JP2655723B2 - 滑り止めシート - Google Patents
滑り止めシートInfo
- Publication number
- JP2655723B2 JP2655723B2 JP1150833A JP15083389A JP2655723B2 JP 2655723 B2 JP2655723 B2 JP 2655723B2 JP 1150833 A JP1150833 A JP 1150833A JP 15083389 A JP15083389 A JP 15083389A JP 2655723 B2 JP2655723 B2 JP 2655723B2
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- sheet
- flexible sheet
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、凍結路面、雨雪路面等の走行に際し、車輛
タイヤの接地面に貼着して使用する滑り止めシートに関
する。
タイヤの接地面に貼着して使用する滑り止めシートに関
する。
従来の技術 従来のこの種、滑り止め手段としては、特開昭63−30
1111号公報に開示されているように、可撓性シート表面
を平坦に形成して、この平坦表面に直接摩擦材を付着し
た車輛タイヤにおける滑り止めシートが知られている。
1111号公報に開示されているように、可撓性シート表面
を平坦に形成して、この平坦表面に直接摩擦材を付着し
た車輛タイヤにおける滑り止めシートが知られている。
発明が解決しようとする問題点 上述した従来の滑り止めシートによれば、平坦なシー
ト表面に摩擦材を単に付着したものであるから、摩擦作
用が減殺され、従って所期のスリップ止め目的を有効に
達成できず、耐用寿命が短い欠点があった。
ト表面に摩擦材を単に付着したものであるから、摩擦作
用が減殺され、従って所期のスリップ止め目的を有効に
達成できず、耐用寿命が短い欠点があった。
本発明は上記問題に鑑みスリップ止め効果と耐用寿命
に優れた滑り止めシートを提供するものである。
に優れた滑り止めシートを提供するものである。
問題点を解決するための手段 而して、本発明の車輛タイヤに貼付する滑り止めシー
トは、可撓性シートの表面に周壁で囲まれた有底孔を形
成し、該有底孔内に摩擦材を保持させてトレッド主体)
を形成すると共に、このトレッド主体の周壁に一端部を
連設し、他端を自由端とした溝を介して分割されたトレ
ッド片を形成し、該トレッド片を上記トレッド主体を中
心に放射状に配したものである。
トは、可撓性シートの表面に周壁で囲まれた有底孔を形
成し、該有底孔内に摩擦材を保持させてトレッド主体)
を形成すると共に、このトレッド主体の周壁に一端部を
連設し、他端を自由端とした溝を介して分割されたトレ
ッド片を形成し、該トレッド片を上記トレッド主体を中
心に放射状に配したものである。
作用 本発明に係る滑り止めシートは、周壁で囲まれた有底
孔内に摩擦材を保有せるトレッド主体にて良好な摩擦効
果(スパイク効果)を発揮しながら、該トレッド主体を
中心にしてその周壁から放射状に延びる各トレッド片
が、該トレッド主体を支えとして、その先端側において
分割溝を介し良好に変形し各方向への制動効果を適切に
発揮する。
孔内に摩擦材を保有せるトレッド主体にて良好な摩擦効
果(スパイク効果)を発揮しながら、該トレッド主体を
中心にしてその周壁から放射状に延びる各トレッド片
が、該トレッド主体を支えとして、その先端側において
分割溝を介し良好に変形し各方向への制動効果を適切に
発揮する。
よって摩擦材を保有せるトレッド主体による滑り止め
作用と、該トレッド主体を中心として放射状に延ばされ
た各トレッド片による滑り止め作用とが相俟って、優れ
たタイヤの駆動力、制動力、旋回力が得られ、安定走行
に寄与することができる。
作用と、該トレッド主体を中心として放射状に延ばされ
た各トレッド片による滑り止め作用とが相俟って、優れ
たタイヤの駆動力、制動力、旋回力が得られ、安定走行
に寄与することができる。
実施例 以下本発明の機構を一実施例として示した図面に基い
て説明する。
て説明する。
図において1は可撓性を有するゴム製又はプラスチッ
ク製のシートであって、この可撓性シート1の表面には
その全面に網目状等のリブ11を形成すると共に、トレッ
ド主体6とトレッド片8から成る複数のトレッド2を一
定のパターンで形成する。
ク製のシートであって、この可撓性シート1の表面には
その全面に網目状等のリブ11を形成すると共に、トレッ
ド主体6とトレッド片8から成る複数のトレッド2を一
定のパターンで形成する。
詳述すると、上記可撓性シート1の表面に該表面より
高い周壁3で囲まれた複数の有底孔4を形成し、該各有
底孔4内に接着剤にて凝結した摩擦粒子群より成る摩擦
材5を保有させて剛性の高いトレッド主体6を形成し、
このトレッド主体6の周壁3に一端部を連設し、他端部
を自由端としたトレッド片8を形成し、該トレッド片8
をその自由端において開放せる溝7を介し分割する。該
トレッド片8はトレッド主体6を中心に放射状、好まし
くはタイヤ14の回転方向に交叉する方向と、回転方向と
に放射状に配する。
高い周壁3で囲まれた複数の有底孔4を形成し、該各有
底孔4内に接着剤にて凝結した摩擦粒子群より成る摩擦
材5を保有させて剛性の高いトレッド主体6を形成し、
このトレッド主体6の周壁3に一端部を連設し、他端部
を自由端としたトレッド片8を形成し、該トレッド片8
をその自由端において開放せる溝7を介し分割する。該
トレッド片8はトレッド主体6を中心に放射状、好まし
くはタイヤ14の回転方向に交叉する方向と、回転方向と
に放射状に配する。
又上記トレッド2は可撓性シート1の端部側のトレッ
ド2が低く、中央部側のトレッド2が漸次高くなるよう
に段差9を存して形成し、これによって走行時における
可撓性シート1のまくれを防止する。又上記有底孔4の
内底面から上記摩擦剤5との結合面積を大にするため凸
起16を有底孔中央部に突設する。又上記可撓性シート1
の両端部には、末端へ向け漸次小巾とした導入端部10を
形成し、この導入端部10の表面には上記トレッド2を形
成せず、該トレッドレスとした導入端部10によって走行
時における可撓性シート1のまくれ防止効果を向上す
る。
ド2が低く、中央部側のトレッド2が漸次高くなるよう
に段差9を存して形成し、これによって走行時における
可撓性シート1のまくれを防止する。又上記有底孔4の
内底面から上記摩擦剤5との結合面積を大にするため凸
起16を有底孔中央部に突設する。又上記可撓性シート1
の両端部には、末端へ向け漸次小巾とした導入端部10を
形成し、この導入端部10の表面には上記トレッド2を形
成せず、該トレッドレスとした導入端部10によって走行
時における可撓性シート1のまくれ防止効果を向上す
る。
12は上記トレッド2中、最も低いトレッド2より低い
摩耗限界レベル指示用突起で、このレベル指示用突起12
は可撓性シート1の縁部等、上記トレッド2の近傍に突
成されている。
摩耗限界レベル指示用突起で、このレベル指示用突起12
は可撓性シート1の縁部等、上記トレッド2の近傍に突
成されている。
又可撓性シート1の表面を横断して薄肉線状の切断指
示線13を形成し、滑り止めシートを該切断指示線13によ
り分割して靴底等に貼付し転用できるようにする。
示線13を形成し、滑り止めシートを該切断指示線13によ
り分割して靴底等に貼付し転用できるようにする。
尚、図示しないが、上記可撓性シート1の裏面には、
保護テープで被覆された接着層を形成することができ
る。
保護テープで被覆された接着層を形成することができ
る。
上述のように構成された可撓性シート1の裏面を、該
シートの可撓性を利用してタイヤ14の接地面15に順応さ
せつつ、接着剤を介して貼付し、走行使用に供する。
シートの可撓性を利用してタイヤ14の接地面15に順応さ
せつつ、接着剤を介して貼付し、走行使用に供する。
発明の効果 上述の如く車輛タイヤ14に貼付して、凍結路面、雨雪
路面等を走行すると、周壁3で囲まれた複数の有底孔4
内に摩擦材を保持させた剛性の高いトレッド主体6が圧
縮されて、摩擦材5が露出して路面に喰い付き、良好な
スパイク機能を発揮すると同時に、該トレッド主体6を
中心に放射状に延びる各トレッド片8が剛性の高い上記
トレッド主体6を支えとしてその自由端側が分割溝7を
介して良好に変形し、スリップ止め効果を助長する。
路面等を走行すると、周壁3で囲まれた複数の有底孔4
内に摩擦材を保持させた剛性の高いトレッド主体6が圧
縮されて、摩擦材5が露出して路面に喰い付き、良好な
スパイク機能を発揮すると同時に、該トレッド主体6を
中心に放射状に延びる各トレッド片8が剛性の高い上記
トレッド主体6を支えとしてその自由端側が分割溝7を
介して良好に変形し、スリップ止め効果を助長する。
よって各有底孔4内に摩擦材5を保有させたトレッド
主体6と、このトレッド主体6を中心に放射状に延び溝
7を介し分割された各トレッド片8とが協働してタイヤ
の回転に対し有効な抵抗体として作用し、高制動力を発
揮するので凍結路面、雨雪路面等の走行を安定なものと
する。
主体6と、このトレッド主体6を中心に放射状に延び溝
7を介し分割された各トレッド片8とが協働してタイヤ
の回転に対し有効な抵抗体として作用し、高制動力を発
揮するので凍結路面、雨雪路面等の走行を安定なものと
する。
図面は本発明の滑り止めシートの一実施例を示し、第1
図は滑り止めシートの平面図、第2図は第1図A−A線
断面図、第3図は第1図B−B線断面図、第4図は滑り
止めシートをタイヤに貼付した状態の斜視図、第5図は
走行時におけるトレッド片の路面接地時の弾性変形を示
す説明図である。 1……可撓性シート、2……トレッド、3……周壁、4
……有底孔、5……摩擦材、6……トレッド主体、7…
…分割溝、8……トレッド片、9……トレッドの段差、
10……導入端部、11……リブ、12……摩耗限界レベル指
示用突起、13……切断指示線、14……タイヤ、15……タ
イヤの接地面、16……凸起。
図は滑り止めシートの平面図、第2図は第1図A−A線
断面図、第3図は第1図B−B線断面図、第4図は滑り
止めシートをタイヤに貼付した状態の斜視図、第5図は
走行時におけるトレッド片の路面接地時の弾性変形を示
す説明図である。 1……可撓性シート、2……トレッド、3……周壁、4
……有底孔、5……摩擦材、6……トレッド主体、7…
…分割溝、8……トレッド片、9……トレッドの段差、
10……導入端部、11……リブ、12……摩耗限界レベル指
示用突起、13……切断指示線、14……タイヤ、15……タ
イヤの接地面、16……凸起。
Claims (1)
- 【請求項1】可撓性シート(1)の表面に周壁(3)で
囲まれた複数の有底孔(4)を形成し、該有底孔(4)
内に摩擦粒子群より成る摩擦材(5)を保有せしめてト
レッド主体(6)を形成すると共に、該トレッド主体
(6)の上記周壁(3)に一端部を連設し他端部を自由
端とした溝(7)を介し分割されたトレッド片(8)を
形成し、該トレッド片(8)を上記トレッド主体(6)
を中心に放射状に配し、上記可撓性シート(1)の裏面
をタイヤ接地面へ貼付する構成とした滑り止めシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150833A JP2655723B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 滑り止めシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1150833A JP2655723B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 滑り止めシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316802A JPH0316802A (ja) | 1991-01-24 |
JP2655723B2 true JP2655723B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=15505380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1150833A Expired - Fee Related JP2655723B2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 滑り止めシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655723B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61101008U (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-27 | ||
JPS62146604U (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-16 |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP1150833A patent/JP2655723B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316802A (ja) | 1991-01-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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