JP2019064481A - タイヤ - Google Patents
タイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019064481A JP2019064481A JP2017192798A JP2017192798A JP2019064481A JP 2019064481 A JP2019064481 A JP 2019064481A JP 2017192798 A JP2017192798 A JP 2017192798A JP 2017192798 A JP2017192798 A JP 2017192798A JP 2019064481 A JP2019064481 A JP 2019064481A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- land portion
- divided
- circumferential
- land portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
Description
本発明に係るタイヤは、トレッド踏面部に、周溝および横溝が形成されるとともに、これらの周溝および横溝により陸部が区画され、前記陸部にタイヤ幅方向に延びるサイプが形成され、前記陸部が前記サイプによりタイヤ周方向に複数の分割陸部に区画されたタイヤであって、前記分割陸部の外表面のうち、タイヤ周方向を向く周端面に、23℃での弾性率が前記陸部を形成する材質の23℃での弾性率の3倍以上15倍以下である材質で形成された端ゴムが配設され、前記端ゴムは、前記分割陸部の周端面における少なくともタイヤ径方向の外端部に配設されていることを特徴とする。
分割陸部の周端面に、23℃での弾性率が陸部を形成する材質の23℃での弾性率の3倍以上15倍以下である材質で形成された端ゴムが配設されているので、分割陸部の曲げ剛性を高めることが可能になり、サイプを形成したことによる陸部全体の剛性の低下が抑えられ、乾燥路面上での制動性能を確保することができる。
分割陸部の周端面における少なくともタイヤ径方向の外端部に端ゴムが配設されていることから、分割陸部における踏面側の角部に生ずる応力が高められることとなり、前述したように分割陸部の曲げ剛性を高めたことで、接地時に分割陸部が倒れ込み難くなったにもかかわらず、エッジ効果を確実に発現させることができる。
端ゴムを形成する材質の23℃での弾性率が、陸部を形成する材質の23℃での弾性率の3倍未満になると、分割陸部の曲げ剛性が不足し、乾燥路面上での制動性能を確保することができない。端ゴムを形成する材質の23℃での弾性率が、陸部を形成する材質の23℃での弾性率の15倍を超えると、接地時に分割陸部が倒れ込みにくくなり、氷雪路面上で制動性能を発揮させることが困難になる。
端ゴムの厚さが、分割陸部、および分割陸部の両周端面に各別に配設された2つの端ゴム全体のタイヤ周方向の大きさの5%未満になると、分割陸部の曲げ剛性が不足し、乾燥路面上での制動性能を確保することができない。端ゴムの厚さが、分割陸部、および分割陸部の両周端面に各別に配設された2つの端ゴム全体のタイヤ周方向の大きさの20%を超えると、接地時に分割陸部が倒れ込みにくくなるばかりでなく、氷雪を融解しにくく滑りやすい端ゴムの接地面積が広くなり過ぎ、氷雪路面上で制動性能を発揮させることが困難になる。
端ゴムのタイヤ径方向の大きさが、分割陸部の周端面におけるタイヤ径方向の大きさの半分未満になると、分割陸部の曲げ剛性が不足し、乾燥路面上での制動性能を確保することができない。
なお本実施形態では、トレッド部のトレッド踏面部10以外の部分は図示を省略しているが、タイヤ1は、一般的なタイヤ構成部材により周知の構造となっている。すなわち、タイヤ1は、一対のビード部と、トレッド部と、ビード部とトレッド部との間に位置する一対のサイドウォール部と、を備える。タイヤ1は、一対のビードコアと、一対のビードコア間に配置されたカーカスと、カーカスの外周側に配置されたベルトと、トレッド踏面部10を有するトレッドゴムと、を備える。
1つの陸部13において、タイヤ周方向で互いに対向する端ゴム16同士の間の隙間は、例えば約0.4mmとなっている。
なお、端ゴム16は、分割陸部15における側面15b、若しくは踏面15aに配設してもよい。
分割陸部15の周端面における少なくともタイヤ径方向の外端部に端ゴム16が配設されていることから、分割陸部15における踏面15a側の角部に生ずる応力が高められることとなり、前述したように分割陸部15の曲げ剛性を高めたことで、接地時に分割陸部15が倒れ込み難くなったにもかかわらず、エッジ効果を確実に発現させることができる。
端ゴム16の厚さが、分割陸部15、および分割陸部15の両周端面に各別に配設された2つの端ゴム16全体のタイヤ周方向の大きさの5%未満になると、分割陸部15の曲げ剛性が不足し、乾燥路面上での制動性能を確保することができない。端ゴム16の厚さが、分割陸部15、および分割陸部15の両周端面に各別に配設された2つの端ゴム16全体のタイヤ周方向の大きさの20%を超えると、接地時に分割陸部15が倒れ込みにくくなるばかりでなく、氷雪を融解しにくく滑りやすい端ゴム16の接地面積が広くなり過ぎ、氷雪路面上で制動性能を発揮させることが困難になる。
端ゴム16のタイヤ径方向の大きさが、分割陸部15の周端面におけるタイヤ径方向の大きさの半分未満になると、分割陸部15の曲げ剛性が不足し、乾燥路面上での制動性能を確保することができない。
実施例および従来例1、2ともに、サイズを195/65R15とし、200kPaの空気圧をかけて車両に装着し、乾燥路面、氷上路面、および雪上路面それぞれにおいて制動性能を評価した。
評価は、各路面を100km/h、40km/h、および30km/hそれぞれの速度(v)で直進走行中にフル制動したときの制動距離(L)を測定し、走行速度(v)および制動距離(L)から算出した平均減速度(v2/2L)を用いて行った。具体的には、サイプ14および端ゴム16を有しない従来例1のタイヤを装着して、乾燥路面を速度100km/hで直進走行したときに得られた平均減速度を100とした指数で評価した。この場合、数値が大きいほど制動性能が優れていることになる。
その結果、表1に示されるように、実施例のタイヤ1では、氷雪路面および乾燥路面、双方の制動性能を両立することができることが確認された。
前記実施形態では、複数の分割陸部15が、互いに同じ形状でかつ同じ大きさに形成された構成を示したが、複数の分割陸部を互いに異なる形状で異なる大きさとしてもよい。
前記実施形態では、サイプ14を陸部13におけるタイヤ幅方向の全長にわたって形成したが、サイプ14におけるタイヤ幅方向の端部を、陸部13におけるタイヤ幅方向の内側に位置させてもよい。
10 トレッド踏面部
11 周溝
12 横溝
13 陸部
14 サイプ
15 分割陸部
15a 踏面
16 端ゴム
Claims (4)
- トレッド踏面部に、周溝および横溝が形成されるとともに、これらの周溝および横溝により陸部が区画され、前記陸部にタイヤ幅方向に延びるサイプが形成され、前記陸部が前記サイプによりタイヤ周方向に複数の分割陸部に区画されたタイヤであって、
前記分割陸部の外表面のうち、タイヤ周方向を向く周端面に、23℃での弾性率が前記陸部を形成する材質の23℃での弾性率の3倍以上15倍以下である材質で形成された端ゴムが配設され、
前記端ゴムは、前記分割陸部の周端面における少なくともタイヤ径方向の外端部に配設されていることを特徴とするタイヤ。 - 前記端ゴムの厚さが、前記分割陸部、および前記分割陸部の両周端面に各別に配設された2つの前記端ゴム全体のタイヤ周方向の大きさの5%以上20%以下となっていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
- 前記端ゴムは、前記分割陸部の周端面におけるタイヤ径方向の半分以上の範囲にわたって配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ。
- 前記端ゴムは、前記分割陸部の外表面のうち、タイヤ径方向の外側を向く踏面を除く部分に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017192798A JP6949649B2 (ja) | 2017-10-02 | 2017-10-02 | タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017192798A JP6949649B2 (ja) | 2017-10-02 | 2017-10-02 | タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019064481A true JP2019064481A (ja) | 2019-04-25 |
JP6949649B2 JP6949649B2 (ja) | 2021-10-13 |
Family
ID=66337389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017192798A Active JP6949649B2 (ja) | 2017-10-02 | 2017-10-02 | タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6949649B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021088308A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
CN113891808A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-01-04 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
CN113905899A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-01-07 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0747814A (ja) * | 1993-08-03 | 1995-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH08175116A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Bridgestone Corp | 氷上性能を向上させた空気入りタイヤ |
JPH09193618A (ja) * | 1996-01-17 | 1997-07-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2007528312A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-10-11 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 空気圧タイヤ及びその製造方法 |
JP2009132179A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Bridgestone Corp | タイヤ |
JP2010105509A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2013088570A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ用トレッド |
WO2015156397A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びタイヤ |
-
2017
- 2017-10-02 JP JP2017192798A patent/JP6949649B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0747814A (ja) * | 1993-08-03 | 1995-02-21 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH08175116A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Bridgestone Corp | 氷上性能を向上させた空気入りタイヤ |
JPH09193618A (ja) * | 1996-01-17 | 1997-07-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2007528312A (ja) * | 2003-12-30 | 2007-10-11 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 空気圧タイヤ及びその製造方法 |
JP2009132179A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Bridgestone Corp | タイヤ |
JP2010105509A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
WO2013088570A1 (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-20 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ用トレッド |
WO2015156397A1 (ja) * | 2014-04-10 | 2015-10-15 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | タイヤ用トレッド及びタイヤ |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113891808A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-01-04 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
CN113905899A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-01-07 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
CN113905899B (zh) * | 2019-06-14 | 2023-02-17 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
EP3984770A4 (en) * | 2019-06-14 | 2023-06-28 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tire |
JP2021088308A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
WO2021111662A1 (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
CN114746285A (zh) * | 2019-12-05 | 2022-07-12 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
EP4043244A4 (en) * | 2019-12-05 | 2022-11-09 | Bridgestone Corporation | TIRE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6949649B2 (ja) | 2021-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4705684B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
US20170174008A1 (en) | Tread for heavy vehicle tire | |
WO2014196409A1 (ja) | タイヤ | |
JP6211414B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2009145019A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2014181021A (ja) | 空気入りタイヤ | |
KR20150138435A (ko) | 차량용 공기입 타이어 | |
JP5844982B2 (ja) | タイヤ | |
US20170355231A1 (en) | Tread for heavy truck winter tire | |
JP6949649B2 (ja) | タイヤ | |
JP2007176287A (ja) | 空気入りタイヤ | |
US10232669B2 (en) | Heavy duty pneumatic tire | |
WO2017043071A1 (ja) | タイヤ | |
JP2007186121A (ja) | 空気入りタイヤ | |
KR101631758B1 (ko) | 커프 구조 및 그를 포함하는 공기입 타이어 | |
JP2014156190A (ja) | タイヤ | |
JP2008037223A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6198577B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2019026180A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6367139B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5370639B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2009286276A (ja) | 氷雪路用空気入りタイヤ | |
JP2018537337A (ja) | 傾斜側壁付きブロックを有するタイヤ | |
JP5104046B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2016120857A (ja) | 空気入りタイヤ及びその成形型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210914 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6949649 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |