JPH0736858Y2 - 車止め部材 - Google Patents

車止め部材

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JPH0736858Y2
JPH0736858Y2 JP1990038755U JP3875590U JPH0736858Y2 JP H0736858 Y2 JPH0736858 Y2 JP H0736858Y2 JP 1990038755 U JP1990038755 U JP 1990038755U JP 3875590 U JP3875590 U JP 3875590U JP H0736858 Y2 JPH0736858 Y2 JP H0736858Y2
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JP
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tire
vehicle
corner edge
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car stop
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JP1990038755U
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久光 田澤
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久光 田澤
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、駐車場等における車止め部材に関するもの
である。
[従来の技術] 駐車場等における従来の車止め部材には次のようなもの
がある。
最も一般的なものは、コンクリートからなる直方体状の
ものでアスファルト等の地面にコンクリート付けにより
固定されたものである。
また、その他の例としては、本出願人の先願である実公
昭58-53896号のように、断面がほぼ山の字状となるよう
に自動車のタイヤのトレッド部に対面する側およびその
反対側に段部が設けられ、地面にコンクリート付け等さ
れずに非固定的に載置されるものがある。
前者の、駐車面にコンクリート等で強固に固定する車止
め部材では、その施工が面倒であり、また破損等により
新しいものと交換するにも、相当の手数がかかる。
これに対して、後者の、駐車面に単に置くだけの車止め
部材では、進入してくる自動車のタイヤが段部の角縁部
に食い付いたりその角縁部に少し乗り上げることによっ
て、その角縁部においてその車止め部材に対し斜め下方
向の力が加えられ、それによって下向き分力が生じて車
止め部材と地面との間の摩擦力が大きくなる。
そして、この摩擦力によって車止め部材の移動が阻止さ
れた状態において、タイヤがその車止め部材の上記角縁
部より更に高い部分(他の角縁部または立上り壁の一部
等)に接触する結果、自動車が停止させられる。
このような車止め部材を採用すれば、駐車面上に単に置
くだけでよいため、設置が非常に簡単であり、また求め
られるストッパ機能は十分に果たされる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、本出願人が更に研究したところによれば、上
記のような載置式の車止め部材の位置の安定化につい
て、更に改良できることが判明した。
つまり、その車止め部材に対して擦り減ったタイヤの自
動車が進入してきたときには、車止め部材の段部の角縁
部とタイヤとの摩擦が小さいため、そのタイヤの角縁部
に対する食い付き・乗り上げが適切には生じず、その車
止め部材の移動阻止に寄与する下向き分力が必ずしも十
分ではない場合もあるのである。
また、タイヤ径が小さい場合には、タイヤ径が大きい場
合に比べて角縁部が相対的に高い位置に存在することに
なり、そのタイヤが角縁部に接触した際において、その
角縁部に加わる力のうちの下向き分力に対する前向き分
力(進行方向への水平成分)の割合が大きくなり、タイ
ヤと角縁部との間に摩擦力が十分には生じずに、角縁部
に対してタイヤが食い付くよりも車止め部材自身がタイ
ヤに押されて自動車の進行方向に位置ずれしてしまう場
合もあるのである。
すなわち、いずれにおいても、タイヤの角縁部に対する
摩擦力が不十分であって、角縁部に対する食い付き・乗
り上げが十分でなく、上述した本来の機能が発揮されな
いことになるのである。
そこで、本考案は、駐車面に対して非固定状態であって
も、タイヤの擦り減った自動車やタイヤ径の小さい自動
車に対しても、十分な車止め作用を果たすことができる
車止め部材を提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本考案は、自動車を駐車
する駐車面上に自動車の前後方向にほぼ直角に横たわる
状態で載置され自動車駐車時の移動限度を規定する車止
め部材であって、自動車のタイヤに対向する側の部分に
その自動車の前後方向とほぼ直角方向において横方向に
延びる段部が形成されて、前記タイヤに対向する凸状の
角縁部と、その角縁部より前記自動車の進行方向側かつ
上部の位置におけるストッパ部とが形成され、前記角縁
部は、進行して来る前記自動車のタイヤが前記ストッパ
部に当接する前に当接する位置であって前記タイヤの接
触によってそのタイヤから所定の下向きの分力を受ける
高さに形成され、前記ストッパ部は、進行して来る前記
自動車のタイヤが前記角縁部に対する当接の後に当接し
て前記自動車の移動限度が規定される位置に形成され、
前記角縁部に、前記角縁部とほぼ平行な少なくとも1つ
以上の刻み目からなる滑り止めが形成されていることを
特徴とする。
[作用] この車止め部材に対してほぼ直角方向に進入してきた自
動車のタイヤのトレッド部は、その段部の角縁部に接触
する。その際、その角縁部には角縁部にほぼ平行な刻み
目からなる滑り止めが設けられているから、摩耗してい
ないタイヤはもちろん、摩耗したタイヤであっても、ま
た、径の小さいタイヤであっても、この車止め部材の段
部の角縁部に対して、タイヤの回転方向に強い摩擦を伴
って接触する。そのため、タイヤは、段部の角縁部に食
い付き、あるいは少し乗り上げることができる。
この状態では、自動車の重量の一部がその角縁部に対し
斜め下方にかかることになり、下向きの分力が生じるた
め、この車止め部材と駐車面との間の摩擦力が増大し、
この車止め部材は、進行する自動車に押されて移動する
ことなく、予め載置された駐車面上の定位置に留まる。
そして、さらに、このような状態で、タイヤがストッパ
部に当接し、自動車が停止させられる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
この車止め部材2はコンクリートによって一体形成され
ており、第1図に示すように、自動車の1本のタイヤの
トレッド部に十分対応できる横幅を有する横長の形状を
している。そして、長手方向の鉛直中心面に対して対称
的な山形の断面形状をしている。
上面4はほぼ水平な面である。自動車のタイヤのトレッ
ド部に対向する側及びその反対側には、ほぼ中程の高さ
の部分に1段の階段状の段部6a,6bが設けられている。
各段部6a,6bと上面4とをつなぐ上壁面10a,10bおよび段
部6a,6bから下方に連なる下壁面12a,12bは鉛直面から少
し傾いた斜面である。
そして、各段部6a,6bの角縁部14a,14bには、その全長に
わたって、各角縁部14a,14bと平行な1本の刻み目から
なる滑り止め16a,16bが形成されている。
次に、この車止め部材2の使用方法及び作用を第2図に
基づいて説明する。
この車止め部材2を、アスファルト等からなる地表面S
上に対して、コンクリート付け等によって固定すること
なく単に載置する。その際、各自動車の後方(又は前
方)のタイヤに対応して、各自動車につき2つずつ、所
定の間隔を隔てて、自動車の前後方向にほぼ直角に載置
する。
なお、この車止め部材2は、前述したように長手方向の
中心面に対して対称的な形状をしており、段部6a,段部6
bのどちら側を自動車のタイヤ側にして載置してもよ
い。言い換えればそれが対称的形状とした理由である
が、この場合は段部6b側をタイヤ側にして載置すること
とする。
この車止め部材2に対して、自動車が進入してきたと
き、第2図(a)のように、その後方(又は前方)の2
本のタイヤTが各々車止め部材2の段部6bの角縁部14b
に接触し、乗り上げようとする。
その際、その角縁部14aには、滑り止め部16bが形成され
ていることから、このタイヤTは、トレッド部が擦り減
っている場合やタイヤ径が小さい場合であっても、タイ
ヤTと角縁部14bとの間に強い摩擦力が生じ、同図
(b)のように、角縁部14bに食い付き、少し乗り上げ
た状態となる。その結果、この車止め部材2には、自動
車の重量の一部が斜め下方向に加わる(この力をFとし
て、その水平成分,垂直成分を各々FH,FVとする)。
この際、この車止め部材の段部6bは最大高さよりも相当
低いことから、力Fの方向は鉛直方向にかなり近く、そ
の垂直成分FVは大きいものとなる。このため、この車止
め部材2と地表面Sとの間には強い摩擦力Rが生じ、こ
の車止め部材は進行する自動車に押されて移動すること
なく、予め載置された地表面S上の定位置に留まる。
さらに、同図(c)のように、タイヤTは、段部6bの角
縁部14bに接触しつつそれを越えて、上壁面10bの上部
(ストッパ部に該当する)にも当接する(その際にタイ
ヤTが上壁面10bに加える力をF2とし、その水平成分,
垂直成分を各々F2H,F2Vとする)。そして、タイヤT
が、段部6bの角縁部14bおよび上壁面10bの上部からの反
力を受けることにより、自動車が停止させられる。
このように、この車止め部材2によれば、地表面Sに非
固定的に載置しても、進入する自動車のタイヤTにより
移動することなく、自動車を停止させることができる。
そして、この車止め部材2によれば、タイヤが摩耗した
自動車に対して、またタイヤ径が小さい自動車に対して
もその効果が大である。また、この車止め部材2は長手
方向の鉛直面に対して対称的に両側に段部6a,6bが設け
られていることから、タイヤTが段部の角縁部に乗り上
げたときでも安定性がよい。また、どちらの側をタイヤ
Tと対向させてもよく便利である。
なお、最上部の角縁部18a,18bにも、上述と同様の刻み
目を設けて滑り止めを形成することもできる。
また、上記実施例では、長手方向の鉛直面に対して対称
的に両側に段部が設けられているが、段部は片方のみに
設けられてもよい。また、その鉛直面に対してその両側
または片側に、複数の段部が設けられてもよい。
また、各段部の角縁部には、1本に限らず複数本の刻み
目が設けられてもよく、また、段部が複数ある場合、全
ての段部の角縁部に刻み目が設けられてもよいし、特に
必要な角縁部にのみ設けられてもよい。
また、1つの車止め部材で自動車の後方(または前方)
の2本のタイヤに対応できる横幅を有していてもよい。
その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様
で本考案を実施できることはもちろんである。
[考案の効果] この車止め部材によれば、地表面等の駐車面に対して非
固定的に載置しても、進入する自動車のタイヤによって
移動することなく、自動車を停止させることができる。
そして、この車止め部材では、摩耗したタイヤや径の小
さいタイヤの自動車に対してもストップ効果が高いので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は車止め部材の斜視図である。第2図(a)〜
(c)は、この車止め部材によって自動車が停止させら
れる過程を示す側面図である。 2……車止め部材、6a,6b……段部 14a,14b……角縁部、16a,16b……滑り止め

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車を駐車する駐車面上に自動車の前後
    方向にほぼ直角に横たわる状態で載置され自動車駐車時
    の移動限度を規定する車止め部材であって、 自動車のタイヤに対向する側の部分にその自動車の前後
    方向とほぼ直角方向において横方向に延びる段部が形成
    されて、前記タイヤに対向する凸状の角縁部と、その角
    縁部より前記自動車の進行方向側かつ上部の位置におけ
    るストッパ部とが形成され、 前記角縁部は、進行して来る前記自動車のタイヤが前記
    ストッパ部に当接する前に当接する位置であって前記タ
    イヤの接触によってそのタイヤから所定の下向きの分力
    を受ける高さに形成され、 前記ストッパ部は、進行して来る前記自動車のタイヤが
    前記角縁部に対する当接の後に当接して前記自動車の移
    動限度が規定される位置に形成され、 前記角縁部に、前記角縁部とほぼ平行な少なくとも1つ
    以上の刻み目からなる滑り止めが形成されていることを
    特徴とする車止め部材。
JP1990038755U 1990-04-10 1990-04-10 車止め部材 Expired - Lifetime JPH0736858Y2 (ja)

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JP1990038755U JPH0736858Y2 (ja) 1990-04-10 1990-04-10 車止め部材

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JPH03128553U JPH03128553U (ja) 1991-12-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4943931U (ja) * 1972-07-22 1974-04-17
JPS5853896U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 株式会社日立製作所 ポンプ装置

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