生ずることはない。尚、こ
のとき、ゴムクッション28の作用により、上方から衝
撃が加わっても、可及的に衝撃音等が緩和される。
【0016】また床f,f相互が左右及び前後に相対移
動した場合には、剛性基蓋21の自由端が摺動受枠10
の摺動面13上を摺動し、かつ、カバー板25の自由端
が床f上を移動して、目地sの遮蔽を損なうことなく、
その相対移動を吸収する。従って、カバー体20により
無理なく目地sが覆われることとなる。
【0017】
【考案の効果】本考案の目地カバー装置1は、剛性基蓋
21の上面にカバー板25を被着してカバー体20を構
成し、目地の両側で床f,fに保持受枠2及び摺動受枠
10を固着し、その間に被着空隙18を形成して、剛性
基蓋21を被着空隙18に装着するようにして、カバー
板25で目地sを覆うようにしたものであるから、カバ
ー板25上に大荷重がかかっても、剛性基蓋21により
耐えることができ、かつ床f,fが左右及び前後方向に
相対移動した場合にも、前記剛性基蓋21の自由端側が
摺動受枠10の摺動面13上を摺動し、さらにカバー板
25の自由端が床f上を移動して、目地sの遮蔽を維持
しながら、その相対移動を吸収する。このため、所要の
追従性能を維持しながらも、上方から重荷重が掛かって
も、これに耐えることができて、道路や、駐車場等に生
ずる目地を覆うのに最適となる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー体20の被着状態を示す縦断側面図であ
る。
【図2】同斜視図である。
【図3】剛性基蓋21の斜視図である。
【符号の説明】
1 目地カバー装置 2 保持受枠 8 固定螺子 10 摺動受枠 13 摺動面 18 被着空隙 20 カバー体 21 剛性基蓋 25 カバー板 28 ゴムクッション

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目地を介して隣接する左右の床の一方に
    固定される断面略L形の保持受枠と、他方の床に固定さ
    れる断面略L形で、底辺部を幅方向に長く形成して、そ
    の上面を摺動面とする摺動受枠とを備え、 さらに前記両受枠間に生ずる被着空隙の深さと略等しい
    厚さを有し、かつ該被着空隙の幅よりも小さな幅を有す
    る剛性基蓋の、その上面に前記目地を覆うカバー板を固
    着してなり、一端部を前記保持受枠に固定され、他端部
    を自由端として、該カバー板の自由端を摺動受枠側の床
    上に被着するようにしてなるカバー体を備えてなる床用
    目地カバー装置。
JP1993012574U 1993-02-24 1993-02-24 床用目地カバー装置 Expired - Lifetime JP2595431Y2 (ja)

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JPH0665504U JPH0665504U (ja) 1994-09-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006249765A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toda Constr Co Ltd 床用エキスパンションジョイント
JP2009215729A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Kaneso Co Ltd 床用目地カバー装置

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JP2009228348A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Kaneso Co Ltd 床用目地カバー装置

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