JP6276659B2 - 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤ加硫用金型 - Google Patents

空気入りタイヤ及び空気入りタイヤ加硫用金型 Download PDF

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Description

本発明は、トレッド部にスタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔を備えた空気入りタイヤ、及び該空気入りタイヤを成形するための空気入りタイヤ加硫用金型に関する。
従来、氷雪路面での走行性能を向上させたタイヤとして、トレッド部にスタッドピンが埋設されたスタッダブルタイヤが知られている。スタッドピンは、トレッド部に形成されたスタッドピン孔に打ち込まれており、周囲がトレッド部の弾性力で締め付けられることでトレッド部に保持されている。
このようなスタッダブルタイヤにおいては、スタッドピンは、走行時に路面入力を受けて、スタッドピン孔内で回転したり、変位してスタッドピン孔内を変形させたりして、そのためスタッドピン周りのトレッドゴムが損耗しやすい。そして、トレッドゴムの損耗が進行するにつれて、スタッドピンの周囲を締め付けるトレッドゴムの弾性力が弱まり、スタッドピンがスタッドピン孔から抜け落ちるという問題があった。
上記問題に対して、特許文献1には、スタッドピンをスタッドピン孔に装着したときに、スタッドピンに形成した凹部をトレッドゴムで埋めることで、スタッドピン孔におけるスタッドピンの動きを抑制することが開示されている。また、特許文献2には、スタッドピンのタイヤ径方向の内側の端面に凹凸模様を刻設することで、スタッドピン孔におけるスタッドピンの動きを抑制することが開示されている。
特表2011−521829号公報 実開昭62−64604号公報
しかしながら、特許文献1及び2はいずれも、スタッドピンの形状を工夫することで、スタッドピンの耐抜け性を向上させるものであり、従来のスタッドピンは使えず、専用のスタッドピンを必要とする。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、専用のスタッドピンを必要とすることなく、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる空気入りタイヤを得ることを目的とする。
本発明は、スタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔が形成されたトレッド部を備えた空気入りタイヤであって、前記スタッドピン孔の孔壁面の少なくとも一部には、粗面化された粗面化部が設けられている、ことを特徴とする。
本構成によれば、スタッドピン孔は、孔壁面の少なくとも一部に粗面化部が設けられているので、粗面化部とスタッドピンとの間の摩擦抵抗が増大することになる。これにより、スタッドピン孔内におけるスタッドピンの動きを抑制して、孔壁面の損耗を抑制できる。この結果、スタッドピン孔によるスタッドピンの保持性能を維持しやすく、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。しかも、従来のスタッドピンを流用できるので、スタッドピンの汎用性を損なうことがない。
前記スタッドピン孔は、前記トレッド部の踏面側に開口しており、前記スタッドピンのピン本体が配置される、踏面側円筒部と、前記踏面側円筒部の前記スタッドピン孔の底部側の端部に設けられており、前記スタッドピンのフランジが配置される、前記踏面側円筒部より大径の拡径部と、を備え、前記拡径部は、最大径部より前記底部側の第1部分と、前記最大径部より前記踏面側の第2部分と、を備えていることが好ましい。
本構成によれば、底部にフランジを有するスタッドピンを使用する場合に、スタッドピン孔の拡径部と、スタッドピンのフランジと、によりスタッドピンの抜けに抗する係止部を構成できるので、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
前記粗面化部は、前記拡径部の前記第1部分の前記孔壁面に設けられている、ことが好ましい。
本構成によれば、スタッドピンのフランジの底部側部分における、スタッドピン孔の孔壁面との間の摩擦抵抗が増大する。ピン本体に対して拡径されたフランジにおいて摩擦抵抗が増大することにより、該摩擦抵抗による回転モーメントを効果的に増大させることができる。すなわち、スタッドピンを回転させようとする外力に抗して生じる回転モーメントをより増大できるので、スタッドピンの回転動きを抑制して、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
前記粗面化部は、前記拡径部の前記第2部分の前記孔壁面に設けられている、ことが好ましい。
本構成によれば、スタッドピンのフランジの踏面側部分における、スタッドピン孔の孔壁面との間の摩擦抵抗が増大する。これにより、スタッドピンのフランジの踏面側部分とスタッドピン孔の拡径部の第2部分との間に構成される係止部における、スタッドピンの動きを抑制して、係止部の損耗を抑制できる。この結果、前記係止部におけるスタッドピンの保持性能を維持しやすく、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
前記粗面化部は、前記踏面側円筒面の前記孔壁面に設けられている、ことが好ましい。
本構成によれば、スタッドピンのピン本体と、スタッドピン孔の孔壁面との間の摩擦抵抗を増大させることができる。これにより、スタッドピン孔におけるスタッドピンの動きを抑制して、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
前記粗面化部には、前記スタッドピン孔の周方向に延在する周方向溝がさらに形成されている、ことが好ましい。
本構成によれば、周方向溝は、スタッドピン孔の軸線方向に直交するように配置されており、且つ、周方向溝により孔壁部が複数の部分孔壁部に分断されることになる。これにより、孔壁部とスタッドピンとの間の摩擦抵抗をスタッドピンの抜け方向に抗して断続的に生じさせることで、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
しかも、周方向溝によりスタッドピン孔の孔壁部に環状突起が形成されることになる。環状突起は、スタッドピン孔の軸線方向に直交するように延在するので、スタッドピンの軸線方向の動きに弾性的に抗して、スタッドピンの動きを効果的に緩和させることができる。すなわち、環状突起によれば、スタッドピンの動きを抑制して、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
前記粗面化部は、ローレット状又は梨地状を呈する粗面に形成されている、ことが好ましい。
本構成によれば、粗面化部を容易に形成できると共に、該粗面化部の粗度のバラツキを低減できる。これにより、スタッドピンとスタッドピン孔との間に生じる摩擦抵抗を安定させることができる。
前記粗面化部は、10点平均粗さRzが25〜50μmの範囲に成形されている、ことが好ましい。
本構成によれば、孔壁面とスタッドピンとの間の摩擦抵抗を好適に生じさせて、スタッドピンの耐抜け性能を向上させることができる。すなわち、粗面部の10点平均粗さRが25μmよりも小さい場合、粗面部の表面が滑らかになり、摩擦抵抗が十分に生じない。一方、粗面部の10点平均粗さRが50μmよりも大きい場合、スタッドピンの周部への粗面化部の追従性が悪いために、粗面化部とスタッドピンとの間の当接部の面積が小さくなり、摩擦抵抗が十分に生じない。
また、本発明の他の側面に係る発明は、スタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔が形成されたトレッド部を備えた空気入りタイヤを成形するための、空気入りタイヤ加硫成形用金型であって、トレッド部を成形するためのトレッド成形型と、前記トレッド成形型に取り付けられており、前記トレッド成形型からタイヤ径方向の内側に突出した突出部の少なくとも一部が粗面に形成されている、スタッドピン孔成形ピンと、を備えている、ことを特徴とする。
本構成によれば、粗面に形成されたスタッドピン孔成形ピンを用いることで、粗面化部が設けられた孔壁面を有するスタッド孔を備えた、空気入りタイヤを容易に加硫成形できる。
本発明に係る空気入りタイヤ及び空気入りタイヤ加硫用金型によれば、専用のスタッドピンを必要とすることなく、スタッドピンの耐抜け性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部に形成されたトレッドパターンを展開して示す平面図。 スタッドピンの側面図。 トレッド部に形成されたスタッドピン孔の断面図。 スタッドピン孔にスタッドピンを埋設した状態を示す断面図。 他の実施形態に係るスタッドピン孔を示す図3と同様の断面図。 図5のスタッドピン孔にスタッドピンを埋設した状態を示す断面図。 他の実施形態に係るスタッドピン孔を示す図3と同様の断面図。 図7のスタッドピン孔にスタッドピンを埋設した状態を示す断面図。 他の実施形態に係る図3と同様の断面図。 スタッド孔成形ピンをトレッド成形型に組み付けた状態を示す断面図。 スタッドピン孔成形ピンの粗面に形成された部分を拡大して示す拡大図。 図11Aのスタッドピンにより成形されたスタッドピン孔の粗面化部を拡大して示す拡大図。 他の実施形態に係る図11Aと同様の拡大図。 他の実施形態に係る図11Bと同様の拡大図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ1のトレッド部2を展開して示す平面図である。図1に示されるように、トレッド部2には、タイヤ周方向にジグザグ状に延びる複数の主溝3と、タイヤ幅方向に延在する複数の横溝4と、が形成されており、これらの主溝3及び横溝4により、複数のブロック5が画定されている。スタッドピン10は、ブロック5の一部に形成されたスタッドピン孔20に埋設されている。
図2は、スタッドピン10の側面図である。なお、スタッドピン10がスタッドピン孔20に埋設された状態にて、トレッド部2の踏面側(トレッド面)の端部を頂部と称し、タイヤ径方向の内側の端部を底部と称する。図2に示されるように、スタッドピン10は、専用に製作されたものでなく従来から使用されているものであり、一般的な形状を有している。具体的には、スタッドピン10は、略円柱状のピン本体11と、ピン本体11の頂部側(図2中上端側)に設けられたチップ12と、ピン本体11の基端部側(図2中下端側)にピン本体11の外径よりも大きな外径を有するフランジ13と、を有している。
ピン本体11は、軽い金属材料(例えば、アルミニウム合金)からなり、底部にフランジ13が一体に形成されている。チップ12は、路面に当接して氷雪を粉砕するように硬い金属材料(例えば、タングステン又は超硬合金)からなり、ピン本体11の頂部に、例えばロウ付けにより接合されている。フランジ13は、最大外径部13aを挟んで、下側のフランジ下部13bと、上側のフランジ上部13cと、に区分されている。
図3は、スタッドピン孔20の軸線方向に沿った断面図であり、スタッドピン10が埋設されていない状態を示す。図3に示されるように、スタッドピン孔20は、トレッド部2の踏面に開口する踏面側円筒部21と、踏面側円筒部21の底部に隣接して設けられており、踏面側円筒部21よりも拡径された拡径部22とを、有している。スタッドピン孔20は、スタッドピン10が埋設された状態にて、踏面側円筒部21がスタッドピン10のピン本体11に対応して位置すると共に、拡径部22がスタッドピン10のフランジ13に対応して位置するように形成されている。
スタッドピン孔20の踏面側円筒部21における孔径D1は、スタッドピン10のピン本体11の外径D2(図2参照)よりも小さく形成されている。同様に、スタッドピン孔20の拡径部22における最大孔径D3は、フランジ13の最大外径D4(図2参照)よりも小さく形成されている。このように、スタッドピン孔20の各部の孔径をスタッドピン10のピン本体11及びフランジ13の外径に対して小さく形成することで、この径の差を締め代として、スタッドピン10はスタッドピン孔20に弾性的に保持されている。
スタッドピン孔20の拡径部22は、最大外径部22aを挟んで、下側に位置する拡径部下部22b(第1部分)と、上側に位置する拡径部上部22c(第2部分)と、に区分されている。拡径部下部22bは、スタッドピン孔20の底部を形成している。拡径部上部22cは、最大外径部22aから踏面側円筒部21の下端部に至るように、踏面側に向けて先細りに形成されている。
また、スタッドピン孔20の孔壁面の少なくとも一部には、粗面化された粗面化部が設けられている。本実施形態においては、粗面化部は、図3中にハッチングを付して示すように拡径部下部22bの孔壁面に設けられている。具体的には、粗面化部の粗度は、ローレット状又は梨地状(図9参照)を呈しており、10点平均粗さRで25μm〜50μmの範囲に成形されている。
一方、踏面側円筒部21及び拡径部上部22cの孔壁面は、粗面化されていない非粗面化部である。言い換えると、踏面側円筒部21及び拡径部上部22cの孔壁面の粗度は、10点平均粗さRで25μmより小さく成形されている。
図4は、スタッドピン10をスタッドピン孔20に埋設した状態を示す断面図である。図4において、スタッドピン10が埋設される前のスタッドピン孔20を、斜線で示している。図4に示されるように、スタッドピン10は、ピン本体11の先端部11a及びチップ12が、トレッド部2から踏面側に露出するように、ピン本体11及びフランジ13がトレッド部2内に埋設されている。
また、図4に示す状態において、スタッドピン10のフランジ13は、変形されたスタッドピン孔20の拡径部22により周囲が覆われている。具体的には、フランジ上部13cは、埋設されたスタッドピン10により拡径された拡径部上部22cにより締め付けられており、フランジ下部13bは、埋設されたスタッドピン10により拡径された拡径部下部22bにより締め付けられている。すなわち、フランジ13と拡径部22とにより、フランジ13の踏面側への抜けを抑制する係止部が構成されている。
上述したように、スタッドピン孔20の拡径部下部22bの孔壁面には粗面化部が設けられているので、拡径部下部22bに当接しているフランジ下部13bにおける摩擦抵抗は、増大することになる。
以上説明した、空気入りタイヤ1によれば、以下の効果を発揮できる。
(1)スタッドピン孔20は、孔壁面の少なくとも一部に粗面化部が設けられているので、粗面化部とスタッドピン10との間の摩擦抵抗が増大することになる。これにより、スタッドピン孔20内におけるスタッドピン10の動きを抑制して、孔壁面の損耗を抑制できる。この結果、スタッドピン孔20によるスタッドピン10の保持性能を維持しやすく、スタッドピン10の耐抜け性を高めることができる。しかも、専用のスタッドピンを必要とせず、従来のスタッドピン10を流用できるので、スタッドンピンの汎用性を損なうことがない。
(2)スタッドピン孔20の拡径部下部22bに粗面化部が設けられているので、拡径部下部22bとフランジ13のフランジ下部13bとの間の摩擦抵抗が増大する。これにより、スタッドピン10のうち拡径された部分での摩擦抵抗が増大することにより、該摩擦抵抗による回転モーメントを効果的に増大させることができる。すなわち、スタッドピン10を回転させようとする外力に抗して生じる回転モーメントをより増大できるので、スタッドピン10の回転動きを抑制して、スタッドピン10の耐抜け性を高めることができる。
(3)粗面化部は、10点平均粗さRが25μm〜50μmの範囲に成形されているので、粗面化部とスタッドピン10との間の摩擦抵抗を好適に生じさせて、スタッドピン10の耐抜け性を高めることができる。
すなわち、粗面化部の10点平均粗さRが25μmよりも小さい場合、粗面化部が滑らかになり、摩擦抵抗が十分に生じない。一方、粗面化部の10点平均粗さRが50μmよりも大きい場合、スタッドピン10への粗面化部への追従性が悪いために粗面化部とスタッドピンとの間の当接部の面積が小さくなり、摩擦抵抗が十分に生じない。
上記実施形態では、スタッドピン孔20の拡径部下部22bに粗面化部を設けたが、これに代えて、若しくはこれに加えて例えば図5に示されるように、拡径部上部22cに粗面化部(図中ハッチングを付して示す)を設けてもよい。さらに、拡径部上部22cに周方向溝23を形成してもよい。周方向溝23は、スタッドピン孔20の周方向に延在しており、スタッドピン10の埋設方向に略直交するように形成されている。また、拡径部上部22cには、周方向溝23により、複数の環状突起24が形成されることになる。
このように構成することで、図6に示されるように、スタッドピン10をスタッドピン孔20に埋設した状態にて、スタッドピン10のフランジ上部13cからピン本体11の下部にわたって、粗面化部が設けられた拡径部上部22cとの間の摩擦抵抗が増大することになる。
これにより、フランジ13と拡径部22との間に構成された係止部における、スタッドピン10の動きを抑制して、拡径部22の損耗を抑制できる。さらに、拡径部上部22cとフランジ上部13cとの間の摩擦抵抗は、スタッドピン10のフランジ上部13cからピン本体11の下部にわたって、踏面側への移動に抗する摩擦抵抗が断続的に生じることになる。したがって、スタッドピンの耐抜け性をより高めることができる。
しかも、周方向溝23によりスタッドピン孔20の孔壁部に環状突起24が形成されることになる。環状突起24は、スタッドピン孔20の軸線方向に直交するように延在するので、スタッドピン10の軸線方向の動きに弾性的に抗して、スタッドピン10の動きを効果的に抑制させることができる。すなわち、環状突起24によれば、スタッドピンの動きを抑制して、スタッドピン10の耐抜け性を高めることができる。
また、図7に示されるように、スタッドピン孔20の踏面側円筒部21に粗面化部(図中ハッチングを付して示す)を設けると共に、踏面側円筒部21に周方向溝23を形成してもよい。このように構成することで、図8に示されるように、スタッドピン10をスタッドピン孔20に埋設した状態にて、ピン本体11は、粗面化部が設けられた踏面側円筒部21の孔壁面に当接することになる。この結果、ピン本体11とスタッドピン孔20との間の摩擦抵抗が増大することになる。
加えて、踏面側円筒部21には周方向溝23が形成されているので、ピン本体11と踏面側円筒部21との間の摩擦抵抗が、踏面側への移動に抗して断続的に生じることになる。また、踏面側円筒部21には周方向溝23により複数条の環状突起24が形成されるので、スタッドピン10のスタッドピン孔20における軸線方向の動きが、より一層抑制されることになる。したがって、スタッドピン10の耐抜け性をより一層高めることができる。
また、上記説明した他、拡径部上部22cのみに粗面化部を設けてもよく、又は踏面側円筒部21のみに粗面化部を設けてもよい。また、拡径部上部22c及び踏面側円筒部21のみに粗面化部を設けてもよい。さらに、周方向溝23を適宜形成してもよい。すなわち、周方向溝23を、拡径部下部22bに形成してもよい。すなわち、スタッドピン孔20の孔壁面の少なくとも一部に、粗面化部を設ければよく、これに加えて、粗面化部に周方向溝23を成形してもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態は、空気入りタイヤを成形するための、空気入りタイヤ加硫用金型に関する。図10は、空気入りタイヤ加硫用金型100の要部拡大断面図であり、本タイヤ加硫用金型100によれば、図5に示すスタッドピン孔20が成形されるようになっている。図10に示されるように、空気入りタイヤ加硫用金型100は、トレッド部を成形するためのトレッド成形型110と、スタッドピン孔を成形するためのスタッドピン孔成形ピン120と、を備えている。
トレッド成形型110は、空気入りタイヤのトレッド面を形成するトレッド成形面111と、スタッドピン孔成形ピン120を取り付けるためのピン取付部112と、を備えている。ピン取付部112には、孔底部に雌ねじ部113が形成されており、トレッド成形面111に開口する口元部に面取り部114が形成されている。
スタッドピン孔成形ピン120には、雄ねじ部121と、円錐座部122と、スタッドピン孔成形部123と、が基部側からタイヤ径方向の内側に向けて順に形成されている。スタッドピン孔成形部123には、ピン円筒部124と、ピン拡径部125と、が形成されている。ピン拡径部125には、最大外径部125aを挟んで、下側のピン拡径部下部125bと、上側のピン拡径部上部125cと、が形成されている。
ピン拡径部125は、表面がローレット加工されている。ピン拡径部125は、径方向の外側へ突出した環状突起125dを備えている。
スタッドピン孔成形ピン120は、雄ねじ部121を、ピン取付部112の雌ねじ部113に螺合させることで、トレッド成形型110に取り付けられている。このとき、スタッドピン孔成形ピン120は、円錐座部122が面取り部114に当接することで、軸線方向の位置決めがなされている。
この状態において、円錐座部122のタイヤ径方向の内側端面122aが、トレッド成形面111と一致するようになっている。これにより、空気入りタイヤを加硫成形したときに、空気入りタイヤのトレッド部の踏面に、スタッドピン孔成形ピン120の円錐座部122と、トレッド成形型110のトレッド成形面111との間に段差が生じることを防止している。
上記実施形態に係る、空気入りタイヤ加硫用金型100によれば、粗面に形成されたスタッドピン孔成形ピン120を用いることで、図5に示されるような、粗面化部が設けられた孔壁面を有するスタッドピン孔20を備えた空気入りタイヤを容易に加硫成形できる。加えて、ピン拡径部125の環状突起125dにより、スタッドピン孔の孔壁部に、周方向溝23を加硫成形できると共に、周方向溝23により環状突起24が画定されることになる。
なお、図10のXI−XI線における断面図である図11Bに示すように、スタッドピン孔成形ピン120の表面125eに溝125fによるローレット加工を施した場合、図11Aに示すように、スタッドピン孔に形成される粗面化部には、スタッドピン孔30の孔壁面31から突出した凸部32が形成される。この場合、スタッドピン孔30の孔壁面31から凸部32が形成されるので、スタッドピンの締め代を増大させることができ、スタッドピンの保持力を増大させやすい。
一方、図11と同様の断面を示す図12Bに示すように、スタッドピン孔成形ピン120の表面125eに浮き出し125gによるローレット加工を施した場合、図12Aに示すように、スタッドピン孔に形成される粗面化部には、スタッドピン孔40の基準壁面41から没入した凹部42が形成される。この場合、スタッドピン孔成形ピン120にローレット加工を溝で形成した場合に比して、スタッドピンとの当接面積を確保しやすく、スタッドピンとの間の摩擦抵抗を生じさせやすい。
本発明は例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変形が可能であることは言うまでもない。
次に、以上説明した空気入りタイヤの作用効果について検証試験を実施した。タイヤサイズを195/65R15として、スタッドピン孔を表1のように構成した、本発明タイヤ(実施例1、2、3)と、比較タイヤとを、それぞれ作製した。比較タイヤに係るスタッドピン孔には、粗面化部は設けられていない。
実施例1に係るスタッドピン孔は、拡径部下部の孔壁面に、ローレット状を呈する粗面化部が設けられている。実施例2に係るスタッドピン孔は、拡径部の孔壁面全体に、ローレット状を呈する粗面化部が設けられている。実施例3に係るスタッドピン孔は、スタッドピン孔の孔壁面全体に、ローレット状を呈する粗面化部が設けられている。
これらの各タイヤに、一般的なスタッドピン(図2参照)を埋設して評価用スタッダブルタイヤを構成した。評価用スタッダブルタイヤを、評価用リムに装着すると共に、内圧210kPaの空気圧にて、乾燥路をスラローム走行にて150km走行した後に、スタッドピンの脱落有無を確認したところ表1に示す結果を得た。
Figure 0006276659
表1に示されるように、比較例1に係る空気入りタイヤはスタッドピンの脱落が認められるが、実施例1〜3に係る空気入りタイヤはいずれも、スタッドピンの脱落が認められない。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 主溝
4 横溝
5 ブロック
10 スタッドピン
11 ピン本体
12 チップ
13 フランジ
20 スタッドピン孔
21 踏面側円筒部
22 拡径部
23 周方向溝
24 環状突起
100 空気入りタイヤ加硫用金型
110 トレッド成形型
120 スタッドピン孔成形ピン

Claims (9)

  1. スタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔が形成されたトレッド部を備え、
    前記スタッドピン孔の孔壁面の少なくとも一部には、粗面化された粗面化部が設けられており、
    前記粗面化部には、前記スタッドピン孔の周方向に延在する周方向溝がさらに形成されている、空気入りタイヤ。
  2. スタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔が形成されたトレッド部を備え、
    前記スタッドピン孔は、
    前記トレッド部の踏面側に開口しており、前記スタッドピンのピン本体が配置される、踏面側円筒部と、
    前記踏面側円筒部の前記スタッドピン孔の底部側の端部に設けられており、前記スタッドピンのフランジが配置される、前記踏面側円筒部より大径の拡径部と、
    を有しており、
    前記スタッドピン孔の孔壁面のうち少なくとも前記拡径部には、粗面化された粗面化部が設けられている、空気入りタイヤ。
  3. 前記拡径部は、最大径部より前記底部側の第1部分と、前記最大径部より前記踏面側の第2部分と、を有しており、
    前記粗面化部は、前記拡径部の前記第1部分の前記孔壁面に設けられている、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記拡径部は、最大径部より前記底部側の第1部分と、前記最大径部より前記踏面側の第2部分と、を有しており、
    前記粗面化部は、前記拡径部の前記第2部分の前記孔壁面に設けられている、請求項2又は請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記粗面化部は、前記踏面側円筒の前記孔壁面に設けられている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記粗面化部は、ローレット状を呈する粗面に形成されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記粗面化部は、梨地状を呈する粗面に形成されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記粗面化部は、10点平均粗さRzが25〜50μmの範囲に成形されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. スタッドピンを埋設するためのスタッドピン孔が形成されたトレッド部を備え、前記スタッドピン孔が、トレッド部の踏面側に開口しており、前記スタッドピンのピン本体が配置される、踏面側円筒部と、前記踏面側円筒部の前記スタッドピン孔の底部側の端部に設けられており、前記スタッドピンのフランジが配置される、前記踏面側円筒部より大径の拡径部とを有している空気入りタイヤを成形するための、空気入りタイヤ加硫成形用金型であって、
    トレッド部を成形するためのトレッド成形型と、
    前記トレッド成形型に取り付けられており、前記トレッド成形型からタイヤ径方向の内側に突出した、前記スタッドピン孔を形成するための突出部を有するスタッドピン孔成形ピンと、
    を備え、
    前記スタッドピン孔成形ピンは、前記突出部のうち、少なくとも前記拡径部に対応する部分が、粗面に形成されている、空気入りタイヤ加硫成形用金型。
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