JPH06312609A - タイヤチェーンと装着用の載荷台 - Google Patents
タイヤチェーンと装着用の載荷台Info
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- JPH06312609A JPH06312609A JP10245193A JP10245193A JPH06312609A JP H06312609 A JPH06312609 A JP H06312609A JP 10245193 A JP10245193 A JP 10245193A JP 10245193 A JP10245193 A JP 10245193A JP H06312609 A JPH06312609 A JP H06312609A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- chain
- tire chain
- pin
- pins
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- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、タイヤチェーンに係り、進行方向
や横方向の制動性能に優れ、かつ、タイヤへの装着の手
間が掛からないようにしたものを提供することを目的と
する 【構成】 タイヤのストレートグルーブに巻装するよう
に形成した帯状のチェーン本体2に、スベリ止め用のピ
ン3を所要数植設したタイヤチェーン1であって、前記
チェーン本体2に前記ピン3を取着する植設用部材4が
金属製部材と弾性部材を一体化した複合構造にしたこと
である。
や横方向の制動性能に優れ、かつ、タイヤへの装着の手
間が掛からないようにしたものを提供することを目的と
する 【構成】 タイヤのストレートグルーブに巻装するよう
に形成した帯状のチェーン本体2に、スベリ止め用のピ
ン3を所要数植設したタイヤチェーン1であって、前記
チェーン本体2に前記ピン3を取着する植設用部材4が
金属製部材と弾性部材を一体化した複合構造にしたこと
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪道や凍結路面に好適
なタイヤチェーンに関する。
なタイヤチェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雪道や凍結路面のスベリ止めとし
て自動車用タイヤチェーンが種々提案され、金属製の鎖
からなるものから最近ではゴム製若しくはプラスチック
製のタイヤチェーンが知られている。また、タイヤのト
レッド面に直接スパイクを打ち込んだいわゆるスパイク
タイヤが知られており、特に北国の凍結路面に有効なも
のとして利用された。
て自動車用タイヤチェーンが種々提案され、金属製の鎖
からなるものから最近ではゴム製若しくはプラスチック
製のタイヤチェーンが知られている。また、タイヤのト
レッド面に直接スパイクを打ち込んだいわゆるスパイク
タイヤが知られており、特に北国の凍結路面に有効なも
のとして利用された。
【0003】しかしながら、従来のタイヤチェーンの性
能においては、進行方向における路面との摩擦力は発揮
されても、横方向のスベリに対してはグリップ力が弱
く、凍結路面に対してはその制動力が発揮されないと言
う問題点がある。これに関して数々の改良提案がなされ
ているが未だ満足すべきものがない。更に、タイヤチェ
ーンの装着にも手間が掛かり、一部で改良された面もあ
るが根本的な対策がなく女性ドライバーや老人等の各層
の人が手軽に取り扱えるものではないと言う問題点があ
る。
能においては、進行方向における路面との摩擦力は発揮
されても、横方向のスベリに対してはグリップ力が弱
く、凍結路面に対してはその制動力が発揮されないと言
う問題点がある。これに関して数々の改良提案がなされ
ているが未だ満足すべきものがない。更に、タイヤチェ
ーンの装着にも手間が掛かり、一部で改良された面もあ
るが根本的な対策がなく女性ドライバーや老人等の各層
の人が手軽に取り扱えるものではないと言う問題点があ
る。
【0004】また、前記スパイクタイヤは、そのスパイ
クの路面削り作用による粉塵公害が叫ばれて、自治体に
おいて使用を制限するところもある。これに代わるもの
として、スタッドレスタイヤが使用されるようになった
が、凍結路面での制動性能や登坂性能がスパイクタイヤ
に比べて劣っているのが弱点となっている。
クの路面削り作用による粉塵公害が叫ばれて、自治体に
おいて使用を制限するところもある。これに代わるもの
として、スタッドレスタイヤが使用されるようになった
が、凍結路面での制動性能や登坂性能がスパイクタイヤ
に比べて劣っているのが弱点となっている。
【0005】そこで、タイヤの外周面に直線状に設けら
れた凹溝であるストレートグルーブに嵌着させるタイプ
のタイヤチェーンが種々提案されるようになった。例え
ば、実公昭47-28801号、実開昭53-145602号、実開昭56-
138703号、実開昭59-195002号、実開平3-109902号等が
知られている。いずれも、タイヤチェーンの全体の軽量
化とタイヤへの装着の容易化を図るものである。
れた凹溝であるストレートグルーブに嵌着させるタイプ
のタイヤチェーンが種々提案されるようになった。例え
ば、実公昭47-28801号、実開昭53-145602号、実開昭56-
138703号、実開昭59-195002号、実開平3-109902号等が
知られている。いずれも、タイヤチェーンの全体の軽量
化とタイヤへの装着の容易化を図るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような公
知のタイヤチェーンにおいては、タイヤの走行時の耐衝
撃性や摩耗性や装着の作業性で更なる改善が必要であっ
た。また、タイヤの変形に伴う追随性や変形力に対する
抗力を考慮したものがなかった。
知のタイヤチェーンにおいては、タイヤの走行時の耐衝
撃性や摩耗性や装着の作業性で更なる改善が必要であっ
た。また、タイヤの変形に伴う追随性や変形力に対する
抗力を考慮したものがなかった。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、進行方向や横方向の制動性能に優れ、かつ、タイ
ヤへの装着の手間が掛からないようにしたタイヤチェー
ンを提供することを目的とする。
ので、進行方向や横方向の制動性能に優れ、かつ、タイ
ヤへの装着の手間が掛からないようにしたタイヤチェー
ンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、タイヤのストレー
トグルーブに巻装するように形成した帯状のチェーン本
体に、スベリ止め用のピンを所要数植設したタイヤチェ
ーンであって、前記ピンの植設用部材が金属製部材と弾
性部材を一体化した複合構造にしたことである。更に、
前記チェーン本体が弾性ロープであることである。
し上記目的を達成するための要旨は、タイヤのストレー
トグルーブに巻装するように形成した帯状のチェーン本
体に、スベリ止め用のピンを所要数植設したタイヤチェ
ーンであって、前記ピンの植設用部材が金属製部材と弾
性部材を一体化した複合構造にしたことである。更に、
前記チェーン本体が弾性ロープであることである。
【0009】また、タイヤのストレートグルーブに巻装
するように形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め
用のピンを所要数植設したタイヤチェーンであって、前
記チェーン本体に前記ピンを取着する植設用部材の両側
部にストレートグルーブを跨るフランジが形成されると
ともに、該フランジの少なくとも片面に小突起を設けた
ことである。
するように形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め
用のピンを所要数植設したタイヤチェーンであって、前
記チェーン本体に前記ピンを取着する植設用部材の両側
部にストレートグルーブを跨るフランジが形成されると
ともに、該フランジの少なくとも片面に小突起を設けた
ことである。
【0010】そして、タイヤチェーンの装着用の載荷台
として、タイヤのストレートグルーブに巻装するように
形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め用のピンを
所要数植設したタイヤチェーンに対して、前記ピンを植
設用部材で取着してなるピン体を縦にすると挿通でき
て、かつ、横にすると前記ピン体が当接して挿通出来な
いようにした凹部を設けて形成したことである。
として、タイヤのストレートグルーブに巻装するように
形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め用のピンを
所要数植設したタイヤチェーンに対して、前記ピンを植
設用部材で取着してなるピン体を縦にすると挿通でき
て、かつ、横にすると前記ピン体が当接して挿通出来な
いようにした凹部を設けて形成したことである。
【0011】
【作用】本発明のタイヤチェーンによれば、ピン体にお
いて滑り止め用のピンを植設した植設用部材がハイブリ
ットな複合構造であるので、過酷な使用状態となるタイ
ヤチェーンのピン体の耐衝撃性と剛性が確保される。ま
た、チェーン本体が弾性ロープとすれば、タイヤ自身の
変形に対しても追従できるようになる。
いて滑り止め用のピンを植設した植設用部材がハイブリ
ットな複合構造であるので、過酷な使用状態となるタイ
ヤチェーンのピン体の耐衝撃性と剛性が確保される。ま
た、チェーン本体が弾性ロープとすれば、タイヤ自身の
変形に対しても追従できるようになる。
【0012】また、前記植設用部材のフランジを小突起
を有した形状としてタイヤとの接触面に食い込ませれ
ば、ピン体とタイヤとの一体化を得ることができる。タ
イヤチェーンの装着用の載荷台に凹溝を設け、該凹溝が
タイヤチェーンのピン体を縦にすると挿通できて、か
つ、横にすると前記ピン体が当接して挿通出来ないよう
な長方形型に形成されているので、タイヤチェーンの一
端部を前記凹溝で係止させておいて、他端部を手で引っ
張って装着若しくは脱着できるので、作業が容易とな
る。
を有した形状としてタイヤとの接触面に食い込ませれ
ば、ピン体とタイヤとの一体化を得ることができる。タ
イヤチェーンの装着用の載荷台に凹溝を設け、該凹溝が
タイヤチェーンのピン体を縦にすると挿通できて、か
つ、横にすると前記ピン体が当接して挿通出来ないよう
な長方形型に形成されているので、タイヤチェーンの一
端部を前記凹溝で係止させておいて、他端部を手で引っ
張って装着若しくは脱着できるので、作業が容易とな
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について図面を参
照して詳細に説明する。本発明に係るタイヤチェーン1
の構造は、図1に示すように、タイヤ5のストレートグ
ルーブ6に巻装するように形成した帯状のチェーン本体
2に、スベリ止め用のピン3をその端部を突出させて所
要数植設したものであって、前記チェーン本体2に前記
ピン3を取着する植設用部材4が、金属製部材と弾性部
材を一体化した複合構造にして形成されている。前記ピ
ン3が植設用部材4に取着されてピン体4eが形成され
る。
照して詳細に説明する。本発明に係るタイヤチェーン1
の構造は、図1に示すように、タイヤ5のストレートグ
ルーブ6に巻装するように形成した帯状のチェーン本体
2に、スベリ止め用のピン3をその端部を突出させて所
要数植設したものであって、前記チェーン本体2に前記
ピン3を取着する植設用部材4が、金属製部材と弾性部
材を一体化した複合構造にして形成されている。前記ピ
ン3が植設用部材4に取着されてピン体4eが形成され
る。
【0014】タイヤ5にはそのトレッド面に、図10に
示すように、タイヤ全周に亘る所定幅・所定溝(例え
ば、開口部幅が約8mmで底部が約4mm、深さが約8
mm程度)のストレートグルーブ6が2本〜4本設けら
れている。前記タイヤチェーン1はこのストレートグル
ーブ6に巻装するものである。そして、ピン3の外径は
5mmで、硬質ゴム7の上面からの突出高さは約1.5
mmである。
示すように、タイヤ全周に亘る所定幅・所定溝(例え
ば、開口部幅が約8mmで底部が約4mm、深さが約8
mm程度)のストレートグルーブ6が2本〜4本設けら
れている。前記タイヤチェーン1はこのストレートグル
ーブ6に巻装するものである。そして、ピン3の外径は
5mmで、硬質ゴム7の上面からの突出高さは約1.5
mmである。
【0015】前記植設用部材4の構造は、図2乃至図5
に示すように、チェーン本体2に所定の間隔で設けら
れ、前記ピン3(タングステン製ピンである)を固着し
て支持する金属製本体8と、該金属製本体8を囲繞する
硬質ゴム7とを一体化したものである。その全体の大き
さは横25mmで縦20mm厚さ10mmである。
に示すように、チェーン本体2に所定の間隔で設けら
れ、前記ピン3(タングステン製ピンである)を固着し
て支持する金属製本体8と、該金属製本体8を囲繞する
硬質ゴム7とを一体化したものである。その全体の大き
さは横25mmで縦20mm厚さ10mmである。
【0016】金属製本体8はその材質がS25C等であ
り、図3に示すように、一例としてその形状は、フラン
ジ部分が縦15mmで横20mm板厚1mmであり、前
記ピン3の植設部分は縦15mm横8mm高さ8mmで
ある。
り、図3に示すように、一例としてその形状は、フラン
ジ部分が縦15mmで横20mm板厚1mmであり、前
記ピン3の植設部分は縦15mm横8mm高さ8mmで
ある。
【0017】前記フランジ部分は、チェーン本体2の長
手方向に沿った中央部分8b,8bが他のフランジ8a
と切断分離されており、矢印で示すようにチェーン本体
2を両側から屈曲されて挟持するようになされている。
手方向に沿った中央部分8b,8bが他のフランジ8a
と切断分離されており、矢印で示すようにチェーン本体
2を両側から屈曲されて挟持するようになされている。
【0018】また、前記金属製本体8の全表面は、小突
起8cが設けられている。該小突起8cは、サンドペー
パ状であり、磁性を利用して金属製突起物を付着させ、
そこに樹脂製の接着剤で固着するなどし、押し出しバリ
若しくは引っ掻きバリ等の公知手段で小突起8cを設け
るものである。
起8cが設けられている。該小突起8cは、サンドペー
パ状であり、磁性を利用して金属製突起物を付着させ、
そこに樹脂製の接着剤で固着するなどし、押し出しバリ
若しくは引っ掻きバリ等の公知手段で小突起8cを設け
るものである。
【0019】前記金属製本体8の小突起8cにより、一
体成形される硬質ゴム7との付着強度が増大し、更にフ
ランジ8bとチェーン本体2との挟着力が向上するとと
もに、該フランジ8bの外面とタイヤの外周接触面との
摩擦力も増大してタイヤチェーン1の付着力の向上が見
込めることになる。
体成形される硬質ゴム7との付着強度が増大し、更にフ
ランジ8bとチェーン本体2との挟着力が向上するとと
もに、該フランジ8bの外面とタイヤの外周接触面との
摩擦力も増大してタイヤチェーン1の付着力の向上が見
込めることになる。
【0020】前記チェーン本体2は、ウレタンゴム等の
ゴム材による弾性ロープで形成している。これにより、
タイヤ5の走行時の変形等に十分に追従できるようにな
る。こうして、タイヤチェーン1は、弾性ロープのチェ
ーン本体2に適宜間隔をおいて、ピン3と植設用部材4
からなる所要数のピン体4eがフランジ8bの挟着作用
によって取着されている。タイヤチェーン1におけるピ
ン3の上面からチェーン本体2の下面までの全体高さは
約10mm程度である。
ゴム材による弾性ロープで形成している。これにより、
タイヤ5の走行時の変形等に十分に追従できるようにな
る。こうして、タイヤチェーン1は、弾性ロープのチェ
ーン本体2に適宜間隔をおいて、ピン3と植設用部材4
からなる所要数のピン体4eがフランジ8bの挟着作用
によって取着されている。タイヤチェーン1におけるピ
ン3の上面からチェーン本体2の下面までの全体高さは
約10mm程度である。
【0021】また、チェーン本体2の両端部には、接合
部材として図6乃至図8に示すようなファスナータイプ
(例えば膨頭マッシュ型の多列レールタイプの成形面フ
ァスナーの株式会社クラレ製クラレール(登録商標)9
等の相当品)や、面状ファスナー10や、嵌合孔に係止
部をロックさせるロックタイプ11等が使用されるもの
である。
部材として図6乃至図8に示すようなファスナータイプ
(例えば膨頭マッシュ型の多列レールタイプの成形面フ
ァスナーの株式会社クラレ製クラレール(登録商標)9
等の相当品)や、面状ファスナー10や、嵌合孔に係止
部をロックさせるロックタイプ11等が使用されるもの
である。
【0022】そして、タイヤチェーン1のタイヤ5に対
する巻装方法を説明する。図9乃至図10に示すよう
に、タイヤのストレートグルーブ6の位置に対応する凹
溝13,13を有する載荷台12に、タイヤチェーン1
の最先端のピン体4eを前記凹溝13の反対側へ跨らせ
て、タイヤチェーン1を展開しておく。
する巻装方法を説明する。図9乃至図10に示すよう
に、タイヤのストレートグルーブ6の位置に対応する凹
溝13,13を有する載荷台12に、タイヤチェーン1
の最先端のピン体4eを前記凹溝13の反対側へ跨らせ
て、タイヤチェーン1を展開しておく。
【0023】前記載荷台7の凹溝13,13は、図10
に示すように基台14上で左右方向にスライド自在にさ
れたにブロック15,16に各々設けられている。前記
ブロック15,16がタイヤのストレートグルーブ6の
位置に対応するように適宜移動されるものである。
に示すように基台14上で左右方向にスライド自在にさ
れたにブロック15,16に各々設けられている。前記
ブロック15,16がタイヤのストレートグルーブ6の
位置に対応するように適宜移動されるものである。
【0024】そして、前記載荷台12の上に自動車の駆
動側のタイヤ5を乗り上げる。次に、前記ピン体4eを
仮止め部20へ当接する。ピン体4eの1個、1個を手
探りで引張ながら、前記タイヤチェーン1をストレート
グルーブ6へ巻き付ける。その後、接合部材によって係
着するものである。
動側のタイヤ5を乗り上げる。次に、前記ピン体4eを
仮止め部20へ当接する。ピン体4eの1個、1個を手
探りで引張ながら、前記タイヤチェーン1をストレート
グルーブ6へ巻き付ける。その後、接合部材によって係
着するものである。
【0025】このようにタイヤチェーン1の装着作業
が、チェーン本体2の片側だけを引っ張って係着すれば
できるので極めて容易な作業となる。
が、チェーン本体2の片側だけを引っ張って係着すれば
できるので極めて容易な作業となる。
【0026】タイヤチェーン1の他の実施例について説
明する。図11に示す植設用部材4aは、ピン3を2箇
所に設け、金属製本体8の下部を硬質ゴム7の下端面か
ら突出させ、その部分をかしめることにより小突起を設
けるようにしたものである。
明する。図11に示す植設用部材4aは、ピン3を2箇
所に設け、金属製本体8の下部を硬質ゴム7の下端面か
ら突出させ、その部分をかしめることにより小突起を設
けるようにしたものである。
【0027】図12に示すものは、チェーン本体2にお
いて、金属製のベースプレート2aに係着時の伸びしろ
となるゴム体17を所要数介在させたものである。そし
て、前記金属製ベースプレート2aに穿設した嵌合孔
に、固定用弾性突起18を有した植設用部材4bを任意
の前記嵌合孔に嵌合させ略90度回転させて取着した
り、逆に略90度反回転させて取り外したりすることが
できる。
いて、金属製のベースプレート2aに係着時の伸びしろ
となるゴム体17を所要数介在させたものである。そし
て、前記金属製ベースプレート2aに穿設した嵌合孔
に、固定用弾性突起18を有した植設用部材4bを任意
の前記嵌合孔に嵌合させ略90度回転させて取着した
り、逆に略90度反回転させて取り外したりすることが
できる。
【0028】また、図13に示すものは、チェーン本体
2をウレタンゴムベルトで形成し、所定の間隔で本体2
に設けた嵌合孔に、植設用部材4bを嵌合させ略90度
回転させて取着したり、逆に略90度反回転させて取り
外したりすることができる。この場合、嵌合孔は、補強
のために図14に示すように中央孔のある金属プレート
19を埋設しておくのが好ましいものである。
2をウレタンゴムベルトで形成し、所定の間隔で本体2
に設けた嵌合孔に、植設用部材4bを嵌合させ略90度
回転させて取着したり、逆に略90度反回転させて取り
外したりすることができる。この場合、嵌合孔は、補強
のために図14に示すように中央孔のある金属プレート
19を埋設しておくのが好ましいものである。
【0029】そして、図14に示す植設用部材4cは、
チェーン本体2の嵌合孔に嵌合させる2個の固定用弾性
突起18a,18bを設けたものである。よって、チェ
ーン本体2の嵌合孔も前記固定用弾性突起18a,18
bのピッチに合わせて設けるもので、前記植設用部材4
cは着脱自在になされている。
チェーン本体2の嵌合孔に嵌合させる2個の固定用弾性
突起18a,18bを設けたものである。よって、チェ
ーン本体2の嵌合孔も前記固定用弾性突起18a,18
bのピッチに合わせて設けるもので、前記植設用部材4
cは着脱自在になされている。
【0030】図15に示すタイヤチェーン1aは、チェ
ーン本体2の構成が、ウレタンゴム21の外面にゴム等
の弾性薄膜テープ22,22a,…を貼着し積層体にし
て形成してなるものである。
ーン本体2の構成が、ウレタンゴム21の外面にゴム等
の弾性薄膜テープ22,22a,…を貼着し積層体にし
て形成してなるものである。
【0031】前記弾性薄膜テープ22をタイヤ5の減り
具合いによって順次剥すことで凹溝に対するタイヤチェ
ーン1aの収まり具合いを調整するものである。
具合いによって順次剥すことで凹溝に対するタイヤチェ
ーン1aの収まり具合いを調整するものである。
【0032】図16に示すタイヤチェーン1bは、チェ
ーン本体2の両面にピン3を突出させたものである。植
設用部材4は本体2に埋設されている。よって、ピン3
の摩耗の具合いによって、片側のピン3を裏返しにして
使用でき、タイヤチェーンの長寿命化になる。
ーン本体2の両面にピン3を突出させたものである。植
設用部材4は本体2に埋設されている。よって、ピン3
の摩耗の具合いによって、片側のピン3を裏返しにして
使用でき、タイヤチェーンの長寿命化になる。
【0033】図17乃至図18に示すタイヤチェーン1
cは、チェーン本体2を、ウレタンゴム等の弾性体23
に可撓性の金属製薄板(例えば厚さt=0.3mm)2
4を一体成形し、適宜間隔でキノコ状の突起24aを連
設して形成したものである。
cは、チェーン本体2を、ウレタンゴム等の弾性体23
に可撓性の金属製薄板(例えば厚さt=0.3mm)2
4を一体成形し、適宜間隔でキノコ状の突起24aを連
設して形成したものである。
【0034】そして、図18に示すように、前記キノコ
状の突起24aに切込みを入れて3分割する。この突起
24a,24aの間に、嵌合用の凸部を前後に設けた植
設用部材4dを嵌装させる。該植設用部材4dは、金属
製本体と合成樹脂からなり、チェーン本体2の長手方向
に直交する横方向から嵌入させるものである。前記キノ
コ状の突起24aを3分割したことで、そのうちの一つ
が破壊されて飛散したときにすぐ気がつくようにして、
破壊の安全性のチェックとなるようにしたのである。
状の突起24aに切込みを入れて3分割する。この突起
24a,24aの間に、嵌合用の凸部を前後に設けた植
設用部材4dを嵌装させる。該植設用部材4dは、金属
製本体と合成樹脂からなり、チェーン本体2の長手方向
に直交する横方向から嵌入させるものである。前記キノ
コ状の突起24aを3分割したことで、そのうちの一つ
が破壊されて飛散したときにすぐ気がつくようにして、
破壊の安全性のチェックとなるようにしたのである。
【0035】図19(イ),(ロ)は、前記植設用部材
4dの変形例であり、ピン3に代わって超硬板(タング
ステン等)25を金属製本体8に固着したもの、更に該
超硬板25に代わって超硬粒(タングステン等)26を
溶着したものである。
4dの変形例であり、ピン3に代わって超硬板(タング
ステン等)25を金属製本体8に固着したもの、更に該
超硬板25に代わって超硬粒(タングステン等)26を
溶着したものである。
【0036】図20に示すタイヤチェーン1dは、チェ
ーン本体2をウレタンゴム等の弾性体23の半円の上面
に超硬粒26の突起付鉄板27を貼着して形成したもの
である。前記突起付鉄板27は全体が円となるように屈
曲させるべく所定間隔で切込み28が設けられている。
ーン本体2をウレタンゴム等の弾性体23の半円の上面
に超硬粒26の突起付鉄板27を貼着して形成したもの
である。前記突起付鉄板27は全体が円となるように屈
曲させるべく所定間隔で切込み28が設けられている。
【0037】図21に示すものは、タイヤチェーンの製
造例を示すものであり、金属製本体8にゴム接着用の孔
29と、直角に折り曲げた切り起こしの突起30と、ゴ
ムロープのチェーン本体2に挟着させるために折り曲げ
た挟持片31を設け、更に前記本体8の表面に鋼玉若し
くは金剛砂(コランダム)を付着させて小さな突起32
を設ける。
造例を示すものであり、金属製本体8にゴム接着用の孔
29と、直角に折り曲げた切り起こしの突起30と、ゴ
ムロープのチェーン本体2に挟着させるために折り曲げ
た挟持片31を設け、更に前記本体8の表面に鋼玉若し
くは金剛砂(コランダム)を付着させて小さな突起32
を設ける。
【0038】そして前記本体8に超硬ピン3をかしめて
固着し、更にゴム7aを一体に成形して植設用部材4を
形成する。チェーン本体2のテーパ状に拡大させた膨径
部33を両側から挟むようにして前記植設用部材4の挟
持片31を挟着させて、該植設用部材4をチェーン本体
2に固定する。
固着し、更にゴム7aを一体に成形して植設用部材4を
形成する。チェーン本体2のテーパ状に拡大させた膨径
部33を両側から挟むようにして前記植設用部材4の挟
持片31を挟着させて、該植設用部材4をチェーン本体
2に固定する。
【0039】このように、本体8とゴム7aとの付着が
よく、チェーン本体2の膨径部33によって長手方向の
植設用部材4のズレも阻止されるものである。
よく、チェーン本体2の膨径部33によって長手方向の
植設用部材4のズレも阻止されるものである。
【0040】図22に示すものは、チェーン本体の両端
膨径部に金剛砂(コランダム)を付着させた挟持片によ
って挟着した係止構造で、係止ピン34を係止溝35に
図中の矢印で示すように嵌合させ、Oリングを凹の溝に
フィットさせて、圧縮にもある程度抵抗できるようにし
た取り外し可能なものとなっている。なお、符号37は
ゴムカバーであり、ストレートグルーブの幅より十分広
がっているので、土や砂の進入を防いでいる。
膨径部に金剛砂(コランダム)を付着させた挟持片によ
って挟着した係止構造で、係止ピン34を係止溝35に
図中の矢印で示すように嵌合させ、Oリングを凹の溝に
フィットさせて、圧縮にもある程度抵抗できるようにし
た取り外し可能なものとなっている。なお、符号37は
ゴムカバーであり、ストレートグルーブの幅より十分広
がっているので、土や砂の進入を防いでいる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤチ
ェーンは、帯状のチェーン本体に、スベリ止め用のピン
を所要数植設し、前記チェーン本体に前記ピンを取着す
る植設用部材が金属製部材と弾性部材を一体化した複合
構造であるので、タイヤチェーンの全体の剛性が確保さ
れて、耐摩耗性に優れた長寿命のものになると云う優れ
た効果を奏する。また、チェーン本体を弾性ロープとし
たので、タイヤ自身の変形に対しても追従できるように
なる。
ェーンは、帯状のチェーン本体に、スベリ止め用のピン
を所要数植設し、前記チェーン本体に前記ピンを取着す
る植設用部材が金属製部材と弾性部材を一体化した複合
構造であるので、タイヤチェーンの全体の剛性が確保さ
れて、耐摩耗性に優れた長寿命のものになると云う優れ
た効果を奏する。また、チェーン本体を弾性ロープとし
たので、タイヤ自身の変形に対しても追従できるように
なる。
【0042】装着用の載荷台において、タイヤチェーン
のピン体を縦にすると挿通できて、かつ、横にすると該
ピン体が当接して挿通出来ないようにした長方形の凹部
を設けたことで、本発明に係るタイヤチェーンの後端部
を位置固定してタイヤチェーンの先端部を引っ張ること
で装着作業ができるので、短時間で容易にタイヤチェー
ンの装着ができると云う優れた効果を奏する。
のピン体を縦にすると挿通できて、かつ、横にすると該
ピン体が当接して挿通出来ないようにした長方形の凹部
を設けたことで、本発明に係るタイヤチェーンの後端部
を位置固定してタイヤチェーンの先端部を引っ張ること
で装着作業ができるので、短時間で容易にタイヤチェー
ンの装着ができると云う優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係るタイヤチェーンの正面図(イ)
と、該タイヤチェーンをタイヤに巻装した状態の説明図
(ロ)である。
と、該タイヤチェーンをタイヤに巻装した状態の説明図
(ロ)である。
【図2】同一部拡大斜視図である。
【図3】植設用部材の金属製本体とピンの組立を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】タイヤチェーンの一部平面図である。
【図5】図4の正面視した縦断面図(イ)、同側面視の
縦断面図(ロ)である。
縦断面図(ロ)である。
【図6】係着部材の実施例を示す説明図である。
【図7】同係着部材の他の実施例を示す説明図である。
【図8】同係着部材の他の実施例を示す説明図である。
【図9】タイヤイェーンをタイヤに装着する様子を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】同図9の正面図である。
【図11】植設用部材の他の実施例を示す説明図
(イ)、(ロ)である。
(イ)、(ロ)である。
【図12】他の実施例に係るタイヤチェーンの斜視図で
ある。
ある。
【図13】同他の実施例に係るタイヤチェーンの斜視図
である。
である。
【図14】植設用部材の固定用弾性突起の他の実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図15】タイヤチェーンの他の実施例を示す一部斜視
図である。
図である。
【図16】同タイヤチェーンの他の実施例を示す一部斜
視図である。
視図である。
【図17】同タイヤチェーンの他の実施例を示す一部斜
視図である。
視図である。
【図18】図17に示すタイヤチェーンに植設用部材を
嵌着する様子を示す斜視図である。
嵌着する様子を示す斜視図である。
【図19】植設用部材の他の実施例を示す斜視図
(イ)、(ロ)である。
(イ)、(ロ)である。
【図20】タイヤチェーンの他の実施例を示す一部斜視
図である。
図である。
【図21】タイヤチェーンの他の実施例に係る製造例を
示す説明図(イ)〜(ヘ)である。
示す説明図(イ)〜(ヘ)である。
【図22】同タイヤチェーンの係止部の他の実施例の構
造を示す説明図(イ)、(ロ)である。
造を示す説明図(イ)、(ロ)である。
1 本発明に係るタイヤチェーン、 2 チェーン本体、 3 ピン、 4 植設用部材、 4e ピン体、 5 タイヤ、 6 ストレートグルーブ、 7 硬質ゴム、 8 金属製本体、 12 載荷台、 13 凹溝。
Claims (4)
- 【請求項1】 タイヤのストレートグルーブに巻装する
ように形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め用の
ピンを所要数植設したタイヤチェーンであって、前記ピ
ンを取着する植設用部材が金属製部材と弾性部材を一体
化した複合構造であることを特徴としてなるタイヤチェ
ーン。 - 【請求項2】 チェーン本体が弾性ロープであることを
特徴としてなる請求項1に記載のタイヤチェーン。 - 【請求項3】 タイヤのストレートグルーブに巻装する
ように形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め用の
ピンを所要数植設したタイヤチェーンであって、前記チ
ェーン本体に前記ピンを取着する植設用部材の両側部に
ストレートグルーブを跨るフランジが形成されるととも
に、該フランジの少なくとも片面に小突起を設けたこと
を特徴としてなるタイヤチェーン。 - 【請求項4】 タイヤのストレートグルーブに巻装する
ように形成した帯状のチェーン本体に、スベリ止め用の
ピンを所要数植設したタイヤチェーンに対して、前記ピ
ンを植設用部材で取着してなるピン体を縦にすると挿通
できて、かつ、横にすると前記ピン体が当接して挿通出
来ないようにした凹部を設けたことを特徴としてなるタ
イヤチェーンの装着用の載荷台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245193A JPH06312609A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | タイヤチェーンと装着用の載荷台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245193A JPH06312609A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | タイヤチェーンと装着用の載荷台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312609A true JPH06312609A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14327844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10245193A Pending JPH06312609A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | タイヤチェーンと装着用の載荷台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06312609A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020029456A (ko) * | 2000-10-13 | 2002-04-19 | 엄주영 | 자동차 타이어용 스노우 체인 |
KR100499915B1 (ko) * | 2002-05-29 | 2005-07-12 | 태 의 홍 | 스노체인 |
CN103625227A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-03-12 | 周海 | 一种防滑轮胎及其防滑装置 |
CN104494376A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-08 | 河南机电高等专科学校 | 一种组合式防滑轮 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10245193A patent/JPH06312609A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020029456A (ko) * | 2000-10-13 | 2002-04-19 | 엄주영 | 자동차 타이어용 스노우 체인 |
KR100499915B1 (ko) * | 2002-05-29 | 2005-07-12 | 태 의 홍 | 스노체인 |
CN103625227A (zh) * | 2013-11-25 | 2014-03-12 | 周海 | 一种防滑轮胎及其防滑装置 |
CN104494376A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-08 | 河南机电高等专科学校 | 一种组合式防滑轮 |
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