JP7195607B2 - 車輪止め - Google Patents

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Description

本発明は車両の移動を防止する車輪止めに関する。
従来、車輪止め本体の底面に滑り止め部材を埋め込み固着している車輪止めが知られている。例えば、特許文献1に記載の考案では、車輪止め本体の底面に、上部が下部よりも広幅となる断面逆台形状に形成された軟質性の摩擦材(滑り止め部)を設け、該摩擦材を車輪止め本体の成形時に前部底面に埋込み固着して成る車輪止めが提案されている。
実開平07-027973号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、摩擦面として作用する摩擦材の下部全体が車輪止めを車両のタイヤと地面との間に挿し込む際、又は、引き抜く際に接地するため、摩擦材の下部が摩耗し易いという問題がある。
本発明の一態様は、滑り止め部の摩耗を低減することができる車輪止めを実現することを目的とする。
車輪止めの一端から他端へ向かって高さが高くなり、車輪の外周面に接触する車輪接触部と、被接地面に接地する接地面を有する底部と、前記接地面より前記一端側に位置する滑り止め部と、を備え、前記滑り止め部は、前記被接地面と対向する対向面を有し、前記対向面の少なくとも一部は、前記被接地面から離間している構成である。
本発明の一態様によれば、滑り止め部の摩耗を低減することができる車輪止めを実現することができる。
(a)~(d)は本発明の一実施形態に係る車輪止めを示し、(a)は上記車輪止めを示す上面斜視図であり、(b)は上記車輪止めを示す底面図であり、(c)は(b)に示すA-A断面図であり、(d)は上記車輪止めを示す底面斜視図である。 (a)は上記車輪止めを地面に置いた状態を示す側面図であり、(b)は(a)に示す破線部の部分拡大図である。 (a)は上記車輪止めが有する取付穴を示す斜視図であり、(b)は上記取付穴に取り付けられる滑り止め部を示す斜視図である。 (a)~(c)は上記車輪止めの使用状態を示し、(a)は上記車輪止めをタイヤと地面との間に挿し込んだ状態を示す側面図であり、(b)は上記車輪止めに車重が加わった状態を示す側面図であり、(c)は(b)に示す破線部の部分拡大図である。 (a)~(c)は上記車輪止めの変形例を示し、(a)は上記車輪止めの側面図であり、(b)は(a)に示す破線部の部分拡大図であり、(c)は上記車輪止めの底面斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本発明の一実施形態について説明をするにあたり、車輪止め1の向き(方向)を、図1の(a)に示す方位、すなわち、タイヤ30と地面G(被接地面)との間に挿し込まれる車輪止め1の先端側を前方(正面)とし、該前方を基準として、後ろ側を後方(背面)、左側を左面(左側面)、右側を右面(右側面)、上側を上方(上面)、下側を下方(底面)とする。
図1の(a)~(d)は本発明の一実施形態に係る車輪止め1を示す。具体的には、図1の(a)は車輪止め1を示す上面斜視図であり、図1の(b)は車輪止め1を示す底面図であり、図1の(c)は図1の(b)に示すA-A断面図であり、図1の(d)は車輪止め1を示す底面斜視図である。車輪止め1は、タイヤ30と地面Gとの間に挿し込まれ、自動車等の車両が移動することを防止するものである。
(車輪止めの構成)
車輪止め1は、側面視において楔形の形状を有する、プラスチックを主体として成形された本体と、該本体の底部14に取り付けられた滑り止め部22とを備えている。
車輪止め1は、その上面に、前方側の一端から後方側の他端へ向かって高くなり、タイヤ30のトレッド30a(車輪の外周面)に接触するタイヤ接触部10(車輪接触部)を備える。タイヤ接触部10は、前方からに順に配置された始端面10a、凹凸面10b、および終端面10cを有している。
また、車輪止め1の上面の中央部分には凹部15が形成されており、この凹部15を包囲するようにタイヤ接触部10が配置されている(図1の(a)に示すハッチング部分)。凹部15を形成することにより、トレッド30aとタイヤ接触部10とが接触する面積が小さくなる。そのため、車輪止め1に車重が加わった際に、トレッド30aに凹凸面10bが食い込みやすくなる。また、凹部15を形成することにより、車輪止め1の軽量化を図ることができると共に、製造コストを抑えることができる。
始端面10aは、車輪止め1の上方前方側に設けた前方から後方にかけて上方に傾斜する面である。車輪止め1は、始端面10aを有することによりタイヤ30と地面Gとの間に挿し込み易くなる。
終端面10cは、タイヤ接触部10の後端に配置され、上方に向けて傾斜した面である。終端面10cの傾斜角度は、始端面10aおよび凹凸面10bのタイヤ周方向に対する傾斜角度よりも大きい。終端面10cは、タイヤ30が車輪止め1を乗り越えて移動することを抑制する。また、終端面10cは、車重が加わると車輪止め1を下方に押しつけるように作用する。そのため、車輪止め1が地面Gに強く押しつけられるため、車輪止め1の車輪止め機能を高めることができる。
タイヤ接触部10の幅(左右方向の長さ)の寸法は特に限定されないが、後述するスパイク部の幅と同じであることが好ましい。ただし、タイヤ接触部10とスパイク部とが同じ幅である点は一例を示したに過ぎず、タイヤ接触部10の幅寸の方が大きくてもよいし、小さくてもよい。
また、車輪止め1の背面には、車輪止め1を持ち運ぶ際、あるいは車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだり、挿し込まれた車輪止め1を引き抜いたりする際に車輪止め1を持ちやすくするための把持部13を備える。
把持部13は、車輪止め1の背面に形成されている。把持部13は、車輪止め1を持ち運ぶ際、あるいは車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだり、挿し込まれた車輪止め1を引き抜いたりする時に車輪止め1を持ちやすくするためのものである。
図1の(c)に示すとおり、把持部13は、底部14の方向へ開口した中空部13aを有している。中空部13aを有することにより、車輪止め1の軽量化を図ることができると共に、使用する樹脂等を低減させて製造コストを抑えることができる。
また、車輪止め1の底部14は、接地部20、傾斜面21、および空洞部24により構成され、傾斜面21に滑り止め部22が取り付けられている。
接地部20は、車輪止め1の右側面および左側面の底部14に前後方向に所定ピッチで設けられた凹凸形状のスパイク部26を有する。接地部20では、スパイク部26の凸頂点、およびスパイク部26を挟んで前後方向に位置する底面が地面Gと直接接する接地面20aとなる。接地面20aは、タイヤ接触部10にタイヤ30からの荷重が加わっていない状態において、地面Gに接地する。すなわち、接地面20aは、車輪止め1の使用時において、常に地面Gに接地する部分である。
接地面20aは、車輪止め1に車重が加わると、地面Gに対する面圧が高くなり、地面Gに強く摩擦するため、車輪止め1の車輪止め機能を高める。また、地面Gが軟弱な場合、スパイク部26が地面Gに食い込むため、車輪止め1のずれを防止できる。
また、底部14は、接地部20の前方側に、車輪止め1の前方へ向かって上方に傾斜した傾斜面21を有する。換言すれば、傾斜面21は、車輪止め1の前方へ向かって地面Gから離間する方向に傾斜している。傾斜面21の傾斜角度は、地面Gに対して約3~6°である。ただし、上述の傾斜角度は、一例を示しているに過ぎず、他の傾斜角度を採用してもよい。この傾斜面21には、滑り止め部22が突設されている。滑り止め部22については、後ほど詳細に説明する。
空洞部24は、底部14の中央からやや後方側に形成された凹部形状の空洞である。車輪止め1に車重が加わると、空洞部24を有することにより、滑り止め部22又はスパイク部26にタイヤ30からの荷重が集中し、車輪止めの機能が効果的に発揮される。
また、空洞部24を有することにより、車輪止め1の軽量化を図ることができると共に、製造コストを抑えることができる。
また、空洞部24は、補強リブ25を備える。補強リブ25は、車輪止め1に加わる車重が所定値を超えることにより車輪止め1が過大に変形することを防止する。
また、車輪止め1は、右側面および左側面に格子状のリブ構造(以下、側面リブ60という。)を備えている。これにより、肉厚を厚くしないで車輪止め1の剛性や強度を大きくできる。そのため、車輪止め1の軽量化を図ることができると共に、製造コストを抑えることができる。さらに、側面リブ60を有することにより、意匠性を向上させることができる。
なお、格子状のリブの構造は特に限定されず、例えば、ハニカムリブ構造であってもよいし、菱形リブ構造であってもよい。
(滑り止め部の取り付け構造)
次に、滑り止め部の取り付け構造について、図2および図3に基づき説明する。図2の(a)は、車輪止め1を地面Gに置いた状態を示す側面図であり、図2の(b)は図2の(a)に示す破線部の部分拡大図である。
滑り止め部22が傾斜面21に突設されていることにより、図2の(a)および(b)に示すとおり、滑り止め部22が地面Gに対して斜めに配置される。そのため、滑り止め部22の一部が地面Gから離間する。より詳細には、滑り止め部22のうち、地面Gと対向する滑り止め部22の摩擦面23(対向面)の少なくとも一部が地面Gから離間する。すなわち、滑り止め部22の摩擦面23の少なくとも一部は、タイヤ接触部10にタイヤ30からの荷重が加わっていない状態において地面Gに接地せず、タイヤ接触部10にタイヤ30からの荷重が加わっている状態において地面Gに接地する。
このように、摩擦面23の少なくとも一部が地面Gから離間することにより、車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだり、挿し込まれた車輪止め1を引き抜いたりする際に、滑り止め部22が地面Gと摩擦することにより摩耗することを抑制することができる。
図3の(a)は車輪止め1が有する取付穴40を示す斜視図であり、図3の(b)は取付穴40に取り付けられる滑り止め部22を示す斜視図である。図3の(a)に示すとおり、傾斜面21には、滑り止め部22を取り付けるための取付穴40が設けられている。
取付穴40は、滑り止め部22の外周面と当接する内周面41を有する。内周面41は、周方向に並ぶ複数の凸形状の寄せリブ42(凸状部)を有する。寄せリブ42は、取付穴40と滑り止め部22との係合力を高めるためのものである。具体的には、滑り止め部22は、取付穴40に圧入することにより嵌着される。滑り止め部22が取付穴40に嵌着されると、滑り止め部22の外周面50に取付穴40の寄せリブ42が圧着する。寄せリブ42が圧着することにより、寄せリブ42に圧力が集中する。寄せリブ42に圧力が集中すると、取付穴40と滑り止め部22との係合力が高まる。
また、寄せリブ42は、取付穴40と滑り止め部22との間に隙間をつくる役割を果たす。滑り止め部22と取付穴40との間に隙間をつくることにより、該隙間が空気の逃げ道となり、滑り止め部22を圧入する際、空気が隙間から逃げて滑り止め部22の圧入がし易くなる。
また、寄せリブ42を設けることにより、滑り止め部22と取付穴40との間にマイナスドライバ等を挿し込み易くなる。すなわち、取付穴40に寄せリブ42を設けることにより、滑り止め部22と取付穴40との間にマイナスドライバ等を挿し込み、滑り止め部22の交換をし易くするという利点がある。
このように、滑り止め部22は着脱可能なように取付穴40に取り付けられる。そのため、滑り止め部22が摩耗した場合であっても、車輪止め1の本体を再利用することができる。また、車輪止め1を廃棄する際、滑り止め部22と車輪止め1の本体とを分別して廃棄することができる。
また、図3の(b)に示すとおり、滑り止め部22は、底面視において円形状である。滑り止め部22は、傾斜面21に2つ備えられているが、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。滑り止め部22は地面Gと対向する摩擦面23が傾斜面21から突出するように、取付穴40に取り付けられる。
本実施形態では、摩擦面23には、該摩擦面23の周方向に並んだ凹凸部23aが形成されている。凹凸部23aは、滑り止め部22が接地した際に、地面Gと強く摩擦する。よって、滑り止め部22の滑り止め機能を高める。なお、凹凸部23aは必須の構成ではなく、凹凸部23aを省略してもよい。
滑り止め部22は、例えば、柔軟性材料である熱可塑性エラストマー、あるいは加硫ゴムなどにより構成されている。なお、滑り止めとしての効果を奏するものであれば、これらに限定されず、適宜に他の柔軟性材料などを組み合わせてもよい。例えば、ポリプロピレンなどを用いて滑り止め部22の内部(芯部)を成形し、該成形した滑り止め部22の芯部の外側を覆うように熱可塑性エラストマーをコーティングして滑り止め部22を製造してもよい。そうすることにより、滑り止め部22の製造コストを抑えることができる。
(使用状態の説明)
次に、車輪止め1の使用時に傾斜面21および滑り止め部22の使用状態について図4に基づいて説明する。図4の(a)~(c)は車輪止め1の使用状態を示す。具体的には、図4の(a)は車輪止め1をタイヤ30のトレッド30aと地面Gとの間に挿し込んだ状態を示す側面図であり、図4の(b)は車輪止め1に車重が加わった状態を示す側面図であり、図4の(c)は図4の(b)に示す破線部の部分拡大図である。
なお、図4の(a)に示す、車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだ状態とは、車輪止め1に車両の車重が加わっていない状態である。また、図4の(b)に示す、車輪止め1に車重が加わった状態とは、車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだ後に車両が移動したことによって、車輪止め1にタイヤ30の一部又は全部が乗り上げた状態である。
図4の(a)に示すとおり、車輪止め1に車重が加わっていない状態では、傾斜面21に設けられた滑り止め部22の摩擦面23の一部が地面Gから離間している状態となる。従って、車輪止め1をタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだり、挿し込まれた車輪止め1を引き抜いたりする際に、滑り止め部22が地面Gと摩擦することにより摩耗することを抑制することができる。
一方、図4の(b)および(c)に示すとおり、車輪止め1に車重が加わった状態では、傾斜面21の摩擦面23全体が接地する。具体的には、車重が加わるとタイヤ30によって輪止め1が地面Gに押圧される。車輪止め1がタイヤ30に押圧され、車輪止め1が撓むことによって、摩擦面23全体が接地する。これにより、車輪止め1に車重が加わった状態では、十分な滑り止め効果が得られることになる。
このように、本実施形態によれば、車輪止め1を車両のタイヤ30と地面Gとの間に挿し込む際、又は、引き抜く際に摩擦材の下部が摩耗し難く摩擦材の摩耗を低減しつつ、車輪止め1に車重が加わった状態では十分な滑り止め部効果が得られる車輪止め1を実現することができる。
〔変形例〕
図5の(a)~(c)は、車輪止め1の変形例である車輪止め1aを示す。具体的には、図5の(a)は車輪止め1aの側面図であり、図5の(b)は図5の(a)に示す破線部の部分拡大図であり、図5の(c)は車輪止め1aの底面斜視図である。
上述の実施形態において、車輪止め1は傾斜面21を備える構成としているが、傾斜面21に代えて、段差面21aを備えていてもよい。この段差面21aによっても、滑り止め部22の摩耗を低減することが可能である。
具体的には、図5の(a)に示すとおり、底部14の前方側に段差面21aを設ける構成とする。段差面21aは、図5の(b)に示すとおり、接地部20よりも前方側に設けられ、地面Gに対して接地面20aよりも上方に配置されている。
この段差面21aに、滑り止め部22が突設されている。これにより、滑り止め部22の摩擦面23全体が地面Gから離間する。
滑り止め部22が地面Gから離間することにより、車輪止め1aをタイヤ30と地面Gとの間に挿し込んだり、挿し込まれた車輪止め1aを引き抜いたりする時に、滑り止め部22が地面Gと摩擦することにより摩耗することを抑制することができる。よって、滑り止め部22の摩耗を低減することができる車輪止め1aを実現することができる。
なお、滑り止め部の形状は特に限定されない。図5の(c)に示すとおり、横長の滑り止め部22aであってもよい。滑り止め部の形状は、本発明の効果を奏する範囲内において、様々な形状を採用することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る車輪止め1(1a)は、車輪止め1の一端(前方)から他端(後方)へ向かって高さが高くなり、車輪(タイヤ30)の外周面(トレッド30a)に接触する車輪接触部(タイヤ接触部10)と、被接地面(地面G)に接地する接地面20aを有する底部14と、前記接地面20aより前記一端側に位置する、滑り止め部22と、を備え、前記滑り止め部22は、前記被接地面(地面G)と対向する対向面(摩擦面23)を有し、前記対向面(摩擦面23)の少なくとも一部は、前記被接地面(地面G)から離間している、構成である。
上記の構成によれば、滑り止め部22が有する摩擦面23の少なくとも一部は、地面Gから離間することになるため、地面Gに接地する面積を小さくすることができる。よって、車輪止め1を車両のタイヤ30と地面Gとの間に挿し込む際、又は、引き抜く際に滑り止め部22材が地面Gと擦れることにより摩耗することを抑制できる。
本発明の態様2に係る車輪止め1は、前記態様1において、前記底部14は、前記接地面20aより前記一端側に、前記一端側へ向かって上方に傾斜した傾斜面21、又は、前記接地面20aよりも上方に位置している段差面21a、を有し、前記傾斜面21、又は、前記段差面21aから、前記滑り止め部22が突出している構成としてもよい。
上記の構成によれば、滑り止め部22は、車輪止め1の前方へ向かって上方に傾斜する傾斜面21に突設されるため、地面Gに接地する面積を小さくすることができる。また、滑り止め部22は、接地面20aよりも上方に位置する段差面21aに突設されるため、地面Gに接地する面積を小さくすることができる。よって、車輪止め1を車両のタイヤ30と地面Gとの間に挿し込む際、又は、引き抜く際に滑り止め部22材が地面Gと擦れることにより摩耗することを抑制できる。
本発明の態様3に係る車輪止め1は、前記態様1または2において、前記滑り止め部22は、着脱可能に取り付けられている構成としてもよい。
上記の構成によれば、滑り止め部22のみを着脱して交換可能であるため、滑り止め部22が摩耗した場合であっても、車輪止め1本体を再利用することができる。また、車輪止め1を廃棄する際、滑り止め部22と車輪止め1本体とを分別して廃棄することができる。
本発明の態様4に係る車輪止め1は、前記態様1から3において、前記底部14は、前記傾斜面21又は前記段差面21aに、前記滑り止め部22を取り付けるための取付穴40を有し、前記滑り止め部22の外周面50と当接する前記取付穴40の内周面41に、該内周面41の周方向に並ぶ複数の凸状部(寄せリブ42)が形成されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、滑り止め部22を取付穴40に嵌着させることができると共に、滑り止め部22の取り外しが容易になる。
すなわち、滑り止め部22を取付穴40に取り付けたとき、滑り止め部22の外周面50に寄せリブ42(凸状部)が圧着する。該凸状部が滑り止め部22の外周面50に圧着することにより、滑り止め部22のがたつきを防止できる。また、上記凸状部を形成することにより滑り止め部22を取付穴40に圧入する際、滑り止め部22の外周面50と取付穴40の内周面41との隙間が空気の逃げ道となり、滑り止め部22が圧入し易くなる。さらに、上記凸状部を形成することにより滑り止め部22の外周面50と取付穴40の内周面41との隙間にマイナスドライバ等を挿し込みやすくなり、滑り止め部22を取り外す際の取り外し作業が容易になる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a 車輪止め
10 タイヤ接触部(車輪接触部)
14 底部
20 接地部
20a 接地面
21 傾斜面
21a 段差面
22、22a 滑り止め部
23 摩擦面(対向面)
30 タイヤ
30a トレッド(車輪の外周面)
40 取付穴
41 内周面
42 寄せリブ(凸状部)
50 外周面
60 側面リブ(格子状のリブ構造)
G 地面(被接地面)

Claims (4)

  1. 車輪止めの一端から他端へ向かって高さが高くなり、車輪の外周面に接触する車輪接触部と、
    被接地面に接地する接地面を有する底部と、
    前記接地面より前記一端側に位置する、滑り止め部と、
    を備え、
    前記滑り止め部は、前記被接地面と対向する対向面を有し、
    前記車輪接触部に荷重が加わっていない状態において、前記対向面の少なくとも一部は、前記被接地面から離間している、
    ことを特徴とする車輪止め。
  2. 前記底部は、前記接地面より前記一端側に、
    前記一端側へ向かって上方に傾斜した傾斜面、
    又は、
    前記接地面よりも上方に位置している段差面、
    を有し、
    前記傾斜面、又は、前記段差面から、前記滑り止め部が突出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輪止め。
  3. 前記滑り止め部は、着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車輪止め。
  4. 前記底部は、前記傾斜面、又は、前記段差面に、前記滑り止め部を取り付けるための取付穴を有し、
    前記滑り止め部の外周面と当接する前記取付穴の内周面に、該内周面の周方向に並ぶ複数の凸状部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車輪止め。
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