JP2506977Y2 - 車輪止め - Google Patents

車輪止め

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JP2506977Y2
JP2506977Y2 JP1992082276U JP8227692U JP2506977Y2 JP 2506977 Y2 JP2506977 Y2 JP 2506977Y2 JP 1992082276 U JP1992082276 U JP 1992082276U JP 8227692 U JP8227692 U JP 8227692U JP 2506977 Y2 JP2506977 Y2 JP 2506977Y2
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JP
Japan
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main body
friction material
wheel stopper
tire
fixed
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JP1992082276U
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JPH0727973U (ja
Inventor
寅恵 鈴木
Original Assignee
スズエ電機株式会社
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、停車あるいは駐車中の
トラック、自動車等の車両が不用意に移動するのを阻止
する車輪止めに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としてプラスチック材により
前部から後部に向かって次第に高くなる楔形の主体を成
形し、該主体の上面及び下面を平滑な面に形成し、主体
の下面に木材又は金属スパイクからなる接地部材あるい
は摩擦材を設けてなる楔形の車輪止めがあった(実開昭
52−28833号公報、実開平2−69566号公報
参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものは、
体の下面が広面積となっていたので、路面が軟弱の場合
には、主体の下面に設けた接地部材(又は摩擦材)のみ
が路面に食い込み、主体 の下面は食い込まなくなる。こ
のため、接地部材の食い込み量が不足し、車輪止めの機
能が低下する欠点があった。また、接地部材(又は摩擦
材)が磨耗したり脱落したりすると、主体の下面全面が
地面に接触することになり、面圧が低下して滑り易くな
る。 さらに、主体の上面が平滑な面であったため、タイ
ヤとの摩擦抵抗が小さくなってタイヤが主体に食いつき
難くなり、タイヤが主体に乗った際に、タイヤの加重に
よる後方への分力が大きくなって主体が後方に滑り易く
なる。また、車両が発進する際に、タイヤが主体の上面
で滑り易くなり、急な坂道での発進が困難になる等の欠
点があった。本考案は上記欠点を解消した新規な車輪止
めを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、プ
ラスチック材により、前後方向に細長い平面視長方形で
あって、かつ前部から後部に向かって次第に高くなる楔
形の主体を成形し、上部が下部よりも広幅となる断面逆
台形状に形成された軟質性の摩擦材を設け、該摩擦材を
前記主体の成形時に該主体の前部下面に埋込み固着する
とともに、その下部を主体の下面から若干下方に突出さ
せ、主体の下面の中心部に前後方向に細長い深い凹部を
形成し、該凹部を包囲する主体下面の周縁部及び主体の
上面に多数の突起及び凹凸を前後方向に所定ピッチで形
成し、主体の後部に取手を形成し、前記主体の後面に反
射体を固着する構成にしたものである。
【0005】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図において、図1は本考案の実施例を示す側断面
図、図2はその底面図、図3はその背面図である。図1
および図2において、1はプラスチックを主体として形
成された車輪止めであり、プラスチック材により前部
(右部)から後部(左部)に向かって次第に厚肉となる
側面視楔形の主体2を成形する。この主体2はその成形
時に主体2の前部下面にゴム製の摩擦材3を埋込み固着
し、また主体2の後面に取手4を形成する。
【0006】上記摩擦材3は、主体2の幅寸と等しくな
る如く細長く形成し、これを図2に示すように、主体2
の幅方向に配置して該主体2の下面に埋設する。また、
摩擦材3は、図1に示すように、その上部3aを上方に
向かって広幅となる断面逆台形状に形成し、該上部3a
を主体2の成形時にその前部下面に埋込み、また摩擦材
3の下部3bは主体2の下面から僅かに下方に突出させ
る。
【0007】上記取手4は、図1および図2に示すよう
に、主体2の後部を後方かつ下方に向けて突出させ、該
後部の後端および幅方向両端を除く中間部を成形時に肉
抜き(ア)して上記後端部を断面略円形にすることによ
り、主体2の後端部に両持ち支持された円柱状の取手4
を形成する。
【0008】上記主体2の上面は、図1に示すように、
緩やかな曲面に形成するとともに、該上面に多数の凹凸
5を形成する。また主体2の下面には幅方向に延びる突
起6を前後方向に所定ピッチで形成するとともに、下面
の中心部に前後方向に延びる凹部7を形成し、これによ
り上記各突起6による接地力を増大させる。なお、前述
した摩擦材3の下端は上記突起6の下面よりも僅かに下
方に突出させる。
【0009】上記主体2の後面に反射体9を固着する。
即ち、図1および図3に示すように、取手4の下方に位
置する主体2の後面を地面に対して起立させるととも
に、該後面に背面視長方形状の凹部8を形成し、この凹
部8に夜光塗料が塗布された長方形状の反射体9を嵌合
固着する。
【0010】上記実施例によれば、取手4を持って車輪
止め1を車両のタイヤの下部に押し込むと、車輪止め1
の前部が上記タイヤによって路面に押圧され、摩擦材3
が路面と強固に摩擦係合する。この場合、車両の負荷に
より摩擦材3が所定値を超えて弾性変形すると、前部側
の突起6が路面に接触して上記摩擦材3の過大な変形を
防止し、該摩擦材3の損傷を防止する。また、摩擦材3
はその上部が広幅となって主体2内に侵入して固着され
ているので、固着力が大きくなるとともに、該固着力は
水および気温変動によって左右されなくなる。
【0011】また、主体2の下面の中心部に深い凹部7
を形成し、該凹部7を包囲する主体下面の周縁部に多数
の突起6を形成したので、主体2の下面は路面に対する
面圧が高くなり、スリップし難くなるとともに、軟弱な
路面に対しては主体2の下部、つまり上記突起6が路面
に深く食い込み、車輪止め機能を有効に発揮することに
なる。さらに、主体2の上面に多数の凹凸5を前後方向
に所定ピッチで形成したので、主体2とタイヤとの摩擦
抵抗が大きくなり、タイヤが主体に乗った際にタイヤが
主体2に食いつき、タイヤの加重による後方への分力が
小さくなって主体が後方に滑り難くなる。また、車両が
発進する際にタイヤがスリップし難くなり発進が円滑な
る。
【0012】また、主体2の後面に固着した反射体9
は、車両のタイヤを係止した際に、光線を後方に反射
し、これにより使用者は車輪止め1の存在の有無を容易
に確認することができ、車輪止め忘れを防止することが
できる。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案
は、断面逆台形状に形成した軟質性の摩擦材を、主体の
成形時に該主体に埋込み固着するようにしたので、摩擦
材は水および気温変動等に左右されることなく、主体に
強固に固着されることになる。また、車輪止め時にタイ
ヤによって最初に負荷を受ける主体の前部下面に上記摩
擦材を設けたので、高価な摩擦材の消費量を低減しなが
ら、車輪止め時における路面との係合力を高くすること
ができる。 また、主体の下面の中心部に深い凹部を形成
し、該凹部を包囲する主体下面の周縁部に多数の突起を
形成したので、主体下面の路面に対する面圧が高くな
り、スリップし難くなるとともに、軟弱な路面に対して
は主体の下部、つまり上記突起が路面に深く食い込み、
車輪止め機能が有効に発揮されることになる。 さらに、
主体の上面に多数の凹凸を前後方向に所定ピッチで形成
したので、主体とタイヤとの摩擦抵抗が大きくなり、タ
イヤが主体に乗った際にタイヤが主体 に食いつき、タイ
ヤの加重による後方への分力が小さくなって主体が後方
に滑り難くなる。また、車両が発進する際にタイヤがス
リップし難くなり発進が円滑なる。また、主体の後部に
取手および反射体を設けたので、取付け、取外しが容易
に行なえるとともに、車輪止めの存在の有無を容易に確
認することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の背面図である。
【符号の説明】
1 車輪止め 2 主体 3 摩擦材 3a 上部 3b 下部 4 取手 5 凹凸 6 突起 7 凹部 8 凹部 9 反射体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック材により、前後方向に細長
    い平面視長方形であって、かつ前部から後部に向かって
    次第に高くなる楔形の主体(2)を成形し、上部が下部
    よりも広幅となる断面逆台形状に形成された軟質性の摩
    擦材(3)を設け、該摩擦材(3)を前記主体(2)の
    成形時に該主体(2)の前部下面に埋込み固着するとと
    もに、その下部を主体(2)の下面から若干下方に突出
    させ、主体(2)の下面の中心部に前後方向に細長い深
    い凹部(7)を形成し、該凹部(7)を包囲する主体
    (2)下面の周縁部及び主体(2)の上面に多数の突起
    (6)及び凹凸(5)を前後方向に所定ピッチで形成
    し、主体(2)の後部に取手(4)を形成し、前記主体
    (2)の後面に反射体(9)を固着したことを特徴とす
    る車輪止め。
JP1992082276U 1992-11-02 1992-11-02 車輪止め Expired - Lifetime JP2506977Y2 (ja)

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JPH0727973U JPH0727973U (ja) 1995-05-23
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