JPH0719525U - 車止め部材 - Google Patents

車止め部材

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JPH0719525U
JPH0719525U JP4885493U JP4885493U JPH0719525U JP H0719525 U JPH0719525 U JP H0719525U JP 4885493 U JP4885493 U JP 4885493U JP 4885493 U JP4885493 U JP 4885493U JP H0719525 U JPH0719525 U JP H0719525U
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JP
Japan
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stop member
car stop
tire
vehicle
parking surface
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Pending
Application number
JP4885493U
Other languages
English (en)
Inventor
久光 田澤
Original Assignee
久光 田澤
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車面に対して容易に固定することも可能な
載置式の車止め部材を提供する。 【構成】 自動車の前後方向にほぼ直角に横たわる状態
で駐車面上に載置され自動車駐車時の移動限度を規定す
る車止め部材2に、自動車の前後方向とほぼ直角方向に
おいて横方向に延びる段部6a,6bを形成し、かつ、
段部6a,6bの角縁部14a,14bの形成位置をタ
イヤの接触によりタイヤから下向きの分力を受ける高さ
に設定するとともに、ピンP等を上下方向に貫通させそ
の先端部を駐車面に対して係止させるための貫通孔20
を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、駐車場等における車止め部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駐車場等における従来の車止め部材には次のようなものがある。最も一般的な ものは、コンクリートからなる直方体状のもので地面にコンクリート付けにより 固定されたものである。 また、その他の例としては、本出願人の先願である実公昭58−53896号 のように、断面がほぼ山の字状となるように自動車のタイヤのトレッド部に対面 する側およびその反対側に段部が設けられ、地面にコンクリート付け等されずに 非固定的に載置されるものがある。
【0003】 駐車面にコンクリート等で強固に固定される前者の車止め部材では、その施工 が面倒であり、また破損等により新しいものと交換するにも、相当の手数がかか る。 これに対し、駐車場に単に置くだけの後者の車止め部材は、進入してくる自動 車のタイヤが段部の角縁部に食い付くことにより、あるいはその角縁部に少し乗 り上げることにより、その角縁部においてその車止め部材に対し斜め下方向の力 が加えられ、これにより下向き分力が生じて車止め部材と地面との間の摩擦力が 大きくなる。この摩擦力により車止め部材の移動が阻止された状態において、タ イヤがその車止め部材の上記角縁部より更に高い部分(他の角縁部または立上り 壁の一部等)に接触する結果、自動車が停止させられる。このような車止め部材 を採用すれば、駐車面上に単に置くだけでよいため、設置が非常に簡単であり、 また求められるストッパ機能は十分に果たされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、本出願人が更に研究したところ、上記のような載置式の車止め部材 について更に改良の余地があることが判明した。 すなわち、その車止め部材では、前述したように、進入してくる自動車のタイ ヤが段部の角縁部に食い付くこと等によってその車止め部材に対し斜め下方向の 力が加えられ、これにより下向き分力が生じて車止め部材と地面との間の摩擦力 が大きくなるため、駐車面上に載置された位置からあまり位置がずれないのであ るが、何度も使用しているとやはり多少位置がずれてくることもある。
【0005】 そこで、本考案は、載置式ではあるが、必要に応じて駐車面に対して容易に固 定することも可能な車止め部材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、自動車の前後方向にほぼ直角に横た わる状態で駐車面上に載置され自動車駐車時の移動限度を規定する車止め部材に おいて、その車止め部材の自動車のタイヤに対向する側の部分に前記自動車の前 後方向とほぼ直角方向において横方向に延びる段部を形成し、かつ、その段部の 前記タイヤに対向する角縁部の形成位置を前記タイヤの接触によりそのタイヤか ら下向きの分力を受ける高さに設定するとともに、ピンやくぎ等の長手状係止部 材を上下方向に貫通させその先端部を前記駐車面に対して係止させるための貫通 孔を形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
この考案においては、自動車のタイヤが段部の角縁部に食い付いたり、その角 縁部に少し乗り上げることによって、その角縁部においてその車止め部材に対し 斜め下方向の力が加えられ、これにより下向き分力が生じて車止め部材と地面と の間の摩擦力が大きくなり、この摩擦力により車止め部材の移動が阻止された状 態において、タイヤがその車止め部材の上記角縁部より更に高い部分(他の角縁 部または立上り壁の一部等)に接触して自動車が停止させられる。 このため、この考案では駐車面に対して単に載置するだけでも位置がずれるこ とはあまりないが、この考案においては、さらに、ピンやくぎ等の長手状係止部 材を、貫通孔を通して貫通させ、その先端部を駐車面に対して係止することがで きるため、何度も使用されても位置ずれが生じず、確実に所定の場所に留めてお くことが可能となる。
【0008】
【実施例】
本考案に係る車止め部材の一実施例を図面に基づいて説明する。 この車止め部材2は、コンクリートにより一体形成されており、図1に示すよ うに、自動車の1本のタイヤのトレッド部に十分対応できる横幅を有する横長の 形状をしている。そして、長手方向の鉛直中心面に対して対称的な山形の断面形 状をしている。 上面4はほぼ水平な面である。また左右両側の側面5は鉛直の平面である。自 動車のタイヤのトレッド部に対向する側及びその反対側には、ほぼ中程の高さの 部分に1段の階段状の段部6a,6bが設けられている。各段部6a,6bの段 差面7a,7bは平面状とされている。各段差面7a,7bと上面4とをつなぐ 上壁面10a,10bおよび各段差面7a,7bから下方に連なる下壁面12a ,12bは鉛直面から少し傾いた斜面である。
【0009】 そして、この車止め部材2の上面4から鉛直下方に向かって、貫通孔20が2 つ形成されている。各貫通孔20は円形断面を有し、図2に示すようにその最上 部は同心的に大径な大径部21とされ、円環状の肩面22が形成されている。
【0010】 また、この車止め部材2の上面4と上壁面10a,10bとの間の角縁部30 a,30bや、段差面7a,7bと下壁面12a,12bとの間の角縁部32a ,32bや、上面4,上壁面10a,10b,段差面7a,7b及び下壁面12 a,12bと側面5との間の角縁部34a,34bは、丸く曲面状の面取りがな されている。
【0011】 次に、この車止め部材2の使用方法及び作用を説明する。 図2に示すように、この車止め部材2を、アスファルト等からなる地表面S上 に対して載置する。その際、各自動車の後方(または前方)のタイヤに対応して 、各自動車につき2つずつ、所定の間隔を隔てて、自動車の前後方向にほぼ直角 に載置する。なお、この車止め部材2は前述のように長手方向の中心面に対して 対称的な形状をしており、段部6a側,6b側のどちら側を自動車のタイヤ側に して載置してもよい。 この車止め部材2に対して、自動車が進入してきたとき、図2に示すように、 タイヤTが車止め部材2の段部6bの角縁部14bに接触して角縁部14bに食 い付き、少し乗り上げた状態となる。その結果、この車止め部材2には、自動車 の重量の一部が斜め下方向に加わる(この力をFとして、その水平成分,垂直成 分を各々FH ,Fv とする)。この際、この車止め部材の段部6bは相当低いこ とから、力Fの方向は鉛直方向にかなり近く、その垂直成分Fv は大きいものと なる。このため、この車止め部材2と地表面Sとの間には強い摩擦力Rが生じ、 この車止め部材は進行する自動車に押されて移動することなく、予め載置された 地表面S上の定位置に留まる。 そして、図3に示すように、タイヤTは、段部6bの角縁部14bを越えて、 上壁面10bの上部にも当たる(タイヤTが上壁面10bに加える力をF2 とし 、その水平成分,垂直成分を各々F2H,F2Vとする)。そして、タイヤTが、段 部6bの角縁部14bおよび上壁面10bの上部からの反力を受けることにより 、自動車が停止させられる。 このように、この車止め部材2によれば、地表面Sに非固定的に載置しても、 進入する自動車のタイヤTにより移動することなく、自動車を停止させることが できる。
【0012】 そして、この車止め部材2をさらに確実に定位置に留めておきたいと望む場合 には、ピンP等を貫通孔20に貫通させ、そのピンPをハンマー等で下方へ打ち つけ、ピンPの先端部を地表面Sに対して突き刺して係止する。その際、ピンP のヘッド部が肩面22に対して当接するまで下方へ打ちつける。そして、貫通孔 20の大径部21に対してゴム等からなるキャップCを嵌合させておく。 すると、この車止め部材2は、定位置に確実に留まる。すなわち、何度も使用 しても位置がずれることがない。 ピンP等による固定自体は、コンクリート付けよりも地表面Sに対する固定力 が弱いことが多いが、前述したように、この車止め部材2自体が定位置に留まる 機能を有しているため、それで十分なのである。また、コンクリート付けよりも 容易に固定することができるのである。すなわち、この車止め部材2によれば、 容易な固定の仕方で十分な固定力での固定を行うことが可能なのである。
【0013】 また、前述したように、この車止め部材2では、自動車のタイヤと接触する可 能性のある角縁部30a,30b,32a,32b,34a,34bは、すべて 丸く曲面状の面取りがなされているため、タイヤをいためることも防止すること ができる。
【0014】 また、上記実施例では、長手方向の鉛直面に対して対称的に両側に段部が設け られているが、段部は片方のみに設けられてもよい。 その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様で本考案を実施できる ことはもちろんである。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、駐車面に対して単に載置するだけでも自動車をストップさ せ、かつ自身の位置がずれにくいのであるが、さらに、ピンやくぎ等の長手状係 止部材によって駐車面に対して係止することによって、その効果は一層高まる。 そして、ピン等で駐車面に対して係止することはコンクリート付け等で固定する よりもはるかに容易に行うことができることから、いいかえれば、コンクリート 付けと同様の強い自動車ストップ機能と位置固定機能とが、コンクリート付けよ りも簡単な設置作業で得られるという効果があるのである。 また、駐車面に対してコンクリート付け等のように強固に固定するのではない ため、一度設置した後に取り外すことも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の車止め部材の斜視図であ
る。
【図2】図1の車止め部材の作用説明図である。
【図3】同じく図1の車止め部材の作用説明図である。
【符号の説明】
2 車止め部材 6a,6b 段部 14a,14b 角縁部 20 貫通孔 P ピン(長手状係止部材) T タイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の前後方向にほぼ直角に横たわる
    状態で駐車面上に載置され自動車駐車時の移動限度を規
    定する車止め部材において、 その車止め部材の自動車のタイヤに対向する側の部分に
    前記自動車の前後方向とほぼ直角方向において横方向に
    延びる段部を形成し、かつ、その段部の前記タイヤに対
    向する角縁部の形成位置を前記タイヤの接触によりその
    タイヤから下向きの分力を受ける高さに設定するととも
    に、 ピンやくぎ等の長手状係止部材を上下方向に貫通させそ
    の先端部を前記駐車面に対して係止させるための貫通孔
    を形成したことを特徴とする車止め部材。
JP4885493U 1993-09-08 1993-09-08 車止め部材 Pending JPH0719525U (ja)

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JP4885493U JPH0719525U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 車止め部材

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JP4885493U JPH0719525U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 車止め部材

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JPH0719525U true JPH0719525U (ja) 1995-04-07

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JP4885493U Pending JPH0719525U (ja) 1993-09-08 1993-09-08 車止め部材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033139A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Saicon Kogyo Co., Ltd. 車止めブロック、これに使用するアンカーホルダー及びホールキャップ並びに車止め
JP2021130908A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 株式会社オーイケ ブロックの施工方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128553B2 (ja) * 1989-06-05 2001-01-29 ホェールネル インターナショナル アクティエボラーグ 溶接工用ヘルメット

Patent Citations (1)

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